JPH0645172A - 割出機構付ニッパ装置 - Google Patents

割出機構付ニッパ装置

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JPH0645172A
JPH0645172A JP4196873A JP19687392A JPH0645172A JP H0645172 A JPH0645172 A JP H0645172A JP 4196873 A JP4196873 A JP 4196873A JP 19687392 A JP19687392 A JP 19687392A JP H0645172 A JPH0645172 A JP H0645172A
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nipper
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cylinder
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Fumiharu Yano
文春 矢野
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Nittoku Engineering Co Ltd
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Nittoku Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ワイヤ等を切断するニッパ装置を改良して、
各種方向のワイヤに対しても迅速,容易に順応できるよ
うにする。 【構成】 外筒状本体部15に対してニッパ保持用の内
筒16を回動可能に嵌合し、該内筒16によってニッパ
11の支軸11dを支持する。上記内筒16に割出盤1
8を固定するとともに、外筒状本体部15に設けたボー
ルプランジャ20を上記割出盤18の割出溝に係合させ
て節度を与える。前記のニッパ11のハンドル11b,
11cは円錐筒状カム14の大径端に臨ましめられてお
り、シリンダ13により該円錐筒状カムを矢印Z方向に
移動させるとニッパ11が切断作動をする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば巻線機に付設し
てワイヤや半田つららなどを切断するニッパ装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】巻線機によってボビンにワイヤを巻回す
る場合、該ボビンに設けられた端子ピンにワイヤ端末が
絡げられる。上記ワイヤ端末の余分を切断除去する方法
として各種の方法が実用されているが、ワイヤの径が太
い場合は一般にニッパによって切断される。図3
(A),(B),(C)はワイヤ端末をニッパ6で切断
する数例を示したものである。(A)図においてはX軸
方向に配置されたスピンドル2にボビン1を装着して回
転させながら巻線した後、ワイヤ3を端子ピン4に絡
げ、さらに該ワイヤ3をY軸方向に引き出して捨て絡げ
ピン5を絡げ付け、端子ピン4の直近の個所をニッパ6
で切断する。この場合は本図から容易に理解し得るよう
にニッパ6の刃をX軸方向に移動させて行う。詳しく
は、ニッパの刃がX−Z面内で移動せしめられる。ただ
し、本図(A)においてZ軸は紙面と垂直であり、ニッ
パの支軸はY方向を向いている。しかし、本図3(B)
のようにワイヤ3をX軸方向に引き出して捨て絡げピン
5に絡げたときは、ニッパ6をY−Z面内で移動させ
る。このときニッパの支軸はX軸方向である。
【0003】図3(C)は更に異なる場合を示し、複数
個のボビン1A,1B,1Cがインデックス7に支持さ
れ、点Oを中心として90度ずつ間欠的に回動されつつ
フライヤ8のノズル9からワイヤ3を繰り出しつつ巻線
され、各ボビンの巻き始め直前と巻き終り直後とに端子
ピンに絡げられる。このような場合、ニッパは状況に応
じて6,6′,6″のごとく、補助軸α方向,α′方向
もしくはβ方向に移動させなければならない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前掲の図3(A),
(B),(C)から容易に理解し得るように、巻線機に
付設するニッパは、製品の仕様や加工の工程に応じて、
該ニッパの支軸の方向を垂直方向にしたり水平方向にし
たり、若しくは水平に対して鋭角に傾斜させたりしなけ
ればならない。所定の位置に所定の姿勢にセットされる
被加工物を自動的に切断するニッパ装置は、例えば特開
昭61−230808号線状突起の切断装置や特開平2
−159006号が公知である。しかし、これらの公知
技術に係るニッパ装置は何れもニッパの支軸が平行移動
することは出来るが、該支軸の傾斜角を変化させること
は出来ない。図4(A)は特開平2−60682号空気
圧シリンダを用いた工具の模式図である。この公知例の
ニッパ11は、刃11a,11a′およびハンドル11
b,11cよりなる一対の杆状部材が支軸11dにより
枢着されると共に、スプリング11eにより拡開方向に
付勢されている。一方、上記一対のハンドル11b,1
1cに対向せしめてV字形のカム12を配置してZ軸方
向に対向せしめてある。この構成によればシリンダ13
のピストンロッドの伸縮(Z軸方向)によってY軸方向
の支軸11dを中心として刃11a,11a′を開閉作
動させることができる。しかし、V字形カム12と一緒
に回さない限り、ニッパの支軸11dの傾斜角位置を変
化させることができない。
【0005】本発明は上述の事情に鑑みて為されたもの
であって、各種の方向を向いているワイヤのそれぞれに
対して順応し得るように、ニッパ支軸の方向を迅速,容
易に調節できるニッパ装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の構成は、外筒状
の本体部に対して内筒が回転可能に嵌合されるととも
に、その回動に節度を与える手段が設けられており、上
記の内筒に対してニッパの支軸が取り付けられて、該ニ
ッパの内筒と一緒に回動せしめられる構造であり、か
つ、前記のニッパは、外筒状の本体部に設けられたシリ
ンダで駆動されて開閉作動せしめられるものであること
を特徴とする。
【0007】
【作用】上記の構成によれば、外筒状の本体部に対して
回動可能に嵌合された内筒がニッパの支軸を支持してい
るので、該内筒を回すとニッパの支軸の傾斜角が変化す
る。上記内筒の回動に節度が与えられているので、回動
方向の外力を与えると容易に回動させることができ、し
かも、外力を与えなければ回動角位置が一定に保たれ
る。
【0008】
【実施例】図4(B)は本実施例のニッパとその駆動部
分を説明するための模式図である。同図(A)の公知例
におけるV字形カム12に代えて円錐筒状カム14を設
けてあるので、ニッパの支軸11dをZ軸の回りに回動
させても伝動機能が維持される。図1は本発明の1実施
例を示す斜視図、図2は同じく縦断面図である。図1と
図2とは相互に、図面参照符号を付した構成部材は全部
描かれている。図示の15は外筒状の本体部分であっ
て、ニッパを保持する内筒16が回動自在に嵌合されて
いる。図1,図2に示した11はニッパであって、図4
(B)について説明したニッパ11と類似の構成器具で
ある。本例のニッパ支軸11dは、支軸として機能する
に必要な長さL(図2参照)よりも格段に長く(本例に
おいて約3倍)構成して、ニッパ保持内筒16の径寸法
Dとほぼ同寸である。この支軸11dを、内筒16に穿
った孔に嵌合して、押しネジ11fで抜け止めを施す。
これにより、支軸11dを挿脱してニッパ11を内筒1
6に対して迅速,容易に着脱交換することが出来るの
で、ニッパの刃の切れ味が悪くなれば交換し、若しくは
研磨する。また、ワイヤの径寸法に応じてニッパを交換
することもできる。18は環状の割出盤である。この部
材は短円筒形を基本形状とし、その両端面には後述する
ような凹凸が形成されていて、ニッパ保持内筒16に外
嵌して固定ネジ19で固着してある。一方、外筒状本体
部15にはボールプランジャ(別称ボヘールスプリン
グ)20が設けられている。前記の割出盤がボールプラ
ンジャ20に対向している面には、その周方向に割出溝
が形成されていてボールプランジャ20のボールと係合
する。これにより内筒16およびニッパ16の回動に節
度が与えられる。従って、節度抵抗力以上の回動力を加
えると内筒とニッパとが回動し、別段の外力を受けない
限り内筒やニッパはZ軸まわりの角位置が一定に保たれ
る。上記の回動操作は手動で行うこともでき、ロボット
機構(図示せず)を用いて自動的に行うこともできる。
本例の環状の割出盤18は、ボールプランジャ20と係
合する割出溝と反対側の面にも周方向の連続凹凸21を
設けてある。このように構成すると、この凹凸にハンド
ツールを掛けて手作業で内筒16を回す際にも便利であ
り、また自動機の駆動機構を係合させる場合にも好都合
である。このような自動機構を設けると、ワイヤのカッ
ト作業を全自動化することができる。上記環状の割出盤
18は、内筒16に対して摺動可能に嵌合され、固定ネ
ジ19によって固着されている。このように構成する
と、異なる割出溝を設けた割出盤と着脱交換することが
でき、段取り替え作業が容易になる。以上のように構成
されたニッパ装置によれば、割出盤18に手動操作力若
しくは自動機の操作力を与えて内筒16をZ軸まわりに
回動させると、ニッパ11の支軸11dがY方向(垂
直),X方向(水平)若しくはこれらの間の傾斜方向に
変化せしめられ、かつ変化した後の状態が維持されるの
で、各種方向に張り渡されているワイヤに対して順応す
ることができる。
【0009】本実施例のニッパ装置を使用する場合の推
奨される態様としては、3次元空間内でX,Y,Z座標
値を任意に制御,駆動されるロボット手先(図示省略)
に外筒状本体部15を取り付けて用いる。本実施例のニ
ッパ11は外筒状の本体部15に対してZ軸まわりに回
動せしめ得るがX軸まわり、Y軸まわりには回動しない
ので、該外筒状の本体部15を前記ロボット手先に対し
て傾動駆動可能に装着すると、いっそう実用性能が向上
する。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように本発明の装置によれ
ば、ニッパ支軸の方向を迅速,容易に調節することがで
きるので、各種の方向のワイヤのそれぞれに対して順応
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る割出機構付ニッパ装置の1実施例
を示し、部分的に破断した斜視図である。
【図2】上記実施例の縦断面図である。
【図3】ニッパによってワイヤを切断する作業の説明図
である。
【図4】シリンダによりカム手段を介して開閉駆動され
るニッパを示し、(A)は従来例の模式的な斜視図、
(B)は本発明の1実施例における模式的な斜視図であ
る。
【符号の説明】 11…ニッパ、11d…支軸、13…シリンダ、14…
円錐筒状カム、15…外筒状本体部、16…ニッパ保持
内筒、18…割出盤、20…ボールプランジャ。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外筒状の本体部に対して内筒が回転可能
    に嵌合されるとともに、その回動に節度を与える手段が
    設けられており、 上記の内筒に対してニッパの支軸が取り付けられて、該
    ニッパの内筒と一緒に回動せしめられる構造であり、 かつ、前記のニッパはシリンダで駆動されて開閉作動せ
    しめられるものであることを特徴とする、割出機構付ニ
    ッパ装置。
  2. 【請求項2】 前記のニッパを駆動するシリンダは、ピ
    ストンロッド先端部に円錐筒状のカムが固着されてお
    り、該円錐筒の大径側開口端に臨ましめて前記ニッパの
    一対のハンドルの先端が配置されていることを特徴とす
    る、請求項1に記載した割出機構付ニッパ装置。
  3. 【請求項3】 前記内筒の回動に節度を与える手段は、
    該内筒に固定された割出盤と、該割出盤に形成された複
    数の割出溝と、前記外筒状の本体部に設けられたボール
    プランジャとを具備していることを特徴とする、請求項
    1に記載した割出機構付ニッパ装置。
  4. 【請求項4】 前記の割出盤は環状をなし、内筒に対し
    て着脱交換可能に外嵌されたものであることを特徴とす
    る、請求項3に記載した割出機構付ニッパ装置。
  5. 【請求項5】 前記の内筒は、外部駆動機構を接続・離
    脱せしめ得る係合部を有していて、該外部駆動機構によ
    り外筒状本体部に対して回動せしめられる構造であるこ
    とを特徴とする、請求項1に記載した割出機構付ニッパ
    装置。
  6. 【請求項6】 前記の係合部は、該内筒に外嵌された短
    円筒状の部材に設けられていて、該短円筒状部材の片方
    の端面にはボールプランジャと係合して回動に節度を与
    えるための割出溝が周方向に列設されるとともに、該短
    円筒状部材の他方の端面には外部駆動機構と係合する凹
    凸が周方向に形成されていることを特徴とする、請求項
    5に記載した割出機構付ニッパ装置。
  7. 【請求項7】 前記のニッパは、刃部とハンドルとを一
    体成形された一対の杆状部材を1本の支軸によって開閉
    可能に軸着された構造であり、かつ、上記支軸は該一対
    の杆状部材を軸支するに必要な長さよりも長く、前記の
    内筒に穿たれた孔に挿脱可能に嵌合されていて、この軸
    を抜き取ると、内筒からニッパを着脱,交換し得ること
    を特徴とする、請求項1に記載した割出機構付ニッパ装
    置。
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