JPH0645157Y2 - 一体連設型熱交換器 - Google Patents

一体連設型熱交換器

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JPH0645157Y2
JPH0645157Y2 JP1988139601U JP13960188U JPH0645157Y2 JP H0645157 Y2 JPH0645157 Y2 JP H0645157Y2 JP 1988139601 U JP1988139601 U JP 1988139601U JP 13960188 U JP13960188 U JP 13960188U JP H0645157 Y2 JPH0645157 Y2 JP H0645157Y2
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JP
Japan
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divided
heat exchanger
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heat exchange
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JP1988139601U
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JPH0262270U (ja
Inventor
昌義 岡本
忠夫 大橋
良幸 岸畑
Original Assignee
昭和アルミニウム株式会社
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Publication date
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【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、一体連設型熱交換器に関し、たとえばオイ
ルクーラとラジエータとの組合わせのように、用途の異
なる2つの熱交換部が一体的に設けられた熱交換器に関
する。
この明細書において、左右は、第2図の左右を指すもの
とする。また、前後は第2図を基準とし、第2図下側を
前、その反対側を後というものとする。
従来の技術 従来、たとえばエンジン式のコンプレッサにおいては、
オイルクーラとラジエータとが、風の流れ方向に並べら
れていた。そして、風上または風下に配置されかつエン
ジンの出力軸を利用して回転させられるファンにより送
られた空気によって、オイルおよびエンジン用冷却水が
冷却されるようになっている。
考案が解決しようとする課題 上記エンジン式コンプレッサでは、オイルクーラおよび
ラジエータでの冷却効率を向上させるためには、エンジ
ン回転数を増大させてその出力を大きくし、その結果フ
ァンの回転数を増大させることによって行っていた。し
かしながら、ファンの回転数を増大させると、騒音が大
きくなるという問題があった。一方、騒音を低減させる
ためにファンの回転数を減少させると、下流側に存在す
る熱交換部での熱交換効率が低下するという問題があっ
た。
この考案の目的は、上記問題を解決した一体連設型熱交
換器を提供することにある。
課題を解決するための手段 この考案による一体連設型熱交換器は、用途の異なる2
つの熱交換部が一体に設けられている一体連設型熱交換
器であって、所定間隔をおいて2つの端部ヘッダが配置
され、両端部ヘッダ間に中間ヘッダが配置され、中間ヘ
ッダ内が隔壁により2つの分割ヘッダ部に区分され、一
方の端部ヘッダと中間ヘッダの一方の分割ヘッダ部と
に、および他方の端部ヘッダと中間ヘッダの他方の分割
ヘッダ部とに、それぞれ並列状に配置された複数の流体
流通用中空体の両端が接続され、一方の端部ヘッダと一
方の分割ヘッダ部と両者間に並列状に配置された複数の
流体流通用中空体とにより1つの用途を有する熱交換器
が形成され、他方の端部ヘッダと他方の分割ヘッダ部と
両者間に並列状に配置された複数の流体流通用中空体と
により他の1つの用途を有する熱交換部が形成され、中
間ヘッダの隔壁にその全幅にわたりかつ長さ方向に伸び
る貫通孔が形成されているものである。
実施例 以下、この考案の実施例を、図面を参照して説明する。
この実施例において、一体連設型熱交換器は、エンジン
式コンプレッサのオイルクーラとラジエータとが、左右
に並んで一体的に設けられたものである。また、以下の
説明において、「アルミニウム」という語には純アルミ
ニウムの他にアルミニウム合金を含むものとする。
一体連設型熱交換器(1)は、左右方向に所定間隔をお
いて配置された上下方向に伸びる2つのアルミニウム製
端部ヘッダ(2)(3)と、両端部ヘッダ(2)(3)
間に配置された上下方向に伸びるアルミニウム製中間ヘ
ッダ(4)と、左側の端部ヘッダ(2)と中間ヘッダ
(4)との間に上下に並列状に配置された左右方向に伸
びる複数のオイル流通用偏平状中空体(5)と、右側の
端部ヘッダ(3)と中間ヘッダ(4)との間に上下に並
列状に配置された左右方向に伸びる複数の冷却水流通用
偏平状中空体(6)とを備えている。
左右両端部ヘッダ(2)(3)は横断面略U字型でかつ
開口が中間ヘッダ(4)側を向くように配置されてい
る。また、左右両端部ヘッダ(2)(3)は、それぞれ
仕切り(7)(8)により上下2つの分割ヘッダ(9)
(10)(11)(12)に区分されている。左端部ヘッダ
(2)の上ヘッダ部(9)にオイル入口(13)が、下ヘ
ッダ部(10)にオイル出口(14)がそれぞれ設けられて
いる。また、右端部ヘッダ(3)の上ヘッダ部(11)に
冷却水入口(16)が、下ヘッダ部(12)に冷却水出口
(17)がそれぞれ設けられている。
中間ヘッダ(4)は、横断面略H字型のアルミニウム押
出型材製でかつ左右の開口が、それぞれ左側および右側
を向くように配置されている。そして、左右の中央部の
隔壁(18)により、その内部が、上下方向に伸びる左右
2つの分割ヘッダ(19)(20)に区分されている。ま
た、中間ヘッダ(4)の隔壁(18)には、その全幅にわ
たりかつ上下方向に伸びるオイルと冷却水との混合防止
用貫通孔(22)が形成されている。
オイル流通用偏平状中空体(5)および冷却水流通用偏
平状中空体(6)は同一構成であって、それぞれ上下1
対のアルミニウム製水平板(25)と、水平板(25)どう
しの間に介在させられかつ水平板(25)にろう付された
アルミニウム押出型材製スペーサ(26)とによって形成
されている。スペーサ(26)は、それぞれ上下の水平板
(25)の前後両側縁どうしを連結する1対の垂直状側壁
部(27)と、両側壁部(27)の幅の中央部どうしを連結
する水平な連結壁部(28)と、連結壁部(28)の上下両
側面にそれぞれ前後方向に所定間隔をおいて連結壁部
(28)に対して直角をなすように設けられ、かつ先端が
水平板(25)に接合された左右方向に伸びるフィン部
(29)とよりなる。左側の端部ヘッダ(2)と中間ヘッ
ダ(4)との間、および右側の端部ヘッダ(3)と中間
ヘッダ(4)との間においては、それぞれ隣り合う中空
体(5)(6)間の左右両端に、それぞれスペーサバー
(32)が配置されて水平板(25)にろう付され、隣り合
う中空体(5)(6)間が空気流路(33)(34)となさ
れている。上下両端の中空体(5)(6)の外側には、
該中空体(5)(6)との間に所定間隔をおいてアルミ
ニウム製サイドプレート(36)が配置され、中空体
(5)(6)とサイドプレート(36)との間の部分の左
右両端にもアルミニウム製スペーサバー(32)が配置さ
れて水平板(25)およびサイドプレート(36)にろう付
され、この部分も空気流路(33)(34)となされてい
る。そして、全ての空気流路(33)(34)内に、それぞ
れアルミニウム製ルーバ付コルゲートフィン(37)が配
置され、水平板(25)およびサイドプレート(36)にろ
う付されている。
左右両端部ヘッダ(2)(3)および中間ヘッダ(4)
の前後両側縁部は、それぞれ水平板(25)、スペーサ
(26)の側壁部(27)、スペーサバー(32)、およびサ
イドプレート(36)に溶接されている。こうして、オイ
ル流通用偏平状中空体(5)の左右両端が、それぞれ左
側の端部ヘッダ(2)と中間ヘッダ(4)の左側の分割
ヘッダ部(19)に接続され、冷却水流通用偏平状中空体
(6)の左右両端が、それぞれ右側の端部ヘッダ(3)
と中間ヘッダ(4)の右側の分割ヘッダ部(20)に接続
されている。そして、左側の端部ヘッダ(2)と、中間
ヘッダ(4)の左側の分割ヘッダ部(19)と、オイル流
通用偏平状中空体(5)と、空気流路(33)と、コルゲ
ートフィン(37)とによってオイルクーラ(0)が構成
され、右側の端部ヘッダ(3)と、中間ヘッダ(4)の
右側の分割ヘッダ部(20)と、冷却水流通用偏平状中空
体(6)と、空気流路(34)と、コルゲートフィン(3
7)とによってラジエータ(R)が構成されている。ま
た、全ての空気流路(33)(34)内には、エンジン式コ
ンプレッサのエンジンの出力軸を利用して駆動されるフ
ァン(図示略)を用いた強制送風によって、空気が前か
ら後に流れるようになっている。
このような構成において、オイル入口(13)から左端部
ヘッダ(2)の上分割ヘッダ部(9)内に送り込まれた
高温のオイルは、オイル流通用偏平状中空体(5)内を
通って中間ヘッダ(4)の左側分割ヘッダ部(19)内に
入り、再びオイル流通用偏平状中空体(5)内を通って
左端部ヘッダ(2)の下分割ヘッダ部(10)内に送り込
まれる。そして、中空体(5)内を通過する間に、空気
流路(33)に強制送風されて来た風によって冷却され、
オイル出口(14)から出ていく。一方、冷却水入口(1
6)から右端部のヘッダ(3)の上分割ヘッダ部(11)
内に送り込まれた高温のエンジン用冷却水は、冷却水流
通用偏平状中空体(6)内を通って中間ヘッダ(4)の
右側分割ヘッダ部(20)内に入り、再び冷却水流通用偏
平状中空体(6)内を通って右端部ヘッダ(3)の下分
割ヘッダ部(12)内に送り込まれる。そして、中空体
(6)内を通過する間に、空気流路(34)に強制送風さ
れて来た風によって冷却され、冷却水出口(17)から出
ていく。
上記において、中間ヘッダ(4)の隔壁(18)における
貫通孔(22)の左側部分または右側部分に腐食孔が発生
したとしても、この貫通孔(22)の働きにより、オイル
がラジエータ(R)の冷却水内に混入したり、冷却水が
オイルクーラ(0)のオイル内に混入したりするのが防
止される。さらに、中間ヘッダ(4)の隔壁(18)の貫
通孔(22)の働きにより、オイルクーラ(0)のオイル
とラジエータ(R)の冷却水との間での熱伝導が防止さ
れる。
上記実施例においては、オイル流通用偏平状中空体およ
び冷却水流通用偏平状中空体は、それぞれ上下1対のア
ルミニウム製水平板と、水平板どうしの間に介在させら
れかつ水平板にろう付けされたアルミニウム押出型材製
スペーサとによって形成されているが、これに限るもの
ではなく、偏平状の管を用いることもできる。この場
合、各ヘッダとしては筒状のものを用いればよい。
考案の効果 この考案の熱交換器によれば、2つの熱交換部が左右に
並んでいるので、両熱交換部の流体流通用中空体内を流
れる被冷却流体を均等に冷却することができる。したが
って、これをエンジン式コンプレッサに用いた場合に
も、冷却効率を向上させるためにエンジンの回転数を増
大させる必要はなく、騒音が低減される。また、一方の
端部ヘッダと一方の分割ヘッダ部と両者間に並列状に配
置された複数の流体流通用中空体とにより1つの用途を
有する熱交換部が形成され、他方の端部ヘッダと他方の
分割ヘッダ部と両者間に並列状に配置された複数の流体
流通用中空体とにより他の1つの用途を有する熱交換部
が形成されることにより用途の異なる2つの熱交換部が
一体に設けられている一体連設型熱交換器であるから、
異なる2種類の流体の熱交換を行うことが可能になる。
しかも、2つの熱交換部で一部の部品を共用することが
でき、用途の異なる熱交換器を別々に形成する場合に比
べて部品点数が少なくてすむとともに、設置スペースも
小さくてすむ。さらに、中間ヘッダ内を2つの分割ヘッ
ダ部に区分する隔壁に、その全幅にわたりかつ長さ方向
に伸びる貫通孔が形成されているので、隔壁における一
方の分割ヘッダ部側の部分および他方の分割ヘッダ部側
の部分のうちのいずれか一方に腐食孔が発生したとして
も、両熱交換部の流体が混合することが防止される。し
かも、中間ヘッダ内を区分する隔壁に、その全幅にわた
りかつ長さ方向に伸びる貫通孔が形成されているので、
両熱交換部の流体間での熱伝導が防止される。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例を示し、第1図は斜視図、第2
図は第1図のII−II線に沿う一部を省略した拡大断面
図、第3図は第1図のIII−III線に沿う拡大断面図であ
る。 (1)…一体連設型熱交換器、(2)(3)…端部ヘッ
ダ、(4)…中間ヘッダ、(5)…オイル流通用偏平状
中空体、(6)…冷却水流通用偏平状中空体、(19)
(20)…分割ヘッダ部、(22)…貫通孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】用途の異なる2つの熱交換部が一体に設け
    られている一体連設型熱交換器であって、所定間隔をお
    いて2つの端部ヘッダが配置され、両端部ヘッダ間に中
    間ヘッダが配置され、中間ヘッダ内が隔壁により2つの
    分割ヘッダ部に区分され、一方の端部ヘッダと中間ヘッ
    ダの一方の分割ヘッダ部とに、および他方の端部ヘッダ
    と中間ヘッダの他方の分割ヘッダ部とに、それぞれ並列
    状に配置された複数の流体流通用中空体の両端が接続さ
    れ、一方の端部ヘッダと一方の分割ヘッダ部と両者間に
    並列状に配置された複数の流体流通用中空体とにより1
    つの用途を有する熱交換部が形成され、他方の端部ヘッ
    ダと他方の分割ヘッダ部と両者間に並列状に配置された
    複数の流体流通用中空体とにより他の1つの用途を有す
    る熱交換部が形成され、中間ヘッダの隔壁にその全幅に
    わたりかつ長さ方向に伸びる貫通孔が形成されている一
    体連設型熱交換器。
JP1988139601U 1988-10-25 1988-10-25 一体連設型熱交換器 Expired - Lifetime JPH0645157Y2 (ja)

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JPH0262270U JPH0262270U (ja) 1990-05-09
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998009124A1 (fr) * 1996-08-29 1998-03-05 Zexel Corporation Echangeur thermique

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5855329Y2 (ja) * 1978-05-19 1983-12-17 カルソニックカンセイ株式会社 組立式熱交換器

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998009124A1 (fr) * 1996-08-29 1998-03-05 Zexel Corporation Echangeur thermique

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JPH0262270U (ja) 1990-05-09

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