JPH04369396A

JPH04369396A - オイルクーラー

Info

Publication number: JPH04369396A
Application number: JP14612991A
Authority: JP
Inventors: Tadao Ohashi; 忠夫大橋; Ryoichi Hoshino; 良一星野; Hirotaka Shibata; 弘貴柴田
Original assignee: Showa Aluminum Corp
Current assignee: Altemira Co Ltd
Priority date: 1991-06-18
Filing date: 1991-06-18
Publication date: 1992-12-22

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、自動車等に用いられ
る、アルミニウム等の金属製オイルクーラーに関する。

【０００２】

【従来の技術及び課題】例えば自動車では、近年、オー
トマチック等が好んで使用される傾向にあり、これに使
用されるオイルも、エンジンオイルと同様に冷却される
ことが望まれる。

【０００３】しかし、これらのオイルを冷却するのに、
オイルの数に対応する数のオイルクーラーを使用するこ
とは、各クーラーの設計、製造上多くの手間を要すると
共に、自動車エンジンルームへのクーラー取付け作業に
も手間を要するなどの問題を生じる。

【０００４】この発明は、上記のような欠点を解消する
一体型オイルクーラーを提供することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記目的において、この
発明は、複数本のチューブの端部が連通状態に接続され
たヘッダーを具備するオイルクーラーであって、ヘッダ
ー内が仕切られて互いに独立した複数の熱交換部に分割
構成され、各熱交換部に機能の異なる複数のオイルがそ
れぞれ独立状態に流通されるものとなされていることを
特徴とするオイルクーラーを要旨とする。

【０００６】

【作用】上記オイルクーラーでは、ヘッダー内を仕切る
ことにより複数の独立した各種オイル冷却用熱交換部が
形成されたものであるから、設計においては、ヘッダー
の仕切位置等を設定するだけでよく、製造においては、
通常のヘッダータイプの熱交換器のヘッダーに仕切等を
設けるだけでよく、更に、据付はこのようにして製作さ
れた一体型オイルクーラーを取り付けるだけでよい。

【０００７】

【実施例】次に、この発明のオイルクーラーを自動車用
オイルクーラーに適用した実施例を、図面に基づいて説
明する。なお、本発明のオイルクーラーは、自動車を含
む各種車両等に広く適用されうるものであることはいう
までもない。

【０００８】第３図に示されるように、このオイルクー
ラー（１）は、カークーラー用凝縮器（２）、ラジエー
ター（３）と並列状態に配置され、ファン（４）の駆動
により空気と熱交換を行うものとなされる。

【０００９】第１図に示される自動車用オイルクーラー
（１）において、（６）はアルミニウム製偏平チューブ
、（７）（８）は同じくアルミニウム製中空ヘッダー、
（９）はアルミニウム製コルゲートフィン、（１０）（
１１）は仕切部材である。各構成部材はろう付けにより
接合一体化されている。

【００１０】偏平チューブ（６）は多数本用意され、こ
れらが上下方向に並列状態に配列されている。そして、
これらのチューブ（６）の両端部に左右一対のヘッダー
（７）（８）が連通状態に接続されている。

【００１１】そして、一方のヘッダー（７）の高さ方向
中間の２箇所に仕切部材（１０）（１１）配置され、該
ヘッダー（７）内が上下方向に３つの室（７ａ）（７ｂ
）（７ｃ）に分割されている。また、他方のヘッダー（
８）内にも、前記仕切部材（１０）（１１）に対応する
高さ位置においてそれぞれ仕切部材（１０）（１１）が
配置されて上下方向に３つの室（８ａ）（８ｂ）（８ｃ
）に分割され、これにより、互いに独立した３つの熱交
換部（１ａ）（１ｂ）（１ｃ）が形成されている。なお
、仕切部材（１０）（１１）はヘッダー（７）（８）の
周側面に形成した周方向スリット状の開口を通じてヘッ
ダー内に配置されたものとなされている。

【００１２】上記各熱交換部（１ａ）（１ｂ）（１ｃ）
の一方のヘッダー室（７ａ）（７ｂ）（７ｃ）のそれぞ
れに第１〜第３のオイル入口管（１３ａ　）（１３ｂ　
）（１３ｃ　）が接続されると共に、他方のヘッダー室
（８ａ）（８ｂ）（８ｃ）のそれぞれに第１〜第３のオ
イル出口管（１４ａ　）（１４ｂ　）（１４ｃ　）が接
続されている。

【００１３】上部の熱交換部（１ａ）はエンジンオイル
用の熱交換部として、中間部の熱交換部（１ｂ）はパワ
ーステアリングオイル用熱交換部として、下部の熱交換
部（１ｃ）はオートマチックオイル用熱交換部として、
それぞれ用いられるものである。

【００１４】また、上記オイルクーラー（１）に使用さ
れている各偏平チューブ（６）は、第２図に示されるよ
うに、内部が仕切により幅方向に４つの室（６ａ）に分
割された押出型材製のいわゆるハーモニカチューブによ
るものである。そして、各室（６ａ）の上壁（６ｂ）に
、長さ方向に所定の間隔（ＤＰ）おきに多数の小判状デ
ィンプル（１６）がエンボス加工等により形成されて、
チューブ（６）内に突出する断続配置の多数の所定高さ
（ＤＨ）の凸部（１７）が設けられている。そしてまた
、各室（６ａ）の下壁（６ｃ）には、前記上壁（６ｂ）
の各ディンプル（１７）間の各中央位置に位置して、同
じく小判状のディンプル（１８）が列設され、チューブ
（６）内に突出する多数の凸部（１９）が前記上壁（６
ｂ）の凸部（１７）との関係においてちどり配置となる
ように設けられている。ＤＰ／ＤＨは、オイルの通過抵
抗、熱交換性能等を考慮して、５〜２０に設定されるの
が好ましい。

【００１５】因みに、偏平チューブ（６）の寸法を例示
的に挙示すれば、チューブ幅（Ｂ）は１６ｍｍ、チュー
ブ高さ（Ｈ）は３ｍｍ、チューブ壁厚さ（Ｔ）は０．５
ｍｍである。また、凸部（１７）（１９）の高さ（ＤＨ
）は１ｍｍ、同長さ（ＤＬ）は４ｍｍ、同幅（ＤＢ）は
１ｍｍである。そして、凸部（１７）（１９）の長さ方
向におけるピッチ（ＤＰ）は１５ｍｍである。

【００１６】上記オイルクーラー（１）では、エンジン
オイルが上部の熱交換部（１ａ）を、パワーステアリン
グ用オイルが中間部の熱交換部（１ｂ）を、そして、オ
ートマチック用オイルが下部の熱交換部（１ｃ）を、そ
れぞれ合流することなく独立して流通する。そして、各
熱交換部（１ａ）（１ｂ）（１ｃ）を流通する各オイル
は、チューブ（６）内を凸部（１７）（１９）に流れを
乱されつつ流通する。しかも、上下の凸部（１７）（１
９）がちどり配置状に設けられているから、オイルは、
チューブ（６）の高さ方向に繰返し蛇行されて流通し、
通路面積の拡大作用、通路長さの延長作用等によりいよ
いよ高い熱交換性能が実現される。

【００１７】

【発明の効果】上述の次第で、この発明のオイルクーラ
ーは、複数本のチューブの端部が連通状態に接続された
ヘッダーを具備するヘッダータイプの熱交換器を採用し
、ヘッダー内を仕切ることによって互いに独立した複数
の熱交換部に分割構成して、熱交換部に機能の異なる複
数のオイルをそれぞれ独立状態に流通せしめるものとし
ているから、設計はヘッダーの仕切位置等を設定するだ
けでよく、また、製造は通常のヘッダータイプの熱交換
器のヘッダーに仕切等を設けるだけでよく、更に、据付
はこのオイルクーラーを取り付けるだけでよく、このよ
うに、設計、製造、据付等を容易に行うことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】オイルクーラーの全体斜視図である。

【図２】図（イ）はチューブの横断面図、図（ロ）は同
縦断面図、図（ハ）は同平面図である。

【図３】自動車用熱交換器の配置状態を示す側面図であ
る。

【符号の説明】

６…チューブ７、８…ヘッダー１…オイルクーラー１０、１１…仕切部材１ａ…エンジンオイル用熱交換部

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】　　複数本のチューブの端部が連通状態に
接続されたヘッダーを具備するオイルクーラーであって
、ヘッダー内が仕切られて互いに独立した複数の熱交換
部に分割構成され、各熱交換部に機能の異なる複数のオ
イルがそれぞれ独立状態に流通されるものとなされてい
ることを特徴とするオイルクーラー。