JPH0645145B2 - 推進軸製造用金型構造 - Google Patents

推進軸製造用金型構造

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JPH0645145B2
JPH0645145B2 JP2229493A JP22949390A JPH0645145B2 JP H0645145 B2 JPH0645145 B2 JP H0645145B2 JP 2229493 A JP2229493 A JP 2229493A JP 22949390 A JP22949390 A JP 22949390A JP H0645145 B2 JPH0645145 B2 JP H0645145B2
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JP
Japan
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mold
cylinder member
inner cylinder
manufacturing
propulsion shaft
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JP2229493A
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誠 俟野
雅昭 山下
博史 竹内
博之 岩崎
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Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd
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Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd
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【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は外筒に同軸状に挿通された内筒の外壁面に、略
円筒状の弾性部材を加硫接着して上記外筒を弾性支持し
たプロペラシャフト等の推進軸製造用金型構造に関する
ものである。
従来の技術 周知のように、例えば自動車用エンジンの駆動力を変速
機から終減速装置に伝達する推進軸としては、種々のも
のが提供されており、その一例として実開昭62−19
6730号公報には第5図に示したプロペラシャフト1
0の構成が開示されている。このプロペラシャフト10
は比較的大径な所定長を有する外筒部材1と、該外筒部
材1の内部軸方向に一定空間をもって同軸状に挿通され
た内筒部材3と、予め内筒部材3の外壁面に加硫接着さ
れて、該内筒部材3と外筒部材1との間に形成される空
間部内に圧入されたゴム等の弾性部材5,5…とを備え
ている。この弾性部材5,5…は円筒状を呈し、内筒部
材3の軸方向に沿って所定間隔で直列状態に複数個配置
されている。
7,7はプロペラシャフト10の左右両端部に結合され
た金属製のボールヨークである。
このようなプロペラシャフト10を用いることによっ
て、エンジンの駆動力を伝達させるための該プロペラシ
ャフト10の回転中に、弾性部材5,5…の弾性変形を
伴ってプロペラシャフト10のねじり振動特性を改善
し、防振性,防音性を向上させることができる。
通常上記プロペラシャフト10を製造する際には、第6
図に示したように上型11と下型12から成る金型の内
部に前記内筒部材3を配置するとともに、この内筒部材
3の長手方向両側部に芯出し用のコマ13,13を挿入
しておき、該コマ13,13のテーパ面13a,13a
に内筒部材3の開口端部3a,3aを当接させて軸芯を
合わせた後、注入路15からキャビティ17内にゴムを
注入して、前記弾性部材5,5…を成形するようにして
いる。
発明が解決しようとする課題 しかしながらこのような推進軸の製造装置にあっては、
第7図に示したように前記内筒部材3の開口端部3aに
傾斜角θが存在した場合には、コマ13の軸芯Aと内筒
部材3の軸芯Bとの間にずれδが生じてしまい、該内筒
部材3の外壁面に成形固着される前記弾性部材5,5…
の周方向の厚みにばらつきが発生することがあるという
課題があった。
又、第8図(A)(B)に示したように、内筒部材3の開口端
部3aが真円でない場合には、この内筒部材3の開口端
部3aとコマ13との接点P,Pが同心円とならず、上
記と同様にコマ13の軸芯Aと内筒部材3の軸芯Bとの
間にずれδ′が生じてしまい、弾性部材5,5…の厚み
にばらつきが発生して、得られた推進軸の回転時に振動
が生じてしまうという問題点があった。
一方、実公昭63−5847号公報には、上型と下型と
の合わせ面にボルトその他のワークに略適合する形状の
凹窪と、その外周の焼付部用の空間とを備えるととも
に、該空間内に注入口を介して外部に連通した構成にお
いて、上記空間の両外側に凹窪を囲繞する環状の凹溝を
備えてなるゴム等の焼付用金型の構成が開示されている
が、この金型の場合にはボルトその他のワークと焼付部
に焼き付けられたゴムとの軸芯が必ずしも一致しておら
ず、このような手段を前記第6図に示した推進軸の製造
用金型に採用することは出来ない。
そこで本発明はこのような従来の車両用推進軸の製造用
金型が有している課題を解消して、弾性部材を加硫接着
する内筒部材の芯出し精度を高めることができる金型構
造を提供することを目的とするものである。
課題を解決するための手段 本発明は上記目的を達成するために、所定長を有する外
筒部材の内部に向けて一定空間をもって同軸状に挿通さ
れた内筒部材の外周面に固着されて、上面が前記外筒部
材の内周面に圧接する弾性部材を備えた推進軸の製造用
金型構造において、内部に配置された内筒部材との間に
前記弾性部材を成形するキャビティを有して相互に開閉
自在な上型及び下型とから成る金型と、上記内筒部材の
長手方向適宜部位の外壁面と金型との間に挿入されて、
該内筒部材の軸芯と金型の軸芯を一致させる環状弾性体
とを具備した推進軸製造用金型構造にしてある。
作用 かかる金型構造によれば、内筒部材の適宜部位の外壁面
と金型との間に挿入された環状弾性体の存在によって金
型の軸芯と内筒部材の軸芯とを一致させることができ
て、内筒部材の芯出しが正確となる。
従って金型に形成された注入路からキャビティ内にゴム
を注入して成形された弾性部材の周方向の厚みにばらつ
きが発生しないという作用が得られる。
実施例 以下、本発明にかかる推進軸製造用金型構造の一実施例
を、前記従来の構成と同一の構成部分に同一の符号を付
して詳述する。
第1図(A)(B)に示した本発明の第1実施例の構成におい
て、11は上型,12は下型であり、この上型11と下
型12とによって相互に開閉自在な金型が構成される。
3は上記上型11及び下型12との間に配置された内筒
部材である。そして内筒部材3と上型11及び下型12
との間にゴム等の弾性体を注入するキャビティ17が形
成されている。
更に上記内筒部材3の長手方向両端部近傍の外壁面に
は、一対の環状弾性状19,19が挿入されていて、該
環状弾性体19,19の周縁部が上型11の係止溝11
a,11a及び下型12の係止溝12a,12aに嵌合
係止されている。
上記の環状弾性体19,19の内径寸法は、内筒部材3
の外径寸法よりも若干小さくなるように予め設定されて
いて、この環状弾性状19,19によって内筒部材3が
嵌着された状態として支持されている。尚、実施に際し
ては予め内筒部材3の外壁面に環状弾性体19,19を
挿入してからこの環状弾性体19,19を下型12の係
止溝12a,12a内に嵌合し、次に上型11の係止溝
11a,11a環状弾性体に合わせるようにして組み付
ければ良い。
かかる第1実施例によれば、環状弾性体19,19を用
いることによって上型11及び下型12の軸芯C′と内
筒部材3の軸芯Cとが一致するので、内筒部材3の芯出
しが正確に行われ、上型11もしくは下型12に形成さ
れた注入路15からキャビティ17内にゴムを注入して
成形された弾性部材の周方向に厚みにばらつきが発生し
ないという作用が得られる。
第2図は本発明の第2実施例であり、基本的な構成は前
記第1実施例と同一であり、且つ同一の符号を付して表
示してある。
この第2実施例の場合には、内筒部材3の長手方向両端
部近傍の外壁面に環状弾性体19,19が挿入されてい
る外に、内筒部材3の長手方向略中心部近傍にも同様な
環状弾性体19′が挿入されていて、これら3個の環状
弾性体19,19,19′の周縁部が夫々上型11の係
止溝11a,11a,11a′及び下型12の係止溝1
2a,12a,12a′に嵌合係止されている。
かかる第2実施例によれば、内筒部材3が3個の環状弾
性体19,19,19′によって支持されるので、芯出
し精度が更に高められるという作用が得られる。
第3図(A)(B)は本発明の第3実施例を示しており、本例
の場合には前記環状弾性体19に代えて、複数に分割さ
れた弾性片19a,19a,19a,19aが内筒部材
3と金型との間に挿入されている。
上記複数の弾性片19a,19a,19a,19aは前
記環状弾性体19の変則的な形状の一例であって、予め
上型11の係止溝11a及び下型12の係止溝12a内
に固着されており、この係止片19a,19a,19
a,19aによって内筒部材3の外壁面を挾持してい
る。
かかる第3実施例によっても上記各例と同様に弾性体1
9a,19a,19a,19aによって上型11及び下
型12の軸芯Cと内筒部材3の軸芯Cとを一致させるこ
とができるので、キャビティ17内に注入して成形され
た弾性部材の周方向の厚みを均一にすることができる。
第4図は上記内筒部材3とボールヨーク7とがフリクシ
ョン溶接部21にて溶接された例であり、このようにボ
ールヨーク7が一体となった内筒部材3の外壁面に対し
ても上記した環状弾性体19もしくは弾性片19aを採
用した金型を用いて、該内筒部材3の外壁面に弾性部材
5,5…を成形することができる。
発明の効果 以上の説明で明らかなように、本発明に係る推進軸製造
用金型構造によれば、内筒部材の適宜部位の外壁面と金
型との間に環状弾性体を挿入したことによって、仮に内
筒部材の開口端部に傾斜角が存在した場合とか、内筒部
材の開口端部が真円でない場合にあっても、軸芯と内筒
部材の軸芯との間にずれが生じることを防止することが
できる。
従って金型に形成された注入路からキャビティ内にゴム
を注入して該内筒部材の外壁面に成形固着される弾性部
材の周方向の厚みにばらつきが生じないので、得られた
推進軸の回転時に振動が発生しないという効果が発揮さ
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかる推進軸製造用金型構造の第1実
施例を示す要部断面図、第2図は同第2実施例を示す要
部断面図、第3図(A)は同第3実施例を示す要部断面
図、第3図(B)は第3図(A)のb−b線に沿う断面図、第
4図は本発明の他の適用例を示す断面図、第5図は推進
軸としてのプロペラシャフトの構造例を示す要部断面
図、第6図は従来の製造用金型の概要を示す要部断面
図、第7図,第8図は同部分的詳細図である。 1…外筒部材、3…内筒部材、5…弾性部材、 7…ボールヨーク、11…上型、12…下型、 11a,12a……係止溝、15…注入路、 17…キャビティ、19…環状弾性体、 19a……弾性片。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29K 105:24 B29L 31:08 4F

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定長を有する外筒部材の内部に向けて一
    定空間をもって同軸状に挿通された内筒部材の外周面に
    固着されて、上面が前記外筒部材の内周面に圧接する弾
    性部材を備えた推進軸の製造用金型構造において、 内部に配置された内筒部材との間に前記弾性部材を成形
    するキャビティを有して相互に開閉自在な上型及び下型
    とから成る金型と、上記内筒部材の長手方向適宜部位の
    外壁面と金型との間に挿入されて、該内筒部材の軸芯と
    金型の軸芯を一致させる環状弾性体とを具備したことを
    特徴とする推進軸製造用金型構造。
JP2229493A 1990-08-30 1990-08-30 推進軸製造用金型構造 Expired - Lifetime JPH0645145B2 (ja)

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