JPH0645105U - ステープル - Google Patents

ステープル

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JPH0645105U
JPH0645105U JP8202092U JP8202092U JPH0645105U JP H0645105 U JPH0645105 U JP H0645105U JP 8202092 U JP8202092 U JP 8202092U JP 8202092 U JP8202092 U JP 8202092U JP H0645105 U JPH0645105 U JP H0645105U
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JP
Japan
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staple
substrate
frame
legs
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Application number
JP8202092U
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Inventor
健二 平尾
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 木製の枠材を接合して枠体を組立てる場合、
組立てられた枠体が変形や破損を生じにくいように強固
に接合でき、且つ接合作業が容易なステープルを提供す
る。 【構成】 上方から見て概ね直角三角形状の基板2の少
なくとも3つの角部に、先端に刃先31a,32a,33aを
有する脚部31,32,33が垂設されているステープル1。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、木材同士の接合等に使用されるステープルに関し、特に枠材同士を 直角方向に接合して枠体等の組立体を組立てる場合に好適に使用されるステープ ルに関する。
【0002】
【従来の技術】
木材同士を接合する接合金具としては、従来より、図6に示すような基板hの 両側に脚部vが設けられたコ字形のステープルa、図8に示すような波釘b、特 公昭51−3107号公報に示されるような、主鈑dの両側端縁にそれぞれ刺入 歯片eをほぼ直角に配置した接合金具c(図9参照)等が用いられている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、図6に示すコ字形のステープルaは基板hの巾が狭い上、細い2本の 脚部vが設けられているだけなので、ほとんど基板hの長手方向に沿って作用す る引張り力のみしか負担することができず、従ってこのステープルaを用いて組 立てられた枠体Fは、図7に示すように外力によって容易に平行四辺形に変形し 、更に大きい力がかかると破損してしまうことがある。
【0004】 これに対し、図8に示す波釘bは、波形形状をしている上、脚部が全長にわた っているので、曲げや捩じりの力もある程度負担することができる。このため、 コ字形のステープルaを用いる場合に比べればかなり丈夫であるが、枠体が大き い場合、枠体の重量が重い場合等にはやはり強度的に不十分であり、枠体を手粗 く取扱ったりすると、変形したり破損することがある。
【0005】 また、図9の接合金具cの場合、図10に示すように横枠材Xと縦枠材Yを交差 させ、横枠材Xに加圧片fを当接して支えつつ、加圧片gを介して接合金具cを 打ち込むが、この際に主鈑dが曲がる、所定の角度や位置を保つて枠材を接合す るのが困難である、接合後に接合金具cが抜ける等の問題がある。
【0006】 本考案は上記のような従来の木材接合用ステープル、特に枠材同士を直角方向 に接合して枠体を組立てる目的に使用されるステープルの問題点に鑑みてなされ たものであって、枠体が容易に変形したり破損したりすることがなく、また、確 実且つ容易に枠材等の接合をすることのできるステープルを提供しようとするも のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本考案のステープルは、上方から見て概ね直角 三角形状の基板の少なくとも3つの角部に、先端に刃先を有する脚部が垂設され ていることを要旨とするものである。
【0008】 また、上方から見て概ね直角三角形状の基板の直角角部を挟む2辺の縁部が立 ち上げられ、該縁部の両端に、先端に刃先を有する脚部が基板の直角角部の向く 方向に延設されていることを要旨とするものである。
【0009】 また、上方から見て概ねH字状もしくはX字状の基板の各辺片の先端部に脚部 が垂設され、各脚部の先端に刃先を有することを要旨とするものである。
【0010】
【作用】
本考案請求項1のステープルは、上方から見て概ね直角三角形状に形成された 面状の広がりを持つ基板を有し、基板の角部に垂設された(少なくとも)3つの 脚部が枠体を構成する枠材に打ち込まれるので、枠体にかかる曲げモーメント、 同モーメントによる曲げ力、剪断力、引張り力等は、3点(3つの脚部)で分散 して支持されることとなり、脚部1本当たりの負担荷重が小さくなる。
【0011】 また、基板は面状の広がりを持っていて断面係数が大きいので、ステープル自 体が変形や破損しにくく、従って枠体は曲げモーメントや力によって容易に変形 したり破損することがない。
【0012】 本考案請求項2のステープルは、上方から見て概ね直角三角形状に形成された 面状の広がりを持つ基板を有し、基板の直角角部を挟む2辺の縁部が立ち上げら れていて、直角に組み合わされた枠材がこの縁部に当接するので、枠材同士の角 度を保持し易く、正確な組立てができる。
【0013】 また、縁部の両端に延設された脚部が、基板の直角角部の向く方向を向いて枠 材に打ち込まれるとともに、基板の直角角部に立ち上げられた上記縁部が補強リ ブとして働くので、組立てられた枠体は変形に対する抵抗が大きく、従って枠体 は曲げモーメントや力によって容易に変形したり破損することがない。
【0014】 また、基板は面状の広がりを持っているとともに、基板の直角角部が立ち上げ られていてステープル自体が頑丈なために変形・破損しにくい。
【0015】 本考案請求項3のステープルは、基板が上方から見て概ねH字状もしくはX字 状に一体的に形成されていて、それら4つの辺片の先端部(即ちHもしくはXの 字画の先端部)に垂設された4つの脚部が枠体を構成する枠材に打ち込まれ、枠 体にかかる曲げモーメント、同モーメントによる曲げ力、剪断力、引張り力等は 4点(4つの脚部)で分散して支持されるので、従来のコ字形のステープルや波 釘を2本使用する場合に比べ、枠体が変形しにくい。
【0016】 また、基板は従来のコ字形のステープルや波釘に比べ面状の広がりも持ってい て断面係数も大きく、従ってステープル自体の変形や破損も生じしにくい。
【0017】
【実施例】
以下本考案の実施例を、図面を参照して説明する。 図1は請求項1記載の本考案ステープルの実施例を示す斜視図である。 図1において、ステープル1の基板2は、平面形状が上方から見て概ね直角二 等辺三角形の面状に形成され、その3つの角部には、脚部31,32,33が基板2の 面に垂直に垂設されており、脚部31,32,33の先端には、ステープル1を枠材中 に打ち込み易いように、外側が傾斜したナイフ状の刃先31a,32a,33aが形成 されている。
【0018】 図2は請求項2記載の本考案ステープルの実施例を示す斜視図である。 図2において、ステープル4の基板5は、上方から見て概ね直角二等辺三角形 の面状に形成され、その直角角部を挟む2辺の縁部6が立ち上げられている。そ して、縁部6は更に延長され、基板5の直角角部の向く方向に135度M字形に 折曲されて、M字の脚の部分は脚部7に形成され、その先端に外側が傾斜したナ イフ状の刃先7aが形成されている。
【0019】 図3は請求項3記載の本考案ステープルの実施例を示す斜視図である。 図3において、ステープル8の基板9は、上方から見て概ねH字状に形成され 、4つの各辺片(即ちH字の縦の字画)の先端部4ヵ所には、脚部10が基板9の 面に垂直に垂設されており、脚部10の先端には、図1及び図2のステープルと同 様に、ナイフ状の刃先10aが形成されている。
【0020】 次に、本考案ステープルの使用状態について説明する。 図4は図1のステープル1及び図3のステープル8を用いて組立てた枠体の接 合部を示す平面図である。 ステープル1を使用して枠体を組立てるに当たっては、突き合わせ状態の横枠 材Xと縦枠材Yのいずれにも、脚部31,32,33のうち少なくとも1本がかかるよ うにして、基板2の上から打撃を加え、脚部31,32,33が枠材中に埋没するまで 打ち込む。
【0021】 また、ステープル8を使用して枠体を組立てるに当たっては、突き合わせ状態 の横枠材Xと縦枠材Yに脚部10が各2本ずつかかるようにして、基板9の上から 打撃を加え、脚部10が枠材中に埋没するまで打ち込む。
【0022】 このようにして組立てられた枠体の面に平行方向の外力が作用すると、枠体を 変形させようとするモーメントが発生する。このような外力とモーメントはステ ープル1では基板2にかかり、基板2に垂設された3本の脚部31,32,33で支承 される。また、ステープル8では基板9にかかり、基板9に垂設された4本の脚 部10で支承される。その結果、組立てられた枠体は、従来のコ字状のステープル や波釘の場合と異なり、変形や破損を生じ難い。
【0023】 また、ステープル1の基板2及びステープル8の基板9は荷重を受ける断面積 がコ字状のステープルや波釘の場合に比べて大きいので、ステープル1自体の強 度も大きく、変形や破損を生じ難い。
【0024】 なお、図4は、図1のステープル1及び図3のステープル8を用いて枠体を組 立てた例であるが、ステープル1のみ、あるいはステープル8のみを用いて枠体 を組立てても差し支えない。
【0025】 図5は図2のステープル4を用いて組立てた枠体の接合部を示す斜視図であっ て、組立てに当たっては、例えば図10と同じ方法で行うことができる。 組立てられた枠体は、横枠材Xと縦枠材Yが直角に組み合わされる入り隅部に 縁部6が当接して直角が保持されているとともに、横枠材Xと縦枠材Yには刃先 7aを有する脚部7が突き立てられて強固に接合されているので、枠体は容易に 変形したり破損することがない。
【0026】 なお、ステープル4の基板5は面状に形成されていて、荷重を受ける断面積が コ字状のステープルや波釘の場合に比べて著しく大きく、また、基板5の直角角 部に立ち上げられた縁部6が補強リブとして働くので、ステープル4自体の強度 も大きく、変形や破損を生じ難い。
【0027】 以上、本考案を実施例により説明してきたが、本考案は実施例に限定されるも のではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲での設計変更等は本考案に含まれる 。例えば、基板は強度を増すために波状やリブ付き形状としたり、刃先の形状は 抜けにくい鉤状のものとしたり、脚部の本数や位置を変えてもよい。
【0028】
【考案の効果】
以上の説明で明らかなように、本考案のステープルは、木材の接合、特に枠材 同士を直角方向に接合する枠体の組立てが容易且つ確実に行え、また、組立てら れた枠体の強度が大きくて、容易に変形や破損することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1記載の本考案ステープルの実施例を示
す斜視図である。
【図2】請求項2記載のステープルの実施例を示す斜視
図である。
【図3】請求項3記載のステープルの実施例を示す斜視
図である。
【図4】図1及び図3のステープルの使用態様を示す平
面図である。
【図5】図2のステープルの使用態様を示す斜視図であ
る。
【図6】従来技術を示す斜視図である。
【図7】図6のステープルの使用態様を示す平面図であ
る。
【図8】従来技術を示す斜視図である。
【図9】従来技術を示す斜視図である。
【図10】図9のステープルの使用態様を示す平面図であ
る。
【符号の説明】
1,4,8 ステープル 2,5,9 基板 31,32,33,7,10 脚部 31a,32a,33a,7a,10a 刃先 6 縁部

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上方から見て概ね直角三角形状の基板の
    少なくとも3つの角部に、先端に刃先を有する脚部が垂
    設されていることを特徴とするステープル。
  2. 【請求項2】 上方から見て概ね直角三角形状の基板の
    直角角部を挟む2辺の縁部が立ち上げられ、該縁部の両
    端に、先端に刃先を有する脚部が基板の直角角部の向く
    方向に延設されていることを特徴とするステープル。
  3. 【請求項3】 上方から見て概ねH字状もしくはX字状
    の基板の各辺片の先端部に脚部が垂設され、各脚部の先
    端に刃先を有することを特徴とするステープル。
JP8202092U 1992-11-27 1992-11-27 ステープル Pending JPH0645105U (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS497395U (ja) * 1972-04-26 1974-01-22
JPS5146659A (ja) * 1974-10-17 1976-04-21 Ikunori Niihara Ritsutaitomegu
JPH03224928A (ja) * 1990-01-31 1991-10-03 Kenji Iwawaki 木造建築物用継ぎ手補強金物

Patent Citations (3)

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