JPH0644900B2 - 不織布クリーナー - Google Patents

不織布クリーナー

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JPH0644900B2
JPH0644900B2 JP63000557A JP55788A JPH0644900B2 JP H0644900 B2 JPH0644900 B2 JP H0644900B2 JP 63000557 A JP63000557 A JP 63000557A JP 55788 A JP55788 A JP 55788A JP H0644900 B2 JPH0644900 B2 JP H0644900B2
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JP
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resin binder
woven fabric
synthetic resin
microballoons
fiber
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Inventor
利也 塩津
Original Assignee
金井 宏之
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  • Cleaning Implements For Floors, Carpets, Furniture, Walls, And The Like (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、家庭の台所,洗面所,トイレ,浴室等に使用
する不織布クリーナーの改良に関するものである。
〔従来の技術及びその問題点〕
従来より、家庭の台所,洗面所,トイレ,浴室等の清
掃,洗浄に当っては、ナイロン繊維等よりなる嵩高繊維
層を研摩材粒子を含有する熱硬化性樹脂結合剤で一体的
に固着してなるものや、研摩材粒子を含有せず弾性の樹
脂結合剤のみで固定した不織布クリナーが多く見うけら
れる。
しかるに、研摩材粒子を含有するものは言うに及ばず、
研摩材粒子を含有しないものにおいても、嵩高繊維層の
繊維が交差接触する部分において該樹脂結合剤が繊維表
面に塊状となり付着する為、表面硬度の柔らかい被洗浄
物に傷を付けたり、表面の摩耗を早める等の問題点があ
る。また、一般家庭の台所もシステムキッチンの導入
や、溶室,洗面所など新素材が採用され、より装飾性,
快適性が重視され、それに用いられる日用雑貨,クリー
ナーもそのニーズにマッチした新規な外観,風合,機能
を有する差別化された商品が求められている。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は上記問題点を解決するに当り、有機熱膨脹性マ
イクロバルーンを含有する合成樹脂結合剤を用いること
により、該マイクロバルーンを加熱膨脹させる該樹脂皮
膜が柔軟で特殊な風合を有する点に着目し、合成繊維よ
り構成される嵩高繊維層に合成樹脂結合剤100重量部
に対し、有機熱膨脹性マイクロバルーン50〜300重
量部含む該結合剤を付着せしめ、該マイクロバルーンを
加熱膨脹させることにより、樹脂結合剤塊がなく表面が
非常に柔軟で外観,風合の新規なる不織布クリーナーを
提供することにより解決したものである。
本発明に用いられる合成繊維としては、ポリエステル,
ナイロン,ポリプロピレン,塩化ビニリデン,アクリル
繊維等よりなり、それぞれ単独またはその混合物が用い
られる。
また、有機熱膨脹性マイクロバルーンとしては、塩化ビ
ニリデン,アクリロニトリル,アクリル酸エステル,メ
タクリル酸エステル,フェノール等を殻壁とし、内部に
熱膨脹性気体を内包する粒径5μ〜300μの微細な中
空球体が用いられ、加熱膨脹により粒径は2〜5倍に達
し、独立多孔層を形成する。該マイクロバルーンが合成
樹脂結合剤100重量部に対し、50重量部以下の場
合、熱膨脹率が低く、本発明による柔軟な風合、外観等
が得られず、逆に300重量部以上の場合、不織布クリ
ーナー自体の強度低下のため、実用に耐えないものとな
る。
次に本発明の不織布クリーナーに用いられる合成樹脂結
合剤としては、アクリル酸エステル,SBR,NBR,
PVA,EVA,フェノール,エポキシ,尿素,メラミ
ン,ウレタン樹脂等があり、それぞれ単独または複数種
混合して使用される。
(作 用〕 本発明による不織布クリーナーは、第2図に示す如く、
マイクロバルーンが熱膨脹しており、合成樹脂結合剤
は、それぞれの該マイクロバルーンの膨脹に伴ない、そ
の表面積を増大させ、該マイクロバルーンの表面上に薄
い皮膜膜なって固着されるため、合成樹脂結合剤塊を生
じず、また、膨脹した該マイクロバルーンは独立気泡の
ため適度なクッション性を有し、その使用に際しては、
被洗浄物の表面に傷を入れたり、摩耗を早めたりするこ
とがない。
また、本発明の不織布クリーナーは、独立気泡を多数含
有する為、外観に独特の特徴を有し、その風合も非常に
柔軟で、従来の不織布クリーナーにない審美性および風
合いを有する。
さらに、本発明による不織布クリーナーは、表面に薄く
弾力性に富む合成樹脂結合剤皮膜により構成されている
ことにより、被洗浄物の摺擦に当り、該皮膜がクッショ
ン材となり、被洗浄物の凸凹に追従し、十分な洗浄力が
得られると共に、該皮膜と被洗浄物との摩擦抵抗により
特異な洗浄音を発し、充実した洗浄感が得られるもので
ある。
〔実施例〕
以下本発明の1実施例を詳細に説明する。
繊維太さ14デニール,繊維長51mmのナイロン繊維か
らなり、繊維重量120g/m2の嵩高ランダムウェブの
繊維表面を、NBRのスプレーにより被覆してメーキン
グコート層を形成し、さらに、その表面に塩化ビニリデ
ン−アクリロニトリルを外殻とし、ブタンガスを内包す
る粒径20μの熱膨脹性マイクロバルーン200重量部
を含有するアクリル酸エステル樹脂結合剤100重量部
を浸漬によりサイズコート層として被覆せしめ、該マイ
クロバルーンを粒径60〜80μに加熱膨脹させ、不織
布クリーナーを形成した。尚、上記実施例に於てはマイ
クロバルーンを樹脂結合剤の繊維に対する付着量(D.
P.U%)は30〜150%の範囲にとどめることが好
ましい。
得られた本発明の不織布クリーナー(1)は第1図及び第
2図に示す様にランダムウェブより形成する嵩高繊維層
の仮止め不織布構成繊維(2)が交差接触する部分に熱膨
脹したマイクロバルーン(3)を分散包含する樹脂結合剤
(4)によって一様に固着して構成されている。
比較例 サイズコート層として、アクリル酸エステル樹脂結合剤
を用い、実施例と同様に不織布クリーナーを形成した。
上記2種の不織布クリーナーを用い、PET樹脂製食器
を、荷重500g/cm2で1000回往復摺擦したとこ
ろ、実施例による不織布クリーナーを使用したPET樹
脂製食器の表面には全く傷が入らなかったのに対し、比
較例を使用したものには、表面に小さな傷が多数見られ
た。
〔発明の効果〕
本発明は上記の如く構成したとにより、加熱時にマイク
ロバルーンが熱膨脹することによって不織布構成繊維を
交絡接合した合成樹脂結合剤の表面積が増大ると共に、
該マイクロバルーンの表面上に薄い皮膜となって固着す
るため、繊維表面に樹脂結合剤塊が生じない。
したがって、得られる不織布クリーナーは適度なクッシ
ョン性を有し、使用の際、被洗浄物の表面に傷を入れた
り、摩耗を早めたりすることがない。
また、マイクロバルーンの熱膨脹によって内部に多数の
気泡を含有した合成樹脂結合剤が繊維層に付着している
ため、得られる不織布クリーナーは非常に柔軟で、従来
の不織布クリーナーにない審美性および風合いを有す
る。
さらに、繊維層に付着した合成樹脂結合剤は、熱膨脹し
たマイクロバルーン表面上に皮膜状となって固着してい
るため、弾力性に富み、したがって、洗浄時には被洗浄
物の凸凹に追従し、十分な洗浄力が得られるという優れ
た効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による不織布クリーナーの斜視図、第2
図は同第1図の部分拡大図である。 (1)……不織布クリーナー (2)……繊維 (3)……熱膨脹マイクロバルーン (4)……樹脂結合剤

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ナイロン,ポリエステル等の合成繊維より
    構成される嵩高繊維層に、合成樹脂結合剤100重量部
    に対し有機熱膨脹性マイクロバルーンを50〜300重
    量部含む合成樹脂結合剤を付着せしめ、該マイクロバル
    ーンを加熱膨脹させたことを特徴とする不織布クリーナ
    ー。
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