JPH0644782B2 - リングトリップ装置 - Google Patents
リングトリップ装置Info
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- JPH0644782B2 JPH0644782B2 JP59203011A JP20301184A JPH0644782B2 JP H0644782 B2 JPH0644782 B2 JP H0644782B2 JP 59203011 A JP59203011 A JP 59203011A JP 20301184 A JP20301184 A JP 20301184A JP H0644782 B2 JPH0644782 B2 JP H0644782B2
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- JP
- Japan
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- hook
- telephone
- switch
- relay
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- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04M—TELEPHONIC COMMUNICATION
- H04M19/00—Current supply arrangements for telephone systems
- H04M19/02—Current supply arrangements for telephone systems providing ringing current or supervisory tones, e.g. dialling tone or busy tone
- H04M19/026—Arrangements for interrupting the ringing current
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Devices For Supply Of Signal Current (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、時分割交換機に接続される加入者回路におい
て、回線対応又は複数回線対応に制御用プロセッサ(以
下、LPRと称する)と、いわゆるBORSCHT機能のうちのリ
ンガ送出機能及び監視機能とを改良したリングトリップ
装置に関する。
て、回線対応又は複数回線対応に制御用プロセッサ(以
下、LPRと称する)と、いわゆるBORSCHT機能のうちのリ
ンガ送出機能及び監視機能とを改良したリングトリップ
装置に関する。
一般に、電話機に対して着呼があった場合、電話機に設
けられているリンガがインタリンギング信号により断続
的に鳴動する。このインタリンギング信号は、例えば、
16Hzの連続呼出信号を、リレー接点を動作させること
により加入者回線に送出し、それにより、例えば1秒間
の16Hz信号と2秒間の無信号とを繰り返して形成され
る。加入者が着呼に応答して受話器を持ち上げると、す
なわち、オフフックすると、リングトリップ装置が動作
してリレー接点を復旧させ、それにより断続鳴動音は停
止する。この場合、リンガの鳴動途中でオフフックされ
てから、リレー接点が復旧する迄の時間(リングトリッ
プ動作時間)は、16Hzの連続呼出信号が加入者回線を
介して受話器に送出されて不快音として聞こえるので、
上記時間をできる限り短くする必要がある。
けられているリンガがインタリンギング信号により断続
的に鳴動する。このインタリンギング信号は、例えば、
16Hzの連続呼出信号を、リレー接点を動作させること
により加入者回線に送出し、それにより、例えば1秒間
の16Hz信号と2秒間の無信号とを繰り返して形成され
る。加入者が着呼に応答して受話器を持ち上げると、す
なわち、オフフックすると、リングトリップ装置が動作
してリレー接点を復旧させ、それにより断続鳴動音は停
止する。この場合、リンガの鳴動途中でオフフックされ
てから、リレー接点が復旧する迄の時間(リングトリッ
プ動作時間)は、16Hzの連続呼出信号が加入者回線を
介して受話器に送出されて不快音として聞こえるので、
上記時間をできる限り短くする必要がある。
従来の加入者回路におけるリングトリップ動作は、後に
図面によって詳述する如く、ハードウェアのみで実現し
ていた。すなわち、簡単に説明すると、リレー接点を介
して加入者回線に供給される断続呼出信号中の無信号時
にオフフックされた場合に検出される直流ループ検出信
号はサイレントトリップ検出信号として、後に詳述する
電圧分離回路を介して制御用プロセッサに入力されてソ
フトウェアにより処理されているが、断続呼出信号中の
有信号時にオフフックされた場合に検出される直流ルー
プ検出信号はリングトリップ検出信号として、上記とは
別の電圧分離回路を介して論理回路に与えられ、この論
理回路によりリレー接点を復旧させていた。
図面によって詳述する如く、ハードウェアのみで実現し
ていた。すなわち、簡単に説明すると、リレー接点を介
して加入者回線に供給される断続呼出信号中の無信号時
にオフフックされた場合に検出される直流ループ検出信
号はサイレントトリップ検出信号として、後に詳述する
電圧分離回路を介して制御用プロセッサに入力されてソ
フトウェアにより処理されているが、断続呼出信号中の
有信号時にオフフックされた場合に検出される直流ルー
プ検出信号はリングトリップ検出信号として、上記とは
別の電圧分離回路を介して論理回路に与えられ、この論
理回路によりリレー接点を復旧させていた。
上記の如く、リングトリップ動作をハードウェアのみで
実現すると、電圧分離回路及び論理回路が必要なので部
品点数が多くなり不経済であるという問題点がある。
実現すると、電圧分離回路及び論理回路が必要なので部
品点数が多くなり不経済であるという問題点がある。
また、従来、リンガの鳴動途中のオフフックが一たん検
出されると、リレー接点はハードウェアにより復旧状態
に固定されるので、加入者がオフフックした直後に誤っ
てオンフックした場合には既に復旧状態になっているリ
レーを再び動作させることは出来ず、従ってリンガが鳴
動しないため、加入者に着呼があるにもかかわらず、加
入者はこれを認識できなくなるという問題もある。
出されると、リレー接点はハードウェアにより復旧状態
に固定されるので、加入者がオフフックした直後に誤っ
てオンフックした場合には既に復旧状態になっているリ
レーを再び動作させることは出来ず、従ってリンガが鳴
動しないため、加入者に着呼があるにもかかわらず、加
入者はこれを認識できなくなるという問題もある。
さらに、ノイズ等により、リングトリップの誤動作が生
じてオフフックを検出した場合も、リレー接点は復旧状
態に固定され、リンガが鳴動しなくなるという問題もあ
る。
じてオフフックを検出した場合も、リレー接点は復旧状
態に固定され、リンガが鳴動しなくなるという問題もあ
る。
リングトリップ動作をソフトウェアにて実現することも
考えられるが、前述の如く、加入者がオフフックしてか
らリレー接点を復旧させる迄の時間を充分短くする必要
があるので、ソフトウェアの処理をリアルタイムで行な
わなければならず、処理内容が単純な割りには、リング
トリップ動作のためのソフトウェアを専有する時間が長
くなると考えられ、不経済であるので、ソフトウェアの
みによるリングトリップ動作は実現していない。
考えられるが、前述の如く、加入者がオフフックしてか
らリレー接点を復旧させる迄の時間を充分短くする必要
があるので、ソフトウェアの処理をリアルタイムで行な
わなければならず、処理内容が単純な割りには、リング
トリップ動作のためのソフトウェアを専有する時間が長
くなると考えられ、不経済であるので、ソフトウェアの
みによるリングトリップ動作は実現していない。
本発明の目的は、前述の従来技術の問題点にかんがみ、
断続呼出信号中の無信号時にオフフックされた場合に検
出されるサイレントトリップ検出信号と、有信号時にオ
フフックされた場合に検出されるリングトリップ検出信
号との論理和を状態信号として、これを制御用プロセッ
サに入力し、制御用プロセッサによってリングトリップ
動作を行なわせるという構想に基づき、リングトリップ
装置において、前述した電圧分離回路の数を減らした
り、論理回路を不要にすることで部品点数を従来より削
減して低価格化を図ることにある。
断続呼出信号中の無信号時にオフフックされた場合に検
出されるサイレントトリップ検出信号と、有信号時にオ
フフックされた場合に検出されるリングトリップ検出信
号との論理和を状態信号として、これを制御用プロセッ
サに入力し、制御用プロセッサによってリングトリップ
動作を行なわせるという構想に基づき、リングトリップ
装置において、前述した電圧分離回路の数を減らした
り、論理回路を不要にすることで部品点数を従来より削
減して低価格化を図ることにある。
本発明の他の目的は、制御プロセッサによってリングト
リップ検出信号を所定回数だけ監視することにより、オ
フフック直後に誤ってオンフックした場合やノイズ等に
よる擬似的なオフフック状態でも、リレー接点を再度動
作させてリンガを鳴動させ、それにより呼出信号が何ら
かの原因で途切れてしまうという問題を解消、すなわち
誤動作に対する耐性を向上させることで、加入者に対す
るサービスを向上させることにある。
リップ検出信号を所定回数だけ監視することにより、オ
フフック直後に誤ってオンフックした場合やノイズ等に
よる擬似的なオフフック状態でも、リレー接点を再度動
作させてリンガを鳴動させ、それにより呼出信号が何ら
かの原因で途切れてしまうという問題を解消、すなわち
誤動作に対する耐性を向上させることで、加入者に対す
るサービスを向上させることにある。
上記の目的を達成するための本発明の構成は、複数の加
入者回線の各々と連続呼出信号発生手段との間に設けら
れたスイッチ手段、スイッチ手段を制御することにより
連続呼出信号を断続呼出信号にして選択された加入者回
線に送出するスイッチ制御手段、加入者回線に供給され
る断続呼出信号中の無信号時に加入者回線に接続された
電話機のオフフックを検出するサイレントトリップ検出
手段、加入者回線に供給される断続呼出信号中の有信号
時に電話機のオフフックを検出するリングトリップ検出
手段、サイレントトリップ検出手段の出力とリングトリ
ップ検出手段の出力との論理和を状態信号としてスイッ
チ制御手段に入力する論理和ゲート手段を具備し、スイ
ッチ制御手段は、論理和ゲート手段の出力信号を監視し
加入者回線と連続呼出信号発生手段との間をスイッチ手
段で接続中に論理和ゲート手段からの出力信号の走査結
果において該出力信号がオフフックを示している場合、
スイッチ手段を直ちに復旧させ、その後論理和ゲート手
段からの出力信号を複数回走査し、同種の出力信号を複
数回検出したときに電話機のオフフックと判定してスイ
ッチ手段を復旧させた状態に維持し、複数回の走査結果
により出力信号が1度でも電話機のオンフックを示す信
号に変化しているときは、スイッチ手段を再び動作させ
て断続呼出信号を加入者回線に供給する手段と、スイッ
チ手段が復旧中に論理和ゲート手段からの出力信号を複
数回走査し、その複数の走査結果とも出力信号がオフフ
ックを示しているときに電話機のオフフックと判定して
スイッチ手段を復旧させた状態に維持し、出力信号が電
話機のオンフックを示す信号であるときはスイッチ手段
を再び動作させて断続呼出信号を加入者回線に供給する
手段を備えることを特徴とするリングトリップ装置であ
る。
入者回線の各々と連続呼出信号発生手段との間に設けら
れたスイッチ手段、スイッチ手段を制御することにより
連続呼出信号を断続呼出信号にして選択された加入者回
線に送出するスイッチ制御手段、加入者回線に供給され
る断続呼出信号中の無信号時に加入者回線に接続された
電話機のオフフックを検出するサイレントトリップ検出
手段、加入者回線に供給される断続呼出信号中の有信号
時に電話機のオフフックを検出するリングトリップ検出
手段、サイレントトリップ検出手段の出力とリングトリ
ップ検出手段の出力との論理和を状態信号としてスイッ
チ制御手段に入力する論理和ゲート手段を具備し、スイ
ッチ制御手段は、論理和ゲート手段の出力信号を監視し
加入者回線と連続呼出信号発生手段との間をスイッチ手
段で接続中に論理和ゲート手段からの出力信号の走査結
果において該出力信号がオフフックを示している場合、
スイッチ手段を直ちに復旧させ、その後論理和ゲート手
段からの出力信号を複数回走査し、同種の出力信号を複
数回検出したときに電話機のオフフックと判定してスイ
ッチ手段を復旧させた状態に維持し、複数回の走査結果
により出力信号が1度でも電話機のオンフックを示す信
号に変化しているときは、スイッチ手段を再び動作させ
て断続呼出信号を加入者回線に供給する手段と、スイッ
チ手段が復旧中に論理和ゲート手段からの出力信号を複
数回走査し、その複数の走査結果とも出力信号がオフフ
ックを示しているときに電話機のオフフックと判定して
スイッチ手段を復旧させた状態に維持し、出力信号が電
話機のオンフックを示す信号であるときはスイッチ手段
を再び動作させて断続呼出信号を加入者回線に供給する
手段を備えることを特徴とするリングトリップ装置であ
る。
上記構成によれば、サイレントトリップ検出信号とリン
グトリップ検出信号とを論理和ゲートを介してスイッチ
制御手段に入力することによりリングトリップ動作をソ
フトウェア処理することができる。
グトリップ検出信号とを論理和ゲートを介してスイッチ
制御手段に入力することによりリングトリップ動作をソ
フトウェア処理することができる。
さらに、オフフックの検出を複数回に渡って行うことに
より誤動作を防止できる。
より誤動作を防止できる。
本発明の実施例について説明する前に、本発明によるリ
ングトリップ装置が含まれる電子交換機システムの全体
構成を第7図について説明する。
ングトリップ装置が含まれる電子交換機システムの全体
構成を第7図について説明する。
第7図において、複数の加入者回路(SLC)1のパッケ
ージ(シングルラインテレフォンコントロールカード)
が、ネットワークNWを構成する交換スイッチカード
(SWC)2に接続されており、交換スイッチカード2は
中央処理装置(CC)3及びメモリ(MEM)4によって運用
されている。各加入者回路1には、複数の電話機(T)5
に加入者回線6を介して接続されている複数のいわゆる
BORSCHT機能回路7と、これらBORSCHT機能回路7を共通
に制御する制御用プロセッサ(LPR)8とが含まれてい
る。連続呼出信号(リンガー信号)発生器(RGN)9
が、すべての加入者回路SLCに共通に接続されている。
中央処理装置(CC)3のソフトウェアは、電話機端末5に
対する呼の接続及び各種サービス等、比較的時間的余裕
はあるが、全回線を制御する目的で作られる。制御用プ
ロセッサ8は加入者回路1内に収容される複数回線を共
通に制御するが、この制御はリアルタイム処理に近い時
間的に厳しい制御である。各加入者回路1と中央処理装
置3との間の情報交換は、通常のディジタル化された音
声信号と同様に、交換スイッチカード2上で専用タイム
スロットを通して行なわれる。連続呼出信号発生器9か
らの信号は各加入者回路1に分配される。
ージ(シングルラインテレフォンコントロールカード)
が、ネットワークNWを構成する交換スイッチカード
(SWC)2に接続されており、交換スイッチカード2は
中央処理装置(CC)3及びメモリ(MEM)4によって運用
されている。各加入者回路1には、複数の電話機(T)5
に加入者回線6を介して接続されている複数のいわゆる
BORSCHT機能回路7と、これらBORSCHT機能回路7を共通
に制御する制御用プロセッサ(LPR)8とが含まれてい
る。連続呼出信号(リンガー信号)発生器(RGN)9
が、すべての加入者回路SLCに共通に接続されている。
中央処理装置(CC)3のソフトウェアは、電話機端末5に
対する呼の接続及び各種サービス等、比較的時間的余裕
はあるが、全回線を制御する目的で作られる。制御用プ
ロセッサ8は加入者回路1内に収容される複数回線を共
通に制御するが、この制御はリアルタイム処理に近い時
間的に厳しい制御である。各加入者回路1と中央処理装
置3との間の情報交換は、通常のディジタル化された音
声信号と同様に、交換スイッチカード2上で専用タイム
スロットを通して行なわれる。連続呼出信号発生器9か
らの信号は各加入者回路1に分配される。
加入者回路(SLC)1の構成例を第8図に示す。周知の
如く、加入者回路1は、BORSCHTで表わされる回線とイ
ンターフェイスするための機能である回線機能を有す
る。BORSCHTの表記中、Bは給電機能、Oは過電圧保護
機能、Rはリンガー送出機能、Sは監視機能、CはA/
D,D/A変換機能、Hは2線−4線変換機能、Tはテ
スト機能をそれぞれ表わしている。図において、A及び
Bは加入者回路通話路10,11の端子であり、電話機
5(第7図)に接続される。給電監視回路(BS)12,
13は通話路10,11への給電及びサイレントトリッ
プ時の通話路の直流ループを監視するもの、リングトリ
ップ検出回路(RS)14はリングトリップ時の通話路の
直流ループを検出するもの、15はE/G分離回路であ
って、E系の電源とG系の電源を分離するもの、RLは
リレー接点rl0,rl1を駆動するリレー、16はリレーR
Lを駆動するドライバ、TSTはリレー設定t0〜t3を
駆動するリレー、17はリレーTSTを駆動するドライ
バ、18は論理オアゲート、CRは連続呼出信号発振
器、STは制御用プロセッサ8によって定期的に監視さ
れる状態監視信号、SD1及びSD2は、制御用プロセ
ッサ8から送出されるリレー駆動信号である。
如く、加入者回路1は、BORSCHTで表わされる回線とイ
ンターフェイスするための機能である回線機能を有す
る。BORSCHTの表記中、Bは給電機能、Oは過電圧保護
機能、Rはリンガー送出機能、Sは監視機能、CはA/
D,D/A変換機能、Hは2線−4線変換機能、Tはテ
スト機能をそれぞれ表わしている。図において、A及び
Bは加入者回路通話路10,11の端子であり、電話機
5(第7図)に接続される。給電監視回路(BS)12,
13は通話路10,11への給電及びサイレントトリッ
プ時の通話路の直流ループを監視するもの、リングトリ
ップ検出回路(RS)14はリングトリップ時の通話路の
直流ループを検出するもの、15はE/G分離回路であ
って、E系の電源とG系の電源を分離するもの、RLは
リレー接点rl0,rl1を駆動するリレー、16はリレーR
Lを駆動するドライバ、TSTはリレー設定t0〜t3を
駆動するリレー、17はリレーTSTを駆動するドライ
バ、18は論理オアゲート、CRは連続呼出信号発振
器、STは制御用プロセッサ8によって定期的に監視さ
れる状態監視信号、SD1及びSD2は、制御用プロセ
ッサ8から送出されるリレー駆動信号である。
第8図に示した加入者回路と制御用プロセッサのうち、
本発明に係るリングトリップ動作を行なう部分を抽出し
た、本発明の一実施例によるリングトリップ装置の回路
図を第1図に示す。
本発明に係るリングトリップ動作を行なう部分を抽出し
た、本発明の一実施例によるリングトリップ装置の回路
図を第1図に示す。
第1図において、第7図及び第8図に示された部分と同
一部分には同一参照番号が付してある。連続呼出信号9
は、リンガ発振器CRに直流電源19が直列に接続され
て構成されている。また、給電監視回路13にも、他の
直流電源20が直列に接続されている。給電監視回路1
3からのサイレントトリップ検出信号とリングトリップ
検出回路14の出力とは、論理オアゲート18に入力さ
れる。論理オアゲート18の出力はE/G分離回路15
を介して、状態信号STとして制御用プロセッサ8に入
力される。E/G分離回路15は、前述の如く、接地電
源電圧が−48VのG系と、接地電源電圧が0VのE系
とを電気的に分離するための素子である。G系には、図
においては、給電監視回路12,13、リングトリップ
検出回路14、リンガ発振器CR、電話機T、ハイブリ
ッドトランスHの2線側、等が含まれ、E系には、論理
オアゲート18、E/G分離回路15、制御用プロセッ
サ8、ドライバ16、リレーRL、ハイブリッドトラン
スHの4線側、等が含まれる。
一部分には同一参照番号が付してある。連続呼出信号9
は、リンガ発振器CRに直流電源19が直列に接続され
て構成されている。また、給電監視回路13にも、他の
直流電源20が直列に接続されている。給電監視回路1
3からのサイレントトリップ検出信号とリングトリップ
検出回路14の出力とは、論理オアゲート18に入力さ
れる。論理オアゲート18の出力はE/G分離回路15
を介して、状態信号STとして制御用プロセッサ8に入
力される。E/G分離回路15は、前述の如く、接地電
源電圧が−48VのG系と、接地電源電圧が0VのE系
とを電気的に分離するための素子である。G系には、図
においては、給電監視回路12,13、リングトリップ
検出回路14、リンガ発振器CR、電話機T、ハイブリ
ッドトランスHの2線側、等が含まれ、E系には、論理
オアゲート18、E/G分離回路15、制御用プロセッ
サ8、ドライバ16、リレーRL、ハイブリッドトラン
スHの4線側、等が含まれる。
リングトリップ検出回路14の構成は、例えば第2図に
示すように、抵抗R0の両端電圧を積分する積分器21
と、その出力を所定のスレショルド電圧Vthと比較する
比較器22とを備えてなっている。
示すように、抵抗R0の両端電圧を積分する積分器21
と、その出力を所定のスレショルド電圧Vthと比較する
比較器22とを備えてなっている。
次に第1図のリングトリップ装置の動作を説明する。
第1図において、電話機Tに対する着呼がない状態で
は、リレー接点rl0,rl1は復旧状態(図において点線で
示した状態)にあり、電話機Tには給電監視回路(BS)
12,13が接続されている。この状態で電話機Tがオ
ンフックしている場合は、電話機T内のコンデンサ(図
示せず)により直流ループがカットされているので、電
流は流れないが、オフフックすると、電話機Tを介する
直流ループが形成され、電源20から供給される直流が
通話路10,11を流れる。給電監視回路13はこの直
流を検出し、検出信号を論理オアゲート18及びE/G分
離回路15を介して状態信号STとして制御用プロセッ
サ8にオフフック情報を伝達する。
は、リレー接点rl0,rl1は復旧状態(図において点線で
示した状態)にあり、電話機Tには給電監視回路(BS)
12,13が接続されている。この状態で電話機Tがオ
ンフックしている場合は、電話機T内のコンデンサ(図
示せず)により直流ループがカットされているので、電
流は流れないが、オフフックすると、電話機Tを介する
直流ループが形成され、電源20から供給される直流が
通話路10,11を流れる。給電監視回路13はこの直
流を検出し、検出信号を論理オアゲート18及びE/G分
離回路15を介して状態信号STとして制御用プロセッ
サ8にオフフック情報を伝達する。
電話機Tに対して呼出しがある場合、制御用プロセッサ
8からリレー駆動信号SD1が断続的に出力され、それに
より、リレー接点rl0,rl1は、例えば1秒間の動作(第
1図において実線の状態)と2秒間の復旧(第1図にお
いて点線の状態)とを繰り返す。この結果、連続呼出信
号発生器9からの16Hzのリンガ信号が抵抗R0→リレ
ー接点rl0→電話機T→リレー接点rl1→抵抗R1の経路
で電話機Tに断続呼出信号として伝わり、電話機Tのベ
ルを断続的に鳴動させる。
8からリレー駆動信号SD1が断続的に出力され、それに
より、リレー接点rl0,rl1は、例えば1秒間の動作(第
1図において実線の状態)と2秒間の復旧(第1図にお
いて点線の状態)とを繰り返す。この結果、連続呼出信
号発生器9からの16Hzのリンガ信号が抵抗R0→リレ
ー接点rl0→電話機T→リレー接点rl1→抵抗R1の経路
で電話機Tに断続呼出信号として伝わり、電話機Tのベ
ルを断続的に鳴動させる。
電話機Tに対して呼出しが行なわれている状態で、リレ
ー接点rl0,rl1が動作中、すなわち電話機Tのベルが鳴
動中に、電話機Tをオフフックした場合のリングトリッ
プ動作を第3図に示した電圧波形図によって説明する。
第3図において、時刻t1迄は電話機Tはオンフック状
態であり、ベルが鳴動している。この状態では、第3図
(e)に示すように、リレーRLは動作中であってリレー
接点rl0,rl1は動作しており、従って、第3図(a)に示
すように、端子Aには16Hzの連続呼出信号が印加され
ている。電話機Tがオンフックしているので直流ループ
は形成されず、従って、電源19の直流電圧は連続呼出
信号に重畳されていない。
ー接点rl0,rl1が動作中、すなわち電話機Tのベルが鳴
動中に、電話機Tをオフフックした場合のリングトリッ
プ動作を第3図に示した電圧波形図によって説明する。
第3図において、時刻t1迄は電話機Tはオンフック状
態であり、ベルが鳴動している。この状態では、第3図
(e)に示すように、リレーRLは動作中であってリレー
接点rl0,rl1は動作しており、従って、第3図(a)に示
すように、端子Aには16Hzの連続呼出信号が印加され
ている。電話機Tがオンフックしているので直流ループ
は形成されず、従って、電源19の直流電圧は連続呼出
信号に重畳されていない。
時刻t1で電話機Tがオフフックされると、電話機Tの
両端が直流的に接続されるので、電源19、リンガ発振器
CR、抵抗R0、リレー接点rl0、電話機T、リレー接
点rl1、抵抗R1を通る直流ループが形成され、それに
より、端子Aに印加されている16Hz連続呼出信号に電
源19の直流電圧が重畳される。また、オフフックによ
り、リンガ発振器CRの負荷が小さくなるので、連続呼
出信号の振幅は小さくなる。リングトリップ検出回路1
4内の積分器21は、抵抗R0の両端電圧の直流分を積
分して第3図(b)に示す出力を得、比較器22はこの出
力電圧をスレショルド電圧Vthと比較することにより、
第3図(c)に示すリングトリップ検出信号を得る。この
リングトリップ検出信号は論理オアゲート18及びE/
G分離回路15を介して制御プロセッサ8に状態信号S
Tとして入力される。制御用プロセッサ8は状態信号S
Tを、第3図(d)に示す所定周期の走査信号SCNで監視し
ており、状態信号STが論理“0”になった時刻t2で
すみやかにリレーRLを復旧させる。第3図(c)に示す
如く、状態信号STの論理“0”のパルス幅は、積分が
進行するにつれて次第に大きくなるので、時刻t2にお
ける論理“0”のパルス幅は小さい。このため、走査信
号SCNの周期が長い場合や連続呼出信号の周波数が高い
場合は、時刻t2における状態信号STの論理“0”を
制御用プロセッサ8は検出できず、時刻t3における次
の論理“0”を検出することになる場合がある。この場
合は、リレーRLの復旧も時刻t3迄延期されることに
なるが、時刻t2とt3の間は走査信号SCNの僅か2周
期分であり、リレーRLの復旧の遅れは特に問題とはな
らない。
両端が直流的に接続されるので、電源19、リンガ発振器
CR、抵抗R0、リレー接点rl0、電話機T、リレー接
点rl1、抵抗R1を通る直流ループが形成され、それに
より、端子Aに印加されている16Hz連続呼出信号に電
源19の直流電圧が重畳される。また、オフフックによ
り、リンガ発振器CRの負荷が小さくなるので、連続呼
出信号の振幅は小さくなる。リングトリップ検出回路1
4内の積分器21は、抵抗R0の両端電圧の直流分を積
分して第3図(b)に示す出力を得、比較器22はこの出
力電圧をスレショルド電圧Vthと比較することにより、
第3図(c)に示すリングトリップ検出信号を得る。この
リングトリップ検出信号は論理オアゲート18及びE/
G分離回路15を介して制御プロセッサ8に状態信号S
Tとして入力される。制御用プロセッサ8は状態信号S
Tを、第3図(d)に示す所定周期の走査信号SCNで監視し
ており、状態信号STが論理“0”になった時刻t2で
すみやかにリレーRLを復旧させる。第3図(c)に示す
如く、状態信号STの論理“0”のパルス幅は、積分が
進行するにつれて次第に大きくなるので、時刻t2にお
ける論理“0”のパルス幅は小さい。このため、走査信
号SCNの周期が長い場合や連続呼出信号の周波数が高い
場合は、時刻t2における状態信号STの論理“0”を
制御用プロセッサ8は検出できず、時刻t3における次
の論理“0”を検出することになる場合がある。この場
合は、リレーRLの復旧も時刻t3迄延期されることに
なるが、時刻t2とt3の間は走査信号SCNの僅か2周
期分であり、リレーRLの復旧の遅れは特に問題とはな
らない。
オフフックの検出を確実化するために、走査信号SCNの
連続する2つのパルスで共に状態信号STが論理“0”に
なってはじめてリレーRLを復旧させることも考えられ
るが、この場合は状態信号STの論理“0”のパルス幅
が走査信号SCNの2周期以上とならないとリレーRLを
復旧させることができないので、加入者がオフフックし
てから受話器での16Hzのリンガ信号音が停止する迄の
時間が長すぎるので実用的ではない。
連続する2つのパルスで共に状態信号STが論理“0”に
なってはじめてリレーRLを復旧させることも考えられ
るが、この場合は状態信号STの論理“0”のパルス幅
が走査信号SCNの2周期以上とならないとリレーRLを
復旧させることができないので、加入者がオフフックし
てから受話器での16Hzのリンガ信号音が停止する迄の
時間が長すぎるので実用的ではない。
一方、前述の如く、走査信号SCNのある1つのパルスに
よる走査で状態信号の論理“0”が検出されたとしてリ
レーRLを復旧状態に固定させたのでは、加入者が誤っ
て受話器をオンフックした場合や、上記状態信号の論理
“0”がノイズ等による誤動作で生じたものである場
合、リレーRLを再度動作させてリンガを鳴動させるこ
とはできない。そこで、本発明の実施例では、後に第6
図のフローチャートによって詳述する如く、1回の走査
で一たんリレーRLを復旧させた後に、2回の走査で状
態信号STを再監視し、状態信号が論理“1”に戻って
いたら再びリレーRLを動作させることによりリンガを
鳴動させるようにしている。
よる走査で状態信号の論理“0”が検出されたとしてリ
レーRLを復旧状態に固定させたのでは、加入者が誤っ
て受話器をオンフックした場合や、上記状態信号の論理
“0”がノイズ等による誤動作で生じたものである場
合、リレーRLを再度動作させてリンガを鳴動させるこ
とはできない。そこで、本発明の実施例では、後に第6
図のフローチャートによって詳述する如く、1回の走査
で一たんリレーRLを復旧させた後に、2回の走査で状
態信号STを再監視し、状態信号が論理“1”に戻って
いたら再びリレーRLを動作させることによりリンガを
鳴動させるようにしている。
電話機Tに対して呼出しが行なわれている状態で、リレ
ー接点rl0,rl1が復旧中、すなわちベルの鳴動が断とな
っている状態で、電話機Tをオフフックした場合は、給
電監視回路13が直流ループを検出して、サイレントト
リップ検出信号を論理オアゲート18及びE/G分離回
路を介して制御用プロセッサ8に与え、制御用プロセッ
サ8はこれ以後、リレーRLを復旧させた状態に固定す
る。
ー接点rl0,rl1が復旧中、すなわちベルの鳴動が断とな
っている状態で、電話機Tをオフフックした場合は、給
電監視回路13が直流ループを検出して、サイレントト
リップ検出信号を論理オアゲート18及びE/G分離回
路を介して制御用プロセッサ8に与え、制御用プロセッ
サ8はこれ以後、リレーRLを復旧させた状態に固定す
る。
第4図は、本発明の実施例との比較のために示す従来の
リングトリップ装置の一例を示す回路図である。第4図
において、第1図と異なるところは、第1図における単
一のE/G分離回路と論理オアゲートが、2つのE/G
分離回路150及び151と、フリップフロップ152
と、アンドゲート153とで実現されていること、及び
制御用プロセッサ80によるソフトウェアの処理が第1
図における制御用プロセッサ8によるソフトウェア処理
と異なることである。この従来回路によるリングトリッ
プ動作を簡単に説明すると、リングトリップ検出回路1
4は電話機Tのオフフックによる直流電流を検出し、E
/G分離回路151を介してリングトリップ検出信号RT
Pとしてフリップフロップ152に伝える。フリップフ
ロップ152は、リングトリップ検出信号RTPを受取る
と、その出力を論理“1”から論理“0”に切換え、そ
れによりアンドゲート153を閉じてリレー駆動信号SD
1の通過を禁止することによりリレーRLを復旧させ
る。この処理は、ハードウェアで行なわれているので処
理速度が速く、リレーの復旧はすみやかに行なわれる
が、上述の如く、高価なE/G分離回路の数が本発明の
実施例に比べて倍となり、且つ、フリップフロップ及び
アンドゲートを必要とするので、部品点数が多く、不経
済であるという問題がある。また、加入者が電話機をオ
フフックした後に誤って再びオンフックしてしまった場
合や、ノイズにより擬似的にオフフックした状態になっ
た場合でも、フリップフロップ152は最初のオフフッ
クに応じてセットされてしまっており、リレーRLは動
作せず、従ってベルが鳴動しないので、加入者に対する
サービスが充分ではないという問題もある。
リングトリップ装置の一例を示す回路図である。第4図
において、第1図と異なるところは、第1図における単
一のE/G分離回路と論理オアゲートが、2つのE/G
分離回路150及び151と、フリップフロップ152
と、アンドゲート153とで実現されていること、及び
制御用プロセッサ80によるソフトウェアの処理が第1
図における制御用プロセッサ8によるソフトウェア処理
と異なることである。この従来回路によるリングトリッ
プ動作を簡単に説明すると、リングトリップ検出回路1
4は電話機Tのオフフックによる直流電流を検出し、E
/G分離回路151を介してリングトリップ検出信号RT
Pとしてフリップフロップ152に伝える。フリップフ
ロップ152は、リングトリップ検出信号RTPを受取る
と、その出力を論理“1”から論理“0”に切換え、そ
れによりアンドゲート153を閉じてリレー駆動信号SD
1の通過を禁止することによりリレーRLを復旧させ
る。この処理は、ハードウェアで行なわれているので処
理速度が速く、リレーの復旧はすみやかに行なわれる
が、上述の如く、高価なE/G分離回路の数が本発明の
実施例に比べて倍となり、且つ、フリップフロップ及び
アンドゲートを必要とするので、部品点数が多く、不経
済であるという問題がある。また、加入者が電話機をオ
フフックした後に誤って再びオンフックしてしまった場
合や、ノイズにより擬似的にオフフックした状態になっ
た場合でも、フリップフロップ152は最初のオフフッ
クに応じてセットされてしまっており、リレーRLは動
作せず、従ってベルが鳴動しないので、加入者に対する
サービスが充分ではないという問題もある。
これに対し、本発明の実施例による第1図の装置では、
部品点数が少ないので低価格で実現でき、しかも、論理
オアゲート18を介してリングトリップ信号を制御用プ
ロセッサ8に取込ませることにより、リレー復旧動作速
度を落とすことなく、且つ、誤ったオンフックやノイズ
による擬似的なオフフック状態に対しても、その後のベ
ルの鳴動を停止させないので、加入者に対するサービス
も向上する。
部品点数が少ないので低価格で実現でき、しかも、論理
オアゲート18を介してリングトリップ信号を制御用プ
ロセッサ8に取込ませることにより、リレー復旧動作速
度を落とすことなく、且つ、誤ったオンフックやノイズ
による擬似的なオフフック状態に対しても、その後のベ
ルの鳴動を停止させないので、加入者に対するサービス
も向上する。
第5図は第4図に示した従来のリングトリップ装置によ
る発呼/着信動作を示すフローチャート、第6図は第1
図に示した本発明の実施例による発呼/着信動作を示す
フローチャートである。第5図のステップ501〜51
0及びステップ520〜526は、第6図のステップ6
01〜610及びステップ620〜626と同一であ
る。第6図においては、ステップ611が追加されてい
る。ただし、第5図におけるステップ505のオフフッ
クか否かの判定は、前述の如く、フリップフロップ15
2とアンドゲート153を用いたハードウェアにより行
なっているのに対し、第6図におけるステップ605の
オフフックか否かの判定は、制御用プロセッサ8が論理
オアゲート18を介してリングトリップ検出信号をソフ
トウェアにより監視して行なっている。
る発呼/着信動作を示すフローチャート、第6図は第1
図に示した本発明の実施例による発呼/着信動作を示す
フローチャートである。第5図のステップ501〜51
0及びステップ520〜526は、第6図のステップ6
01〜610及びステップ620〜626と同一であ
る。第6図においては、ステップ611が追加されてい
る。ただし、第5図におけるステップ505のオフフッ
クか否かの判定は、前述の如く、フリップフロップ15
2とアンドゲート153を用いたハードウェアにより行
なっているのに対し、第6図におけるステップ605の
オフフックか否かの判定は、制御用プロセッサ8が論理
オアゲート18を介してリングトリップ検出信号をソフ
トウェアにより監視して行なっている。
第6図のフローチャートを用いて、第1図のリングトリ
ップ装置における制御用プロセッサ8による発呼/着信
動作を説明する。ステップ601で電話機Tが発呼して
いるか否かをオフフックしているか否かで判別し、否で
あればステップ602で電話機Tに対して着呼があるか
否か判別する。着呼があればステップ603で着呼制御
を行ない、次いでステップ604にてリレーRLを動作
させ、ステップ605及び606にて、リンガ鳴動中の
1秒間の間にオフフックされたか否かを、第3図を用い
て前述した如く、所定周期の走査信号SCNで論理オアゲ
ート18を介してリングトリップ検出信号を監視するこ
とにより判別する。ステップ605における判定は、走
査信号の1つのパルスによる判定である。従って、オフ
フック状態がある1つの走査信号パルスで検出される
と、直ちにステップ610にてリレーRLは復旧され
る。このため、従来の如くハードウェアによらなくて
も、リレーRLの復旧はすみやかに行なわれる。ステッ
プ610の後にステップ611にて論理オアゲート18
を介してサイレントトリップ検出信号を複数回のパルス
(本実施例では2回のパルス)で走査し、すべてのパル
スにおいて、依然としてオフフック状態であればリレー
を復旧状態に固定してステップ623で通話が開始され
る。ステップ611にて一度でもオンフックが検出され
たときは、ステップ604に戻り、再びリレーRLを動
作させる。これにより、加入者の誤動作によるオンフッ
クの場合は再びベルが鳴動することになり、また、ステ
ップ605にて誤動作によりオフフックが検出された場
合でも再びリレーRLが動作してベルを鳴動させること
になる。ステップ604〜606及びステップ610,
611による以上の動作は、オフフックを検出する動作
である。
ップ装置における制御用プロセッサ8による発呼/着信
動作を説明する。ステップ601で電話機Tが発呼して
いるか否かをオフフックしているか否かで判別し、否で
あればステップ602で電話機Tに対して着呼があるか
否か判別する。着呼があればステップ603で着呼制御
を行ない、次いでステップ604にてリレーRLを動作
させ、ステップ605及び606にて、リンガ鳴動中の
1秒間の間にオフフックされたか否かを、第3図を用い
て前述した如く、所定周期の走査信号SCNで論理オアゲ
ート18を介してリングトリップ検出信号を監視するこ
とにより判別する。ステップ605における判定は、走
査信号の1つのパルスによる判定である。従って、オフ
フック状態がある1つの走査信号パルスで検出される
と、直ちにステップ610にてリレーRLは復旧され
る。このため、従来の如くハードウェアによらなくて
も、リレーRLの復旧はすみやかに行なわれる。ステッ
プ610の後にステップ611にて論理オアゲート18
を介してサイレントトリップ検出信号を複数回のパルス
(本実施例では2回のパルス)で走査し、すべてのパル
スにおいて、依然としてオフフック状態であればリレー
を復旧状態に固定してステップ623で通話が開始され
る。ステップ611にて一度でもオンフックが検出され
たときは、ステップ604に戻り、再びリレーRLを動
作させる。これにより、加入者の誤動作によるオンフッ
クの場合は再びベルが鳴動することになり、また、ステ
ップ605にて誤動作によりオフフックが検出された場
合でも再びリレーRLが動作してベルを鳴動させること
になる。ステップ604〜606及びステップ610,
611による以上の動作は、オフフックを検出する動作
である。
ステップ606にて、ステップ604のリレー動作より
1秒経過後と判別されると、リンガの鳴動の停止期間に
入るのでステップ607にてリレーRLを復旧させる。
ステップ608及び609においては、リンガの鳴動停
止中である2秒間の間にオフフックされたか否かを判定
する。すなわち、ステップ608にて、給電監視回路
(BS)13(第1図)からのサイレントトリップ検出信
号を複数回(本実施例では2回)の走査で連続して検出
すると、これ以後、リレーRLを復旧させた状態に固定
して、ステップ623で通話が開始される。上記複数回
の走査で一度でもオンフックが検出されると、ステップ
609でリンガの停止が2秒間継続したか否か判別さ
れ、否であればステップ608に戻り、ステップ607
のリレー復旧より2秒間が経過した場合は再びリンガを
鳴動させるためにステップ604に戻ってリレーRLを
動作させる。ステップ607〜609による動作はリン
ガの鳴動停止中のオフフックを検出するサイレントトリ
ップ動作である。
1秒経過後と判別されると、リンガの鳴動の停止期間に
入るのでステップ607にてリレーRLを復旧させる。
ステップ608及び609においては、リンガの鳴動停
止中である2秒間の間にオフフックされたか否かを判定
する。すなわち、ステップ608にて、給電監視回路
(BS)13(第1図)からのサイレントトリップ検出信
号を複数回(本実施例では2回)の走査で連続して検出
すると、これ以後、リレーRLを復旧させた状態に固定
して、ステップ623で通話が開始される。上記複数回
の走査で一度でもオンフックが検出されると、ステップ
609でリンガの停止が2秒間継続したか否か判別さ
れ、否であればステップ608に戻り、ステップ607
のリレー復旧より2秒間が経過した場合は再びリンガを
鳴動させるためにステップ604に戻ってリレーRLを
動作させる。ステップ607〜609による動作はリン
ガの鳴動停止中のオフフックを検出するサイレントトリ
ップ動作である。
ステップ601にて電話機Tが発呼していると判定され
た場合は、ステップ620に進み、発信制御を行ない、
次いでステップ621にてダイヤルパルスを受信する。
この場合、チャタリング等によるノイズを除去する目的
で、複数会(本実施例では2回)ダイヤルパルスを受信
し、一致した場合にのみダイヤルパルスが有効であると
してステップ622にてダイヤルパルス受信を終了し、
ステップ623に進んで通話が行なわれる。
た場合は、ステップ620に進み、発信制御を行ない、
次いでステップ621にてダイヤルパルスを受信する。
この場合、チャタリング等によるノイズを除去する目的
で、複数会(本実施例では2回)ダイヤルパルスを受信
し、一致した場合にのみダイヤルパルスが有効であると
してステップ622にてダイヤルパルス受信を終了し、
ステップ623に進んで通話が行なわれる。
ステップ623における通話の後は、ステップ624に
てオンフックか否か判別され、オンフックであればステ
ップ624にて終話する。
てオンフックか否か判別され、オンフックであればステ
ップ624にて終話する。
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、時分
割交換機の加入者回路において、サイレントトリップ検
出信号とリングトリップ検出信号の論理和を制御用プロ
セッサに入力し、制御用プロセッサによるソフトウェア
処理でリングトリップ動作を行なわせたことにより、部
品点数を従来より削減した低価格のリングトリップ装置
が提供される。また、加入者の誤りによるオフフック後
のオンフックやノイズによる誤動作でのリレーの復旧に
対しても、再度リンガを鳴動させるので、誤動作により
呼出信号が途切れてしまうという不便に対処したリング
トリップ装置が得られる。
割交換機の加入者回路において、サイレントトリップ検
出信号とリングトリップ検出信号の論理和を制御用プロ
セッサに入力し、制御用プロセッサによるソフトウェア
処理でリングトリップ動作を行なわせたことにより、部
品点数を従来より削減した低価格のリングトリップ装置
が提供される。また、加入者の誤りによるオフフック後
のオンフックやノイズによる誤動作でのリレーの復旧に
対しても、再度リンガを鳴動させるので、誤動作により
呼出信号が途切れてしまうという不便に対処したリング
トリップ装置が得られる。
第1図は本発明の一実施例によるリングトリップ装置の
回路図、 第2図は第1図におけるリングトリップ検出回路の一構
成例を示すブロック図、 第3図は第1図の装置によるリングトリップ動作を説明
するための電圧波形図、 第4図は従来のリングトリップ装置の一例を示す回路
図、 第5図は第4図の装置による発呼/着信動作を示すフロ
ーチャート、 第6図は第1図の装置による本発明の一実施例における
発呼/着信動作を示すフローチャート、 第7図は本発明によるリングトップ装置を含む電子交換
機システムの全体構成図、 第8図は第7図中の加入者回路の構成例を示す回路図で
ある。 1……加入者回路、8……制御用プロセッサ、9……連
続呼出信号発生器、12,13……給電監視回路、14
……論理オアゲート、18……リングトリップ検出回
路、rl0,rl1……リレー接点、RL……リレー、ST…
…状態信号、SCN……走査信号。
回路図、 第2図は第1図におけるリングトリップ検出回路の一構
成例を示すブロック図、 第3図は第1図の装置によるリングトリップ動作を説明
するための電圧波形図、 第4図は従来のリングトリップ装置の一例を示す回路
図、 第5図は第4図の装置による発呼/着信動作を示すフロ
ーチャート、 第6図は第1図の装置による本発明の一実施例における
発呼/着信動作を示すフローチャート、 第7図は本発明によるリングトップ装置を含む電子交換
機システムの全体構成図、 第8図は第7図中の加入者回路の構成例を示す回路図で
ある。 1……加入者回路、8……制御用プロセッサ、9……連
続呼出信号発生器、12,13……給電監視回路、14
……論理オアゲート、18……リングトリップ検出回
路、rl0,rl1……リレー接点、RL……リレー、ST…
…状態信号、SCN……走査信号。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 飯島 良美 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 小川 研一 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 宮崎 安生 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (56)参考文献 特開 昭54−78912(JP,A) 特開 昭56−132849(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】複数の加入者回線(A,B)の各々と連続
呼出信号発生手段(CR)との間に設けられたスイッチ
手段(RL,rl )、 該スイッチ手段を制御することにより、該連続呼出信号
を断続呼出信号にして、選択された加入者回線に送出す
るスイッチ制御手段(8)、 該加入者回線に供給される該断続呼出信号中の無信号時
に、該加入者回線に接続された電話機のオフフックを検
出するサイレントトリップ検出手段(13)、 該加入者回線に供給される該断続呼出信号中の有信号時
に、該電話機のオフフックを検出するリングトリップ検
出手段(14)、 該サイレントトリップ検出手段の出力と該リングトリッ
プ検出手段の出力との論理和を状態信号として該スイッ
チ制御手段に入力する論理和ゲート手段(18)を具備
し、 前記スイッチ制御手段は、前記論理和ゲート手段の出力
信号を監視し、前記加入者回線と前記連続呼出信号発生
手段との間を前記スイッチ手段で接続中に、前記論理和
ゲート手段からの出力信号の走査結果において該出力信
号がオフフックを示している場合、前記スイッチ手段を
直ちに復旧させ、その後前記論理和ゲート手段からの出
力信号を複数回走査し、同種の前記出力信号を複数回検
出したときに電話機のオフフックと判定して前記スイッ
チ手段を復旧させた状態に維持し、複数回の走査結果に
より該出力信号が1度でも前記電話機のオンフックを示
す信号に変化しているときは、該スイッチ手段を再び動
作させて前記断続呼出信号を前記加入者回線に供給する
手段(605,610, 611)と、 前記スイッチ手段が復旧中に、前記論理和ゲート手段か
らの出力信号を複数回走査し、その複数の走査結果とも
該出力信号がオフフックを示しているときに電話機のオ
フフックと判定して前記スイッチ手段を復旧させた状態
に維持し、該出力信号が前記電話機のオンフックを示す
信号であるときは該スイッチ手段を再び動作させて前記
断続呼出信号を前記加入者回線に供給する手段(607,60
8) を備えることを特徴とするリングトリップ装置。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59203011A JPH0644782B2 (ja) | 1984-09-29 | 1984-09-29 | リングトリップ装置 |
CA000482351A CA1240085A (en) | 1984-05-30 | 1985-05-24 | Calling signal transmission apparatus |
AU43100/85A AU567614B2 (en) | 1984-05-30 | 1985-05-29 | Calling signal transmission apparatus |
DE8585106674T DE3579757D1 (de) | 1984-05-30 | 1985-05-30 | Rufsignaluebertragungsanordnung. |
KR1019850003763A KR900000722B1 (ko) | 1984-05-30 | 1985-05-30 | 호출신호 전송장치 |
EP85106674A EP0165516B1 (en) | 1984-05-30 | 1985-05-30 | Calling signal transmission apparatus |
US06/904,495 US4748659A (en) | 1984-05-30 | 1986-09-08 | Calling signal transmission apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59203011A JPH0644782B2 (ja) | 1984-09-29 | 1984-09-29 | リングトリップ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6182563A JPS6182563A (ja) | 1986-04-26 |
JPH0644782B2 true JPH0644782B2 (ja) | 1994-06-08 |
Family
ID=16466856
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59203011A Expired - Lifetime JPH0644782B2 (ja) | 1984-05-30 | 1984-09-29 | リングトリップ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0644782B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5478912A (en) * | 1977-12-07 | 1979-06-23 | Nec Corp | Subscriber circuit |
JPS56132849A (en) * | 1980-03-21 | 1981-10-17 | Nec Corp | Call signal controlling circuit |
-
1984
- 1984-09-29 JP JP59203011A patent/JPH0644782B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6182563A (ja) | 1986-04-26 |
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