JPH0644682A - ビデオディスクプレーヤ - Google Patents

ビデオディスクプレーヤ

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JPH0644682A
JPH0644682A JP21850092A JP21850092A JPH0644682A JP H0644682 A JPH0644682 A JP H0644682A JP 21850092 A JP21850092 A JP 21850092A JP 21850092 A JP21850092 A JP 21850092A JP H0644682 A JPH0644682 A JP H0644682A
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JP
Japan
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signal
video
phase
frequency
value
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JP21850092A
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English (en)
Inventor
Noriyuki Yamashita
紀之 山下
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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  • Rotational Drive Of Disk (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ビデオディスクプレーヤにおいて、再生され
るビデオ信号を基準位相のフレーム信号に位相ロックす
る。 【構成】 ビデオディスクVDから再生されたパイロッ
ト信号SP またはこのパイロット信号SP に同期した交
番信号S44を分周する。この分周信号S63が基準信号RE
FH2Mに位相ロックするように、ビデオディスクVDの回
転をサーボ制御する。サーボ制御を開始したら、分周比
Nを、一定の周期で一定期間ずつ、基準値Nから値(N
+ΔN)に変更する。ビデオディスクVDから再生され
たビデオ信号SMSのフレーム信号PBFMと、基準のフレー
ム信号REFFM との位相関係が反転するごとに、値ΔNの
符号を正と負との間で反転させるとともに、値ΔNの絶
対値|ΔN|を順次小さくする。これにより、ビデオデ
ィスクVDから再生されたビデオ信号SMSのフレーム信
号PBFMを、基準のフレーム信号REFH2Mに位相ロックす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ビデオディスクプレ
ーヤに関する。
【0002】
【従来の技術】現行の標準テレビジョン方式には、NT
SC方式、PAL方式、SECAM方式などがあるが、
NTSC方式の場合、その規格は、 水平周波数fHN=4.5 MHz/286 =約15.734kHz 垂直周波数fVN=2fHN/525 =約59.94Hz フレ―ム周波数fFN=fVN/2 縦横比 =3:4 である。
【0003】そして、このNTSC方式よりも高品位の
テレビジョン方式として、ハイビジョン方式が開発され
ているが、その規格は、 垂直周波数fVM=60Hz フレ―ム周波数fFM=fVM/2 水平周波数fHM=1125×fFM =33.75 kHz 縦横比 =9:16 である。
【0004】したがって、ハイビジョン方式によるビデ
オ信号は、NTSC方式によるビデオ信号に比べ、情報
量が約5倍となり、ハイビジョン方式によるビデオ信号
を、放送衛星、ビデオディスクなどにより、そのまま伝
送することはできない。
【0005】そこで、ハイビジョン方式によるビデオ信
号は、いわゆるMUSE方式(多重サブナイキスト・サ
ンプリング方式)により、ベースバンド幅が8MHz程度
となるように、データ圧縮してから伝送している。この
MUSE方式は、基本的には、ドットインタレース伝送
であり、サンプリングパターンは、フレーム間、フィー
ルド間、ライン間オフセットで、4フィールド周期で繰
り返されている。
【0006】また、このMUSE方式においては、ビデ
オ信号(輝度信号及び色信号)と、準瞬時圧伸DPCM
方式でエンコードされた音声データと、独立の付加情報
信号とが、時間軸上で多重化されている。ただし、MU
SE方式によりデータ圧縮されたハイビジョン方式のビ
デオ信号においても、水平周波数及びフレーム周波数
(垂直周波数)は、もとのハイビジョン方式のビデオ信
号の水平周波数fHM及びフレーム周波数fFM(垂直周波
数fVM)と等しい。
【0007】なお、以下の説明においては、簡単のた
め、MUSE方式によりデータ圧縮されたハイビジョン
方式のビデオ信号を、「MUSE方式のビデオ信号」と
呼ぶ。また、NTSC方式のビデオ信号の記録されたビ
デオディスクを「NTSC方式のビデオディスク」、M
USE方式のビデオ信号の記録されたビデオディスクを
「MUSE方式のビデオディスク」と呼ぶ。
【0008】そして、MUSE方式のビデオディスクを
再生するビデオディスクプレーヤ、特にそのディスクの
回転駆動系の一例を、図1及び図2を使用して説明する
と、以下のとおりである。ただし、図のビデオディスク
プレーヤは、NTSC方式のビデオディスクも再生でき
るコンパチブルプレーヤである。また、図1の右側に図
2の左側が続く。
【0009】すなわち、これらの図において、VDは光
学式のビデオディスクを示し、このディスクVDには、
NTSC方式のビデオ信号SNTあるいはMUSE方式の
ビデオ信号SMSが記録されている。
【0010】この場合、ディスクVDがNTSC方式の
ビデオディスクのときには、ビデオ信号SNTがFM信号
に変換されるとともに、そのFMビデオ信号と、FMオ
ーディオ信号と、デジタルオーディオ信号とが周波数多
重化され、その周波数多重化信号SN が記録されてい
る。
【0011】また、ディスクVDがMUSE方式のビデ
オディスクのときには、ビデオ信号SMSがFM信号に変
換されるとともに、そのFM信号と、パイロット信号S
P とが周波数多重化され、その周波数多重化信号SM が
記録されている。なお、パイロット信号SP の周波数f
P は、 fP =135 fHM/2 =約2.28MHz ・・・・・ (1) である。
【0012】さらに、11は光学ヘッドを示し、このヘ
ッド11によりディスクVDからビデオ信号が再生され
る。そして、その再生信号がMUSE方式のビデオ信号
SMのときには、その再生信号SM が復調回路12に供
給されてもとのベースバンドのビデオ信号SMSが復調さ
れ、この復調されたビデオ信号SMSが、TBC13を通
じて通じてMUSE出力端子14に取り出される。な
お、このビデオ信号SMSが再生されているときには、ヘ
ッド11から、パイロット信号SP も同時に出力されて
いる。また、端子14には、ビデオ信号SMSをもとのハ
イビジョン方式のビデオ信号にデコードするデコーダ1
が接続される。
【0013】また、光学ヘッド11の再生信号がNTC
S方式のビデオ信号SN のときには、その再生信号SN
が復調回路16に供給されてFM信号からもとのベース
バンドのビデオ信号SNTが復調され、この復調されたビ
デオ信号SNTが、TBC17を通じてNTSC出力端子
18に取り出される。なお、このとき、ヘッド11から
は、FMオーディオ信号及びデジタルオーディオ信号も
同時に出力されるが、これらのオーディオ信号はオーデ
ィオ再生回路19に供給されてもとのオーディオ信号が
取り出される。
【0014】さらに、21はスピンドルモータを示し、
定常時には、このモータ21によりディスクVDは所定
の速度で回転させられるとともに、モータ21に例えば
直結して周波数発電機22が設けられ、ディスクVDの
1回転につき24サイクルの交番信号S22が取り出され
る。
【0015】また、光学ヘッド11は、スレッド送り機
構23により支持されてディスクVDの半径方向におけ
る位置が制御されるとともに、送り機構23に設けられ
たポテンショメータ(図示せず)からヘッド11の半径
方向における位置に比例した値の直流電圧V23が取り出
される。
【0016】さらに、31はFGサーボ回路を示し、こ
れは、ディスクVDの再生時、ディスクVDの回転速度
を規定値(正常値)の例えば±20%の範囲に追い込むた
めのものである。また、サーボ回路31からは、スイッ
チ回路32の制御信号S31も取り出される。このため、
このサーボ回路31は、例えば図3に示すように構成さ
れる。
【0017】すなわち、周波数発電機22の出力信号S
22が周波数弁別回路(周波数/電圧変換回路)311に
供給されて信号S22の周波数に比例した値の直流電圧V
22とされ、この電圧V22が電圧比較回路312〜314
に供給される。また、ディスクVDがCLVディスクの
場合、スレッド送り機構23からのヘッド11の位置電
圧V23が分圧回路315に供給されて基準電圧VR+、V
R 、VR-(VR+>VR>VR-)が形成され、これら電圧
が比較回路312〜314にそれぞれ供給される。
【0018】この場合、電圧VR の値は、ディスクVD
の回転速度が規定値のときの電圧V22の値に対応し、電
圧VR+の値は、ディスクVDの回転速度が規定値よりも
+20%だけ速いときの電圧V22の値に対応し、電圧VR-
の値は、ディスクVDの回転速度が規定値よりも−20%
だけ遅いときの電圧V22の値に対応する。
【0019】そして、比較回路313の比較出力がエラ
ー電圧V31として出力される。
【0020】また、比較回路313の比較出力が、Tフ
リップフロップ回路318のT入力に供給されるととも
に、比較回路312、314の比較出力が、ノア回路3
17を通じてフリップフロップ回路318のリセット入
力!Rに供給される(!は否定を示す。以下同様)。
【0021】そして、フリップフロップ回路318のQ
出力が、スイッチ回路32にその制御信号S31として供
給され、スイッチ回路32は、ディスクVDの回転速度
が規定値の±20%の範囲に収まっていないときには、図
の状態に接続され、±20%の範囲に収まっているときに
は、図とは逆の状態に接続される。
【0022】また、図示はしないが、ディスクVDがC
AVディスクの場合には、位置電圧V23に代わって基準
の回転速度に対応する一定の基準電圧が分圧回路315
に供給されて電圧V31及び信号S31が出力される。さら
に、ディスクVDがMUSE方式のディスクのときと、
NTSC方式のディスクのときとで、例えば周波数弁別
回路311の周波数弁別特性が最適特性に変更される。
【0023】また、40はPLL、47、48はバンド
パスフィルタを示す。これらは、ディスクVDがMUS
E方式のディスクのとき、有効となるものであるが、ヘ
ッド11からの再生信号SM が、バンドパスフィルタ4
7、48に順次供給される。そして、この場合、これら
フィルタ47、48の通過帯域は、例えば、フィルタ4
7がfP ±500 kHz(=fP ±20%)、フィルタ48が
fP ±20kHzとされる。
【0024】したがって、ディスクVDが正規の回転速
度の±20%の範囲内で回転しているときには、フィルタ
47からパイロット信号SP を得ることができ、ディス
クVDが正規の回転速度(あるいはこれに十分近い回転
速度)で回転しているときには、フィルタ48からもパ
イロット信号SP を得ることができる。
【0025】そして、PLL40により、フィルタ48
からのパイロット信号SP に同期した交番信号が形成さ
れる。すなわち、VCO43から周波数が、パイロット
信号SP の周波数fP の例えば12倍の発振信号S43が取
り出され、この信号S43が、分周回路44に供給されて
1/12の周波数、すなわち、周波数fP に分周され、こ
の分周信号S44が、位相比較回路41に供給されるとと
もに、フィルタ48からのパイロット信号SP が比較回
路41に供給される。そして、比較回路41の比較出力
が、ループフィルタ用のローパスフィルタ42を通じて
VCO43にその制御電圧として供給される。
【0026】したがって、フィルタ48からPLL40
にパイロット信号SP が供給されると、VCO43から
は、パイロット信号SP の12倍の周波数で、かつ、同期
した位相の発振信号S43が取り出され、分周回路44か
らは、パイロット信号SP に等しい周波数で、かつ、同
期した位相の交番信号S44が取り出される。
【0027】また、このとき、比較回路41の比較出力
の一部が、ロック検出回路45に供給され、PLL40
がパイロット信号SP にロックしているかどうかを示す
検出信号S45が取り出される。
【0028】さらに、51はマイクロコンピュータによ
り構成されたシステムコントローラ、56は同期分離回
路、57は基準となる各種のタイミングの信号を形成す
る基準信号形成回路を示す。また、63はパイロット信
号SP の周波数を1/Nに分周する分周回路を示し、今
の場合、N=135 である。さらに、65は位相比較回
路、66はループフィルタ用のローパスフィルタを示
す。そして、これらの回路は、スピンドルモータ21の
回転速度が規定値の±20%以内になったとき、モータ2
1に対してサーボ回路31よりも高精度のサーボ制御を
実現するためのものである。
【0029】すなわち、詳細は後述するが、ディスクV
DがMUSE方式で、スピンドルモータ21の回転速度
が規定値の±20%以内のときには、分周回路63、比較
回路65及びパイロット信号SP 、分周信号S44によ
り、サーボ制御が実行される。また、ディスクVDがN
TSC方式で、スピンドルモータ21の回転速度が規定
値の±20%以内のときには、比較回路65及び水平同期
信号により、サーボ制御が実行される。
【0030】さらに、68はロック検出回路を示し、こ
の検出回路68は、位相比較回路65を含むサーボルー
プのサーボがロックしたとき、これを検出するものであ
る。また、シスコン51によりスイッチ回路64、66
が制御され、スイッチ回路64、66は、ディスクVD
がMUSE方式のディスクのときには図の状態、NTS
C方式のディスクのときには図とは逆の状態に接続され
る。
【0031】そして、プレーヤにMUSE方式のディス
クVDをセットすると、 FGサーボ(サーボ回路31によるサーボ制御) パイロットサーボ(パイロット信号SP を使用した
サーボ制御) が順に実行されてディスクVDは規定の回転速度とさ
れ、目的とするMUSE方式のビデオ信号SMSが再生さ
れる。
【0032】また、プレーヤにNTSC方式のディスク
VDをセットすると、 FGサーボ Hサーボ(水平同期信号を使用したサーボ制御) が順に実行されてディスクVDは規定の回転速度とさ
れ、目的とするNTSC方式のビデオ信号SNTが再生さ
れる。そして、これら〜のサーボ制御は、以下のよ
うに実行される。
【0033】 FGサーボ プレーヤに例えばMUSE方式のディスクVDをセット
すると、シスコン51により各種の検出が行われるとと
もに、フォーカスサーボ回路及びトラッキングサーボ回
路(どちらも図示せず)が動作状態とされる。また、シ
スコン51からの回転許可信号SPDLが“H”とされると
ともに、この信号SPDLがドライブ回路34に供給されて
ドライブ回路34から所定のドライブ電圧がスピンドル
モータ21に供給される。こうして、ディスクVDは回
転を始める。
【0034】そして、ディスクVDが回転を始めたとき
には、その回転速度は、まだ、規定値の±20%の範囲内
になく、スイッチ回路32は図の状態に接続されている
ので、サーボ回路31から出力されるエラー電圧V31
が、スイッチ回路32及び加算回路33のラインを通じ
てドライブ回路34に供給される。
【0035】したがって、FGサーボ回路31によりデ
ィスクVDの回転速度は次第に上昇するとともに、規定
値へと近づいていく。
【0036】 パイロットサーボ このパイロットサーボは、ディスクVDがMUSE方式
のディスクの場合に実行されるが、最初はパイロット信
号SP を使用して、その後、分周信号S44を使用して実
行される。
【0037】すなわち、ディスクVDの回転速度が規定
値の±20%の範囲に収まったとき、FGサーボ回路31
からの制御信号S31によりスイッチ回路32は図とは逆
の状態に切り換えられる。したがって、まず、サーボ回
路31によるFGサーボがオフとなる。
【0038】また、この状態では、PLL40がまだロ
ックしていないので、ロック検出信号S45は“L”であ
り、この信号S45がアンド回路62を通じてスイッチ回
路61にその制御信号として供給され、スイッチ回路6
1は図とは逆の状態に接続される。
【0039】そして、このとき、ディスクVDの回転速
度は規定値の±20%の範囲に収まっているので、フィル
タ47からパイロット信号SP が出力されるが、このフ
ィルタ47からのパイロット信号SP が、スイッチ回路
61を通じて分周回路63に供給されて1/135 (N=
135 )の周波数の信号S63に分周される。なお、このと
き、ディスクVDの回転速度が規定値であれば、パイロ
ット信号SP の周波数fP は(1) 式で示す値となってい
るので、分周信号S63の周波数f63は、 f63=fP /135 =fHM/2 =16.875kHz ・・・・・ (2) である。
【0040】さらに、ディスクVDがMUSE方式のデ
ィスクであり、スイッチ回路64、66は図の状態に接
続されているので、分周信号S63がスイッチ回路64を
通じて位相比較回路65に供給される。また、形成回路
57において、周波数がfHM/2で、基準位相の信号RE
FH2Mが形成され、この信号REFH2Mがスイッチ回路66を
通じて比較回路65に基準信号として供給される。
【0041】こうして、比較回路65において、パイロ
ット信号SP から分周された分周信号S63と、基準信号
REFH2Mとが位相比較され、その比較出力電圧V65が、ロ
ーパスフィルタ67→図とは逆の状態に接続されている
スイッチ回路32→加算回路33のラインを通じてドラ
イブ回路34に供給される。
【0042】したがって、今の場合、サーボ回路31に
よるFGサーボがオフになると同時に、パイロット信号
SP を使用したサーボ、すなわち、パイロットサーボが
かかることになるので、このパイロットサーボにより、
ディスクVDの回転速度は規定値へとさらに近づいてい
き、やがて規定値に達する。
【0043】そして、ディスクVDの回転速度が規定値
に達すると、このとき、パイロットサーボはロックする
が、これがスピンドルロック検出回路68により検出さ
れ、その検出出力S68=“H”となる。さらに、このと
き、フィルタ48からパイロット信号SP が得られると
ともに、このパイロット信号SP にPLL40はロック
するので、S45=“H”となる。
【0044】そして、S68=“H”、S45=“H”にな
ると、アンド回路62の出力が“H”となるので、スイ
ッチ回路61は図とは逆の状態に接続され、PLL40
からの分周信号S44が、スイッチ回路61を通じて以降
の回路に供給される。
【0045】したがって、以後、パイロット信号SP に
同期した分周信号S44により、パイロットサーボが続行
され、ディスクVDの回転速度は規定値にサーボ制御さ
れる。
【0046】また、このとき、PLL40からの信号S
43がTBC13に書き込み用のクロックとして供給され
るとともに、形成回路57において、信号S43と等しい
周波数で、基準となる位相のクロックが形成され、この
クロックがTBC13にその読み出し用のクロックとし
て供給される。こうして、TBC13において、再生さ
れたMUSE方式のビデオ信号SMSの時間軸補正が行わ
れる。
【0047】 Hサーボ このHサーボは、ディスクVDがNTSC方式のディス
クの場合に、のFGサーボに続いて実行される。
【0048】すなわち、ディスクVDの回転速度が規定
値の±20%の範囲に収まったとき、FGサーボ回路31
からの制御信号S31によりスイッチ回路32は図とは逆
の状態に切り換えられる。したがって、まず、サーボ回
路31によるFGサーボがオフとなる。
【0049】また、ディスクVDがNTSC方式のディ
スクであり、スイッチ回路64、66は図とは逆の状態
に接続されている。
【0050】そして、復調回路16からのビデオ信号S
NTが、同期分離回路56に供給されて水平同期信号PBHN
が取り出され、この同期信号PBHNが、スイッチ回路64
を通じて位相比較回路65に供給されるとともに、形成
回路57において水平周波数fHNで、基準位相の信号RE
FHN が形成され、この信号REFHN がスイッチ回路66を
通じて比較回路65に供給される。
【0051】こうして、比較回路65において、ビデオ
信号SNTから分離された水平同期信号PBHNと、基準信号
REFHN とが位相比較され、その比較出力電圧V65が、ロ
ーパスフィルタ67を通じて以降の回路に供給される。
【0052】したがって、今の場合、サーボ回路31に
よるFGサーボがオフになると同時に、水平同期信号PB
HNを使用したサーボ、すなわち、Hサーボがかかること
になるので、このHサーボにより、ディスクVDの回転
速度は規定値へとさらに近づいていき、やがて規定値に
達する。
【0053】そして、以後、このHサーボによりディス
クVDの回転速度は規定値にサーボ制御される。
【0054】また、このとき、同期分離回路56からの
水平同期信号PBHNがPLL58に供給されて信号PBHNに
同期した所定の周波数の信号が形成され、この信号がT
BC17に書き込み用のクロックとして供給されるとと
もに、形成回路57において、所定の周波数の基準とな
る位相のクロックが形成され、このクロックがTBC1
7にその読み出し用のクロックとして供給される。こう
して、TBC17において、再生されたNTSC方式の
ビデオ信号SNTの時間軸補正が行われる。
【0055】◎ まとめ こうして、上述のプレーヤによれば、MUSE方式のビ
デオディスクVDと、NTSC方式のビデオディスクV
Dとに対してコンパチブルであり、どちらの方式のビデ
オディスクVDでも再生することができる。
【0056】しかも、この場合、MUSE方式のディス
クVDに対するパイロットサーボを行うとき、位相比較
回路65に供給される分周信号S63の周波数f63は、
(2) 式にも示すように、16.875kHzである。また、NT
SC方式のディスクVDに対するHサーボを行うとき、
位相比較回路65に供給される水平同期信号PBHNの周波
数fHNは約15.734kHzである。
【0057】したがって、パイロットサーボ時の分周信
号S63の周波数f63と、Hサーボ時の再水平同期信号PB
HNの周波数fHNとはほぼ等しいので、上述のように、ロ
ーパスフィルタ67をパイロットサーボとHサーボとに
兼用することができるとともに、その特性を切り換える
必要もない。したがって、パイロットサーボ及びHサー
ボのサーボループの構成、特にループフィルタであるロ
ーパスフィルタ67を簡略化することができる。
【0058】さらに、MUSE方式のディスクVDの再
生時、パイロット信号SP はドロップアウトなどの影響
を受けやすく、波形が欠けたり、抜けたりすることがあ
るので、フィルタ47からのパイロット信号SP を常に
分周回路63に供給してパイロットサーボを行っている
と、パイロット信号SP のドロップアウトにより、分周
回路63の分周動作が乱れ、分周信号S63には、パイロ
ット信号SP の1サイクルにつき約4.4 μ秒(=1/f
P )の位相誤差を生じるとともに、以後、その位相誤差
が累積されていく。
【0059】しかし、上述のパイロットサーボにおいて
は、パイロットサーボがロックすると、PLL40から
の、パイロット信号SP に同期した分周信号S44に切り
換えてパイロットサーボを続行しているので、パイロッ
ト信号SP にドロップアウトなどがあっても、分周信号
S63に位相誤差を生じることがなく、パイロットサーボ
に悪影響を与えることがない。
【0060】しかも、このとき使用するPLL40は、
本来はTBC13の書き込みクロックを形成するための
ものであり、したがって、コストアップにならない。す
なわち、コストアップを招くことなく、ドロップアウト
に強いパイロットサーボを実現することができる。
【0061】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のプレ
ーヤにおいて、MUSE方式のディスクVDの再生時、
通常の再生モードが続けられているかぎり、MUSEデ
コーダ1から見て再生されたビデオ信号SMSのフレーム
位相は一定であり、変化することはない。
【0062】しかし、例えば、再生モードから停止モー
ドとし、その後、再び再生モードにしたとき、上述のよ
うに、まず、FGサーボが行われ、次に、パイロットサ
ーボが行われるが、このパイロットサーボになったと
き、MUSEデコーダ1から見て再生されたビデオ信号
SMSのフレーム位相は、前回、再生を行っていたときの
フレーム位相から変化してしまう。
【0063】そして、このように再生されたビデオ信号
SMSのフレーム位相が変化しても、TBC13の補正レ
ンジが±1フレーム期間以上であれば、TBC13にお
いて、そのフレーム位相を、以前のフレーム位相に補正
することができ、MUSEデコーダ1には、常に一定の
フレーム位相のビデオ信号SMSを供給することができ
る。
【0064】ところが、実際には、コストなどの都合に
より、TBC13(及び17)の補正レンジは、74μ秒
p-p (=2.5 Hp-p 。1Hは1水平期間)と小さいの
で、再生されたビデオ信号SMSのフレーム位相の変化が
大きいと、TBC13において、そのフレーム位相の変
化を完全に補正することができない。
【0065】したがって、TBC13に供給されるビデ
オ信号SMSのフレーム位相を、TBC13の補正レンジ
に対応して、数μ秒以内に抑えておく必要がある。
【0066】この発明は、このような問題点を解決しよ
うとするものである。
【0067】
【課題を解決するための手段】このため、この発明にお
いては、各部の参照符号を後述の実施例に対応させる
と、ビデオ信号SMSと、このビデオ信号SMSの水平同期
周波数fHMと所定の比率関係にある周波数fP のパイロ
ット信号SP とが周波数多重化されて記録されているビ
デオディスクVDから、ビデオ信号SMSを再生するビデ
オディスクプレーヤにおいて、ビデオディスクVDから
再生されたパイロット信号SP またはこのパイロット信
号SP に同期した交番信号S44を、1/Nの周波数に分
周する可変分周回路63と、この可変分周回路63から
の分周信号S63と、基準信号REFH2Mとを位相比較する位
相比較回路65と、この位相比較出力が供給されてビデ
オディスクVDを回転駆動するスピンドルモータ21と
を設ける。そして、分周信号S63が基準信号REFH2Mに位
相ロックするように、ビデオディスクVDの回転をサー
ボ制御し、ビデオディスクVDから再生されたビデオ信
号SMSのフレーム信号PBFMと、基準のフレーム信号REFF
M との位相関係を検出し、サーボ制御を開始したら、分
周比Nを、一定の周期で一定期間ずつ、基準値Nから値
(N+ΔN)に変更し、検出した位相関係が反転するご
とに、値ΔNの符号を正と負との間で反転させるととも
に、値ΔNの絶対値|ΔN|を順次小さくして、ビデオ
ディスクVDから再生されたビデオ信号SMSのフレーム
信号PBFMが、基準のフレーム信号REFH2Mに位相ロックす
るようにしたものである。
【0068】
【作用】再生されたビデオ信号SMSのフレーム位相が次
第にずらされて基準位相のフレーム信号REFFM に位相ロ
ックする。
【0069】
【実施例】図1及び図2において、分周回路63は可変
分周回路とされ、その分周比Nが変更できるものとされ
る。また、52はフレーム位相制御回路を示す。
【0070】そして、MUSE方式のディスクVDの再
生時、復調回路12からのビデオ信号SMSが、同期分離
回路55に供給されてフレーム同期信号PBFMが取り出さ
れ、この信号PBFMが位相制御回路52に供給される。ま
た、信号形成回路57において、フレーム周波数fFM
で、基準位相のフレーム信号REFFM が形成され、この信
号REFFM が位相制御回路52に基準信号として供給され
る。
【0071】そして、MUSE方式のディスクVDの再
生が開始されると、上述のようにFGサーボが実行さ
れ、続いてパイロットサーボが実行されるが、このパイ
ロットサーボの開始時、位相制御回路52により、例え
ば図4に示すようなアルゴリズムの微調整処理が実行さ
れる。
【0072】すなわち、まず、ステップ101におい
て、分周回路63の分周比NがN=135 にセットされる
とともに、変数nがn=4にセットされ、次に、ステッ
プ102において、基準位相のフレーム信号REFFM の信
号待ちとされ、信号REFFM が得られたら、ステップ10
3において、基準位相のフレーム信号REFFM に対する再
生フレーム同期信号PBFMの位相θが検出され、次に、ス
テップ111において、その位相θに基づいて再生フレ
ーム同期信号PBFMが基準位相のフレーム信号REFFM に対
して進んでいるか遅れているかが判定される。
【0073】そして、プレーヤを、例えば停止モードか
ら再生モードにした場合であれば、パイロットサーボに
切り換わった直後は、ディスクVDの回転速度は規定値
に達していないので、基準位相のフレーム信号REFFM に
対して再生フレーム同期信号PBFMの位相θは遅れてい
る。
【0074】すると、ステップ112において、分周回
路63の分周比Nが、 N=135 −2**n とされる(2**nは、2のn乗を示す。以下同様)。今
の場合には、n=4なので、 N=135 −16 =119 とされる。
【0075】そして、次に、ステップ114において、
2水平期間にわたる時間待ちが行われ、その後、ステッ
プ115において、分周回路63の分周比NがN=135
にセットされ、次に、ステップ116において、ステッ
プ102から1フレーム期間後の基準位相のフレーム信
号REFFM の信号待ちとされる。
【0076】そして、ステップ117において、基準位
相のフレーム信号REFFM に対する再生フレーム同期信号
PBFMの位相θが再び検出され(これは、前回の位相の検
出時から1フレーム期間後である)、次に、ステップ1
21において、ステップ117で検出した位相θの進み
遅れの関係が、前回の位相θの検出時における進み遅れ
の関係と比べて、反転したかどうかがチェックされる。
【0077】今の場合は、ステップ117で検出された
位相関係が、ステップ103で検出された位相関係に比
べて、反転したかどうかがチェックされる。
【0078】そして、反転していないときには、ステッ
プ111〜121が繰り返される。
【0079】この場合、ステップ111からステップ1
17が終了するまでの期間、各信号は、図5A〜Cに示
すような関係にある。すなわち、図5において、信号RE
FHMは、基準の水平同期信号(周波数fHM)であり、こ
れが1/2分周されて信号REFH2Mとなるものである。し
たがって、この信号REFHM は、1フレーム期間に1125個
ある。また、パイロット信号SP は、(1) 式で示される
周波数fP なので、正常時には、2水平期間に135 個あ
る。
【0080】そして、このような信号に対して、分周回
路63の分周比Nは、図5Dに示すように、各フレーム
期間のうち、最初の2水平期間は、ステップ112、1
14によりN=119 とされ、残る期間は、ステップ11
5、116によりN=135 とされる。
【0081】そして、ステップ121において位相関係
の反転が検出されるまで、この分周比Nの状態で、ステ
ップ111〜117が繰り返される。すなわち、分周回
路63は、いつもはN=135 であるが、1フレーム期間
につき1回だけN=119 となる。
【0082】したがって、分周信号S63の周波数f63
は、常にN=135 の場合よりも平均的には高くなるの
で、この分周比Nに対応してディスクVDの回転速度が
次第に変化し、これにより再生フレーム同期信号PBFMの
位相も変化し、やがて基準位相のフレーム信号REFFM の
位相よりも進んだ状態となり、両信号PBFM、REFFM の位
相関係が、それまでの位相関係とは反転する。
【0083】すると、この位相関係の反転がステップ1
21により検出されるので、ステップ122において、
n=0であるかどうかがチェックされ、今の場合、n=
4なので、ステップ123において、変数nは「1」だ
けディクリメントされて今の場合は、n=3とされ、そ
の後、ステップ111〜117が繰り返される。
【0084】ただし、今の場合、再生フレーム同期信号
PBFMと、基準位相のフレーム信号REFFM との位相関係が
反転していて信号PBFMの位相が、信号REFFM の位相より
も進んでいるので、ステップ111において、信号PBF
M、REFFM の位相関係がチェックされると、ステップ1
13において、分周回路63の分周比Nが、 N=135 +2**n とされる。今の場合には、n=3なので、 N=135 +8 =143 とされる。
【0085】したがって、今度のステップ111〜11
7の繰り返し時には、図5Eに示すように、各フレーム
期間のうち、最初の2水平期間は、N=143 とされ、残
る期間は、N=135 とされる。すなわち、分周回路63
は、いつもはN=135 であるが、1フレーム期間につき
1回だけN=143 となる。
【0086】したがって、今度は、分周信号S63の周波
数f63は、常にN=135 の場合よりも平均的には低くな
るので、この分周比Nに対応してディスクVDの回転速
度が次第に変化し、これにより再生フレーム同期信号PB
FMの位相も変化し、やがて基準位相のフレーム信号REFF
M の位相よりも遅れた状態となり、両信号PBFM、REFFM
の位相関係が、それまでの位相関係とは反転する。
【0087】すると、この位相関係の反転が、ステップ
121により再び検出されるので、再びステップ111
以降が実行される。
【0088】こうして、基準位相のフレーム信号REFFM
に対する再生フレーム同期信号PBFMの位相関係が反転す
るごとに、変数nが、n=4の状態から「1」ずつディ
クリメントされ、これにより、各フレーム期間の最初の
2水平期間の分周比Nが、 n=4のとき、N=135 −16=119 n=3のとき、N=135 +8=143 n=2のとき、N=135 −4=131 n=1のとき、N=135 +2=137 n=0のとき、N=135 −1=134 のように変更され、これにより、信号REFFM に対する信
号PBFMの位相θが、 n=4のとき、θ=進む n=3のとき、θ=遅れる n=2のとき、θ=進む n=1のとき、θ=遅れる n=0のとき、θ=進む のように変化する。なお、上記のn=0、N=134 の状
態を図示すれば、図5Fのようになる。
【0089】そして、n=0になると、ステップ122
によりステップ123がパスされ、変数nは0よりも小
さな値にディクリメントされずに、ステップ111〜1
22が繰り返される。
【0090】そして、この繰り返し時、上記のようにn
=0、N=134 で、信号REFFM に対する信号PBFMの位相
θが進むと、ステップ111によりこれが検出され、ス
テップ113において、 N=135 +1 =136 とされ、その後、ステップ114以降が繰り返される。
したがって、今度は、図5Gに示すように、各フレーム
期間のうち、最初の2水平期間は、N=136 とされ、残
る期間は、N=135 とされる。
【0091】したがって、再生フレーム同期信号PBFMの
位相は、次第に遅れるようになり、やがて信号REFFM に
対して信号PBFMの位相θが遅れると、これがステップ1
11により検出され、ステップ112において、 N=135 −1 =134 とされ、その後、ステップ114以降が繰り返される。
【0092】したがって、以後、基準位相のフレーム信
号REFFM に対する再生フレーム同期信号PBFMの位相θの
進み遅れの関係が反転ごとに、図5Fの状態と、図5G
の状態とに交互に切り換えられる。
【0093】また、ディスクVDがCLVディスクであ
って、サーチモードから再生モードになったとき、スキ
ャンモードから再生モードになったとき、などには、F
Gサーボからパイロットサーボに切り換わったとき、デ
ィスクVDの回転速度が規定値よりも速いことがある。
そして、この場合には、ステップ112、113が上述
とは逆の順番で実行され、各フレーム期間の最初の2水
平期間における分周比Nは、 n=4のとき、N=135 +16=151 n=3のとき、N=135 −8=127 n=2のとき、N=135 +4=139 n=1のとき、N=135 −2=133 n=0のとき、N=135 +1=136 のように変更され、定常時にには、やはり基準位相のフ
レーム信号REFFM に対する再生フレーム同期信号PBFMの
位相θの進み遅れの関係が反転するごとに、図5Fの状
態と、図5Gの状態とに交互に切り換えられる。
【0094】こうして、上述のプレーヤによれば、FG
サーボからパイロットサーボに切り換えられたとき、各
フレーム期間の最初の2水平期間における分周回路63
の分周比Nが、上記のように変更されることにより、パ
イロットサーボのロック位相は次第に変更されるので、
再生されたフレーム同期信号PBFMの位相を基準位相のフ
レーム信号REFFM に対して、十分に狭い範囲まで追い込
むことができ、定常状態では、基準位相のフレーム信号
REFFM に対してパイロット信号SP の周期の精度で制御
することができる。すなわち、フレーム周期33m秒(=
1/fFM)に対して、パイロット信号SP の周期0.4 μ
秒(=1/fP )の精度で、フレーム位相を制御できる
ことになる。
【0095】[他の実施例・その1]図6は、位相制御
回路52において、上述のステップ101〜123の微
調整処理のアルゴリズムを実行する回路を、ゲートアレ
イにより構成した場合の回路例を示す。すなわち、この
図において、521は位相比較回路、522、523、
529は波形整形回路、524は5進のアップカウン
タ、526はデコーダを示す。
【0096】この場合、比較回路521は、ステップ1
03、117に対応する処理を行うものである。また、
カウンタ524は、ステップ123に対応する処理を行
うものであるが、ステップ123が変数nを「4」から
「0」までディクリメントしたのに対し、カウンタ52
4のカウント値Q524 は、「0」から「4」までインク
リメントされ、Q524 =4−nである。そして、カウン
タ524のカウント出力Q524 の2**2ビットの出力
が、インバータ525を通じてカウンタ524のイネー
ブル入力ENに供給され、Q524 =4になったとき(n=
0になったとき)、そのカウントが出力Q524 =4の状
態で停止するようにされている。
【0097】また、分周回路63は、8ビット(256
進)のプリセッタブルアップカウンタにより構成され、
可変分周回路とされている。
【0098】そして、形成回路57からの基準位相のフ
レーム信号REFFM と、同期分離回路55からの再生フレ
ーム同期信号PBFMとが位相比較回路521に供給されて
位相比較され、再生フレーム同期信号PBFMの位相が基準
フレーム信号REFFM よりも遅れているときには“H”と
なり、進んでいるときには“L”となる信号THが取り出
され、この信号THが、整形回路522に供給されて信号
THのレベルが反転するごとにパルスTH2 が取り出され
る。なお、このパルスTH2 は、ステップ121の処理に
対応するものである。
【0099】そして、検出回路68からのパイロットサ
ーボのロックの検出信号S68が、整形回路523を通じ
てカウンタ524のリセット入力!Rに供給されるととも
に、パルスTH2 が、カウンタ524にカウント入力とし
て供給される。したがって、カウンタ524は、パイロ
ットサーボがロックするごとに、「0」にリセットさ
れ、その後、再生フレーム同期信号PBFMと基準フレーム
信号REFFM との位相関係が反転するごとに、インクリメ
ントされることになる。すなわち、上記のように、Q52
4 =4−nとなる。
【0100】そして、このカウント値Q524 がデコーダ
526に供給されるとともに、信号THがデコーダ526
に供給され、TH=“L”場合には、 Q524 =0(n=4)のとき、Q526 =137 Q524 =1(n=3)のとき、Q526 =129 Q524 =2(n=2)のとき、Q526 =131 Q524 =3(n=1)のとき、Q526 =133 Q524 =4(n=0)のとき、Q526 =122 となり、TH=“H”の場合には、 Q524 =0(n=4)のとき、Q526 =105 Q524 =1(n=3)のとき、Q526 =113 Q524 =2(n=2)のとき、Q526 =117 Q524 =3(n=1)のとき、Q526 =119 Q524 =4(n=0)のとき、Q526 =120 となるデータQ526 が取り出される。なお、これらデー
タQ526 の値は、値「256 」と、目的とする値Nとの差
である。
【0101】そして、このデータQ526 がスイッチ回路
527に供給されるとともに、一定値「121 」(=256
−135 )がスイッチ回路527に供給される。また、形
成回路57から、各フレーム期間の最初の2水平期間は
“H”となり、残る水平期間は“L”となる信号SEL が
取り出され、この信号SEL が、スイッチ回路527にそ
の制御信号として供給され、スイッチ回路527は、SE
L =“L”のとき図の状態、SEL =“H”のとき図とは
逆の状態に接続される。
【0102】したがって、スイッチ回路527からは、
各フレーム期間の最初の2水平期間に、データQ526 が
取り出され、残る水平期間に、値「121 」が取り出され
る。
【0103】そして、このスイッチ回路527の出力
が、カウンタ63にそのプリセットデータとして供給さ
れるとともに、スイッチ回路61からのパイロット信号
SP (あるいは分周信号S44)が、カウンタ63にその
カウント入力として供給される。また、カウンタ63の
キャリー出力CYが、インバータ528を通じてカウンタ
63のロード入力!LD に供給される。
【0104】したがって、簡単のため、まず、各フレー
ム期間の最初の2水平期間を除く水平期間(スイッチ回
路527が図の状態にある水平期間)について考える
と、この水平期間には、 A.キャリー出力CYにより値「121 」がカウンタ63にロ
ードされる。 B.カウンタ63は、ロードされた値「121 」からスター
トしてパイロット信号SP のサイクル数をカウントす
る。 C.カウント値が値「255 」から値「0」になったとき、
キャリー出力CYが出力される。 という動作を繰り返すので、カウンタ63のカウント値
は値「121 」〜「255 」の範囲を繰り返し変化すること
になる。したがって、カウンタ63のキャリー出力CY
は、パイロット信号SP を135 サイクル(=255 −121
+1)数えるごとに出力されることになる。
【0105】また、各フレーム期間の最初の2水平期間
には、値「121 」に代わってデータQ526 が、カウンタ
63にプリセットされるので、パイロット信号SP を
「255−Q526 +1」サイクルだけ数えたとき、キャリ
ー出力CYが出力されることになる。そして、このカウン
ト数「255 −Q526 +1」は、値Nに等しい。
【0106】したがって、カウンタ63のキャリー出力
CYは、パイロット信号SP を、図5D〜Gに示すよう
に、分周した分周信号S63にほかならない。
【0107】そこで、このキャリー出力CYが、整形回路
529を通じて分周信号S63として取り出される。
【0108】こうして、この回路によれば、図4の処理
をディスクリートな論理回路により実現することができ
る。
【0109】[他の実施例・その2]上述においては、
図5に示すように、分周比Nを、1フレーム期間に1回
(2水平期間)だけN=135 +2**nあるいはN=135
−2**nとするとともに、残りをN=135 とした場合で
あるが、1フレーム期間のうち、2**n回だけ均等にN
=135 +1あるいはN=135 −1とするとともに、残り
をN=135 とすることもできる。
【0110】図7は、そのような処理を実行する位相制
御回路52の一例を示す。すなわち、回路521〜52
5が図6の例と同様に構成されて信号TH、Q524 が取り
出される。また、回路528、529、63も図6の例
と同様に構成される。
【0111】また、形成回路57からの周波数fHM/2
の基準信号REFH2Mが、10ビットのカウンタ551にカウ
ント入力として供給され、カウンタ551の2の3乗ビ
ットの出力Q3 、2の4乗ビットの出力Q4 、2の8乗
ビットの出力Q8 、2の9乗ビットの出力Q9 、2の10
乗ビットの出力Q10が、取り出される。この場合、例え
ば、信号Q3 は、カウンタ551の2の3乗ビットの出
力であるから、カウンタ551のカウント入力である基
準信号REFH2Mの2**3サイクル(=8サイクル)ごと
に、出力される。あるいは、信号Q10は、カウンタ55
1の2の10乗ビットの出力であるから、基準信号REFH2M
の2**10サイクル(=1024サイクル)ごとに、出力され
る。
【0112】そして、これら出力Q3 〜Q10がデータセ
レクタ(スイッチ回路)552にデータ入力として供給
されるとともに、カウンタ524のカウント出力Q524
が、セレクタ552にその制御信号として供給される。
【0113】こうして、セレクタ552からは、その出
力信号Q552 として、 Q524 =0(n=4)のとき、信号Q3 Q524 =1(n=3)のとき、信号Q4 Q524 =2(n=2)のとき、信号Q8 Q524 =3(n=1)のとき、信号Q9 Q524 =4(n=0)のとき、信号Q10 が取り出される。
【0114】そして、この出力信号Q552 が、抽出回路
553にその制御信号として供給され、抽出回路553
からは、信号Q552 の1サイクル期間につき1回の割り
合いで、カウンタ63のキャリー出力CYの1サイクル期
間(あるキャリー出力CYから次のキャリー出力CYまでの
期間)にわたって、“H”となる出力Q553 が出力され
る。そして、この抽出出力Q553 がスイッチ回路555
にその制御信号として供給され、スイッチ回路555
は、Q553 =“L”のときには図の状態、Q553=
“H”のときには図とは逆の状態に接続される。
【0115】さらに、一定値「120 」、「122 」がスイ
ッチ回路554に供給されるとともに、比較回路521
からの信号THが、スイッチ回路554にその制御信号と
して供給され、スイッチ回路554は、TH=“L”のと
きには図の状態、TH=“H”のときには図とは逆の状態
に接続される。なお、値「120 」、「122 」は、値「25
6 」と、値「136 」、「134 」との差である。
【0116】そして、このスイッチ回路554の出力信
号が、スイッチ回路555に供給されるとともに、一定
値「121 」がスイッチ回路555に供給される。
【0117】したがって、今、簡単のため、常にQ553
=“L”であるとすれば、スイッチ回路555は図の状
態に接続された状態が続くので、カウンタ63におい
て、上記したA.項〜C.項の動作が繰り返され、パイロッ
ト信号SP の1/135 に分周された信号S63が出力され
る。
【0118】しかし、この場合、実際には、信号Q552
にしたがって、Q553 =“H”となるので、このQ553
=“H”の期間には、カウンタ63には、信号THにした
がって、値「120 」あるいは「122 」がロードされ、カ
ウンタ63は、このロードされた値「120 」あるいは
「122 」からカウントをスタートする。
【0119】したがって、Q553 =“H”の期間には、
カウンタ63は、パイロット信号SP を、値「120 」に
対応して1/136 に分周したことになり、あるいは値
「122」に対応して1/134 に分周したことになり、そ
の分周出力が信号S63として取り出されることになる。
【0120】なお、この場合、カウント値が「255 」に
達し、次に「0」になってキャリー出力CYが出力された
とき、これにより、Q553 =“L”となってスイッチ回
路555は図の状態に接続されるので、そのキャリー出
力CYにより、値「121 」がカウンタ63にロードされ
る。
【0121】そして、Q524 =0(n=4)のときに
は、Q552 =Q3 であるから、信号REFFH2M の8サイク
ル(=2**3サイクル)につき1回の割り合いでQ552
=“H”となるので、信号REFH2Mの8サイクルにつき1
回の割り合いでカウンタ63に値「120 」あるいは「12
2 」がロードされることになる。したがって、カウンタ
63の分周比Nは、信号REFH2Mの8サイクルにつき1回
の割り合いでN=136 あるいはN=134 となる。なお、
N=136 になるかN=134 になるかは、信号THのレベル
により決まる。
【0122】そして、以下同様にして、カウンタ524
のカウントが進むにつれて、カウンタ63の分周比N
は、Q524 =1(n=3)のとき、信号REFH2Mの16サイ
クルにつき1回の割り合いで、N=136 あるいはN=13
4 となる。Q524 =2(n=2)のとき、信号REFH2Mの
256 サイクルにつき1回の割り合いで、N=136 あるい
はN=134 となる。Q524 =3(n=1)のとき、信号
REFH2Mの512 サイクルにつき1回の割り合いで、N=13
6 あるいはN=134 となる。Q524 =4(n=0)のと
き、信号REFH2Mの1024サイクルにつき1回の割り合い
で、N=136 あるいはN=134 となる。
【0123】したがって、パイロットサーボのロック位
相は次第に変更され、定常状態では、基準位相のフレー
ム信号REFFM に対してパイロット信号SP の周期の精度
で制御することができる。
【0124】[他の実施例・その3]MUSE方式のビ
デオディスクVDの再生時、FGサーボからパイロット
サーボに切り換わったとき、ディスクVDなどのイナー
シャのため、パイロットサーボが安定するまでに時間が
かかるが、図8は、その時間を短縮するためのアルゴリ
ズムの一例を示す。
【0125】これは、FGサーボからパイロットサーボ
に切り換わったとき、ディスクVDの回転を強制的に加
減速してディスクVDから再生されるMUSE方式のビ
デオ信号SMSのフレーム位相を規定値内に追い込むもの
であり、その後、上述した微調整モードが行われる。そ
して、この強制加減速処理も、位相制御回路52により
実行されるが、プレーヤには、トルク制御回路53及び
電流検出回路54が設けられる。
【0126】すなわち、停止モードなどディスクVDが
正規の回転速度で回転していない状態から再生モードが
指示されると、光学ヘッド11はトラックジャンプが行
われるが、その最後のトラックジャンプが終了したと
き、このトラックジャンプの終了が、シスコン51から
位相制御回路52に通知される。
【0127】すると、位相制御回路52において、ま
ず、ステップ201において、検出回路68の検出信号
S68をチェックすることによりパイロットサーボがロッ
クしているかどうかがチェックされ、ロックするまで、
すなわち、S68=“H”になるまで待機される。
【0128】そして、パイロットサーボがロックしてS
68=“H”になると、ステップ202において、再生フ
レーム同期信号PBFMと、基準位相のフレーム信号REFFM
との位相差θが計測され、次にステップ203におい
て、|θ|≦360 μ秒(=12水平期間)であるかどうか
がチェックされ、|θ|>360 μ秒のときには、ステッ
プ204において、再生フレーム同期信号PBFMが基準位
相のフレーム信号REFFMに対して進んでいるか遅れてい
るかがチェックされる。
【0129】そして、再生フレーム同期信号PBFMが基準
位相のフレーム信号REFFM に対して遅れているときに
は、ステップ211において、ディスクVDの回転の加
速が開始される。すなわち、加速信号ACCEL が形成さ
れ、この信号ACCEL がトルク制御回路53に供給されて
加速方向のドライブ電圧V53が形成され、この電圧V53
が加算回路33及びドライブ回路34を通じてスピンド
ルモータ21に供給される。こうして、ディスクVDの
回転の加速が開始される。また、このステップ211の
時点からパイロットサーボは、禁止される。
【0130】そして、ディスクVDの回転の加速が開始
されると、位相差θは次第に小さくなっていくが、位相
差θが1/2に改善されると、この1/2の時点がステ
ップ212において検出される。そして、この1/2の
時点が検出されると、ステップ213において、加速信
号ACCEL の形成が中止されるとともに、減速信号BRKが
形成され、この信号BRK がトルク制御回路53に供給さ
れて減速方向のドライブ電圧V53が形成され、この電圧
V53が加算回路33及びドライブ回路34を通じてスピ
ンドルモータ21に供給される。こうして、ディスクV
Dの回転の減速が開始される。
【0131】そして、減速が開始されると、再生フレー
ム同期信号PBFMと、基準位相のフレーム信号REFFM との
速度差(周波数差)が「0」に近づいていくが、この
「0」の時点がステップ214において検出される。そ
して、この「0」の時点が検出されると、ステップ21
5において、減速信号BRK の形成が中止されて減速方向
のドライブ電圧V53も形成されなくなる。また、パイロ
ットサーボが再開される。
【0132】そして、再びステップ202において、位
相差θがチェックされ、以後、|θ|≦360 μ秒となる
まで、ステップ202〜204、211〜215に示す
処理が実行される。
【0133】また、ステップ204において、再生フレ
ーム同期信号PBFMが基準位相のフレーム信号REFFM に対
して進んでいるときには、ステップ221において、デ
ィスクVDの回転の減速が開始される。すなわち、減速
信号BRK が形成され、この信号BRK がトルク制御回路5
3に供給されて減速方向のドライブ電圧V53が形成さ
れ、この電圧V53が加算回路33及びドライブ回路34
を通じてスピンドルモータ21に供給される。こうし
て、ディスクVDの回転の減速が開始される。また、こ
のステップ221の時点からパイロットサーボは、禁止
される。
【0134】そして、ディスクVDの回転の減速が開始
されると、位相差θは次第に小さくなっていくが、位相
差θが1/2に改善されると、この1/2の時点がステ
ップ222において検出される。そして、この1/2の
時点が検出されると、ステップ223において、減速信
号BRK の形成が中止されるとともに、加算信号ACCELが
形成され、この信号ACCEL がトルク制御回路53に供給
されて加速方向のドライブ電圧V53が形成され、この電
圧V53が加算回路33及びドライブ回路34を通じてス
ピンドルモータ21に供給される。こうして、ディスク
VDの回転の加速が開始される。
【0135】そして、加速が開始されると、再生フレー
ム同期信号PBFMと、基準位相のフレーム信号REFFM との
速度差が「0」に近づいていくが、この「0」の時点が
ステップ224において検出される。そして、この
「0」の時点が検出されると、ステップ225におい
て、加速信号ACCEL の形成が中止されて加速方向のドラ
イブ電圧V53も形成されなくなる。また、パイロットサ
ーボが再開される。
【0136】そして、再びステップ202において、位
相差θがチェックされ、以後、|θ|≦360 μ秒となる
まで、ステップ202〜204、221〜225に示す
処理が実行される。
【0137】こうして、以上の処理により、基準位相の
フレーム信号REFFM に対する再生フレーム同期信号PBFM
の位相差θが、|θ|≦360 μ秒となると、ステップ2
03に示すように、上記の強制加減速の処理を終了し、
以後、ステップ231において、図4の微調整モードに
入る。
【0138】なお、電流検出回路54は、モータ21に
実際に供給されるドライブ電流の大きさを検出してドラ
イブ電圧V53を補正するためのものである。
【0139】こうして、図8の強制加減速処理によれ
ば、基準位相のフレーム信号REFMと、再生フレーム同期
信号PBFMとの位相差θが1/2になるまでディスクVD
の回転を加速(あるいは減速)し、位相差θが1/2に
なったら、以後、速度差が0になるまでディスクVDの
回転を減速(あるいは加速)しているので、この減速
(あるいは加速)が終了したとき、ディスクVDから再
生されるビデオ信号SMSのフレーム位相を、基準位相の
フレーム信号REFFM に対して±360 μ秒内の位相とする
ことができる。そして、このとき、その再生ビデオ信号
SMSのフレーム位相の制御は、最初に一度、フレームの
位相差θを検出し、以後、オープン制御により制御する
ので、動作が速く、短時間のうちにTBC13に供給さ
れるビデオ信号SMSのフレーム位相を安定化することが
できる。
【0140】さらに、再生ビデオ信号SMSのフレーム周
波数が、基準信号REFFM のフレーム周波数に一致した状
態で、それら信号の位相も一致しているので、パイロッ
トサーボへの切り換えを行ってもトランジェントを生じ
ることがない。
【0141】また、ステップ203において、再生フレ
ーム同期信号PBFMと、基準フレーム信号REFFM との位相
差θが、|θ|>360 μ秒のときには、ステップ204
〜225が繰り返されるので、加速信号ACCEL による加
速と、減速信号BRK による減速とにアンバランスがあっ
ても、正しい位相に収束する。
【0142】
【発明の効果】このプレーヤによれば、FGサーボから
パイロットサーボに切り換えられたとき、分周回路63
の分周比Nを、周期的に基準値から正負に変更すること
により、パイロットサーボのロック位相を次第に変更し
ているので、再生されたフレーム同期信号PBFMの位相を
基準位相のフレーム信号REFFM に対して、十分に狭い範
囲まで追い込むことができ、定常状態では、基準位相の
フレーム信号REFFM に対してパイロット信号SP の周期
の精度で制御することができる。すなわち、フレーム周
期33m秒(=1/fFM)に対して、パイロット信号SP
の周期0.4 μ秒(=1/fP )の精度で、フレーム位相
を制御できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一例の一部を示す系統図である。
【図2】図1の続きを示す系統図である。
【図3】この発明の一部の一例を示す系統図である。
【図4】この発明の一例を示すフローチャートである。
【図5】図4の処理を説明するための波形図である。
【図6】この発明の一部の一例を示す系統図である。
【図7】この発明の一部の他の例を示す系統図である。
【図8】図1の回路の処理の他の例を示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
11 光学ヘッド 12 復調回路 13 TBC 16 復調回路 17 TBC 21 スピンドルモータ 22 周波数発電機 31 FGサーボ回路 34 ドライブ回路 40 PLL 45 ロック検出回路 47 広帯域バンドパスフィルタ 48 狭帯域バンドパスフィルタ 51 システムコントローラ 52 フレーム位相制御回路 53 トルク制御回路 54 電流検出回路 55 同期分離回路 56 同期分離回路 57 基準信号形成回路 58 PLL 63 分周回路(カウンタ) 65 位相比較回路 67 ローパスフィルタ 68 ロック検出回路 521 位相比較回路 524 カウンタ 526 デコーダ 551 カウンタ 553 抽出回路 VD ビデオディスク

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビデオ信号と、このビデオ信号の水平同
    期周波数と所定の比率関係にある周波数のパイロット信
    号とが周波数多重化されて記録されているビデオディス
    クから、上記ビデオ信号を再生するビデオディスクプレ
    ーヤにおいて、 上記ビデオディスクから再生された上記パイロット信号
    またはこのパイロット信号に同期した交番信号を、1/
    Nの周波数に分周する可変分周回路と、 この可変分周回路からの分周信号と、基準信号とを位相
    比較する位相比較回路と、 この位相比較出力が供給されて上記ビデオディスクを回
    転駆動するスピンドルモータとを有し、 上記分周信号が上記基準信号に位相ロックするように、
    上記ビデオディスクの回転をサーボ制御し、 上記ビデオディスクから再生されたビデオ信号のフレー
    ム信号と、基準のフレーム信号との位相関係を検出し、 上記サーボ制御を開始したら、上記分周比Nを、一定の
    周期で一定期間ずつ、基準値Nから値(N+ΔN)に変
    更し、 上記検出した位相関係が反転するごとに、上記値ΔNの
    符号を正と負との間で反転させるとともに、 上記値ΔNの絶対値|ΔN|を順次小さくして、上記ビ
    デオディスクから再生されたビデオ信号のフレーム信号
    を、上記基準のフレーム信号に位相ロックするようにし
    たビデオディスクプレーヤ。
  2. 【請求項2】 ビデオ信号と、このビデオ信号の水平同
    期周波数と所定の比率関係にある周波数のパイロット信
    号とが周波数多重化されて記録されているビデオディス
    クから、上記ビデオ信号を再生するビデオディスクプレ
    ーヤにおいて、 上記ビデオディスクから再生された上記パイロット信号
    またはこのパイロット信号に同期した交番信号を、1/
    Nの周波数に分周する可変分周回路と、 この可変分周回路からの分周信号と、基準信号とを位相
    比較する位相比較回路と、 この位相比較出力が供給されて上記ビデオディスクを回
    転駆動するスピンドルモータとを有し、 上記分周番信号が上記基準信号と位相ロックするよう
    に、上記ビデオディスクの回転をサーボ制御し、 上記ビデオディスクから再生されたビデオ信号のフレー
    ム信号と、基準のフレーム信号との位相関係を検出し、 上記サーボ制御を開始したら、上記分周比Nを、所定の
    周期で一定期間ずつ、基準値Nから値(N+m)に変更
    し、 上記検出した位相関係が反転するごとに、上記値mを値
    +1と値−1との間で変更するとともに、 上記基準値Nから値(N+m)に変更される周期を、順
    次長くして、上記ビデオディスクから再生されたビデオ
    信号のフレーム信号を、上記基準のフレーム信号に位相
    ロックするようにしたビデオディスクプレーヤ。
  3. 【請求項3】 ビデオ信号と、このビデオ信号の水平同
    期周波数と所定の比率関係にある周波数のパイロット信
    号とが周波数多重化されて記録されているビデオディス
    クから、上記ビデオ信号を再生するビデオディスクプレ
    ーヤにおいて、 上記ビデオディスクから再生された上記パイロット信号
    またはこのパイロット信号に同期した交番信号を、1/
    Nの周波数に分周する可変分周回路と、 この可変分周回路からの分周信号と、基準信号とを位相
    比較する位相比較回路と、 この位相比較出力が供給されて上記ビデオディスクを回
    転駆動するスピンドルモータとを有し、 上記分周信号が上記基準信号に位相ロックするように、
    上記ビデオディスクの回転をサーボ制御し、 上記ビデオディスクから再生されたビデオ信号のフレー
    ム信号と、基準のフレーム信号との位相関係を検出し、 上記サーボ制御を開始したら、上記分周比Nを、各フレ
    ーム期間の所定の水平期間には、基準値Nから値(N+
    ΔN)に変更し、 上記検出した位相関係が反転するごとに、上記値ΔNの
    符号を正と負との間で反転させるとともに、 上記値ΔNの絶対値|ΔN|を値1になるまで順次小さ
    くして、上記ビデオディスクから再生されたビデオ信号
    のフレーム信号を、上記基準のフレーム信号に位相ロッ
    クするようにしたビデオディスクプレーヤ。
  4. 【請求項4】 ビデオ信号と、このビデオ信号の水平同
    期周波数と所定の比率関係にある周波数のパイロット信
    号とが周波数多重化されて記録されているビデオディス
    クから、上記ビデオ信号を再生するビデオディスクプレ
    ーヤにおいて、 上記ビデオディスクから再生された上記パイロット信号
    またはこのパイロット信号に同期した交番信号を、1/
    Nの周波数に分周する可変分周回路と、 この可変分周回路からの分周信号と、基準信号とを位相
    比較する位相比較回路と、 この位相比較出力が供給されて上記ビデオディスクを回
    転駆動するスピンドルモータとを有し、 上記分周信号が上記基準信号に位相ロックするように、
    上記ビデオディスクの回転をサーボ制御し、 このサーボ制御を開始したら、上記ビデオディスクから
    再生されたビデオ信号のフレーム信号と、基準のフレー
    ム信号との位相差を計測し、 この計測した位相差が1/2に改善されるまで、上記ビ
    デオディスクの回転の加速あるいは減速を行い、 上記位相差が1/2になったとき、上記ビデオディスク
    の回転の加速あるいは減速を、減速あるいは加速に切り
    換え、 この切り換えにより上記ビデオディスクの回転速度が規
    定の範囲に入ったとき、上記減速あるいは加速を停止
    し、 この停止後、上記ビデオディスクから再生されたビデオ
    信号のフレーム信号と、上記基準のフレーム信号との位
    相関係を検出し、 上記分周比Nを、一定の周期で一定期間ずつ、基準値N
    から値(N+ΔN)に変更し、 上記検出した位相関係が反転するごとに、上記値ΔNの
    符号を正と負との間で反転させるとともに、 上記値ΔNの絶対値|ΔN|を順次小さくして、上記ビ
    デオディスクから再生されたビデオ信号のフレーム信号
    を、上記基準のフレーム信号に位相ロックするようにし
    たビデオディスクプレーヤ。
  5. 【請求項5】 ビデオ信号と、このビデオ信号の水平同
    期周波数と所定の比率関係にある周波数のパイロット信
    号とが周波数多重化されて記録されているビデオディス
    クから、上記ビデオ信号を再生するビデオディスクプレ
    ーヤにおいて、 上記ビデオディスクから再生された上記パイロット信号
    またはこのパイロット信号に同期した交番信号を、1/
    Nの周波数に分周する可変分周回路と、 この可変分周回路からの分周信号と、基準信号とを位相
    比較する位相比較回路と、 この位相比較出力が供給されて上記ビデオディスクを回
    転駆動するスピンドルモータとを有し、 上記分周信号が上記基準信号に位相ロックするように、
    上記ビデオディスクの回転をサーボ制御し、 このサーボ制御を開始したら、上記ビデオディスクから
    再生されたビデオ信号のフレーム信号と、基準のフレー
    ム信号との位相差を計測し、 この計測した位相差が1/2に改善されるまで、上記ビ
    デオディスクの回転の加速あるいは減速を行い、 上記位相差が1/2になったとき、上記ビデオディスク
    の回転の加速あるいは減速を、減速あるいは加速に切り
    換え、 この切り換えにより上記ビデオディスクの回転速度が規
    定の範囲に入ったとき、上記減速あるいは加速を停止
    し、 この停止後、上記ビデオディスクから再生されたビデオ
    信号のフレーム信号と、上記基準のフレーム信号との位
    相関係を検出し、 上記分周比Nを、所定の周期で一定期間ずつ、基準値N
    から値(N+m)に変更し、 上記検出した位相関係が反転するごとに、上記値mを値
    +1と値−1との間で変更するとともに、 上記基準値Nから値(N+m)に変更される周期を、順
    次長くして、上記ビデオディスクから再生されたビデオ
    信号のフレーム信号を、上記基準のフレーム信号に位相
    ロックするようにしたビデオディスクプレーヤ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1996027881A1 (fr) * 1995-03-08 1996-09-12 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Procede et dispositif de reproduction des donnees a partir d'un disque, procede de regularisation de la rotation d'un disque et generateur de signaux de synchronisation pour la reproduction

Cited By (6)

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WO1996027881A1 (fr) * 1995-03-08 1996-09-12 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Procede et dispositif de reproduction des donnees a partir d'un disque, procede de regularisation de la rotation d'un disque et generateur de signaux de synchronisation pour la reproduction
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