JPH0644582Y2 - 電動式クランプ装置 - Google Patents

電動式クランプ装置

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JPH0644582Y2
JPH0644582Y2 JP11380488U JP11380488U JPH0644582Y2 JP H0644582 Y2 JPH0644582 Y2 JP H0644582Y2 JP 11380488 U JP11380488 U JP 11380488U JP 11380488 U JP11380488 U JP 11380488U JP H0644582 Y2 JPH0644582 Y2 JP H0644582Y2
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JP
Japan
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nut
clamp
rotor
casing
screw shaft
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JP11380488U
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紀元 唐沢
英明 飛田
洋一 柴田
保 藤田
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Fujita Corp
Toyota Motor Corp
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Fujita Corp
Toyota Motor Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、電動式のクランプ装置に関する。
〔従来の技術〕
従来のクランプ装置は、例えば実開昭58−173445号公報
に示されるようにシリンダが使用される。
そして、その作動媒体には、油圧や高圧空気が用いられ
る。
油圧式の場合は、油圧ポンプを駆動して昇圧した油圧
を、油圧配管を通してその油圧力をシリンダに伝達して
シリンダを駆動するものであり、高圧空気式の場合は、
コンプレッサにて昇圧した空気を一旦保留し、この保留
した空気圧力を空気配管を通してエアシリンダに伝達し
エアシリンダを駆動して行うものである。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記従来の油圧式又は高圧空気式のクランプ装置には、
次のような問題がある。
すなわち、油圧式の場合は、油圧ポンプを駆動するのに
電力エネルギが使用され、又高圧空気式の場合は、コン
プレッサを駆動するのに電力エネルギが使用される。
これら電力エネルギは、機械効率との関係において、例
えば摩擦損失(熱エネルギ)として無駄な電気エネルギ
が消費される。
又これらクランプ駆動装置は、配管系を必要とするので
作動媒体の流動抵抗やリークにより、前記電力エネルギ
が無駄に消費される。又各シリンダのリークや、特に高
圧空気方式の場合は、一旦高圧空気を保留するので、そ
の保留タンクのリーク等により前記電力エネルギが無駄
に消費される。
このように、従来のクランプ装置は、電力エネルギの無
駄な消費が多いという問題があった。
〔課題を解決するための手段〕
上記の課題を解決するために本考案は、ケーシング内に
回転可能に支持された電動機のロータを中空軸状に形成
すると共に、該ロータの端面にナットを一体に結合し、
前記ナットに螺合しかつ前記ロータの中空内部を挿通し
て延ばしたねじ軸を前記ケーシングに軸方向に移動可能
にかつ回転不能に支持させてなるクランプ駆動装置を備
え、前記クランプ駆動装置は、そのケーシングを介して
クランプ装置本体に軸支されると共に、前記ケーシング
の外部に延ばしたそのねじ軸の先端部に前記クランプ装
置本体に設けられたクランプアームを連結していること
を特徴とするものである。
〔作用〕
このように構成することにより、電動機のステータコイ
ルに通電して回転するロータの回転力によってナットが
回転する。そしてこのナットの回転力は、ナットに螺合
しかつ回転が拘束されているねじ軸に推力として取り出
される。
〔実施例〕
以下本考案の一実施例について詳細に説明する。第1図
において、電動機のロータ3の一端にナット2が一体結
合されている。このナット2は、ベアリング13により、
支持部材8に軸支されている。支持部材8には、外筒10
が結合されている。4は電動機のステータコイルであ
り、外筒10の内周面に嵌入し保持されている。12は軸受
ブロックであり、外筒10の後端に嵌入支持され、ロータ
3の後端をベアリング9によって軸支している。1はね
じ軸であり、ロータ3の軸心に明けられた孔に挿通され
かつ、ナット2に螺合している。そして、ねじ軸1の前
側は、支持部材8を貫通し、支持部材8に嵌合保持され
たすべり軸受6にて軸支されている。5はねじ軸1の前
側に設けられた回り止めであり、例えば面取りとかすべ
りキー等により、すべり軸受6との間でねじ軸1は、軸
方向にスライド可能でかつ回転が拘束されるように支持
されている。7は、ねじ軸1の先端に取り付けられた連
結部材である。なお、外筒10、支持部材8、軸受ブロッ
ク12および軸受6はケーシングを構成している。
第2図に実際の使用例を示す。図において、クランプ装
置本体15に、支持部材8の取付孔21にピン22を差し込ん
でクランプ駆動装置は本体15に揺動可能に取り付けられ
る。又本体15には、クランプアーム14がピン23にて揺動
可能に取り付けられ、その端部にはクランプ駆動装置の
連結部材7がピン24にて連結されている。
18はモータコントローラであり、クランプ駆動装置のス
テータコイル4に電気的に接続されている。
又、このモータコントローラ18に、複数のクランプ駆動
装置A,B,C…を電気的に接続してクランプ装置を個別に
駆動させることも可能である。
以上のように構成した本実施例の作用について次に説明
する。
第1図において、ステータコイル4に通電されて回転す
るロータ3と共に、ナット2が回転する。そしてこのナ
ット2の回転力は、ナット2に螺合しているねじ軸1に
伝達される。
このように伝達されたナット2の回転力は、ねじ軸1が
軸方向にスライド可能でかつ回転が拘束されるようにす
べり軸受6と回り止め5によって支持されているので、
ねじ軸1の推力として取り出される。
上記ナット2とねじ軸1との間の動力伝達において、ナ
ット2にボールナットを用い、ねじ軸1にボールねじ軸
を用いた場合には、相互の嵌め合いには遊びがなく、か
つ摩擦抵抗が少ないので、ナット2の回転力はほとんど
損失なくねじ軸1の推力として取り出される。
又、一方において、ナット2とねじ軸1との螺合に遊び
がない場合は、クランプ動作の応答性がよく、例えばク
ランプ力の制御がロータ3の回転数により行うことが可
能になる。
すなわち、第2図において、モータコントローラ18によ
り、ロータ3の回転数をコントロールして、クランプア
ーム14のクランプ力がコントロールされる。
これにより、クランプされる物品16,17に圧痕が残らず
かつ適度のクランプ力でクランプされる。
又、上記回転数制御以外にロータ3の回転トルクにより
行うこともできるし、その両方の組合せによってもクラ
ンプ力の制御を行うことも可能である。
そして又、クランプ及びクランプ解除は、ロータ3の正
転逆転により行う。
〔考案の効果〕
以上詳述した通り本考案によれば、電動機のロータにナ
ットを一体に設け、このナットに螺合するねじ軸により
ロータの回転力を直接的にねじ軸の推力として取り出す
ようにしたので、ロータの回転に使用される電気エネル
ギは、ほとんどねじ軸の推力に変換することができる。
これにより、従来の電気エネルギを圧力エネルギに変換
し、更にこの圧力エネルギをシリンダの推力エネルギと
して取り出すものに比べ、電気エネルギの損失は大巾に
減少し、省エネルギの点で優れた効果を有する。
又、クランプ駆動装置はケーシング内にロータ、ナッ
ト、ねじ軸等を配置してユニット化されているので、電
動化による配管系の省略と相まってクランプ装置全体が
コンパクトになり、しかも、ロータの回転数を制御して
クランプアームのクランプ力を任意に調整できて適用範
囲が拡大する。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の一実施例であり、第1図
は、クランプ駆動装置の縦断面図、第2図はクランプ装
置の全体構造を示す模式図である。 1……ねじ軸、2……ナット、3……ロータ、 4……ステータコイル、5……回り止め。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 柴田 洋一 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)考案者 藤田 保 三重県桑名市大字安永503番地 株式会社 フジタ内 (56)参考文献 特開 昭61−244434(JP,A) 実開 昭62−178041(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケーシング内に回転可能に支持された電動
    機のロータを中空軸状に形成すると共に、該ロータの端
    面にナットを一体に結合し、前記ナットに螺合しかつ前
    記ロータの中空内部を挿通して延ばしたねじ軸を前記ケ
    ーシングに軸方向に移動可能にかつ回転不能に支持させ
    てなるクランプ駆動装置を備え、前記クランプ駆動装置
    は、そのケーシングを介してクランプ装置本体に軸支さ
    れると共に、前記ケーシングの外部に延ばしたそのねじ
    軸の先端部に前記クランプ装置本体に設けられたクラン
    プアームを連結していることを特徴とする電動式クラン
    プ装置。
JP11380488U 1988-08-30 1988-08-30 電動式クランプ装置 Expired - Lifetime JPH0644582Y2 (ja)

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JP11380488U JPH0644582Y2 (ja) 1988-08-30 1988-08-30 電動式クランプ装置

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JP11380488U JPH0644582Y2 (ja) 1988-08-30 1988-08-30 電動式クランプ装置

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Publication Number Publication Date
JPH0235638U JPH0235638U (ja) 1990-03-07
JPH0644582Y2 true JPH0644582Y2 (ja) 1994-11-16

Family

ID=31353970

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JP11380488U Expired - Lifetime JPH0644582Y2 (ja) 1988-08-30 1988-08-30 電動式クランプ装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6644638B1 (en) * 2001-06-22 2003-11-11 Delaware Capital Formation, Inc. Electric clamp

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JPH0235638U (ja) 1990-03-07

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