JPH0644560Y2 - 油圧プレス機械の油圧異常検出装置 - Google Patents

油圧プレス機械の油圧異常検出装置

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JPH0644560Y2
JPH0644560Y2 JP936389U JP936389U JPH0644560Y2 JP H0644560 Y2 JPH0644560 Y2 JP H0644560Y2 JP 936389 U JP936389 U JP 936389U JP 936389 U JP936389 U JP 936389U JP H0644560 Y2 JPH0644560 Y2 JP H0644560Y2
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hydraulic pressure
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は、油圧プレス機械の油圧異常検出装置に関す
る。
(従来の技術) 油圧プレス機械では、シリンダ装置のストローク動作に
基づいてプレス加工を行うため、特に高速動作を行わせ
るとき油圧回路の油圧が異常に低下することがある。
従来、この種の油圧低下を圧力検出器で検出し、非常停
止によりプレス加工を一時中断させることが行われてい
た。
上記油圧の異常低下は、次の場合に生じることがあるも
のである。すなわち、油圧シリンダに上下動自在に内装
されたピストン、ピストンロッドを下降する際、ピスト
ンの下側の油圧室を大気圧に開放し、上側の油圧室を油
圧ポンプに接続したとき、例えばピストン下面の受圧面
積が小さい場合に、下側の油圧室内の作動油がピスト
ン、ピストンロッドの自重によって排出されて急速に下
降する傾向にあり、油圧ポンプの吐出容量が小さく、上
側の油圧室への作動油の供給が充分に行なわれない傾向
にあるときには、上側の油圧室は負圧になる傾向にあ
る。
しかし、通常は、油圧シリンダやその他の油圧機器等の
容量等を計算して定分な容量の油圧ポンプを採用するの
で、上述のごとき問題がたびたび生じるものではない
が、時として、負荷の相違等によって上側の油圧室が負
圧になる傾向にあっても、油圧ポンプの容量がほとんど
充分の容量であるから、瞬間的に負圧傾向が解消される
ものである。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上記の如き従来よりの圧力低下で非常停
止をかける方式にあっては、圧力低下で直ちに非常停止
がかかるので、例えば1秒以下の瞬間的な圧力低下でも
非常停止となってしまい、度々の非常停止で作業効率を
低下させてしまうという問題点があった。
そこで、本考案は、瞬間的な圧力低下では非常停止を避
けてプレス作業を続行でき、かつ油圧回路に無理を生じ
させることもない油圧プレス機械の油圧異常検出装置を
提供することを目的とする。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) 上記課題を解決するための本考案の油圧プレス機械の油
圧異常検出装置は、油圧回路の油圧を検出し前記油圧が
異常に低下したときプレス機械を非常停止するようにし
た油圧プレス機械の非常停止装置において、前記油圧を
検出する圧力検出器を設け、該圧力検出器が油圧の異常
低下を検出してのち第1の設定時間を計測し設定された
時間が経ってもなお異常低下を検出しているときに非常
停止を指令すると共に、前記の所定時間内に油圧が回復
した場合にはその後第2の設定時間が経ってから通常の
プレス動作を実行させるタイマ装置を設けたことを特徴
とする。
(作用) 本考案の油圧プレスの油圧異常検出装置では、第1図の
ステップ100〜106に示すように、油圧回路に適宜設けた
圧力検出器が油圧Pの異常低下を設定圧Po以下であるこ
とを検出してのち第1の設定時間ΔT1(例えば1秒)を
計測し設定された時間が経ってもなお異常低下を検出し
ているとき非常停止を指令すると共に、前記の設定時間
ΔT1内に油圧Pが回復した、すなわち設定値以上となっ
た場合にはその後第2の設定時間ΔT2(例えば0.5秒)
が経ってから通常のプレス動作を実行させる。
したがって、本考案では、油圧が異常低下した場合でも
設定時間ΔT1内で略圧力回復(P=Po)するのを待ち、
次いで設定時間ΔT2で完全に圧力回復(P>>Po)する
のを待ってプレス動作を続行させることができるので、
プレス動作の瞬間的な圧力低下によりプレス作業を中断
させてしまうことがない。
(実施例) 以下、添付図面を用いて本考案の実施例を説明する。
第2図に示すタレットパンチプレスは、上タレット6及
び下タレット7の回転自在に備え、両タレット6,7の任
意のステーションに取り付けた一対のパンチ8及びダイ
9をモータMによる両タレット6,7の回転によりパンチ
位置に移動させ、その上部に位置するラム(ストライ
カ)10でパンチ8の頭部を押し下げることにより、両タ
レット6,7の間に介在させたワークWにパンチ加工する
ものである。
前記ワークWの所定位置にパンチ加工をするために、ワ
ークWの一端は平面座標上で移動自在のクランプ装置11
で把持され、移動されるようになっている。
また、前記ラム10を昇降駆動するためにシリンダ装置Sy
が設けられている。この装置Syは、電磁比例弁SOLを備
えた油圧ユニット12により制御されるようになってい
る。
一方、タレットパンチプレスにはNC装置13が接続され、
このNC装置13の内部には第1図の処理を行うタイマ装置
14が組み込まれている。
第3図は上記油圧ユニット12の回路構成を示す説明図で
ある。
図示のように、油圧回路は一般的なもので、油圧タンク
TNKの油を油圧ポンプPで汲み上げて、チェック弁CV、
フィルタFを介して電磁比例弁SOLに供給し、電磁比例
弁SOLの操作でシリンダSyを制御するようになってい
る。
前記フィルタF及び電磁比例弁SOLの間の配管には、油
不足を補償するためのアキュムレータACC及び圧力の異
常低下を検出する圧力検出スイッチPSが設けられてい
る。すなわち、圧力検出スイッチPSは、油圧Pが設定値
Po以下となったとき、圧力異常信号を出力する。
第4図において、パンチ指令が時刻t1,t2,t3,t4…で出
力されたとすると、一般にはこれら出力に同期してプレ
ス動作が開始される。
そこで、今、前記の時刻t2及びt3の途中t5で圧力の異常
低下が検出されたとする。
すると、本例では、第1図に示す処理により時刻t5から
第1の設定時間ΔT1(1秒)の経過を待って圧力Pが設
定圧Poまで回復するのを待ち、次いで第2の設定時間Δ
T2(0.5秒)を待って時刻t3のパンチ指令信号を許可す
ることになる。
第1の設定時間ΔT1の途中で圧力回復した場合には、そ
の時刻より次の第2の設定時間が計測されることにな
る。
又、時間ΔT1が終っても圧力Pが設定圧Poとならない場
合には、他に大きな異常があるかもしれないので第1図
のステップ104で非常停止とする。
したがって本例では、一定時間以下の瞬間的な圧力低下
で非常停止をかけることがなく、次いで第2設定時間を
待って圧力が十分に回復してから次のプレス加工を行う
ことができるので、作業効率が向上する。又、第1の設
定時間T1が経っても圧力回復しない場合には非常停止を
かけるので、油圧回路その他の機器に無理を生じさせる
こともない。
上記実施例ではパンチ加工の例を示したが、絞り、その
他の加工であっても同様である。
本考案は上記実施例に限定されるものではなく、適宜の
設計変更を行うことにより、適宜の態様で実施し得るも
のである。
[考案の効果] 以上の通り、本考案は実用新案登録請求の範囲に記載の
通りの油圧プレス機械の油圧異常検出装置であるので、
油圧の瞬間的な圧力低下では非常停止を避けてプレス作
業を続行でき、かつ油圧回路に無理を生じさせることも
なく、プレス機械の稼働効率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の油圧異常検出装置の作用を示すフロー
チャート、第2図は油圧プレス機械の一例としてのタレ
ットパンチプレスの側面説明図、第3図はその油圧回路
の説明図、第4図はその制御におけるタイミングチャー
トである。 13……NC装置 14……タイマ装置 PS……圧力検出スイッチ ΔT1……第1の設定時間 ΔT2……第2の設定時間

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】油圧回路の油圧を検出し前記油圧が異常に
    低下したときプレス機械を非常停止するようにした油圧
    プレス機械の非常停止装置において、前記油圧を検出す
    る圧力検出器を設け、該圧力検出器が油圧の異常低下を
    検出してのち第1の設定時間を計測し設定された時間が
    経ってもなお異常低下を検出しているときに非常停止を
    指令すると共に、前記の所定時間内に油圧が回復した場
    合にはその後第2の設定時間が経ってから通常のプレス
    動作を実行させるタイマ装置を設けたことを特徴とする
    油圧プレス機械の油圧異常検出装置。
JP936389U 1989-01-31 1989-01-31 油圧プレス機械の油圧異常検出装置 Expired - Fee Related JPH0644560Y2 (ja)

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