JPH0643994Y2 - 電磁形過電流引外し装置 - Google Patents

電磁形過電流引外し装置

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JPH0643994Y2
JPH0643994Y2 JP19759286U JP19759286U JPH0643994Y2 JP H0643994 Y2 JPH0643994 Y2 JP H0643994Y2 JP 19759286 U JP19759286 U JP 19759286U JP 19759286 U JP19759286 U JP 19759286U JP H0643994 Y2 JPH0643994 Y2 JP H0643994Y2
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JP19759286U
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英和 山口
英雄 林
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Fuji Electric Co Ltd
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Fuji Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は主として電動機の給電回路のように瞬時始動
電流の大きな回路用の回路しゃ断器に使用される電磁形
過電流引外し装置に関する。
〔従来技術〕
一般用の電磁形過電流引外し装置としては、たとえば第
6図に示すようなものが多く用いられている。図におい
てL字状の継鉄1の一方側脚片1aに垂直に貫通固定さ
れ、上端に接極子2を有するオイルダッシュポット3に
は電路電流を流すコイル4が巻枠5を介して巻回されて
いる。一方継鉄1の他方側脚片1bの端部付近にはL字状
の可動鉄片6が揺動自在に軸7により支承され、可動鉄
片6は継鉄1の他方側脚片1bとの間に張架された復帰ば
ね8により矢印Aで示す反時計方向に付勢される。
以上の構成においての動作は、コイル4に流れる電流が
過大となり、可動鉄片6が復帰ばね7のばね力に抗して
接極子に吸引されると、この可動鉄片6の回動により図
示されていない引外し機構の係合が解かれて電路を遮断
するようになっている。そしてその動作時間電流特性は
第7図の実線Aで示すようになり、負荷電流が電動機や
ソレノイド等のように鎖線Bで示すような始動時の突入
電流を有するものにあっては、斜線部Cで誤動作するこ
とがある。
このようなことから電動機回路用としては、たとえば第
8図および第9図に示すように電磁形引外し装置の磁気
回路中に漏洩鉄片9を設けたものが知られている。漏洩
鉄片9はオイルダッシュポット3のコイル4と接極子2
との間に位置し、巻枠に円形の絶縁ワッシャ10を介して
ばね11により押圧されており、漏洩鉄片9はオイルダッ
シュポット3との間に空隙gのあるU字状溝9aを有し、
継鉄1の他方側脚片1b側の漏洩鉄片の端部はL字状に折
り曲げられて脚片1bの内側に半田付けやスポット溶接な
どにより固着されている。そして第7図に破線Dで示す
ようにご動作領域Cをカバーするものとなっている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
このような従来装置では漏洩鉄片9のU時状溝9aとオイ
ルダッシュポット3との空隙gが組み立て時の公差によ
りばらつきが多く、所定の動作時間電流特性が得られな
いことと、漏洩鉄片9の継鉄1への固着が装置組み立て
後となることから作業生が極めて悪いということなどの
欠点があった。
この考案の目的は、前述した従来の欠点を除去し、始動
時の突入電流に対する動作が安定しかつ組立の作業性の
よい電磁形過電流引外し装置を提供することにある。
〔問題を解決するための手段〕
この考案は、前述の目的を達成するために、L字状の継
鉄の一方側脚片に垂直に貫通固定され上端に接極子を有
するとともに電路電流を流すコイルが巻枠を介して巻回
されオイルダッシュポットと、前記継鉄の他方側脚片に
揺動自在に支承され前記コイルの電流が過大になると前
記接極子に吸引され引外し動作をする可動鉄片と前記オ
イルダッシュポットの前記巻枠の上側鍔と接極子との間
に介装され一方端にU字状溝を有し他方端を前記継鉄の
他方側脚片の内側に当接させた磁束バイパス用の漏洩鉄
片とを備えた電磁形過電流引外し装置において、前記巻
枠の上側の鍔に先端および周囲が閉じられた前記漏洩鉄
片を嵌合するための嵌合穴を設け、前記漏洩鉄片のU字
状溝開口端側の端部を前記嵌合穴にその閉じられた先端
面に当たるまで嵌入するとともに前記U字状溝開口端側
と反対側の端面を前記継鉄の他方側脚片の内側に当接さ
せ、かつ前記巻枠の上側鍔および継鉄の他方側脚片の弾
性力により前記漏洩鉄片を押圧するようにしたものであ
る。さらに前記漏洩鉄片のU字状溝開口端側と反対側の
端面と前記継鉄の他方側脚片の内側面とが複数の突起を
介して当接するようにしている。
〔作用〕
漏洩鉄片を巻枠の上側鍔ばに設けられた嵌合穴により支
持することによりオイルダッシュポットとの空隙の一定
化がなされ、継鉄の他方側の脚片の内壁に突起を介して
当接されることで、継鉄と漏洩鉄片との接触面積が減少
することで相互の片当たりがなくなり均一な接触が得ら
れ接触部の磁気抵抗の変動を小さくできる。
〔実施例〕
第1図および第2図はこの考案による電磁形過電流引外
し装置の第1の実施例を示す図で、第1図は側面図、第
2図は第1図のI−I線に沿う断面図である。
図においては前述した第8図の従来装置と同一部分には
同一符号を付すことによって対応させているので、相違
点について説明する。
この実施例の従来装置との相違点は、巻枠5の上側鍔5a
に漏洩鉄片9をオイルダッシュポット3に対して位置決
して固定する嵌合穴5a,5bを設けるとともに、継鉄1の
一方側脚片1bの内壁面に複数個の突起1cを押し出し形成
し、漏洩鉄片9の端面がこの突起1cに当接されるように
したことである。前記嵌合穴5a,5bは、漏洩鉄片9のU
字状溝開口端側の端部が嵌まり合う大きさで先端および
周囲が閉じられた穴となっている。漏洩鉄片9をこの嵌
合穴に嵌合する場合は、この漏洩鉄片の端部が穴の閉じ
られた先端に当たるまで挿入すると、嵌合穴のオイルダ
ッシュポット3に対する位置が決められているため、漏
洩鉄片9のU字状溝9aのオイルダッシュポット3との空
隙gが一定に保たる。そして、漏洩鉄片9のU字状溝の
開口端側と反対側の端部が継鉄の他方側の脚片1bの内壁
面に当接し両者が磁気的に結合される。この場合、継鉄
側に複数の突起1cを設け、これに漏洩鉄片を当てるよう
にすると、継鉄と漏洩鉄片の接触面積が縮小されるため
に片当たりなくなる。したがって継鉄と漏洩鉄片との磁
気的接触条件が安定化されることになる。
なお、継鉄の他方側の脚辺と巻枠との間に挿入された漏
洩鉄片は継鉄の脚片および巻枠のフリクションにより押
圧されるよな寸法関係を有し、相互に押圧される。
第5図は、この考案の第2の実施例を示すものである。
この実施例は、前記第1図および第2図に示す実施例と
異なる点は、継鉄1にに突起1cを設ける代わりに、漏洩
鉄片9の端面に突起9bを設けた点である。継鉄の他方側
脚片の内壁面に漏洩鉄片の反U字状溝開口端側の端面を
当接する際複数の突起を介して接触させる点では、両者
同じで、作用も変わらない。
第3図および第4図は、この考案の変形例を示すもので
ある。これらの図において前記第1および第2の実施例
との相違点は、継鉄側の突起1cを上下に漏洩鉄片の端部
を圧入可能な間隔、すなわち、漏洩鉄片の厚さより僅か
に小さい間隔をおいて分けて配置し、この上下の突起1c
の間に漏洩鉄片の端部を挿入することで、漏洩鉄片の継
鉄に対する機械的結合の安定性を高めたところである。
その他の構成は、第1および第2の実施例と同様であ
る。
〔考案の効果〕
この考案によれば、漏洩鉄片の一方端をコイルの巻枠に
設けた嵌合穴に嵌め込んで保持することにより漏洩鉄片
とオイルダッシュポットとの空隙のばらつきを少なく
し、かつ装置全体を組み立てるまえに、漏洩鉄片をオイ
ルダッシュポットに固定するとができるので、特性の安
定した、組立て易い電磁形過電流引外し装置を提供でき
る。
さらに、漏洩鉄片と継鉄の当接面に複数の突起を設ける
とでより磁気的特性の安定した電磁形過電流引外し装置
を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はこの考案による電磁形過電流引外
し装置の第1の実施例を示す図で、第1図はその側面
図、第2図は第1図のI−I線に沿う断面図、第3図お
よび第4図はこの考案の変形例を示すもので第3図はそ
の側面図、第4図は第3図のIII−III線に沿う断面図、
第5図は、この考案の第2の実施例を示す図で第1の実
施例の第2図に対応する断面図、第6図および第7図は
この考案を説明するための一般的電磁形過電流引外し装
置の側面図および動作時間電流特性線図、第8図および
第9図は従来の電磁形過電流引外し装置の1例を示す図
で第8図はその側面図、第9図は第8図のVIII−VIII線
に沿う断面図である。 1:継鉄、1a:一方側脚片、1b:他方側脚片、1c:突起、2:
接極子、3:オイルダッシュポット、4:コイル、5:巻枠、
5a:上側鍔、5b:嵌合穴、6:可動鉄片、9:漏洩鉄片、9a:U
字状溝、9b:突起。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】L字状の継鉄の一方側脚片に垂直に貫通固
    定され上端に接極子を有するとともに電路電流を流すコ
    イルが巻枠を介して巻回されオイルダッシュポットと、
    前記継鉄の他方側脚片に揺動自在に支承され前記コイル
    の電流が過大になると前記接極子に吸引され引外し動作
    をする可動鉄片と前記オイルダッシュポットの前記巻枠
    の上側鍔と接極子との間に介装され一方端にU字状溝を
    有し他方端を前記継鉄の他方側脚片の内側に当接させた
    磁束バイパス用の漏洩鉄片とを備えた電磁形過電流引外
    し装置において、前記巻枠の上側の鍔に先端および周囲
    が閉じられた前記漏洩鉄片を嵌合するための嵌合穴を設
    け、前記漏洩鉄片のU字状溝開口端側の端部を前記嵌合
    穴にその閉じられた先端面に当たるまで嵌入するととも
    に前記U字状溝開口端側と反対側の端面を前記継鉄の他
    方側脚片の内側に当接させ、かつ前記巻枠の上側鍔およ
    び継鉄の他方側脚片の弾性力により前記漏洩鉄片を押圧
    したことを特徴とする電磁形過電流引外し装置。
  2. 【請求項2】実用新案登録請求の範囲第1項に記載の電
    磁形過電流引外し装置において、前記漏洩鉄片のU字状
    溝開口端側と反対側の端面と前記継鉄の他方側脚片の内
    側面とが複数の突起を介して当接することを特徴とする
    電磁形過電流引外し装置。
JP19759286U 1986-12-23 1986-12-23 電磁形過電流引外し装置 Expired - Lifetime JPH0643994Y2 (ja)

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JP2016167389A (ja) * 2015-03-10 2016-09-15 パナソニックIpマネジメント株式会社 電磁引き外し装置および回路遮断器
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