JPH0643965A - 情報処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本体に傾斜をつけ、キ−ボ−ドの入力におい
て使い勝手をよくした情報処理装置を提供することであ
る。 【構成】 バッテリ−パック２１をワ−プロ本体１の下
に付けて、該バッテリ−パック２１が本体の傾斜台を兼
ねた構造とする。この場合バッテリ−パック２１は、着
脱可能とし、また、左右に２個設ける。バッテリ−パッ
ク２１と略同形状のＡＣアダプタを用意し、バッテリ−
パックと同位置に装着可能にする。 【効果】 キ−ボ−ドからの入力において使い勝手がよ
くなった。また、バッテリ−パックを２個設けたことに
より使用上の柔軟性が高い。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、操作性の向上を図った
情報処理装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】近年、事務処理等においては、日本語ワ
−ドプロセッサに代表される各種情報処理装置が必須な
ものとなっている。該情報処理装置においては、デ−タ
等の入力はキ−ボ−ドにより行なうのが一般的である。

【０００３】該キ−ボ−ドは、人間工学的な観点からみ
て、ある程度傾斜がある方が操作性が良いことが知られ
ている。そのため、例えば、本体にチルト台を付け、該
チルト台にキ−ボ−ドの一端を載せることでキ−ボ−ド
に傾斜を与えるものが商品化されている。また、他の例
としては、キ−ボ−ド自体に開閉できるチルトをつけた
ものも商品化されている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】本体と、キ−ボ−ド、
液晶表示装置（ＬＣＤ：Ｌｉｑｕｉｄ Ｃｒｙｓｔａｌ
Ｄｉｓｐｌａｙ）とが一体となった、いわゆる、ラップ
トップ型、ブック型の情報処理装置では、上述した傾斜
を形成するためには、本体自身に傾斜をつける必要があ
る。しかし、開閉するチルトでは本体を支えるのに不安
定であった。

【０００５】また、他の問題として、最近の情報機器
は、携帯性を向上するため、充電池を内蔵して本体の薄
型化を図っている。しかし、電池を内蔵したために、電
池が使用不能状態になった場合に、ユ−ザ自身が電池交
換を行なえないという不便さがあった。

【０００６】本発明は、ユ−ザ自身による電池交換を可
能に保ちつつ本体の薄型化を図り、利便性と、携帯性と
の両立を図った情報処理装置を提供することを目的とす
る。

【０００７】また、高い操作性をも具備した情報処理装
置を提供することを目的とする。

【０００８】

【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するためになされたものでその一態様としては、情報の
処理を行なう処理回路と、上記処理回路への入力を行な
う入力手段と、上記処理回路に電力を供給する１または
２以上の電池と、少なくとも上記入力手段を内包した筐
体と、を有する情報処理装置において、上記電池を上記
筐体の底面後部位置に保持する、保持手段を有するこ
と、を特徴とする情報処理装置が提供される。

【０００９】上記保持手段は、上記電池を保持する位置
を変更可能であってもよい。この場合、上記電池と上記
処理回路との電気的接続は、該電池がある特定の位置に
おいて保持されている場合のみ行なわれるものであって
もよい。

【００１０】上記情報処理装置に使用されるＡＣアダプ
タ、収納ケ−スは、上記電池と略同一形状の筐体を有す
ることが好ましい。

【００１１】

【作用】保持手段により、電池を筐体の底面後部位置に
保持する構成とする。これにより、筐体に傾斜を付与
し、入力手段の操作性を高めることができる。

【００１２】なお、該電池を保持する位置を変更可能と
し、処理回路との電気的接続は、該電池がある特定の位
置において保持されている場合のみ行なわれるようす
る。装置を長期間使用しない場合は、該電池の保持位置
を変更して、上記処理回路と電気的に完全に切り離して
おけば、バックアップ用の電流による電池の過放電を防
ぐことができる。

【００１３】ＡＣアダプタ、収納ケ−スは、上記電池と
略同一形状とすれば、必要に応じて、電池に代わって、
これらを装着することができる。

【００１４】

【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。

【００１５】本実施例の情報処理装置は、図１に示すと
おり、本体１と、該本体１に収納された入力装置２と、
入力及び編集結果を表示する表示装置３等を含んで構成
される。

【００１６】本実施例では、本体１の底面の左右に、そ
れぞれ一個づつ、合計２個のバッテリ−パック２１を装
着する構成となっている。

【００１７】バッテリ−パック２１には、ニッカド電池
等の充電池が収納されており、本体１に着脱可能となっ
ている。本実施例では、バッテリ−パック２１を、上記
位置に取り付ける構造としたことにより、本体１に傾斜
を付与し入力装置２の操作性が向上する。なお、当然な
がら、該バッテリ−パック２１の大きさ、形状は、入力
操作に最適な傾斜が得られるようなものとしている。

【００１８】また、バッテリ−パック２１を２個設けた
ことにより、一方の電池が無くなったときでも、もう一
方の電池によって、編集結果がバックアップされる。従
って、ＡＣ電源に接続することなく、無くなった方の電
池を充電あるいは交換できるため使い勝手が良い。

【００１９】バッテリ−パック２１およびその装着機構
の詳細を図２を用いて説明する。

【００２０】バッテリ−パック２１の上側面には、本体
１への取り付けに使用されるメスの接続部２３が設けら
れている。そして、該接続部２３には、電極２４，２５
が設けられている。また、接続部２３の一端側には、取
付け向き及び位置を規制するためのストッパ２６が設け
られている。

【００２１】一方、本体１の底面側には上記接続部２３
と嵌合可能なオスの接続部２２が設けられている。ま
た、電極２４，２５と対応する位置には電極（図示せ
ず）が設けられている。

【００２２】バッテリ−パック２１を本体１に装着する
際には、オスの接続部２２に対して、バッテリ−パック
２１を図２の矢印の方向に差し込んで接続する。この場
合、逆差しおよび差し込み過ぎは、ストッパ２６の存在
により防がれる。

【００２３】バッテリ−パック２１の代わりに、図３に
示すごとく、該バッテリ−パック２１と略同一形状のＡ
Ｃアダプタ３１を該位置に装着し、両者を併用する構成
としても良い。なお、形状をバッテリ−パック２１と略
同一にしたのは、互換性を考慮したためである。ただ
し、これに限定されるものではなく、情報処理装置に付
与する傾斜が、左右でアンバランスなるようなことがな
ければ、形状自体は異なっていても良い。

【００２４】該ＡＣアダプタ３１は、本体１自身の互換
性を高くするため、すなわち、他の機種用に設計された
ＡＣアダプタをも使用可能にするため、その電気的接合
は電極３２，３３を有する通常のコネクタを介して行な
うものとなっている。しかし、より操作性を高めるため
には、バッテリ−パック２１の場合と同様に、接続部２
３に電極を配置しても良い。この場合、該ＡＣアダプタ
３１の出力電圧、電流が、バッテリ−パック２１に収容
されている電池からのものと同じであれば、該電極の位
置、形状もバッテリ−パック２１と同じもので構わな
い。しかし、出力電圧、電流が異なっている場合には、
誤接続を防ぐため、ＡＣアダプタ３１の電極と、バッテ
リ−パック２１の電極とは異なった位置、形状とする必
要がある。また、本体１の側に設ける電極についても同
様である。

【００２５】本実施例の情報処理装置の内部構成は、図
４に示すとおり、入力装置２、表示装置３、メモリ等の
記憶部４２、およびこれらを制御する制御部４１から構
成される。また、バッテリ−パック２１やＡＣアダプタ
３１から供給された電力を制御し、入力装置２等を駆動
させるのに必要な電圧、電流を作り出す電源回路４３を
有している。

【００２６】電源回路４３は、バッテリ−パック２１と
ＡＣアダプタ３１を同時に使用したときにバッテリ−パ
ック２１からの電流がＡＣアダプタに逆流するのを防止
する機能やＡＣアダプタ３１からの電流でバッテリ−パ
ック２１の電池を充電する機能を備えている。

【００２７】上記実施例においては、バッテリ−パック
２１、ＡＣアダプタ３１を本体下側に設ける構成として
いるが、これらに代わって、バッテリ−パック２１と略
同一形状のフロッピ−ディスク、インクリボン等の備品
を収納できるような備品収納ケ−スを取り付けても良
い。

【００２８】他の実施例を説明する。

【００２９】本実施例は上記実施例と同様、バッテリ−
パック２１を本体１の下側後部に装着する。

【００３０】本実施例の特徴は、該バッテリ−パック２
１を装着するための接続部２２’が、本体１の底面に設
けられた溝５１に沿って、前後方向（図中矢印で示す）
に移動可能な点にある。そして、本体側電極５３は、該
バッテリ−パック２１の移動可能範囲の最後側（図５上
において右側）に固定的に配置されいる。従って、バッ
テリ−パック２１が固定位置５２の位置にあるときだけ
該バッテリ−パック２１と接続される構成となってい
る。

【００３１】このような構成をとることによりバッテリ
−パック２１を装着した状態のままで、バッテリ−パッ
ク２１と本体１との接続を完全に遮断し、バックアップ
用の電流をも流れないようにすることができる。すなわ
ち、使用時には、バッテリ−パック２１を最後側（図５
の右側方向）に移動させて、固定位置５２にセットすれ
ば、電極５３と接続される。一方、長期間使用しない場
合等においては、バッテリ−パック２１を前側（図５に
おける左側）に移動すれば、接続を遮断することができ
る。

【００３２】本実施例によれば、情報処理装置を長期間
使用しない間もバックアップ用の電流が流れつづけて、
過放電により電池が使用不能になるのを防ぐことができ
る。また、単に、回路を遮断するスイッチを設けた場合
とは異なり、使用中に誤って接続を遮断してしまうおそ
れはない。

【００３３】なお、本実施例の接続部２１等の具体的形
状などはこれに限定されるものではない。

【００３４】

【発明の効果】本発明の情報処理装置は、傾斜を有する
ことにより、キ−ボ−ドからの入力において使い勝手が
よくなった。バッテリ−パックと、ＡＣアダプタ等とを
略同一形状としたことにより、使用条件に応じて、柔軟
に情報処理装置の構成を変更できる。また、バッテリ−
パックを二つ装着可能であるため、バッテリ−駆動時の
使用上の柔軟性が高い。バッテリ−パックと、本体との
接続を完全に遮断することができるため、電池を保護す
ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例である情報処理の外観図であ
る。

【図２】本実施例のバッテリパックの外観図である。

【図３】本実施例のＡＣアダプタの外観図である。

【図４】本実施例の内部構成を示すブロック図である。

【図５】本発明の他の実施例を示す説明図である。

【符号の説明】

１：本体 ２：入力装置 ３：表示装置 ２１：バッテリ−パック ３１：ＡＣアダプタ ４１：制御部 ４２：記憶装置 ４３：電源回路 ５１：溝 ５２：固定位置 ５３：電極

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】情報の処理を行なう処理回路と、 上記処理回路への入力を行なう入力手段と、 上記処理回路に電力を供給する１または２以上の電池
   と、 少なくとも上記入力手段を内包した筐体と、 を有する情報処理装置において、 上記電池を上記筐体の底面後部位置に保持する、保持手
   段を有すること、 を特徴とする情報処理装置。
2. 【請求項２】上記保持手段は、上記電池を保持する位置
   を変更可能であること、 を特徴とする請求項１記載の情報処理装置。
3. 【請求項３】上記電池と上記処理回路との電気的接続
   は、該電池がある特定の位置において保持されている場
   合のみ行なわれること、 を特徴とする請求項２記載の情報処理装置。
4. 【請求項４】請求項１記載の情報処理装置に使用される
   ＡＣアダプタにおいて、 上記電池と略同一形状の筐体を有すること、 を特徴とするＡＣアダプタ。
5. 【請求項５】請求項１記載の情報処理装置に使用される
   収納ケ−スにおいて、 上記電池と略同一形状の筐体を有すること、 を特徴とする収納ケ−ス。