JPH0643952B2 - コロイド指数の測定方法 - Google Patents

コロイド指数の測定方法

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JPH0643952B2
JPH0643952B2 JP60272130A JP27213085A JPH0643952B2 JP H0643952 B2 JPH0643952 B2 JP H0643952B2 JP 60272130 A JP60272130 A JP 60272130A JP 27213085 A JP27213085 A JP 27213085A JP H0643952 B2 JPH0643952 B2 JP H0643952B2
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JP
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sample
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sample liquid
measuring
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JP60272130A
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武宣 新野
勇 青木
英輔 那須
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ORUGANO KK
Organo Corp
DKK Corp
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ORUGANO KK
Organo Corp
DKK Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、液体中に存在するコロイド物質、無機・有機
物質等の微粒子量を表わす指数であるコロイド指数を測
定する方法に関し、更に詳述すると、生産現場等におい
てコロイド指数をリアルタイムに、かつ短時間で測定す
ることができる方法に関する。
従来の技術及び発明が解決しようとする問題点 水の純度は、通常溶解物質の種類や量によって測定され
ており、特に伝導度を測定して純度を表わす方法が多く
用いられているが、より精密な純度を求める現代のニー
ズに応えるにはこの方法だけでは不充分である。つま
り、伝導度だけではコロイド物質や無機・有機物質等の
微粒子を確認することはできないが、これらの物質は色
々なかたちで悪影響を及ぼすため、水質判断の上で充分
考慮しなければならない非常に重要な要素である。
そこで、SDI値と呼ばれる液中に存在するコロイド物
質や有機・無機物質等の微粒子量を示すコロイド指数を
指標としてこれらの物質の液中含有度を調べ、純度を表
わすことが強く求められるようになっており、このよう
なコロイド指数を測定するため、従来より以下に述べる
方法が採用されている(特開昭56−160638号公
報参照)。
即ち、第2図は従来のコロイド指数測定装置を示すもの
で、図中1は上端部に多孔質のサンプル液通過部1aが
設けられた計量カップ、2は計量カップ1下端に連結さ
れたサンプル排出管、3はサンプル排出管2に介装され
た出口弁、4は計量カップ1上方に配設された上下動可
能な筒状調整ヘッド、5は先端部が調整ヘッド4内に挿
入されたサンプル流入管、6はサンプル流入管5に介装
された入口弁、7は計量カップ1と調整ヘッド4との間
を通過する図中矢印方向に移動可能なロール式のフィル
ター用紙、8は計量カップ1に配設されたレベル検出
器、9は入口弁6、出口弁3及びレベル検出器6とそれ
ぞれ連絡する制御・演算ユニットである。
上記装置によるコロイド指数の測定は、下記ステップ1
〜4に従って行なわれる。
・ステップ1 測定開始の指示により調整ヘッド4が下がって調整ヘッ
ド4と計量カップ1との間にフィルター用紙7が介装さ
れると共に、入口弁6が開き、出口弁3が閉じる。サン
プル流入管5一端のサンプル入口5aから流入管5内に
導入されたサンプル液は、所定圧力(2kg/cm2)でフ
ィルター用紙7を通過し、通過部1aを通ってカップ1
に集液され、所定量(100m又は500m)が集
液されるまでの時間(T1)が測定されてこの時間
(T1)が制御・演算ユニット9に記憶される。
・ステップ2 出口弁3が開き、サンプル液はステップ1と同じ圧力で
一定時間To(5分又は15分)続けて過される。こ
れにより、サンプル液中の微粒子がフィルター用紙7に
付着し、その結果フィルター用紙7の孔が目詰まりす
る。
・ステップ3 出口弁3が閉じ、ステップ1と同様の工程がもう一度繰
り返され、再び所定量(100m又は500m)の
過液が集液されるまでの時間(T2)が測定されてこ
の時間(T2)が制御・演算ユニット9に記憶される。
・ステップ4 コロイド指数(SDI)が下記式(2)に従って、計算
され、表示、記録される。
上述したように、従来のコロイド指数測定方法は、フィ
ルター用紙に所定圧力でサンプル液を過させ、一定量
のサンプル液がフィルター用紙を通過する時間(T1
を計測すると共に、続けてフィルター用紙にサンプル液
を前記圧力と同圧力で所定時間(To)過させた後、
再び上記量と同量のサンプル液がフィルター用紙を通過
する時間(T2)を計測して、これら各時間To,T1
2を用いて上記(2)式によりコロイド指数を求める
ようにしたものである。
しかしながら、従来の測定方法は、フィルター用紙の目
詰まりによるサンプル液の流速の低下を一定量のサンプ
ル液がフィルター用紙を通過する時間T1,T2で評価す
るものであるため、計量に要する時間T1,T2が必要で
あり、従って測定時間がどうしても長くなり、リアルタ
イムな測定を行ない難いという欠点を有している。特
に、サンプル液中に微粒子が多く存在し、急速に目詰ま
りが生じるような場合には、一定量のサンプル液が計量
カップに溜まる時間T1及びT2が長くなり、上記傾向が
大きくなる。従って、従来の方法においては、サンプリ
ング時間Toの変更(5分又は15分)及び計量カップ
に計量するサンプル液の量の変更(100m又は50
0m)によって測定時間の長時間化を防いでいるが、
このため測定操作が複雑になるものであった。
問題点を解決するための手段及び作用 本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、サンプル液
のコロイド指数をリアルタイムに、かつ短時間で測定で
きる方法として、流速計が介装されたサンプル流入管と
サンプル排出管との間にフィルター用紙を配置し、前記
サンプル流入管からサンプル排出管にサンプル液を流し
てサンプル排出管からサンプル液を排出することにより
フィルター用紙に所定圧力でサンプル液を濾過させ、そ
の時にフィルター用紙を通過するサンプル液の瞬間流速
(V1)を前記流速計により計測するとともに、続けて
前記サンプル流入管からサンプル排出管にサンプル液を
連続的に流してサンプル排出管からサンプル液を排出す
ることによりフィルター用紙にサンプル液を前記圧力と
同圧力で所定時間(T0)濾過させた後、このフィルタ
ー用紙を通過するサンプル液の瞬間流速(V2)を前記
流速計により計測して、下記式(1) によりコロイド指数を求めるようにしたことを特徴とす
るコロイド指数の測定方法を提供することを目的とす
る。
即ち、従来方法においては測定の尺度として計量カップ
に所定量のサンプル液が溜まるまでの時間を用いてお
り、このため特にサンプル液中の微粒子量が多い場合に
測定時間が長時間化するものであった。これに対し、本
発明方法においてはフィルター用紙の目詰まり前後にお
けるサンプル液の瞬間流速を高精度の流速計で計測し、
この瞬間流速で目詰まりによる流速の低下を評価するよ
うにしたので、従来方法のように計量に要する時間
1,T2が必要なく、短時間でリアルタイムにコロイド
指数を測定することができるものである。ここで、
(1)式と(2)式との関係を下記式(A)に示す。即
ち、 (但し、Qは計量カップに計量したサンプル液の量を示
す) 次に実施例を示し、本発明を具体的に説明するが、本発
明は下記実施例に限定されるものではない。
実施例 第1図は本発明測定方法の実施に用いるコロイド指数測
定装置を示すものである。なお、第1図において第2図
に示した装置と同一の構成部分には同一参照符号を付し
てその説明を省略する。
第1図において10は調整ヘッド4下方に配設されたフ
ィルター載置台で、この載置台10にはサンプル流入管
5の流出口に対向してサンプル通過孔11が穿設されて
いる。なお、本装置においてサンプル排出管2は載置台
10下部に連結されており、通過孔11を通ったサンプ
ル液は直接サンプル排出管2に流入し、ドレンに排出さ
れるようになっている。
また、12は載置台10一側方に配設されたフィルター
上昇機構を具備するフィルター充填カセット、13は載
置台10他側方に配設されたフィルター降下機構を具備
するフィルター貯蔵カセットである。上記充填カセット
12には、円形皿状の多孔質枠体14上に円形フイルタ
ー用紙15が配設されてなるフィルター体16が充填さ
れていると共に、載置台10にはフィルター移動機構が
設けられており、充填カセット12内を上昇したフィル
ター体はフィルター移動機構によって調整ヘッド4下方
に移動され、ここで測定に使用された後、更に貯蔵カセ
ット13の位置に移動され、貯蔵カセット13内を降下
して貯蔵されるようになっている。
更に、本装置においては、サンプル流入管5のサンプル
入口5aと入口弁6との間に上流側から順次レギュレー
タ17、圧力スィッチ18、流速計19が介装されてい
ると共に、上記圧力スィッチ18及び流速計19は制御
・演算ユニット9に連絡されている。
なお、20は制御・演算ユニット9に連結されたプリン
トアウト機構、21はディスプレイ機構、22は外部出
力、23は警報接点、24は機構部である。
上記装置によるコロイド指数の測定は、下記ステップ1
〜4に従って行なわれる。
・ステップ1 測定開始の指示により調整ヘッド4が下がり、載置台1
0と調整ヘッド4との間にフィルター体16が介装され
ると共に、入口弁6が開く。サンプル入口5aからサン
プル流入管5内に導入されたサンプル液は、所定圧力
(2kg/cm2)でフィルター用紙15を通過した後、枠
体14、通過孔11を通って排出管に流入し、この時に
フィルター用紙15を通過するサンプル液の瞬間流速
(V1)が流速計19で計測され、この流速(V1)が制
御・演算ユニット9に記憶される。
・ステップ2 サンプル液はステップ1と同じ圧力で一定時間To続け
て過される。これにより、サンプル液中の微粒子がフ
ィルター用紙15に付着し、その結果フィルター用紙1
5の孔が目詰まりする。
・ステップ3 ステップ2の後、フィルター用紙15を通過するサンプ
ル液の瞬間流速(V2)が流速計19で計測され、この
流速(V2)が制御・演算ユニット9に記憶される。
・ステップ4 コロイド指数(SDI)が上記(1)式に従って計算さ
れ、表示、記録される。
上記実施例の装置は、フィルター用紙の目詰まり前後に
おけるサンプル液の瞬間流速V1,V2をそれぞれ計測
し、この流速V1,V2を用いてコロイド指数を求めるよ
うにしたので、たとえサンプル液中に微粒子が多く含ま
れている場合でも、短時間でリアルタイムにコロイド指
数を測定できるものである。
また、第2図に示した従来の装置は測定ごとに計量カッ
プを大気オープンにする必要があり、このため従来の装
置は配管途中に介装することができず、配管から測定用
分岐管を分岐させてこの分岐管に介装しなければならな
かったが、本実施例の装置はサンプル液の圧力を常に一
定の差圧に保てばよいため、配管の途中に介装すること
ができ、従って本実施例の装置を使用した場合、測定機
構を簡単化することができる。
更に、第2図に示した従来のロール式フィルター用紙を
使用した場合、フィルター用紙の湿乾の繰り返しにより
その引張強度が低下し、フィルター用紙が切れることが
あったが、本実施例の装置においてはフィルター用紙全
体を交換する方式を採用したので、従来装置のようにフ
ィルター切れ事故が発生することはあり得ない。
発明の効果 以上説明したように、本発明に係るコロイド指数の測定
方法は、フィルター用紙にサンプル液を濾過させる時間
0の前後においてフィルター用紙を通過するサンプル
液の瞬間流速V1、V2をそれぞれ計測し、これら瞬間流
速V1、V2を用いてコロイド指数を求めるようにしたの
で、短時間でコロイド指数を測定することができ、リア
ルタイムな水質分析を行うことができる。
また、本発明に係るコロイド指数の測定方法は、サンプ
ル液をサンプル流入管からフィルター用紙を通してサン
プル排出管に流し、サンプル排出管からサンプル液を排
出しながら瞬間流速の測定を行う構成であるため、サン
プル液を計量するための計量機構を設ける必要がなく、
測定機構を簡単化することができる。
さらに、従来技術の測定方法では、測定時間を短くする
ためには、計量器の計量容積を変更(例えば500mlか
ら100ml)したり、通水時間T0を変更(例えば15
分から5分)したりするなどして、水質に適合する測定
条件を選択する必要があったが、本発明の測定方法で
は、このような計量器の計量容積の選択を要することな
く短時間で測定を行うことができるため、測定操作が簡
単になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明測定方法の実施に用いるコロイド指数測
定装置の一例を示す一部断面概略図、第2図は従来のコ
ロイド指数測定装置の一例を示す一部断面概略図であ
る。 2……サンプル排出管、5……サンプル流入管 15……フィルター用紙、19……流速計
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 那須 英輔 神奈川県鎌倉市西鎌倉3−10―9 (56)参考文献 特開 昭56−160638(JP,A) 特開 昭55−35250(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】流速計が介装されたサンプル流入管とサン
    プル排出管との間にフィルター用紙を配置し、前記サン
    プル流入管からサンプル排出管にサンプル液を流してサ
    ンプル排出管からサンプル液を排出することによりフィ
    ルター用紙に所定圧力でサンプル液を濾過させ、その時
    にフィルター用紙を通過するサンプル液の瞬間流速(V
    1)を前記流速計により計測するとともに、続けて前記
    サンプル流入管からサンプル排出管にサンプル液を連続
    的に流してサンプル排出管からサンプル液を排出するこ
    とによりフィルター用紙にサンプル液を前記圧力と同圧
    力で所定時間(T0)濾過させた後、このフィルター用
    紙を通過するサンプル液の瞬間流速(V2)を前記流速
    計により計測して、下記式(1) によりコロイド指数を求めるようにしたことを特徴とす
    るコロイド指数の測定方法。
JP60272130A 1985-12-03 1985-12-03 コロイド指数の測定方法 Expired - Lifetime JPH0643952B2 (ja)

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JPS63294729A (ja) * 1987-05-27 1988-12-01 伊藤 禎美 加熱加工済食品素地
JPS63294731A (ja) * 1987-05-27 1988-12-01 伊藤 禎美 加熱加工済食品素地
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