JPH0643923B2 - 溶融金属の連続測温計 - Google Patents

溶融金属の連続測温計

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JPH0643923B2
JPH0643923B2 JP503886A JP503886A JPH0643923B2 JP H0643923 B2 JPH0643923 B2 JP H0643923B2 JP 503886 A JP503886 A JP 503886A JP 503886 A JP503886 A JP 503886A JP H0643923 B2 JPH0643923 B2 JP H0643923B2
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JP
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molten metal
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吉郎 相庭
和三 荒川
弘之 森
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Coorstek KK
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Toshiba Ceramics Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は溶融金属の連続測温計の改良に関するもので
ある。
従来の技術 従来の溶融金属連続測温計の一例を第1図を参照して説
明する。
第1図において、保護管1はアルミナ−黒鉛製であり、
磁器管2はアルミナ製である。保護管1の中に磁器管2
が内装されている。保護管1と磁器管2は一体成形で製
造する。そうではなく、保護管1と磁器管2との間に黒
鉛系のモルタルを詰めた構造にすることもある。いずれ
にしても、これらの上部に金具3が装着されており、更
にその先には、図面には示されていないが、連結管、エ
ルボ管、ターミナル部等が設けられている。熱電対4は
磁器管2の中に挿入されている。一般的に、熱電対4
は、例えば白金−白金ロジウムで作られている。この熱
電対4の端部は前述の連結管等の内部を通ってターミナ
ル部に接続されている。
通常、このような溶融金属連続測温計を用いて、保護管
1の先端部を溶融金属の中に浸漬して熱起電力を電位差
計で測定したり、あるいはレコーダによって記録したり
して、溶融金属の温度を連続的に測温している。
発明が解決しようとする問題点 従来の保護管1の材質は、アルミナと黒鉛から成立って
いたため、例えばアルミナ20〜90重量部と黒鉛10
〜80重量部の組成となっていたため、30時間以上の
連続使用を行なうと、酸化によって溶損され、最終的に
使用不可となることがあった。
また、機械的強度が弱く、気孔率が高いため、保護管の
先端部の肉厚を10mm以下にすることは実際上不可能で
あった。その結果、測温計の応答性が悪かった。
発明の目的 この発明は前述のような従来技術の欠点を解消して、寿
命を長くする一方、保護管の機械的強度を高くするとと
もに、必要に応じて保護管の肉厚を比較的薄くすること
のできる溶融金属連続測温計を提供することを目的とし
ている。
問題点を解決するための手段 この発明においては、保護管1の材質を特別なものとす
る。例えば、ジルコニア50〜90重量部と黒鉛10〜
50重量部とを主成分として一体型の構造または二層型
の構造として成形焼成する。また、ジルコニア50〜9
0重量部と黒鉛10〜50重量部とを主成分とする組成
とし、更にその組成比に外率で1〜50重量部のBN、
4C、Si、AlまたはSiCを単独もしくは組合わ
せて含ませ、全体を一体型の構造または二層型の構造と
して成形焼成する。
前述の組成について説明する。まずジルコニア(50〜
90重量%)について述べれば、ジルコニアを少なくす
ると耐蝕性が落ち、逆にジルコニアを多くすると、スポ
ーリング性が悪くなり強度も落ちる。
黒鉛(10〜50重量%)については、黒鉛を多くする
と、酸化が大きくなり、鋼中に黒鉛質が加担される。
また、BN、B4C、Si、AlまたはSiCを外率で
1〜5重量%含めることについて述べると、これらはジ
ルコニアの異状膨脹収縮を押さえるためのものであり、
少ないと、きれつが入り、多いと、スラグに対して耐蝕
性が悪くなる。
実施例1 第2図に示すように、保護管1の内部に磁器管2を内装
し、その磁器管2の中に熱電対4を挿入する。保護管1
と磁器管2の上部には金具3が取付けられている。この
先には従来と同様にターミナル部が設けられており、熱
電対4がそこに接続されている。
この発明においては、前述の保護管1の材質を特別なも
のとしている。すなわち、部分安定化ジルコニア50〜
90重量部と、黒鉛10〜50重量部とを主成分とし、
それらに有機質バインダを加えて混合し、ラバープレス
によって一体的に成形する。その際、実施例1において
は、第3図に示すように、保護管1を全体的に一体型の
構造として構成している。
実施例2 実施例2においても、溶融金属測温計は第2図に示した
構造を有するが、保護管1が二層型の構造となってい
る。すなわち、保護管1が本体部1aと先端部1bとに
別れており、本体部1aは従来と同様のアルミナ−黒鉛
質の材質とし、先端部1bのみは部分安定化ジルコニア
50〜90重量部と黒鉛10〜50重量部と有機質バイ
ンダを混合したものである。
実施例3 この実施例3においても、溶融金属連続測温計は第2図
に示した構造を有するが、保護管1の材質は次のとおり
である。すなわち、部分安定化ジルコニア50〜90重
量部と黒鉛10〜50重量部とを主成分とし、これらに
有機質バインダを混合し、更に1〜5重量部のBN、B
4C、Si、Al、SiCを単独または組合わせて混合
する。そのような混合物をラバープレスによって一体型
の構造に成形する。そして、第3図に示すような形の溶
融金属連続測温計を作る。
実施例4 前述の実施例3と同様の混合物を作り、その混合物を第
4図に示す保護管1の先端部1bに用いて、保護管1を
成形する。その際、保護管1の本体部1aには従来のア
ルミナ−黒鉛質の材質を用いる。
作用効果 この発明によれば、従来のアルミナ−黒鉛質材質のもの
に比較して、両者の保護管の肉厚を同じにした場合に
は、測温時間を約2倍に延長することができる。また、
必要に応じて、保護管の肉厚を従来のものよりも薄くす
ることができる。例えば、保護管の肉厚は5mmまで薄く
することができる。特に、保護管の先端部をそのように
薄肉にすることができると、実際の使用に際し、測温計
の応答時間を大幅に短縮できる。例えば、従来の測温時
間に比較して約2/3(3分以内)にすることができ
る。
この発明の効果をより具体的に示すために、表1に実際
の溶鋼の連続使用例を示す。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の溶融金属連続測温計を示す概略縦断面
図、第2図はこの発明による熱電対式の溶融金属連続測
温計の概略縦断面図、第3図はこの発明による溶融金属
連続測温計の一体型の構造を示す概略側面図、第4図は
この発明による熱電対式の溶融金属連続測温計の二層型
の外観を示す概略側面図である。である。 1……保護管 2……磁器管 3……金具

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】保護管の中に磁器管を配装し、その磁器管
    の中に熱電対を挿入した溶融金属連続測温計において、
    前記保護管の材質が、ジルコニア50〜90重量部と黒鉛
    10〜50重量部を主成分として一体型の構造または二
    層型の構造として成形焼成したものであることを特徴と
    する溶融金属の連続測温計。
  2. 【請求項2】保護管の中に磁器管を挿入し、その磁器管
    の中に熱電対を挿入した溶融金属連続測温計において、
    前記保護管の材質としてジルコニア50〜90重量部
    と、黒鉛10〜50重量部とを主成分として含み、かつ
    1〜5重量部のBN、B4C、Si、AまたはSiC
    を単独でもしくは組合わせて含み、一体型の構造または
    二層型の構造として成形焼成したことを特徴とする溶融
    金属の連続測温計。
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JP6745771B2 (ja) * 2017-08-30 2020-08-26 日鉄日新製鋼株式会社 溶融金属の連続測温プローブ及び連続測温装置

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