JPH0643880B2 - 合成樹脂管端末接続部の構造 - Google Patents
合成樹脂管端末接続部の構造Info
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- JPH0643880B2 JPH0643880B2 JP63131009A JP13100988A JPH0643880B2 JP H0643880 B2 JPH0643880 B2 JP H0643880B2 JP 63131009 A JP63131009 A JP 63131009A JP 13100988 A JP13100988 A JP 13100988A JP H0643880 B2 JPH0643880 B2 JP H0643880B2
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、湯、水あるいはガス等の配管に使用される継
手や分岐管等の被接続体に合成樹脂管を接続する場合に
用いられる合成樹脂端末接続部の構造に関するものであ
る。
手や分岐管等の被接続体に合成樹脂管を接続する場合に
用いられる合成樹脂端末接続部の構造に関するものであ
る。
(従来の技術) 従来より、継手や分岐管等の被接続体(10)に合成樹脂管
(20)を接続する場合においては、まず、第5図に示す大
型の専用工具(100)を用意して、第6図に示すように袋
ナット(30)とスリーブ(40)を前記工具(100)に取り付け
る。そして、前記スリーブ(40)の後端側から合成樹脂管
(20)の先端部をスリーブ(40)内に圧入するとともに合成
樹脂管の先端部にフレア(21)を形成する。尚、前記スリ
ーブ(40)内周面には、周回状の溝(41)が互いに平行とな
るように複数本設けられ、スリーブ(40)内に圧入された
合成樹脂管(20)の先端部外周がその溝(41)に嵌合するよ
うになっている。即ち、この溝(41)とフレア(21)とによ
ってスリーブ(40)から合成樹脂管(20)が抜けることを防
止している。
(20)を接続する場合においては、まず、第5図に示す大
型の専用工具(100)を用意して、第6図に示すように袋
ナット(30)とスリーブ(40)を前記工具(100)に取り付け
る。そして、前記スリーブ(40)の後端側から合成樹脂管
(20)の先端部をスリーブ(40)内に圧入するとともに合成
樹脂管の先端部にフレア(21)を形成する。尚、前記スリ
ーブ(40)内周面には、周回状の溝(41)が互いに平行とな
るように複数本設けられ、スリーブ(40)内に圧入された
合成樹脂管(20)の先端部外周がその溝(41)に嵌合するよ
うになっている。即ち、この溝(41)とフレア(21)とによ
ってスリーブ(40)から合成樹脂管(20)が抜けることを防
止している。
そして、被接続体(10)の雄ネジ部(11)に袋ナット(30)を
締め付け、前記被接続体(10)の先端部とスリーブ(40)の
拡径部(42)とによって前記フレア(21)を挟持している。
尚、前記被接続体(10)の先端部には、複数の係合段部(1
2)が周回状に設けられ、被接続体(10)と合成樹脂管(20)
との接続を確実なものとしている。
締め付け、前記被接続体(10)の先端部とスリーブ(40)の
拡径部(42)とによって前記フレア(21)を挟持している。
尚、前記被接続体(10)の先端部には、複数の係合段部(1
2)が周回状に設けられ、被接続体(10)と合成樹脂管(20)
との接続を確実なものとしている。
(発明が解決しようとする課題) ところが、前記合成樹脂管端末接続部の構造において
は、前記スリーブ(40)内周面に平行な周回状の溝(41)を
設け、前記スリーブ(40)の後端側から合成樹脂管(20)の
先端部をスリーブ(40)内に圧入するとともに合成樹脂管
(20)の先端部にフレア(21)を形成する構成となっている
ため、前記大型で高価な専用工具(100)をどうしても用
いなければ圧入とフレア加工が不可能であり、又、作業
が大がかりになるといった問題があった。尚、前記被接
続体(10)には、係合段部(12)が存するため予め合成樹脂
管(20)の先端部をフレア加工する必要がある。
は、前記スリーブ(40)内周面に平行な周回状の溝(41)を
設け、前記スリーブ(40)の後端側から合成樹脂管(20)の
先端部をスリーブ(40)内に圧入するとともに合成樹脂管
(20)の先端部にフレア(21)を形成する構成となっている
ため、前記大型で高価な専用工具(100)をどうしても用
いなければ圧入とフレア加工が不可能であり、又、作業
が大がかりになるといった問題があった。尚、前記被接
続体(10)には、係合段部(12)が存するため予め合成樹脂
管(20)の先端部をフレア加工する必要がある。
さらに、前記専用工具(100)による合成樹脂管(20)の圧
入作業は、大きな力を要するため失敗を生じ易く、又、
合成樹脂管(20)とスリーブ(40)との嵌合が単なる圧入に
よってなされているため、合成樹脂管(20)に大きな引っ
張り力が加わるとスリーブ(40)から合成樹脂管(20)が抜
けてしまうといった問題があった。
入作業は、大きな力を要するため失敗を生じ易く、又、
合成樹脂管(20)とスリーブ(40)との嵌合が単なる圧入に
よってなされているため、合成樹脂管(20)に大きな引っ
張り力が加わるとスリーブ(40)から合成樹脂管(20)が抜
けてしまうといった問題があった。
そこで、本発明の目的は、前記大型で高価な専用工具を
用いることなく継手や分岐管等の被接続体に合成樹脂管
を簡単かつ確実に接続することができる合成樹脂管端末
接続部の構造を提供することにある。
用いることなく継手や分岐管等の被接続体に合成樹脂管
を簡単かつ確実に接続することができる合成樹脂管端末
接続部の構造を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本発明の請求項1に記載の
合成樹脂管端末接続部の構造においては、 内周部端面に駆動部を有する袋ナット、 この袋ナットに螺合する雄ネジ部を有し、端部に平滑な
円錐台状部を設けた被接続体と、 合成樹脂管に食い込むらせん状の係止突条を有する内周
部と、被駆動部を形成する外周部と、端面内周に階段状
に形成した複数の周回状の凹突からなる係止段部を有す
る傾斜状の拡径部とを形成した硬質のスリーブとからな
り、 前記スリーブの係止突条を合成樹脂管にねじ込んで、前
記袋ナットの駆動部を前記スリーブの被駆動部に当接し
て該袋ナットを被接続体の雄ネジ部に対して螺進させ
て、前記円錐台状部により前記合成樹脂管を内面側から
押し拡げるとともに合成樹脂管の外周面を前記スリーブ
の拡径部の係止段部に圧接して合成樹脂管の表面を先端
が拡がって凹突が形成される摩擦抵抗の大なる形状に変
形させ、合成樹脂管を被接続体に固定するようにしたと
ころに特徴を有する。
合成樹脂管端末接続部の構造においては、 内周部端面に駆動部を有する袋ナット、 この袋ナットに螺合する雄ネジ部を有し、端部に平滑な
円錐台状部を設けた被接続体と、 合成樹脂管に食い込むらせん状の係止突条を有する内周
部と、被駆動部を形成する外周部と、端面内周に階段状
に形成した複数の周回状の凹突からなる係止段部を有す
る傾斜状の拡径部とを形成した硬質のスリーブとからな
り、 前記スリーブの係止突条を合成樹脂管にねじ込んで、前
記袋ナットの駆動部を前記スリーブの被駆動部に当接し
て該袋ナットを被接続体の雄ネジ部に対して螺進させ
て、前記円錐台状部により前記合成樹脂管を内面側から
押し拡げるとともに合成樹脂管の外周面を前記スリーブ
の拡径部の係止段部に圧接して合成樹脂管の表面を先端
が拡がって凹突が形成される摩擦抵抗の大なる形状に変
形させ、合成樹脂管を被接続体に固定するようにしたと
ころに特徴を有する。
又、本発明の請求項2に記載の合成樹脂管端末接続部の
構造においては、前記円錐台状部を前記スリーブの拡径
部の開放角より若干先鋭となるように形成したところに
特徴を有する。
構造においては、前記円錐台状部を前記スリーブの拡径
部の開放角より若干先鋭となるように形成したところに
特徴を有する。
(作用) 前記した請求項1に記載の構成によれば、スリーブと合
成樹脂管とを手で保持して合成樹脂管の先端部をスリー
ブ内にねじ込めば、スリーブに設けられたらせん状の係
止突条が合成樹脂管の外周面に螺合してスリーブは合成
樹脂管の先端部に外嵌され、この合成樹脂管とスリーブ
は一体化されて、いずれか一方に回転力が加わらない限
り合成樹脂管がスリーブから抜け出すことはない。
成樹脂管とを手で保持して合成樹脂管の先端部をスリー
ブ内にねじ込めば、スリーブに設けられたらせん状の係
止突条が合成樹脂管の外周面に螺合してスリーブは合成
樹脂管の先端部に外嵌され、この合成樹脂管とスリーブ
は一体化されて、いずれか一方に回転力が加わらない限
り合成樹脂管がスリーブから抜け出すことはない。
そこで、合成樹脂管の内周端末を円錐台状部にあてがい
袋ナット駆動部をスリーブの被駆動部に当接して該袋ナ
ットを被接続体の雄ネジ部に対して螺進させると、スリ
ーブと合成樹脂管が一体的に被接続体方向へ移動され、
合成樹脂管の端面が円錐台状部に押し付けられて内面側
から徐々に押し拡げられ係止段部に沿った傾斜状のフレ
アが形成される。更に、スリーブを進めると、フレアの
外周面が拡径部の係止段部に圧接され、その形状に倣っ
て摩擦抵抗の大なる形状例えば段段状に変形される。そ
して、フレアが円錐台状部と係止段部によって強く圧接
されて、合成樹脂管が継手に確実に固定される。即ち、
従来の大型で高価な専用工具を用いることなく、合成樹
脂管を継手や分岐管等の被接続体に簡単かつ確実に接続
できる。
袋ナット駆動部をスリーブの被駆動部に当接して該袋ナ
ットを被接続体の雄ネジ部に対して螺進させると、スリ
ーブと合成樹脂管が一体的に被接続体方向へ移動され、
合成樹脂管の端面が円錐台状部に押し付けられて内面側
から徐々に押し拡げられ係止段部に沿った傾斜状のフレ
アが形成される。更に、スリーブを進めると、フレアの
外周面が拡径部の係止段部に圧接され、その形状に倣っ
て摩擦抵抗の大なる形状例えば段段状に変形される。そ
して、フレアが円錐台状部と係止段部によって強く圧接
されて、合成樹脂管が継手に確実に固定される。即ち、
従来の大型で高価な専用工具を用いることなく、合成樹
脂管を継手や分岐管等の被接続体に簡単かつ確実に接続
できる。
又、前記した請求項2に記載の構成により、円錐台状部
の先端部外側面は、フレアの基端部に強く圧接し、合成
樹脂管がスリーブから抜けることをさらに確実に防止す
ることができる。
の先端部外側面は、フレアの基端部に強く圧接し、合成
樹脂管がスリーブから抜けることをさらに確実に防止す
ることができる。
(実施例) 以下、本発明を具体化した合成樹脂管端末接続部の構造
の一実施例について、図面に従って説明する。
の一実施例について、図面に従って説明する。
第1図及び第3図等に示すように、袋ナット(30)は、ね
じ部の反対側の内側端面に駆動部(30a)が形成されてい
る。この袋ナット(30)内には、合成樹脂管(20)の先端部
に外嵌される円筒状のスリーブ(40)が遊挿配置されてい
る。このスリーブ(40)は、硬質材例えば金属から形成さ
れ、内周面に合成樹脂管(20)の外周面に螺合するらせん
状の係止突条(45)が設けられ、外周部にはつば状の被駆
動部としての受け部(40a)が突設され、受け部(40a)の内
周端面に傾斜面が形成され、ここに複数の周回状の凹突
からなる階段状の係止段部(46)が形成された拡径部(42)
が設けられている。この拡径部(42)は、合成樹脂管(20)
先端のフレア(21)外周と係合するものである。
じ部の反対側の内側端面に駆動部(30a)が形成されてい
る。この袋ナット(30)内には、合成樹脂管(20)の先端部
に外嵌される円筒状のスリーブ(40)が遊挿配置されてい
る。このスリーブ(40)は、硬質材例えば金属から形成さ
れ、内周面に合成樹脂管(20)の外周面に螺合するらせん
状の係止突条(45)が設けられ、外周部にはつば状の被駆
動部としての受け部(40a)が突設され、受け部(40a)の内
周端面に傾斜面が形成され、ここに複数の周回状の凹突
からなる階段状の係止段部(46)が形成された拡径部(42)
が設けられている。この拡径部(42)は、合成樹脂管(20)
先端のフレア(21)外周と係合するものである。
尚、スリーブ(40)の受け部(40a)と袋ナット(30)の駆動
部(30a)との間には、リング(50)が挿入されて袋ナット
(30)から抜け出さないように係止されている。
部(30a)との間には、リング(50)が挿入されて袋ナット
(30)から抜け出さないように係止されている。
一方、湯、水あるいはガス等の配管に使用される被接続
体としての継手(10)は、その外周に前記袋ナット(30)が
螺合される雄ネジ部(11)が形成されるとともに、その先
端に円錐台状部(15)が形成されている。前記円錐台状部
(15)は、前記袋ナット(30)を前記雄ネジ部(11)に螺合す
る際に前記合成樹脂管(20)の先端をその内面側から押し
拡げて前記フレア(21)を形成できるように外側面が平滑
となっている。
体としての継手(10)は、その外周に前記袋ナット(30)が
螺合される雄ネジ部(11)が形成されるとともに、その先
端に円錐台状部(15)が形成されている。前記円錐台状部
(15)は、前記袋ナット(30)を前記雄ネジ部(11)に螺合す
る際に前記合成樹脂管(20)の先端をその内面側から押し
拡げて前記フレア(21)を形成できるように外側面が平滑
となっている。
次に、前記構成された合成樹脂管端末接続部の構造によ
って合成樹脂管(20)を継手(10)に接続する作業手順につ
いて説明する。
って合成樹脂管(20)を継手(10)に接続する作業手順につ
いて説明する。
まず、合成樹脂管(20)に袋ナット(30)及びリング(50)を
挿入する。
挿入する。
次に、手でスリーブ(40)と合成樹脂管(20)とを保持して
合成樹脂管(20)の先端部にスリーブ(40)をねじ込み、ス
リーブ(40)の係止突条(45)を合成樹脂管(20)の外周面に
螺合させ、スリーブ(40)を合成樹脂管(20)の先端部に完
全に外嵌させる。尚、プライヤー等の汎用工具を用いる
とともに、第2図に示すように前記スリーブ(40)の拡径
部(42)に三箇所設けた切欠(42a)を利用してスリーブ(4
0)を回転させると作業を行い易い。すると、この合成樹
脂管(20)あるいはスリーブ(40)に逆の回転力が加わらな
い限り、単なる引っ張り力によっては合成樹脂管(20)が
スリーブ(40)から抜け出すことはない。
合成樹脂管(20)の先端部にスリーブ(40)をねじ込み、ス
リーブ(40)の係止突条(45)を合成樹脂管(20)の外周面に
螺合させ、スリーブ(40)を合成樹脂管(20)の先端部に完
全に外嵌させる。尚、プライヤー等の汎用工具を用いる
とともに、第2図に示すように前記スリーブ(40)の拡径
部(42)に三箇所設けた切欠(42a)を利用してスリーブ(4
0)を回転させると作業を行い易い。すると、この合成樹
脂管(20)あるいはスリーブ(40)に逆の回転力が加わらな
い限り、単なる引っ張り力によっては合成樹脂管(20)が
スリーブ(40)から抜け出すことはない。
次に、合成樹脂管(20)の内周端末を円錐台状部(15)にあ
てがい、袋ナット(30)の駆動部(30a)をリング(50)を介
してスリーブ(40)の受け部(40a)に当接して該袋ナット
(30)を継手(10)の雄ネジ部(11)に対して螺進させる。す
ると、スリーブ(40)と合成樹脂管(20)が一体的に継手(1
0)方向へ移動され、合成樹脂管(20)の端面が円錐台状部
(15)に押し付けられて内面側から徐々に押し拡げられ係
止段部に沿った傾斜状のフレア(21)が形成される。更
に、スリーブ(40)を進めると、フレア(21)の外周面がス
リーブ(40)の拡径部(42)の係止段部(46)に圧接され、そ
の形状に倣って凹突が形成され、摩擦係数の大なる形状
例えば段段状に変形される。そして、フレア(21)が円錐
台状部(15)と係止段部(46)によって強く圧接されて、合
成樹脂管(20)が継手(10)に確実に固定される。
てがい、袋ナット(30)の駆動部(30a)をリング(50)を介
してスリーブ(40)の受け部(40a)に当接して該袋ナット
(30)を継手(10)の雄ネジ部(11)に対して螺進させる。す
ると、スリーブ(40)と合成樹脂管(20)が一体的に継手(1
0)方向へ移動され、合成樹脂管(20)の端面が円錐台状部
(15)に押し付けられて内面側から徐々に押し拡げられ係
止段部に沿った傾斜状のフレア(21)が形成される。更
に、スリーブ(40)を進めると、フレア(21)の外周面がス
リーブ(40)の拡径部(42)の係止段部(46)に圧接され、そ
の形状に倣って凹突が形成され、摩擦係数の大なる形状
例えば段段状に変形される。そして、フレア(21)が円錐
台状部(15)と係止段部(46)によって強く圧接されて、合
成樹脂管(20)が継手(10)に確実に固定される。
尚、上述の工程において、合成樹脂管(20)の厚さ寸法が
異なる場合には、合成樹脂管(20)がスリーブ(40)から突
出する寸法(第3図に示すA寸法)を、厚さ寸法が大な
るときはA寸法を大に、厚さ寸法が小なるときはA寸法
を小に調節することにより、合成樹脂管(20)の厚さ寸法
の大小に拘らず、継手(10)に対する固定を確実なものと
なし得る。
異なる場合には、合成樹脂管(20)がスリーブ(40)から突
出する寸法(第3図に示すA寸法)を、厚さ寸法が大な
るときはA寸法を大に、厚さ寸法が小なるときはA寸法
を小に調節することにより、合成樹脂管(20)の厚さ寸法
の大小に拘らず、継手(10)に対する固定を確実なものと
なし得る。
上記実施例によれば効果を奏する。即ち、 a,スリーブ(40)に係止突状(45)を設け、この係止突状
(45)を合成樹脂管(20)の外周面に螺合させたので、合成
樹脂管(20)がスリーブ(40)と一体的に移動して、スリー
ブ(40)から抜けることがない。
(45)を合成樹脂管(20)の外周面に螺合させたので、合成
樹脂管(20)がスリーブ(40)と一体的に移動して、スリー
ブ(40)から抜けることがない。
b,合成樹脂管(20)の内周端末を円錐台状部(15)にあて
がい、袋ナット(30)を、駆動部(30a)及び受け部(40a)を
介してスリーブ(40)とともに継手(10)の雄ネジ部(11)に
対して螺進させれば、合成樹脂管(20)が円錐台状部(15)
によって内面側から押し拡げられてフレア(21)が形成さ
れるので、フレア加工が著しく簡単になり、従来のよう
な大型で高価な専用工具(100)を用いる必要がない。
がい、袋ナット(30)を、駆動部(30a)及び受け部(40a)を
介してスリーブ(40)とともに継手(10)の雄ネジ部(11)に
対して螺進させれば、合成樹脂管(20)が円錐台状部(15)
によって内面側から押し拡げられてフレア(21)が形成さ
れるので、フレア加工が著しく簡単になり、従来のよう
な大型で高価な専用工具(100)を用いる必要がない。
c,袋ナット(30)を継手(10)の雄ネジ部(11)に対して更
に螺進させれば、フレア(21)の外周面がスリーブ(40)の
拡径部(42)の係止段部(46)に圧接され、摩擦抵抗の大な
る形状例えば段段状に変形されるので、合成樹脂管(20)
が強い力で引っ張られても、フレア(21)の外周面と拡径
部(42)の係止段部(46)との間の大なる摩擦抵抗により、
合成樹脂管(20)が継手(10)から抜けることが確実に防止
される。
に螺進させれば、フレア(21)の外周面がスリーブ(40)の
拡径部(42)の係止段部(46)に圧接され、摩擦抵抗の大な
る形状例えば段段状に変形されるので、合成樹脂管(20)
が強い力で引っ張られても、フレア(21)の外周面と拡径
部(42)の係止段部(46)との間の大なる摩擦抵抗により、
合成樹脂管(20)が継手(10)から抜けることが確実に防止
される。
合成樹脂管(20)は、フレア加工されても、弾性により元
の形状に戻り易く、強い力で引っ張られるとスリーブ(4
0)から抜けることがあるが、上記実施例においては、フ
レア(21)が形成されると同時にその外周面を拡径部(42)
の係止段部(46)によって段段状に変形するので、摩擦抵
抗が極めて大きくなり、合成樹脂管(20)が強い力で引っ
張られても、継手(10)から抜けることが確実に防止され
る。
の形状に戻り易く、強い力で引っ張られるとスリーブ(4
0)から抜けることがあるが、上記実施例においては、フ
レア(21)が形成されると同時にその外周面を拡径部(42)
の係止段部(46)によって段段状に変形するので、摩擦抵
抗が極めて大きくなり、合成樹脂管(20)が強い力で引っ
張られても、継手(10)から抜けることが確実に防止され
る。
さらに、第4図に示すように本実施例においては、円錐
台状部(15)の角度をスリーブ(40)の拡径部(42)の開放角
より若干先鋭となるように形成している(角θ1=45
度、角θ2=42度)。従って、円錐台状部(15)の特に
先端部分の外側面がフレア(21)の基端部(第4図に示す
P矢印位置)に強く圧接するため、前記角θ1と角θ2
とを等しくした場合よりも合成樹脂管(20)がスリーブ(4
0)から抜けることをさらに確実に防止することができ
る。
台状部(15)の角度をスリーブ(40)の拡径部(42)の開放角
より若干先鋭となるように形成している(角θ1=45
度、角θ2=42度)。従って、円錐台状部(15)の特に
先端部分の外側面がフレア(21)の基端部(第4図に示す
P矢印位置)に強く圧接するため、前記角θ1と角θ2
とを等しくした場合よりも合成樹脂管(20)がスリーブ(4
0)から抜けることをさらに確実に防止することができ
る。
尚、この発明は前記実施例に限定されるものではなく、
継手以外の被接続体に合成樹脂管を接続する場合に具体
化して実施したり、前記角θ1と角θ2の値を適宜変更
して実施する等、この発明の趣旨から逸脱しない範囲で
適宜変更して実施してもよい。
継手以外の被接続体に合成樹脂管を接続する場合に具体
化して実施したり、前記角θ1と角θ2の値を適宜変更
して実施する等、この発明の趣旨から逸脱しない範囲で
適宜変更して実施してもよい。
(発明の効果) 以上、詳述したように請求項1に記載の本発明において
は、手又は汎用工具で合成樹脂管をスリーブにねじ込め
ば、合成樹脂管とスリーブを一体的に移動させることが
できる。そして、袋ナットを継手の雄ネジ部に対して螺
進させれば、合成樹脂管にフレアが形成され、フレアが
拡径部の係止段部に圧接されて摩擦抵抗を著しく高める
ことができ、合成樹脂管が被接続体に確実に接続される
ので、合成樹脂管の接続作業が著しく簡単にできる。ま
た、従来のような大型で高価な専用工具を用いる必要が
ないという優れた効果を奏する。
は、手又は汎用工具で合成樹脂管をスリーブにねじ込め
ば、合成樹脂管とスリーブを一体的に移動させることが
できる。そして、袋ナットを継手の雄ネジ部に対して螺
進させれば、合成樹脂管にフレアが形成され、フレアが
拡径部の係止段部に圧接されて摩擦抵抗を著しく高める
ことができ、合成樹脂管が被接続体に確実に接続される
ので、合成樹脂管の接続作業が著しく簡単にできる。ま
た、従来のような大型で高価な専用工具を用いる必要が
ないという優れた効果を奏する。
又、請求項2に記載の本発明においては、円錐台状部の
先端部外側面がフレアの基端部に強く圧接し、合成樹脂
管がスリーブから抜けることをさらに確実に防止するこ
とができるという優れた効果を奏する。
先端部外側面がフレアの基端部に強く圧接し、合成樹脂
管がスリーブから抜けることをさらに確実に防止するこ
とができるという優れた効果を奏する。
第1図は合成樹脂管端末接続部の構造の要部縦断面図、
第2図はスリーブの全体斜視図、第3図は合成樹脂管接
続部の構造の要部縦断面図、第4図は合成樹脂管のフレ
ア部分の拡大断面図、第5図は合成樹脂管の接続に用い
られている従来の専用工具の全体側面図、第6図は専用
工具と袋ナットの側面図、第7図は従来の合成樹脂管端
末接続部の構造の要部縦断面図である。 符号の説明 10……被接続体(継手)、11……雄ネジ部、 15……円錐台状部、20……合成樹脂管、 21……フレア、30……袋ナット、 30a……駆動部、40……スリーブ、 40a……受け部(被駆動部)、42……拡径部、 45……係止突状、46……係止段部、 100……専用工具。
第2図はスリーブの全体斜視図、第3図は合成樹脂管接
続部の構造の要部縦断面図、第4図は合成樹脂管のフレ
ア部分の拡大断面図、第5図は合成樹脂管の接続に用い
られている従来の専用工具の全体側面図、第6図は専用
工具と袋ナットの側面図、第7図は従来の合成樹脂管端
末接続部の構造の要部縦断面図である。 符号の説明 10……被接続体(継手)、11……雄ネジ部、 15……円錐台状部、20……合成樹脂管、 21……フレア、30……袋ナット、 30a……駆動部、40……スリーブ、 40a……受け部(被駆動部)、42……拡径部、 45……係止突状、46……係止段部、 100……専用工具。
Claims (2)
- 【請求項1】内周部端面に駆動部を有する袋ナットと、
この袋ナットに螺合する雄ネジ部を有し、端部に平滑な
円錐台状部を設けた被接続体と、 合成樹脂管に食い込むらせん状の係止突条を有する内周
部と、被駆動部を形成する外周部と、端面内周に階段状
に形成した複数の周回状の凹突からなる係止段部を有す
る傾斜状の拡径部とを形成した硬質のスリーブとからな
り、 前記スリーブの係止突条を合成樹脂管にねじ込んで、前
記袋ナットの駆動部を前記スリーブの被駆動部に当接し
て該袋ナットを被接続体の雄ネジ部に対して螺進させ
て、前記円錐台状部により前記合成樹脂管を内面側から
押し拡げるとともに合成樹脂管の外周面を前記スリーブ
の拡径部の係止段部に圧接して合成樹脂管の表面を先端
が拡がって凹突が形成される摩擦抵抗の大なる形状に変
形させ、合成樹脂管を被接続体に固定するようにしたこ
とを特徴とする合成樹脂管端末接続部の構造。 - 【請求項2】前記円錐台状部は、前記スリーブの拡径部
の開放角より若干先鋭となるように形成されたものであ
る請求項1に記載の合成樹脂管端末接続部の構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63131009A JPH0643880B2 (ja) | 1988-05-28 | 1988-05-28 | 合成樹脂管端末接続部の構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63131009A JPH0643880B2 (ja) | 1988-05-28 | 1988-05-28 | 合成樹脂管端末接続部の構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01303393A JPH01303393A (ja) | 1989-12-07 |
JPH0643880B2 true JPH0643880B2 (ja) | 1994-06-08 |
Family
ID=15047839
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63131009A Expired - Fee Related JPH0643880B2 (ja) | 1988-05-28 | 1988-05-28 | 合成樹脂管端末接続部の構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0643880B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6613060B2 (ja) * | 2015-06-10 | 2019-11-27 | イハラサイエンス株式会社 | 継手構造およびその製造方法 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5241884A (en) * | 1975-09-29 | 1977-03-31 | Fujikura Ltd | Power cable |
JPH0127438Y2 (ja) * | 1979-07-02 | 1989-08-16 | ||
US4735442A (en) * | 1985-09-13 | 1988-04-05 | J. & R. Gunzenhauser Ag | Plastic pipe connection |
-
1988
- 1988-05-28 JP JP63131009A patent/JPH0643880B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01303393A (ja) | 1989-12-07 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |