JPH064384U - 同一外径歯数相異型歯車ポンプ - Google Patents

同一外径歯数相異型歯車ポンプ

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Publication number
JPH064384U
JPH064384U JP3706092U JP3706092U JPH064384U JP H064384 U JPH064384 U JP H064384U JP 3706092 U JP3706092 U JP 3706092U JP 3706092 U JP3706092 U JP 3706092U JP H064384 U JPH064384 U JP H064384U
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JP
Japan
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gear
teeth
outer diameter
same
gears
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP3706092U
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English (en)
Inventor
五一 工藤
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH064384U publication Critical patent/JPH064384U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 1対の歯車間の歯面矯正作用が得られ、かつ
分離組立時の噛み合い位置が制約されず、また、加工が
容易で、更に対称外形を有する、従って耐久性,省力
性,経済性及び外観性に優れた同一外径歯数相異型歯車
ポンプを図る。 【構成】 駆動歯車と従動歯車とを同一ケーシング内で
歯合してなる歯車ポンプにおいて、両歯車を同一外径で
歯数を異にする1対の歯車02,1により構成したこ
と。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は同一外径歯数相異型歯車ポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】
歯車ポンプとしては、従来、例えば、図4縦断面図に示すように、ケーシング 01内に歯車諸元、すなわち歯形,モジュール,歯数,歯車外径等が同一の駆動 歯車02,従動歯車03を互いに歯合してなり、駆動歯車02が矢印04の方向 へ回転されると、従動歯車03が矢印05の方向へ回転され、ケーシング01の 吸入口06から吸入された液体07が吐出口08から吐出される同一外径同一歯 数型のものが知られている。 また、実開昭55−180988号で提案され、図5縦断面図に示すように、 ケーシング09内に歯数,歯車外径等が異なる駆動歯車02及び従動歯車011 を歯合してなり、両歯車02,011をそれぞれ矢印04,05の方向へ回転し て吸入口012から吸入された液体07を吐出口013から吐出する歯車外径及 び歯数相異型も知られている。ここで、従動歯車011の歯数は一般に駆動歯車 02のそれよりも1枚多くなっている。
【0003】 しかしながら、これらの構造では、それぞれ下記のような欠点がある。 (1) 同一外径及び同一歯数型のものでは、駆動歯車02の歯数と従動歯車03 のそれとは同一なので、角歯車のそれぞれの歯は常に同一相手の歯と歯合し、両 歯車間の歯面矯正作用は得られず、従って歯車の耐久性が低い。また、両歯車の 分解及び再組立の際に、各歯車のそれぞれの歯を分解前の噛み合い位置に組立て ないと、両歯車が異常音等を発生したりし、従って保守が面倒である。 (2) 歯車外径及び歯数相異型のものでは、ケーシング09の歯車挿入部の内径 が駆動歯車02の端側と従動歯車011の端側とで異なるので、精密内径加工に 時間がかかり、従って加工工数が嵩む。また、ケーシング09の外形も歯数の多 い従動歯車011の端側の寸法が大きく非対称となり、従って外観上好ましくな い。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、このような事情に鑑みて提案されたもので、1対の歯車間の歯面矯 正作用が得られ、かつ分離組立時の噛み合い位置が制約されず、また、加工が容 易で、更に対称外形を有する、従って耐久性,省力性,経済性及び外観性に優れ た同一外径歯数相異型歯車ポンプを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
そのために、本考案は駆動歯車と従動歯車とを同一ケーシング内で歯合してな る歯車ポンプにおいて、上記両歯車を同一外径で歯数を異にする1対の歯車によ り構成したことを特徴とする。
【0006】
【作用】
このような構成によれば、下記の作用が行われる。 (1) 駆動歯車の歯数と従動歯車の歯数とが相異しているので、両歯車間の歯面 矯正作用が行われるとともに、分解再組立時の歯車の噛み合い位置を特定する必 要がなくなる。 (2) 駆動歯車の外径と従動歯車の外径とが一致しているので、ケーシングの加 工が容易化するとともに外形が対称化する。
【0007】
【実施例】
本考案の一実施例を図面について説明すると、図4〜図5と同一の符号はそれ ぞれ同図と同一の部材を示し、まず、図1縦断面図において、1は従動歯車で、 これと駆動歯車02の諸元を図2表図に示す。
【0008】 このような構造において、その送液要領は図4の場合と同一で、吐出量は両歯 の歯車比Z2 /Z1 =13/12に比例して増加し、また歯車種類,歯車圧力角 を変更することができ、更に歯数の多い方の歯車を駆動側にすることも可能であ る。 なお、本実施例では、歯数の互いに異なる駆動歯車02の外径と従動歯車1の 外径とを一致させるため、両歯車の転位係数をそれぞれ調整したが、歯車外径が 大きい方、すなわち歯数の多い方の歯車の外径を、外径が小さい方、すなわち歯 数の少ない方の歯車の外径と同一になるように歯先を切断してもよい。ただし、 この場合は歯先を切断した歯車の歯丈が小さくなり、吐出量及び歯車の歯合率が 減少するので、これらを十分に考慮する必要がある。
【0009】 ここで、図3表図に示すような歯合する1対の歯車の歯数が互いに異なり、外 径が同一の歯車ポンプの各歯車の転位係数x1 ,x2 の相関関係を求めると、 歯先円直径D1 =〔Z1 +2+2(y−x2 )〕m…………(1) 歯先円直径D2 =〔Z2 +2+2(y−x1 )〕m…………(2) ただし、中心距離a=〔(Z1 +Z2 )m〕(1/2)+ym 中心距離増加係数y=(Z1 +Z2 )(1/2)〔(cosαc/cosαb )−1〕 invαb =2tanαc 〔(x1 +x2 )/(Z1 +Z2 )〕+ invαc 歯数Z2 =Z1 +1…………(3) 歯先円直径D1 =D2 ………………(4) (2) 式に(3) 式を代入すると、 D2 =〔(Z1 +1)+2+2(y−x1 )〕m…………(5) (1) 式,(5) 式を(4) 式に代入すると、 〔Z1 +2+2(y−x2 )〕m=〔(Z1 +1)+2+2(y−x1 )〕 m…………(6) 上式の両辺をmで割り、更に(Z1 +2)を引くと、 2(y−x2 )=2(y−x1 )+1……………………(7) 上式の両辺から2yを引くと、 −2x2 =−2x1 +1……………………………(8) x2 =x1 −(1/2)………………………(9) すなわち、歯数Z2 の歯車の転位係数x2 は、歯数Z1 の歯車の転位係数x1 から0.5を引いた値にすれば、両歯車の歯先円直径は同一になる。なお、転位 係数x1 及び転位係数x2 は上記(9) 式の条件を満足し、かつ各々の歯車に歯先 尖りや切下げがなく、良好な噛み合いができるような値を選定する。
【0010】 このような、実施例の構造によれば、下記効果が奏せられる。 (1) 駆動歯車の歯数と従動歯車の歯数とが相異しているので、両歯車間の歯面 矯正作用が行われるとともに、分解再組立時の歯車の噛み合い位置を特定する必 要がなくなり、従って歯車ポンプの耐久性が向上するとともに、保守の手間が減 少する。 (2) 駆動歯車の外径と従動歯車の外径とが一致しているので、ケーシングの加 工が容易化するとともに外形が対称化し、従って歯車ポンプの経済性が向上する とともに外観が良好になる。
【0011】
【考案の効果】
要するに本考案によれば、駆動歯車と従動歯車とを同一ケーシング内で歯合し てなる歯車ポンプにおいて、上記両歯車を同一外径で歯数を異にする1対の歯車 により構成したことにより、1対の歯車間の歯面矯正作用が得られ、かつ分離組 立時の噛み合い位置が制約されず、また、加工が容易で、更に対称外形を有する 、従って耐久性,省力性,経済性及び外観性に優れた同一外径歯数相異型歯車ポ ンプを得るから、本考案は産業上極めて有益なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す縦断面図である。
【図2】図1の駆動歯車02,従動歯車1の具体的諸元
を示す表図である。
【図3】図1の駆動歯車02,従動歯車1の諸元の相関
関係を示す表図である。
【図4】公知の外径及び歯数の同一型歯車ポンプを示す
縦断面図である。
【図5】公知の外径及び歯数の相異型歯車ポンプを示す
縦断面図である。
【符号の説明】
1 従動歯車 01 ケーシング 02 駆動歯車 04 矢印 05 矢印 06 吸入口 07 液体 08 吐出口 D1 歯車外径 D2 歯車外径

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動歯車と従動歯車とを同一ケーシング
    内で歯合してなる歯車ポンプにおいて、上記両歯車を同
    一外径で歯数を異にする1対の歯車により構成したこと
    を特徴とする同一外径歯数相異型歯車ポンプ。
JP3706092U 1992-05-06 1992-05-06 同一外径歯数相異型歯車ポンプ Withdrawn JPH064384U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3706092U JPH064384U (ja) 1992-05-06 1992-05-06 同一外径歯数相異型歯車ポンプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3706092U JPH064384U (ja) 1992-05-06 1992-05-06 同一外径歯数相異型歯車ポンプ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH064384U true JPH064384U (ja) 1994-01-21

Family

ID=12487024

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3706092U Withdrawn JPH064384U (ja) 1992-05-06 1992-05-06 同一外径歯数相異型歯車ポンプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH064384U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015014279A (ja) * 2013-07-08 2015-01-22 アイシン精機株式会社 外接ギヤ式ポンプ

Cited By (1)

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Legal Events

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19960801