JPH064372Y2 - 立体地図 - Google Patents

立体地図

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JPH064372Y2
JPH064372Y2 JP1987070882U JP7088287U JPH064372Y2 JP H064372 Y2 JPH064372 Y2 JP H064372Y2 JP 1987070882 U JP1987070882 U JP 1987070882U JP 7088287 U JP7088287 U JP 7088287U JP H064372 Y2 JPH064372 Y2 JP H064372Y2
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light
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plate
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研一 佐々木
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升三郎 加藤
正勝 澤田
晴彦 平田
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本考案は地形や構造物の水準および位置を表現した立体
地図に関する。
《従来の技術》 大規模な地域開発計画や都市計画を立体的に表現し、そ
の地形や構造物を簡単に示す目的で立体地図を作成す
る。
従来の立体地図はコルク薄板やスチレンペーパー等で形
成した基盤上に建物、道路等の構造物並びに山、丘陵、
川等の地形をコルク、紙、木等で形成構成し、上記基盤
上に接着していた。
《考案が解決しようとする問題点》 しかし、従来の立体地図では略縮尺した構造物や地形を
作成し、これを貼付する作業が細かいので、精度を出す
ことが難しく、完成後や汚れを落とす洗浄は素材が紙や
コルクを接着したものであることから困難であり、古く
なるに従って汚れが目立ち、接着部分も次第に剥がれて
醜くなる欠点があった。
本考案は上記事情に鑑みてなされたものであって、その
目的は汚れても洗い易く、しかも半永久的に劣化しにく
く、かつ容易に高い精度が得られる立体地図を提供する
にある。
《問題点を解決するための手段》 上記目的を達成するために本考案の立体地図は地形、構
造物等の各水準位置と平面位置とを表す立体地図におい
て、水準方向には複数枚の透光性板材を積層し、所定の
水準位置における地形および構造物を該水準位置に対応
する該透光性板材の裏面に光を偏光、屈折または遮断す
ることによる表現手段で表し、これらの積層した透光性
板材の側面および裏面から光を照射し得るようにし、前
記表現手段は、各透光性板材の積槽位置に対応する水準
位置にある平面領域を各々の水準に応じた深さで刻設表
現または該平面領域を印刷して成る。
《作用》 透光性板材の側面あるいは裏面から入射した光は各透光
性板材の裏面において偏光、屈折または遮断される結
果、これら透光性板材の各積層位置毎に表現された地形
および構造物の水準方向にコントラストを生じ、立体感
が得られる。
《実施例》 以下、本考案の好適な実施例について図面を参照にして
詳細に説明する。
第1図に立体地図1の一部を示し、この立体地図1は基
台2の上に方形の枠体3を組み、枠体3の上に方形に形
成した5mm厚の透明な板ガラス4−4a−4b−4c−
4d−4e−4fを下から順に積層し、更に枠体3及び
板ガラス4(4a〜4fも含む)の側面に蛍光灯を収納
する程度の空間を空けて基台2の上面から最上層部の板
ガラス4fの表面両端部に亙って覆着したステンレス枠
6が設けてある。
蛍光灯5は板ガラス4〜4fの側端面から光を照射する
ために枠体3の外側面に支持台7を突設し、これに設置
している。
また、基台2から一番下の板ガラス4の裏面迄の間は枠
体3の高さで決まる空間8が得られている。この空間8
中に板ガラス4の裏面に光を照射するスポットライト9
が設けてあり、スポットライト9から発生する熱が空間
8内に籠り、枠体3内部の温度が上昇するのを防止する
目的で基台2に貫通孔10を穿ち、貫通孔10内に通風
ファン11を配置している。
板ガラス4乃至4fの裏面には各積層方向に対する所定
の水準位置における地形および構造物を種々の表現手段
で表し、最上層位置の板ガラス4fの上方から見たと
き、各板ガラス4−4a−4b−4c−4d−4e−4
fの裏面に表した地図が水準方向に光のコントラストを
生じ、立体感をもたらす。
したがって、最上層位置の板ガラス4fは勿論のこと、
上層位置の板ガラスには下層位置の板ガラスに表現され
た地図が上方から完全に見えなくなるような表現手段を
施してはならない。
この表現手段について第1の実施例は、第2図以下に示
す通り、水準位置の最も高い等高線12fを最上層位置
の板ガラス4f裏面に表している。以下、その下層位置
の板ガラス4e乃至4b迄は手前左側隅角に等高線12
e〜12bを表し、平坦地の水準位置に対応してその地
図を板ガラス4aに表し、水準点と略同レベル海面や川
を最下層の板ガラス4に表している。
その表し方は、地形や構造物の平面形状を空けたマスク
を板ガラス4乃至4fの裏面に貼着し、更に裏面に砂を
吹付けるサンドブラスト加工を行うのである。この加工
によれば、かなり精密な平面形状を描くことができる。
第2図(ロ)はサンドブラスト加工を施した場合、板ガ
ラス4fの裏面が図のように削られていることを示して
いる。
第5図に示すように平坦地の地図を表す板ガラス4aの
裏面には道路13、建物14等がサンドブラスト加工に
よって刻設してある。その刻設面は粗面になっていて、
スリガラス状を呈している。板ガラス4aの厚さに充分
な余裕がある場合には、第7図に示すように建物14が
段状の高層建築物であることを表す目的で、平面形状を
二段にした断面二段状の陥没15を刻設している。
最低層の板ガラス4は海面を表現したりするので、普通
の地図としてはそれよりも低いレベルの地形等を表す必
要がないので、ミラーガラスを使用し、陸の部分だけ反
射膜をサンドブラスト加工で剥脱しており、水面部分1
8はミラーにしている。サンドブラスト加工による表現
は板ガラス4乃至4fの裏面を削るので、削った厚さだ
け隣接積層した板ガラスとの間に例えば第2図(ロ)に
示す通りの隙間16を生じ、側面から光を照射する蛍光
灯5の光の一部が丁度板ガラス4fと板ガラス4eとが
接する隣接面に入射し、この入射光と板ガラス4fの側
面および裏面からの入射がサンドブラスト加工面17で
乱反射し、その輪郭線と無加工面との間に明瞭なコント
ラストを生じさせ、それは板ガラス4〜4fの積層方向
において尚一層の立体的な変化を表現する。
この事は道路13、建物14、例えば陥没15について
も同様である。また、板ガラス4〜4fの代りに透明ア
クリル板等を使用してもよい。
第2の実施例はサンドブラスト加工の代りに印刷を表現
手段にする。その場合には第2図(ハ)のような構成を
得る。等高線12fだけを引いたのでは等高線であるこ
とが明確にならないので、等高線12fで区分した水準
領域のみを全体的に着色印刷する。従って、板ガラス4
fの裏面には等高線12fの輪郭線に沿った端縁形状の
印刷塗膜19が印刷塗布してある。その印刷塗膜19の
色彩の濃さは、或る程度の光を透過する程度が望まし
く、等高線12f〜12bで区画した領域が重畳する部
分は重畳層数が多くなるほど色が濃くなるので、各積層
板ガラス4〜4f毎に反射色相を異にしてコントラスト
を生じさせて立体感を得る。
板ガラス4aによる平坦地の地図はガラス4a裏面に平
面的に印刷すればよい。建物14や道路13の経路別に
色分け印刷すれば便利である。等高線12f〜12bな
ど、積層した板ガラス4〜4f間のコントラストによっ
て立体感を得る。
印刷の場合はサンドブラスト加工による表現手段に較べ
て制作工程が簡易で、しかも迅速に立体地図を得るが、
耐久性や光を透過する透明感と立体感との相乗効果等の
点でサンドブラスト加工による立体地図と特性を異にす
る。
《考案の効果》 以上詳しくのべたように、本考案の立体地図によれば、
地図の水準方向には複数枚の透光性板材を積層し、これ
ら各板材裏面には所定の水準位置毎の地形、構造物を光
を偏光、屈折または遮断することによる表現手段で表し
ているので、各積層位置にある透光性板材間にコントラ
ストを生じ、立体感を得る。また、上記積層した透光性
板材の側面および裏面から光を照射し得るので、立体地
図を設置した周囲の明るさや光の入射方向に応じて透光
性板材に人工光を照射し、より効果的なコントラストを
得ることができる。
表現手段としてはサンドブラスト加工による偏光または
屈折,印刷等による光の偏光または遮断が可能なので、
容易に高い精度が得られる効果があり、透光性板材もア
クリル樹脂、ガラスを用いることができるので、耐久性
や耐薬品性、洗浄可能な点で従来の紙、コルク板、スチ
レンペーパー製立体地図に較べて格段の耐久,耐候効果
があり、照明器具を内設した場合にはそれらの器具の防
水を考慮すれば屋外での使用も可能である。
【図面の簡単な説明】
図は何れも立体地図の実施例に係り、第1図はその一部
の斜視図、第2図(イ)は最上層位置の板ガラスの表現
手段を示し、同図(ロ)はその第1の実施例に係る側面
図、同図(ハ)はその第2の実施例に係る側面図、第3
図は上から2番目に積層した板ガラスの一部平面図、第
4図は上から4番目に積層した板ガラスの一部平面図、
第5図は海面に最も近い水準の平坦地にある地形、構造
物を表現した板ガラスの部分斜視図、第6図は川の水
面、海面等の水準点を含む領域を表した最下層位置の板
ガラスの部分平面図、第7図は表現手段の一つであるサ
ンドブラスト加工による表現の多様性を例示した板ガラ
スの部分断面図である。 1……立体地図、2……基台 3……枠体、4……板ガラス 5……蛍光灯、6……ステンレス枠 7……支持台、8……空間 9……スポットライト、10……貫通孔 11……通風ファン、12……等高線 13……道路、14……建物 15……陥没、16……隙間 17……サンドブラスト加工面、18……水面部分 19……印刷塗膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 賀持 剛一 東京都千代田区神田司町2丁目3番地 株 式会社大林組東京本社内 (72)考案者 加藤 升三郎 東京都港区西新橋1丁目5番14号 藤産業 株式会社内 (72)考案者 澤田 正勝 東京都港区西新橋1丁目5番14号 藤産業 株式会社内 (72)考案者 平田 晴彦 東京都港区西新橋1丁目5番14号 藤産業 株式会社内 (56)参考文献 特開 昭56−69679(JP,A) 実開 昭54−124655(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】地形、構造物等の各水準位置と平面位置と
    を表す立体地図において、水準方向には複数枚の透光性
    板材を積層し、所定の水準位置における地形および構造
    物を該水準位置に対応する該透光性板材の裏面に光を偏
    光、屈折または遮断することによる表現手段で表し、こ
    れらの積層した透光性板材の側面および裏面から光を照
    射し得るようにし、前記表現手段は、各透光性板材の積
    層位置に対応する水準位置にある平面領域を各々の水準
    に応じた深さで刻設表現または該平面領域を印刷したこ
    とを特徴とする立体地図。
JP1987070882U 1987-05-14 1987-05-14 立体地図 Expired - Lifetime JPH064372Y2 (ja)

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JP1987070882U JPH064372Y2 (ja) 1987-05-14 1987-05-14 立体地図

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JPS63180880U JPS63180880U (ja) 1988-11-22
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS54124655U (ja) * 1978-02-17 1979-08-31
JPS5669679A (en) * 1979-11-10 1981-06-11 Sadaji Shiyoumura Threeedimensional display unit

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