JPH0643598Y2 - ボールロック式の管継手 - Google Patents

ボールロック式の管継手

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JPH0643598Y2
JPH0643598Y2 JP1989131744U JP13174489U JPH0643598Y2 JP H0643598 Y2 JPH0643598 Y2 JP H0643598Y2 JP 1989131744 U JP1989131744 U JP 1989131744U JP 13174489 U JP13174489 U JP 13174489U JP H0643598 Y2 JPH0643598 Y2 JP H0643598Y2
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JP
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female
male
sliding cylinder
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JP1989131744U
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JPH0369789U (ja
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哲郎 高野
俊幸 小河
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横浜エイロクイップ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は管継手主としてボールロック式の管継手の改
良に関する。
(従来の技術) 種々の圧力流体利用機器の配管に使用される管継手とし
て、結合、離脱操作が迅速、簡便なところからボールロ
ック式のものが広く用いられているが、その一例を示せ
ば第3図イ,ロのとおりであり、雌継手aの筒状の雌本
体1はパイプ取付け側の小径部1a、中央の大径部1bおよ
び結合側の中径部1cからなり、内側には、流体通孔2aと
雄継手嵌合用の大径孔2bが段付けて設けられ、中径部1c
の中央部には円周方向に複数の内すぼまりの放射通孔4
が穿設され、各通孔4にはロック用のボール3が出没自
在に収容されており、また、中径部1c上には操作スリー
ブ5が配設され、大径部1bとの間に配設されたコイルば
ね6によって結合側に付勢され、通常にはボール3を押
えて抜け出しを防いでいる。
一方、雄継手bは一様な筒体をなす雄本体7の周面所定
の位置に環状みぞ8を備えていて、雌,雄継手a,bの結
合に当たっては、操作スリーブ5をイ図下側点線のよう
に後退させて、ボール3に対する抑止を解いておき、そ
の状態で雄本体7を雌側大径孔2bを挿入し、各ボール3
が環状みぞ8に係合したところで、操作スリーブ5を復
元させることにより同図ロのように、両継手を結合する
ようにしている。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、上記従来のボールロック式の管継手では、
雌,雄継手の結合に当たり、雄本体を雌本体に、または
逆に雌本体を雄本体に一定長さ挿入するタイプであるた
めに、どちらか一方(多くの場合雄継手)が機械に直接
固定されるか、または伸縮しないパイプに取付けられて
いる場合には、他方の継手は軸方向に移動できるように
伸縮可能なパイプか、フレキシブルなホースに取付けね
ばならず、配管コストが高くなり、また、挿入式である
ために余り直径の大きなものとすることができず、長さ
の一定なパイプの接続に用いられているフランジ継手の
代りをすることができない。
そこで、この考案は高価なホースやパイプを使用する必
要がなく、直径も大きなものとすることができ、フラン
ジ継手に代って使用することのできる管継手を提供する
ものである。
(問題点を解決するための手段ならびに作用) 上記目的のもとにこの考案は、ボールロック式の管継手
として、内側に流体通孔を有する筒状の雌本体の外側
に、非結合側端に内向きリブを有し分離後退時に結合側
端が雌本体の結合側端にほぼ一致する摺動筒を、その内
向きリブと雌本体上に設けた係止部により抜け出さない
ように一定の範囲前進,後退可能に嵌合し、摺動筒の内
側中央部には所要の間隔をおいて二つのシールリングを
埋設すると共にそれより結合側端部に複数の内すぼまり
の放射通孔を円周方向に設け、各放射通孔にはロック用
のボールを出没可能に収容し、その摺動筒の外側にはボ
ール抑止用の操作スリーブを結合側にばね付勢しかつ摺
動筒と共に移動可能に配設した雌継手と、上記雌本体の
流体通孔に一致する流体通孔を有する筒状の雄本体の外
径を雌本体の外径に一致させ、その雄本体の外面所要の
位置に環状みぞを設けた雄継手とからなり、雌本体の結
合側端面と雄本体の結合側端面とを突き合せ、その突き
合せ部を摺動筒の内側のシールリングにより両側からシ
ールして雌,雄本体を結合するようにしたことを特徴と
している。
雌本体の結合側端面に雄本体の結合側端面を突き合せ、
操作スリーブと共に摺動筒を雄側に摺動させ、その結合
側半部を雄本体上に跨がって嵌合させれば、ロック用の
ボールが雄本体上の環状みぞに落ち込んで係合し、そこ
で、操作スリーブが前進し各ボールを外側から抑止し
て、雌,雄継手が結合される。
また、結合状態において、操作スリーブを後退させて各
ボールの抑止を解き、操作スリーブと共に摺動筒を元の
位置に戻せば、雌,雄継手が分離される。
(実施例) 以下第1図,第2図を参照してこの考案の実施例につい
て説明する。第1図イは雌継手aを示し、筒状の雌本体
11は内側には一様な流体通孔12を有するが、外側は中央
部に段部11cが設けられて結合側半部が大径部11aをなす
と共にパイプ取付側半部が若干の小径部11bをなしてお
り、その外側には中央よりパイプ取付側すなわち非結合
側寄りの部分が大径をなすように段付けられた摺動筒13
が摺動可能に嵌挿されている。
この摺動筒13は非結合側端に内向き環状のリブ13aを備
えていて、継手の分離後退時には抜け出さないようにそ
のリブ13aが小径部11bの端部に取付けられたストップリ
ング19aに係止する(その際、摺動筒13の結合側端は雌
本体11の結合側端と整列している)一方、結合前進時に
は雌本体11上の段部11cに係止するようになされてお
り、また、摺動筒13の中央部内側には雌本体11の大径部
11aの周面に密接する二つのシールリング17が所要の間
隔をおいて埋設され、それより結合側端部には円周方向
に複数の内すぼまりの放射通孔16が穿設され、それらの
放射通孔16にはロック用のボール15がそれぞれ出没自在
に収容され、継手の分離後退時には、それらのボール15
の下端は雌本体11の大径部11aの周面に当接する一方、
上端は摺動筒13の周面から僅かに突出するようになされ
ており、更に通孔16の隣接位置には操作スリーブ抜け止
め用のストップリング19bが取付られている。そして、
上記摺動筒13の外側にはこれより短かな操作スリーブ14
が摺動可能に配設されていて、その結合側の内向き突条
14aと摺動筒13上の大径段部13bとの間に配設されたコイ
ルばね18によって常に結合側に付勢され、継手の非結合
時には図示のようにその内向き突条14aが摺動筒13の周
面から若干突出しているボール15の外面に係止し、後退
位置に保持されて、摺動筒13と一しょに雌本体11上を移
動するようになされている。
一方、第1図ロは雄継手bを示すが、その雄本体21は前
記のものと同じように一様な筒体をなし、内側に雌本体
11の流体通孔12に一致する流体通孔22を有するが、雄本
体21の外径は雌本体11の外径と等しくなされており、そ
の周面の結合側端から所定の位置すなわち、雌側摺動筒
13の結合端からボール15の設定位置に一致する位置に環
状みぞ23が設けられている。そこで、上記雌,雄継手a,
bの結合に当たっては、第1図イの点線のように雄本体2
1の結合側端面を雌本体11の結合側端面に突き合せ、そ
の状態で雌側の摺動筒13を雄側に摺動させ、第2図のよ
うにその非結合側端の内向きリブ13aを雌本体11の中央
段部11cに係止させれば、摺動筒13の結合側半部が雄本
体21上に跨がって嵌合し、ロック用の各ボール15が環状
みぞ23に落ち込んで係合することになり、そのため、ボ
ール15によって止められていた操作スリーブ13はコイル
ばね18のばね力で前進させられ、その内向き突条14aが
ストップリング19bに当接して前進位置に保持され、こ
の状態で内向き突条14aの内面によって各ボール15が係
合位置に抑止され、雌,雄継手a,bが図示のように結合
される。
その際には、摺動筒13の内側中央部に設けられた二つの
シールリング17が雌,雄本体11,21の突き合せ端面の両
側に位置して、内部流体が突き合せ端から外部へ漏出す
るのを防いでいる。また、第2図の結合状態において、
先ず、操作スリーブ14を摺動筒13に対し後退させて、内
向き突条14aによるボール15の抑止を解き、次いで、操
作スリーブ14ともども摺動筒13をその内向きリブ13aが
雌本体11上のストップリング19aに係止するまで後退さ
せれば、各ボール15が雄本体21の環状みぞ23から外れて
雌本体11の周面上に移動し、両継手a,bは再び第1図イ
のように分離可能になる。その際には操作スリーブ14の
内向き突条14aはボール15に係止される。
(考案の効果) 以上のようにこの考案では、ボールロック式の管継手と
して、雌本体の外側に、結合側端部に複数のロック用ボ
ールを出没可能に備え、非結合側端に内向きリブを有
し、分離後退時には結合側端が雌本体の結合側端にほぼ
一致する摺動筒をその内向きリブと雌本体上の係止部に
より抜け出さないように一定の範囲前進,後退可能に嵌
合し、摺動筒の外側にはボール抑止用の操作スリーブを
可動に配設し、雄本体の外径を雌本体の外径に一致させ
て雄本体を雌本体に突き合せ、両本体の上に摺動筒と操
作スリーブを跨らせ、摺動筒内側の二つのシールリング
によって突き合せ部を両側からシールして雌,雄継手を
結合するようにしたので、これまでのように雌,雄継手
の結合に当たり、雌本体または雄本体を軸方向に移動さ
せる必要がなく、両本体を突き合せ摺動筒を前進させる
だけで、両本体を気密に結合することができ、高価な伸
縮パイプやフレキシブルホースを用いないですみ、配管
コストが安くなり、また、一定長さのパイプの接続に適
しているので、これまでの結合、分離の厄介なフランジ
継手に代えて用いることができ、そして、これまでのよ
うな挿入形式のものではないので、雌,雄本体とも大径
に形成することができ、しかも大径でありながらワンタ
ッチ式の簡便な継手を得ることができる。
更に、摺動筒の内側中央部に二つのシールリングを設
け、雌,雄継手の結合時に結合端の両側を密封するよう
にしたので、内部流体の漏出を確実に防ぐことができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図イはこの考案に係る雌継手の断面図。 同図ロは同じく雄継手の断面図。 第2図は雌,雄継手の結合状態の断面図。 第3図イは従来の雌継手の分離状態の断面図。 同図ロはその結合状態の断面図。 図中、 11……雌本体、11a……大径部、 11b……小径部、11c……段部、 12……流体通孔、13……摺動筒、 13a……内向きリブ、14……操作スリーブ、 14a……内向き突条、15……ボール、 16……放射通孔、17……シールリング、 21……雄本体、23……環状みぞ、 a……雌継手、b……雄継手。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内側に流体通孔12を有する筒状の雌本体11
    の外側に、非結合側端に内向きリブ13aを有し分離後退
    時に結合側端が雌本体11の結合側端にほぼ一致する摺動
    筒13を、その内向きリブ13aと雌本体11上に設けた係止
    部により抜け出さないように一定の範囲前進,後退可能
    に嵌合し、摺動筒13の内側中央部には所要の間隔をおい
    て二つのシールリング17を埋設すると共にそれより結合
    側端部に複数の内すぼまりの放射通孔16を円周方向に設
    け、各放射通孔16にはロック用のボール15を出没可能に
    収容し、その摺動筒13の外側にはボール抑止用の操作ス
    リーブ14を結合側にばね付勢しかつ摺動筒13と共に移動
    可能に配設した雌継手aと、上記雌本体11の流体通孔12
    に一致する流体通孔22を有する筒状の雄本体21の外径を
    雌本体11の外径に一致させ、その雄本体21の外面所要の
    位置に環状みぞ23を設けた雄継手bとからなり、雌本体
    11の結合側端面と雄本体21の結合側端面とを突き合せ、
    その突き合せ部を摺動筒13の内側のシールリング17によ
    り両側からシールして雌,雄本体を結合するようにした
    ことを特徴とするボールロック式の管継手。
JP1989131744U 1989-11-14 1989-11-14 ボールロック式の管継手 Expired - Lifetime JPH0643598Y2 (ja)

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