JPH0643220A - 半導体集積回路装置 - Google Patents

半導体集積回路装置

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JPH0643220A
JPH0643220A JP4196646A JP19664692A JPH0643220A JP H0643220 A JPH0643220 A JP H0643220A JP 4196646 A JP4196646 A JP 4196646A JP 19664692 A JP19664692 A JP 19664692A JP H0643220 A JPH0643220 A JP H0643220A
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circuit
signal
delay
semiconductor integrated
output
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JP4196646A
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Keiichi Higeta
恵一 日下田
Sohei Omori
荘平 大森
Yasuhiro Fujimura
康弘 藤村
Etsuko Iwamoto
恵津子 岩本
Akihisa Uchida
明久 内田
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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    • H01L22/00Testing or measuring during manufacture or treatment; Reliability measurements, i.e. testing of parts without further processing to modify the parts as such; Structural arrangements therefor
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R31/00Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
    • G01R31/28Testing of electronic circuits, e.g. by signal tracer
    • G01R31/30Marginal testing, e.g. by varying supply voltage
    • G01R31/3016Delay or race condition test, e.g. race hazard test
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C7/00Arrangements for writing information into, or reading information out from, a digital store
    • G11C7/22Read-write [R-W] timing or clocking circuits; Read-write [R-W] control signal generators or management 

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Abstract

(57)【要約】 【構成】 遅延時間を測定したい対象回路の入力側と出
力側に各々ラッチ回路と、外部から供給されたタイミン
グ信号もしくは内部で発生されたタイミング信号を、外
部からの指示により任意に遅延させることが可能な可変
遅延回路とを設け、上記タイミング信号とそれを可変遅
延回路で遅延させた信号を上記各ラッチ回路にクロック
信号として供給させるようにするとともに、上記可変遅
延回路を通った信号を入力側に帰還させて発振回路を構
成し、この発振回路の発振信号を外部へ出力可能に構成
した。 【効果】 1つのタイミング信号に基づいて所望の時間
だけ遅延された信号が半導体集積回路装置内部で自動的
に生成されるため、そのような信号を外部で形成して供
給する場合に比べて試験装置の負担を軽減することがで
きるとともに、発振回路からの発振信号の周波数を外部
で測定するだけでタイミング信号の遅延時間を知ること
ができるため、遅延時間を直接測定する場合に比べて高
精度の測定装置が不要となり、試験装置のコストを下げ
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体集積回路技術さ
らには半導体集積回路の遅延時間の検査方式に適用して
特に有効な技術に関し、例えばメモリや論理回路を内蔵
した半導体集積回路に利用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体集積回路装置内の回路の遅
延時間等を測定してチップを評価する場合、テストのた
めのタイミング信号をチップの外部の試験装置(テス
タ)等で発生して半導体集積回路装置に与えるようにし
ていた。しかしながら、半導体集積回路装置をテストす
るためのタイミング信号をすべて外部の試験装置で発生
させるようにすると、試験装置の負担が大きくなりコス
トが高くなる。また、半導体集積回路装置は温度等の条
件によって内部素子の特性が変化するため、外部の試験
装置で一義的に発生したタイミング信号によりテストを
行なうと、誤診断するおそれがある。
【0003】そこで、例えば半導体集積回路装置内部の
メモリアレイがタイミングの仕様に適合しているかどう
かの判定を正確に行なえ、また試験装置の負担を軽くで
きるようにするため、チップ内部にテストのためのタイ
ミング信号を発生するテストタイミング発生回路を内蔵
させるようにした発明が提案されている(特開昭60−
245275号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、半導体
集積回路装置内にテストタイミング発生回路を内蔵させ
るようにした場合、テストタイミング発生回路で発生さ
れるテストタイミング信号もプロセスのばらつきや使用
条件の影響を受けるため、発生された信号のタイミング
を外部の試験装置で測定する必要がある。
【0005】しかしながら、近年、半導体技術の発展に
伴い回路の遅延時間がますます短くなってきているた
め、回路の遅延時間を測定するための装置も高精度のも
のが要求される。ところが、最先端のプロセス技術を駆
使して製造される高速の新製品に対し、それを評価する
試験装置はそれよりも古い技術により製造された低速の
半導体装置を使用して構成される。そのため、試験装置
に要求される精度が、被試験対象に比べて充分でないこ
とがある。その結果、従来の半導体集積回路装置は、実
際に使用して始めて不良品であると分かることがあっ
た。
【0006】また、通常、半導体集積回路装置の試験
は、切断前のウェハ状態でプローバを使用して行なうこ
とが多い。ところが、プロービングテストは、半導体集
積回路装置をパッケージに組み立ててから行なうテスト
に比べて、半導体集積回路装置から測定装置までの配線
が長くそれにより大きなインピーダンスが入るため、テ
ストタイミングの測定精度が低くなる。そのため、パッ
ケージに組み立ててからの試験により始めて不良品であ
ると分かることもある。その結果、本来必要としないパ
ッケージへの組立て作業が行なわれてしまうので、無駄
なコストが多くなるという問題点がある。
【0007】この発明の目的は、高精度の測定装置や試
験装置を用いることなく、プロービングテストで半導体
集積回路装置内部の回路の遅延時間を高精度に測定でき
るようにし、これによって試験装置のコストおよび半導
体集積回路装置の単価を下げることが可能な半導体集積
回路技術を提供することにある。
【0008】この発明の前記ならびにそのほかの目的と
新規な特徴については、本明細書の記述および添附図面
から明らかになるであろう。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を説明すれば、下記のと
おりである。
【0010】すなわち、遅延時間を検査したいメモリ回
路などの被検査回路の入力側および出力側とに各々ラッ
チ回路を設け、かつ外部から供給されたテストタイミン
グ信号もしくは内部で発生されたテストタイミング信号
T1を、外部からの指示により任意に遅延させることが
可能な可変遅延回路を設け、上記テストタイミング信号
T1とそれを可変遅延回路で遅延させた遅延タイミング
信号T1’を上記各ラッチ回路にクロック信号として供
給させるようにする。さらに、上記可変遅延回路の出力
信号T1’を該可変遅延回路の入力端子に帰還させる経
路を設けて発振回路を構成し、この発振回路の発振信号
を外部へ出力可能に構成したものである。
【0011】
【作用】上記した手段によれば、1つのテストタイミン
グ信号T1に対して所望の時間だけ遅延された遅延タイ
ミング信号T1’が半導体集積回路装置内部に設けられ
た可変遅延回路によって自動的に生成されるため、遅延
タイミング信号を外部で形成して供給する場合に比べて
試験装置の負担を軽減することができる。また、上記可
変遅延回路によって構成された発振回路からの発振信号
が外部へ出力可能とされているので、その周波数を外部
の試験装置で測定するだけでテストタイミング信号T1
とこのタイミング信号に対して遅延された遅延タイミン
グ信号T1’との間の遅延時間を知ることができるた
め、遅延時間すなわち上記可変遅延回路に設定されてい
る遅延時間を直接測定する場合に比べて高精度の測定装
置が不要となり、試験装置のコストを下げることができ
る。
【0012】また、プロービングテストで半導体集積回
路装置内部のメモリ回路や論理回路などの遅延時間を高
精度に測定できるため、パッケージに組み立ててからの
試験を実施することなく、半導体集積回路装置が良品で
あるか不良品であるかを知ることができる。これによっ
て、無駄なパッケージへの組立てを減らすことができる
ので、半導体集積回路装置の単価を下げることが可能に
なる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を図面に基づい
て説明する。
【0014】図1は本発明を、メモリを内蔵した半導体
集積回路装置1に適用した場合の一実施例を示す。同図
に一点鎖線で示されている上記半導体集積回路装置1
は、単結晶シリコンのような1個の半導体基板上に集積
されて形成されている。なお、同図には、半導体集積回
路装置1のテストに関連する部分のみ図示され、テスト
に関連しない他の回路は省略されている。
【0015】図1において、10はメモリアレイとアド
レスデコーダと読出し/書込み回路とからなる被検査回
路としてのメモリ部で、このメモリ部10の入力側(A
in)にアドレス信号Aを取り込んで保持するアドレス
ラッチ回路11が設けられている。また、メモリ部10
の出力側(O)には、メモリアレイから読み出されたデ
ータ信号Doutを取り込んで保持するテスト用出力ラッ
チ回路12が設けられている。
【0016】この実施例では、外部のテスタ3で発生さ
れたテストタイミング信号T1は外部入力端子31に供
給され、バッファB1およびクロック分配回路CD1を
介して上記ラッチ回路11のクロック端子に入力され
る。上記ラッチ回路11は、供給されたテストタイミン
グ信号T1に同期してラッチ回路11がアドレス信号A
をその内部に取り込んで保持するように構成されてい
る。
【0017】上記クロック分配回路CD1は、複数ビッ
トのアドレス信号Aの各ビットに対応して設けられてい
る複数のラッチ回路11にテストタイミング信号T1を
分配して供給する。また、上記テストタイミング信号T
1は選択回路S2を介して可変遅延回路VDに供給され
る。可変遅延回路VDによって上記テストタイミング信
号T1に対してΔt時間だけ遅延された遅延タイミング
信号T1’が形成される。この遅延タイミング信号T
1’は選択回路S3およびクロック分配回路CD3を介
して、メモリ10の出力側に設けられたラッチ回路12
に供給される。
【0018】上記クロック分配回路CD3は、複数ビッ
トの読出しデータ信号(Dout)の各ビットに対応して
設けられている複数のラッチ回路12にテストタイミン
グ信号T1’を分配して供給する。ラッチ回路12にラ
ッチされたデータは、外部出力端子KOからテスタ3に
出力されるように構成されている。
【0019】図1の半導体集積回路装置において、遅延
時間Δtは、選択回路S2の遅延時間tpdS2と可変遅延
回路VDの遅延時間tpdVDと選択回路S3の遅延時間t
pdS3とクロック分配回路CD1のtpdCD1の合計の遅延
時間(tpdS2+tpdVD+tpdS3+tpdCD1)からクロック
分配回路CD3のtpdCD3を引いた時間となる。ここ
で、tpdCD1=tpdCD3とし、tpdS2およびtpdS3がtpd
VDに対して充分に小さいとき、ΔtはほぼtpdVDと等し
くなる。したがって、テストタイミング信号T1によっ
てラッチ回路11にアドレス信号Aを取り込むことによ
りメモリ10がアクセスされたとき、メモリ10のアク
セス時間が遅延時間Δtよりも小さい場合にのみ正しい
読出しデータDoutがラッチ回路12にラッチされる。
【0020】なお、上記選択回路S2はテスタ3から外
部入力端子34に入力される選択信号DMCによって切
り換えられる。また、可変遅延回路VDは、テスタ3か
ら外部入力端子35に入力される複数ビットの制御信号
TSTによってその遅延時間が変更可能にされている。
【0021】一方、可変遅延回路VDの出力信号は、選
択信号DMCによって上記選択回路S2を切り換えるこ
とにより、インバータINVによって反転された信号が
可変遅延回路VDの入力側に帰還され、リングオシレー
タのような発振回路が構成されるようになっている。こ
のリングオシレータの発振周波数は、インバータINV
の遅延時間をtpdINVとすると、(tpdS2+tpdVD+tp
dINV)-1となる。そして、tpdS2とtpdINVがtpdVDに
対して充分に小さい場合、リングオシレータの発振周波
数はtpdINV-1となる。したがって、リングオシレータ
の発振周波数を測定することによって、tpdVDを知るこ
とができる。
【0022】図1において、可変遅延回路VDを含むリ
ングオシレータの発振信号は、特に制限されないが、分
周回路DIVによって例えば2分周されてその周波数が
低下された後、出力端子DMから外部へ出力される。こ
の出力端子DMから出力される発振信号の周波数を外部
のテスタ3で測定することで、可変遅延回路VDによっ
て作られるテストタイミング信号T1とその遅延信号T
1’の時間差すなわち遅延時間Δt(図2参照)を高精
度に知ることができる。
【0023】このように、テスタ3に供給される発振信
号の周波数を低下させることで、高速なメモリのアドレ
スアクセスタイムを、低速な半導体集積回路装置で構成
されたテスタで簡単に測定することが可能となる。従っ
て、制御信号TSTによって可変遅延回路VDの遅延時
間を調整し、メモリ部10の出力が正しくラッチ回路1
2にラッチされたときの可変遅延回路VDの遅延時間Δ
tを測定することにより、メモリ10のアドレスアクセ
ス時間としての遅延時間を高精度に測定できる。また、
メモリ10の最大アクセス時間に一致するように可変遅
延回路VDの遅延時間Δtを調整しておいて、メモリ部
10のデータが正しくラッチ回路12にラッチされたか
否かテスタ3で検査することによって、半導体集積回路
装置の良品および不良品の判定を行なうことができる。
【0024】さらに、この実施例では、外部入力端子3
6から入力されたテストタイミング信号T3がバッファ
B3、選択回路S3およびクロック分配回路CD3を介
して、出力側のラッチ回路12に供給可能にされてい
る。上記選択回路S3は、テスタ3から外部入力端子3
7に入力される選択信号TSGによって切り換えられ、
可変遅延回路VDで遅延された信号T1’または外部入
力端子36から入力されたテストタイミング信号T3の
いずれか一方がラッチ回路12に伝えるように構成され
ている。この外部入力端子36があることにより、通常
動作の際に外部から制御用クロックを入れたり、テスト
モードの際に上記可変遅延回路VDでの最大遅延時間以
上遅れたテストタイミング信号T3を入れてテストする
ようなことが可能となる。
【0025】図3はメモリ部10とロジック部20とを
有する半導体集積回路装置1に本発明を適用した場合の
一実施例を示す。なお、図3に示されている半導体集積
回路装置1は、図1に示されている半導体集積回路装置
と同様に単結晶シリコンのような1個の半導体基板上に
集積されて形成される。また、テスト時には、図1に示
されているのと同様にテスタ3に接続される。図3にお
いて、図1に示されている符号と同一の符号が付されて
いる部分は、同一の部分を示している。
【0026】図3において、20はロジック部で、この
ロジック部20の入力側に入力データ信号Dinを取り
込んで保持するラッチ回路13が、またロジック部20
の出力側に出力データ信号を取り込んで保持するラッチ
回路14が設けられている。
【0027】この実施例では、テスタ3から外部入力端
子31に入力されたテストタイミング信号T1がバッフ
ァB1およびクロック分配回路CD1を介して上記ラッ
チ回路11のクロック端子に供給される。また、テスタ
から外部入力端子32に入力されたテストタイミング信
号T2が上記ラッチ回路13のクロック端子にバッファ
B2およびクロック分配回路CD2を介して供給され
る。テストタイミング信号T1,T2に同期して、ラッ
チ回路11,13は入力信号をそれぞれ取り込んで保持
するように構成されている。
【0028】また、上記テストタイミング信号T1また
はT2は選択回路S1,S2を介して可変遅延回路VD
に供給され、この可変遅延回路VDによって遅延された
遅延タイミング信号T1’またはT2’が選択回路S3
およびクロック分配回路CD3を介して、出力側のラッ
チ回路12,14に供給されるように構成されている。
上記選択回路S1はテスタ3から外部入力端子33に入
力される選択信号RAMPSおよびDMCによって切り
換えられて、テストタイミング信号T1またはT2のい
ずれか一方が可変遅延回路VDに伝えられる。
【0029】テストタイミング信号T1によって、メモ
リ部10をテストするように選択回路S3の切換えが行
なわれた場合、テストタイミング信号T1によってラッ
チ回路11にアドレス信号Aを取り込むことによりメモ
リ10がアクセスされたとき、メモリ10のアクセス時
間が遅延時間Δtよりも小さい場合にのみ正しい読出し
データDoutがラッチ回路12にラッチされる。従っ
て、制御信号TSTによって可変遅延回路VDの遅延時
間を調整し、メモリ部10の出力が正しくラッチ回路1
2にラッチされたときの可変遅延回路VDの遅延時間Δ
tを測定することにより、メモリ10のアドレスアクセ
ス時間としての遅延時間を高精度に測定できる。また、
メモリ10の最大アクセス時間に一致するように可変遅
延回路VDの遅延時間Δtを調整しておいて、メモリ部
10のデータが正しくラッチ回路12にラッチされたか
否かテスタ3で検査することによって、半導体集積回路
装置の良品および不良品の判定を行なうことができる。
【0030】テストタイミング信号T2によって、ロジ
ック部20をテストするように選択回路S3の切換えが
行なわれた場合、テストタイミング信号T2によってラ
ッチ回路13に入力データDinが取り込まれてロジック
部20が動作されたとき、ロジック部20での信号の遅
延が、可変遅延回路VDに設定された遅延時間Δtより
も小さい場合にのみ正しい出力データDoutがラッチ回
路14にラッチされる。従って、制御信号TSTによっ
て可変遅延回路VDの遅延時間を調整し、ロジック部2
0の出力が正しくラッチ回路14にラッチされたときの
可変遅延回路VDの遅延時間Δtを、可変遅延回路VD
からなるリングオシレータの発振周波数から測定するこ
とにより、ロジック部20の遅延時間を高精度に知るこ
とができる。また、ロジック部20の最大許容遅延時間
に一致するように可変遅延回路VDの遅延時間Δtを調
整しておいて、ロジック部20のデータが正しくラッチ
回路14にラッチされたか否かテスタ3で検査すること
によって、半導体集積回路装置の良品および不良品の判
定を行なうことができる。
【0031】なお、この実施例では、メモリ部10の遅
延時間測定のときの出力データとロジック部20の遅延
時間測定のときの出力データとを、同一の外部出力端子
KOで監視できるようにするため、ラッチ回路13,1
4の出力端子と外部出力端子KOとの間に選択回路S4
が設けられている。また、選択回路S5は、上記被検査
回路(10,20)の他にも遅延時間を測定したいメモ
リもしくはロジック部があり、かつそれらに対応して別
の可変遅延回路(VD)と発振回路が設けられている場
合に、同一の端子DMを使って各発振回路の発振周波数
を測定できるようにするための選択回路である。
【0032】図4には、図1に示されている実施例の変
形例として他の実施例が示されている。この実施例は、
メモリ部10の後段に例えばエラーチェック回路のよう
なロジック部20が接続されている半導体集積回路装置
1において、両方の回路10,20を被検査回路とし
て、それらの回路における遅延を一括して測定するよう
にしたものである。図1に示されている実施例において
は、可変遅延回路VDの出力信号がそのまま選択回路S
2を介して可変遅延回路VDの入力端子に帰還されてい
るが、図4の実施例では、可変遅延回路VDの出力信号
が選択回路S3および選択回路S2を介して、可変遅延
回路VDの入力端子に帰還させるようにして、リングオ
シレータが構成されている。
【0033】この実施例においては、テストタイミング
信号T1とその遅延信号T1’との時間差Δtを選択回
路S3の遅延時間を含んだ形でより正確に測定すること
ができる。
【0034】図5には同一のチップ内に複数個のRAM
(ランダム・アクセス・メモリ)が内蔵されている半導
体集積回路装置1に本発明を適用した場合の一実施例が
示されている。この実施例では、4個のRAM41,4
2,43,44に対して1個の可変遅延回路VDが設け
られている。各RAM41,42,43,44内には、
アドレスラッチ用のフリップフロップ11とデータラッ
チ用のフリップフロップ12がそれぞれ設けられてい
る。
【0035】RAMの遅延時間を検査するため上記フリ
ップフロップ11と12に供給されるテストタイミング
信号を発生するクロック制御回路50は、図1に示され
ている実施例とほぼ同一である。すなわち、外部からの
テストタイミング信号T1,T3用のバッファB1,B
3と、選択回路S2,S3と、可変遅延回路VDと、ク
ロック分配回路CD1,CD3とを備えている。図面の
都合上、各RAM41,42,43,44内のメモリア
レイは図示を省略してある。
【0036】図5の実施例と図1の実施例と異なる点
は、可変遅延回路VDによって構成されるリングオシレ
ータのような発振回路の発振信号を分周する分周回路D
IVの代わりに、バッファB5を設け、そのままの周波
数で出力するようにしている点と、クロック分配回路C
D1,CD3の後段に各RAM41,42,43,44
内のフリップフロップ11と12に対してそれぞれクロ
ックを供給するクロックバッファ群CA1,CA2,C
A3,CA4が設けられている点と、バッファB1,B
3およびクロック分配回路CD1,CD3がECL回路
のような差動型回路で構成されている点である。この実
施例では、可変遅延回路VDを差動型回路で構成し、そ
の差動出力を配線で逆に入れ替えて入力側に戻すことに
より、例えば図1に示されている帰還用のインバータI
NVが省略できる。従って、クロック制御回路50の回
路素子数が低減される。
【0037】この実施例では、4個のRAM41〜44
に対してクロック制御回路50を共通にしたことによ
り、各RAMごとにクロック制御回路50を設ける方式
に比べて、クロック制御回路50の占有面積および外部
端子数(DMC,TST,DM,TSG)を低減するこ
とができる。また、上記クロック分配回路CD1,CD
3からクロックバッファ群CA1,CA2,CA3,C
A4までのクロック供給配線の長さが同一となるように
設計することにより、各RAMとクロック制御回路50
との間に設けられるクロック供給配線の寄生容量による
遅延時間をほぼ各RAMに対して同一することができ
る。、これによって、各RAM41,42,43,44
のアクセス時間が同一の精度で検査することができる。
【0038】例えば、半導体基板(チップ)のレイアウ
トパターンにおいて、図13に示すように、クロック制
御回路CKCをチップの中央(チップの横の長さをx、
縦の長さをyとしたとき、チップの端からそれぞれx/
2,y/2の距離にある位置)に配置するようにすれ
ば、クロック分配回路CD1,CD3からクロックバッ
ファ群CA1,CA2,CA3,CA4までの配線の長
さが同一となるように設計することが容易となる。な
お、チップ上の複数のRAM41〜44をすべて同時に
検査したいような場合には、各RAMごとにクロック制
御回路CKCを設けるようにしてもよいことは勿論であ
る。
【0039】図6には、図1〜図5に示されている可変
遅延回路VDの一例が示されている。この可変遅延回路
VDは、特に制限されないが、7個の遅延回路DLY1
〜DLY7と2個の選択回路SEL1,SEL2とによ
って構成され、選択回路SEL1の前段に遅延回路DL
Y1〜DLY4が設けられ、選択回路SEL1とSEL
2との間に遅延回路DLY5〜DLY7が設けられてい
る。選択回路SEL1とSEL2は、図1〜図5に示さ
れている制御信号TSTに相当する制御信号DC1〜D
C4およびDC5〜DC8によって、その選択動作を制
御され、4つの入力信号のうち一つを選択して選択回路
SEL1の出力端子Oに通過させるように構成される。
【0040】同図に示されるように、遅延回路DLY1
〜DLY4は直列に接続される。入力されたタイミング
信号INは遅延回路DLY1によって遅延されて前段の
選択回路SEL1の入力端子IN1に供給される。同様
に、タイミング信号INは、遅延回路DLY1,DLY
2によって遅延されて選択回路SEL1の入力端子IN
2に供給される。さらに、タイミング信号INは、遅延
回路DLY1〜DLY3によって遅延されて選択回路S
EL1の入力端子IN3に供給される。さらにまた、タ
イミング信号INは、遅延回路DLY1〜DLY4によ
って遅延されて選択回路SEL1の入力端子IN4に供
給される。
【0041】遅延回路DLY5〜DLY7も同様に直列
に接続され、前段の選択回路SEL1から出力された遅
延タイミング信号DTSが後段の選択回路SEL2の入
力端子IN1に供給される。また、遅延タイミング信号
DTSは遅延回路DLY5によって遅延されて選択回路
SEL2の入力端子IN2に供給される。さらに、遅延
タイミング信号DTSは遅延回路DLY5,DLY6に
よって遅延されて選択回路SEL2の入力端子IN3に
供給される。さらにまた、遅延タイミング信号DTSは
遅延回路DLY5〜DLY7によって遅延されて選択回
路SEL2の入力端子IN4に供給される。
【0042】上記遅延回路DLY1〜DLY7におい
て、DLY2〜DLY4のそれぞれはDLY1によって
発生される遅延時間tpd1と異なる例えば長い遅延時間
tpd2(tpd2>tpd1)を発生するように形成され、D
LY5〜DLY7のそれぞれは上記遅延時間tpd2より
も短い遅延時間tpd4(例えばtpd4=tpd2/4)を持
つように形成されている。すなわち、遅延回路DLY1
〜DLY7の遅延時間は重み付けされて形成されてい
る。これによって、少ない遅延回路で表1に示すような
16通りの遅延時間が多段階的に得られる。なお、表1
中のtpd3とtpd5は、それぞれ選択回路SEL1とSE
L2の遅延時間と対応するとみなされる。
【0043】
【表1】
【0044】なお、上記制御信号DC1〜DC4および
DC5〜DC8は、前述した制御信号TSTに相当す
る。ただし、制御信号DC1〜DC8の入力用に8本の
端子を割り当てる代わりに、外部入力端子35と可変遅
延回路VDとの間にシフトレジスタとデコーダを設け、
1本の外部入力端子35からシフトレジスタに所望の制
御データをシリアルに入力し、それをデコーダによって
デコードすることにより、上記制御信号DC1〜DC8
を形成するようにしても良い。この場合、テスト用の外
部端子数が低減される。
【0045】図7および図8には、図6に示された上記
可変遅延回路VDを構成する遅延回路DLY1〜DLY
7の具体的な回路構成例が示されている。また、図9に
は図6に示された選択回路SEL1とSEL2の具体的
な回路構成例が示されている。特に制限されないが、図
7〜図9にはバイポーラトランジスタで構成された差動
回路が一例として示されているが、MOSFETや抵抗
素子および容量素子を用いて構成できることは言うまで
もない。
【0046】図7に示す遅延回路は、ECL(エミッタ
・カップルド・ロジック)回路を変形した差動型遅延回
路である。この遅延回路は、カレントスイッチ部CSと
エミッタフォロワ部EF1,EF2を含む。上記カレン
トスイッチ部CSは、入力差動トランジスタQ20,Q
21とトランジスタQ20,Q21のコレクタと接地電
位のような第1の電源電圧VCCとの間に結合されたコ
レクタ抵抗R21,R22、上記トランジスタQ20,
Q21の共通エミッタ端子に接続された定電流用トラン
ジスタQ22およびそのエミッタ抵抗R23とを含む。
そして、上記トランジスタQ20,Q21のベース端子
には差動入力信号PI,NIが供給され、トランジスタ
Q22のベース端子には定電圧VCSTが供給され、定
電流源として動作する。
【0047】エミッタフォロワ部EF1,EF2は、エ
ミッタフォロワ出力トランジスタQ25,Q26とトラ
ンジスタQ25,Q26のエミッタ端子に接続された定
電流用トランジスタQ27,Q28と、トランジスタQ
27,Q28のエミッタ端子と負電位のような第2電源
電圧VEEとの間に接続されたエミッタ抵抗R24,R
25とを含む。そして、出力トランジスタQ25,Q2
6のベース端子に上記カレントスイッチCSを構成する
差動トランジスタQ20,Q21の各コレクタ電圧が供
給され、トランジスタQ25,Q26のエミッタ端子か
ら出力信号PO,NOが出力されるように構成されてい
る。また、トランジスタQ27,Q28のベース端子に
は定電圧VCSTが供給され、定電流源として動作す
る。
【0048】さらに、カレントスイッチCSを構成する
差動トランジスタQ20,Q21の各コレクタ端子と、
エミッタフォロワEF1,EF2の出力トランジスタQ
25,Q26のベース端子との間に設けられた信号配線
L1,L2の途中に、バイポーラトランジスタのベース
容量を利用した容量素子Q23,Q24が接続される。
このバイポーラトランジスタQ23,Q24は遅延素子
とされ、その大きさもしくは数を変えることにより、異
なる遅延時間を持つ遅延回路を得ることができる。
【0049】図8に示す遅延回路は、シングル出力のE
CL回路を2段直列に接続した遅延回路の例である。前
段のECL回路G1は、カレントスイッチ部CS1とエ
ミッタフォロワ部EF1を含む。上記カレントスイッチ
部CS1は、入力差動トランジスタQ50とトランジス
タQ50のコレクタと第1の電源電圧VCCとの間に結
合されたコレクタ抵抗R51、上記トランジスタQ5
0,Q51の共通エミッタ端子に接続された定電流用ト
ランジスタQ52およびそのエミッタ抵抗R52とを含
む。トランジスタQ50のコレクタは第1の電源電圧V
CCに直接接続されている。
【0050】そして、上記トランジスタQ50のベース
端子には入力信号INが供給され、トランジスタQ51
のベース端子には、ロジックスレッショールドとして第
1電源電圧と第2電源電圧の中間の参照電圧VBBが供
給される。トランジスタQ52のベース端子には定電圧
VCSTが供給され、定電流源として動作する。
【0051】エミッタフォロワ部EF1は、エミッタフ
ォロワ出力トランジスタQ54とトランジスタQ54の
エミッタ端子に接続された定電流用トランジスタQ55
と、トランジスタQ55のエミッタ端子と負電位のよう
な第2電源電圧VEEとの間に接続されたエミッタ抵抗
R53とを含む。そして、出力トランジスタQ54のベ
ース端子に上記カレントスイッチCS1を構成する差動
トランジスタQ50のコレクタ電圧が供給され、トラン
ジスタQ54のエミッタ端子から次段のECL回路G2
の出力信号が出力されるように構成されている。
【0052】また、トランジスタQ55のベース端子に
は定電圧VCSTが供給され、定電流源として動作す
る。カレントスイッチ部CS1とエミッタフォロワEF
1とを結ぶ配線L3の途中にバイポーラトランジスタの
ベース容量を利用した容量素子Q53が、遅延素子とし
て接続されている。
【0053】後段のECL回路G2は、カレントスイッ
チ部CS2とエミッタフォロワ部EF2を含む。上記カ
レントスイッチ部CS2は、入力差動トランジスタQ5
6とトランジスタQ56のコレクタと第1の電源電圧V
CCとの間に結合されたコレクタ抵抗R54、上記トラ
ンジスタQ56,Q57の共通エミッタ端子に接続され
た定電流用トランジスタQ58およびそのエミッタ抵抗
R55とを含む。トランジスタQ57のコレクタは第1
の電源電圧VCCに直接接続されている。
【0054】そして、上記トランジスタQ56のベース
端子には前段のECL回路G1の出力信号が供給され、
トランジスタQ55のベース端子には、ロジックスレッ
ショールドとして参照電圧VBBが供給される。トラン
ジスタQ58のベース端子には定電圧VCSTが供給さ
れ、定電流源として動作する。
【0055】エミッタフォロワ部EF2は、エミッタフ
ォロワ出力トランジスタQ60とトランジスタQ60の
エミッタ端子に接続された定電流用トランジスタQ61
と、トランジスタQ61のエミッタ端子と負電位のよう
な第2電源電圧VEEとの間に接続されたエミッタ抵抗
R56とを含む。そして、出力トランジスタQ60のベ
ース端子に上記カレントスイッチCS2を構成する差動
トランジスタQ56のコレクタ電圧が供給され、トラン
ジスタQ60のエミッタ端子から出力信号OUTが出力
されるように構成されている。
【0056】また、トランジスタQ61のベース端子に
は定電圧VCSTが供給され、定電流源として動作す
る。カレントスイッチ部CS2とエミッタフォロワEF
2とを結ぶ配線L4の途中にバイポーラトランジスタの
ベース容量を利用した容量素子Q59が、遅延素子とし
て接続されている。このバイポーラトランジスタQ5
3,Q59の大きさもしくは数を変えることにより、異
なる遅延時間を持つ遅延回路を得ることができる。
【0057】この遅延回路は、ECLインバータ回路を
2段直列に接続しているため、参照電圧VBBがずれた
場合にも1段の場合に比べてトータルの遅延時間のずれ
が小さくなるという利点がある。すなわち、参照電圧V
BBが所定値以下となった場合、1段目のインバータ回
路G1の遅延時間は増大し、2段目のインバータ回路G
1の遅延時間は減少する。したがって、G1,G2の合
計の遅延時間は、ほとんど変化しないと見なすことがで
きる。その結果、参照電圧VBBの変化に対して遅延時
間がそれほど変化しない遅延回路を提供することができ
る。なお、上記バイポーラトランジスタQ53,Q59
の代わりにMOSFETのゲート容量を利用した容量素
子を接続するようにしても良い。
【0058】図9に示す選択回路は、ECLシリーズゲ
ートを変形したもので、この選択回路は、第1段目の4
つのカレントスイッチ(Q30,Q31),(Q32,
Q33),(Q34,Q35),(Q36,Q37)
と、共通コレクタ抵抗R31,R32と、定電流源(Q
44,R33)と、上記4つのカレントスイッチと定電
流源(Q44,R33)との間に設けられた第2段目の
カレントスイッチMCSと、エミッタフォロワEF1
1,EF12とを含む。2段目カレントスイッチMCS
はエミッタ共通接続されたトランジスタQ40,Q4
1,Q42,Q43とからなり、これらのトランジスタ
Q40〜Q43の共通エミッタが上記定電流用トランジ
スタQ44のコレクタ端子に接続されている。定電流源
はトランジスタQ76とそのエミッタ端子接続された抵
抗R72とからなり、トランジスタQ44のベース端子
には定電圧VCSTが供給され、定電流源として動作す
る。
【0059】また、2段目カレントスイッチMCSを構
成するトランジスタQ40,Q41,Q42,Q43の
各コレクタ端子は、上記1段目カレントスイッチ(Q3
0,Q31),(Q32,Q33),(Q34,Q3
5),(Q36,Q37)の各共通エミッタに接続され
ている。1段目カレントスイッチを構成するトランジス
タのうち、Q30,Q32,Q34,Q36のコレクタ
端子は共通結合され、共通コレクタ抵抗R31を介して
第1電源電圧VCCに接続され、1段目カレントスイッ
チを構成するトランジスタのうち、Q31,Q33,Q
35,Q37のコレクタ端子は共通結合され、共通コレ
クタ抵抗R32を介して第1電源電圧VCCに接続され
ている。
【0060】エミッタフォロワ部EF11,EF12
は、エミッタフォロワ出力トランジスタQ38,Q39
とトランジスタQ38,Q39のエミッタ端子に接続さ
れた定電流用トランジスタQ45,Q46と、トランジ
スタQ45,Q46のエミッタ端子と負電位のような第
2電源電圧VEEとの間に接続されたエミッタ抵抗R3
4,R35とを含む。そして、出力トランジスタQ38
のベース端子に、上記1段目カレントスイッチを構成す
る差動トランジスタQ30,Q32,Q34,Q36の
共通コレクタ電圧が供給され、トランジスタQ38のエ
ミッタ端子から出力信号NOが出力される。また、出力
トランジスタQ39のベース端子に、上記1段目カレン
トスイッチを構成する差動トランジスタQ31,Q3
3,Q35,Q37の共通コレクタ電圧が供給され、ト
ランジスタQ39のエミッタ端子から出力信号POが出
力されるように構成されている。なお、トランジスタQ
45,Q46のベース端子には定電圧VCSTが供給さ
れ、定電流源として動作する。
【0061】この実施例の選択回路は、1段目の4つの
カレントスイッチを構成するトランジスタ(Q30,Q
31),(Q32,Q33),(Q34,Q35),
(Q36,Q37)の各ベース端子に、差動入力信号
(PI1,NI1),(PI2,NI2),(PI3,
NI3),(PI4,NI4)が入力され、かつ上記2
段目カレントスイッチMCSを構成するトランジスタQ
40〜Q43のベース端子に選択信号C1,C2,C
3,C4が供給されることによって、1段目のいずれか
一つのカレントスイッチに電流が流れて、入力信号(P
I1,NI1),(PI2,NI2),(PI3,NI
3),(PI4,NI4)のいずれか一組に対応した差
動出力信号PO,NOがエミッタフォロワEF11,E
F12から出力される。
【0062】図10は、図1〜図5に示されたメモリ1
0またはRAM41〜44の具体的回路構成を示してい
る。同図に示されているように、この実施例ではメモリ
10またはRAM41〜44は、バイポーラ・スタティ
ックRAMとされている。
【0063】図10において、M−ARYはSBD負荷
切換型メモリセルMC00〜MCmnがマトリックス状
に配設されてなるメモリアレイ、XDCRはメモリアレ
イM−ARY内の複数のワード線W0〜Wmの中からX
系アドレス信号X0〜Xkに対応する1本のワード線を
選択するXデコーダ、YDCRはメモリアレイM−AR
Y内の複数対のビット線の中からY系アドレス信号Y0
〜Yjに対応する1対のビット線上のカラムスイッチQ
12,Q13を選択的にオンするYデコーダ、SAは選
択されたビット線対に流れる電流差を検出して読出しデ
ータ信号を増幅するセンスアンプ、WAは書込みデータ
信号に基づいてメモリセル内のトランジスタQ1,Q2
とカレントスイッチを構成するビット線対上のトランジ
スタQ9,Q10のいずれか一方をオンさせてメモリセ
ルに書込みを行なうライトアンプ、CONTは外部から
の書込み制御信号WEに基づいてライトアンプWAを制
御する書込み制御回路である。
【0064】この実施例では、上記XデコーダXDCR
の前段にXアドレス信号X0〜Xkを取込む入力バッフ
ァ兼ラッチ回路XA0〜XAkが、また上記Xデコーダ
YDCRの前段にYアドレス信号Y0〜Yjを取込む入
力バッファ兼ラッチ回路YA0〜YAjが、さらにセン
スアンプSAの後段に出力バッファ兼ラッチ回路DOが
設けられている。また、特に制限されないが、上記書込
み制御回路CONTおよびライトアンプWAの前段にも
入力バッファ兼ラッチ回路WIBとDIBが設けられて
いる。
【0065】上記バッファ兼ラッチ回路XA0〜XA
k、YA0〜YAj、WIBとDIB、DOは、例えば
図5の実施例で説明したクロック制御回路CKCからタ
イミング信号としてのクロック(T1,T1’)を供給
され、メモリアレイ部の遅延時間検査時に、アドレス信
号、データ信号および制御信号のラッチするためのテス
ト用ラッチ回路として動作する。一方、上記バッファ兼
ラッチ回路DOは、クロック制御回路CKCから供給さ
れるクロックがロウレベルに固定された通常動作時に
は、通常のバッファ回路と同様に動作し、入力信号をそ
のまま出力させるように構成されている。このようにす
ることによって、通常動作時におけるメモリ(RAM)
10のアクセスタイムを高速化することができる。
【0066】従って、ラッチ回路XA0〜XAk、YA
0〜YAjがXアドレス信号X0〜XkおよびYアドレ
ス信号Y0〜Yjをラッチすると、1本のワード線と1
対のビット線が選択されて、選択されたメモリセルの保
持データがセンスアンプSAによって増幅され、ラッチ
回路DOにラッチされる。ここで、回路の一部に欠陥が
あった場合、アドレスラッチからデータラッチまでの遅
延時間すなわちアドレスアクセスタイムが増加する。そ
のため、クロック制御回路CKCから所定の遅延時間ず
れた2つのクロックT1,T1’をラッチ回路XA0〜
XAk、YA0〜YAjにそれぞれ供給し、ラッチ回路
DOが正しいデータをラッチできたか否か判定すること
で、メモリ10の遅延時間を検査し、回路の欠陥の有無
を検出することができる。
【0067】本発明を半導体集積回路装置に内蔵される
バイポーラスタティックRAMのように高速なアドレス
アクセスタイムを有する記憶装置の検査に用いることに
よって、上記記憶装置のアドレスアクセスタイムを低速
な半導体集積回路装置により構成されたテスタで精度良
くしかも簡単に測定できる。
【0068】図11には、図10に示されたバッファ兼
ラッチ回路DOの具体的な回路構成例が示されている。
このバッファ兼ラッチ回路DOは、ECLシリーズゲー
トを利用したもので、第1段目の2つのカレントスイッ
チ(Q70,Q71),(Q72,Q73)と、共通コ
レクタ抵抗R71と、定電流源(Q76,R72)と、
上記2つのカレントスイッチと定電流源(Q76,R7
2)との間に設けられた第2段目のカレントスイッチ
(Q74,Q75)と、エミッタフォロワEF31とを
含む。第2カレントスイッチを構成するトランジスタQ
74,Q75はエミッタ共通接続されて、その共通エミ
ッタが上記定電流用トランジスタQ76のコレクタ端子
に接続されている。定電流源はトランジスタQ76とそ
のエミッタ端子接続された抵抗R72とからなり、トラ
ンジスタQ76のベース端子には定電圧VCSTが供給
され、定電流源として動作する。
【0069】また、2段目カレントスイッチを構成する
トランジスタQ74,Q75の各コレクタ端子は、上記
1段目カレントスイッチ(Q70,Q71),(Q7
2,Q73)の各共通エミッタに接続されている。1段
目カレントスイッチを構成するトランジスタのうち、Q
70とQ72のコレクタ端子は共通結合されて電源電圧
VCCに接続され、1段目カレントスイッチを構成する
トランジスタのうち、Q71とQ73のコレクタ端子は
共通結合され、共通コレクタ抵抗R71を介して電源電
圧VCCに接続されている。
【0070】エミッタフォロワ部EF31は、エミッタ
フォロワ出力トランジスタQ77とトランジスタQ77
のエミッタ端子に接続されたエミッタ抵抗R73とを含
む。そして、出力トランジスタQ77のベース端子に上
記1段目カレントスイッチを構成する差動トランジスタ
Q71,Q73の共通コレクタ電圧が供給され、トラン
ジスタQ77のエミッタ端子から出力信号DOUTが出
力されるように構成されている。
【0071】この実施例のバッファ兼ラッチ回路DO
は、1段目カレントスイッチを構成するトランジスタQ
70,Q71のベース端子に差動入力信号SOP,SO
Nが印加され、トランジスタQ73のベース端子に参照
電圧VBB、Q72のベース端子に出力信号DOUTが
フィードバックされるように構成されている。そして、
上記1段目カレントスイッチと定電流用トランジスタQ
76との間に設けられたエミッタ共通接続の2段目カレ
ントスイッチ・トランジスタQ74,Q75のベース端
子に相補クロック信号CKP,CKNが供給されるよう
になっている。
【0072】従って、このバッファ兼ラッチ回路DO
は、クロックCKPがハイレベルされると、カレントス
イッチ(Q70,Q71)の側に電流が流れ、差動入力
信号SOP,SONを取り込んで対応するレベルの出力
信号DOUTをエミッタフォロワEF31から出力す
る。この出力信号DOUTが、2段目カレントスイッチ
(Q72,Q73)のQ72に帰還されているため、ク
ロックCKPがロウレベルにされるとカレントスイッチ
(Q72,Q73)の側に電流が流れ、その信号状態を
保持する。一方、クロックCKPが連続してハイレベル
にされると、カレントスイッチ(Q70,Q71)の側
に電流が流れ続けるため、回路は通常のECLバッファ
として動作する。なお、図11の回路は、図10に示さ
れているラッチ回路XA0〜XAkと、YA0〜YAj
に利用することが可能である。
【0073】図12には、図7〜図9に示されている回
路の定電流用トランジスタのベース端子に供給される定
電圧VCSTの発生回路の一例が示されている。この定
電圧発生回路は、電源電圧VCCとVEEとの間に直列
接続されたMOSFET M1と抵抗R81とダイオー
ドD61,D62,D63とからなる基準電圧発生回路
と、この基準電圧発生回路で発生された基準電圧(抵抗
R81とダイオードD61の接続ノードN1の電位)を
ベース端子に受けるトランジスタQ80とそのエミッタ
抵抗R82とからなる低出力インピーダンスのエミッタ
フォロワと、ノードN1と電源電圧VEEとの間に接続
されたスイッチング手段としての制御用MOSFET
M2とによって構成されている。
【0074】この定電圧発生回路では、遅延時間の検査
時に制御入力信号PCがロウレベルにされるので、MO
SFET M1がオン状態とされ、MOSFET M2
がオフ状態とされる。そのため、トランジスタQ80が
オン状態とされ、VEE+3Vf−VBE(Vfは各ダイ
オードD81,D82,D83の順方向電圧、VBEはト
ランジスタQ80のベース・エミッタ間電圧)のような
レベルの定電圧VCSTが発生される。なお、VBE=V
fの場合には、発生される定電圧VCSTのレベルは、
VEE+2VBEのようなレベルとなる。
【0075】一方、制御入力信号PCがハイレベルにさ
れると、MOSFET M2がオン状態とされ、MOS
FET M1がオフ状態とされる。そのため、トランジ
スタQ80がオフ状態とされ、出力電圧VCSTがVE
Eのようなレベルに固定される。その結果、この電圧を
受ける回路(図7〜図9参照)の定電流源がカットオフ
されるので、遅延時間の非検査時におけるクロック制御
回路50の消費電力を低減することができる。言い換え
るならば、半導体集積回路装置の通常動作時において、
クロック制御回路50内の遅延時間検査時にのみ用いら
れる可変遅延回路VDの消費電力が”0”とされて、半
導体集積回路装置全体としての消費電力が低減される。
【0076】次に、図14および図15を用いて、本発
明を適用した半導体集積回路装置の診断方法を説明す
る。このうち、図14は被検査回路の遅延時間の測定方
法を示し、また図15は半導体集積回路装置の良品およ
び不良品の判定方法を示す。
【0077】例えば、図1の被検査回路10の遅延時間
を測定する場合には、先ずテスタ3から制御信号TST
を出力させて可変遅延回路VDの遅延時間を最小に設定
する(ステップS1)。次に、テスタ3からタイミング
信号T1を入れて被検査回路10を動作させ、タイミン
グ信号T1’が供給されるラッチ回路12が出力データ
を正しくラッチしているか否かをテスタ3で調べる(ス
テップS2,S3)。ラッチ回路12でラッチされた出
力データが誤っていると判断されたときは、ステップS
4へ移行し、可変遅延回路VDの遅延時間を1段階増加
させるような制御信号TSTをテスタ3から出力させて
ステップS2へ戻り、再度被検査回路10を動作させて
検査する。
【0078】そして、被検査回路10の出力データが正
しくラッチ回路12にラッチされたと判断された場合に
は、テスタ3から制御信号DSCを出力させて選択回路
S2を切り換え、可変遅延回路VDの出力をインバータ
INVを介して可変遅延回路VDの入力端子に帰還させ
てリングオシレータのような発振回路を構成し、リング
オシレータとして動作させる。そして、そのリングオシ
レータの発振信号を外部端子DMへ出力させ、テスタ3
でその周波数を測定する(ステップS5)。この周波数
から可変遅延回路VDの遅延時間を計算することによ
り、被検査回路10の遅延時間が測定される(ステップ
S6)。
【0079】一方、図1の半導体集積回路装置が良品か
不良品かを判定する場合には、図10に示すように、先
ずテスタ3から制御信号TSTを出力させて可変遅延回
路VDの遅延時間を最小(または最大)に設定する(ス
テップS11)。次に、可変遅延回路VDの出力をイン
バータINVを介して可変遅延回路VDの入力端子に帰
還させてリングオシレータのような発振回路を構成し、
リングオシレータとして動作させる。そして、そのリン
グオシレータの発振信号を外部端子DMへ出力させ、テ
スタ3でその周波数を測定する(ステップS12)。そ
して、可変遅延回路VDの遅延時間を計算し、この遅延
時間が被検査回路10に要求されている最大許容遅延時
間に一致しているか否かをテスタで測定して判定する
(ステップS13)。
【0080】一致していないときは、ステップS14で
テスタ3から制御信号TSTを出力させて可変遅延回路
VDの遅延時間を1段階増加(または減少させて)ステ
ップS12へ戻り、再度リングオシレータの発振信号の
周波数を測定して可変遅延回路VDの遅延時間を計算す
る。遅延時間が被検査回路10に要求されている最大許
容遅延時間に一致したなら、テスタ3から制御信号DS
Cを出力させて選択回路S2を切り換え、テスタ3から
タイミング信号T1を入力してタイミング信号T1’を
形成し、タイミング信号T1およびT1’を被検査回路
10に供給して動作させ、タイミング信号T1’を受け
るラッチ回路12が出力データを正しくラッチしている
か否かをテスタ3で調べる(ステップS15,S1
6)。そして、ラッチ回路12にラッチされたデータが
誤っているとき、半導体集積回路装置は不良品と判定さ
れ、ラッチ回路12にラッチされた出力データが正しい
とき、半導体集積回路装置は良品と判定される。
【0081】以上説明したように、上記実施例は、遅延
時間を検査したい被検査回路10の入力側と出力側に各
々ラッチ回路11,12を設け、かつ外部のテスタ3か
ら供給されたタイミング信号T1もしくは内部で発生さ
れたタイミング信号を、外部のテスタ3からの指示によ
り任意に遅延させることが可能な可変遅延回路を設け、
上記タイミング信号T1とそれを可変遅延回路で遅延さ
せた遅延タイミング信号T1’を上記各ラッチ回路1
1,12にそれぞれクロック信号として供給させるよう
にするとともに、上記可変遅延回路の出力信号T1’を
この可変遅延回路の入力端子に帰還させてリングオシレ
ータのような発振回路を構成し、この発振回路の発振信
号を外部端子DMよりテスタ3へ出力可能に構成したの
で、1つのタイミング信号T1に基づいて所望の時間だ
け遅延された信号T1’が半導体集積回路装置内部で自
動的に生成されるようになる。そのため、そのような遅
延タイミング信号T1’を半導体集積回路装置の外部で
形成して半導体集積回路装置へ供給する場合に比べて試
験装置としてのテスタ3の負担を軽減することができる
とともに、発振回路からの発振信号の周波数を外部のテ
スタ3で測定するだけでタイミング信号T1’のタイミ
ング信号T1に対するの遅延時間Δtを知ることができ
るため、遅延時間を直接測定する場合に比べて高精度の
測定装置が不要となり、試験装置としてのテスタ3のコ
ストを下げることができる。
【0082】また、本発明においては、プロービングテ
ストで半導体集積回路装置内の被検査回路10の遅延時
間を高精度に測定できるため、パッケージに組み立てた
後の試験を実施することなく、半導体集積回路装置がに
不良品であるか良品であるかを知ることができる。これ
によって、無駄なパッケージへの組立てを減らすことが
できるので、半導体集積回路装置の単価を下げることが
可能になる。
【0083】以上、本発明者によってなされた発明を実
施例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例
に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲
で種々変更可能であることはいうまでもない。例えば、
上記実施例では、被検査回路10の入力側のラッチ回路
を動作させるタイミング信号(T1,T2)が外部から
与えられるように構成されているが、このタイミング信
号はチップ内部で発生させるようにすることも可能であ
る。すなわち、半導体集積回路装置の内部にタイミング
信号T1,T2を発生する発振回路を設けた場合であっ
ても、本発明を適用することができる。
【0084】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野であるメモリ
を内蔵した半導体集積回路装置に適用した場合について
説明したが、この発明はそれに限定されるものでなく、
論理回路のみから成るような半導体集積回路装置にも利
用することができる。
【0085】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
のとおりである。
【0086】すなわち、高精度の測定装置や試験装置を
用いずにまたプロービングテストで半導体集積回路装置
内部の回路の遅延時間を高精度に測定できるようにな
り、これによって試験装置のコストおよび半導体集積回
路装置の単価を下げることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明をメモリを内蔵した半導体集積回路装置
に適用した場合の一実施例を示すブロック構成図、
【図2】被検査回路の前後に設けられるラッチ回路を動
作させるタイミング信号の関係を示すタイミングチャー
ト、
【図3】本発明をメモリとロジック部とを有する半導体
集積回路装置に適用した場合の一実施例を示すブロック
構成図、
【図4】本発明の他の実施例を示すブロック構成図、
【図5】本発明を同一のチップ内に複数個のRAMが内
蔵されている半導体集積回路装置に適用した場合の一実
施例を示すブロック構成図、
【図6】上記実施例における可変遅延回路の一例を示す
ブロック構成図、
【図7】可変遅延回路を構成する遅延回路の具体的な構
成例を示す回路図、
【図8】可変遅延回路を構成する遅延回路の他の構成例
を示す回路図、
【図9】選択回路の具体的な構成例を示す回路図、
【図10】本発明をバイポーラ・スタティックRAMに
適用した場合の一実施例を示す回路構成図、
【図11】バッファ兼ラッチ回路の具体的な構成例を示
す回路図、
【図12】クロック制御回路に供給される定電圧の発生
回路の一例を示す回路図、
【図13】本発明をチップの実装構造としてLOC構造
を採用した半導体集積回路装置に適用する場合の好適な
レイアウトの一例を示す説明図、
【図14】被検査回路の遅延時間の測定方法の一例を示
すフローチャート、
【図15】半導体集積回路装置の良品/不良品の判定方
法の一例を示すフローチャート。
【符号の説明】
10 メモリ部 11,12,13,14 ラッチ回路 20 ロジック部 31,32,33 タイミング信号入力端子 41,42,43,44 内蔵メモリ S1,S2,S3 選択回路 CD1,CD2,CD3 クロック分配回路 VD 可変遅延回路 DIV 分周回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩本 恵津子 東京都青梅市今井2326番地 株式会社日立 製作所デバイス開発センタ内 (72)発明者 内田 明久 東京都青梅市今井2326番地 株式会社日立 製作所デバイス開発センタ内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体集積回路装置内の被検査回路の前
    後にそれぞれ設けられたラッチ回路と、外部からの指示
    により遅延時間を変更可能な可変遅延回路とを備えた半
    導体集積回路装置であって、上記前段のラッチ回路に供
    給されるタイミング信号が上記可変遅延回路で遅延され
    て上記後段のラッチ回路に供給されて上記被検査回路の
    遅延時間が検査可能に構成されているとともに、上記可
    変遅延回路の出力信号は選択回路を介して該可変遅延回
    路の入力端子に帰還されて発振回路が形成可能に構成さ
    れ、かつこの発振回路の発振信号が装置の外部に出力可
    能に構成されてなることを特徴とする半導体集積回路装
    置。
  2. 【請求項2】 外部からのタイミング信号が供給される
    べき外部入力端子と、該外部入力端子および上記可変遅
    延回路と上記後段のラッチ回路との間に設けられた選択
    回路とを備え、上記外部入力端子からのタイミング信号
    または上記可変遅延回路で遅延されたタイミング信号の
    いずれか一方が、選択的に上記後段のラッチ回路に供給
    可能に構成されていることを特徴とする請求項1記載の
    半導体集積回路装置。
  3. 【請求項3】 複数の被検査回路に対応して、発振回路
    を形成可能な可変遅延回路が共通に設けられていること
    を特徴とする請求項1または2記載の半導体集積回路装
    置。
  4. 【請求項4】 上記発振回路の発振出力は分周回路を介
    して外部に出力可能に構成されていることを特徴とする
    請求項1,2または3記載の半導体集積回路装置。
  5. 【請求項5】 上記ラッチ回路は制御信号によって入力
    信号をラッチする動作と入力信号をそのまま通過させる
    動作とに切り換え可能に構成されていることを特徴とす
    る請求項1,2,3または4記載の半導体集積回路装
    置。
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