JPH0643082B2 - ゲート切断方法 - Google Patents

ゲート切断方法

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JPH0643082B2
JPH0643082B2 JP18873089A JP18873089A JPH0643082B2 JP H0643082 B2 JPH0643082 B2 JP H0643082B2 JP 18873089 A JP18873089 A JP 18873089A JP 18873089 A JP18873089 A JP 18873089A JP H0643082 B2 JPH0643082 B2 JP H0643082B2
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gate
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cutting
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利賢 奥村
行雄 中村
典永 米岡
修一 八川
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Nachi Fujikoshi Corp
National Aerospace Laboratory of Japan
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National Aerospace Laboratory of Japan
Fujikoshi KK
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はプラスチックスの射出成形方法に関し、特にプ
ラスチックスの射出成形において、キャビティへの注入
口であるゲートにはサイドゲート、ピンゲート、ファン
ゲート、フイルムゲート等があるうち、ピンゲートを除
いて、通常製品部とランナーはゲートで連結されたまま
成形金型から取出され、後工程でゲートを切断し、製品
として完成するが本発明は、成形中に金型内で理想的な
状態でゲートを切断し、製品部とランナーを切離した状
態で取出すようにしたゲート切断方法に関する。
(従来の技術) 従来のゲート切断方法としては、例えば特願昭63-24994
9号(特公平5-9254号)に開示する出願中かつ未公開の
ものがあり、このものでは金型ゲート部を構成する部材
を、金型キャビティあるいはコアに対し、摺動可能にし
ておき、射出充填後のゲートシールが完了した後に、
(又は保圧過程中に)、前記部材に微小振動(又は往復
動)を与え、この振動エネルギによってゲート近傍のプ
ラスチックを軟化し、充分軟化した時点で前記部材を強
制的に変位させてゲートを切断することを特徴とするゲ
ート切断方法が提案されている。
(発明が解決しようとする課題) 上記したゲート切断方法はゲート切断跡が残らないため
に外観上きわめて良好な製品を得ることができたが、摺
動する金型ゲート部を構成する部材が、微小振動又は往
復動するとき、その部材と当接する相手方部材即ち非摺
動側の固定部を形成する金型キャビティあるいはコア、
との間でスプルー、又はスプルーからゲートに至るラン
ナー、を形成するプラスチックが部材と相手方金型キャ
ビティあるいはコアとの間で摩擦を起こして不具合を発
生させたり、部材と非摺動側にプラスチックが付着し、
次ショットの製品が不良となるので、ショット後その度
に付着したプラスチックの清掃が必要であった。
本発明の課題は、スプルー部、又はスプルー部からゲー
トに至るランナー部、を形成する部材及び相手側非摺動
部材にプラスチックが付着摩擦しないようなゲート切断
方法を提供することにある。
(課題を解決するための手段) このため本発明は特許請求の範囲記載のゲート切断方法
を提供することによって、上述した従来技術の課題を解
決した。
(実施例) 次に本発明の実施例につき、図面を参照して説明する
と、第1図は2個取りの場合の実施例ゲート切断方法に
使用される金型断面図を示し、ゲート22,22の切断
装置をなす金型ゲート部22とランナー部25とを構成
する第1の部材であるゲート切断駒2は、2個、可動側
金型である可動側入子12に回転可能に装着されてい
る。可動側入子12は図示しない装置に支持された固定
側本体20に対して、型開きするため図示位置より後退
可能にされた可動側本体19内に着脱可能に取付けら
れ、流入樹脂1を成型するキャビティ21又はコアを有
する。固定側入子13は固定側本体20内に着脱可能に
配置され、可動側入子12と協働して成型金型コア又は
キャビティを当接面側に形成する。
23は製品、22はゲート、24はスプルー部、そして
25はスプルー部24とゲート22とを連結するランナ
ー部で、ゲート切断駒2のみぞとして、外方が露出して
形成される。そしてこのランナー部25に摺接する面2
6を有する第2の部材である切断駒サポート6が、第1
の部材であるゲート切断駒2に対して従動可能に、即ち
切断駒2が微小振動するときはサポート6も微小振動す
るように、固定側入子13内にかつ固定側本体20に軸
受7′を介して回転可能に支持されている。
なお、実施例ではゲート切断駒2には2個取りのためラ
ンナー部25が形成されるが、1個取りのときはスプル
ー部24のみ形成されることができ、ゲート切断駒2の
スプルー24と切断駒サポート6の面26とが当接配置
されることができることはいうまでもない。第2図は第
1図のII−II線に沿った断面図で、14′,15′,1
6′はそれぞれ第1図のエシェクタープレート27に一
端を固定され、可動側本体19又は回転軸3を貫通す
る、ゲート部ランナー排出ピン14、スプルー排出ピン
15及び製品排出ピン16の各位置を示す。11はガス
ベント、17は冷却通水穴である。切断駒サポート6は
ゲート切断駒と一緒に回転軸3で同期駆動されてもよ
い。ゲート切断駒2は回転軸3に対して切断駒固定キー
5により固定され、回転軸3は、可動側本体19に軸受
7,7及び回転軸サポート4を介して回転可能に支持さ
れている。各回転軸3,3はピニオン3′,3′を有
し、ピニオンはラック8のラックギヤ8,8′と噛み合
わされている。回転軸3はサポート駒6を回転させ、ゲ
ート切断駒6をサポート6に対し従動/同期させてもよ
い。第3図は第1図のIII−III線に沿った断面図でラッ
ク8及び回転軸3の駆動装置を示す。ラック8は油圧サ
ーボシリンダジョイントピン9によって油圧サーボシリ
ンダ18の図示しないロッドと連結されている。油圧サ
ーボシリンダ18はシリンダ固定板10を介して可動側
本体に固定されており、図示しない油圧源及びサーボ弁
により駆動され、ジョイントピン9及びラック8が微小
振動可能にされており、そしてラックギヤ8′,8′と
噛み合うピニオン3′,3′を介して回転軸3,3を微
小振動回転可能にされている。
本発明による第1のゲートの切断方法について説明す
る。図示しない射出成型機のノズル先端部よりスプルー
部24内に射出が開始されると、流入樹脂1は、スプル
ー部24、ランナー部25及びゲート22,22を通っ
てキャビティ21,21に充填される。充填が終了する
と保圧をしながら(プラスチックスは冷却されるに伴っ
て収縮するため収縮を補うために充填圧を保持する)冷
却工程に入り、ゲート22,22が冷却固化してゲート
シールされる。一般にゲート22の断面積はキャビティ
21のどの部分よりも小さいために製品部の冷却よりゲ
ート22の冷却が早く、ゲートシール後は保圧の効果は
無くなるのでゲートシール完了時にゲート切断しても製
品には何ら影響がない。ゲートシールが完了すると、図
示しない装置により、サーボシリンダ18は微小振動往
復運動をくり返す。このサーボシリンダ18の往復運動
ラックギヤ8,8′、ピニオン3′、3′を介して回転
軸3及びゲート切断駒2を微小振動させることになり、
この振動エネルギによってキャビティ21とゲート22
との界面の樹脂は発熱し軟化する。
ゲート22の樹脂が軟化すると強制的に回転軸3を所望
量回転変位させ、ゲート22を切断する。なお、振動エ
ネルギによる発熱は樹脂部のみに発生し、回転軸3表面
のカット面の発熱は無視できる量であるためゲート切断
と同時に軟化部はただちに急冷される。
樹脂の軟化、切断工程はわずか数秒のうちに完了するの
で、製品部の冷却と同時に行なうことができ、従来の成
形に比べて生産性を阻害するものではない。
ゲート切断ならびに冷却完了後通常の射出成形と同様に
型を開き、製品ならびにランナーを取出して成形工程を
終了する。
さらに、回転軸3を所望量回転させ、ゲート22を切断
した後に、さらにサーボシリンダ18によりラックギヤ
8′、ピニオン3′を介して回転軸3を微小振動させな
がら、切断されたゲート切断面に短時間だけ回転軸3金
型面を当接させて、押し付けてなめるようにすると、さ
らにゲート切断面をきれいにすることができる。この回
転軸3の振動はゆるやかな往復運動を短時間与えるもの
であってもよい。
つぎに本発明による第2のゲート切断方法について説明
すると、第1のゲート切断方法と同じ第1図乃至第3図
の金型が使用される。図示しない射出成形機のノズル先
端部よりスプルー部24内に射出が開始されると溶融樹
脂は、スプルー部24、ランナー部25及びゲート22
を通ってキャビティ21に充填される。充填が終了する
と保圧しながら冷却工程に入り、(ゲート22が冷却固
化してゲートシールされる前の段階の)ゲート22が冷
却固化し始めるときに、ゲート22の樹脂の粘度が著し
く高くなり、保圧により収縮分を充填することは不能で
あるが、切断するには十分軟らかい状態が存在する。即
ち射出サイクルの中で、射出完了後の保圧工程におい
て、ゲート22は通常は最も断面積が小さく最初に冷却
固化しようとする。そこで前記保圧工程に入ってから一
定の時間経過した時点で、保圧により樹脂をキャビティ
21内に送り込むには固くなりすぎているが、切断する
には十分軟らかいという時間帯が存在する。この時間帯
でサーボシリンダ18により回転軸3を回転させてゲー
ト22を切断し、ゲート切断完了後、シリンダ18を駆
動させて回転軸3を短時間だけ往復動微小振動させる。
ゲート22が切断された時点では、ゲート切断面はまだ
軟らかさを保っており、回転軸3の金型研磨面をこのゲ
ート切断面に当接させて押し付けこすられることにより
ラッピング効果が加わり、ゲート切断面は光沢をもって
仕上げられることになる。ゲート22の切断及びその後
の当接工程は数秒のうちに完了するため、従来の射出成
形法に比べて生産性が阻害されることはない。またゲー
ト切断は、もはや保圧がきかなくなった時点で行われる
ため、成型された製品の何の悪影響をもたらすことはな
い。
又樹脂の種類によってはゲート切断後の当接工程の微小
振動を回転軸3に加える代わりに、ゆるやかな往復動を
ラックに与えて、回転軸3をゆるやかに往復動回転させ
て、ゲート切断面にゲートカット軸の金型研磨面を当接
させて押し付けこするようにしても、良好な光沢面をも
つゲート切断面を得ることができる。ゲート切断及びそ
の後の当接工程後は、通常の射出成形と同様に型を開
き、キャビティ21に充填された樹脂が成形された製品
及びランナーを取出して成形工程を終了する。
(発明の効果) 以上説明したように本発明によるゲート切断方法は、ゲ
ート切断跡が残らないため外観上きわて良好な製品を得
ることができ、かつ従来行われてきた後仕上工程の省
略、ゲートを大きくできること、などの利点に加えて、
第1の部材のスプルー部又はランナー部と摺接する相手
方部材である第2の部材は、第1の部材に従動/同期し
て微小振動又は往復動をするので、両部材間の相対運動
はないか又は殆どないので、ゲート近傍のプラスチック
が軟化し第1の部材で、ゲートが切断されたときも、第
1及び第2の部材共にプラスチックと摩擦を起して不具
合を生じたり、第1及び第2の部材にプラスチックスが
付着することはなくなり、従ってショット毎に付着する
プラスチックを清掃する必要がなくなった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例ゲート切断方法に使用される金
型の要部断面図、第2図及び第3図はそれぞれ第1図の
II−II線及びIII−III線に沿った断面図を示す。 2……ゲート切断駒(第1の部材)、6……切断駒サポ
ート(第2の部材)、12……可動側入子(金型キャビ
ティ又はコア)、13……固定側入子(金型キャビティ
又はコア)、22……ゲート(ゲート部)、24……ス
プルー部、25……ランナー部、26……摺動する面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 米岡 典永 埼玉県川口市西川口4丁目11番4号 日水 化工株式会社内 (72)発明者 八川 修一 富山県富山市石金20番地 株式会社不二越 内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金型ゲート部とスプルー部又はランナー部
    とを構成する第1の部材、及び前記第1の部材のスプル
    ー部又はランナー部に摺接する面を有しかつ第1の部材
    に対して従動/同期駆動可能に配置された第2の部材、
    を、金型キャビティあるいはコアに対し、摺動可能にし
    ておき、射出充填後のゲートシールが完了した後に、前
    記第1の又は/及び第2の部材に微小振動を与え、この
    振動エネルギによってゲート近傍のプラスチックを軟化
    し、充分軟化した時点で前記第1の又は/及び第2の部
    材を強制的に変位させてゲートを切断することを特徴と
    するゲート切断方法。
  2. 【請求項2】前記部材を強制的に変位させた後さらに前
    記部材に微小振動を与えながら切断されたゲート切断面
    に少くとも短時間だけ当接させた請求項1項に記載のゲ
    ート切断方法。
  3. 【請求項3】前記部材を強制的に変位させた後さらに前
    記部材にゆるやかな往復動を与えながら切断されたゲー
    ト切断面に少くとも短時間だけ当接させた請求項1項に
    記載のゲート切断方法。
  4. 【請求項4】金型ゲート部とランナー部とを構成する第
    1の部材、及び前記第1の部材のスプルー部又はランナ
    ー部に摺接する面を有しかつ第1の部材に対して従動/
    同期駆動可能に配置された第2の部材、を、金型キャビ
    ティあるいはコアに対し、摺動可能にしておき、射出充
    填後の保圧完了後、又は保圧過程中に、前記第1の及び
    /又は第2の部材を摺動させゲートを切断し、さらに前
    記第1の及び/又は第2の部材に微小振動又は第二のゆ
    るやかな往復動を与えながら切断されたゲート切断面に
    少くとも短時間当接させることにより前記ゲート切断面
    を仕上げるようにしたゲート切断方法。
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CN103770284B (zh) * 2012-10-24 2016-03-09 汉达精密电子(昆山)有限公司 自动拧料头机构
CN104772872A (zh) * 2015-03-31 2015-07-15 宁波兴利汽车模具有限公司 一种模内自动切料头装置
CN114193721A (zh) * 2021-12-20 2022-03-18 嘉兴振平科技有限公司 一种基于超声振动的翻转式水口去除装置
CN114851486B (zh) * 2022-06-15 2023-09-05 昆山汇美塑胶模具工业有限公司 齿条不脱离齿轮大行程侧抽芯模具结构

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