JPH0642997Y2 - 液漏れ防止機能を具えた樹脂液供給具 - Google Patents

液漏れ防止機能を具えた樹脂液供給具

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JPH0642997Y2
JPH0642997Y2 JP7239191U JP7239191U JPH0642997Y2 JP H0642997 Y2 JPH0642997 Y2 JP H0642997Y2 JP 7239191 U JP7239191 U JP 7239191U JP 7239191 U JP7239191 U JP 7239191U JP H0642997 Y2 JPH0642997 Y2 JP H0642997Y2
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JP
Japan
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resin liquid
leakage prevention
supply
liquid supply
packing
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JP7239191U
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JPH0516637U (ja
Inventor
明雄 山本
Original Assignee
山本 信子
櫻井 眞知子
山本 裕夫
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、釘保持力の弱い板部に
設けられた釘挿入孔や板部の隙間等としての被供給部に
硬化性樹脂液を供給するに際して用いられる、液漏れ防
止機能を具えた樹脂液供給具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、石膏ボードやベニヤ板あるいは
合成木板等からなる板部に釘をねじ込んだり打込んだり
した場合、係る板部は釘保持力が弱いために釘がたちま
ち緩んでしまう問題があった。係る問題点を解決するた
め、本考案者は実開平2−122206号において、板
部における釘挿入部の周囲部分を緻密な組織に改質する
ことにより釘保持力を増大させる釘保持構造を開示し
た。
【0003】この構造を図10〜11によって説明すれ
ば、硬化性樹脂液を流出させる流出孔aの適数が周面部
に設けられてなる筒体bを板部cの孔dに挿入すること
により釘挿入孔eを形成して後(図10)、樹脂液供給
器の供給筒を該釘挿入孔eに挿入して樹脂液を供給し、
供給された樹脂液を流出孔aより流出させて筒体の周囲
部分に浸透させる。そして浸透樹脂液の硬化により筒体
の周囲部分を緻密組織fとし(図11)、これにより、
釘挿入孔eに挿入された釘gの保持力を増大させんとす
るものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】前記構造において必要
なことは、釘挿入孔への樹脂液の供給に際し、釘挿入孔
の基端開口からの樹脂液漏出を極力防止することであ
る。ところで、釘挿入孔への樹脂液供給の一般的な要領
は、図10に示す如く、釘挿入孔eの基端開口に樹脂液
供給器の供給筒の先側の部分hを挿入して行うものであ
るが、このようにして供給した場合には、供給筒と基端
開口内周部との間に隙間iが生じてここから樹脂液が漏
出する恐れが多分にあった。樹脂液の漏出が生ずると、
板部内への樹脂液の浸透を円滑に行うことができないば
かりか、樹脂液が垂れて壁面等を汚損したり、樹脂液が
無駄になる等の問題が生ずる。本考案は係る問題点を解
決しうる液漏れ防止機能を具えた樹脂液供給具の提供を
目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本考案は以下の如き手段を採用する。即ち本考案に
係る液漏れ防止機能を具えた樹脂液供給具(以下樹脂液
供給具という)1は、先細のテーパ筒状をなす供給筒5
を具えた硬化性樹脂液の供給器6と,弾性発泡体を以て
形成された板状を呈しておりその肉厚方向に供給筒5が
差し通された状態で供給筒に密接に装着される如くなさ
れた漏出防止パッキン7とを具えることを特徴とするも
のである。該漏出防止パッキン7は、樹脂液との馴染み
の悪い弾性発泡体、例えばポリエチレンの弾性発泡体を
以て形成するのがよい。ここに硬化性樹脂液とは、板部
の釘挿入孔や板部の隙間等としての被供給部の内壁部分
に浸透してその硬化により該内壁部分を硬く固めるよう
に機能する樹脂液をいう。
【0006】
【作用】漏出防止パッキン7に供給筒5を差し通してな
る樹脂液供給具1においては、供給筒5が先細のテーパ
筒状に形成されていることから、装着状態の漏出防止パ
ッキン7は、それが供給筒基端方向への力の作用を受け
ても、供給筒の径が基端に向かう程大となるために抵抗
を受けて容易には移動しない。このように漏出防止パッ
キンが移動しにくい固定的なものであること、及び漏出
防止パッキンが弾性を有する素材を以て形成されている
ことから、板部2の釘挿入孔や板部の隙間等としての被
供給部に樹脂液を供給するに際して、供給筒の先側の部
分を被供給部3に挿入し且つ漏出防止パッキン7を被供
給部3の開口縁部分に押し当てると(図5〜6,図
9)、漏出防止パッキン7は稍圧縮状態となって被供給
部3の開口10を封止する。その結果、供給筒5より供
給された樹脂液は、開口よりの漏出が極力防止されて被
供給部の内壁部分に順次浸透していく。
【0007】
【実施例】以下本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。図1、図5〜6において本考案に係る樹脂液供給具
1は、石膏ボードやベニヤ板あるいは合成木板等からな
る釘保持力の弱い板部2に設けた釘挿入孔3aとしての
被供給部3に硬化性樹脂液を供給するに際して用いられ
るものであり、先細のテーパ筒状をなす供給筒5を具え
た樹脂液の供給器6と漏出防止パッキン7とを具える。
該漏出防止パッキン7は、弾性発泡体、例えば弾性を有
するポリエチレン発泡体を以て形成された円板状を呈し
ており、その略中央部位に供給筒5が差し通されて供給
筒に密接に装着される。
【0008】該漏出防止パッキン7は、差し通しのため
の切り目や孔を有さない単なる板状体として形成される
(図2)ことの他、肉厚方向に一文字の切り目8が設け
られた板状体として(図3)、あるいは肉厚方向に十文
字の切り目8が設けられた板状体(図4)等として形成
されうる。図2に示す漏出防止パッキン7は、その中央
部位に供給筒5の先端部分を突き通す(差し通す)こと
によって供給筒5に装着せしめられる。一方図3や図4
に示す漏出防止パッキン7は、その切り目8に供給筒5
の先端部分を押入する(差し通す)ことによって供給筒
に装着せしめられる。
【0009】このようにして漏出防止パッキン7が装着
されてなる樹脂液供給具1の使用方法を次に説明する。
図5〜6は、図10に示す如き筒体bを板部(例えば壁
部)2の孔9に挿入することにより形成してなる釘挿入
孔3aとしての被供給部3に樹脂液を供給する場合を示
すものであり、漏出防止パッキン7を、釘挿入孔3aの
開口10を覆う如くその周縁部分に押し当てた状態で、
樹脂液を供給する。このように押し当てた状態において
は、前記「作用の項」で説明したように漏出防止パッキ
ンが移動しにくい固定的なものであることからして、又
漏出防止パッキンが弾性を有する素材を以て形成されて
いることからして、漏出防止パッキン7は稍圧縮状態と
なり、釘挿入孔3の開口10を好ましい状態に封止す
る。その結果、供給筒5より供給された樹脂液は、釘挿
入孔の開口より漏出することなく、筒体に設けられてい
る流出孔aより順次流出して筒体周囲部分(被供給部の
内壁部分)に浸透していく。
【0010】図7は、図5における場合において、釘挿
入用孔3aの軸線に対して稍傾いた状態に供給筒5が挿
入されて樹脂液の供給が行われる場合を示すものであ
る。この場合においても、漏出防止パッキン7の無理の
ない圧縮変形によって、釘挿入孔3aの開口10は好ま
しい状態に封止され、開口より漏出することなく樹脂液
の供給が行われる。
【0011】図8は、板部(例えば天井部)2に設けた
釘挿入孔3aとしての被供給部3に樹脂液を供給する場
合を示すものであり、漏出防止パッキン7を、釘挿入孔
3aの開口10を覆う如くその周縁部分に押し当てた状
態で樹脂液を供給する。
【0012】図9は、板部(例えば壁部)2の隙間3b
としての被供給部3に樹脂液を供給する場合を示すもの
であり、漏出防止パッキン7を、隙間3bの開口10の
所要長さの部分を覆う如く開口縁部分に押し当てた状態
で、樹脂液を供給する。その結果、供給筒5より供給さ
れた樹脂液は、隙間3bの開口10よりの漏出が極力防
止されて内壁部分に順次浸透していく。
【0013】
【考案の効果】本考案は以上のように構成しているた
め、供給筒に差し通された漏出防止パッキンを被供給部
の開口縁部分に押し当てると、該パッキンは稍圧縮状態
となって開口を好ましい状態に封止する。それ故供給筒
より供給された樹脂液は、開口より漏出する恐れなく被
供給部に順次浸透していく。このように樹脂液の漏出が
極力防止されることから、板部内への樹脂液の供給を円
滑に行うことができることに加え、壁面や天井面等が樹
脂液で汚損されるのを極力防止でき、又樹脂液を節約で
きる。
【0014】特に漏出防止パッキンが樹脂液との馴染み
の悪い素材を以て形成されているときには、被供給部に
供給される樹脂液が瞬間硬化型のものであったとして
も、漏出防止パッキンが被供給部の開口縁部分に接着し
て取外しにくくなるという不都合がないとともに、繰り
返し使用が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す斜視図である。
【図2】漏出防止パッキンを示す斜視図である。
【図3】漏出防止パッキンを示す斜視図である。
【図4】漏出防止パッキンを示す斜視図である。
【図5】樹脂液供給具の使用例を説明する説明図であ
る。
【図6】樹脂液供給具の使用例を説明する斜視図であ
る。
【図7】樹脂液供給具の使用例を説明する説明図であ
る。
【図8】樹脂液供給具の使用例を説明する説明図であ
る。
【図9】樹脂液供給具の使用例を説明する斜視図であ
る。
【図10】従来における、樹脂液供給の際の問題点を説
明する説明図である。
【図11】釘保持力が弱い板部を強化して釘保持力を増
大させる釘保持構造を説明する説明図である。
【符合の説明】
1 樹脂液供給具 5 供給筒 6 供給器 7 漏出防止パッキン

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先細のテーパ筒状をなす供給筒5を具え
    た硬化性樹脂液の供給器6と,弾性発泡体を以て形成さ
    れた板状を呈しておりその肉厚方向に供給筒5が差し通
    された状態で供給筒に密接に装着される如くなされた漏
    出防止パッキン7とを具えることを特徴とする、液漏れ
    防止機能を具えた樹脂液供給具。
  2. 【請求項2】 漏出防止パッキンは、樹脂液との馴染み
    の悪い弾性発泡体を以て形成されている請求項1記載の
    液漏れ防止機能を具えた樹脂液供給具。
  3. 【請求項3】 漏出防止パッキンはポリエチレンの弾性
    発泡体を以て形成されている請求項1記載の液漏れ防止
    機能を具えた樹脂液供給具。
JP7239191U 1991-08-14 1991-08-14 液漏れ防止機能を具えた樹脂液供給具 Expired - Lifetime JPH0642997Y2 (ja)

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JPH0516637U JPH0516637U (ja) 1993-03-02
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