JPH1182864A - 止水プラグ - Google Patents
止水プラグInfo
- Publication number
- JPH1182864A JPH1182864A JP9242789A JP24278997A JPH1182864A JP H1182864 A JPH1182864 A JP H1182864A JP 9242789 A JP9242789 A JP 9242789A JP 24278997 A JP24278997 A JP 24278997A JP H1182864 A JPH1182864 A JP H1182864A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pipe
- outer layer
- hollow bag
- circular outer
- rubber material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Pipe Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 内面に凹凸を有する管でも確実に止水するこ
とのできる止水プラグを提供する。 【解決手段】 管の内面に挿入して一時的に止水を行う
ための止水プラグであって、天然ゴムあるいは合成ゴム
よりなる中空袋2の外面に、ゴムスポンジなどの発泡ゴ
ム状物質よりなる環状の外層3が一体に接着して設けら
れ、中空袋2の一端部に圧縮空気注入金具4が取付けら
れている止水プラグ1。
とのできる止水プラグを提供する。 【解決手段】 管の内面に挿入して一時的に止水を行う
ための止水プラグであって、天然ゴムあるいは合成ゴム
よりなる中空袋2の外面に、ゴムスポンジなどの発泡ゴ
ム状物質よりなる環状の外層3が一体に接着して設けら
れ、中空袋2の一端部に圧縮空気注入金具4が取付けら
れている止水プラグ1。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築用排水管や下
水管などを一時的に止水するために使用する止水プラグ
に関する。
水管などを一時的に止水するために使用する止水プラグ
に関する。
【0002】
【従来の技術】建築用排水管や下水管などの配管に水を
満たして、漏れの有無をテストをしたり、配管の修理を
するような場合、配管の一部を止水する必要がある。こ
のような場合、図3に示すようなゴム製の中空のエアプ
ラグaを配管P内で支持し、金具bからエアプラグa内
に空気を注入し、エアプラグaを膨張させて配管P内に
密着させ、止水する方法が従来より行われている。
((株)カンツールの取扱説明書「テストボールを安全
に」参照)
満たして、漏れの有無をテストをしたり、配管の修理を
するような場合、配管の一部を止水する必要がある。こ
のような場合、図3に示すようなゴム製の中空のエアプ
ラグaを配管P内で支持し、金具bからエアプラグa内
に空気を注入し、エアプラグaを膨張させて配管P内に
密着させ、止水する方法が従来より行われている。
((株)カンツールの取扱説明書「テストボールを安全
に」参照)
【0003】しかしながら、このような従来より行われ
ている止水法では、配管中の管や継手(以下「管」と総
称する)の内面に凹凸があるような場合、エアプラグa
が管内面の凹凸に追随して変形しにくいため、エアプラ
グaが管内面に密着しなかったり、管内面とエアプラグ
aとの間に隙間ができて、完全に止水できないことがあ
る。例えば図4に示すような、内面にラセン状リブrが
設けられた硬質塩ビ管vを薄肉鋼管sの内面にライニン
グした排水管Dの場合、上記従来のようなエアプラグa
ではゴムがラセン状リブrに完全には追随して変形でき
ないために、エアプラグaと硬質塩ビ管vとの間に隙間
ができて、漏れが発生することがある。
ている止水法では、配管中の管や継手(以下「管」と総
称する)の内面に凹凸があるような場合、エアプラグa
が管内面の凹凸に追随して変形しにくいため、エアプラ
グaが管内面に密着しなかったり、管内面とエアプラグ
aとの間に隙間ができて、完全に止水できないことがあ
る。例えば図4に示すような、内面にラセン状リブrが
設けられた硬質塩ビ管vを薄肉鋼管sの内面にライニン
グした排水管Dの場合、上記従来のようなエアプラグa
ではゴムがラセン状リブrに完全には追随して変形でき
ないために、エアプラグaと硬質塩ビ管vとの間に隙間
ができて、漏れが発生することがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のような
従来技術の問題点に鑑みてなされたものであって、内面
に凹凸を有する管でも、確実に止水することのできる止
水プラグを提供することを目的としたものである。
従来技術の問題点に鑑みてなされたものであって、内面
に凹凸を有する管でも、確実に止水することのできる止
水プラグを提供することを目的としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、管の内面に挿入して一時的に止水を行
うための止水プラグであって、ゴム状物質よりなる圧力
流体を注入することのできる中空袋の外面に、発泡ゴム
状物質よりなる環状の外層が設けられていることを特徴
とする。
めに、本発明は、管の内面に挿入して一時的に止水を行
うための止水プラグであって、ゴム状物質よりなる圧力
流体を注入することのできる中空袋の外面に、発泡ゴム
状物質よりなる環状の外層が設けられていることを特徴
とする。
【0006】本発明において、発泡ゴム状物質の硬度は
ショアX硬度の40以下であることが好ましい。また、
発泡ゴム状物質よりなる環状の外層の厚さは、管内面の
凹凸の高さ(最高部と最低部の差)の1.1倍以上であ
ることが好ましい。また、発泡ゴム状物質よりなる環状
の外層は、ゴム状物質よりなる中空袋の外面全面に設け
られていても、あるいは部分的に設けられていてもよ
い。
ショアX硬度の40以下であることが好ましい。また、
発泡ゴム状物質よりなる環状の外層の厚さは、管内面の
凹凸の高さ(最高部と最低部の差)の1.1倍以上であ
ることが好ましい。また、発泡ゴム状物質よりなる環状
の外層は、ゴム状物質よりなる中空袋の外面全面に設け
られていても、あるいは部分的に設けられていてもよ
い。
【0007】(作用)ゴム状物質よりなる中空袋に空気
や水など圧力流体を注入して膨張させると、その外面に
設けられた弾性に富み、且つ柔軟で変形しやすい発泡ゴ
ム状物質よりなる環状の外層が管の内面の凹凸によく追
随して変形し圧着されるので、止水プラグと管の内面と
の間に良好な止水性が得られる。
や水など圧力流体を注入して膨張させると、その外面に
設けられた弾性に富み、且つ柔軟で変形しやすい発泡ゴ
ム状物質よりなる環状の外層が管の内面の凹凸によく追
随して変形し圧着されるので、止水プラグと管の内面と
の間に良好な止水性が得られる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につ
き、図面を参照して説明する。図1は、本発明止水プラ
グの実施の形態を示す縦断面図、図2は図1に示す止水
プラグを用いて図4に示す排水管の止水を行う場合の使
用態様を示し、らせん状リブの方向より見た拡大断面図
である。図1に示すように、止水プラグ1は、天然ゴム
あるいは合成ゴムよりなる円筒状の中空袋2の外面に、
ゴムスポンジなどの発泡ゴム状物質よりなる環状の外層
3が一体に接着されて設けられていて、環状の外層3は
中空袋2のほぼ1/2の長さを有する。そして、中空袋
2の一端部には、中空袋2内に圧縮空気を注入するため
の圧縮空気注入金具4が取付けられている。
き、図面を参照して説明する。図1は、本発明止水プラ
グの実施の形態を示す縦断面図、図2は図1に示す止水
プラグを用いて図4に示す排水管の止水を行う場合の使
用態様を示し、らせん状リブの方向より見た拡大断面図
である。図1に示すように、止水プラグ1は、天然ゴム
あるいは合成ゴムよりなる円筒状の中空袋2の外面に、
ゴムスポンジなどの発泡ゴム状物質よりなる環状の外層
3が一体に接着されて設けられていて、環状の外層3は
中空袋2のほぼ1/2の長さを有する。そして、中空袋
2の一端部には、中空袋2内に圧縮空気を注入するため
の圧縮空気注入金具4が取付けられている。
【0009】図1に示す止水プラグ1を用いて、図4に
示すような排水管Dの止水をする場合、圧縮空気注入金
具4から圧縮空気を中空袋2に供給すると、中空袋2が
空気圧によって膨張し、中空袋2の外面に設けられた環
状の外層3も拡径されて、硬質塩ビ管vの内面に密着す
る。環状の外層3は弾性に富み、且つ柔軟で変形しやす
い発泡ゴム状物質からできているために、らせん状リブ
rは環状の外層3に隙間が全くできない状態に食い込
み、止水プラグ1の外層3と排水管Dの硬質塩ビ管vの
間には良好な水密性が得られる。
示すような排水管Dの止水をする場合、圧縮空気注入金
具4から圧縮空気を中空袋2に供給すると、中空袋2が
空気圧によって膨張し、中空袋2の外面に設けられた環
状の外層3も拡径されて、硬質塩ビ管vの内面に密着す
る。環状の外層3は弾性に富み、且つ柔軟で変形しやす
い発泡ゴム状物質からできているために、らせん状リブ
rは環状の外層3に隙間が全くできない状態に食い込
み、止水プラグ1の外層3と排水管Dの硬質塩ビ管vの
間には良好な水密性が得られる。
【0010】なお、管の内面がビードの突出などにより
粗い不規則な凹凸面の場合、ピンホールなどによる比較
的細かい凹凸面の場合、あるいは大きいうねりのある面
の場合であっても、発泡ゴム状物質よりなる環状の外層
は管の内面によく追随して変形し密着するので、止水プ
ラグ1の環状の外層3と管の内面の間には良好な水密性
が得られる。
粗い不規則な凹凸面の場合、ピンホールなどによる比較
的細かい凹凸面の場合、あるいは大きいうねりのある面
の場合であっても、発泡ゴム状物質よりなる環状の外層
は管の内面によく追随して変形し密着するので、止水プ
ラグ1の環状の外層3と管の内面の間には良好な水密性
が得られる。
【0011】また、外層3は単純な円筒形でなく、止水
時に止水プラグ1が管内面から抜け出しにくいようにし
たり、ラビリンス効果により漏れにくくする目的で、外
面に複数個のリング状突条を設けたものとしてもよい。
時に止水プラグ1が管内面から抜け出しにくいようにし
たり、ラビリンス効果により漏れにくくする目的で、外
面に複数個のリング状突条を設けたものとしてもよい。
【0012】更に、管に大きい内圧がかかった場合、あ
るいは管内に急激に水を満たした場合など、止水プラグ
1に大きい管軸方向の力が作用して、止水プラグ1が抜
け出る心配があるので、このような事故を防止するた
め、止水プラグ1に鎖などの抜け防止手段を取付け、使
用に先立って止水プラグ1を抜け防止手段で管や管支持
具に固定することが安全上肝要である。
るいは管内に急激に水を満たした場合など、止水プラグ
1に大きい管軸方向の力が作用して、止水プラグ1が抜
け出る心配があるので、このような事故を防止するた
め、止水プラグ1に鎖などの抜け防止手段を取付け、使
用に先立って止水プラグ1を抜け防止手段で管や管支持
具に固定することが安全上肝要である。
【0013】
【発明の効果】本発明は上記のように構成されているの
で、発泡ゴム状物質よりなる環状の外層が管の内面の凹
凸によく追随して変形し圧着されるので、止水プラグと
管の内面との間に良好な止水性が得られる。
で、発泡ゴム状物質よりなる環状の外層が管の内面の凹
凸によく追随して変形し圧着されるので、止水プラグと
管の内面との間に良好な止水性が得られる。
【図1】本発明止水プラグの実施の形態を示す縦断面
図。
図。
【図2】図1に示す本発明止水プラグの使用態様を示す
らせん状リブの方向より見た拡大断面図。
らせん状リブの方向より見た拡大断面図。
【図3】従来技術を示す縦断面図。
【図4】止水される管の一例を示し、(A)は横断面
図、(B)は縦断面図。
図、(B)は縦断面図。
1 止水プラグ 2 中空袋 3 環状の外層 4 圧縮空気注入金具 D 排水管 r らせん状リブ s 薄肉鋼管 v 硬質塩ビ管
Claims (1)
- 【請求項1】 管の内面に挿入して一時的に止水を行う
ための止水プラグであって、ゴム状物質よりなる圧力流
体を注入することのできる中空袋の外面に、発泡ゴム状
物質よりなる環状の外層が設けられていることを特徴と
する止水プラグ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9242789A JPH1182864A (ja) | 1997-09-08 | 1997-09-08 | 止水プラグ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9242789A JPH1182864A (ja) | 1997-09-08 | 1997-09-08 | 止水プラグ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1182864A true JPH1182864A (ja) | 1999-03-26 |
Family
ID=17094325
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9242789A Pending JPH1182864A (ja) | 1997-09-08 | 1997-09-08 | 止水プラグ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1182864A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1039134A2 (en) | 1999-03-26 | 2000-09-27 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Redundant pump control system |
CN107237955A (zh) * | 2017-06-06 | 2017-10-10 | 国网浙江省电力公司温州市洞头区供电公司 | 一种充气式电缆管道封堵装置及其使用方法 |
-
1997
- 1997-09-08 JP JP9242789A patent/JPH1182864A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1039134A2 (en) | 1999-03-26 | 2000-09-27 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Redundant pump control system |
CN107237955A (zh) * | 2017-06-06 | 2017-10-10 | 国网浙江省电力公司温州市洞头区供电公司 | 一种充气式电缆管道封堵装置及其使用方法 |
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