JPH0642927B2 - 筒型固液分離装置 - Google Patents
筒型固液分離装置Info
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- JPH0642927B2 JPH0642927B2 JP3629190A JP3629190A JPH0642927B2 JP H0642927 B2 JPH0642927 B2 JP H0642927B2 JP 3629190 A JP3629190 A JP 3629190A JP 3629190 A JP3629190 A JP 3629190A JP H0642927 B2 JPH0642927 B2 JP H0642927B2
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- Filtration Of Liquid (AREA)
Description
ける各種の固液混合液の濾過分離処理、そして微細粒子
状の固形物の分離、例えば餡の製造に使用して好適な筒
型固液分離装置に関するものである。
離する装置は種々の構成のものが知られており、一般に
は筒型フイルタを使用した筒型固液分離装置が広く使用
されている。
含む各種混濁液を濾過し、液状成分と微細固形成分を含
む濾過残滓とに分離し、濾過残滓を連続して分離し装置
外に取り出すには種々の困難さを伴なっており、簡潔で
有効な構成は未だ知られていない。
液分離装置をはじめ種々の筒型固液分離装置を開発し有
効な技術を提案しており、図面を参照して同先行技術に
よる筒型固液分離装置の一例を説明する。
を示す一部縦断側面図である。
孔、スリット状開口、或はメッシュ状開口等の濾過孔を
有するフイルタエレメント2を備え、このフイルタエレ
メント2の内面に近接させてスパイラル羽根3を有する
スクリュー軸4を回転自在に分離装置本体1に挿通配設
し、分離装置本体1にはスクリュー軸4の回転により生
ずる被処理液の移動方向の上流側の部分に被処理液の導
入孔5を有し、他の側には濾過残滓排出開口6と開口調
整蓋7よりなる固形分排出機構Aが設けてある。
ー軸4は機枠8に載置された減速器付きモータ9により
矢印rの向きに回転される構成となっている。即ちスパ
イラル羽根3の回転による流れの上流側部分に導入孔5
は位置するようになっている。
1の内部に導入すると共に、スクリュー軸4を回転させ
ると、被処理液中の液状成分および微細固形成分をフイ
ルタエレメント2の内側から外側に向けて濾過通過させ
ることができ、濾過残滓は被処理液の導入とスパイラル
羽根3の移送効果により下流側に順次移動して濾過残滓
排出開口6と開口調整蓋7とよりなる固形分排出機構A
より分離装置本体1の外部に排出される。
僅かな間隙を有する状態で近接しているのでフイルタエ
レメント2の内面に付着する濾過残滓を剥取できるスク
レーパ機能を有するものである。なお、被処理液の性状
によってはスパイラル羽根3の外縁部に引掻片を設けフ
イルタエレメント2の内面に付着する濾過残滓を引掻落
すようにして、より積極的なスクレーパ機能を付与した
り、スパイラル羽根3を連続させずに切込み部を設けた
り、或は分断したりして被濾過液の撹拌と濾過残滓の分
離、およびスクレーパ機能を適切化して混濁被処理液の
濾過と濾過残滓の排出を容易にする等の工夫をしてい
る。
性状および混在固形分の性状を有する殆どの被処理液の
固液分離に対応できるまでに改善されたが、或種の性状
の被処理液、例えば製餡業における特殊な餡の製造工程
に使用するとき、なお今一歩の感があった。
細な固形分の特殊な性状とその混在割合によっては、濾
過残滓が濾過残滓排出開口6に円滑に導入されず、ある
いは濾過残滓排出開口6の周壁や開口調整蓋7との間隙
に付着目詰りしたりする障害が発生することがあり、円
滑な固液分離・濾過作用ができなくなるといった問題が
あった。
もので、簡単な構成によって、繊維質・小粒子その他の
一般的な濾過残滓に加えて微細粒子状の濾過残滓をも円
滑に連続して排出できる固形分排出機構を備えた、例え
ば製餡業等での特殊用途にも問題なく使用可能な筒型固
液分離装置を提供することを目的とするものである。
分離装置本体の外周部に濾過孔を有するフイルタエレメ
ントを形成し、このフイルタエレメントの内面に近接さ
せてスパイラル羽根を有するスクリュー軸を回転自在に
前記分離装置本体に挿通配設し、前記分離装置本体には
該スクリュー軸の回転により生ずる被処理液の移動方向
の上流側部分に被処理液の導入孔を有し、他の側には濾
過残滓を排出する固形分排出機構を配設した鏡板を備
え、前記導入孔より固形分の混濁した被処理液を前記分
離装置本体の内部に導入すると共に、前記スクリュー軸
を回転させ、被処理液中の濾過可能成分は前記フイルタ
エレメントの内側から外側に向けて通過させ、濾過残滓
は前記固形分排出機構より前記分離装置本体の外部に排
出する筒型固液分離装置であって、前記固形分排出機構
は、前記スパイラル羽根の外縁端部近傍に対応する前記
鏡板の内側面の円周上複数位置から前記スクリュー軸の
回転方向前向きに前記鏡板を斜めに貫通した複数の開口
であることを特徴とする構成によって前記の目的を達成
しようとするものである。
スパイラル羽根外縁端部近傍に対応する前記鏡板の内側
面の円周上複数位置から、回転する分離装置本体に対す
る前記スクリュー軸の相対回転方向前向きに鏡板を斜め
に貫通した複数の開口であることを特徴とする構成によ
って前記の目的を達成しようとするものである。
液を前記分離装置本体の内部に導入すると共に、前記ス
クリュー軸を回転させると、フイルタエレメントの内面
に近接させたスパイラル羽根の撹拌とスクレーパ効果お
よび移送作用により被処理液中の濾過可能成分は前記フ
イルタエレメントの内側から外側に向けて通過濾過さ
れ、濾過残滓は前記固形分排出機構より前記分離装置本
体の外部に排出される。
端部近傍に対応する前記鏡板の内側面の円周上複数位置
から前記スクリュー軸の回転方向前向きに前記鏡板を斜
めに貫通した複数の開口より成っているので、前記スパ
イラル羽根によって付勢された濾過残滓は容易に固形分
排出機構の斜めに貫通した複数の開口から外部に排出さ
れる。
装置にあっては、固形分排出機構は回転する分離装置本
体に対する前記スクリュー軸の相対回転方向前向きに鏡
板を斜めに貫通した複数の開口とすることにより、前記
スパイラル羽根によって付勢された濾過残滓は容易に固
形分排出機構の斜めに貫通した複数の開口から外部に排
出される。
を参照して説明する。
部縦断側面図である。
レーパ作用は先行技術による例と同様であり、その他先
行技術と同一または相当する部分は同一の符号で示し、
重複説明を省略する。
回転により生ずる被処理液の移動方向の下流側の端部に
は、固形分排出機構Aを構成する複数の開口10が斜め
に貫通した鏡板11が取付けてある。
構成する複数の開口10がスクリュー軸4と同心円状に
配設されていることを示す。
Aの開口10の部分X−Xの部分断面図であり、開口1
0がスクリュー軸4の回転方向rに添って鏡板の内面側
11aから外面側11bまで斜めに鏡板11を貫通して
いることを示している。
近傍に対応する鏡板11の内側面11aの円周上複数位
置からスクリュー軸4の回転方向前向きに鏡板11を斜
めに外側面11bまで貫通した複数の開口10により成
っている。
加えて、濾過残滓はスパイラル羽根3の回転によって付
勢されているので、固形分排出機構Aの斜めに貫通した
複数の開口10に容易に導入されて鏡板11を通過する
ことができ、開口10の周壁に付着することがなく分離
装置本体1の外部に排出させることができ、濾過残滓の
排出性能を一層向上させることができる。
0から排出されてくる濾過残滓の連続体を分断剥離する
移動片材(図示せず)を複数の開口10の出口側に臨ん
だ位置になるように機枠8に設けた構成としてもよく、
この場合、粘着連続性の強い濾過残滓であっても容易に
排出でき、また排出後の処理にも好都合である。
1を機枠8に回転自在に載置して原動機により回転さ
せ、スパイラル羽根3を有するスクリュー軸4は分離装
置本体1の回転中心軸部を貫通させて分離装置本体1と
異なる速度で回転させ、導入孔5はスクリュー軸4を利
用して設けた構成とした筒型固液分離装置(図示せず)
にあっては、固形分排出機構Aの複数の開口10が鏡板
11を貫通する斜めの向きは、回転する分離装置本体
1、即ち鏡板11の回転に対するスクリュー軸4の相対
回転方向前向きに鏡板11を斜めに貫通した複数の開口
10とする。
ラル羽根3の回転によって付勢された濾過残滓は容易に
固形分排出機構Aの斜めに貫通した複数の開口10から
外部に排出される。
の大きさ、形状、貫通傾斜角度、個数等は、被処理液お
よび濾過残滓の性状等により効果的に決定されるもので
あり、例えば、形状については、円形断面に限定される
ことなく、放射状に配設した小判形の開口、或はスパイ
ラル羽根3の回転円に沿った複数の弧状の長溝形開口に
よって形成することにより、開口の有効面積の増大を計
ることも残滓の分離排出に効果的である。
限ることなく、縦方向あるいは傾斜して配設してもよ
い。
クリュー軸4の複数個を挿通配設して構成してもよい。
・濾過残滓の処理に好適である。
の外周部に形成したフイルタエレメントと、このフイル
タエレメントの内面に近接させてスパイラル羽根を有す
るスクリュー軸を回転自在に前記分離装置本体に挿通配
設し、分離装置本体にはスクリュー軸の回転により生ず
る被処理液の移動方向の上流側部分に被処理液の導入孔
を有し、他の側には濾過残滓を排出する固形分排出機構
を配設した鏡板を備えた構成であるので、導入孔より固
形分の混濁した被処理液を前記分離装置本体の内部に導
入すると共に、前記スクリュー軸を回転させることによ
り、被処理液中の濾過可能成分は前記フイルタエレメン
トの内側から外側に向けて通過し、濾過残滓は固形分排
出機構より分離装置本体の外部に排出できる。
近傍に対応する前記鏡板の内側面の円周上複数位置から
前記スクリュー軸の回転方向前向きに前記鏡板を斜めに
貫通した複数の開口とした構成であるので、スパイラル
羽根によって付勢された濾過残滓は固形分排出機構の斜
めに貫通した複数の開口に容易に導入されて鏡板を通過
し、分離装置本体の外部に排出される。
り、繊維質・小粒子その他の一般的な濾過残滓に加えて
微細粒子状の濾過残滓をも円滑に連続して排出できる固
形分排出機構を備えた、例えば、特殊な製餡作業にも充
分満足して使用できる筒型固液分離装置を提供すること
ができる。
け回転させる構成の筒型固液分離装置にあっても、固形
分排出機構を分離装置本体に対するスクリュー軸の相対
回転方向前向きに鏡板を斜めに貫通した複数の開口によ
って構成することにより、前記説明と同様の効果を有す
る筒型固液分離装置を提供することができる。
要部を示す一部縦断側面図、第2図は同実施例の鏡板の
正面図、第3図は第2図X−X部分断面図、第4図は先
行技術による筒型固液分離装置要部を示す一部縦断側面
図である。 A……固形分排出機構 1……分離装置本体 2……フイルタエレメント 3……スパイラル羽根 4……スクリュー軸 5……導入孔 8……機枠 9……減速機付モータ 10……開口 11……鏡板
Claims (2)
- 【請求項1】筒形の分離装置本体の外周部に濾過孔を有
するフイルタエレメントを形成し、このフイルタエレメ
ントの内面に近接させてスパイラル羽根を有するスクリ
ュー軸を回転自在に前記分離装置本体に挿通配設し、前
記分離装置本体には該スクリュー軸の回転により生ずる
被処理液の移動方向の上流側部分に被処理液の導入孔を
有し、他の側には濾過残滓を排出する固形分排出機構を
配設した鏡板を備え、前記導入孔より固形分の混濁した
被処理液を前記分離装置本体の内部に導入すると共に、
前記スクリュー軸を回転させ、被処理液中の濾過可能成
分は前記フイルタエレメントの内側から外側に向けて通
過させ、濾過残滓は前記固形分排出機構より前記分離装
置本体の外部に排出する筒型固液分離装置であって、前
記固形分排出機構は、前記スパイラル羽根の外縁端部近
傍に対応する前記鏡板の内側面の円周上複数位置から前
記スクリュー軸の回転方向前向きに前記鏡板を斜めに貫
通した複数の開口であることを特徴とする筒型固液分離
装置。 - 【請求項2】固形分排出機構は、前記スパイラル羽根外
縁端部近傍に対応する前記鏡板の内側面の円周上複数位
置から、回転する分離装置本体に対する前記スクリュー
軸の相対回転方向前向きに鏡板を斜めに貫通した複数の
開口であることを特徴とする請求項1記載の筒型固液分
離装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3629190A JPH0642927B2 (ja) | 1990-02-19 | 1990-02-19 | 筒型固液分離装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3629190A JPH0642927B2 (ja) | 1990-02-19 | 1990-02-19 | 筒型固液分離装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03242210A JPH03242210A (ja) | 1991-10-29 |
JPH0642927B2 true JPH0642927B2 (ja) | 1994-06-08 |
Family
ID=12465700
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3629190A Expired - Lifetime JPH0642927B2 (ja) | 1990-02-19 | 1990-02-19 | 筒型固液分離装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0642927B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AU2003900226A0 (en) * | 2003-01-21 | 2003-02-06 | Sarah Elizabeth Chenery Lobban | A filter system |
WO2006134784A1 (ja) | 2005-06-16 | 2006-12-21 | Tsukishima Kikai Co., Ltd. | ろ過装置及びろ過方法 |
JP4687896B2 (ja) * | 2006-02-22 | 2011-05-25 | 栗田工業株式会社 | 汚泥濃縮装置 |
-
1990
- 1990-02-19 JP JP3629190A patent/JPH0642927B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03242210A (ja) | 1991-10-29 |
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