JPH0642849A - 自動給水装置 - Google Patents

自動給水装置

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JPH0642849A
JPH0642849A JP19672892A JP19672892A JPH0642849A JP H0642849 A JPH0642849 A JP H0642849A JP 19672892 A JP19672892 A JP 19672892A JP 19672892 A JP19672892 A JP 19672892A JP H0642849 A JPH0642849 A JP H0642849A
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JP
Japan
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water
water supply
water feeding
automatic
tank
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Application number
JP19672892A
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English (en)
Inventor
Takahiro Fujimitsu
貴宏 藤光
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 冷凍または冷蔵庫冷凍室の自動給水装置の給
水パイプにおける雑菌の繁殖あるいは水あかの発生が抑
制可能な自動給水装置を提供すること。 【構成】 製氷皿への水の供給源となる給水タンクと、
該給水タンクからの水を一時貯える定量カップと、該定
量カップに貯えられた水を製氷皿に運ぶためのポンプ
と、該ポンプと製氷皿との途中経路をなす給水パイプと
からなる冷凍または冷蔵庫冷凍室の自動給水装置の給水
パイプが無機系抗菌剤を含有せしめた合成樹脂により形
成されたものであること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動給水装置に係り、さ
らに詳しくは、冷凍または冷蔵庫冷凍室に使用される自
動製氷の自動給水装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、家庭用あるいは営業用の冷凍
あるいは冷蔵庫に設けられている自動製氷設備、さらに
は製氷専用の氷塊製造設備などは広く普及するに至り、
そのような製氷設備に給水するための手段もすでに各種
知られており、単に給水のみならず良質の製氷も指向さ
れている。その一例として公技89−19839号に開
示された自動製氷装置を図3および図4に示す。
【0003】すなわち、図3は従来提案された自動製氷
装置の構成の一例を示す正面図であって、バルブ114
を介して流水口体15より開放タンク104に給水する
ための密閉タンク112と、電動ポンプ103、吸込管
105、ポンプ吐出管106から成る給水機構とを主体
とするものであるが、この場合、開放タンク104は図
4の斜視図にも示されるように、内部に仕切壁107が
設けられて水受室108と吸上室109に分離形成され
ている。これらの内、水受室108にはそのまま中央に
前記バルブ114の一端を受ける流出口受部111が突
設されており、一方、吸上室109には給水機構の吸込
管105の下端が浸漬されているものであるが、両室間
の仕切壁107には両室を連通する孔が設けられてお
り、この孔を塞ぐように活性炭フィルター118が設け
られている。
【0004】このように構成されているので、密閉タン
ク112からバルブ114を介して流水口体115から
水が水受室108内に流入すると、仕切壁107の孔に
設けられた活性炭フィルター118を水が通過する際に
残留塩素あるいは不純物が取り除かれ、そのようにして
清浄化された水が吸上室109から吸込室105を経て
電動ポンプ103により吸い上げられ、吐出管106を
介して製氷皿101に注入され、駆動装置102により
経時的に回動反転して不純物の少ない良質の氷塊が貯氷
箱117に収容されることになる。この場合、フィルタ
ーとして抗菌性のある材料を使用すれば、雑菌の繁殖を
抑制することも可能となるので、氷質向上のため、さら
に望ましい効果が得られる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このように
して活性炭フィルター118の如き、浄水フィルターを
用いて開放タンク104内の雑菌の繁殖の抑制を行なう
ことは誠に有効であったが、一方、開放タンク104か
らポンプ103を経由して製氷皿101に至る途中経路
の給水パイプである吐出管106においては、水が滞留
した場合、浄水フィルターによる除菌効果は殆どなく、
特に長期間にわたって製氷機が作動しなかった場合、雑
菌が繁殖するとか或いは水あかが発生するなどの問題が
あり、フィルターの設置のみでは解決することができな
い。従って本発明の目的とするところは、冷凍または冷
蔵庫冷凍室の自動給水装置の給水パイプにおける雑菌の
繁殖あるいは水あかの発生が抑制可能な自動給水装置を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
されるためになされたものであって、その要旨とすると
ころは、製氷皿への水の供給源となる給水タンクと、該
給水タンクからの水を一時貯える定量カップと、該定量
カップに貯えられた水を製氷皿に運ぶためのポンプと、
該ポンプと製氷皿との途中経路をなす給水パイプとから
なる冷凍または冷蔵庫冷凍室の自動給水装置において、
無機系抗菌剤を含有せしめた合成樹脂により前記給水パ
イプが形成されている自動給水装置にある。
【0007】
【作用】本発明においては給水パイプの材料として合成
樹脂に無機系抗菌剤を含有せしめたものを使用するの
で、給水パイプの内壁自体が抗菌性を発現するものであ
り、従って、仮に長期間にわたって製氷機が作動せず、
パイプ内に水が滞留しても、雑菌の繁殖あるいは水あか
の発生などを効果的に抑制することが可能となる。
【0008】
【実施例】以下図面を参照しながら本発明の一実施例に
ついて説明する。図1は本発明の自動給水装置を備えた
冷蔵庫の正面断面図である。図において、1は冷蔵庫本
体であり、冷凍室2と冷蔵室3から成り立っており、冷
凍室2側には自動製氷手段、冷蔵室3側には自動給水手
段が夫々設けられており、両手段は給水パイプ7を介し
て連続している。まず自動給水手段は、その拡大正面図
を図2に示すように、氷を製造するための水の供給源と
なる給水タンク4、該給水タンク4から一定量の水を常
に貯水するための、従来装置の開放タンクに相当する定
量カップ5、該定量カップ5内にセットされた浄水フィ
ルター11、該浄水フィルター11を通過して貯えられ
た水を給水パイプ7に吸い上げるための給水ポンプ6、
から構成されている。この場合、図1、図2においては
浄水フィルター11は定量カップ5内に設けられた態様
が示されているが、これらは一例であり、たとえば給水
タンク4の水出口部のふた部分に設けられても良い。
【0009】次に自動製氷手段は製氷皿9、貯氷箱10
および前記製氷皿9を反転駆動して氷塊を貯氷箱10に
落し込むための駆動装置8から構成されている。また前
記給水パイプ7の先端は製氷皿9に臨んで開口してお
り、給水パイプ7中の水が、凍結して作業に支障を来す
ことのないように、給水パイプ7の中間部の周囲をヒー
ター12で覆うことにより、凍結を防止する構成となっ
ている。
【0010】本発明実施例装置の基本構成は概略以上の
ようであるが、ここで本発明において最大の骨子とする
ところは前記給水パイプ7を、無機系抗菌剤を含有せし
めた合成樹脂により形成せしめた点にある。すなわち、
本発明においては、前記給水パイプ7自体を無機系抗菌
剤を含有せしめた合成樹脂によって形成するものであっ
て、これによって、製氷機が長期間作動しない間、滞留
した水により雑菌等が繁殖することを抑制することが可
能となるものである。この場合、抗菌剤としては、銅、
銀などの抗菌性を有する金属または金属化合物を含有す
る公知の無機系抗菌剤を使用するものである。なお、抗
菌剤を無機系に限定したのは、次にのべるように抗菌剤
を合成樹脂に混練成形を行なう際、加熱を伴なう点など
から、抗菌剤の組成に変化が生じることが考えられ、そ
の抗菌効果に影響をおよぼす恐れがあるからである。
【0011】次に、合成樹脂としては、通常より飲料水
の容器などに広く使用されているものであればいずれで
もよく、要するに成形性に優れ、且つ水中に望ましくな
い成分が溶出することのないような熱可塑性樹脂が好ま
しく、たとえばポリエチレン、ポリプロピレンなどのポ
リオレフィン系樹脂、或いは醋酸ビニル樹脂などを用い
ることが可能である。これらの樹脂に対して前記無機系
抗菌剤を粉末として配合し、通常の混練、押出装置を用
いて管状に成形すれば良い。なお、このような無機系抗
菌剤の合成樹脂に対する好ましい配合範囲は0.25〜
2.5重量%程度が適当である。配合量が0.25重量
%より少ないと、抗菌剤を添加しても、充分な抗菌効果
を発揮しない。一方、配合量が2.5重量%より多くな
ると、抗菌剤が偏って混入などのほか、混練にも支障を
来す場合が生ずるからである。
【0012】次に図1、図2に示した本発明の一実施例
装置の動作についてのべる。使用される水は予め給水タ
ンク4に貯えられており、タンク4を冷蔵室3内にセッ
トした際に定量カップ5内に移動する。この場合、タン
ク4を冷蔵室3内に設置することにより、製氷に供する
水の温度を予め低下せしめておき、製氷工程の促進をは
かるものである。定量カップ5内の水は浄水フィルター
11を通過することによって水道水に含まれる塩素分、
その他の不純物が除去され、給水ポンプ6の作動により
ま給水パイプ7を経由して冷凍室2に設置された製氷皿
9に注入される。この場合給水パイプ7は内部の水の凍
結防止のため、ヒーター12によって加熱される。製氷
皿9に形成された氷塊は駆動装置8により製氷皿9を駆
動反転して貯氷箱10に落し込み、以下これらの工程が
繰返し行なわれる。
【0013】この場合、前記浄化フィルター11に抗菌
性も備えられていれば、定量カップ5内の水については
雑菌の繁殖あるいは水あかの発生などの恐れもなく、衛
生的に満足すべきものとなる。ところで前記の工程の繰
返しにおいては、給水ポンプ6が一定時間作動して製氷
皿9が水で充満すると、これが結氷して次回の注水が行
なわれるまでの間は、給水ポンプ6の作動が停止し、給
水パイプ7内の水は、定量カップ5に全量戻る場合もあ
るが、給水パイプ7内に残留する場合もある。特に、都
合により製氷作業がしばらく中断されるような場合に
は、給水パイプ7内に長期にわたって水が滞留し時間の
経過に伴なって雑菌の繁殖あるいは水あかの発生などの
原因となりうる。しかしながら、本発明においては、給
水パイプ7が無機系抗菌剤を含有せしめた合成樹脂成形
体であるため、上記の繁殖、発生等を解消して常に定量
カップ5から製氷皿9までの水の経路を清潔に保つこと
が可能となる。
【0014】最後に実験結果に基いて本発明について具
体的に説明する。まず、無機系抗菌剤として金属銅粉末
1重量%を含有するポリエチレン樹脂を準備し、公知の
混練手段により混練し、複数個の定量200ccの試験容
器に成形した。一方、比較のために抗菌剤を含有しない
ポリエチレン樹脂のみからなる容器を複数個成形し、試
験に供した。夫々の容器に等量の蒸留水を注入したの
ち、抗菌剤を使用した容器については水1cc当り、平均
1.7×105 個の大腸菌を含む容器群と、同じく水1
cc当りブドウ状球菌を平均1.0×105 含む容器群と
を準備し、また単純ポリエチレンのみの比較容器につい
ては水1cc当り平均1.5×105 個の大腸菌を含む容
器群と、同じく水1cc当りブドウ状球菌を平均1.1×
105 個含む容器群とを準備し、夫々の容器群について
24時間後ならびに48時間後における生菌数の平均値
の変化状況を調査した。結果を表1に示す。
【0015】
【表1】
【0016】同表から明らかなように、無機系抗菌剤を
含有した樹脂を用いた場合には、48時間経過後、生菌
数は実質的にゼロとなるが、常法に基いて樹脂のみを形
成して使用する場合には、生菌数が殆ど減少しないか、
むしろ増加することが判る。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、冷凍または冷蔵庫冷凍
室の自動給水装置の給水パイプにおける雑菌の繁殖ある
いは水あかの発生が抑制可能な自動給水装置の提供が可
能となり、製氷機が長期間作動しなかった場合でも給水
パイプ内に滞留する水を衛生的に保つことが可能となる
ので給水パイプ内を常に清潔に維持することができるも
のであり、実用上の効果は極めて顕著である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動給水装置を備えた冷蔵庫の正面断
面図である。
【図2】図1の自動給水装置の拡大正面図である。
【図3】従来提案された自動製氷装置の構成の一例を正
す正面図である。
【図4】図3における開放タンクの構成を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 冷蔵庫本体 2 冷凍室 3 冷蔵室 4 給水タンク 5 定量カップ 6 給水ポンプ 7 給水パイプ 8,102 駆動装置 9,101 製氷皿 10,117 貯氷箱 11 浄水フィルター 12 ヒーター 103 電動ポンプ 104 開放タンク 105 吸込管 106 吐出管 107 仕切壁 108 水受室 109 吸上室 111 流出口受部 112 密閉タンク 114 バルブ 115 流水口体 118 活性炭フィルター

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 製氷皿への水の供給源となる給水タンク
    と該給水タンクからの水を一時貯える定量カップと、該
    定量カップに貯えられた水を製氷皿に運ぶためのポンプ
    と、該ポンプと製氷皿との途中経路をなす給水パイプと
    からなる冷凍または冷蔵庫冷凍室の自動給水装置におい
    て、無機系抗菌剤を含有せしめた合成樹脂により前記給
    水パイプが形成されていることを特徴とする自動給水装
    置。
JP19672892A 1992-07-23 1992-07-23 自動給水装置 Pending JPH0642849A (ja)

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JP19672892A JPH0642849A (ja) 1992-07-23 1992-07-23 自動給水装置

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ID=16362608

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JP (1) JPH0642849A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6467766B2 (en) 1998-11-20 2002-10-22 Fujitsu Limited Paper sheet feed mechanism
JP2006023021A (ja) * 2004-07-08 2006-01-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd 冷蔵庫の製氷装置

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JP4543791B2 (ja) * 2004-07-08 2010-09-15 パナソニック株式会社 冷蔵庫の製氷装置

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