JPH0642846Y2 - 自動インキ供給装置 - Google Patents

自動インキ供給装置

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JPH0642846Y2
JPH0642846Y2 JP1986095730U JP9573086U JPH0642846Y2 JP H0642846 Y2 JPH0642846 Y2 JP H0642846Y2 JP 1986095730 U JP1986095730 U JP 1986095730U JP 9573086 U JP9573086 U JP 9573086U JP H0642846 Y2 JPH0642846 Y2 JP H0642846Y2
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JP
Japan
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ink
inking roller
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sheet
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JP1986095730U
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JPS633435U (ja
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宏之 林
靖郎 江頭
和夫 鎗田
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Toppan Inc
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Toppan Inc
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  • Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、校正印刷機のインキングローラーに対して、
自動的にインキを供給する自動インキ供給装置に関す
る。
(従来技術と問題点) 校正印刷機で行う10枚強の校正刷の主目的は、印刷者が
発注者に印刷確認を行う為のものである。発注者は、校
正刷の文字や色調により印刷の善し悪しを評価する。仕
上がりに満足できない場合には注文を出し、印刷者はそ
の注文に合わせるように再度校正刷を行う。このような
過程を経て、発注者が校正刷の仕上がりにおいて満足に
いたると、印刷者はこの校正刷に合うよう本機大量印刷
を行う。
ここで、印刷者が色調に関して発注者の満足を得る為の
方法は種々ある。1つには、校正刷版を作成する為のポ
ジフィルムの調子などを作り直し校正刷を行う方法であ
る。2つには、ポジフィルムはそのままにして、校正刷
版に盛るインキ量等を調整することで発注者の注文に応
えようとするものである。
この2つの作業を印刷者側から比較してみると、ポジフ
ィルムを作り直して校正刷をやり直さなければならない
前者は負担が大きい。しかし後の本機印刷工程を考慮す
ると、後者の場合、製版におけるポジフィルムの状態が
どうあろうと、校正刷においていくらでも色調を変えら
れるということがある。しかし、この方法を使うと、こ
の後の工程である本機大量印刷においては複数の頁を面
付けして印刷を行う為に1頁単位のインキの量の調整は
なかかな難しく、校正刷と同じものが作れない。従って
このような場合に、大量の失敗(ヤレ)を出したり、刷
版に工夫をこらすなど、時間も含め大きなロスとなりや
すかった。したがって、校正刷を一定の状態で行うこと
が重要である。
次に校正刷を一定の状態で刷る為の手段につき、印刷管
理用スケールの濃度を知ろうということで、特開昭60−
151051「平台校正印刷機」等のような自動濃度計が発明
されている。ここで作業者は、校正刷がどういう状態で
刷られているかを認識できるわけであるが、問題はその
印刷管理用スケールから得られた情報を、どのように校
正印刷にフィードバックするかということである。校正
印刷機では、インキは作業者により、数枚印刷する毎に
ヘラでインキングローラーの軸方向に目分量で着肉され
るので、十分に対応できるとはいえなかった。
また、平台校正印刷機は多品種少ロット生産を行うた
め、版や用紙交換が簡便なこと、インキングローラー上
に保持されるインキの消費が早いこと等が必要となり、
版及び用紙を載置する定盤上をブランケットローラー、
インキングローラー、湿し水供給ローラーを搭載した架
台が走行することで校正印刷をおこなっている。ところ
で、インキは粘弾性物質のため、ある程度練らないと粘
性が発生せず、複数のローラーから構成されるインキ練
り機構が印刷機には必要であり、この機構は本機大量印
刷機のように大きさに制限の少ない場合はインキングロ
ーラーと常時接触させて設置することができるが、平台
校正印刷機の走行する架台のように大きさに制限のある
場合は搭載が困難なため、平台校正印刷機においては分
離させ、架台にインキングローラー、定盤横にインキ練
りローラー群を配置している。従って、平台校正印刷機
においては、新たにインキを供給した場合、架台を定盤
横のインキ練りローラー群の上で停止させ、インキング
ローラーを降下させてインキ練りローラー群と接触さ
せ、インキを練る必要がある。また、版を交換したの
ち、素早く次の版を印刷するには、前の版の絵柄に応じ
てインキングローラー、インキ練りローラー群上に保持
されているインキを素早く消費し、次の版の絵柄に応じ
させる必要があり、インキングローラーとインキ練りロ
ーラー群のローラー本数は最小限にする必要があり、し
ばしば練り不足のためインキの粘性が低く、インキ供給
直後の校正印刷物の濃度が極端に不安定になることがあ
る。
(考案の目的) 本考案は上記問題点を解決すべくなされたもので、校正
刷の濃度の安定化及び作業者の負担減少を得る為に、校
正印刷機において、自動濃度計等から直接データを受け
て、そのデータにもとずいて自動的にインキを供給する
自動インキ供給装置を提供することにある。
(考案の概要) 本考案は、版と用紙を載置する定盤と、該定盤上を走行
し前記用紙に絵柄と印刷管理用スケールを印刷する架台
と、該架台に搭載され前記版にインキを供給するインキ
ングローラーを有する平台校正印刷機の、前記インキン
グローラーに対してインキ供給を行う自動インキ供給装
置に於いて、前記印刷管理用スケールの印刷濃度を測定
する印刷濃度測定手段と、印刷枚数をカウントする印刷
枚数カウンタと、該印刷枚数カウンタと前記印刷濃度測
定手段からの信号に基づいて、前記インキングローラー
上のインキの補充が必要な箇所と量を計算し、数枚印刷
する毎に指示を出す演算装置と、前記インキングローラ
ー上の軸方向に複数個並置されたインキ壺と、前記演算
装置の指示により各該インキ壺に圧力を加える機構と、
該インキ壺への圧力により内部のインキを前記インキン
グローラーへ押し出す機構を備えていることを特徴とす
る自動インキ供給装置である。
(考案の実施例) 次に図面を参照しながら説明する。
第1図は、本考案の外観図である。平台校正印刷機のイ
ンキングローラー(1)の上部に、渡しバー(2)が渡
しである。この渡しバー(2)には、ソレノイドコイル
(3)が複数個についており、また、インクストック壺
(6)がついている。インキストック壺(6)には、圧
縮空気がエアーチューブ(7)を介して送られており、
インキは圧力を受けている。インキは、インキチューブ
(5)でペンインキ壺(4)に送られる。
第2図は、ペンインキ壺(4)周辺の説明図である。ソ
レノイドコイル(3)の上下動バー(9)はペンインキ
壺(4)とつながっており、上下動バー(9)の上部
は、バネ(10)により上に引き上げられている。ソレノ
イドコイル(3)に信号が入ったときに、ペンインキ壺
(4)は下降する。ペンインキ壺(4)の先端には、ボ
ール(10)がつまっている。
第3図は、インキングローラー(1)へのインキの着肉
の説明図である。(A)は、ペンインキ壺(4)が上昇
しているところで、ペンインキ壺(4)内のインキは、
ボール(10)により脱出を阻まれている。(B)はペン
インキ壺(4)が下降しているところで、ボール(10)
とペンインキ壺(4)のあいだからインキがもれでる。
第4図は、信号の流れのブロック図である。絵柄面積率
計や自動濃度測定器など(11)から得られた信号と、印
刷枚数カウンタ(13)の信号から、演算装置(12)にて
複数のソレノイドコイル(3)の駆動量を計算するもの
であるインキの補充が必要な箇所と量を指示する機構で
ある。なお、校正印刷機での自動インキ供給装置を駆動
する情報としては、先の自動濃度計を用いてもよいし、
精度は落ちるが、絵柄面積率計から必要インキ量を得て
もよい。
(本考案の効果) 本考案の自動インキ供給装置を用いることにより、自動
濃度測定機の情報を直接利用し、インキの補充を必要な
箇所に、必要な量だけ行うことが可能となり、生産スピ
ードの上昇させつつ、印刷物の品質向上させ、作業者の
負担軽減を計るという顕著な作用効果を奏するものであ
る。すなわち、平台校正印刷機の如く、架台にインキン
グローラーを有し、定盤横にインキ練りローラーを有
し、インキをインキングローラーに補充する毎に架台を
インキ練りローラー上に停止させ、インキングローラー
を降下させてインキを練る必要のある印刷機において、
数枚印刷する毎にインキの補充をインキングローラー上
に行うことによって、停止回数を削減し生産スピードを
上昇させ、また、不安定になりやすいインキ供給直後の
一枚目の濃度測定に基づかないことで印刷物の品質向上
をはかり、更に、作業者が目分量でヘラで供給していた
作業を自動化することで作業者の負担軽減を計るという
顕著な作用効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例の外観図である。 第2図は、ペンインキ壺周辺の説明図である。 第3図は、インキングローラーへのインキの着肉の説明
図である。 第4図は、信号の流れのブロック図である。 (1)……インキングローラー (2)……渡しバー (3)……ソレノイドコイル (4)……ペンインキ壺 (5)……インキチューブ (6)……インキストック壺 (7)……インキチューブ (8)……バネ (9)……上下動バー (10)……ボール (11)……絵柄面積率計や自動濃度測定器など (12)……演算装置 (13)……印刷枚数カウンタ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】版と用紙を載置する定盤と、該定盤上を走
    行し前記用紙に絵柄と印刷管理用スケールを印刷する架
    台と、該架台に搭載され前記版にインキを供給するイン
    キングローラーを有する平台校正印刷機の、前記インキ
    ングローラーに対してインキ供給を行う自動インキ供給
    装置に於いて、 前記印刷管理用スケールの印刷濃度を測定する印刷濃度
    測定手段と、 印刷枚数をカウントする印刷枚数カウンタと、 該印刷枚数カウンタと前記印刷濃度測定手段からの信号
    に基づいて、前記インキングローラー上のインキの補充
    が必要な箇所と量を計算し、数枚印刷する毎に指示を出
    す演算装置と、 前記インキングローラー上の軸方向に複数個並置された
    インキ壷と、 前記演算装置の指示により各該インキ壷に圧力を加える
    機構と、 該インキ壷への圧力により内部のインキを前記インキン
    グローラーへ押し出す機構を備えていることを特徴とす
    る自動インキ供給装置。
JP1986095730U 1986-06-23 1986-06-23 自動インキ供給装置 Expired - Lifetime JPH0642846Y2 (ja)

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JP1986095730U JPH0642846Y2 (ja) 1986-06-23 1986-06-23 自動インキ供給装置

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JP1986095730U JPH0642846Y2 (ja) 1986-06-23 1986-06-23 自動インキ供給装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS633435U JPS633435U (ja) 1988-01-11
JPH0642846Y2 true JPH0642846Y2 (ja) 1994-11-09

Family

ID=30960628

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2560388B2 (ja) * 1988-02-16 1996-12-04 凸版印刷株式会社 校正印刷機におけるインキの供給方法
JP3068161B2 (ja) * 1990-07-16 2000-07-24 三菱重工業株式会社 インキ供給装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5630928B2 (ja) * 1973-07-30 1981-07-17
JPS6063167A (ja) * 1983-09-16 1985-04-11 Form Insatsu Kk 印刷機における給肉装置

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JPS633435U (ja) 1988-01-11

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