JPH0642804B2 - 収穫機 - Google Patents

収穫機

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JPH0642804B2
JPH0642804B2 JP63276964A JP27696488A JPH0642804B2 JP H0642804 B2 JPH0642804 B2 JP H0642804B2 JP 63276964 A JP63276964 A JP 63276964A JP 27696488 A JP27696488 A JP 27696488A JP H0642804 B2 JPH0642804 B2 JP H0642804B2
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vegetables
film
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cutter
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Matsuyama Plow Manufacturing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は主としてキャベツや白菜などの結球野菜を収穫
する収穫機に関する。
(従来の技術) 一般に、この種の結球野菜は軟弱であって損傷し易い性
質を有するとともに、収穫時には結球野菜内に土が混入
し易く、したがって、この種の結球野菜の収穫にあたっ
ては品質管理上、通常は人力によって行なわれているこ
とが少なくない。しかし、人力で収穫することは多大の
労力を要し非能率的であるところから機械的手段によっ
て収穫することが提案されている。
すなわち、たとえば、実開昭49−136754号公報
に記載されているように、結球野菜を引抜く一対のデバ
イダー及びこの一対のデバイダーの後部に設けたカッタ
ーを有する刈取装置を設け、この刈取装置の後端部に後
上りに傾斜した持上げコンベヤを設けるとともに、この
持上げコンベヤの搬出端部に横送りコンベヤを介して収
容部を設け、前記カッターにて切断された結球野菜の根
茎部及び根葉部は圃場に残置し、結球野菜は収容部に収
容する構造が知られている。
また、特公昭44−17987号公報に記載されている
ように、結球野菜の根茎部を切断して圃場に残置し、こ
の畝上に横たわった結球野菜を収集して包装台に載置
し、この包装台においてフィルムにて結球野菜を包装す
るとともに、この包装した結球野菜をコンベヤにてパッ
ケージ部に搬送する構造が知られている。
(発明が解決しようとする課題) 前記各公報に記載の構造では、結球野菜を機械的手段に
よって収穫できる点で好ましいものであるが、しかし、
結球野菜から切断除去された根茎部及び根葉部等の残渣
はそのまま圃場に残存されるため、この圃場に結球野菜
を連作した場合には根こぶ菌等の雑菌が発生し、結球野
菜が結球しなかったり、腐敗することが少なくなく、し
たがって、連作が困難で転作を余儀なくされる、という
耕作上の問題がある。
また、実開昭49−136754号公報に記載の構造で
は、結球野菜は後上りに傾斜した持上げコンベヤ上に載
置して搬送するため、結球野菜は前下方に向かって滑落
し易く、結球野菜を包装する包装装置を備えていないた
め、結球野菜の鮮度を維持することができず、特公昭4
4−17987号公報に記載の構造では、先ず結球野菜
を包装し、この包装した結球野菜をコンベヤにてパッケ
ージ部に搬送するため、その搬送中の振動によって結球
野菜の茎葉が損傷され易く、店頭陳列の際には損傷した
茎葉を取り除かなければならない手数を要する、という
問題がある。
そこで、本発明はこのような課題に鑑みてなされたもの
で、結球野菜の収穫作業に関連してこの結球野菜から切
断除去された根茎部及び根葉部等の残渣を確実に捕捉し
て圃場に残留することを確実に防止でき、このため、根
こぶ菌等の発生原因となる根茎部及び根葉部等の残渣を
圃場外に確実に搬出することができ、結球野菜の連作を
可能にでき、また、結球野菜が搬送方向と反対方向に滑
落することを防ぎ包装装置に向けて確実に搬送すること
ができ、さらに、店頭陳列に備えた状態にした結球野菜
を簡単に包装シールすることができ、したがって、連作
を考慮した圃場管理を行いながら結球野菜の鮮度を十分
に維持して結球野菜を収穫する収穫機を提供することを
目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 本発明の収穫機は、結球野菜を挟んで抜き取る一対の抜
取刃体と、この一対の抜取刃体の後部に後上がり傾斜し
て連設され抜き取られた結球野菜を挾持して後上方に向
かって搬送するとともに搬出端部において結球野菜の挟
持を解放する一対の持上げコンベヤと、この一対の持上
げコンベヤの途中に設けられ結球野菜の不要な根茎部を
切断除去するカッターと、このカッターの下方部に設け
られ切断された根茎部を収納する第1のコンテナと、前
記一対の持上げコンベヤの搬出端部に連設された横送り
コンベヤに臨ませて設けられ結球野菜から除去された不
要根葉部を細断する細断装置及びこの細断装置から排出
された細断片を収納する第2のコンテナと、前記横送り
コンベヤの搬出端部に連設され横送りコンベヤから搬出
される不要根葉部を除去した結球野菜を包装するフィル
ムを有しこのフィルムを所定位置から切断するカッター
及び結球野菜を包装したフィルムの重合部を熱接着する
ヒータを設けた包装装置と、を具備したものである。
(作用) 本発明の収穫機では、一対の抜取刃体によって結球野菜
を両側部から挟んで進行すると、この一対の抜取刃体に
て結球野菜は圃場から次第に抜き取られるとともに、こ
の結球野菜は一対の持上げコンベヤ間に挾持されて後方
に向かって搬送される。また、この結球野菜は搬送途中
において、その根茎部がカッターによって切断除去さ
れ、この不要な根茎部は第1のコンテナ内に落下されて
収納される。
また、根茎部を除去した後の結球野菜は一対の持上げコ
ンベヤの搬出端部においてその挾持が解除されて横送り
コンベヤ上に搬入される。そして、横送りコンベヤ上の
結球野菜から不要根葉部を除去するとともに、この不要
根葉部は細断装置によって細断され、この細断装置から
排出される細断片は2つのコンテナ内に収納される。
さらに、不要根葉部が除去された結球野菜は横送りコン
ベヤによって包装装置に向かって搬送されるとともに、
その搬出端部から包装装置に搬出される。また、包装装
置において、結球野菜はフィルムによってその全体が包
装されるとともに、このフィルムはカッターにて所定の
位置から切断され、この結球野菜を包装したフィルムの
重合部はヒータにて熱接着される。そして、この包装し
た結球野菜はダンボール箱などの梱包箱内に収納して出
荷に備える。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を添附図面に基づいて説明す
る。
第1図及び第2図において、1は機枠で、この機枠1の
前側略中間部にはミッション2を内蔵したミッションケ
ース3が固定され、このミッション2の入力軸4は前方
部に向けて回転自在に突出されている。また、前記機枠
1の前端略中間部にはトラクタ5の三点リンク機構6に
着脱自在に連結する三点連結部7を有する連結枠8が固
定されている。
つぎに、前記機枠1の一側上部には前後左右の支柱9を
介して左右の支枠10がそれぞれ水平状に配設固定され、
この左右の支枠10の途中下部にはブラケット11がそれぞ
れ固着されている。また、前記前部左右の支柱9間に固
着された前枠12に吊持アーム13が前方に向かって水平状
に突設され、この吊持アーム13の前端下部にはシリンダ
ー装置14の本体15の基部が支軸16にて回動自在に軸架さ
れている。
また、前記左右のブラケット11間に支軸17にて後上りに
傾斜して配設された一対の持上げコンベヤ18の後端近傍
部を抱持した後部抱持枠19が回動自在に軸架され、この
一対の持上げコンベヤ18の前端部を抱持した前部抱持枠
20が支軸21にて前記シリンダー装置14のピストンロッド
22に高さ調節自在に吊持されている。
前記一対の持上げコンベヤ18は、前記前部抱持枠20と後
部抱持枠19間に一対の強度メンバー23が所定の間隔をお
いて相対して平行に固定され、この一対の強度メンバー
23の前端部に位置して前記前部抱持枠20内にはガイドロ
ーラ24が支軸25にてそれぞれ回転自在に軸架されてい
る。
前記一対の強度メンバー23の後端部に位置して前記後部
抱持枠10内には駆動ローラ26が駆動軸27にてそれぞれ回
転自在に軸架されている。また、前記前後部の相対する
ガイドローラ24及び駆動ローラ26間には無端ベルト状の
無端回行体28がそれぞれ回行自在に懸架されている。
さらに、前記左右の駆動軸27には油圧モータ29が連動連
結されている。そして、前記左右の油圧モータ29の駆動
により、左右の無端回行体28は相対する内側回行部30が
後方に向って回行するように互いに反対方向に向かって
同速で回行され、この相対する内側回行部30間にて結球
野菜Aの根茎部Bを挾持してこれを後上方に向かって搬
送するようになっている。
つぎに、前記前部抱持枠20の下端部から前方部に向かっ
て左右に分割した一対の取付片31がそれぞれ突設され、
この左右の取付片31に一対の抜取刃体32がそれぞれ固着
され、この一対の抜取刃体32にて前記根茎部Bを抱持す
る内側回行部30間の間隙33に連通する一連の連通間隙34
及び拡開した導入口35が形成されている。
また、前記左右の抜取刃体32は上面部に前記結球野菜A
の下部を支持してこれを後方に案内する弧状の支持面36
をそれぞれ有し、この左右の支持面36は後方部を次第に
高く傾斜して形成されている。
また、前記一対の強度メンバー23の後側下部に固定刃37
が取着され、この一方の強度メンバー23の後側下部には
前記固定刃37に対して摺接回動する回転刃38が回転自在
に軸架され、この回転刃38は一方の強度メンバー23の取
付枠39に支持された油圧モータ40に連動連結されてい
る。そして、この固定刃37と回転刃38とにより結球野菜
Aの根茎部Bを切断除去するカッター41が構成されてい
る。
また、前記カッター41の下方部に位置して前記機枠1上
に出入れ自在に載置された第1のコンテナ42の導入口43
が開口され、この第1のコンテナ42内に収容されたパッ
ケージ用のバッグ44内には結球野菜Aから切断された根
茎部Bが落下収納されるようになっている。
つぎに、前記機枠1の上部にプラットホーム45上及び左
右の支脚46,47がそれぞれ固定され、このプラットホー
ム45及び左右の支脚46,47にて横送りコンベヤ48が配設
支持されている。この横送りコンベヤ48は、左右方向に
延在されたコンベヤフレーム49を有し、このコンベヤフ
レーム49の左右両端部に駆動ローラ50及び従動ローラ51
がそれぞれ回転自在に軸架され、この左右の駆動ローラ
50及び従動ローラ51間には無端回行体52が回行自在に懸
架され、この無端回行体52の一側部の搬入部53は前記一
対の持上げコンベヤ18の搬出端部54の下部に臨ませて配
設されている。
また、前記横送りコンベヤ48の搬出端部55の外方部に位
置した前記プラットホーム45の部分には結球野菜Aを包
装する包装装置56が設けられているとともに、この包装
装置56の後方部に位置した前記プラットホーム45の部分
が梱包部57とされ、この梱包部57には箱詰梱包用のダン
ボール箱58が載置されている。
前記包装装置56は、機枠59を有し、この機枠59の内側上
部には結球野菜Aを載置処理する第1の処理台60が固定
され、この第1の処理台60の外側部に案内口61及びこの
案内口61の外方に位置して下降傾斜した案内板62を介し
て前記第1の処理台60より低位置において第2の処理台
63が固定されている。
また、前記第1の処理台60における案内口61の開口縁部
には上方に向かって円弧状に彎曲したフィルム案内部64
が形成されている。また、前記案内口61の前後部に取付
板65が相対してそれぞれ垂直状に設けられ、この前後部
の取付板65間には支軸66にて揺動体67の内端近傍部が上
下方向に揺動自在に軸着されている。この揺動体67は、
前後の支片68間に固着された波形状の案内片69を有し、
この案内片69の外側部におけるフィルム支持面70の略中
間前後方向には案内長溝71が形成されている。
また、前記支軸66の一側部にスプリング72が捲回され、
このスプリング72の一側部が前記一側部の取付板65の下
部に突設された係止ピン73に係止されているとともに、
このスプリング72の他端部が前記一側部の支片69に係止
され、このスプリング72によって支軸66を中心として揺
動体67は常時上方に向かって附勢され、前記取付板65の
外側上下部には前記揺動体67の支片68の上昇回動所定位
置及び下降回動所定位置を係止するストッパー74,75が
それぞれ突出され、この上部のストッパー74にはスプリ
ング72にて揺動体67の支片68の上端縁部が係止されるよ
うになっている。
また、前記第2の処理台63の前後部にはフィルムFを熱
接着する細巾板状のヒーター76が第2の処理台63上に平
行に露出して配設固定されている。さらに、前記揺動体
67の前記案内長溝71の直下にはフィルムFを熱切断する
断面山形状のヒートカッター77が固定され、このヒート
カッター77はフィルムFによって下降回動された場合の
揺動体67の案内長溝71内に挿入し、そのフィルム支持面
70上のフィルムFを熱切断するようになっている。そし
て、前記前後のヒーター76及び前記ヒートカッター77は
図示しないバッテリーのような電源にスイッチを介して
接続されている。
また、前記第1の処理台60のフィルム案内部64と前記揺
動体67の案内片69の内端部に形成された円弧状のフィル
ム案内部78との間には長溝状のフィルム引出口79が形成
され、このフィルム引出口79の下方部にフィルム支持機
構80が設けられている。
前記フィルム支持機構80は、外側方に稍傾斜して前後方
向に延在したガイド板81を有し、このガイド板81の内側
方部に横架された支軸82に回動片83が上下方向に回動自
在に軸架され、この回動片83の先端部には前記ガイド板
81にフィルムFを介して係合するガイドローラ84が回転
自在に軸架されている。また、前記回動片83はコイルス
プリング85によって常時下方に附勢され、そのガイドロ
ーラ84がガイド板81に係合されるようになっている。
さらに、前記機枠59の内側部内にフィルム繰出軸86が回
転自在に横架され、このフィルム繰出口86にはローラ状
に捲回されたフィルムローラ87が支架されている。そし
て、このフィルムローラ87のフィルムFは、その途中が
前記ガイド板81とガイドローラ84との間に引出可能に弾
持されているとともに、前記引出口79から順次引出され
ているようになっており、かつ、このフィルムFはフィ
ルム支持機構80によってフィルム引出口79から機枠59内
に引戻されることがないようになっている。
また、前記機枠1の外端部にすなわち前記包装装置56の
第2の処理台63の外方部に位置して作業者の座席88が設
けられている。
つぎに、前記プラットホーム45の略中間部にホッパー89
が固定され、このホッパー89の底部には細断ロータ90が
回転自在に軸架され、この細断ロータ90は回転自在に軸
架された回転軸91を有し、この回転軸91の軸方向には所
定の間隔をおいて多数の細断刃92が放射状に突設され、
この各細断刃92はホッパー89の下底部における前側部か
ら突設された多数の各固定刃93に対して近接回動される
ようになっている。
また、この各固定刃93と各細断刃92とにより結球野菜A
の不要根葉部を細断するようになっているとともに、こ
の細断ロータ90によって細断された細断片が図示しない
排出口からその回転によって排出するようになってい
る。そして、排出口を有するホッパー89、細断ロータ90
及び固定刃93によって細断装置94が構成されている。ま
た、前記ホッパー89の排出口には、その導入口を臨ませ
た第2のコンテナ105が前記機枠1上に載置され、この
第2のコンテナ105内には細断片を収納するパッケージ
用のバッグが収容されている。
つぎに、前記ミッション2の第1の出力軸95に連動媒体
96を介して前記細断装置94の回転軸91が連動連結され、
前記ミッション2の第2の出力軸97に連動媒体98を介し
て前記横送りコンベヤ48の駆動ローラ50の駆動軸99が連
動連結され、さらに前記ミッション2の第3の出力軸10
0に連動媒体101を介して前記機枠1上に固定された油圧
ポンプ及び油圧タンクからなる油圧駆動機構102が連動
連結され、この油圧駆動機構102の作動によってこれに
連動連結された前記各油圧モータ29,40が駆動されるよ
うになっている。
なお、図中103は機枠1に回転自在に軸架された車輪、1
04はトラクタ5の車輪である。
つぎに、前記実施例の作用を説明する。
トラクタ5の進行で本機を牽引する一方、トラクタ5の
動力取出軸からの動力を動力伝達軸106を介して入力軸
4に伝達してミッション2を駆動すると、この第1乃至
3の出力軸95,97,100が回転されるとともに、連動媒体9
6,98,101を介して細断装置94の細断ロータ90、横送りコ
ンベヤ48の無端回行体52及び油圧駆動機構102がそれぞ
れ作動され、かつこの油圧駆動機構102の作動によって
各油圧モータ29,40が駆動され、一対の無端回行体28及
び回転刃38があらかじめ設定された方向に回転する。
そして、進行される一対の抜取刃体32間の導入口35内に
結球野菜Aが導入されると、この結球野菜Aは一対の抜
取刃体32の支持面36上に両側部から挟むようにして支持
されるとともに、この結球野菜Aの根茎部Bは一対の抜
取刃体32間の連通間隙34内に移行される。この場合、こ
の支持面36は後上りに傾斜して形成されていることによ
り、その支持面36の進行に伴ってこの支持面36によって
結球野菜Aは次第に上方に引き上げられるとともに、こ
の支持面36に後端部において結球野菜Aの根茎部Bは圃
場から抜き取られる。
また、一対の抜取刃体32によって抜き取られた結球野菜
Aは、その進行に伴ってそのまま一対の持上げコンベヤ
18の搬入部に導入され、この根茎部Bの上部が無端回行
体28における相対する内側回行部30間に挾持されるとと
もに、この結球野菜Aの下部は相対する内側回行部30の
上部に載るようにして支持され、この結球野菜Aは相対
する内側回行部30によって植付状態のままで後上方に向
って搬送される。
また、結球野菜Aが後側部のカッター41の位置まで搬送
されると、この結球野菜Aの根茎部Bの下部が固定刃37
と回転刃38とによって切断除去され、この切断根茎部b
は第1のコンテナ42内のバッグ44内に落下収納される。
これにより、土を含む下部の切断根茎部bが徐々される
ので結球野菜Aの茎部内に土が混入することが防止さ
れ、また切断根茎部bはバッグ44内に収納されるので、
切断根茎部bは収集する手数及び労力が不用となる。
また、根茎部Bから下部の切断根茎部bを切り落した結
球野菜Aはそのままさらに後方部に搬送され、その搬出
端部54においてその上部の根茎部Bは相対する左右の内
側回行部30による挾持から解放され、したがって、結球
野菜Aは横送りコンベヤ48の搬入部53上に搬入される。
また、横送りコンベヤ48の搬入部53上に搬入された結球
野菜Aをプラットホーム45上の作業者が取り上げ、この
根茎部Bの上部を含む不要根葉部をカッターにて切断
し、結球野菜Aを出荷できる状態に整えた後にこの結球
野菜Aを再び横送りコンベヤ48の無端回行体52上に載置
し、この無端回行体52にて結球野菜Aが包装装置56の第
1の処理台60上に搬入される。
つぎに、フィルム引出口79からフィルムFを引張って引
出すとともに、このフィルムFを、フィルム案内部64を
介して内方の横送りコンベヤ48側に向かって折返して第
1の処理台60上の結球野菜Aの上部にかぶせ、このフィ
ルムFを把持して引出しながら結球野菜Aを上下反転し
てこの結球野菜Aを第2の処理台63に向って被覆移動す
ると、フィルムFは揺動体67の案内片69におけるフィル
ム案内部78を介してフィルム引出口79から引出される。
ついで、結球野菜Aを第2の処理台63上に載置するとと
もに、この引出されたフィルムFによって揺動体67の案
内片69におけるフィルム支持面70が下方に押動され、こ
の揺動体67がスプリング72に抗して支軸66を中心として
下降回動され、このフィルム支持面70における案内長溝
71内にヒートカッター77の先端部が挿入される。そし
て、このヒートカッター77によってフィルム支持面70上
のフィルムFが熱切断される。
ついで、第2の処理台63上において結球野菜Aを回動し
て機枠59の案内板62上の切断された自由端部を結球野菜
Fに捲回すると、この結球野菜Aを介してフィルムFは
その両自由端部f,fが重合され左右部を開口した
フィルム筒体Fに形成される。そして、このフィルム
筒体Fの重合部fを前後のヒーター76によって熱接
着するとともに、このフィルム筒体Fの左右の開口縁
部を折畳み、この左右の重合部fを前後のヒーター76
によって熱接着する。これにより、結球野菜Aの全体が
フィルムFによって被覆包装される。
このようにして、横送りコンベヤ48の搬出端部55から包
装装置56の第1の処理台60上に搬入された各結球野菜A
はフィルムFを所定の長さに切断しつつこのフィルムF
によって順次包装される。そして、この包装された各結
球野菜Fは梱包部57のダンボール箱58内に順次収納さ
れ、これを所定量収納することにより出荷に備えて梱包
される。
また、前記のようにカッターにて切断された不要根葉部
は細断装置94のホッパー89内に投入され、この不要根葉
部は底部の細断ロータ90の各細断刃92及び各固定刃93に
よって細断され、この細断片は細断ロータ90の回転に伴
ってホッパー89の排出口から排出され、この細断片は第
2のコンテナ105内のバッグ内に収納され、所定量収納
されることによりパッケージすることができる。
このようにして、圃場の結球野菜Aは圃場から順次抜き
取られ、この結球野菜Aは搬送途中において段階的に整
備されるとともに、この結球野菜Aは出荷できるように
包装して収穫することができる一方、この結球野菜Aか
ら除去された切断根茎部b及び不要根葉部は別々に捕捉
処理され、これらが圃場に排出放置されることが防止さ
れる。
なお、前記実施例では、包装装置56は、フィルムFの引
出し、このフィルムFの折畳み包装は手動による場合に
ついて説明したが、この結球野菜Aの包装は自動包装手
段を用いて行なうようにすれば、更に能率よく包装する
ことができる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、結球野菜の収穫作業に関連してカッタ
ーにて結球野菜から切断除去された根茎部は第1のコン
テナ内に確実に捕捉収納することができるとともに、細
断装置にて細断排出された不要根葉部等の細断片は第2
のコンテナ内に確実に捕捉収納することができ、したが
って、根茎部及び根葉部等の残渣が圃場に残留すること
を確実に防止でき、このため、根こぶ菌等の発生原因と
なる根茎部及び根葉部等の残渣を圃場外に確実に搬出す
ることができ、結球野菜の連作を充分可能にすることが
できる。
また、一対の持上げコンベヤにて結球野菜を抜き取った
状態のまま挟持して搬送することにより、結球野菜が搬
送方向と反対方向に滑落することを防止できるととも
に、搬送途中のカッターにて結球野菜の根茎部を所定の
位置から確実に切断することができる。
さらに、横送りコンベヤの搬出端部から搬出される店頭
陳列に備えた状態の結球野菜は包装装置のフィルムにて
簡単に包装することができるとともに、この結球野菜を
包装したフィルムの重合部はヒータにて簡単に熱接着す
ることができ、このため、結球野菜の鮮度を十分に維持
できるとともに、輸送中に結球野菜が汚損・損傷するこ
とを防止でき、そのまま店頭に陳列することができる。
したがって、連作を考慮した圃場管理を行いながら結球
野菜を採取及び鮮度を十分に維持する状態で包装シール
して収穫することができ、作業性及び結球野菜の品質管
理上好ましい収穫機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の一実施例を示すもので、第1図は結球野菜
の収穫装置の側面図、第2図は同上平面図、第3図は同
上包装装置の一部を切欠した側面図、第4図ないし第6
図は結球野菜の包装説明図である。 18……持上げコンベヤ、32……抜取刃体、41……カッタ
ー、42……第1のコンテナ、48……横送りコンベヤ、56
……包装装置、76……ヒーター、77……カッター、94…
…細断装置、105……第2のコンテナ、A……結球野
菜、B……根茎部、F……フィルム。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】結球野菜を挟んで抜き取る一対の抜取刃体
    と、 この一対の抜取刃体の後部に後上がり傾斜して連設され
    抜き取られた結球野菜を挾持して後上方に向かって搬送
    するとともに搬出端部において結球野菜の挟持を解放す
    る一対の持上げコンベヤと、 この一対の持上げコンベヤの途中に設けられ結球野菜の
    不要な根茎部を切断除去するカッターと、 このカッターの下方部に設けられ切断された根茎部を収
    納する第1のコンテナと、 前記一対の持上げコンベヤの搬出端部に連設された横送
    りコンベヤに臨ませて設けられ結球野菜から除去された
    不要根葉部を細断する細断装置及びこの細断装置から排
    出された細断片を収納する第2のコンテナと、 前記横送りコンベヤの搬出端部に連設され横送りコンベ
    ヤから搬出される不要根葉部を除去した結球野菜を包装
    するフィルムを有しこのフィルムを所定位置から切断す
    るカッター及び結球野菜を包装したフィルムの重合部を
    熱接着するヒータを設けた包装装置と、を具備した ことを特徴とする収穫機。
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