JPH0642792A - ゆらぎデータ生成及び制御装置 - Google Patents

ゆらぎデータ生成及び制御装置

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JPH0642792A
JPH0642792A JP4036359A JP3635992A JPH0642792A JP H0642792 A JPH0642792 A JP H0642792A JP 4036359 A JP4036359 A JP 4036359A JP 3635992 A JP3635992 A JP 3635992A JP H0642792 A JPH0642792 A JP H0642792A
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JP
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fluctuation
fluctuation data
control
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JP4036359A
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English (en)
Inventor
Takamasa Kikuchi
孝眞 菊地
Kenji Nakamura
健二 中村
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Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
Original Assignee
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
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Publication date
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  • Control Of Positive-Displacement Air Blowers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 ゆらぎ特性を持つ実測データに基づき簡単な
アルゴリズムで多様な制御モードの制御信号を生成し、
風等の環境を制御することができるゆらぎデータ生成及
び制御装置を提供する。 【構成】 ゆらぎ特性を有する時系列の信号を入力手段
1から入力して積算し、データ生成手段2において一定
の時間幅毎に平均値を求め該平均値データを予め設定さ
れた上限値と下限値の範囲内に調整して生成したゆらぎ
データをゆらぎデータ記憶部3に記憶して所定のタイミ
ングで順次読み出し環境創成手段を制御するので、実測
データを利用して簡単にゆらぎデータを生成することが
でき、再現可能な時間間隔で環境創成手段5を制御する
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、風や香り等の発生量が
制御可能な環境創成手段をゆらぎデータで制御するゆら
ぎデータ生成及び制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、人工的な環境の創成において、意
味情報を持たない雑音に、人間にとって馴染みのよい音
量感の変化、すなわち「振幅ゆらぎ」を与える試みが行
われている。「ゆらぎ特性」として、自然界に広く存在
する1/f特性、「ゆらぎの大きさがゆらぎの周波数に
逆比例する性質」を採用した「振幅ゆらぎ雑音」は、室
内等における音環境改善に有用であることが見出されて
いる。また、このようなゆらぎ特性を風にも適用したも
のとして、ゆらぎ扇風機等が提案されている。
【0003】振幅や周波数、発生タイミング等、ある物
理量が時間の経過とともに変動する現象を「ゆらぎ」と
呼んでいるが、ある種の音楽や自然音が人をリラックス
させる効果を持つのは、この「ゆらぎ」と深い関わりを
持つことが知られている。すなわち、自然界の音には、
不規則性があり、例えば小川のせせらぎの音やこおろぎ
の鳴き声にも、音の大きさ、音の高低、発生タイミング
等に変動(ゆらぎ)があり、しかも繰り返すことのない
ものである。このようなゆらぎのリズムは、そよ風等に
おいても同様に存在し、常に一定風量の扇風機からの風
より人に対して特別な意識を起こさせずリラックスさせ
るものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
ゆらぎ扇風機は、具体的にゆらぎ特性をどのようにして
作り出しているのか明らかではなく、現実にゆらぎ特性
のあるデータをプログラミングすることは手間と時間が
かかることである。しかも、ゆらぎ特性のあるデータを
作り出すにしても、コンピュータを使ったプログラミン
グでは、一定の法則に基づくものとなり、自然界に存在
するゆらぎのリズムとは異なったものになり、自然界に
存在するゆらぎのリズムを創出することはできない。
【0005】また、扇風機や空調の風量にゆらぎ特性を
持たせる場合に、自然界の風のデータをそのまま制御信
号に変換して扇風機や空調の風量を制御しても、実際に
は装置側で追従できないという問題がある。
【0006】本発明は、上記の課題を解決するものであ
って、ゆらぎ特性を持つ実測データに基づき簡単なアル
ゴリズムで多様な制御モードの制御信号を生成し、風等
の環境を制御することができるゆらぎデータ生成及び制
御装置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】そのために本発明の風や
香り等の発生量が制御可能な環境創成手段をゆらぎデー
タで制御するゆらぎデータ生成及び制御装置は、ゆらぎ
特性を有する時系列の信号を入力する信号入力手段、該
信号入力手段から入力した信号を積算して一定の時間幅
毎に平均値を求め該平均値データを予め設定された上限
値と下限値の範囲内に調整しゆらぎデータを生成するデ
ータ生成手段、該データ生成手段で生成されたゆらぎデ
ータを順次記憶する記憶手段、及び該記憶手段に記憶さ
れたゆらぎデータを所定のタイミングで順次読み出し環
境創成手段を制御する制御手段を備えたことを特徴とす
る。
【0008】また、ゆらぎデータ生成装置は、ゆらぎ特
性を有する時系列の信号を入力する信号入力手段、該信
号入力手段から入力した信号を積算して一定の時間幅毎
に平均値を求め該平均値データを予め設定された上限値
と下限値の範囲内に調整しゆらぎデータを生成するデー
タ生成手段、及び該データ生成手段で生成されたゆらぎ
データを順次記憶する記憶手段を備え、ゆらぎ制御装置
は、ゆらぎ特性を有する時系列の信号を入力して積算
し、一定の時間幅毎に平均値を求め該平均値データを予
め設定された上限値と下限値の範囲内に調整して生成し
たゆらぎデータを記憶するデータ記憶手段、及び該記憶
手段に記憶されたゆらぎデータを所定のタイミングで順
次読み出し環境創成手段を制御する制御手段を備えたこ
とを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明のゆらぎデータ生成及び制御装置では、
ゆらぎ特性を有する時系列の信号を入力する信号入力手
段、該信号入力手段から入力した信号を積算して一定の
時間幅毎に平均値を求め該平均値データを予め設定され
た上限値と下限値の範囲内に調整しゆらぎデータを生成
するデータ生成手段、該データ生成手段で生成されたゆ
らぎデータを順次記憶する記憶手段、及び該記憶手段に
記憶されたゆらぎデータを所定のタイミングで順次読み
出し環境創成手段を制御する制御手段を備えるので、実
測データを利用して簡単にゆらぎデータを生成すること
ができ、再現可能な時間間隔で環境創成手段を制御する
ことができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。図1は本発明のプログラマブルゆらぎ制御装置
の1実施例を示す図、図2はゆらぎデータ及び変換テー
ブルの構成例を示す図、図3は実測データからゆらぎデ
ータを生成し制御するアルゴリズムを説明するための図
である。
【0011】図1において、生データ入力部1は、自然
界の風や騒音、波の音、せせらぎの音、熱雑音等のゆら
ぎ特性を有する時系列の実測データを入力するものであ
る。ゆらぎデータ生成部2は、入力された実測データか
ら演算処理を行ってゆらぎデータを生成するものであ
り、時系列にしたがって実測データが入力されると、一
定の単位時間毎に強度の平均値をとり、上下限の調整を
行う。この上下限の調整は、例えば風の場合、人に不快
を感じさせるようなあまり強すぎる風や、人が全く感じ
ないような弱すぎる風の場合には、制御領域を越えるも
のとして、このような制御領域を越える値のデータは上
限値或いは下限値に調整するものである。ゆらぎデータ
記憶部3は、ゆらぎデータ生成部2によって生成され上
限、下限等の所定の調整がなされた平均値のデータをゆ
らぎデータとして例えば図2(イ)に示すように時系列
に記憶するものである。ゆらぎデータ変換部4は、ゆら
ぎデータ記憶部3から読み出したゆらぎデータを出力特
性に合わせて変換調整するものであり、例えばインバー
タ制御のファンを駆動する場合には、図2(ロ)に示す
ようなLUT(ルックアップテーブル)を用い、オン/
オフ制御のファンを駆動する場合には、図2(ハ)に示
すようなLUT(ルックアップテーブル)を用い、ゆら
ぎデータをCinをアドレスとして制御データCout を読
み出して出力するように構成したものである。環境制御
部5は、風を制御するものであればファン、香り(臭
い)を制御するものであれば香り発生器であり、ゆらぎ
データ変換部4を通してゆらぎデータ記憶部3から読み
出されたゆらぎデータで出力を制御するものである。
【0012】例えばファンにより風を送る場合、図3
(イ)に示すようなゆらぎ特性を有する実測データと同
じようにファンを制御して風量を変えたとしても、人の
肌には実測データのような微妙な変化がそのまま感じる
わけではない。むしろ、ファンの場合には、慣性がある
ためあまり短時間での急激な変化に応答できない。この
ようなファンの応答特性を考えた場合、図3(ロ)に示
すように一定の時間で制御単位を刻んで制御しても実際
には図3(イ)に示す信号で制御したのとほとんど変わ
らない。そこで、本発明は、このような考察に基づくも
のであって、ファンの応答特性を考えた一定の時間幅を
制御単位とし、その間の実測データの平均値を求めてゆ
らぎデータとするものである。なお、この場合、実測デ
ータの平均値から求めた各時間単位の風速で、人が強す
ぎると感じる値を上限値CU 、人がほとんど感じない値
を下限値CL として、図3(ハ)に示すようにこの範囲
から外れた平均値のデータは、それぞれ上限値CU 、ま
たは下限値CL とすることによって、制御の無駄をなく
すことができる。
【0013】上記のようにして一定の時間幅T1
2 、T3 、……毎に求めた平均値C1、C2 、C3
……(ただし、上限値CU 以上の場合にはCU 、下限値
L 以下の場合にはCL とする)をゆらぎデータとして
例えば図2(イ)に示すようにテーブルに記憶する。
【0014】そして、これをインバータ制御のファンに
用いる場合には、図3(ニ)に示すように上限風速を出
力するファンのインバータ周波数の制御信号IU と下限
風速を出力するファンのインバータ周波数の制御信号I
L に対応させている。この場合、出力特性はインバータ
によって異なることが多いので、平均値により求めたゆ
らぎデータをインバータの出力特性に合うように変換す
るのがゆらぎデータ変換部4であり、このゆらぎデータ
変換に図2(ロ)に示すようなルックアップテーブルを
用いることができる。
【0015】また、上記のようなインバータ制御ではな
く、単純なオン/オフ制御を採用することもできる。こ
の場合には、上限値CU と下限値CL との中間に図3
(ホ)に示すように一定の基準値CS を設定し、この基
準値CS を越える場合にのみオンに制御する。このよう
な制御によっても、ゆらぎ特性を有する時系列の実測デ
ータから生成されたゆらぎデータでは、それなりの風を
送ることができる。すなわち、連続的な風のデータをオ
ン/オフのデータに変換する場合には、人が風の有無を
明らかに認識、判断できる風速を基準値CS として設定
し、風速がこの基準値CS を越える場合にファンを起動
し、この基準値CS 以下の場合にファンを停止させる。
【0016】本発明のゆらぎデータ生成及び制御装置で
は、上記のように風を発生させる装置では、風速の実測
データを単位時間毎に平均化してその機器が再現可能な
時間間隔のデータにすると共に、人が不快と感じる風速
及び人が風を感じない風速をカットする。そして、風速
データを実際の風を再現するファンのインバータ周波数
に変換し、あるいは連続的な風のデータをオン/オフの
データに変換してファンを制御している。
【0017】図4は本発明のゆらぎデータ生成及び制御
装置の全体の構成例を示す図、図5は本発明のゆらぎデ
ータ生成及び制御装置による処理の流れを説明するため
の図である。
【0018】図4において、風速データ計測部11は、
屋外の風速を計測するものであるが、勿論既に計測して
ある実測データを用いて入力するように構成してもよ
い。パターンプログラミング部12は、風速データ計測
部11から入力したデータについて単位時間毎に平均化
処理するものである。ゆらぎ生成部13は、インバータ
周波数プログラム及びON−OFF信号プログラムを有
し、予め設定された選択条件によりいずれかを選択して
平均化したデータから先に説明したインバータ周波数制
御データまたはオン/オフ制御データを生成するもので
ある。メモリ14は、ゆらぎ生成部13で生成した時系
列のゆらぎデータを複数のプログラム制御データとして
格納するものであり、したがって、同じ実測データに基
づきインバータ周波数制御データとオン/オフ制御デー
タとを生成してプログラム制御データとして格納するこ
ともできる。メモリ14に格納した複数のプログラム制
御データを所定の時間毎に読み出して複数のファン16
に選択出力するのが選択部15である。なお、メモリ1
4のマニュアル調整は、メモリ14から読み出すプログ
ラムデータを少し強く、弱める等、調整する信号を示
し、選択部15の外部選択は、外部から各ファン16に
出力するメモリ14のプログラムデータを選択するため
の信号を示したものである。
【0019】次に、図5により動作を説明する。まず、
風速データ計算部11から実測データを取り込み、設定
された単位時間T毎に平均化処理を行って、それぞれの
平均化した風速データVm をルックアップテーブルに記
憶する(ステップS1〜S3)。
【0020】次に、n=0としてルックアップテーブル
から風速データVm を読み出し、予め設定された上限値
u 、下限値Vl と比較して、読み出した風速データV
m が上限値Vu 以上であればVu 、下限値Vl 以下であ
ればVl とする(ステップS4〜S9)。
【0021】そして、ファンの運転モードを判断し、イ
ンバータ運転の場合には風速データVm をインバータ周
波数の信号に変換して出力し、ON−OFF運転の場合
には風速データVm をON−OFFの信号に変換して出
力する(ステップS10〜S14)。さらにnを1ずつ
インクリメントして風速データVm を読み出し繰り返し
同様の処理を行う。
【0022】また、以下のような構成であってもよい。
すなわち、風速データ計測部11から適宜風速データを
入力することにより、パターンプログラミング部12を
通してゆらぎ生成部13でインバータ周波数制御データ
またはオン/オフ制御データを生成してメモリ14に格
納する。他方、ファン16のそれぞれに対応して選択部
15でメモリ14に格納したプログラムデータを選択し
所定の時間毎に読み出して出力する。この場合、メモリ
14の複数のプログラムデータをインバータ周波数制御
データとオン/オフ制御データに分けて格納すると共
に、この区分にファン16のインバータ周波数制御タイ
プとオン/オフ制御タイプ、選択部15を対応させる
と、ファン16に両タイプのものが混在しても、メモリ
14のプログラムデータとファン16とのミスマッチン
グの防止を図ることができる。また、メモリ14の書き
込みと読み出しの処理をそれぞれ別々に行うように構成
することによって、ファン16を運転中であっても、新
たに風速データ計測部11からデータを入力してメモリ
14のプログラムデータを書き替え更新できるようにし
てもよい。
【0023】図6は事務室等の複数のファンをゆらぎ制
御する場合の例を説明するための図である。例えば超音
波等を利用して在室を検出するセンサー25を設け、在
室/不在によりゆらぎコントローラ21を起動/停止さ
せるようにしたものである。また、スイッチ24は、セ
ンサー25とは別にゆらぎコントローラ21を起動/停
止させるものである。出力調整機22は、先に図1で説
明したゆらぎデータ変換部4に相当するものであり、フ
ァン23のインバータ周波数制御タイプ、オン/オフ制
御タイプに合わせて図2(ロ)、(ハ)に示すテーブル
を用意したものでもよい。
【0024】さらに、ゆらぎデータの生成、ゆらぎ制御
について説明する。図7はゆらぎデータ生成処理の流れ
を説明するための図、図8はゆらぎ制御系の他の実施例
構成を示す図である。
【0025】ゆらぎデータの生成は、図7に示すように
まず、単位時間Tや上限値CU 、下限値CL 等のデータ
生成条件を設定した後、実測データの取り込みを行いデ
ータの積算を行う(ステップS21〜S23)。
【0026】そして、設定された単位時間に相当する単
位データ数になったか否かを判断して、単位データ数に
なるまでデータの取り込み、データの積算を繰り返し行
い、単位データ数になったことを条件として平均値Cn
を算出する(ステップS24〜S25)。
【0027】次に、算出した平均値Cn が上限値CU
上か否かを判断して上限値CU 以上であればCU とし、
上限値CU に達していなければ下限値CL 以下か否かを
判断して下限値CL 以下であればCL とした後、平均値
n を制御データ(ゆらぎデータ)として登録する。以
上の処理を全実測データを取り込むまで繰り返し行う。
【0028】図8に示す実施例は、生成された複数のゆ
らぎデータを複数のメモリ32−1〜32−nに格納す
るように構成したものであり、各メモリ32−1〜32
−nに格納したゆらぎデータをセレクタ33で選択しデ
ータ変換部34を通してコントローラ35に送り出すよ
うに構成している。この場合、各メモリ32−1〜32
−nは、読み書きコントローラ36によってゆらぎデー
タ生成部31によって生成されたゆらぎデータの書き込
み、セレクタ33への読み出しが制御される。そして、
乱数発生機37は、例えば所定の時間毎に乱数を発生
し、その乱数に基づいてセレクタ33の選択と読み出す
メモリ32−1〜32−nのチップセレクトを行う。
【0029】なお、本発明は、上記の実施例に限定され
るものではなく、種々の変形が可能である。例えば上記
の実施例では、風の発生をゆらぎ制御するものを示した
が、香りの発生についても同様に適用できることはいう
までもない。また、風と香りを連動させたり、ゆらぎ雑
音発生装置と組み合わせゆらぎ雑音発生装置のデータを
実測データに代えて用いて風や香りを制御するように構
成してもよい。さらには、ゆらぎデータ生成と制御とを
一体に組み合わせて構成したが、ゆらぎデータ生成と制
御とを切り離し、ゆらぎデータ生成側では、生成したゆ
らぎデータをメモリカード等に格納し、ゆらぎ制御側で
は、ゆらぎデータを格納したメモリカード等を着脱可能
にして装着されたメモリカード等からゆらぎデータを読
み出して制御するように構成してもよい。
【0030】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、ゆらぎ特性を有する時系列の信号を入力して
積算し、一定の時間幅毎に平均値を求め該平均値データ
を予め設定された上限値と下限値の範囲内に調整して生
成したゆらぎデータを記憶するので、自然界から得られ
る実測データを利用して再現可能な時間間隔のゆらぎデ
ータを簡便に生成することができる。そして、記憶した
ゆらぎデータを所定のタイミングで順次読み出し環境創
成手段をその制御モードに応じた制御信号を生成して制
御するので、特別の構成を付加することなくゆらぎ制御
による環境の創成が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のプログラマブルゆらぎ制御装置の1
実施例を示す図である。
【図2】 ゆらぎデータ及び変換テーブルの構成例を示
す図である。
【図3】 実測データからゆらぎデータを生成し制御す
るアルゴリズムを説明するための図である。
【図4】 本発明のゆらぎデータ生成及び制御装置の全
体の構成例を示す図である。
【図5】 本発明のゆらぎデータ生成及び制御装置によ
る処理の流れを説明するための図である。
【図6】 事務室等の複数のファンをゆらぎ制御する場
合の例を説明するための図である。
【図7】 ゆらぎデータ生成処理の流れを説明するため
の図である。
【図8】 ゆらぎ制御系の他の実施例構成を示す図であ
る。
【符号の説明】
1…生データ入力部、2…ゆらぎデータ生成部、3…ゆ
らぎデータ記憶部、4…ゆらぎデータ変換部、5…環境
制御部、6…データ処理制御部

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 風や香り等の発生量が制御可能な環境創
    成手段をゆらぎデータで制御するゆらぎデータ生成及び
    制御装置であって、ゆらぎ特性を有する時系列の信号を
    入力する信号入力手段、該信号入力手段から入力した信
    号を積算して一定の時間幅毎に平均値を求め該平均値デ
    ータを予め設定された上限値と下限値の範囲内に調整し
    ゆらぎデータを生成するデータ生成手段、該データ生成
    手段で生成されたゆらぎデータを順次記憶する記憶手
    段、及び該記憶手段に記憶されたゆらぎデータを所定の
    タイミングで順次読み出し環境創成手段を制御する制御
    手段を備えたことを特徴とするゆらぎデータ生成及び制
    御装置。
  2. 【請求項2】 複数の記憶手段及び制御手段を備えると
    共に、記憶手段と制御手段との間に選択手段を備え、選
    択手段を切替え制御することにより、複数のゆらぎデー
    タを組み合わせて複数の環境創成手段を制御できるよう
    に構成したことを特徴とする請求項1記載のゆらぎデー
    タ生成及び制御装置。
  3. 【請求項3】 選択手段を予めプログラムされた所定の
    順序、時間で切替えるように構成したことを特徴とする
    請求項2記載のゆらぎデータ生成及び制御装置。
  4. 【請求項4】 乱数発生手段を有し、選択手段を予めプ
    ログラムされた所定の時間に乱数発生手段の出力を使っ
    て切替えるように構成したことを特徴とする請求項2記
    載のゆらぎデータ生成及び制御装置。
  5. 【請求項5】 風や香り等の発生量が制御可能な環境創
    成手段をゆらぎデータで制御するゆらぎデータ生成装置
    であって、ゆらぎ特性を有する時系列の信号を入力する
    信号入力手段、該信号入力手段から入力した信号を積算
    して一定の時間幅毎に平均値を求め該平均値データを予
    め設定された上限値と下限値の範囲内に調整しゆらぎデ
    ータを生成するデータ生成手段、及び該データ生成手段
    で生成されたゆらぎデータを順次記憶する記憶手段を備
    えたことを特徴とするゆらぎデータ生成装置。
  6. 【請求項6】 データ生成手段は、上限値以上の平均値
    データは上限値で置換し、下限値以下の平均値データは
    下限値で置換して調整することを特徴とする請求項5記
    載のゆらぎデータ生成装置。
  7. 【請求項7】 データ生成手段は、平均値データを環境
    創成手段の最大出力制御値と最低出力制御値との間のス
    ケールに変換して調整することを特徴とする請求項5又
    は6記載のゆらぎデータ生成装置。
  8. 【請求項8】 データ生成手段は、基準値を設定し、該
    基準値を越えるデータと基準値以下のデータに平均値デ
    ータを2値化して調整することを特徴とする請求項5又
    は6記載のゆらぎデータ生成装置。
  9. 【請求項9】 風や香り等の発生量が制御可能な環境創
    成手段をゆらぎデータで制御するゆらぎ制御装置であっ
    て、ゆらぎ特性を有する時系列の信号を入力して積算
    し、一定の時間幅毎に平均値を求め該平均値データを予
    め設定された上限値と下限値の範囲内に調整して生成し
    たゆらぎデータを記憶するデータ記憶手段、及び該記憶
    手段に記憶されたゆらぎデータを所定のタイミングで順
    次読み出し環境創成手段を制御する制御手段を備えたこ
    とを特徴とするゆらぎ制御装置。
  10. 【請求項10】 データ記憶手段は、着脱可能なメモリ
    カードからなることを特徴とする請求項9記載のゆらぎ
    データ制御装置。
  11. 【請求項11】 制御手段は、読み出したゆらぎデータ
    を環境創成手段の最大出力制御値と最低出力制御値との
    間のスケールに変換して出力することを特徴とする請求
    項9記載のゆらぎデータ制御装置。
  12. 【請求項12】 制御手段は、基準値を設定し、読み出
    したゆらぎデータを基準値を越えるデータと基準値以下
    のデータに平均値データを2値化したオン/オフ信号で
    出力することを特徴とする請求項9記載のゆらぎデータ
    制御装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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