JPH08296585A - 風量制御装置 - Google Patents

風量制御装置

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JPH08296585A
JPH08296585A JP7105482A JP10548295A JPH08296585A JP H08296585 A JPH08296585 A JP H08296585A JP 7105482 A JP7105482 A JP 7105482A JP 10548295 A JP10548295 A JP 10548295A JP H08296585 A JPH08296585 A JP H08296585A
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JP
Japan
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air
air volume
speed
wind
notches
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Pending
Application number
JP7105482A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Miyamoto
博幸 宮本
Hitoshi Nakamichi
人史 中道
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Panasonic Ecology Systems Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Seiko Co Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B30/00Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
    • Y02B30/70Efficient control or regulation technologies, e.g. for control of refrigerant flow, motor or heating

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  • Control Of Positive-Displacement Air Blowers (AREA)
  • Air Conditioning Control Device (AREA)
  • Flow Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は人間に当たる風速のパワースペクト
ルが周波数にほぼ反比例するような、風量および風質の
異なる、より自然に近い変動風の創出を、容易に実現す
る風量制御装置を提供することを目的とする。 【構成】 各周波数のスペクトルの大きさが周波数fに
対して1/fn でn=0〜1の関係を有する運転パター
ンを記憶させ、風量設定スイッチ1により選択される各
風量状態に対応した2種類のノッチを選択し、モーター
6を通電制御することにより、実際の人間に当たる風速
のパワースペクトルが周波数にほぼ反比例する、より自
然に近い変動風が容易に創出され、2分間隔以上の繰り
返しなら一定パターンでも繰り返し感を感じることな
く、より多くの人に快適感を与えられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は扇風機、エアコンなど
の、風量制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、扇風機の風をできるだけ自然風に
近づけようとする試みがなされ、速調ノッチを自動的に
切り替えて風量を順次変化させることにより、自然風に
似せた風を人工的に作り出している。
【0003】従来、この種の風量制御装置は特公平2−3
6800に示すような構成が一般的であった。以下、その構
成について図7および図8を参照しながら説明する。
【0004】図に示すように扇風機の基台(図示せず)
には風量を設定する風量設定スイッチ101と、この風
量設定スイッチ101により設定された風量を表示する
風量表示部102と、「連続風」または「変動風」の風
質を設定する風質設定スイッチ103と、設定された風
質を表示する風質表示部104とが設けられている。
【0005】また、前記基台の内部にはマイクロコンピ
ュータ105と、モーター106を通電制御するモータ
ー駆動部107と、前記マイクロコンピュータ105と
モーター駆動部107などに電源を供給する電源部10
8を搭載している。マイクロコンピュータ105の内部
のROMには図8に示すように、風量設定スイッチ10
1と風質設定スイッチ103により設定される風量と風
質に対応して自然のリズムを解析して応用した自然風に
近い風を創出する運転パターンを記憶している。この運
転パターンは1つの風量の設定に対して、通常3つの速
度ノッチを用いている。そのため連続風に使用する強・
中・弱3段階の速度ノッチに加えて、自然に近い風の運
転パターンを実現するための速度ノッチを1つ以上必要
としている。
【0006】上記構成において、風量設定スイッチ10
1および風質設定スイッチ103が押されると、その信
号がマイクロコンピュータ105に入力され、マイクロ
コンピュータ105はその設定に対応した風量と風質を
風量表示部102と風質表示部104に出力する。
【0007】また風質設定スイッチ103が変動風に設
定されると入力された風量に対応する運転パターンをマ
イクロコンピュータ105内部のROMから読み出し、
この運転パターンに基づきモーター駆動部107を通電
制御し、モーター106の回転数を変化させることによ
り自然に近い風を発生して涼感を得ようとするものであ
った。
【0008】また、自然のリズムを解析して応用した自
然風に近い風を創出する運転パターンとして、特公平 1
-28240号公報に示される疑似自然風作出制御装置があ
る。この制御装置は、そのパワースペクトルが周波数に
反比例する特性を有する信号を発生する信号発生器と、
送風量可変手段の制御量自体、一定制御量での運転状態
の持続時間のうちの少なくとも1つの時系列を上記信号
発生器からの信号に比例して制御する送風制御器とを備
えた構成で、多数の人間が真に快適と感じ得る画一的な
人工風を安定して容易に作出できる旨の記載がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の風量
制御装置では、ファンモータをそのパワースペクトルが
周波数に反比例する信号で制御しているが、実際の人間
に当たる風速は制御信号に対してファンモータおよび空
気層を通過して変換されるため、風速のパワースペクト
ルが周波数に反比例するという関係が崩れ、人間にとっ
て真に快適な風とは言えないという課題があった。
【0010】また、図8に示すように自然に近い風の運
転パターンは、各風量設定に対して同じパターンをスラ
イドさせているだけで、風速のパワースペクトルが周波
数に反比例する度合いはほぼ同じで強さだけが変わると
いう特性を持ち、変動風でありながら人工的な単調さを
感じさせるという課題があった。
【0011】また、同じ風量で風質の異なる変動風を選
択できるような製品はいまだ開発されておらず、同じ風
量で1種類の変動風では個人の好みおよび異なった行動
等に対応できないという課題があった。
【0012】本発明は上記課題を解決するもので、人間
に当たる風速のパワースペクトルが周波数にほぼ反比例
し、より自然に近い変動風を創出する風量制御装置を提
供することを第1の目的とする。
【0013】第2の目的は変動風設定時風量の異なる設
定に対して、風速のパワースペクトルが周波数に反比例
する度合いを変え、人工的な単調さを感じさせない、よ
り自然に近い変動風の創出を、容易に実現する風量制御
装置を提供することである。
【0014】第3の目的は同じ風量で風質の異なる変動
風を容易に実現する風量制御装置を提供することであ
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の目的を達
成するための第1の手段は、3段階以上の速度ノッチを
備えたモーターと、このモーターを通電制御するモータ
ー駆動部と、風量の大きさを設定する風量設定スイッチ
と、連続風または変動風を設定する風質設定スイッチ
と、前記風量設定スイッチおよび前記風質設定スイッチ
の入力信号に基づいて前記モーター駆動部を制御するマ
イクロコンピュータを有し、このマイクロコンピュータ
は前記風質設定スイッチにより変動風が設定されたとき
出力する運転パターンを記憶し、この運転パターンは非
線形方程式の計算結果を利用し、前記モーターの備える
3段階以上の速度ノッチの切換と各速度ノッチの通電時
間の変化を組み合わせ、各周波数のスペクトルの大きさ
が周波数fに対して1/fnでn=0〜1の関係を有す
る構成としたものである。
【0016】また、第2の目的を達成するための第2の
手段は、運転パターンはモーターの備える3段階以上の
速度ノッチの中の2つの速度ノッチの切換と各速度ノッ
チの通電時間の変化を組み合わせ、各風量設定に対し、
選択する2つのノッチ番号の差を一定とせず変化させる
構成としたものである。
【0017】また、第3の目的を達成するための第3の
手段は、風質設定スイッチに変動風の種類を設定する機
能を有し、運転パターンは選択する2つのノッチ番号の
合計を等しくする構成としたものである。
【0018】
【作用】本発明は上記した第1の手段の構成により風質
設定スイッチが変動風のとき、ファンモータおよび空気
層という信号変換部に対して、各周波数のスペクトルの
大きさが周波数fに対して1/fn でn=0〜1の関係
を有する運転パターンを出力して、実際の人間に当たる
風速のパワースペクトルが周波数にほぼ反比例する、よ
り自然に近い変動風を創出することができる。
【0019】また、第2の手段の構成により、風質設定
スイッチにより変動風が設定されたとき、各風量設定に
対応する運転パターンとして、2段階の速度ノッチのみ
を用い、選択する2つのノッチ番号の差を一定とせず変
化させることにより、風量が変われば激しさ等の刺激感
覚も変わる、より自然に近い変動風を創出することがで
きる。
【0020】また、第3の手段の構成により、風質設定
スイッチに変動風の種類を設定する機能を有し、運転パ
ターンは選択する2つのノッチ番号の合計を等しくする
ことにより、同じ風量で風質の異なる変動風を容易に創
出することができる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の第1実施例について、図1〜
図2を参照しながら説明する。図に示すように、扇風機
の基台(図示せず)には風量を設定する風量設定スイッ
チ1と、この風量設定スイッチ1により設定された風量
を表示する風量表示部2と、「連続風」または「変動
風」の風質を設定する風質設定スイッチ3と、設定され
た風質を表示する風質表示部4とが設けられている。
【0022】また、前記基台の内部にはマイクロコンピ
ュータ5と、モーター6を通電制御するモーター駆動部
7と、前記マイクロコンピュータ5とモーター駆動部7
などに電源を供給する電源部8を搭載している。風量表
示部2は風量設定スイッチ1により設定された風量を表
示し、風質表示部4は風質設定スイッチ3により設定さ
れた風質を表示する。マイクロコンピュータ5の内部の
ROMには図1(a)に示すように、各風量に応じて速
度ノッチの切換えと通電時間の変化を組み合わせ、各周
波数のスペクトルの大きさが周波数fに対して1/fn
でn=0〜1の関係を有する運転パターンが各ノッチの
持続時間のデータ系列として記憶されている。このデー
タ系列の決定に非線形方程式の計算結果として離散力学
系数列を用いた場合を示す。まず離散力学系数列 X(N+
1)=4X(N)(1-X(N)) を、初期値X(0)=0.7で例えばN=100ま
で計算し、しきい値0.6 で0または1の2値データとす
る。記憶させるデータは0または1の連続している回数
である。算出結果を(表1)に示す。
【0023】
【表1】
【0024】ここで使用した離散力学系数列は、決定論
的な力学系であるが、非決定論的な傾向を出すことので
きる数列、すなわち、一定の計算式から算出されるが、
非線形的な結果が得られる数列であり、表1の結果を運
転パターンに使用した場合、図1(b)に示すように、
各周波数のスペクトルの大きさが周波数fに対して1/
n (nは約0.3)の関係を近い特性を示している。
入力としてのモーター駆動部を制御する信号から、出力
としての実際の人間に当たる風速までの伝達特性を考慮
した場合、モーターからファンの駆動、回転には少なか
らず遅れがあり、回転数の増加、減少も直線的に変化せ
ず、ファンから人間までの距離の空気層も緩衝的機能を
果たし、総合的には低周波成分を増加させる傾向をもっ
ている。それ故、ファンモータの制御信号として各周波
数のスペクトルの大きさが周波数fに対して1/fn
n=0〜1の関係を有する運転パターンを使用すれば、
実際の人間に当たる風速のパワースペクトルが周波数に
ほぼ反比例すると予測でき、実験からも確認された。実
験条件は90cmの5枚羽根、距離1.5mで、図1(b)およ
び図1(c)にファンモータおよび空気層という信号変
換部の入出力の周波数分析特性を示す。低周波成分を増
加させる傾向は、モーター特性、羽根の大きさ、形状、
枚数、および距離(空気層)によって異なり、nの値は
条件に応じて出力としての風速のパワースペクトルが周
波数にほぼ反比例するように変えればよい。このnの値
の変更にも、上記の離散力学系数列は便利で、初期値や
使用するデータ番号Nの数を変えれば、容易にnの値が
変更できる。
【0025】上記構成において、まず風量設定スイッチ
1および風質設定スイッチ3により風量および風質が選
択されると、その信号がマイクロコンピュータ5に入力
され、風量表示部2および風質表示部4に表示される。
次に設定された風質が連続風のときにはマイクロコンピ
ュータ5は設定された風量に対応するノッチ、例えば強
ノッチのときは、モーター6のノッチ4に接続するモー
ター駆動部7の素子7aを連続通電することにより強運
転をおこなう。
【0026】設定された風質が変動風の時には設定され
た風量に対応する運転パターンを内部のROMから読み
出し、モーター駆動部7の素子を前記運転パターンに基
づいて次々と切り替え、モーター6の回転数を変化させ
ることにより風速を時系列的に変化させる。すなわち、
ROMに記憶した運転パターンを順次読み出し、各ノッ
チの通電時間を読み出した時間データに基づいて2秒の
倍数に変更して、変動風を実現している。この時の2秒
は、繰り返しのパターンの長さを2分前後とする制約か
ら決定される。ひとの記憶に対して繰り返し感を与えな
い時間が2分前後と言われている。
【0027】このとき、入力としての設定された風量に
対応する運転パターンは、各周波数のスペクトルの大き
さが周波数fに対して1/fn でn=0〜1の関係を有
し、ファンモータおよび空気層を通過して低周波成分が
増加した結果、出力としての実際の人間に当たる風速の
パワースペクトルが周波数にほぼ反比例する関係を有す
ることにより、より自然に近い変動風が創出できる。
【0028】なお、本実施例では運転パターンは2段階
の速度ノッチのみで構成されているが、この運転パター
ンの中に従来例に示すような3段階の速度ノッチからな
る運転パターンを混在するものとしてもよい。
【0029】つぎに本発明の第2実施例について、図2
〜図4を参照しながら説明する。なお第1実施例と同一
構成のものは同一番号を付し、詳しい説明は省略する。
【0030】マイクロコンピュータ5の内部のROMに
は図3に示すように各風量に応じて速度ノッチの切換え
と通電時間の変化を組み合わせた運転パターンがデータ
系列として記憶されている。この運転パターンは4段階
の速度ノッチから2段階の速度ノッチのみを使用したも
のである。すなわち、風質設定スイッチ3が変動風に設
定された場合、風量設定スイッチ1の風量が強のときは
4ノッチと2ノッチの2段階のノッチを使用し、かつノ
ッチ差2の運転パターンを実施する。また風量が中のと
きは前記風量が強の運転パターンの2ノッチを1ノッチ
に下げて総風量を減少させ、かつノッチ差3の運転パタ
ーンとしている。また風量が弱のときは前記風量が中の
運転パターンの4ノッチを3ノッチに下げて3ノッチと
1ノッチの2段階のノッチを使用し、かつノッチ差2の
運転パターンを実施する。さらに風量がソフトのときは
前記風量が弱の運転パターンの3ノッチを2ノッチに下
げて2ノッチと1ノッチの2段階のノッチを使用し、か
つノッチ差1の運転パターンを実施する。
【0031】上記構成において、設定された風質が変動
風の時には設定された風量に対応する運転パターンを内
部のROMから読み出し、モーター駆動部7の素子を前
記運転パターンに基づいて次々と切り替え、モーター6
の回転数を変化させることにより風速を時系列的に変化
させる。風量設定をソフトから、弱、中と変更した場
合、ノッチ差は1、2、3と増加し、風速のパワースペ
クトルと周波数fの1/fn の関係のn値も増加する。
風量設定強はノッチ差2で弱と同じノッチ差であるが、
風量的にかなりの差があり、激しさ等の刺激感覚は異な
り、人工的な単調さは感じさせない。
【0032】このように本発明の第2実施例の風量制御
装置によれば、マイクロコンピュータ5のROMに記憶
する運転パターンは、各風量に対して同一で、2つの速
度ノッチの変化だけでよく、簡単なプログラムで4種類
の風量の異なる変動風が創出でき、各風量設定に対し、
選択する2つのノッチ差を一定とせず変化させることに
より、風量が変われば激しさ等の刺激感覚も変わる、よ
り自然に近い変動風を創出することができる。
【0033】なお、本実施例ではモーターの速度ノッチ
を4段階に変更できるものとしたが、速度ノッチを3段
階のみ変更するモーターを使用しても同様の効果を奏す
るものである。
【0034】つぎに本発明の第3実施例について、図5
と図6を参照しながら説明する。なお第1実施例と同一
構成のものは同一番号を付し、詳しい説明は省略する。
【0035】マイクロコンピュータ5の内部のROMに
は図5に示すように2種類の風質設定に応じて速度ノッ
チの切換えと通電時間の変化を組み合わせた運転パター
ンがデータ系列として記憶されている。この運転パター
ンは4段階の速度ノッチから2段階の速度ノッチのみを
使用したものである。すなわち、風量設定スイッチ1の
風量が中で、風質設定スイッチ3が変動風かつ刺激度大
に設定された場合、4ノッチと1ノッチの2段階のノッ
チを使用し、刺激度小に設定された場合、3ノッチと2
ノッチの2段階のノッチを使用する。刺激度大小共、ノ
ッチ番号の合計は5で、風量はほとんど同じとなる。ま
た風量が弱のときは刺激度大に設定された場合、4ノッ
チと0ノッチの2段階のノッチを使用し、刺激度小に設
定された場合、3ノッチと1ノッチの2段階のノッチを
使用する。刺激度大小共、ノッチ番号の合計は4で、風
量はほとんど同じとなる。さらに風量がソフトのときは
刺激度大に設定された場合、3ノッチと0ノッチの2段
階のノッチを使用し、刺激度小に設定された場合、2ノ
ッチと1ノッチの2段階のノッチを使用する。刺激度大
小共、ノッチ番号の合計は3で、風量はほとんど同じと
なる。
【0036】さらにマイクロコンピュータ5の内部のR
OMには図6に示すように刺激度大小の判定および表示
のソフトが記憶されている。設定された風質が変動風の
時、すなわち風質設定スイッチ3が押された時にはその
スイッチの押された回数をt秒間(t=1〜2)カウン
トし、1回なら刺激度小、2回なら刺激度大と判定し、
風質表示部4の変動風LEDを刺激度小の場合は点滅、
刺激度大の場合は点灯で区別する。その後の処理Aは前
段の図5において説明済みである。
【0037】上記構成において、設定された風質が変動
風の時にはROMに記憶した運転パターンを順次読み出
し、設定された風量および刺激度に対応する2つのノッ
チを選択し、刺激度の大小をノッチ差の大小で実現して
いる。
【0038】このように本発明の第3実施例の風量制御
装置によれば、風質設定スイッチに変動風の種類を設定
する機能を有し、運転パターンは選択する2つのノッチ
番号の合計を等しくすることにより、同じ風量で風質の
異なる変動風を容易に創出することができる。
【0039】なお、本実施例ではモーターの速度ノッチ
を4段階に変更できるものとしたため、風量強の場合に
は刺激度の選択はできないものとしたが、速度ノッチを
5段階に変更するモーターを使用すれば、刺激度大に設
定された場合、5ノッチと1ノッチの2段階のノッチを
使用し、刺激度小に設定された場合、4ノッチと2ノッ
チの2段階のノッチを使用することにより、4種類の各
風量設定に対して刺激度の選択が可能となる。
【0040】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発
明によればファンモータおよび空気層という信号変換部
に対して、各周波数のスペクトルの大きさが周波数fに
対して1/fn でn=0〜1の関係を有する運転パター
ンを出力することにより、実際の人間に当たる風速のパ
ワースペクトルが周波数にほぼ反比例する、より自然に
近い変動風が容易に創出され、2分間隔以上の繰り返し
なら一定パターンでも繰り返し感を感じることなく、よ
り多くの人に快適感を与えられる風量制御装置が提供で
きる。
【0041】また、2つの速度ノッチのみを使用し選択
する2つのノッチ差を一定とせず変化させた運転パター
ンとすることにより、モーターの速度ノッチの数を増や
すことなく変動風を実現でき、風量が変われば激しさ等
の刺激感覚も変わる、人工的な単調さを感じさせない、
より自然に近い変動風を創出する風量制御装置が提供で
きる。
【0042】また、風質設定スイッチにより、同じ風量
で風質の異なる変動風を選択できるようにすることによ
り、個人の好みおよび異なった行動等に対応した変動風
を容易に創出する風量制御装置が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の第1実施例および第2実施例の
基本運転パターン特性図 (b)同運転パターンの周波数分析特性図 (c)同風速データの周波数分析特性図
【図2】同第1実施例〜第3実施例の回路構成図
【図3】(a)同第2実施例の風量設定強の運転パター
ン特性図 (b)同風量設定中の運転パターン特性図 (c)同風量設定弱の運転パターン特性図 (d)同風量設定ソフトの運転パターン特性図
【図4】同第3実施例のノッチ差とn値の特性図
【図5】(a)同第3実施例の刺激度−大の運転パター
ン特性図 (b)同刺激度−小の運転パターン特性図
【図6】同第3実施例の刺激度大小の判定および表示の
フローチャート
【図7】従来の風量制御装置の回路構成図
【図8】同運転パターン特性図
【符号の説明】
1 風量設定スイッチ 3 風質設定スイッチ 5 マイクロコンピュータ 6 モーター 7 モーター駆動部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3段階以上の速度ノッチを備えたモータ
    ーと、このモーターを通電制御するモーター駆動部と、
    風量の大きさを設定する風量設定スイッチと、連続風ま
    たは変動風を設定する風質設定スイッチと、前記風量設
    定スイッチおよび前記風質設定スイッチの入力信号に基
    づいて前記モーター駆動部を制御するマイクロコンピュ
    ータを有し、このマイクロコンピュータは前記風質設定
    スイッチにより変動風が設定されたとき出力する運転パ
    ターンを記憶し、この運転パターンは非線形方程式の計
    算結果を利用し、前記モーターの備える3段階以上の速
    度ノッチの切換と各速度ノッチの通電時間の変化を組み
    合わせ、各周波数のスペクトルの大きさが周波数fに対
    して1/fn でn=0〜1の関係を有する風量制御装
    置。
  2. 【請求項2】 運転パターンはモーターの備える3段階
    以上の速度ノッチの中の2つの速度ノッチの切換と各速
    度ノッチの通電時間の変化を組み合わせた請求項1記載
    の風量制御装置。
  3. 【請求項3】 風質設定スイッチは変動風の種類を設定
    する機能を有し、運転パターンは風量がほぼ同じになる
    ように2つの速度ノッチを組み合わせた請求項1または
    2記載の風量制御装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5839635B1 (ja) * 2015-02-18 2016-01-06 勝 柳井 サーバ装置、環境測定装置、及び送風システム
CN106152392A (zh) * 2015-04-27 2016-11-23 广东美的制冷设备有限公司 空调器室内机的恒风量控制方法、装置及空调器室内机
CN110374921A (zh) * 2019-06-03 2019-10-25 苏州华新达饮品技术有限公司 一种连接式风筒

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