JPH0378597A - 扇風機の風量制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、家庭で用いられる扇風機の風量制御装置に関
するものである。

従来の技術 近年、電子技術の進展に伴ないマイクロコンピュータを
利用して風量を制御する扇風機が多く利用されるように
なってきた。そして電子制御される扇風機は大容量のマ
イクロコンピユータラ利用して扇風機の速調ノツチを自
動的に切り替え、数十秒の長いパターンの繰り返しで風
量を順次変化させる高級タイプのものと、単純に速調ノ
ツチを入・切することにより、風に変化をつける低コス
ト方式のものに分類される。

低コスト方式の従来の風量制御装置の電動機への入力特
性波形は、第４図に示すように、ある−定周期Ｔで、あ
る速調ノツチ（図示例は強ノツチ）への入力を入・切し
て繰り返し運転することにより変化のある虱を発生して
いる。

発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記従来の構成では、単純にある一定の
速調ノツチへの入力の入・切を周期Ｔで繰り返して使用
しており、短かい時間で同じ風量の入・切を繰り返すこ
とにな９、使用者は、大きな風速変化を感じ、唐突感の
みが強調された風となり、目的とする快適感というもの
が薄れている。

すなわち、この方式による風速変化のパワースベク）／
しの波形は、第６図に示すように、近年快適性を示す指
標として注目されている１／ｆゆらぎ理論による１／ｆ
直線と比較すると、低周波数域のパワースペクトル不足
により大きく外れ、快適性に欠けるという課題を有して
いた。

また、記憶容量の大きなマイクロコンピュータを利用し
て、風量パターンを記憶させて風量を順次変化させる方
法では、１／ｆ直線にマツチした快適感のある風を得ら
れるが、高価なマイクロコンピュータを使用するためコ
ストアップになルトいう課題を有していた。

本発明は、上記従来の課題を解決するもので、低コスト
で風速変化のパワースペクトルの低周波数域を１／ｆ直
線上に乗せることにより、使用者の快適感を高めること
のできる風量制御装置を提供することを目的とするもの
である。

課題を解決するための手段 上記課題を解決するために本発明の風量制御装置は、多
段ノツチを有する電動機と、この電動機を制御する制御
部と、この制御部に搭載されるマイクロコンピュータと
を有し、このマイクロコンピュータは前記電動機の多段
ノツチより選択されり速調ノツチと、この速調ノツチの
１段下の速調ノツチとを一定周期で切シ換えて運転する
運転制御手段を記憶してなる構成を有している。

作　　　用 この構成により、風速変化は近接した速調段の２段を一
定周期で交互に自動入力されるため、従来の入・切によ
る大きな風速変化に対して、なめらかな風速変化となり
、風速のパワースペクトル特性において、低周波数域の
パワーの増大が図れることにより、１／ｆ特性に近づく
ことになシ、いわゆる唐突感をなくした快適に感じる風
が発生することになる。

実施例 以下、本発明の実施例について、第１図〜第３図を用い
て説明する。

第１図に示すように、扇風機１には多段速調可能な電動
機１ａと制御装置１ｂが備えられている。

前記制御装置１ｂは、記憶容量の小さなマイクロコンピ
ュータ１ｃを搭載しており、このマイクロコンピュータ
１ｃｕ、スイッチ入力により選択された速調ノツチｎ０
と、前記速調段ｎ。の１段下のノツチｎ１に、ある一定
周期Ｔで、交互に出力信号を出して、扇風機の電動機１
ａのノツチ切替えを行う運転制御手段２が組み込まれて
いる。

以上のように構成された本実施例の風量制御装置につい
て、以下その動作を説明する。

まず、扇風機１の操作スイッチ（図示せず）により、例
えば“強”を選択した場合には、マイクロコンピュータ
１０は、ある一定周期Ｔの間、扇風機１の電動機１ａの
“強”の速調ノツチで運転し続ける信号を出し、前記一
定周期Ｔが経過したのち、１段下の低ノツチである１中
”の速調ノツチに信号を切り換え、一定周期Ｔの間運転
したあと一定周期Ｔで、“強”中”運転の制御を繰り返
す。

同様に、１中”を選択した場合は、°中”と°弱”で、
“弱”を選択した場合は、１弱”と“微弱”で、前述の
“強”の場合と同じように一定周期Ｔで制御を繰り返す
。したがって選択した速調ノツチと１段下の速調ノツチ
の運転を、ある一定周期Ｔで繰り返すことにより、その
風速変化のパワースベク）／しは第２図に示すように、
低周波数域でその風速パワーが、１／ｆ直線に近づくた
め、従来に比べて唐突感のない快適な風を得ることがで
き、しかも記憶容量の小さなマイクロコンピュータを使
用することができるので、低コストで１／ｆ直線に近似
したおだやかな虱の変化を創り出すことができる。

発明の効果 以上の実施例の説明より明らかなように不発明は、選択
した速調ノツチとその１段下の速調ノツチを、ある一定
周期で運転を繰シ返すという制御を安価なマイクロコン
ピュータで実施することにより、従来に比べて風速変化
のパワースペクトルの低周波数域での風速パワーを増大
せしめて、１／ｆゆらぎ理論に基づく快適感のある風を
、低コストで創出できるという効果の得られる優れた扇
風機の制御装置を実現するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の扇風機の風量制御装置の構
成図、第２図は同扇風機の風速ノ（ワースペク）／しの
特性図、第３図は回出カッくターンの波形Ｎ、第４図は
従来の風量制御装置の出カッ（ターンの波形図、第６図
は同扇風機の風速）くワースベクトルの特性図である。 １ａ・・・・・・電動機、１ｂ・・・・・・制御部、１
Ｃ・・・・・・マイクロコンピュータ、２・・・・・・
運転制御手段。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　多段ノッチを有する電動機と、この電動機を制御する
   制御部と、この制御部に搭載されるマイクロコンピュー
   タとを有し、このマイクロコンピュータは前記電動機の
   多段ノッチより選択された速調ノッチと、この速調ノッ
   チの１段下の速調ノッチとを一定周期で切り換えて運転
   する運転制御手段を記憶してなる扇風機の風量制御装置
   。