JPH0642751Y2 - 静電式空気清浄装置 - Google Patents
静電式空気清浄装置Info
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- JPH0642751Y2 JPH0642751Y2 JP8787591U JP8787591U JPH0642751Y2 JP H0642751 Y2 JPH0642751 Y2 JP H0642751Y2 JP 8787591 U JP8787591 U JP 8787591U JP 8787591 U JP8787591 U JP 8787591U JP H0642751 Y2 JPH0642751 Y2 JP H0642751Y2
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Description
【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は静電式空気清浄装置に係
り、特にイオン風を利用して空気中の塵埃を吸着するよ
う構成した静電式空気清浄装置に関する。
り、特にイオン風を利用して空気中の塵埃を吸着するよ
う構成した静電式空気清浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の静電式空気清浄装置としては、例
えば本出願人が先に提案した特開平2−198650号
公報の装置がある。
えば本出願人が先に提案した特開平2−198650号
公報の装置がある。
【0003】この静電式空気清浄装置は、空気中に浮遊
する塵埃の粒子をイオン化するためのイオン化電極(陰
極)と、イオン化した粒子を吸着するための集塵電極
(陽極)とを設け、集塵電極の表面を覆うように集塵紙
を両電極間に介在させ集塵紙表面にイオン化された塵埃
を付着させるよう構成されている。そして、両電極に電
位を設定すると、イオン化電極から集塵電極に向かう電
気力線が生じ、これにより、両電極間を流れるイオン風
が生ずる。このイオン風により周囲の空気が装置内に流
入し、集塵紙の表面を通過して外部に流出する。装置内
に流入した空気中の塵埃は放電によって生じたガスイオ
ンや電子に接すると、負に帯電して集塵電極側に向かっ
て移動して集塵紙に付着する。
する塵埃の粒子をイオン化するためのイオン化電極(陰
極)と、イオン化した粒子を吸着するための集塵電極
(陽極)とを設け、集塵電極の表面を覆うように集塵紙
を両電極間に介在させ集塵紙表面にイオン化された塵埃
を付着させるよう構成されている。そして、両電極に電
位を設定すると、イオン化電極から集塵電極に向かう電
気力線が生じ、これにより、両電極間を流れるイオン風
が生ずる。このイオン風により周囲の空気が装置内に流
入し、集塵紙の表面を通過して外部に流出する。装置内
に流入した空気中の塵埃は放電によって生じたガスイオ
ンや電子に接すると、負に帯電して集塵電極側に向かっ
て移動して集塵紙に付着する。
【0004】又、上記公報の構成よりも両電極間の放電
が発生しやすい構成として集塵効率をさらに高めること
が考えられている。
が発生しやすい構成として集塵効率をさらに高めること
が考えられている。
【0005】このような装置では、上記集塵電極は本体
の円筒部外周に設けられ、イオン電極は本体の円筒部を
覆うように取付けられるカバーの内周に設けられてお
り、係止機構により両電極が対向するようにカバーが本
体に係止される。
の円筒部外周に設けられ、イオン電極は本体の円筒部を
覆うように取付けられるカバーの内周に設けられてお
り、係止機構により両電極が対向するようにカバーが本
体に係止される。
【0006】従来の係止機構は、例えば図7に示すよう
に本体中央部に起立する被係止部材としての軸1の上端
に設けられたくさび状の係止部2と、カバー2の上部内
壁に固定された係止部材3とよりなる。係止部材3は金
属板を折曲してなり、一対の角部3a,3bが係止部2
のくびれ部2a,2bを両側から挟持するようになって
いる。
に本体中央部に起立する被係止部材としての軸1の上端
に設けられたくさび状の係止部2と、カバー2の上部内
壁に固定された係止部材3とよりなる。係止部材3は金
属板を折曲してなり、一対の角部3a,3bが係止部2
のくびれ部2a,2bを両側から挟持するようになって
いる。
【0007】カバーを取付ける際は図8に示すようにく
さび状の係止部2の傾斜部2c,2dと係止部材3の角
部3a,3bとの向きを一致させてカバーを押圧する。
また、カバーを外す際はカバーを90度回すことにより
係止部材3の一対の角部3a,3bが軸1の外周により
離間する方向に変位し、その状態でカバーを上方に持ち
上げる。
さび状の係止部2の傾斜部2c,2dと係止部材3の角
部3a,3bとの向きを一致させてカバーを押圧する。
また、カバーを外す際はカバーを90度回すことにより
係止部材3の一対の角部3a,3bが軸1の外周により
離間する方向に変位し、その状態でカバーを上方に持ち
上げる。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】しかるに、上記従来の
係止機構では、カバーを取付ける際カバーにより内部が
見えないので軸1の傾斜部2c,2dと係止部材3の角
部3a,3bとの向きを一致させることが難しく、軸1
のくびれ部2a,2bが係止部材3により完全に係止さ
れないことがあり、環状に形成されたイオン化電極と集
塵電極との距離が均一でなくなるといった課題がある。
係止機構では、カバーを取付ける際カバーにより内部が
見えないので軸1の傾斜部2c,2dと係止部材3の角
部3a,3bとの向きを一致させることが難しく、軸1
のくびれ部2a,2bが係止部材3により完全に係止さ
れないことがあり、環状に形成されたイオン化電極と集
塵電極との距離が均一でなくなるといった課題がある。
【0009】そこで、本考案は上記課題を解決した静電
式空気清浄装置を提供することを目的とする。
式空気清浄装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本考案は、集塵電極を覆
うように集塵紙が巻回された円筒部を有する本体と、該
円筒部外周の集塵紙と対向する内壁にイオン化電極を有
するカバーと、該カバーを該本体より起立する被係止部
材に係止する係止手段とを有してなる静電式空気清浄装
置において、前記係止手段は、前記カバーの上面に摺動
自在に設けられた一対の操作ノブと、前記カバーの内側
に摺動自在に設けられ、該一対の操作ノブの摺動操作に
連動して前記被係止部材より離間する一対の摺動部材
と、該一対の摺動部材が、前記被係止部材を挟持するよ
う前記一対の摺動部材を互いに近接する方向に附勢する
附勢部材とよりなる。
うように集塵紙が巻回された円筒部を有する本体と、該
円筒部外周の集塵紙と対向する内壁にイオン化電極を有
するカバーと、該カバーを該本体より起立する被係止部
材に係止する係止手段とを有してなる静電式空気清浄装
置において、前記係止手段は、前記カバーの上面に摺動
自在に設けられた一対の操作ノブと、前記カバーの内側
に摺動自在に設けられ、該一対の操作ノブの摺動操作に
連動して前記被係止部材より離間する一対の摺動部材
と、該一対の摺動部材が、前記被係止部材を挟持するよ
う前記一対の摺動部材を互いに近接する方向に附勢する
附勢部材とよりなる。
【0011】
【作用】カバーを本体に取付ける際は一対の操作ノブを
附勢部材の附勢力に抗して押圧操作してカバー内側の摺
動部材を離間させ、本体より起立する被係止部材が一対
の摺動部材間に位置したとき、操作ノブの押圧操作を解
除することにより、一対の摺動部材が被係止部材を挟持
する。一対の摺動部材間の空間を大きくできるので、被
係止部材を容易に係止でき、被係止部材に対するずれが
なくイオン化電極と集塵電極との距離を均一にできる。
又、カバーを本体より外す際は一対の操作ノブを押圧操
作して一対の摺動部材を被係止部材より離間させてカバ
ーを持ち上げる。
附勢部材の附勢力に抗して押圧操作してカバー内側の摺
動部材を離間させ、本体より起立する被係止部材が一対
の摺動部材間に位置したとき、操作ノブの押圧操作を解
除することにより、一対の摺動部材が被係止部材を挟持
する。一対の摺動部材間の空間を大きくできるので、被
係止部材を容易に係止でき、被係止部材に対するずれが
なくイオン化電極と集塵電極との距離を均一にできる。
又、カバーを本体より外す際は一対の操作ノブを押圧操
作して一対の摺動部材を被係止部材より離間させてカバ
ーを持ち上げる。
【0012】
【実施例】図1乃至図4に本考案になる静電式空気清浄
装置の一実施例を示す。
装置の一実施例を示す。
【0013】各図中、静電式空気清浄装置は、装置本体
11の上部に集塵ユニット12を設け、この集塵ユニッ
ト12の周囲を覆うカップ状のカバー13を本体11の
上部に取付けてなる。
11の上部に集塵ユニット12を設け、この集塵ユニッ
ト12の周囲を覆うカップ状のカバー13を本体11の
上部に取付けてなる。
【0014】本体11の底部14と集塵ユニット12が
載置されるベース15との間には送風用のファン(送風
手段)16が設けられている。このファン16はベース
15の通気孔15aからの空気が流れるカバー13下端
と底部14との間の流路42中に位置するように設けら
れ、複数の羽根6aを有する羽根車6bと、本体11内
部に設けられ羽根車16bを回転駆動するモータ16c
(図1中破線で示す)とより構成されている。
載置されるベース15との間には送風用のファン(送風
手段)16が設けられている。このファン16はベース
15の通気孔15aからの空気が流れるカバー13下端
と底部14との間の流路42中に位置するように設けら
れ、複数の羽根6aを有する羽根車6bと、本体11内
部に設けられ羽根車16bを回転駆動するモータ16c
(図1中破線で示す)とより構成されている。
【0015】又、本体11の前面11aには電源スイッ
チ17、ファン16のファン起動スイッチ18、タイマ
19、電源ランプ20が配設されている。ファン起動ス
イッチ18はスライドスイッチよりなり、オフ、弱風、
強風の各モードに切換られる。
チ17、ファン16のファン起動スイッチ18、タイマ
19、電源ランプ20が配設されている。ファン起動ス
イッチ18はスライドスイッチよりなり、オフ、弱風、
強風の各モードに切換られる。
【0016】カバー13はカップ状の外周に上下方向に
延在する格子状のリブ13aと各リブ13a間に形成さ
れた空気流入用スリット13bとが一定のピッチで交互
に形成されている。又、カバー13の上部13cには本
体11の中央部に起立する軸(被係止部材)21の上端
を狭持しカバー13を本体11に係止する係止機構22
が設けられている。
延在する格子状のリブ13aと各リブ13a間に形成さ
れた空気流入用スリット13bとが一定のピッチで交互
に形成されている。又、カバー13の上部13cには本
体11の中央部に起立する軸(被係止部材)21の上端
を狭持しカバー13を本体11に係止する係止機構22
が設けられている。
【0017】図5,図6に本考案の要部を構成する係止
機構22を示す。尚、図6は係止機構22を下方からみ
た分解斜視図である。
機構22を示す。尚、図6は係止機構22を下方からみ
た分解斜視図である。
【0018】両図中、係止機構22は、カバー13の上
部13cに形成された凹部13d内に摺動自在に設けら
れた一対の操作ノブ23,24と、カバー13の上部内
壁に固定される固定ベース25と、カバー13の内側に
摺動自在に設けられ、操作ノブ23,24の操作に連動
して軸11上端より離間する方向に摺動する一対の摺動
部材26,27と、摺動部材26,27が軸11上端を
挟持するよう一対の摺動部材26,27を互いに近接す
る方向に附勢する一対のコイルバネ28,29とより構
成されている。
部13cに形成された凹部13d内に摺動自在に設けら
れた一対の操作ノブ23,24と、カバー13の上部内
壁に固定される固定ベース25と、カバー13の内側に
摺動自在に設けられ、操作ノブ23,24の操作に連動
して軸11上端より離間する方向に摺動する一対の摺動
部材26,27と、摺動部材26,27が軸11上端を
挟持するよう一対の摺動部材26,27を互いに近接す
る方向に附勢する一対のコイルバネ28,29とより構
成されている。
【0019】一対の操作ノブ23,24は図5に示すよ
うに夫々同一形状に形成され、カバー13の上部13c
中央部に突出する突起13eを中心に対称に配されてい
る。又、各操作ノブ23,24は外側に円弧状にへこん
だつまみ部23a,24aを有する。従って、カバー1
3を本体11に着脱する際は、操作ノブ23,24のつ
まみ部23a,24aを指先で押圧し、操作ノブ23,
24を互いに近接する方向(A,B方向)に摺動させ
る。
うに夫々同一形状に形成され、カバー13の上部13c
中央部に突出する突起13eを中心に対称に配されてい
る。又、各操作ノブ23,24は外側に円弧状にへこん
だつまみ部23a,24aを有する。従って、カバー1
3を本体11に着脱する際は、操作ノブ23,24のつ
まみ部23a,24aを指先で押圧し、操作ノブ23,
24を互いに近接する方向(A,B方向)に摺動させ
る。
【0020】固定ベース25は図6に示すようにA,B
方向に延在する長方形状の貫通孔25a〜25d(但
し、図6中25dは隠れて見えない)と、コイルバネ2
8,29の一端が掛止されるバネ掛止部25e,25f
とを有する。
方向に延在する長方形状の貫通孔25a〜25d(但
し、図6中25dは隠れて見えない)と、コイルバネ2
8,29の一端が掛止されるバネ掛止部25e,25f
とを有する。
【0021】一対の摺動部材26,27は夫々同一形状
に形成されており、板金をプレス加工等により略C字状
に加工してなる。摺動部材26,27は夫々固定ベース
25の各貫通孔25a〜25dを貫通する連結ピン30
a〜30dが嵌合する一対の孔26a,26b,27
a,27bが穿設され、且つ前記固定ベース25のバネ
掛止部25e,25fと対向するように折曲されコイル
バネ28,29の他端を掛止するバネ掛止部26c,2
7cを有する。又、摺動部材26,27は鉤形に形成さ
れた係止部26d,27dと、この係止部26d,27
dが互いに摺動できるようにA,B方向に延在する長方
形状の逃げ部26e,27eとを有する。一対の連結ピ
ン30a,30bは上端が一方の操作ノブ23の底面側
の孔23c,23dに嵌合し、下端が一方の摺動部材2
6の孔26a,26bに嵌合し、操作ノブ23と摺動部
材26とを連結する。又、別の連結ピン30c,30d
は上端が一方の操作ノブ24の底面側の孔24c,24
d(但し、図6中24dは隠れて見えない)に嵌合し、
下端が他方の摺動部材27の孔27a,27bに嵌合
し、操作ノブ24と摺動部材27と連結する。そして、
各連結ピン30a〜30dはA,B方向に延在する貫通
孔25a〜25cによりA,B方向にのみ移動できるよ
うガイドされている。
に形成されており、板金をプレス加工等により略C字状
に加工してなる。摺動部材26,27は夫々固定ベース
25の各貫通孔25a〜25dを貫通する連結ピン30
a〜30dが嵌合する一対の孔26a,26b,27
a,27bが穿設され、且つ前記固定ベース25のバネ
掛止部25e,25fと対向するように折曲されコイル
バネ28,29の他端を掛止するバネ掛止部26c,2
7cを有する。又、摺動部材26,27は鉤形に形成さ
れた係止部26d,27dと、この係止部26d,27
dが互いに摺動できるようにA,B方向に延在する長方
形状の逃げ部26e,27eとを有する。一対の連結ピ
ン30a,30bは上端が一方の操作ノブ23の底面側
の孔23c,23dに嵌合し、下端が一方の摺動部材2
6の孔26a,26bに嵌合し、操作ノブ23と摺動部
材26とを連結する。又、別の連結ピン30c,30d
は上端が一方の操作ノブ24の底面側の孔24c,24
d(但し、図6中24dは隠れて見えない)に嵌合し、
下端が他方の摺動部材27の孔27a,27bに嵌合
し、操作ノブ24と摺動部材27と連結する。そして、
各連結ピン30a〜30dはA,B方向に延在する貫通
孔25a〜25cによりA,B方向にのみ移動できるよ
うガイドされている。
【0022】又、一対の摺動部材26,27は夫々コイ
ルバネ28,29の引張力により互いに近接する方向に
附勢されている。即ち、一方の摺動部材26の係止部2
6dはB方向に押圧され、他方の摺動部材27の係止部
27はA方向に押圧される。従って、一対の操作ノブ2
3,24を互いに近接するように夫々A,B方向に押圧
操作すると、バネ28,29のバネ力に抗して係止部2
6d,27dは互いに離間するB,A方向に摺動変位す
る。
ルバネ28,29の引張力により互いに近接する方向に
附勢されている。即ち、一方の摺動部材26の係止部2
6dはB方向に押圧され、他方の摺動部材27の係止部
27はA方向に押圧される。従って、一対の操作ノブ2
3,24を互いに近接するように夫々A,B方向に押圧
操作すると、バネ28,29のバネ力に抗して係止部2
6d,27dは互いに離間するB,A方向に摺動変位す
る。
【0023】カバー13の内壁13dには帯状のイオン
化電極(陰極)33が全周に亘って取付けられている。
このイオン化電極33はコロナ放電が生じやすいよう
に、上、下斜め方向に突出する多数の線状突起33aを
有する。
化電極(陰極)33が全周に亘って取付けられている。
このイオン化電極33はコロナ放電が生じやすいよう
に、上、下斜め方向に突出する多数の線状突起33aを
有する。
【0024】又、イオン化電極33は図4に示すように
カバー13の下端より突出するオスコネクタ34に接続
されている。
カバー13の下端より突出するオスコネクタ34に接続
されている。
【0025】集塵ユニット12は、ベース15上に起立
する略円筒状のロール収納部(円筒部)35と、このロ
ール収納部35の外周に固着された網目状の集塵電極
(陽極)36と、ロール収納部35内に収納された集塵
紙ロール37より引き出され集塵電極36の外周に巻き
付けられる集塵紙38とよりなる。ロール収納部35は
外周に複数の通気孔35aを有し、円筒部分の一部に集
塵紙38を外側へ引き出すためのスリット(図示せず)
が形成されている。
する略円筒状のロール収納部(円筒部)35と、このロ
ール収納部35の外周に固着された網目状の集塵電極
(陽極)36と、ロール収納部35内に収納された集塵
紙ロール37より引き出され集塵電極36の外周に巻き
付けられる集塵紙38とよりなる。ロール収納部35は
外周に複数の通気孔35aを有し、円筒部分の一部に集
塵紙38を外側へ引き出すためのスリット(図示せず)
が形成されている。
【0026】尚、上記集塵電極36もロール収納部35
の上記集塵紙引き出し用のスリット部分を除く全周に形
成されている。
の上記集塵紙引き出し用のスリット部分を除く全周に形
成されている。
【0027】そして、ロール収納部35内の底部にはロ
ール37の芯37aが嵌合する嵌合部35bが突出して
いる。
ール37の芯37aが嵌合する嵌合部35bが突出して
いる。
【0028】39は円板状のロール押えで、中央に軸2
1が貫通する中央孔39aを有し、外周には収納部35
の内壁35cとの間をシールする断面コ字状のシール部
材40が嵌合している。従って、ロール押え39はロー
ル37の上面に当接してロール37が上下動しないよう
に保持するとともにシール部材40により収納部35上
部の塵埃が除去されていない空気がファン16の起動に
より吸引されることを防止する。
1が貫通する中央孔39aを有し、外周には収納部35
の内壁35cとの間をシールする断面コ字状のシール部
材40が嵌合している。従って、ロール押え39はロー
ル37の上面に当接してロール37が上下動しないよう
に保持するとともにシール部材40により収納部35上
部の塵埃が除去されていない空気がファン16の起動に
より吸引されることを防止する。
【0029】上記構成になる集塵ユニット12の周囲は
上記カバー13により覆われる。カバー13を本体11
に取付ける際は、カバー13は下端より突出するオスコ
ネクタ34が本体11の後部の支持部11bに設けられ
たメスコネクタ41(図3中破線で示す)に嵌合するよ
うに取付けられ、そして係止機構22により軸21に係
止される。
上記カバー13により覆われる。カバー13を本体11
に取付ける際は、カバー13は下端より突出するオスコ
ネクタ34が本体11の後部の支持部11bに設けられ
たメスコネクタ41(図3中破線で示す)に嵌合するよ
うに取付けられ、そして係止機構22により軸21に係
止される。
【0030】尚、カバー13を本体11に取付ける際の
係止機構22の操作方法は、前述したように上部の操作
ノブ23,24を互いに近接する方向(A,B方向)に
押圧してカバー13内の摺動部材26,27を互いに離
間する方向(B,A方向)に変位させる。これにより、
一対の摺動部材26,27の係止部26d,27d間が
大きく開き、カバー13内が外部から見えなくても本体
11より起立する軸21の上端は容易に係止部26d,
27d間に挿入できる。
係止機構22の操作方法は、前述したように上部の操作
ノブ23,24を互いに近接する方向(A,B方向)に
押圧してカバー13内の摺動部材26,27を互いに離
間する方向(B,A方向)に変位させる。これにより、
一対の摺動部材26,27の係止部26d,27d間が
大きく開き、カバー13内が外部から見えなくても本体
11より起立する軸21の上端は容易に係止部26d,
27d間に挿入できる。
【0031】そして、上記オスコネクタ34がメスコネ
クタ41に接続されたことを確認して、一対の操作ノブ
23,24の押圧操作を解除する。これにより、一対の
摺動部材26,27は夫々バネ28,29の引張力によ
りB,A方向に復帰し、一対の係止部26d,27dが
互いに近接する方向に摺動する。よって、軸21の上端
に設けられた小径なくびれ部21aが一対の係止部26
d,27dに挟持され、その結果カバー13は上記係止
機構22の開閉動作により軸21に係止される。
クタ41に接続されたことを確認して、一対の操作ノブ
23,24の押圧操作を解除する。これにより、一対の
摺動部材26,27は夫々バネ28,29の引張力によ
りB,A方向に復帰し、一対の係止部26d,27dが
互いに近接する方向に摺動する。よって、軸21の上端
に設けられた小径なくびれ部21aが一対の係止部26
d,27dに挟持され、その結果カバー13は上記係止
機構22の開閉動作により軸21に係止される。
【0032】図6に示すように、一対の係止部26d,
27dは上記操作により離間方向に摺動するため、係止
部26d,27d間には軸21の外径に対して充分広い
四角形状の空間が形成される。従って、カバー13が本
体11上に装着される過程で軸21が上記空間から外れ
ることなく容易に係止部26d,27d間に挿入させる
ことができ、確実にカバー13を軸21上端に係止させ
ることができる。よって、内側の集塵電極16と外側の
イオン化電極33との距離が全周に亘って均一となり、
安定したイオン風が全周で得られる。
27dは上記操作により離間方向に摺動するため、係止
部26d,27d間には軸21の外径に対して充分広い
四角形状の空間が形成される。従って、カバー13が本
体11上に装着される過程で軸21が上記空間から外れ
ることなく容易に係止部26d,27d間に挿入させる
ことができ、確実にカバー13を軸21上端に係止させ
ることができる。よって、内側の集塵電極16と外側の
イオン化電極33との距離が全周に亘って均一となり、
安定したイオン風が全周で得られる。
【0033】ここで、電源スイッチ17がオンに操作さ
れると、例えばイオン化電極33に−7kvが印加さ
れ、網目状の集塵電極36には+7kvが印加される。
これにより、イオン化電極33から集塵電極36に向か
う電気力線が生ずる。その際集塵電極36は円筒状とさ
れたロール収納部35の全周に形成されているため、イ
オン化電極33からの電気力線はロール収納部35外周
の全面に向かって発生する。そのため、集塵効率が従来
よりも高められている。
れると、例えばイオン化電極33に−7kvが印加さ
れ、網目状の集塵電極36には+7kvが印加される。
これにより、イオン化電極33から集塵電極36に向か
う電気力線が生ずる。その際集塵電極36は円筒状とさ
れたロール収納部35の全周に形成されているため、イ
オン化電極33からの電気力線はロール収納部35外周
の全面に向かって発生する。そのため、集塵効率が従来
よりも高められている。
【0034】上記のようにイオン化電極33と集塵電極
36との間に電気力線が生ずると、図1中矢印で示すよ
うなイオン風が生ずる。よって、カバー13の周囲の空
気はスリット13bを通過してカバー13の内側に流入
し、さらに集塵電極36の外周に巻き付けられた集塵紙
38及びロール収納部35のスリット35aを通過して
ロール収納部35の内側に流入する。
36との間に電気力線が生ずると、図1中矢印で示すよ
うなイオン風が生ずる。よって、カバー13の周囲の空
気はスリット13bを通過してカバー13の内側に流入
し、さらに集塵電極36の外周に巻き付けられた集塵紙
38及びロール収納部35のスリット35aを通過して
ロール収納部35の内側に流入する。
【0035】即ち、イオン化電極33は複数の線状突起
33aを有するため高電圧によって容易に放電を開始
し、放電によって生じたガスイオンや電子に塵が接する
と、塵が負に帯電する。この負に帯電した塵(イオン化
した塵)はイオン化電極33よりも電位の高い集塵電極
36に向って移動する。集塵電極36の周囲には集塵紙
38が巻き付けられているので空気中の塵埃は集塵紙3
8に付着する。
33aを有するため高電圧によって容易に放電を開始
し、放電によって生じたガスイオンや電子に塵が接する
と、塵が負に帯電する。この負に帯電した塵(イオン化
した塵)はイオン化電極33よりも電位の高い集塵電極
36に向って移動する。集塵電極36の周囲には集塵紙
38が巻き付けられているので空気中の塵埃は集塵紙3
8に付着する。
【0036】従って、塵埃を除去された清浄な空気が集
塵紙38を通過してロール収納部35の内側に流入し、
さらにベース15の通気孔15aを通ってカバー13下
端と本体11の底部14との間に形成された流路42を
通過して周囲に拡散する。
塵紙38を通過してロール収納部35の内側に流入し、
さらにベース15の通気孔15aを通ってカバー13下
端と本体11の底部14との間に形成された流路42を
通過して周囲に拡散する。
【0037】しかし、上記イオン風だけでは吸引される
空気量が少ないため、広い室に空気清浄装置が設置され
た場合は、ファン起動スイッチ18を「弱」の位置にス
ライドさせる。これによりファン16の羽根車16bが
回転駆動し、ロール収納部35内の空気を下方に吸引す
ることによりカバー13の周囲の空気を強制的に吸引す
る。
空気量が少ないため、広い室に空気清浄装置が設置され
た場合は、ファン起動スイッチ18を「弱」の位置にス
ライドさせる。これによりファン16の羽根車16bが
回転駆動し、ロール収納部35内の空気を下方に吸引す
ることによりカバー13の周囲の空気を強制的に吸引す
る。
【0038】これにより、前述したイオン風だけの場合
よりも吸引される空気量が増加して塵埃の吸着効率がよ
り高まる。
よりも吸引される空気量が増加して塵埃の吸着効率がよ
り高まる。
【0039】又、より短時間で室内の空気を清浄にする
場合は、ファン起動スイッチ18を「強」の位置にスラ
イドさせる。これによりファン16の羽根車16bがよ
り高速回転し、さらにカバー13の周囲より装置内に吸
引される空気量が増加して広い室でも短時間で室内の空
気を清浄にすることができる。
場合は、ファン起動スイッチ18を「強」の位置にスラ
イドさせる。これによりファン16の羽根車16bがよ
り高速回転し、さらにカバー13の周囲より装置内に吸
引される空気量が増加して広い室でも短時間で室内の空
気を清浄にすることができる。
【0040】このように、装置内に吸引される空気量は
ファン起動スイッチ18のオフ、弱、強の各切換操作に
より段階的に増減できるので、室の広さあるいは空気の
汚れ具合に応じて空気吸引量を調整でき、ファン16を
起動させることにより広い室内の空気を効率良く清浄に
することができる。
ファン起動スイッチ18のオフ、弱、強の各切換操作に
より段階的に増減できるので、室の広さあるいは空気の
汚れ具合に応じて空気吸引量を調整でき、ファン16を
起動させることにより広い室内の空気を効率良く清浄に
することができる。
【0041】又、カバー13を取外す際は、上記係止機
構22の操作ノブ23,24を押圧操作して軸21に対
する係止を解除して、カバー13を上方に持ち上げるだ
けで良い。
構22の操作ノブ23,24を押圧操作して軸21に対
する係止を解除して、カバー13を上方に持ち上げるだ
けで良い。
【0042】尚、上記実施例では、各摺動部材26,2
7が各バネ28,29により逆方向に附勢されている
が、これに限らず、例えばトーションバネを使用しても
良いし、あるいは一本のコイルバネを両部材のバネ掛止
部26c,27c間に張設しても良い。
7が各バネ28,29により逆方向に附勢されている
が、これに限らず、例えばトーションバネを使用しても
良いし、あるいは一本のコイルバネを両部材のバネ掛止
部26c,27c間に張設しても良い。
【0043】又、被係止部材としては軸21に限らず、
断面が四角形とされた棒状のものあるいはそれ以外の形
状の突起を用いても良いのは勿論である。
断面が四角形とされた棒状のものあるいはそれ以外の形
状の突起を用いても良いのは勿論である。
【0044】
【考案の効果】上述の如く、本考案になる静電式空気清
浄装置は、カバーを本体に取付ける際は一対の操作ノブ
を押圧操作して一対の摺動部材を離間させることによ
り、本体側の被係止部材を容易に摺動部材間に挿入させ
ることができ、且つ操作ノブに対する押圧操作を解除す
ることにより一対の摺動部材が附勢部材に附勢されて被
係止部材を挟持し、簡単に且つ確実にカバーを本体に係
止させることができる。
浄装置は、カバーを本体に取付ける際は一対の操作ノブ
を押圧操作して一対の摺動部材を離間させることによ
り、本体側の被係止部材を容易に摺動部材間に挿入させ
ることができ、且つ操作ノブに対する押圧操作を解除す
ることにより一対の摺動部材が附勢部材に附勢されて被
係止部材を挟持し、簡単に且つ確実にカバーを本体に係
止させることができる。
【0045】従って、上記係止動作により本体側の集塵
電極とカバー側のイオン化電極との距離を全周に亘って
均一にでき、両電極間で安定したイオン風を得ることが
でき、空気中の塵埃を効率良く集塵紙に吸着させること
ができる。又、カバーを本体より外す際も一対の操作ノ
ブを押圧操作して一対の摺動部材を被係止部材より離間
させるだけでカバーを本体より簡単に外すことができる
等の特長を有する。
電極とカバー側のイオン化電極との距離を全周に亘って
均一にでき、両電極間で安定したイオン風を得ることが
でき、空気中の塵埃を効率良く集塵紙に吸着させること
ができる。又、カバーを本体より外す際も一対の操作ノ
ブを押圧操作して一対の摺動部材を被係止部材より離間
させるだけでカバーを本体より簡単に外すことができる
等の特長を有する。
【図1】本考案になる静電式空気清浄装置の一実施例の
縦断面図である。
縦断面図である。
【図2】図1に示す静電式空気清浄装置の正面図であ
る。
る。
【図3】カバーを外した状態の本体及び塵埃ユニットを
示す側面図である。
示す側面図である。
【図4】カバーの側面図である。
【図5】カバーの上部に設けられた係止機構を示す斜視
図である。
図である。
【図6】係止機構を下方から見た分解斜視図である。
【図7】従来の係止機構を示す斜視図である。
【図8】従来の係止機構の取付状態を示す斜視図であ
る。
る。
11 装置本体 12 集塵ユニット 13 カバー 14 底部 15 ベース 16 ファン 22 係止機構 23,24 操作ノブ 25 固定ベース 26,27 摺動部材 28,29 コイルバネ 30a〜30d 連結ピン 33 イオン化電極 35 ロール収納部 36 集塵電極 37 集塵紙ロール 38 集塵紙 39 ロール押え
Claims (1)
- 【請求項1】 集塵電極を覆うように集塵紙が巻回され
た円筒部を有する本体と、該円筒部外周の集塵紙と対向
する内壁にイオン化電極を有するカバーと、該カバーを
該本体より起立する被係止部材に係止する係止手段とを
有してなる静電式空気清浄装置において、 前記係止手段は、前記カバーの上面に摺動自在に設けら
れた一対の操作ノブと、 前記カバーの内側に摺動自在に設けられ、該一対の操作
ノブの摺動操作に連動して前記被係止部材より離間する
一対の摺動部材と、 該一対の摺動部材が、前記被係止部材を挟持するよう前
記一対の摺動部材を互いに近接する方向に附勢する附勢
部材とよりなる静電式空気清浄装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8787591U JPH0642751Y2 (ja) | 1991-10-25 | 1991-10-25 | 静電式空気清浄装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8787591U JPH0642751Y2 (ja) | 1991-10-25 | 1991-10-25 | 静電式空気清浄装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0537351U JPH0537351U (ja) | 1993-05-21 |
JPH0642751Y2 true JPH0642751Y2 (ja) | 1994-11-09 |
Family
ID=13927045
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8787591U Expired - Lifetime JPH0642751Y2 (ja) | 1991-10-25 | 1991-10-25 | 静電式空気清浄装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0642751Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102120716B1 (ko) * | 2019-11-14 | 2020-06-10 | 주식회사 에프에이치아이코리아 | 이온화된 미세먼지 제거기 |
-
1991
- 1991-10-25 JP JP8787591U patent/JPH0642751Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0537351U (ja) | 1993-05-21 |
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