JPH0642749Y2 - ダスト分離装置 - Google Patents

ダスト分離装置

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JPH0642749Y2
JPH0642749Y2 JP1989026878U JP2687889U JPH0642749Y2 JP H0642749 Y2 JPH0642749 Y2 JP H0642749Y2 JP 1989026878 U JP1989026878 U JP 1989026878U JP 2687889 U JP2687889 U JP 2687889U JP H0642749 Y2 JPH0642749 Y2 JP H0642749Y2
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dust
supply unit
conveyor
vibrating conveyor
vibration
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JP1989026878U
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JPH02117040U (ja
Inventor
学 二又
英治 原田
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九州メタル産業株式会社
有限会社アサヒエンジニヤリング
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、自動車、家電製品あるいはその他の工業製品
を破砕したダストから、非鉄金属類を分離するに適した
ダスト分離装置に関する。
〔従来の技術〕
使用後の自動車、家電製品等はクラッシャによって破砕
された後、鉄類は磁力選別機によって、軽い合成樹脂類
あるいは石綿等は風力選別装置によって、分離される
が、ゴムあるいは重いプラスチックとアルミ等の非鉄金
属類は分離できないので、人が手選によってこれらをダ
ストの中から選別している。
しかしながら、上記作業は効率が悪いので、機械によっ
て選別することが種々研究され、本考案者は先に、実開
昭63−90444号公報に記載の如く、移動磁界発生源を用
いて滑り落ちる非鉄金属類のみを加速して飛行距離を増
加し、ダスト類から非鉄金属類を分離する装置を提案し
た。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記装置においては、非鉄金属類と分離
されたダストの進行方向が同一であったので、加速され
た非鉄金属類に押されてゴム等も加速され、結果として
非鉄金属類の中にゴム等のダストが混入する場合がある
という問題点があった。
本考案はこのような事情に鑑みなされたもので、選別性
能の良いダスト分離装置を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的に沿う本考案に係るダスト分離装置は、装置本
体に水平に対して傾斜状態で一体的に取り付けられて、
振動力によって昇り勾配方向に対象物を搬送する一定の
長さを有する振動コンベアと、該振動コンベアの底部に
取付けられて非鉄金属類を下り勾配に推力を与える移動
磁界発生手段と、上記装置本体に設けられて、上記振動
コンベアの振動に伴って上記装置本体と一体的に振動し
ながら上記振動コンベアの所定の位置に非鉄金属類を含
むダストを徐々に供給する桶状のダスト供給部と、該ダ
スト供給部を上記振動コンベアの長さ方向に移動させて
上記ダスト供給部からのダストの投下位置を変更する横
移動手段とを備えた構成としている。
〔作用〕
本考案に係るダスト分離装置においては、傾斜配置され
た振動コンベアの底部に移動磁界発生手段が配置され、
しかも移動磁界発生手段によって押される非鉄金属類と
分離されたダストの進行方向が逆方向になっているの
で、分離性能が向上する。
また、仮に非鉄金属類に押されて下部に移行するダスト
があっても、振動コンベアは一定の長さを有し、流れる
途中において振動によって分離し、移動磁界発生手段に
推力を加えられないダストと、移動磁界発生手段に推力
が加わる非鉄金属類とが略完全に分離されることにな
る。
更には、装置本体と一体化した振動コンベアを振動させ
ると、装置本体の振動によりダスト供給部も振動し、こ
れにより振動コンベアの振動に伴ってダスト供給部内の
ダストを自動的に適量づつこのコンベア上に供給でき
る。
更にまた、ダスト供給部を振動コンベアの長さ方向に移
動させて、ダスト供給部から振動コンベア上に投下され
るダストの投下位置を、ダスト中の非鉄金属類以外のゴ
ムやプラスチックなどの割合に応じて変更して、精度良
く非鉄金属類とゴムなどを選別できる。
〔実施例〕
続いて、添付した図面を参照しつつ、本考案を具体化し
た実施例につき説明し、本考案の理解に供する。
ここに、第1図は本考案の一実施例に係るダスト分離装
置の側面図、第2図は第1図における矢視A−A図であ
る。
第1図、第2図に示すように、本考案の一実施例に係る
ダスト分離装置10は、装置本体10aに水平に対して傾斜
状態で一体的に取り付けられた振動コンベア11と、該振
動コンベア11の底部に取付けられている移動磁界発生手
段12と、上記装置本体10aに設けられて、上記振動コン
ベア11の振動に伴って上記装置本体10aと一体的に振動
しながら上記振動コンベア11の所定の位置に非鉄金属類
を含むダストを徐々に供給する桶状のダスト供給部13と
を有して構成されている。以下、これらについて詳しく
説明する。
上記振動コンベア11は樋状となって5〜15度の角度で傾
斜し、掛止フック14aを介して4本のスプリング14によ
って吊下して配置され、その斜め上部には振動を発生す
る振動モータ15、16が配置され、振動を矢印C−D方向
に発生し、通常の振動コンベアの原理によって全体とし
て供給されたダストを斜め上方(矢印B方向)に搬送す
るようになっている。
一方、該振動コンベア11の樋の底板17及びこれに接合す
る斜め板18、19は非磁性板の一例であるステンレス板か
らなって、その下部には移動磁界発生手段(リニアーモ
ータの磁界部)12が設けられ、適当な交流電流を流すこ
とによって矢印E方向に移動磁界を発生させるようにな
っている。
そして、上記振動コンベア11の上部には分離しようとす
るダストを供給する樋状のダスト供給部13が、角度θだ
け上方に傾斜した状態で装置本体10aに取り付けられて
おり、振動モータ15、16の駆動に伴って装置本体10aと
一体的に該ダスト供給部13が振動し、これによりダスト
供給部13内のダストを振動させて、徐々に下部の振動コ
ンベア11上に落下させるようになっている。
なお、本実施例では、ダスト供給部13の上傾斜角度θを
約2〜3度に設定している。この角度は、ダスト分離装
置10の不使用時にダスト供給部13に貯留されたダストが
自然落下するのを防止でき、かつダスト分離装置10の使
用時に、ダスト供給部13を振動させて、ダストの大小に
かかわらず、円滑にダストを振動コンベア11上に投下で
きる角度である。
このダスト供給部13は、左右一対ずつの横移動手段によ
り装置本体10aに振動コンベア11の長さ方向に移動可能
に取り付けられている。すなわち、横移動手段は、ダス
ト供給部13の両側壁の内面に互いに所定間隔だけ離反し
て設けられた支持突起10bに、ダスト供給部13に穿孔さ
れた長穴形の摺動孔13aを装着したものである。ダスト
供給部13を振動コンベア11の長さ方向に押し引きするこ
とにより、摺動孔13の長さの範囲分だけダスト供給部13
を移動させて、このダスト供給部13からのダストの投下
位置を変更できる。なお、該ダストの落下地点は振動コ
ベンア11の全長に対し上部から1/4〜1/2(好ましくは1/
3)になるように調整、そして固定されている。また、
この摺動孔13はその長幅方向が振動コンベア11と平行に
なっているので、ダスト供給部13の上傾斜角度θを維持
したまま移動できる。これにより、ダスト供給部13をど
の位置に移動させても、上述したダスト供給部13に角度
θをつけた効果が安定して得られる。
続いて、このダスト分離装置10を使用する場合には、予
め自動車、家電製品等の破砕物からなるダストを風力選
別、磁力選別によって軽いダスト、鉄を除去し、水を利
用する湿式比重選別機を通して明らかに比重が大きくて
形状の大きい銅、ステンレス等をある程度除去し、主と
してゴム、重いプラスチック及びアルミニウム等の非鉄
金属類からなるダストを上記ダスト供給部13に連続的に
投入する。この際、支持突起10bおよび摺動孔13aを介し
てダスト供給部13を振動コンベア11の長さ方向に移動さ
せて、ダスト供給部13から振動コンベア11上に投下され
るダストの投入位置を、ダスト中の非鉄金属類以外のゴ
ムやプラスチックなどの割合に応じて変更する。
具体的には、ダスト中に非鉄金属類以外のゴムなどの割
合が多い場合には、ダスト供給部13を傾斜配置された振
動コンベア11の長さ方向の下側に移動させて、ダストの
投下位置をゴムなどが排出される振動コンベア11の上部
から遠ざけ、このゴムなどの選別距離を長くする。これ
により、ゴムなどが大量にあっても長い振動コンベア11
を移動する途中でこれを非鉄金属類からほぼ完全に分離
できる。
また、非鉄金属類の割合が多い場合には、ダスト供給部
13を傾斜配置された振動コンベア11の長さ方向の上側に
移動させて、ダストの投下位置を非鉄金属類が排出され
る振動コンベア11の下部から遠ざけ、非鉄金属類の選別
距離を長くする。これにより、同様に非鉄金属類が大量
にあってもこの非鉄金属類が長い振動コンベア11を移動
する途中でほぼ完全にゴムなどから分離できる。
このように、ダストをダスト供給部13に連続的に投入す
ることにより、振動コンベア11の振動に伴って振動する
ダスト供給部13から徐々に振動コンベア11の所定の場所
に上記ダストが落下し、その後、非鉄金属類は移動磁界
発生手段12によって発生する磁界の推力を受けて斜め下
方(矢印E方向)に移動するが、ゴム、プラスチック等
は磁界から推力を受けないので、振動モータ15、16から
供給される振動力によって徐々に斜め上方向(矢印B方
向)に移動する。
この場合、振動コンベア11の樋の長さは十分な長さを有
するので、仮に磁界の推力によって流れる非鉄金属類に
ゴム等が押されて斜め下方に移動しようとしても、途中
で振動によって分離され、非鉄金属類は斜め下方に、ゴ
ム類は斜め上方に移動することになる。
この後非鉄金属類は振動コンベア11から外れて下部に落
下し、ゴム等は振動コンベア11の斜め上端からホッパー
21を通って下部に落下することになる。
なお、ここで選別しようとするダストに鉄が含まれてい
る場合には磁界に吸引されて底板17に付着するので、一
定の期間(10分程度)運転した後は、移動磁界発生源12
の電流を止めると共に、原料の供給を停止し振動コンベ
アのみを駆動する。これによって付着した鉄等は振動コ
ンベアによって矢印B方向に搬送、除去される。
また、上記移動磁界発生手段12には適当なファン等の冷
却手段が設けられて、加熱しないようになっている。
〔考案の効果〕
本考案に係るダスト分離装置は以上の説明からも明らか
なように、振動コンベアの下部に移動磁界発生手段を取
付け、非鉄金属類を斜め下方に、該非鉄金属類が除去さ
れたダストを斜め上方に分離しているので、効率良く分
離することができる。
また、分離の途中において仮に非鉄金属類によって押さ
れ斜め下方に移動しようとするゴム類があっても流れる
途中において振動によって分離し、分離性能を高めるこ
とができる。
更には、装置本体と一体化した振動コンベアを振動させ
ると、装置本体の振動によりダスト供給部も振動し、こ
れにより振動コンベアの振動に伴ってダスト供給部内の
ダストを自動的に適量づつこのコンベア上に供給でき
る。
更にまた、ダスト供給部を振動コンベアの長さ方向に移
動させて、ダスト供給部から振動コンベア上に投下され
るダストの投下位置を、ダスト中の非鉄金属類以外のゴ
ムやプラスチックなどの割合に応じて変更して、精度良
く非鉄金属類とゴムなどを選別できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係るダスト分離装置の側面
図、第2図は第1図における矢視A−A図である。 〔符号の説明〕 10……ダスト分離装置、10a……装置本体、10b……支持
突起、11……振動コンベア、12……移動磁界発生手段、
13……ダスト供給部、13a……摺動孔、14……スプリン
グ、15、16……振動モータ、17……底板、18、19……斜
め板、21……ホッパー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】装置本体に水平に対して傾斜状態で一体的
    に取り付けられて、振動力によって昇り勾配方向に対象
    物を搬送する一定の長さを有する振動コンベアと、該振
    動コンベアの底部に取付けられて非鉄金属類を下り勾配
    に推力を与える移動磁界発生手段と、上記装置本体に設
    けられて、上記振動コンベアの振動に伴って上記装置本
    体と一体的に振動しながら上記振動コンベアの所定の位
    置に非鉄金属類を含むダストを徐々に供給する桶状のダ
    スト供給部と、該ダスト供給部を上記振動コンベアの長
    さ方向に移動させて上記ダスト供給部からのダストの投
    下位置を変更する横移動手段とを備えたことを特徴とす
    るダスト分離装置。
JP1989026878U 1989-03-09 1989-03-09 ダスト分離装置 Expired - Lifetime JPH0642749Y2 (ja)

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JP1989026878U JPH0642749Y2 (ja) 1989-03-09 1989-03-09 ダスト分離装置

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JP1989026878U JPH0642749Y2 (ja) 1989-03-09 1989-03-09 ダスト分離装置

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JPH02117040U JPH02117040U (ja) 1990-09-19
JPH0642749Y2 true JPH0642749Y2 (ja) 1994-11-09

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5690948U (ja) * 1980-11-20 1981-07-20

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JPH02117040U (ja) 1990-09-19

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