JPH0642748B2 - 遠距離通信系用コネクタバンク保持装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、取付用支持体と、この取付用支持体上に設け
られた少なくとも１個のコネクタバンクと、少なくとも
１個の接続素子とを具える遠距離通信系用コネクタバン
ク保持装置に関するものである。

上述した形式の装置はドイツ連邦共和国特許第28 11 81
2号により既知である。この種形式の装置においては、
ｕ字形に湾曲した取付用ブラケットが取付用支持体とし
て用いられ、取付用支持体の側壁にコネクタバンクを差
込み接続するための接続素子として舌片が設けられてい
る。このような取付ブラケットはジストリビーションフ
レーム用自由直立状態または壁掛けジストリビューター
として用いることができる。しかしながら、従来の上述
した装置はコネクタバンクが差込み結合されていない場
合に舌片によって傷付く欠点がある。さらに、舌片が間
隔を決定するため、異なる間隔に対し、または異なる取
付支持高さに対して異なる舌片間隔を有する他の取付用
ブラケットを用いなければならないという欠点がある。

したがって、本発明の目的は、取付用支持体によって傷
付く危険をなくし、可変間隔、すなわちコネクタバンク
相互間の間隔を可変に調整し得るよう適切に構成配置し
た上述した形式のコネクタバンク保持装置を提供しよう
とするものである。

上述した目的を達成するため本発明は、取付用支持体が
支持装置に支持された少なくとも１個の形材レールで形
成され、コネクタバンクが接続素子としてスナップ嵌着
素子を有し、このスナップ嵌着素子が前記形材レール上
に掛止可能であり、かつ前記形材レール上に変位可能で
あることを特徴とする。本発明によれば、形材レールが
取付用支持体として用いられ、形材レールにコネクタバ
ンクが取付けられていない場合でさえも、形材レールが
傷付けることがない横断面を有するものとする。本発明
によれば、さらに、コネクタバンクが接続素子としてス
ナップ嵌着素子によって形材レール上に掛止され、接続
素子が形材レール上に変位可能としている。これがた
め、接続素子の間隔を独立して選択することができる。
さらにまた、先ず、形材レール上に掛止したコネクタバ
ンクに配線し、つぎに、既に配線し終わっているコネク
タバンクから所望距離に変位させることができる。

さらに、本発明の有利な具体例が請求項２〜13に記載さ
れている。その中、円形断面の２本の平行な形材レール
を有する具体例は特に注意すべきであり、コネクタバン
ク上に湾曲突起がスナップ嵌着素子として形成されてお
り、湾曲突起は丸棒のような円形断面の形材レールの周
りを180°より大きい角度にわたって囲んでいる。この
ような丸棒を用いることにより、コネクタバンクの一側
を丸棒から外ずし、コネクタバンクを他の丸棒の周りに
回動させてコネクタバンクの列から開放することができ
る。このようにして、コネクタバンクに全ての側面から
容易に手を近づけることができる。

次に、本発明を図面に示す遠距離通信系におけるコネク
タバンク保持装置の本発明による幾つかの実施例につき
詳細に説明する。

第１図に示す壁掛けジストリビュータは５対の丸棒１を
具え、各対の丸棒は互に平行に配列されてそれぞれ案内
レールを形成し、丸棒の上下端は壁に上下支持装置２に
よって取付けられる。下側支持装置２は基板３で第６図
に詳細に示すように構成され、基板３の下端に支持バン
ク４が形成され、上端に取付板５が設けられ、支持バン
ク４および取付板５は図示せざる壁にねじ６によってそ
れぞれ固定される。基板３には水平方向に延びる溝孔７
が設けられ、この溝孔に接続すべきケーブルを固定する
ためのクランプ８が設けられている。基板３の上端には
舌片９が折曲げ加工により設けられ、舌片９に丸棒１の
下端が取付けられる。

丸棒１の上端が取付けられる上側支持装置２は第６図に
詳細構造を示す基板３を180°逆さにして取付けて構成
される。基板３の下端の舌片９に丸棒１の上端が固定さ
れる。

互に平行に延在する丸棒１上にコネクタバンク10がスナ
ップ連結により取付けられ、コネクタバンク10について
は後に詳細に説明する。

第２図は支柱などなしに立っている自由直立のケーブル
ボックスの左端部分を示しており、支持装置２は底板12
と、上端板13と、これらの底板12および上端板13を互に
剛固に連結する側壁11とで構成されている。丸棒１の下
端は底板12上の支持片14内に挿入され、上端は上端板13
に第７および８図に示すようにクランプ連結されてい
る。丸棒１の上端には環状溝15が設けられ、上端板13に
は異なる溝幅部分を有する溝孔16が設けられ、上端板13
と一体の１個のクランプ片17が溝孔16の長さ方向にそれ
ぞれ突出されている。丸棒１の上端はそれぞれの溝孔16
内に先ず丸棒１の直径より大きい溝幅の部分で挿入され
た後、丸棒１の直径より小さい溝幅の部分に向け溝孔16
の長さ方向に移動され、これにより、溝孔16の側壁18が
第７図に示すようにそれぞれの丸棒１の環状溝15に掛合
する。次に、クランプ片17の遊端に対向する溝孔16の端
にまで挿入し、クランプ片17を第８図に示すように変形
させて環状溝15の開放部分に挿入する。これにより、丸
棒１は支持部材２の上端板13に確実に連結される。

予定の間隔で互に平行に配置された各丸棒１上に、コネ
クタバンク10は後述するように掛止して取付けられる。

第３図はコネクタバンクの４個の垂直列を円形ベース区
域の周りに互に90°の角度で配置して保持するようコラ
ム型ケーブルボックスの形で構成した例を示す。支持装
置２を構成する２片構造の底板19には、第２図に示す底
板12と同様の方法で、スリーブ型支持片14が設けられ、
この支持片内に丸棒１の下端が挿入される。支持装置の
上端板20には、第７および８図の上端板13と同様に、溝
孔16が設けられ、上端板20に丸棒１の上端が第７および
８図に示すと同様の方法で連結される。底板19及び上端
板20は実質的に正方形で、その各一辺に２本の丸棒がそ
れぞれ設けられている。丸棒１上にコネクタバンク10が
掛止され、コネクタバンク10については後に詳細に説明
する。コラム型ケーブルボックスは長さ軸線の周りに回
転可能とする。この目的のため、底板19の中心の環状部
分67は底板19に対して回転可能である。

第４図は３個の分離面の全てにおいて所要に応じ伸長し
得るユニバーサル連結素子40によって形成されたコネク
タバンク10のケーブルボックス支持装置を示す。連結素
子40は丸棒１の交点に設けられ、その構成については後
に詳細に説明する。

第５図は、２本の丸棒１を互に平行に配置し、図示せざ
る支持装置２上にねじ21によって取付け、丸棒１上にコ
ネクタバンク10を後述する方法で掛止可能とした例を示
す。この構成は、例えば、並列複式端子ブロックの取付
けに用いられる。

第９および10図は、コネクタバンク10を斜め上方および
斜め下方から見た斜視図である。コネクタバンク10は上
部22と下部23とよりなり、これらの部分はそれぞれプラ
スチック材料で作られ、互に掛止可能に構成されてい
る。詳細に図示せざる方法で、接続導線を接続するため
のカッティング／クランピング接点が溝孔24内に挿入さ
れる。このように下部とこの下部に掛止され得る上部と
により構成されてカッティング／クランピング接点を一
体に取付けたコネクタバンクはドイツ連邦共和国特許第
28 04 478号に詳細に記載されており、これを参照して
明らかにすることができる。既知の下部とは異なり、コ
ネクタバンク10の下部は両側に接続素子25を有し、これ
らの接続素子は下部23と一体の湾曲突起26で形成され、
湾曲突起26は180°以上の角度にわたる円弧形状を有す
る。湾曲突起26の内径は丸棒１の外形に対応している。
コネクタバンクのデザイン上から、特に、プラスチック
製の下部23のデザイン上から、湾曲突起26の側壁は丸棒
１上に押入して掛止し得るような弾性を有する。湾曲突
起26は外側に矩形のワイヤ案内舌片27を有し、この舌片
27はその中心に溝孔を有する。湾曲突起には溝孔28が上
部22の外側壁と平行に貫通され、溝孔28内に金属製の接
地接点片29（第11図参照）を挿入することができ、接地
接点片29は大地電位を有する丸棒１上にクランプされ、
西ドイツ連邦共和国特許第28 11 812号に詳細に記載さ
れているようなコネクタバンク10内に挿入可能の図示せ
ざる過電圧阻止マガシンの接点端子を接地接点片上に上
方からクランプすることが可能である。

接地接点片29はその下部に３個の湾曲舌片68を有し、そ
の内側形状を丸棒１の外周形状に一致させる。接地接点
片29の１個の舌片68に第19図につき後述する接地接点片
54と同様に形成された接点片69が設けられ、この接点片
はコネクタバンク10の上端に向け開放する室70内に掛合
される。コネクタバンク10の下部23は、さらに、湾曲突
起26の外側で挿入溝孔30が設けられ、図示せざるねじ廻
しによってコネクタバンク10を丸棒１との掛止位置から
持ち上げ得るようにされている。さらに、付加的ワイヤ
案内片31が下部23の下側に形成されている。

コネクタバンク10を丸棒１上に所定の等間隔で取付ける
ため、第12図および第13図に示すようなプラスチック製
のスペーサクリップ32および33が設けられている。第12
図に示すスペーサクリップ32は棒上メーター材料として
予め製造され、１個づつ切取って用いることができる。
スペーサクリップ33はプラスチック材料で個々に分離し
た物品として製造される。両スペーサクリップ32，33は
環状部品として形成され、その開口角度は180°より小
さく、スペーサクリップ32，33の内径は丸棒１の外径に
一致しており、その弾性構造によって丸棒１上に掛止さ
れる。

第14図および第15図は金属製丸棒１に差込んで取付ける
ためのプラスチック製取付素子34を示す。取付素子34は
上側に丸棒１を掛止し得る２対のクランプ片35を有し、
下側にプラスチック製の環状部分36を有し、この環状部
分36の両側に外側壁37が設けられている。第14図に示す
ように、下側取付素子34の上側のクランプ片35は上側取
付素子34の外側壁37間に掛合し、上側クランプ片35が丸
棒１をクランプすると同様の方法で取付素子34の下側環
状部分36をクランプする。取付素子34は図示せざる支持
装置２から丸棒１を所定の間隔で離間させるために用い
られる。

第16図に示す例では、かかる支持装置２が支持レール38
で構成され、この支持レール上に特別に構成された掛止
クリップ39が摺動自在に取付けられ、この掛止クリップ
は上側に一対のクランプ片35を有し、これらのクランプ
片によって掛止クリップ39は第14図および第15図に示す
取付素子34に連結することができ、これにより丸棒１を
支持レール38から所望の距離に配置することができる。

第17図は数本の丸棒１を交差点で連結するためのユニバ
ーサル連結素子40を示す。２本の平行に延長している丸
棒１間にコネクタバンク10がスナップ嵌合により取付け
られる（第４図参照）。図示のユニバーサル連結素子40
は２個の同一形状の半分割体41で構成され、各半分割体
は交差する半円形溝42を有し、これらの溝の曲率半径は
丸棒１の半径に対応している。溝42の交差点において、
垂直方向に延長する貫通孔43が設けられ、その直径は丸
棒１の外径に対応している。各半分割体41の隅角部44は
切除され、貫通孔43に連結されている。半分割体41の同
じ側における対向隅角部に切除隅角部44に対応する部分
片46が設けられ、一方における部分片46および他方にお
ける対向隅角はさらに付加的案内片および案内溝47また
は48をそれぞれ有する。全部で４本のアレンねじが２個
の半分割体41を剛固に連結しており、これがため連結す
べき丸棒１の端を剛固にクランプしている。４本のアレ
ンねじ49の中、２本は貫通孔43に平行に延長し、２本は
貫通孔43を横切っている。

第18〜20図は上述のコネクタバンク10の個々のアッセン
ブリを、丸棒１上にスナップ嵌着することなしに示して
いる。このため、特別な取付用アダプタ50が設けられ
（第18図参照）、これらのアダプタはコネクタバンクの
外側ワイヤ案内舌片27に挿入され、コネクタバンク10と
一緒にねじ素子55によって平板51上にねじ止めされてい
る。取付用アダプタ50は取付用アダプタ50によって占め
られたコネクタバンク10のワイヤ案内舌片27の代りのワ
イヤ案内舌片53を有する。湾曲突起26の貫通孔28に接地
接点舌片54が挿入され、この舌片は接地接点舌片29と同
様に、コネクタバンク10上に差込まれた過電圧防止マガ
ジンに接続する役目を果たしている。接地接続舌片54は
互に差し込むことによって第19図に示すように１列に連
結することができる。

第21および22図は湾曲舌片56を折曲げて形成した取付シ
ート55を示しており、湾曲舌片56の形状を丸棒１に対応
させて取付シート55の舌片56上にコネクタバンク10をス
ナップ嵌着させることができるよう形成している。この
ような方法で、シールドケーブル57，58を接続用クラン
プ59，60に固定してコネクタバンク10に接続することが
できる。第22図においては、１個のコネクタバンク10だ
けを示しているが、数個のコネクタバンク10をこれに対
応して図示のものより長い取付シート55上に湾曲舌片56
により互に並べて差込んで取付けることもでき、かよう
にしてケーブル端子ブロックが形成される湾曲舌片56は
コネクタバンク10の突起26の溝孔28に掛合する接地接点
舌片29′を有する。第23および24図は、コネクタバンク
10における基本的に既知のワイヤ案内板61の構成を示し
ており、ワイヤ案内板61をスナップ嵌着させるため、特
別な図示せざる掛止素子がコネクタバンク10の側面に設
けられている。

第25図は歪みを緩和または取除く歪み除去装置62をコネ
クタバンク10上に、ワイヤ案内板61と同様の方法で、ス
ナップ嵌着して示している。歪み除去装置62はコネクタ
バンク10に離間して設けられた扁平ケーブル64用案内片
63を具え、扁平ケーブル64は第26図に示すように案内片
63とコネクタバンク10の側壁との間を経てコネクタバン
ク10の下側から挿入され、この扁平ケーブルを案内する
ため付加的Ｃ字形案内片65が歪み除去装置62に設けられ
ている。扁平ケーブル64を挿入した後、案内片63を第28
図に矢で示すようにＣ字形案内片65に圧入する。かよう
にして扁平ケーブル64は歪み除去装置62に安全に固定さ
れる。

第27図は19″のケース66の後端の内部に後壁ワイヤリン
グバンク71を設けた状態を示し、後壁ワイヤリングバン
ク71はコネクタバンク10の形状に対応して形成されてい
る。後壁ワイヤリングバンク71は２本の丸棒１，１′上
に掛止して取付けられ、その一方の丸棒１′は支持レー
ル72に連結されている。緊締ねじ73を緩めることによっ
て、支持レール72を丸棒１′と一緒にケース66から緩め
ることができる。かようにして、前後に配列された数個
のワイヤリングを第27図に矢で示すように19″ケースの
後部から引き上げて開くことができる。湾曲突起26を有
するワイヤリングバンク71は19″ケース66に緊密に連結
された丸棒１の周りに回動することができる。19″ケー
スから引き上げて開かれたワイヤリングバンク71を第27
図に示す。これがため個々のワイヤリングバンク71間を
19″ケース66の外側で、図示していないが最も簡単な方
法でワイヤ接続することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はコネクタバンクの５個の垂直列のための壁掛ジ
ストリビュータの斜視図、第２図は自由直立型ケーブル
ボックスの左側端部の斜視図、 第３図はコネクタバンクの４個の垂直列を互に９０°の
角度で配置して支持しているコラム型ケーブルボックス
支持装置の斜視図、 第４図はユニバーサル連結素子によって任意の寸法およ
び形状に形成されるコネクタバンクのケーブルボックス
支持装置の斜視図、 第５図はケーブル接続ユニットの斜視図、 第６図は第１図のVIで示す部分の拡大詳細斜視図、 第７図は第２図のVIIで示す部分を拡大して丸棒の最初
の取付位置を示す詳細斜視図、 第８図は第６図による丸棒の最終取付位置を示す拡大斜
視図、 第９図は丸棒上にスナップ取付けを行うための湾曲延長
部を設けたコネクタバンクの斜視図、 第10図は接地用クリップが下側に設けられた第９図に示
すコネクタバンクの下側の斜視図、 第11図は第10図に示す接地用クリップの拡大斜視図、 第12図は長い部材片から切り取って用いられる丸棒上に
スナップ作用により取付けられるスペーサクリップの斜
視図、 第13図は丸棒上にスナップ嵌着されるスペーサクリップ
の斜視図、 第14図は互に差込み連結した取付素子上に丸棒をスナッ
プ連結して示す斜視図、 第15図は第14図に示す取付素子の斜視図、 第16図は丸棒取付素子を差込むため支持レールに挿入さ
れた掛止クリップの斜視図、 第17図は第４図に示すユニバーサル連結素子の拡大詳細
斜視図、 第18図は取付用アダプタによって平板上にねじ止めされ
るコネクタバンクの斜視図、 第19図は相互に差し込んでコネクタバンクに差し込まれ
る接地接点片の側面図、 第20図は平板にねじ止めされたコネクタバンクの斜視
図、 第21図は湾曲突起が設けられたコネクタバンクの掛止用
取付板の斜視図、 第22図は取付板にコネクタバンクをスナップ嵌着した状
態を示す側面図、 第23図はワイヤ案内板をコネクタバンクに取付ける前の
状態を示す斜視図、 第24図は第23図に示すコネクタバンクに案内板をクラン
プした状態を示す斜視図、 第25図は扁平ケーブル取付用歪み除去装置を有する湾曲
突起が設けられたコネクタバンクの斜視図、 第26図は扁平ケーブルを組込んだ状態で示す側面図、 第27図は後壁配線バンクを有する19″外側ケースの側面
図である。 １…形材レール、２…支持装置 10…コネクタバンク、15…環状条溝 16…溝孔、17…クランプ片 18…溝孔壁、25…接続素子 26…スナップ嵌着素子、32，33…クリップ 34…取付素子、38…支持レール 40…自在連結素子、50…取付アダプタ 55…取付シート、56…舌片 61…ワイヤ案内板、62…歪み除去装置 64…扁平ケーブル

フロントページの続き (72)発明者 マンフレッド・ミューラー ドイツ連邦共和国1000 ベルリン65 シュ ベーデンシュトラーセ３アー

Claims (13)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】取付用支持体と、この取付用支持体上に設
   けられた少なくとも１個のコネクタバンクと、少なくと
   も１個の接続素子とを具える遠距離通信系用コネクタバ
   ンク保持装置において、取付用支持体が支持装置(2)に
   支持された少なくとも１個の形材レール(1)で形成さ
   れ、コネクタバンク(10)が接続素子(25)としてスナップ
   嵌着素子(26)を有し、このスナップ嵌着素子が前記形材
   レール(1)上に掛止可能であり、かつ前記形材レール(1)
   上に変位可能であることを特徴とする遠距離通信系用コ
   ネクタバンク保持装置。
2. 【請求項２】２本の平行な形材レール(1)が支持装置(2)
   に支持され、コネクタバンク(10)が形材レール(1)に連
   結するための少なくとも１個のスナップ嵌着素子(26)を
   有することを特徴とする請求項１に記載の装置。
3. 【請求項３】２本の平行な形材レール(1)が形材支持装
   置(2)に支持され、コネクタバンク(10)が形材レール(1)
   に連結するための２個のスナップ嵌着素子(26)を有する
   請求項１記載の装置。
4. 【請求項４】形材レール(1)が円形断面を有し、スナッ
   プ嵌着素子がコネクタバンク(10)の湾曲突起(26)として
   形成され、前記湾曲突起(26)が形材レール(1)の周りを1
   80°より大きな角度にわたり囲んでいる請求項第１〜３
   項のいずれか１項記載の装置。
5. 【請求項５】複数個の形材レール(1)の少なくとも一端
   にそれぞれ環状条溝(15)が設けられ、それぞれの支持装
   置(2)に形材レール(1)の環状条溝(15)内に掛合し得る溝
   孔(16)が設けられ、これらの溝孔(16)が形材レール(1)
   の直径より大きい幅の溝孔部分と、形材レール(1)の直
   径より小さい幅の隣接溝孔部分と、溝孔の方向に延びる
   クランプ片(17)とをそれぞれ有し、前記クランプ片(17)
   が形材レール(1)の環状条溝(15)内に掛合して溝孔(16)
   の一端に対して押しつけるよう構成され、溝孔壁(18)が
   環状溝孔内に掛合する構成を有する請求項第１〜４項の
   いずれか１項に記載の装置。
6. 【請求項６】形材レール(1)上に掛止するための離間し
   たクリップ(32,33)が設けられ、これらのクリップが環
   状板片で形成され、その開口の円弧長さが180°より小
   さい請求項第１〜５項のいずれか１項に記載の装置。
7. 【請求項７】形材レール(1)を支持装置(2)から離間して
   保持するための取付素子(34)が一緒に設けられている請
   求項第１〜６のいずれか１項に記載の装置。
8. 【請求項８】取付素子(34)が支持装置(2)を形成する支
   持レール(38)上に掛止可能である請求項第７項記載の装
   置。
9. 【請求項９】数個の交差する形材レール(1)を連結する
   ため自在連結素子(40)が設けられている請求項１〜８の
   いずれか１項記載の装置。
10. 【請求項１０】接地接点素子(54)を互いに差し込んで個
    々のコネクタバンク(10)を接続するため取付用アダプタ
    (50)が設けられている請求項第１〜９項のいずれか１項
    記載の装置。
11. 【請求項１１】湾曲突起(26)が設けられた個々または数
    個のコネクタバンク(10)の取付シート(55)が設けられ、
    形材レール(1)に対応する形状の舌片(56)を形成するよ
    うに取付シート(55)の大部分が形成されている請求項第
    １〜10項のいずれか１項記載の装置。
12. 【請求項１２】コネクタバンク(10)の側面にワイヤ案内
    板(61)または扁平ケーブル(64)の歪み除去装置(62)のよ
    うな付加的コンポーネントがクランプされ得る請求項第
    １〜11項のいずれか１項に記載の装置に用いるコネクタ
    バンク。
13. 【請求項１３】請求項１〜12のいずれか１項に記載の装
    置に用いるコネクタバンク。