JPH0642517A - 締付ボルト - Google Patents

締付ボルト

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Publication number
JPH0642517A
JPH0642517A JP19423392A JP19423392A JPH0642517A JP H0642517 A JPH0642517 A JP H0642517A JP 19423392 A JP19423392 A JP 19423392A JP 19423392 A JP19423392 A JP 19423392A JP H0642517 A JPH0642517 A JP H0642517A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bolt
child
tightening
parent
master
Prior art date
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Pending
Application number
JP19423392A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiya Wakahoi
俊哉 若穂囲
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP19423392A priority Critical patent/JPH0642517A/ja
Publication of JPH0642517A publication Critical patent/JPH0642517A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 クランクシャフトAに対してクランクプーリ
Eを結着する親ボルト1に、該親ボルト1の締め付け前
に、子ボルト2を、頭部21が座ぐり穴15の底面16
に軽く接する程度に取り付け締付反力で子ボルト2も伸
びるように構成し、親ボルト1を緩める際には、先に該
子ボルト2を緩め、親ボルト1の頭部13に作用してい
る軸力を低下させるようにした。 【効果】 子ボルト2を緩めることにより親ボルト1に
作用する軸力を低下させるので、該親ボルト1が大きな
締付力で固定されていても専用工具を用いることなく通
常の工具で容易に緩めることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、部材に締め付ける締付
ボルトに関する。
【0002】
【従来の技術】部材に締付ボルトを締め付ける場合に、
部材にめねじ部を設けこれに締付ボルトを螺合させ、該
部材と締付ボルトの頭部とで他の部材を挟んで該締付ボ
ルトの締付力で両部材を結着することが一般に行われて
おり、例えばエンジンのクランクシャフトの一端にプー
リを取付ける場合に、部材であるクランクシャフトの一
端面にめねじ部を設け、他の部材であるプーリを締付ボ
ルトを用いて該クランクシャフトの一端に結着してい
る。尚、このクランクシャフトにプーリを結着する場合
には、エンジンの振動や回転変動によっても締付ボルト
が緩まないように大きな締付力が必要であり、例えば2
0Kgf・m程度の締付トルクで締め付けている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一旦締付ボルトを用い
て部材に締め付けても、後に該締付ボルトを緩めたい場
合がある。例えば、エンジンのベルトカバー等の樹脂製
部材を再利用等のため後に取り外す際に、構造上上記プ
ーリを取り外さなければならない場合がある。ところ
が、該プーリを結着している締付ボルトは大きな締付力
で固定されているので、この締付力に打ち勝て締付ボル
トを緩めるためには専用工具を用いなければならず、こ
のような専用工具がない場合にはプーリを溶断等しなけ
ればならないという不具合がある。
【0004】そこで本発明は、上記の問題点に鑑み、大
きな締付力で固定されている締付ボルトを専用工具を用
いなくても容易に緩めることのできる締付ボルトを提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、部材に締め付ける締付ボルトであって、該
部材に螺着する親ボルトと、該親ボルトに内挿される子
ボルトとからなり、該子ボルトを締付時の軸力による伸
びを生ずるように該親ボルトに螺着したことを特徴とす
る。
【0006】
【作用】取付ボルトを締めつけると取付物に対し締付力
が作用し、該締付ボルトは締付力に起因する軸力により
伸ばされる。この時子ボルトにも伸びが生じるように親
ボルトに螺着しているので、子ボルトにも軸力の一部が
作用する。従って、親ボルトを緩める前に子ボルトを先
行して緩めれば子ボルトが負担していた軸力が親ボルト
に作用し親ボルトが更に伸ばされる。ここで子ボルトが
負担していた軸力の割合が大である場合には子ボルトを
緩めることにより親ボルトは塑性変形領域まで伸ばされ
ることになり、結果として軸力が低下するため、専用工
具を用いなくても親ボルトを容易に緩めることができ
る。尚、子ボルトは軸力の一部を分担しているだけなの
で、同じく専用工具を用いなくても容易に緩めることが
できる。
【0007】
【実施例】本願発明の実施例として、図1に示すよう
に、エンジンのクランクシャフトAの先端部に各種プー
リB・C・Eを結着する締付ボルトに本願発明を適用し
た場合について以下に説明する。この場合、クランクシ
ャフトAの回転位相に対して図外のカムシャフトの回転
位相を同期させるためのタイミングプーリB及び同じく
図外のバランサシャフトの回転位相を同期させるための
タイミングプーリCをクランクシャフトAの端部に嵌着
し、各タイミングプーリB・Cと噛合するタイミングベ
ルトを覆う樹脂性のベルトカバーDを取り付けた後、ク
ランクプーリEを嵌着した状態で座金11を介して締付
ボルト1で各プーリB・C・Eを締め付けている。尚、
図中Fは各プーリB・C・Eの回り止め用のキーであ
る。
【0008】図2に示すように、締付ボルトは親ボルト
1と子ボルト2とからなり、該親ボルト1は先端部外周
面に設けられたおねじ部12でクランクシャフトAに螺
着され締付力が生じるものである。また、該親ボルト1
には軸方向長手のめねじ部14が設けられており、これ
に子ボルト2が螺着されている。該子ボルト2は親ボル
ト1をクランクシャフトAに締め付ける前に予め該締付
ボルトAに取り付けておく。この子ボルト2の取り付け
状態は、親ボルト1の頭部に設けられた座ぐり穴15の
底面16に子ボルト2の頭部21が当接するように、例
えば子ボルト2としてM8(外径8mm)のボルトを使用
した場合には3.5Kgf・m程度の締付トルクで締め付
ける。
【0009】このように子ボルト2が取り付けられた状
態の親ボルト1をクランクシャフトAに締め付けると、
この締め付けにより生じる軸力によって、クランクシャ
フトAのめねじ部の入口端部と親ボルト1の頭部13と
により挟まれた図中aに示す部分が伸びる。この時、親
ボルト1及び子ボルト2の双方が伸び、この伸びにより
生じる軸方向の引張力が締付反力として頭部13に作用
することになるので、親ボルト1を緩める場合には、ま
ず子ボルト2を緩め、該子ボルト2が分担していた軸力
の一部を解放し、頭部13に作用している軸力を低下さ
せる。これにより親ボルト1は専用工具を用いなくても
通常の工具で容易に緩めることができる。尚、上記子ボ
ルト2は頭部端面に6角形の係合穴を有する通常のソケ
ットボルトであり、この子ボルト2も通常の6角レンチ
を用いて容易に緩めることができる。
【0010】このように子ボルト2を緩めることにより
頭部13に作用していた軸力が低下されるためには、子
ボルト2を親ボルト1に取り付けた状態で子ボルト2が
上記aに示す部分の少なくとも一部になければならな
い。本実施例の場合はこのaに示す部分の全域に亙って
めねじ部14が位置するように構成したが、該めねじ部
14をaに示す部分より先端側にのみ設けるように構成
してもよく、あるいはaに示す部分の一部にのみ位置す
るように構成してもよい。また、該子ボルト2が分担す
る軸力の大きさはa部における親ボルト1と子ボルト2
との断面積の比に比例するが、子ボルト2を高張力鋼で
作成することにより、子ボルトが分担する軸力を減少さ
せることなくより細い子ボルトを用いることができる。
尚、親ボルト1の伸びは、おねじ部12の内の、a部内
に位置しクランクシャフトAのめねじ部に螺合していな
い遊び部分から生じるので、この遊び部分の内側で親ボ
ルト1に子ボルト2が螺合し、遊び部分の伸びを子ボル
ト2がサポートして親ボルト1の伸びが遊び部分に集中
しないように構成することが望ましい。
【0011】ところで、上記実施例では親ボルト1のめ
ねじ部14を設ける際の下穴を貫通させなかったが貫通
させてもよく、また、本発明を他の分野、例えば2枚の
板状部材を結着する場合に適用し、親ボルト1のおねじ
部12と螺合するめねじ部が一方の板状部材を貫通して
設けられている場合には子ボルト2を親ボルト1の頭部
側でなく先端側から取り付けるように構成してもよい。
【0012】
【発明の効果】本発明によれば、大きな締付力で固定さ
れている締付ボルトを専用工具を用いなくても容易に緩
めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の適用される部分の構成を
示す図
【図2】 本発明の構成の詳細を示す断面図
【符号の説明】
1 親ボルト 2 子ボルト 11 座金 A クランクシャフト E クランクプーリ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 部材に締め付ける締付ボルトであって、
    該部材に螺着する親ボルトと、該親ボルトに内挿される
    子ボルトとからなり、該子ボルトを締付時の軸力による
    伸びを生ずるように該親ボルトに螺着したことを特徴と
    する締付ボルト。
JP19423392A 1992-07-21 1992-07-21 締付ボルト Pending JPH0642517A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19423392A JPH0642517A (ja) 1992-07-21 1992-07-21 締付ボルト

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19423392A JPH0642517A (ja) 1992-07-21 1992-07-21 締付ボルト

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0642517A true JPH0642517A (ja) 1994-02-15

Family

ID=16321188

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19423392A Pending JPH0642517A (ja) 1992-07-21 1992-07-21 締付ボルト

Country Status (1)

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JP (1) JPH0642517A (ja)

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