JPH0642378U - 座席シート回転駆動装置 - Google Patents
座席シート回転駆動装置Info
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- JPH0642378U JPH0642378U JP8629992U JP8629992U JPH0642378U JP H0642378 U JPH0642378 U JP H0642378U JP 8629992 U JP8629992 U JP 8629992U JP 8629992 U JP8629992 U JP 8629992U JP H0642378 U JPH0642378 U JP H0642378U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 構造が簡単であり、座席シート側からの負荷
に耐えられ、破損もしない座席シート回転駆動装置を提
供すること。 【構成】 座席シート1の回転駆動用のメインシリンダ
7と、メインシリンダに接続された正逆両用の油圧ポン
プ10と、座席シートのロック用ノックシリンダ11と
からなり、ピストン14で区画されたメインシリンダの
二つの油室12,13が油圧ポンプと二つのメイン回路
8,9を介して接続され、各メイン回路の途中にパイロ
ットオペレーテッドチェック弁19,20が開閉自在に
配設され、各パイロットオペレーテッドチェック弁より
油圧ポンプの上流側において二つのメイン回路間にシャ
トル弁25を開閉自在に設け、前記ノックシリンダはピ
ストン27で区画された油室30とスプリング室29
と、ピストンに連結されたノックピンとを有し、ノック
シリンダの油室は駆動回路32を介して前記シャトル弁
に接続され、又この駆動回路は絞り34又は切換弁4
0,43を介して油圧タンクTに接続されていることを
特徴とする。
に耐えられ、破損もしない座席シート回転駆動装置を提
供すること。 【構成】 座席シート1の回転駆動用のメインシリンダ
7と、メインシリンダに接続された正逆両用の油圧ポン
プ10と、座席シートのロック用ノックシリンダ11と
からなり、ピストン14で区画されたメインシリンダの
二つの油室12,13が油圧ポンプと二つのメイン回路
8,9を介して接続され、各メイン回路の途中にパイロ
ットオペレーテッドチェック弁19,20が開閉自在に
配設され、各パイロットオペレーテッドチェック弁より
油圧ポンプの上流側において二つのメイン回路間にシャ
トル弁25を開閉自在に設け、前記ノックシリンダはピ
ストン27で区画された油室30とスプリング室29
と、ピストンに連結されたノックピンとを有し、ノック
シリンダの油室は駆動回路32を介して前記シャトル弁
に接続され、又この駆動回路は絞り34又は切換弁4
0,43を介して油圧タンクTに接続されていることを
特徴とする。
Description
【0001】
本考案は列車等の座席シートを例えば進行方向に合わせてその向きを180度 変位させるのに適する座席シート回転駆動装置に関する。
【0002】
列車等の座席シートは行きと帰りとでは固定したままであると向きが変わらず 座心地が悪い。そこで常に進行方向に向きを変えるため、例えば図4に示すよう な電気機械式の駆動装置が開発されている。
【0003】 これは座席シート1の下部フレームが歯車機構2を介して電動モータ6に接続 され、この電動モータ6を正転又は逆転することにより歯車機構2を介して座席 シート1を前側又は後側に180度回転して変位させるものである。
【0004】 座席シート1は前側又は後側の向きに設定されたとき、電動モータ6でノック ピン4を駆動し、このノックピン4を座席シート1に係合させ、又は差し込んで ロックさせる。
【0005】 更に手動で座席シート1を回転制御したい場合には電動クラッチモータ5で電 動モータ3を歯車機構2と切り離し、人力を座席シート1を回転するようになっ ている。
【0006】
上記従来の駆動装置は、三つの電動モータ3,5,6と歯車機構2とクラッチ 機構とを組み合わせている為に構造が複雑であり、電気配線も複雑である。
【0007】 更に座席シート1側から電動モータ3,6等に負荷がかかったり、座席シート 1を所定位置以上に移動させたりすると電動モータ3,6等がロックし、焼損す るおそれもある そこで、本考案の目的は、構造が簡単であり、座席シート側からの負荷に耐え られ、破損もしない座席シート回転駆動装置を提供することである。
【0008】
上記の目的を達成するため、本考案の構成は座席シートの回転駆動用のメイン シリンダと、メインシリンダに接続された正逆両用の油圧ポンプと、座席シート のロック用ノックシリンダとからなり、ピストンで区画されたメインシリンダの 二つの油室が油圧ポンプと二つのメイン回路を介して接続され、各メイン回路の 途中にパイロットオペレーテッドチェック弁が開閉自在に配設され、各パイロッ トオペレーテッドチェック弁より油圧ポンプの上流側において二つのメイン回路 間にシャトル弁を開閉自在に設け、前記ノックシリンダはピストンで区画された 油室とスプリング室と、ピストンに連結されたノックピンとを有し、ノックシリ ンダの油室は駆動回路を介して前記シャトル弁に接続され、又この駆動回路は絞 り又は切換弁を介して油圧タンクに接続されていることを特徴とするものである 。
【0009】
油圧ポンプを一方向に駆動すると吐出側メイン回路の油が先ずシャトル弁を介 してノックシリンダの油室に導かれてスプリングに抗してノックピンをはずし、 座席シートが回転できるようになる。
【0010】 メイン回路の内圧がパイロットオペレーテッドチェック弁の開弁圧力を越える とこれを開いてメインシリンダの一方の油室に油が流れ、このメインシリンダが 座席シートを一方向に回転する。
【0011】 メインシリンダの他方の油室は戻り側メイン回路を介して油圧タンクに戻され る。
【0012】 座席シートが所定の位置に設定されたとき油圧ポンプを停止するとノックシリ ンダのピストンとノックピンはスプリングで押されて座席シートをロックし、そ の油室の油は絞り又は切換弁の開ポートを介して油圧タンクに戻される。
【0013】
以下、本考案の実施例を図にもとづいて説明する。
【0014】 本考案の座席シート回転駆動装置Aの一実施例が図1に示されている。
【0015】 これは座席シート回転駆動用のメインシリンダ7と、メインシリンダ7に二つ の並列なメイン回路8,9を介して接続された正逆両用の油圧ポンプ10と、座 席シートのロック用ノックシリンダ11とを有している。
【0016】 メインシリンダ7はピストン14で区画された二つの油室12,13と、ピス トンロッド15とを有し、ピストンロッド15はアクチュエータBたるラック1 6とピニオン17に接続されている。
【0017】 アクチュエータBは座席シートPのフレーム等に結合されており、例えばメイ ンシリンダ7が伸長すると矢印x方向に回転して座席シートPを例えば前側に回 転し、メインシリンダ7を圧縮くするとY方向に回転して座席シートを180度 後側に回転する。
【0018】 油圧ポンプ10は電動又は油圧モータ18で正転側又は逆転側に回転駆動され る。
【0019】 油圧ポンプ10はメイン回路8,9を介しててメインシリンダ7の油室12, 13に接続され、各メイン回路8,9の途中にはパイロットオペレーテッドチェ ック弁19,20が開閉自在に設けられ、それぞれパイロット回路21,22の パイロット圧で開かれる。
【0020】 メイン回路8,9間には並列に回路23,24とシャトル弁25とマニアル弁 26とが配設されている。
【0021】 シャトル弁25はパイロットオペレーテッドチェック弁19,20より上流側 回転に設けられ、マニアル弁26は下流側回転に設けられている。
【0022】 ノックシリンダ11はピストン27と、ピストン27で区画された油室30及 びスプリング室29と、ピストン27に結合されたロッドを兼ねたノックピン2 8と、スプリング室29内に設けたスプリング31とを備えている。
【0023】 ノックシリンダ11の油室30は駆動回路32を介してシャトル弁25に接続 され、又駆動回路32はサブ回路33とサブ回路33中の絞り34を介して油圧 タンクTに接続されている。
【0024】 マニアル弁26はタンクポジション35と閉ポジション36とを備え、通常ス プリングで閉ポジションに設定されているが、プッシャー又はレバー37を手動 又は足で押すとタンクポジション35に切換わり、メイン回路8,9と回路24 と、メインシリンダ7の油室12,13が油圧タンクTに接続され、座席シート Pを手動で回転できるようになっている。
【0025】 メイン回路8,9はリリーフ弁37,38を介してタンクTに接続され、又は 吸込切換弁39を介してタンクTに開閉されている。
【0026】 次に作動について説明する。
【0027】 油圧ポンプ10を例えば正転側に駆動し、吐出油をメイン回路8に吐出すると 、パイロットオペレーテッドチェック弁19,20が開く前に回路23とシャト ル弁25と駆動回路32を介してノックシリンダ11の油室30に高圧油が導か れ、スプリング31に抗してノックピン28が下降し、このノックピン28が座 席シートPからはずれてロックを解除し、座席シートPが回転できるようになる 。
【0028】 吐出側のメイン回路8の内圧がパイロットオペレーテッドチェック弁19,2 0の開弁圧を越えるとこれが開き、吐出油がメインシリンダ7の油室12に導か れ、これを伸長する。
【0029】 この時油室13の油は戻り側のメイン回路9を介してタンクTに戻される。
【0030】 メインシリンダ7が伸長すると、ラック16が図において左行し、ピニオン1 7をx方向に回動し、座席シートPを例えば前側に回転する。
【0031】 即ち、メインシリンダ7の直線運動がアクチュエータBで回転運動に変換され てシートPを回転方向に駆動する。
【0032】 油圧モータ10を停止すると、ノックシリンダ11はスプリング31でノック ピン28が伸長し、座席シートPをロックする。
【0033】 油室30の油は絞り34を介してタンクTに戻される。
【0034】 列車等の進行方向が逆になり、座席シートPを後側に回転したい場合には油圧 ポンプ10を前記の場合と逆方向に駆動し、メイン回路9に高圧油を吐出し、メ インシリンダ7を圧縮させれば良い。
【0035】 作動は前記の場合と同じである。
【0036】 次に手動で座席シートPを回転する場合には、先ず、例えばノックピン28を プッシュルワイヤ等で引張り、スプリング31に抗して圧縮させ、ロックを解除 しておく。
【0037】 次いで、プッシャー又はレバー37でマニアル弁26をタンクポジション35 に切換え、この状態で座席シートPを前側又は後側に回転する。
【0038】 この際、メインシリンダ7の油室12,13がタンクTに接続されているから メインシリンダ7は自由に伸縮する。
【0039】 リリーフ弁37,38は油圧ポンプ10やメイン回路8,9荷負荷をリリーフ させるものである。
【0040】 図2は本考案の他の実施例を示し、これは図1の絞り34に変えてソレノイド 切換弁40を使用したものである。
【0041】 この場合には遠隔操作して閉ポジション41にあるときは駆動回路32の油は 全量ノックシリンダ11と油室30に導かれ、開ポジション40に設定されたと き油室30の油がタンクTに戻される。
【0042】 その他の構造、作用、効果は図1の実施例と同じである。
【0043】 図3は本考案の他の実施例を示し、これは図1の絞り34に代えてパイロット 切換弁43を使用したものである。
【0044】 即ち、メイン回路8,9に接続されたパイロット回路47に切換弁48,49 を設け、このパイロット回路47にもう一つのパイロット回路46を介してパイ ロット切換弁43を接続している。
【0045】 通常ノックシリンダ11の油室はパイロット切換弁43の閉ポジション44で ロックされているが、座席シートPが所定位置に設定された後には油圧ポンプ1 0の吐出油が切換弁48又は49ワパイロット圧で開き、更にパイロット回路4 7,46を介してパイロット切換弁43に導かれてこれを開ポジション45に切 換える。
【0046】 この為、ノックシリンダ11の油室30がタンクTに接続され、ノックピン2 8が座席シートPをロックする。
【0047】 その他の構造、作用、効果は図1の実施例と同じである。
【0048】
本考案によれば、次の効果がある。
【0049】 1)駆動機構が油圧式であるから、電動モータは油圧ポンプを駆動するもの一 つで良く、従来の電気機械式のものに比べて構造が簡単となり、配線も少なくな る。
【0050】 2)座席シートからの負荷があってもパイロットオペレーテッドチェック弁で メインシリンダの戻り油を阻止するから油圧ポンプや電動モータに荷負荷がかか らず、耐久性があり、破損を防止できる。
【0051】 3)ノックシリンダを備えているから座席シートをロックして回転を阻止でき 、ノックシリンダを解除すると座席シートを一方向に回転できる。
【図1】本考案の一実施例に係る座席シート回転駆動装
置の油圧回路図である。
置の油圧回路図である。
【図2】同じく他の実施例に係る油圧回路図である。
【図3】同じく他の実施例に係る油圧回路図である。
【図4】従来の座席シート回転駆動装置の略示斜視図で
ある。
ある。
1 座席シート 7 メインシリンダ 8,9 メイン回路 10 油圧ポンプ 11 ノックシリンダ 12,13 油室 14 ピストン 19,20 パイロットオペレーテッドチェック弁 25 シャトル弁 27 ピストン 28 ノックピン 29 スプリング室 30 油室 32 駆動回路 34 絞り 40,43 切換弁 T 油圧タンク
Claims (1)
- 【請求項1】 座席シートの回転駆動用のメインシリン
ダと、メインシリンダに接続された正逆両用の油圧ポン
プと、座席シートのロック用ノックシリンダとからな
り、ピストンで区画されたメインシリンダの二つの油室
が油圧ポンプと二つのメイン回路を介して接続され、各
メイン回路の途中にパイロットオペレーテッドチェック
弁が開閉自在に配設され、各パイロットオペレーテッド
チェック弁より油圧ポンプの上流側において二つのメイ
ン回路間にシャトル弁を開閉自在に設け、前記ノックシ
リンダはピストンで区画された油室とスプリング室と、
ピストンに連結されたノックピンとを有し、ノックシリ
ンダの油室は駆動回路を介して前記シャトル弁に接続さ
れ、又この駆動回路は絞り又は切換弁を介して油圧タン
クに接続されていることを特徴とする座席シート回転駆
動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8629992U JPH0642378U (ja) | 1992-11-20 | 1992-11-20 | 座席シート回転駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8629992U JPH0642378U (ja) | 1992-11-20 | 1992-11-20 | 座席シート回転駆動装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0642378U true JPH0642378U (ja) | 1994-06-03 |
Family
ID=13882961
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8629992U Pending JPH0642378U (ja) | 1992-11-20 | 1992-11-20 | 座席シート回転駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0642378U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015117805A (ja) * | 2013-12-19 | 2015-06-25 | 川崎重工業株式会社 | 片ロッドシリンダの液圧駆動システム |
-
1992
- 1992-11-20 JP JP8629992U patent/JPH0642378U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015117805A (ja) * | 2013-12-19 | 2015-06-25 | 川崎重工業株式会社 | 片ロッドシリンダの液圧駆動システム |
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