JPH0642373B2 - 燃料電池発電装置の運転方法 - Google Patents

燃料電池発電装置の運転方法

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JPH0642373B2
JPH0642373B2 JP61189864A JP18986486A JPH0642373B2 JP H0642373 B2 JPH0642373 B2 JP H0642373B2 JP 61189864 A JP61189864 A JP 61189864A JP 18986486 A JP18986486 A JP 18986486A JP H0642373 B2 JPH0642373 B2 JP H0642373B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の属する技術分野〕 本発明は、燃料改質器によって水素ガス等の燃料ガスを
生成しこの燃料ガスと空気とを用いて発電を行うように
した小型の燃料電池発電装置の運転方法、特に該発電装
置の運転を円滑、迅速かつ安全に行うことができる方法
に関する。
〔従来技術とその問題点〕
上述のような小型燃料電池発電装置はその静粛性や高い
総合熱効率の点などから鋭意実用化が図られているが、
発電装置の運転方法については未だ定形はない。このよ
うな燃料電池発電装置は、可搬型として形成されること
もあって少ない人員で運転できることが必要であり、ま
た燃え易い燃料ガスを扱うことになるので、円滑、迅速
かつ安全に運転を行えることが必要である。
〔発明の目的〕
本発明は小型燃料電池発電装置の運転を円滑、迅速かつ
安全に行うことができる方法を提供することを目的とす
る。
〔発明の要点〕
本発明は、上記目的達成のため、燃料改質器によって燃
料ガスを生成してこの燃料ガスと空気とを用いて発電す
るようにした燃料電池発電装置において、この発電装置
を運転する時は、まず起動操作によって燃料改質器と燃
料電池とを加熱して両者の性能の安定化を図り、その後
改質原料の燃料改質器への導入、空気の燃料電池への導
入を順次行って燃料電池が安全に発電できるようにし、
しかる後燃料電池の出力電流を次第に大きくして逐に発
電装置の負荷に対応した定状電流値になるようにし、一
方燃料改質器および燃料電池の各温度もそれぞれ一定値
に制御するようにして、この結果発電装置が定状運転状
態になるようにしたものであり、発電装置を停止させる
時は、停止操作によってまず可燃性液体の発電装置への
供給を停止すると共に燃料電池から出力される電流を遮
断し、しかる後要部における可燃性ガスの排除と燃料電
池の冷却とを行って全機器を停止させるようにしたもの
である。そうしてこのような運転方法によって燃料電池
発電装置の起動、運転、停止が円滑、迅速、かつ安全に
行われるようにしたものである。
〔発明の実施例〕
第2図は本発明を適用した燃料電池発電装置の構成図、
第1図は第2図に示した発電装置の動作説明図で、第3
図は第2図における要部の信号入出力状態を説明する説
明図である。
まず第2図について説明する。第2図において、1は触
媒2を内蔵した燃料改質器(以後燃料改質器のことをリ
ホーマということがある)で、リホーマ1にはさらに触
媒2を加熱するためのリホーマバーナ3が設けられ、リ
ホーマバーナ3は第1ポンプ4によって供給されるメタ
ノール等の液状燃料5と第1ブロア6によって供給され
る助燃用空気7とを用いて燃焼を行うようになってい
る。8は燃料5の貯蔵タンクである。9は液状の改質原
料10をリホーマ2に供給するようにした第2ポンプ、
11は改質原料10貯蔵用のタンクで、ポンプ9によっ
てリホーマ1に供給された改質原料10は該リホーマの
触媒充填部に導かれて水素ガス等の燃料ガス12に改質
されるようにリホーマ1が構成されている。そうしてこ
のように構成されたリホーマ1は、触媒2の温度が高く
なると燃料ガス12の生成性能が向上する性質を有して
いる。13は触媒2の温度を検出するようにした第1温
度センサで、14はリホーマバーナ3による燃焼排ガス
を排気するための第1排気管である。
15はリホーマ1で生成された燃料ガス12と第2ブロ
ア16によって導入される反応用空気17とを用いて発
電を行う燃料電池で、この燃料電池15に導入された燃
料ガス12のうちの反応用空気17と反応しないで余剰
となった、いわゆるオフガス18はリホーマバーナ3に
戻されて燃料5と同様に燃焼させられるようになってい
る。19は一様な経時的燃焼を行うことによって燃料電
池15を加熱して該電池の発電性能を向上させるように
した電池用バーナ、20は冷却用空気21を燃料電池1
5に導入することによって該電池を冷却するようにした
第3ブロアである。ブロア20は駆動信号20aが入力
されると所定速度で回転して一様な経時的送風を行うよ
うになっている。22,23はいずれも燃料電池15に
設けたそれぞれ第2排気管、第3排気管で、第2排気管
22は電池用バーナ19の燃焼排ガスおよび冷却用空気
21を排気するもので、第3排気管23は反応用空気1
7の未反応余剰分を排気するものである。燃料電池15
にはさらに内部温度検出用の第2温度センサ24が設け
られている。
25は燃料電池15の出力電圧を所定周期τで開閉して
電池15の出力電流Iを制御するようにした、直流チ
ヨッパを用いたDC/DCコンバータで、このコンバー
タ25はコンバータ制御部26の出力信号26aによっ
て周期τのうちの閉となる時間τ(on)を変えて電流
を制御するようになっている。そうしてコンバータ
制御部26は、中央制御部27から出力される電流設定
信号29と、電流Iを検出してこの電流に応じた電流
検出信号28aを出力する電流検出部28の出力信号2
8aとが入力されて信号26aを出力し、この結果コン
バータ25が動作することによって、電流Iを電流設
定信号29に対応した設定電流値Iに一致させるよう
にする定値制御を行うように構成されている。なお第3
ブロア20を駆動する駆動信号20aは中央制御部27
から出力される信号である。30はコンバータ25の出
力電流によって浮動充電される二次電池、31a,31
bは本燃料電池発電装置の出力端子で、32は出力端子
31a,31b間に接続された負荷である。そうして3
3はコンバータ25と制御部26と電流検出部28とか
らなり、燃料電池15の出力電流Iを電流設定信号2
9によつて設定された設定電流値Iに定値制御する電
流制御装置である。図示していないが、温度センサ1
3,14の各出力信号はいずれも中央制御部27に入力
され、中央制御部27は駆動信号20aおよび電流設定
信号29を出力するほか、後述する手順にしたがって第
1ポンプ駆動信号4a、第2ポンプ駆動信号9a、第1
ブロア駆動信号6a、第2ブロア駆動信号16a、電池
用バーナ駆動信号19aをも出力するように構成されて
いる。34,35はそれぞれ中央制御部27に起動信号
34a、停止信号35aを入力する起動スイッチ、停止
スイッチで、上述した所から明らかなように、中央制御
部27における信号の入出力状態は第3図に示したよう
になる。
次に第1図と第2図とを参照しながら第2図の発電装置
の運転方法を説明する。すなわち、まず起動スイッチ3
4を操作して起動信号34aを中央制御部27に入力す
る。この時刻をtとする。すると制御部27から第1
ポンプ駆動信号4aと第1ブロア駆動信号6aと電池用
バーナ駆動信号19aとが出力され、これによってリホ
ーマバーナ3、電池用バーナ19がそれぞれ点火されて
リホーマ1、燃料電池15の各加熱が開始される。前述
したようにバーナ19は一様な経時的燃焼を行うバーナ
で、このため信号19aはバーナ19の点火あるいは消
火を駆動する信号となっているが、ポンプ4、ブロア6
はそれぞれ信号4a,6aの各値に応じた流量の燃料
5、助燃用空気7を吐出あるいは送風するように構成さ
れていて、時刻tで信号4aがポンプ4に入力される
と、該ポンプは所定の大流量Qp1の燃料5を吐出する
ようにこの時の信号4aの値が設定されている。そうし
てこの時、第1ブロア6からは燃料流量Qp1を燃焼さ
せるのに適当な流量Qb1(以後燃焼させるのに適当な
流量を単に対応する流量と表現することがある)の空気
7が送風されるように、信号6aの値が設定されてい
る。流量Qp1はリホーマ1の温度Θを速かに上昇さ
せるために必要な流量である。
やがてリホーマ1の温度Θが上昇して第11設定温度
Θ11に到達したことがセンサ13を介して中央制御部
27で検出されると、制御部27は、温度Θが設定温
度Θ11に到達した時刻t以降、燃料5の流量Q
リホーマ温度Θに逆比例した流量となるような信号4
aを出力する。また制御部27は、時刻t以降、第1
ブロア6の送風流量Qが流量Qに対応した流量とな
るような信号6aも出力する。そうしてこの場合の流量
は(1)式を満足するような流量で、(1)式におけるΘ
12はΘ11よりも高い温度の第12設定温度、Qp2
は流量Qp1よりも少ない所定の小流量である。
時刻t以降、流量Qが温度Θに逆比例するように
するのは、リホーマ1の温度Θの上昇度合いが過大に
なることを防止するためである。Qb2は燃料5の流量
p2に対応する送風流量である。
リホーマ1の温度Θが引き続いて上昇して時刻t
設定温度Θ12に到達したことをセンサ13を介して制
御部27が検出すると、この時流量QはQp2になっ
ていて、制御部27は時刻t以降流量QがQp2
なるような信号4aを出力し、また制御部27は時刻t
以降送風流量QがQb2になるような信号6aを出
力する。ここにQb2は流量QP2に対応する送風流量
である。時刻t以降流量QがQp2に維持されるよ
うにする操作も、温度Θの異常上昇度合いを低減する
ことを目的としている。
温度Θが設定温度Θ12よりもさらに上昇して時刻t
で第13設定温度Θ13に到達したことをセンサ13
を介して制御部27が検出すると、制御部27は時刻t
以降再び流量QをQp1にし流量QをQb1にす
る信号4a,6aを出力する。これは設定温度Θ13
リホーマ1で改質原料10の改質を行ってもよい最低限
度の温度となっているので、このため、時刻tから第
1設定時間Tだけ経過した時刻t以降に行う改質原
料10のリホーマ1への導入に備えて予めリホーマ1に
対する加熱量を増大させてΘを上昇させておき、これ
によって原料10をリホーマ1に導入した際温度Θ
Θ13よりも低くなってリホーマ1の改質性能が悪化す
るのを防止することを目的としている。時間Tは、時
刻tにおいて改質原料10をリホーマ1に導入した時
温度Θが設定温度Θ13を下まわることのない程度に
までΘをΘ13から上昇させるのに必要な時間であ
る。
温度Θが設定温度Θ13よりもさらに上昇して時刻t
で第14設定温度Θ14に到達したことをセンサ13
を介して制御部27が検出すると、制御部27は、時刻
以降、再び流量Qが温度Θに逆比例した流量と
なるような信号4aを出力し、また流量Qが温度Θ
に逆比例した流量Qに対応した流量となるような信号
6aを出力する。そうしてこの場合の流量Qは(2)式
を満足するような流量で、(2)式におけるΘ15はΘ
14よりも高い温度の第15設定温度、Qp3は流量Q
p1よりも少ない所定の小流量である。流量Qp3はQ
p2に等しい流量としても差し支えない。
時刻t以降、流量Qが温度Θに逆比例するように
するのは、後述するようにして、時刻tよりも早い時
刻t以降リホーマ1に改質原料10が導入されて、こ
の結果時刻tではリホーマバーナ3においてオフガス
18の燃焼が始まっているからである。空気7の流量Q
b3は燃料流量Qp3に対応する流量である。
温度Θが設定温度Θ14よりもさらに上昇して時刻t
で第15設定温度Θ15に到達したことをセンサ13
を介して制御部27が検出すると、この時流量QはQ
p3になっていて、制御部27は、時刻t以降、温度
Θが設定温度Θ15を維持するように信号4aを出力
しまた信号6aを出力して流量Q,Qを制御する。
この場合のリホーマ1の状態が該リホーマの正規定状状
態である。
一方、温度Θが設定温度Θ13に到達した時刻t
ら第1設定時間Tを経過した時刻t以前にセンサ2
4が検出する燃料電池15の温度Θが第21設定温度
Θ21に到達している場合には、時刻tにおいて制御
部27から駆動信号9aが出力され、燃料電池の温度Θ
が時刻t以前に設定温度Θ21に到達していない場
合には、温度Θが温度Θ21に到達した時刻に制御部
27から駆動信号9aが出力される。第1図において
は、説明の便宜上時刻t以前に温度ΘがΘ21に到
達したとしている。設定温度Θ21は燃料電池15で発
電を行ってもよい最低の温度である。そうして、第2ポ
ンプ9は信号9aの値に応じた流量Qの改質原料10
を吐出するように構成されていて、信号9aはまたその
値が時間と共に階段状に増大するようになっているの
で、時刻t以降改質原料10のリホーマ1に供給され
る流量Qが信号9aに応じて階段状に増大し、この結
果流量Qに応じた流量の燃料ガス12が燃料電池1に
供給されることになる。信号9aはその値が階段状に増
加するのではなくて曲線状に増加するようなものであっ
てもよい。
制御部27は信号9aを出力すると同時に、または信号
9aを出力した後所定の短時間Tをおいて信号16a
を出力して第2ブロア16を起動する。そうして、ブロ
ア16も信号16aの値に応じた流量Qの反応用空気
17を送風するように構成されていて、信号16aはそ
の値が時間と共に階段状に増大してこの階段状の経時パ
ターンが信号9aの経時パターンと相似であるようにな
っているので、時刻tから予め定められた少なくとも
零の遅れ時間Tだけ経過した時刻(t)以降、燃料
電池15に供給される反応用空気17の流量Qが信号
16aの経時パターンに応じて増大する。したがって流
量Qの経時パターンは流量Qの経時パターンと相似
になる。そうして、この場合、Qの経時パターンとQ
の経時パターンとは、時間Tを仮に零とした場合の
同一時刻におけるQの値とQの値とが所定の比率を
介して対応することになる関係にあるように、信号16
aの経時パターンが信号9aの経時パターンに対して形
成されているので、燃料電池15は、後述する時刻t
41以降、流量Qまたは流量Qと相似の経時パター
ンを有する電流を電流Iとして出力しうる状態とな
る。時刻(t)は、時刻tにおいてポンプ9から吐
出された改質原料10がリホーマ1で改質されてこれに
よって生成された燃料ガス12が燃料電池15に到達す
る時刻よりも前の時刻であるように設定された時刻で、
このような時刻(t)に反応用空気17を燃料電池1
5に導入するのは、発電に先立って燃料電池15の空気
極に正圧を加え、これによって電池15に導入された燃
料ガス12が空気極へ透過して排気管23に排出される
ことを防止するようにしたためである。
次に中央制御部27は、時刻tから所定の第2設定時
間Tを経過した時刻t41になると、信号の値が改質
原料10の流量Qの経時パターンに相似の経時パター
ンを有する電流設定信号29を出力する。したがって電
流制御装置33における設定電流値Iが、流量Q
経時パターンに相似である電流設定経時パターンに従っ
て設定されることになる。一方、前述したように、時刻
41以降燃料電池15は流量Qのパターンと相似の
経時パターンを有する電流を電流Iとして出力しうる
状態となっていて、この場合設定電流値Iは燃料電池
15が出力しうる電流の値以下の値に設定されている。
したがって燃料電池15から信号29に応じた経時パタ
ーンの電流Iが出力されることになる。そうして制御
部27は、設定電流値Iが前述の電流設定経時パター
ンに従って増大して第2図に示した負荷32に対応した
負荷対応電流値Isnに到達すると、設定電流値I
snに固定するように信号29を出力する。Xは設定
値Isnに対応する信号29の値である。上述した第2
設定時間Tは、改質原料10がポンプ9から吐出され
始めた時刻tから、リホーマ1で燃料ガス12が生成
されてこのガスが燃料電池15に至り、電池15で発生
したオフガス18がリホーマバーナ3に到達する時刻ま
での時間Tlagよりも短くないように設定した時間で、
このような時間Tを設けたのは、オフガス18がバー
ナ3に到達する以前に電池15から電流Iを出力させ
ると、燃料ガス12の不足による電池15の出力電圧の
低下やオフガス18の不足に起因するバーナ3の失火が
生じることがあるからである。
中央制御部27は値Xの信号29を出力すると直ちにX
に対応した値Y、Zをそれぞれ有する信号9a,16a
を出力する。故に改質原料10の流量Qが値Yに対応
する流量Qmyに固定され、反応用空気17の流量Q
が値Zに対応する流量Qazに固定される。ここに流量
my,Qazは前述の負荷対応電流値Isnに等しい
大きさの電流Iを燃料電池15から出力するのに充分
であるようにした流量である。
燃料電池15の温度Θが第21設定温度Θ21よりも
上昇して第22設定温度Θ22に到達したことを制御部
27がセンサ24を介して検出すると、制御部27は信
号19aと信号20aとでバーナ19、ブロア20を動
作させることによって温度Θを温度Θ22に維持する
ように動作する。信号20aはブロア20を送風状態に
するか停止状態にするかする信号である。温度Θが設
定温度Θ22に維持され、流量Q,QがそれぞれQ
my,Qazに維持され、電流設定信号29の値がXに
固定されている状態が燃料電池15の正規定状状態であ
る。tは温度ΘΘ22に到達した時刻である。
時刻tよりも遅い時刻tで停止スイッチ35を操作
して停止信号35aを制御部27に入力すると、制御部
27は直ちに信号4a,9aによってポンプ4,9の各
運転を停止させ、かつ信号19aによって電池用バーナ
19を消火状態にする。故に燃料5のバーナ3への供給
が停止され、改質原料10のリホーマ1への供給が停止
される。また制御部27は時刻tで電流設定信号29
を設定電流値Iが零に等しくなる値にするので、電池
15の出力電流Iは時刻tで零になる。また制御部
27は、時刻tで、第3設定時間Tの間ブロア20
を送風状態にするように信号20aを出力し、また時間
の間ブロア6,16がそれぞれ送風状態を継続する
ように信号6a,16aを出力する。したがって時刻t
から時間Tを経過した時刻tに至ってブロア6,
16,20のすべてが停止して、第2図の発電装置は停
止状態になる。時刻tからtまでの間の時間T
は、リホーマ1、燃料電池15内に残存する可能性の
ある可燃性ガスをブロア6,16によって排除して安全
を確保するために設けられており、また電池15内の電
極をブロア20によって速かに冷却して該電極の損傷を
防止するようにするために設けられている。時刻t
らtまでの間における空気7,17の各流量Q,Q
は、このような流量によって時間Tの間にリホーマ
1,電池15のそれぞれから可燃性ガスが排除されるの
に充分な流量であるように設定されている。
第2図の発電装置は上述したようにして運転される。し
たがってこの発電装置においては、起動、定状運転、停
止が円滑かつ迅速であってしかも安全に行われることが
明らかである。
なお上述の説明においては、時刻tにおいて流量Q
をQp1にし流量QをQb1にする信号4a,6aを
出力するように制御部27が構成されているとしたが、
本発明は、このような流量Qp1,Qb1に限定される
ものでなく、この場合の流量QがQp1とは異なる流
量Qp4であって差し支えないものである。そうしてQ
がQp4になると流量QをQp4に対応するQb4
にすることになるのは当然である。
〔発明の効果〕
上述したように、本発明においては、燃料改質器によっ
て燃料ガスを生成してこの燃料ガスと空気とを用いて発
電するようにした燃料電池発電装置において、この発電
装置を運転する時は、まず起動操作によって燃料改質器
と燃料電池とを加熱して両者の性能の安定化を図り、そ
の後改質原料の燃料改質器への導入、空気の燃料電池へ
の導入を順次行って燃料電池が安全に発電できるように
し、しかる後燃料電池の出力電流を次第に大きくして逐
に発電装置の負荷に対応した定状電流値になるように
し、一方燃料改質器および燃料電池の各温度もそれぞれ
一定値に制御するようにして、この結果発電装置が定状
運転状態になるようにした。また発電装置を停止させる
時は、停止操作によってまず可燃性液体の発電装置への
供給を停止すると共に燃料電池から出力される電流を遮
断し、しかる後要部における可燃性ガスの排除と燃料電
池の冷却とを行って全機器を停止させるようにした。し
たがってこのような運転方法によれば、前記燃料電池発
電装置の起動、運転、停止を円滑、迅速かつ安全に行う
ことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の特徴を最もよく表す図で、本図は第2
図に示した発電装置の動作説明図である。第2図は本発
明を適用した燃料電池発電装置の構成図、第3図は第2
図における要部の信号入出力状態説明図である。 1……燃料改質器、4……第1ポンプ、5……液状燃
料、6……第1ブロア、7……助燃用空気、9……第2
ポンプ、10……改質原料、12……燃料ガス、15…
…燃料電池、16……第2ブロア、17……反応用空
気、19……電池用バーナ、20……第3ブロア、33
……電流制御装置、Θ……燃料改質器の温度、Θ
…燃料電池の温度、Θ11〜Θ15……第11ないし第
15設定温度、Θ21……第21設定温度、Θ22……
第22設定温度、T〜T……第1ないし第3設定時
間、t……第1時刻、I……出力電流、I……設
定電流値、Isn……負荷対応電流値、Q……改質原
料の流量、Q……反応用空気の流量。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1ポンプによって供給される液状燃料と
    第1ブロアによって供給される助燃用空気とを用いた燃
    焼によって加熱されて第2ポンプにより導入される液状
    改質原料を改質して燃料ガスを発生する燃料改質器と、
    前記燃料ガスと第2ブロアによって導入される反応用空
    気とを用いて発電を行う燃料電池と、ほぼ一様な経時的
    燃焼で前記燃料電池を加熱する電池用バーナと、ほぼ一
    様な経時的送風によって前記燃料電池を冷却する第3ブ
    ロアと、前記燃料電池の出力電流を所定の設定電流値に
    定値制御する電流制御装置とを備えた燃料電池発電装置
    において、下記の工程に従って運転を行うことを特徴と
    する燃料電池発電装置の運転方法。 (1)起動操作を行って、所定の大流量の前記燃料で前記
    燃料改質器を加熱するように前記第1ポンプと前記第1
    ブロアとを運転しかつ前記電池用バーナを燃焼させて前
    記燃料電池を加熱する第1工程。 (2)前記第1工程の過程で前記燃料改質器の温度が上昇
    して第11設定温度に到達すると、前記燃料改質器の温
    度に対して所定の第1比例定数をもって逆比例する流量
    の前記燃料で前記燃料改質器を加熱するように前記第1
    ポンプと前記第1ブロアとを運転する第2工程。 (3)前記燃料改質器の温度が前記第11設定温度よりも
    上昇して第12設定温度に到達すると、前記大流量より
    も少ない所定の小流量の前記燃料で前記燃料改質器を加
    熱するように前記第1ポンプと前記第1ブロアとを運転
    する第3工程。 (4)前記燃料改質器の温度が前記第12設定温度よりも
    上昇して第13設定温度に到達すると、前記第1工程に
    おけると同様に前記第1ポンプと前記第1ブロアとを運
    転する第4工程 (5)前記燃料改質器の温度が前記第13設定温度よりも
    上昇して第14設定温度に到達すると、前記燃料改質器
    の温度に対して所定の第2比例定数をもって逆比例する
    流量の前記燃料で前記燃料改質器を加熱するように前記
    第1ポンプと前記第1ブロアとを運転する第5工程。 (6)前記燃料改質器の温度が前記第14設定温度よりも
    上昇して第15設定温度に到達すると、前記燃料改質器
    の温度を前記第15設定温度に維持するように前記第1
    ポンプと前記第1ブロアとを運転する第6工程。 (7)前記燃料改質器の温度が前記第13設定温度に到達
    した時刻から所定の第1設定時間を経過した第1時刻以
    前に前記燃料電池の温度が第21設定温度に到達した場
    合には前記第1時刻に前記第2ポンプを起動させ、前記
    燃料電池の温度が前記第1時刻以前に前記第21設定温
    度に到達していない場合には前記燃料電池の温度が前記
    第21設定温度に到達した時刻に前記第2ポンプを起動
    させて、前記改質原料の流量が所定の改質原料経時パタ
    ーンで経時的に増加するように前記第2ポンプを運転す
    る第7工程。 (8)前記第7工程において前記第2ポンプが起動される
    と予め定められた少なくとも零の遅れ時間をおいて前記
    第2ブロアを起動し、かつ前記反応用空気の流量の経時
    パターンが前記改質原料経時パターンに相似となるよう
    に前記第2ブロアを運転する第8工程。 (9)前記第8工程において前記第2ポンプが起動された
    時刻から所定の第2設定時間を経過した後前記設定電流
    値を前記改質原料経時パターンに相似の設定電流経時パ
    ターンに従って設定し、前記設定電流値が所定の負荷対
    応電流値に到達すると前記設定電流値を前記負荷対応電
    流値に固定する第9工程。 (10)前記第9工程において前記設定電流値が前記負荷対
    応電流値に固定されると、前記改質原料および前記反応
    用空気の各流量がそれぞれ前記負荷対応電流値に対応し
    た流量になるように前記第2ポンプおよび前記第2ブロ
    アを運転する第10工程。 (11)前記燃料電池の温度が前記第21設定温度よりも上
    昇して第22設定温度に到達すると、前記燃料電池の温
    度が前記第22設定温度を維持するように前記電池用バ
    ーナと前記第3ブロアとを動作させる第11工程。 (12)前記第1ないし第11工程が実行された後、停止操作
    によって直ちに前記第1ポンプおよび前記第2ポンプの
    運転を停止させかつ前記電池用バーナの動作を停止させ
    ると共に前記設定電流値を零に設定し、しかる後所定の
    第3設定時間の間前記第1ないし第3ブロアを運転する
    第12工程。
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