JPH0642247Y2 - 誘導電動機起動電流補償機能付進相コンデンサ装置 - Google Patents
誘導電動機起動電流補償機能付進相コンデンサ装置Info
- Publication number
- JPH0642247Y2 JPH0642247Y2 JP1984043686U JP4368684U JPH0642247Y2 JP H0642247 Y2 JPH0642247 Y2 JP H0642247Y2 JP 1984043686 U JP1984043686 U JP 1984043686U JP 4368684 U JP4368684 U JP 4368684U JP H0642247 Y2 JPH0642247 Y2 JP H0642247Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- induction motor
- phase
- capacitor
- switch
- compensation function
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 本考案は、誘導電動機に並列接続した進相コンデンサ
を、誘導電動機の起動時に進相コンデンサの容量を増大
させ、誘導電動機の起動電流を補償するようにした誘導
電動機起動電流補償機能付進相コンデンサ装置に関する
ものである。
を、誘導電動機の起動時に進相コンデンサの容量を増大
させ、誘導電動機の起動電流を補償するようにした誘導
電動機起動電流補償機能付進相コンデンサ装置に関する
ものである。
一般に、誘導電動機は起動時に大きな起動電流が流れる
ため、電源電圧が大きく低下するなど電源系統に障害を
与えることがある。
ため、電源電圧が大きく低下するなど電源系統に障害を
与えることがある。
このため従来は、起動電流を抑制する方法としてＹ−Δ
起動や、直列リアクトルによる起動補償器を用いて電源
系統に与える影響を防止するようにしているが、これら
の方法では誘導電動機の起動トルクが低下し、また起動
時間が長くなるなど問題点が多かった。
起動や、直列リアクトルによる起動補償器を用いて電源
系統に与える影響を防止するようにしているが、これら
の方法では誘導電動機の起動トルクが低下し、また起動
時間が長くなるなど問題点が多かった。
本考案は、誘導電動機の起動電流の大部分が遅れ位相の
無効電流であることに着目し、進相コンデンサを利用し
て起動電流を補償するものであり、誘導電動機に並列接
続している進相コンデンサのコンデンサ素子を直並列接
続に切換可能な結線にし、誘導電動機の起動時には並列
接続にして定常時の４倍の容量を得るようにして起動電
流を補償し、起動電流が減少する一定時間後にコンデン
サ素子を直列接続に切換え定常進相容量に戻し、通常の
力率改善用進相コンデンサとして使用するようにしたも
のである。
無効電流であることに着目し、進相コンデンサを利用し
て起動電流を補償するものであり、誘導電動機に並列接
続している進相コンデンサのコンデンサ素子を直並列接
続に切換可能な結線にし、誘導電動機の起動時には並列
接続にして定常時の４倍の容量を得るようにして起動電
流を補償し、起動電流が減少する一定時間後にコンデン
サ素子を直列接続に切換え定常進相容量に戻し、通常の
力率改善用進相コンデンサとして使用するようにしたも
のである。
すなわち、誘導電動機１に並列接続された進相コンデン
サ３と、主開閉器２と、開閉器４と、制御器５とからな
る誘導電動機起動電流補償機能付進相コンデンサ装置で
あって、進相コンデンサ３は、２群のコンデンサ素子を
直列接続したものをΔ結線し、Δ結線の各頂点（Ｕ、
Ｖ、Ｗ）から引出した端子（Ｕ′、Ｖ′、Ｗ′）と、２
群の直列コンデンサ素子の中間点（Ｒ、Ｓ、Ｔ）より引
出した端子（Ｒ′、Ｓ′、Ｔ′）とを設けて一つの容器
に収容し、主開閉器２に接続され、主開閉器２は、電源
と誘導電動機１との間に接続され、開閉器４は、進相コ
ンデンサ３の端子（Ｗ′、Ｕ′、Ｖ′）と端子（Ｔ′、
Ｒ′、Ｓ′）間に接続し、制御器５は、主開閉器２の投
入と同時に作動し、設定時限の間開閉器４を閉路させる
誘導電動機起動電流補償機能付進相コンデンサ装置であ
る。
サ３と、主開閉器２と、開閉器４と、制御器５とからな
る誘導電動機起動電流補償機能付進相コンデンサ装置で
あって、進相コンデンサ３は、２群のコンデンサ素子を
直列接続したものをΔ結線し、Δ結線の各頂点（Ｕ、
Ｖ、Ｗ）から引出した端子（Ｕ′、Ｖ′、Ｗ′）と、２
群の直列コンデンサ素子の中間点（Ｒ、Ｓ、Ｔ）より引
出した端子（Ｒ′、Ｓ′、Ｔ′）とを設けて一つの容器
に収容し、主開閉器２に接続され、主開閉器２は、電源
と誘導電動機１との間に接続され、開閉器４は、進相コ
ンデンサ３の端子（Ｗ′、Ｕ′、Ｖ′）と端子（Ｔ′、
Ｒ′、Ｓ′）間に接続し、制御器５は、主開閉器２の投
入と同時に作動し、設定時限の間開閉器４を閉路させる
誘導電動機起動電流補償機能付進相コンデンサ装置であ
る。
上記構成の方法によれば、誘導電動機の起動時に流れる
遅相無効電流を大容量にした進相コンデンサの進相無効
電流で打消し合うことができ電源系統の電圧降下を防止
することができる。
遅相無効電流を大容量にした進相コンデンサの進相無効
電流で打消し合うことができ電源系統の電圧降下を防止
することができる。
第１図は本考案の一実施例で、１は誘導電動機、２は主
開閉器、３は誘導電動機１に並列接続した進相コンデン
サで、内部に収容したコンデンサ素子は２群の直列素子
をΔ結合し、Δ結合の各頂点Ｕ、Ｖ、Ｗには端子Ｕ′、
Ｖ′、Ｗ′を設けている。
開閉器、３は誘導電動機１に並列接続した進相コンデン
サで、内部に収容したコンデンサ素子は２群の直列素子
をΔ結合し、Δ結合の各頂点Ｕ、Ｖ、Ｗには端子Ｕ′、
Ｖ′、Ｗ′を設けている。
一方、上記Δ結線の頂点Ｕ、Ｖ、Ｗの対辺の中間点Ｒ、
Ｓ、Ｔには端子Ｒ′、Ｓ′、Ｔ′を設けて一つの容器に
収容している。
Ｓ、Ｔには端子Ｒ′、Ｓ′、Ｔ′を設けて一つの容器に
収容している。
開閉器４は、進相コンデンサ３の端子Ｕ′とＲ′間、
Ｖ′とＳ′間、Ｗ′とＴ′間を閉路できるように接続
し、 制御器５は、進相コンデンサ３の端子Ｕ′、Ｖ′、Ｗ′
の任意の一相間に接続されている。
Ｖ′とＳ′間、Ｗ′とＴ′間を閉路できるように接続
し、 制御器５は、進相コンデンサ３の端子Ｕ′、Ｖ′、Ｗ′
の任意の一相間に接続されている。
次に本装置の動作順序を説明すると、主開閉器２を電源
に投入すると電動機１が起動し、同時に制御器５が作動
して開閉器４を閉路する。
に投入すると電動機１が起動し、同時に制御器５が作動
して開閉器４を閉路する。
このとき進相コンデンサのコンデンサ素子は並列接続と
なり、各コンデンサ素子には定常時の２倍の電圧が加わ
って進相コンデンサ３の容量が定常時の４倍となって誘
導電動機の起動電流を補償する。
なり、各コンデンサ素子には定常時の２倍の電圧が加わ
って進相コンデンサ３の容量が定常時の４倍となって誘
導電動機の起動電流を補償する。
制御器５の作動時限を誘導電動機５の起動時間の適正値
に設定しておけば、制御器５は設定時間後に作動停止
し、開閉器４が開路し、進相コンデンサ３は各コンデン
サ素子が直列接続に戻り、定常容量の進相コンデンサと
して運転される。
に設定しておけば、制御器５は設定時間後に作動停止
し、開閉器４が開路し、進相コンデンサ３は各コンデン
サ素子が直列接続に戻り、定常容量の進相コンデンサと
して運転される。
上記構成によれば、従来のＹ−Δ起動や、直列リアクト
ル起動器などの特別な設備や機器を用いることなく、進
相コンデンサの容量切換だけで、起動時間が速く、しか
も電圧降下など電源系統に影響を与えることのない誘導
電動機の起動電流の補償が可能となり、工業的ならびに
実用的にその効果は大なるものがある。
ル起動器などの特別な設備や機器を用いることなく、進
相コンデンサの容量切換だけで、起動時間が速く、しか
も電圧降下など電源系統に影響を与えることのない誘導
電動機の起動電流の補償が可能となり、工業的ならびに
実用的にその効果は大なるものがある。
第１図は本考案の誘導電動機起動電流補償機能付進相コ
ンデンサ装置の一実施例の回路図である。 1:誘導電動機 2:主開閉器 3:進相コンデンサ 4:開閉器 5:制御器
ンデンサ装置の一実施例の回路図である。 1:誘導電動機 2:主開閉器 3:進相コンデンサ 4:開閉器 5:制御器
Claims (1)
- 【請求項１】誘導電動機（１）に並列接続された進相コ
ンデンサ（３）と、主開閉器（２）と、開閉器（４）
と、制御器（５）とからなる誘導電動機起動電流補償機
能付進相コンデンサ装置であって、 進相コンデンサ（３）は、２群のコンデンサ素子を直列
接続したものをΔ結線し、Δ結線の各頂点（Ｕ、Ｖ、
Ｗ）から引出した端子（Ｕ′、Ｖ′、Ｗ′）と、２群の
直列コンデンサ素子の中間点（Ｒ、Ｓ、Ｔ）より引出し
た端子（Ｒ′、Ｓ′,T′）とを設けて一つの容器に収容
し、主開閉器（２）に接続され、 主開閉器（２）は、電源と誘導電動機（１）との間に接
続され、 開閉器（４）は、進相コンデンサ（３）の端子（Ｗ′、
Ｕ′、Ｖ′）と端子（Ｔ′、Ｒ′、Ｓ′）間に接続し、 制御器（５）は、主開閉器（２）の投入と同時に作動
し、設定時限の間開閉器（４）を閉路させる誘導電動機
起動電流補償機能付進相コンデンサ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1984043686U JPH0642247Y2 (ja) | 1984-03-26 | 1984-03-26 | 誘導電動機起動電流補償機能付進相コンデンサ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1984043686U JPH0642247Y2 (ja) | 1984-03-26 | 1984-03-26 | 誘導電動機起動電流補償機能付進相コンデンサ装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60156832U JPS60156832U (ja) | 1985-10-18 |
| JPH0642247Y2 true JPH0642247Y2 (ja) | 1994-11-02 |
Family
ID=30555582
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1984043686U Expired - Lifetime JPH0642247Y2 (ja) | 1984-03-26 | 1984-03-26 | 誘導電動機起動電流補償機能付進相コンデンサ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0642247Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4729528U (ja) * | 1971-05-04 | 1972-12-04 | ||
| JPS5728579A (en) * | 1980-07-28 | 1982-02-16 | Hitachi Ltd | Starting device of squirrel-cage induction motor |
-
1984
- 1984-03-26 JP JP1984043686U patent/JPH0642247Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60156832U (ja) | 1985-10-18 |
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