JPH064220Y2 - 内蔵型オイルク−ラ - Google Patents
内蔵型オイルク−ラInfo
- Publication number
- JPH064220Y2 JPH064220Y2 JP1986164200U JP16420086U JPH064220Y2 JP H064220 Y2 JPH064220 Y2 JP H064220Y2 JP 1986164200 U JP1986164200 U JP 1986164200U JP 16420086 U JP16420086 U JP 16420086U JP H064220 Y2 JPH064220 Y2 JP H064220Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pipe
- oil
- cooling water
- oil cooler
- built
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 イ考案の目的 （産業上の利用分野） 本考案は、エンジン冷却水を放熱するラジエータのタン
ク内に設けられ、エンジン冷却水でオイルを冷却する内
蔵型オイルクーラの性能を向上させるために利用できる
考案である。
ク内に設けられ、エンジン冷却水でオイルを冷却する内
蔵型オイルクーラの性能を向上させるために利用できる
考案である。
（従来の技術） 自動車のトルクコンバータに仕様されるオイルは、温度
が著しく上昇するので、これを冷却するオイルクーラが
必要になる。
が著しく上昇するので、これを冷却するオイルクーラが
必要になる。
このオイルクーラとしては、エンジン冷却水を放熱する
ラジエータのタンク内にオイルクーラを設けて、エンジ
ン冷却水でオイルを冷却する内蔵型オイルクーラが従来
から用いられて来た。
ラジエータのタンク内にオイルクーラを設けて、エンジ
ン冷却水でオイルを冷却する内蔵型オイルクーラが従来
から用いられて来た。
この型のオイルクーラは、第３〜５図に概要を例示する
ように、エンジン冷却水を放熱するラジエータ１の下タ
ンク２内にオイルクーラ３を入れ、タンク２外から入口
管４、出口管５を液密に通してオイルクーラ３内にオイ
ルを流通させ、入口６から上タンク７に入り、コア部８
を通り冷却されて下タンク２に入り出口９から流出する
エンジン冷却水でオイルを冷却するものであって、オイ
ルとクーラの伝熱面との接触を良好にするために、両端
を結合した内管１０、外管１１によりオイルクーラを二
重構造とし、入口管４、出口管５を内外管に囲まれたオ
イルスペース１２に通じさせて、オイルスペース１２に
オイルを流通させ、エンジン冷却水が内管内、外管外を
通るようにしている。
ように、エンジン冷却水を放熱するラジエータ１の下タ
ンク２内にオイルクーラ３を入れ、タンク２外から入口
管４、出口管５を液密に通してオイルクーラ３内にオイ
ルを流通させ、入口６から上タンク７に入り、コア部８
を通り冷却されて下タンク２に入り出口９から流出する
エンジン冷却水でオイルを冷却するものであって、オイ
ルとクーラの伝熱面との接触を良好にするために、両端
を結合した内管１０、外管１１によりオイルクーラを二
重構造とし、入口管４、出口管５を内外管に囲まれたオ
イルスペース１２に通じさせて、オイルスペース１２に
オイルを流通させ、エンジン冷却水が内管内、外管外を
通るようにしている。
更にオイルスペース１２を通過するオイルを旋回させた
り、攪拌したりしてオイルの放熱量を多くする各種の工
夫をしたものがある。例えば実開昭５８−１１９０５７
号公報に開示されている内蔵型オイルクーラは、オイル
をオイルスペース内に形成した螺旋形通路を通すことに
よりオイルと伝熱面との接触を良好にしてオイルの放熱
量を多くしようとしたものであり、実開昭５３−１４０
１６４号公報には、オイルにより駆動される回転筒を設
けてオイルを螺旋状に流すものとオイルの流れを攪拌す
るものとが開示されている。
り、攪拌したりしてオイルの放熱量を多くする各種の工
夫をしたものがある。例えば実開昭５８−１１９０５７
号公報に開示されている内蔵型オイルクーラは、オイル
をオイルスペース内に形成した螺旋形通路を通すことに
よりオイルと伝熱面との接触を良好にしてオイルの放熱
量を多くしようとしたものであり、実開昭５３−１４０
１６４号公報には、オイルにより駆動される回転筒を設
けてオイルを螺旋状に流すものとオイルの流れを攪拌す
るものとが開示されている。
（考案が解決しようとする問題点） 内管１０、外管１１の壁に沿ってオイルを流すと、オイ
ルの熱は伝熱面である内外管の壁に伝わり、エンジン冷
却水に移ってオイルが冷却されるが、内外管の壁には境
界層ができて、この伝熱を阻害する。
ルの熱は伝熱面である内外管の壁に伝わり、エンジン冷
却水に移ってオイルが冷却されるが、内外管の壁には境
界層ができて、この伝熱を阻害する。
オイルスペース１２を流通するオイルを攪拌したり旋回
させたりするのは、オイルの各部分を伝熱面である内外
管１０、１１の壁面に良好に接触させると共に、熱伝達
を阻害する境界層の発達を小さくしようとするためであ
るが、従来の内蔵型オイルクーラでは、オイルが伝熱面
に沿って流れるため、積極的に境界層を破壊して境界層
による伝熱阻害を排除する効果は少なかった。
させたりするのは、オイルの各部分を伝熱面である内外
管１０、１１の壁面に良好に接触させると共に、熱伝達
を阻害する境界層の発達を小さくしようとするためであ
るが、従来の内蔵型オイルクーラでは、オイルが伝熱面
に沿って流れるため、積極的に境界層を破壊して境界層
による伝熱阻害を排除する効果は少なかった。
ノズルから伝熱面に冷媒を吹付けて境界層を破壊しつつ
冷媒を加熱するクーラー用蒸発器が、実公昭４３−６１
３６号公報に記載されているが、このものはノズルから
の冷媒吹出しは蒸発器筺の内面に向けてのみ行なわせる
ものであるから、伝熱面積は大きくない。
冷媒を加熱するクーラー用蒸発器が、実公昭４３−６１
３６号公報に記載されているが、このものはノズルから
の冷媒吹出しは蒸発器筺の内面に向けてのみ行なわせる
ものであるから、伝熱面積は大きくない。
ロ考案の構成 （問題点を解決するための手段） 本考案は、中心部に中空部（１５）を凹入させて二重壁
を持つ断面Ｕ字状に形成され、Ｕ字状開口側端部を塞
ぎ、二重壁の外面及び内面に複数のノズル（１３）を形
成した内管（１０）を囲んで同心の外管（１１）を設
け、内管（１０）、外管（１１）の中心部には、両端を
開口した冷却水管（１４）を液密に貫通させ、中空部
（１５）の反開口側において内管（１０）に入口管
（４）を連通させ、中空部（１５）の開口側において外
管（１１）に出口管（５）を連通させた内蔵型オイルク
ーラを得て上記の課題を解決したものである。
を持つ断面Ｕ字状に形成され、Ｕ字状開口側端部を塞
ぎ、二重壁の外面及び内面に複数のノズル（１３）を形
成した内管（１０）を囲んで同心の外管（１１）を設
け、内管（１０）、外管（１１）の中心部には、両端を
開口した冷却水管（１４）を液密に貫通させ、中空部
（１５）の反開口側において内管（１０）に入口管
（４）を連通させ、中空部（１５）の開口側において外
管（１１）に出口管（５）を連通させた内蔵型オイルク
ーラを得て上記の課題を解決したものである。
（作用） オイルクーラに圧送されたオイルは、複数のノズルから
これに対向する外管内面及び冷却管外面に垂直又は垂直
に近い角度で衝突するから、伝熱面積が大きく、又境界
層を強力に破壊して、伝熱性能を良好にすることができ
る。
これに対向する外管内面及び冷却管外面に垂直又は垂直
に近い角度で衝突するから、伝熱面積が大きく、又境界
層を強力に破壊して、伝熱性能を良好にすることができ
る。
（実施例） 第１〜２図は本考案の実施例を示し、第１図は中間部を
省略した縦断面図、第２図は第１図のＡ−Ａ断面図であ
る。
省略した縦断面図、第２図は第１図のＡ−Ａ断面図であ
る。
内管１０は、中心部に中空部１５を凹入させて、二重壁
を持つ断面Ｕ字状に形成される。二重壁の外面及び内面
には、複数のノズル１３が形成されており、この内管を
囲んで同心の外管１１が設けられる。内管１０、外管１
１の中心部には、両者を液密に貫通して両端を開口した
冷却水管１４が設けられている。中空部１５の開口側に
おいて内管１０の二重壁になった端部は塞がれており、
内管１０の上記開口と反対側には入口管４を連通させ、
上記開口側において外管１１には出口管５を連通させて
いる。
を持つ断面Ｕ字状に形成される。二重壁の外面及び内面
には、複数のノズル１３が形成されており、この内管を
囲んで同心の外管１１が設けられる。内管１０、外管１
１の中心部には、両者を液密に貫通して両端を開口した
冷却水管１４が設けられている。中空部１５の開口側に
おいて内管１０の二重壁になった端部は塞がれており、
内管１０の上記開口と反対側には入口管４を連通させ、
上記開口側において外管１１には出口管５を連通させて
いる。
このように構成するから、入口管４から高温のオイルを
内管内に圧送すると、オイルはノズル１３を通って噴出
し、外管１１の内面および冷却水管１４の外面に垂直に
衝突し、外管１１外および冷却水管１４内を流れるエン
ジン冷却水により冷却されると共に、各面に境界層が形
成されるのを阻止する。ノズル１３から冷却水管１４に
向けて噴出したオイルは、中空部１５から外管１１内に
入り、外管１１内に直接噴出したオイルと一緒になり、
この間にも冷却されつつ出口管５から流出する。
内管内に圧送すると、オイルはノズル１３を通って噴出
し、外管１１の内面および冷却水管１４の外面に垂直に
衝突し、外管１１外および冷却水管１４内を流れるエン
ジン冷却水により冷却されると共に、各面に境界層が形
成されるのを阻止する。ノズル１３から冷却水管１４に
向けて噴出したオイルは、中空部１５から外管１１内に
入り、外管１１内に直接噴出したオイルと一緒になり、
この間にも冷却されつつ出口管５から流出する。
なお、ノズル１３を伝熱面である外管１１の内面または
冷却水管１４の外面に対して少し傾斜させて噴出オイル
が一方向に流れる傾向を持たせ、この流れ方向が外管内
面または冷却水管外面に沿う螺旋方向となるように各ノ
ズルを配列すれば、オイルを螺旋状に流れさせて冷却効
率を向上させることができる。
冷却水管１４の外面に対して少し傾斜させて噴出オイル
が一方向に流れる傾向を持たせ、この流れ方向が外管内
面または冷却水管外面に沿う螺旋方向となるように各ノ
ズルを配列すれば、オイルを螺旋状に流れさせて冷却効
率を向上させることができる。
ハ考案の効果 本考案の内蔵型オイルクーラは、外管１１内に冷却水管
１４を設け、二重壁構造とした内管１０から、外方及び
内方にノズル１３によりオイルを噴出させて外管及び冷
却水管に向けてオイルを衝突させるから、外管１１のみ
による場合よりもオイル冷却面積を大きくし、冷却面に
境界層が形成されるのを阻止しつつ伝熱効果を高めるこ
とができる。
１４を設け、二重壁構造とした内管１０から、外方及び
内方にノズル１３によりオイルを噴出させて外管及び冷
却水管に向けてオイルを衝突させるから、外管１１のみ
による場合よりもオイル冷却面積を大きくし、冷却面に
境界層が形成されるのを阻止しつつ伝熱効果を高めるこ
とができる。
第１〜２図は本考案の実施例を示し、第１図は第３図の
Ｂ−Ｂ線により切断したものに相当する断面図、第２図
は第１図のＡ−Ａ断面図、第３図以下は従来例を示し、
第３図はラジエータの背面図、第４図は同側面図、第５
図は第３図のＢ−Ｂ断面図である。 １：ラジエータ、２：下タンク、３：オイルクーラ、
４：入口管、５：出口管、６：入口、７：上タンク、
８：コア部、９：出口、１０：内管、１１：外管、１
２：オイルスペース、１３：ノズル、１４：冷却水管、
１５：中空部。
Ｂ−Ｂ線により切断したものに相当する断面図、第２図
は第１図のＡ−Ａ断面図、第３図以下は従来例を示し、
第３図はラジエータの背面図、第４図は同側面図、第５
図は第３図のＢ−Ｂ断面図である。 １：ラジエータ、２：下タンク、３：オイルクーラ、
４：入口管、５：出口管、６：入口、７：上タンク、
８：コア部、９：出口、１０：内管、１１：外管、１
２：オイルスペース、１３：ノズル、１４：冷却水管、
１５：中空部。
Claims (1)
- 【請求項１】中心部に中空部（１５）を凹入させて二重
壁を持つ断面Ｕ字状に形成され、Ｕ字状開口側端部を塞
ぎ、二重壁の外面及び内面に複数のノズル（１３）を形
成した内管（１０）を囲んで同心の外管（１１）を設
け、内管（１０）、外管（１１）の中心部には、両端を
開口した冷却水管（１４）を液密に貫通させ、中空部
（１５）の反開口側において内管（１０）に入口管
（４）を連通させ、中空部（１５）の開口側において外
管（１１）に出口管（５）を連通させた内蔵型オイルク
ーラ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986164200U JPH064220Y2 (ja) | 1986-10-28 | 1986-10-28 | 内蔵型オイルク−ラ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986164200U JPH064220Y2 (ja) | 1986-10-28 | 1986-10-28 | 内蔵型オイルク−ラ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6374972U JPS6374972U (ja) | 1988-05-18 |
| JPH064220Y2 true JPH064220Y2 (ja) | 1994-02-02 |
Family
ID=31093099
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1986164200U Expired - Lifetime JPH064220Y2 (ja) | 1986-10-28 | 1986-10-28 | 内蔵型オイルク−ラ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH064220Y2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8964361B2 (en) | 2010-07-21 | 2015-02-24 | Teradyne, Inc. | Bulk transfer of storage devices using manual loading |
| US9001456B2 (en) | 2010-08-31 | 2015-04-07 | Teradyne, Inc. | Engaging test slots |
| US9182180B2 (en) | 2006-11-27 | 2015-11-10 | Alfa Laval Corporate Ab | Clamping device for flow module plates, reactor plates or heat exchanger plates |
| US9459312B2 (en) | 2013-04-10 | 2016-10-04 | Teradyne, Inc. | Electronic assembly test system |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS436136Y1 (ja) * | 1964-01-29 | 1968-03-18 |
-
1986
- 1986-10-28 JP JP1986164200U patent/JPH064220Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9182180B2 (en) | 2006-11-27 | 2015-11-10 | Alfa Laval Corporate Ab | Clamping device for flow module plates, reactor plates or heat exchanger plates |
| US8964361B2 (en) | 2010-07-21 | 2015-02-24 | Teradyne, Inc. | Bulk transfer of storage devices using manual loading |
| US9001456B2 (en) | 2010-08-31 | 2015-04-07 | Teradyne, Inc. | Engaging test slots |
| US9459312B2 (en) | 2013-04-10 | 2016-10-04 | Teradyne, Inc. | Electronic assembly test system |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6374972U (ja) | 1988-05-18 |
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