JPH0642162U - 透明導電性フイルム - Google Patents

透明導電性フイルム

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JPH0642162U
JPH0642162U JP8946992U JP8946992U JPH0642162U JP H0642162 U JPH0642162 U JP H0642162U JP 8946992 U JP8946992 U JP 8946992U JP 8946992 U JP8946992 U JP 8946992U JP H0642162 U JPH0642162 U JP H0642162U
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JP
Japan
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layer
transparent conductive
conductive film
ito
adhesion
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Pending
Application number
JP8946992U
Other languages
English (en)
Inventor
憲治 北村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Gunze Ltd
Original Assignee
Gunze Ltd
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Publication date
Application filed by Gunze Ltd filed Critical Gunze Ltd
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Publication of JPH0642162U publication Critical patent/JPH0642162U/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 PETフイルム2に易接着層3、アンカーコ
ート層4を介してITO層5を設ける構成を特徴とす
る。 【効果】 PETフイルム2とITO層5の接着性と密
着性が向上し、ITO層5が剥れたり、クラックが入っ
たりすることが無い。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、タッチパネル等の透明電極として良く使用される透明導電性フイル ムに関するもので、特にペン入力タッチパネル等のように摺動負荷の大きなタッ チパネルにおいても好適な状態で使用可能な透明導電性フイルムに関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、PETフイルム上に直接ITO層を積層した透明導電性フイルムは広 く用いられている。最近タッチパネルにあっては、ペン入力を可能とするものが 要求されるようになってきた。従来のPET/ITOタイプの透明導電性フイル ムを使用したのでは、ペン先のように鋭角又は半径の小さな先端で、繰り返し摺 動されるとITOにクラックが入ったり剥れたりすることが多かった。
【0003】 又、PET/ITOタイプの透明導電性フイルムの接着性を改良したPETフ イルムに易接着層を設けた易接着性PETフイルムが既に市販され使用されてい るが、摺動負荷の大きなペン入力タッチパネル等では金属との密着性が不充分で あり、ITOにクラックが入ったり剥れたりするという問題もあった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、ペン入力タッチパネル等のような大きな摺動負荷にも充分耐え、ク ラックが入ったり剥れたりすることのない透明導電性フイルムを提供することを 目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、ポリエチレンテレフタレート(PET)フイルムにインジウムスズ 酸化物(ITO)を積層する透明導電性フイルムにおいて、PETフイルムの上 に易接着層、アンカーコート層をこの順序に積層し、アンカーコート層の上にI TO層を積層することを特徴とする。
【0006】
【作用】
PETフイルムに易接着層、アンカーコート層を積層した上にITO層を積層 するので、ITO層の接着性、密着性が向上する。
【0007】
【実施例】
次に、本考案による透明導電性フイルムの一実施例を説明する。図1に透明導 電性フイルム1の一部断面を示す。 PETフイルム2の片面に易接着層3としてアクリル系接着層を平均0.1〜 3μmの厚みに塗布し、その上にアンカーコート層4としてウレタン樹脂層を平 均1〜5μmの厚みに塗布した。更にアンカーコート層4の上にITO層5をス パッタリング法にて厚み0.02〜0.05μmに形成した。
【0008】 易接着層3、アンカーコート層4の塗布は、通常のロールコーター法により塗 布し、硬化方法も熱硬化、紫外線硬化、電子線硬化等の方法により硬化させれば 充分である。
【0009】 ITO層5のスパッタリングは、前処理としてアンカーコート層4の表面にグ ロー放電処理を施し、同コート層4の官能基を増加させた後、その上に通常のス パッタリングによりITO層5を形成する。
【0010】 PETフイルム2の片面に設ける易接着層3としては、アクリル系接着層の他 に変性PET、イソシアネート、ウレタン系樹脂等の接着性樹脂及びそれらの混 合樹脂が使用可能であり、PETフイルムと接着性が良いものならば特に制限さ れるもので無い。
【0011】 アンカーコート層4は、金属との密着性を向上させるためのもので、ウレタン 樹脂の他にはイソシアネート、アクリル、エポキシ等の樹脂及びそれらの混合樹 脂が使用可能である。
【0012】 アンカーコート層4の表面にグロー放電処理を行うことにより、ITO等の金 属との接着力が大きい官能基を増加させた後、ITO層5をスパッタリング形成 するので、透明導電性フイルム1におけるITO層5の接着性、密着性が向上す る。
【0013】 上記、透明導電性フイルム1を図3に示すタッチパネル10の表面側透明電極 11として組み込みペン先による摺動テストを行った。図2、図3により摺動テ ストについて説明する。
【0014】 図3に示すタッチパネル10は、透明導電層12を有する表面側透明電極11 と、同じく透明導電層14を有する基板透明電極15とをスベーサー13を介し て透明導電層12、14を対向させて積層組みつけしたものである。
【0015】 摺動テストは、図2に示す測定装置30を用いて行った。タッチパネル10は ペンスライダー20の所定の位置に固定され、その表面にペン21の先端が圧接 されると共にペン21は矢印Aの方向に所定距離往復移動する。この時ペン21 の先端はRが4mmの半球状のポリアセタール樹脂からなり、その先端には矢印 Bの方向に250gの荷重が作用している。移動速度は30mm/秒である。
【0016】 測定装置30上のタッチパネル10は、電源24を有するタッチパネルインタ ーフエース22を介して評価装置(パソコン)23に接続されてあり、パソコン 23上にはタッチパネル10上のペン21の圧接点が表示される。即ちパソコン 23では圧接点の位置情報を得ることが可能となり、その位置情報のバラツキの 範囲を設定し、その範囲をオーバーするものを不良品とすることにより良品不良 品の判別を行う。
【0017】 即ち、タッチパネル10の表面をペン21の先端が圧接移動することにより、 表面側透明電極11には摺動負荷が作用し、移動する回数によって摺動負荷が大 きくなり、ついには透明導電層12が剥れたりクラックが入ったりして位置情報 が範囲をオーバーすることになる。この時点を、位置情報のバラツキを3%以内 に保持する移動回数をタッチパネル10の使用寿命とし、摺動回数として測定す る。
【0018】 本考案による透明導電性フイルム1と、従来品とを夫々タッチパネル10の表 面側透明電極11に組み込み、前記測定方法により摺動回数を測定したところ、 本考案によるものは16万回であり、従来品は100回であった。この結果から 本考案による透明導電性フイルム1の摺動負荷に対する寿命は飛躍的に改善され たと言える。
【0018】
【考案の効果】
本考案による透明導電性フイルムは、PETとITOの接着性と密着性が良い ので摺動負荷の大きなペン入力タッチパネル等に使用しても好適な状態で使用可 能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の透明導電性フイルムの一部断面図であ
る。
【図2】摺動回数を測定する測定装置の説明図である。
【図3】摺動回数の測定に用いたタッチパネルの断面図
である。
【符号の説明】
1・・・透明導電性フイルム 2・・・PETフイルム 3・・・易接着層 4・・・アンカーコート層 5・・・ITO層

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリエチレンテレフタレート(PET)
    フイルムにインジウムスズ酸化物(ITO)を積層する
    透明導電性フイルムにおいて、PETフイルムの上に易
    接着層、アンカーコート層をこの順序に積層し、アンカ
    ーコート層の上にITO層を積層することを特徴とする
    透明導電性フイルム。
JP8946992U 1992-11-11 1992-11-11 透明導電性フイルム Pending JPH0642162U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4716721B2 (ja) * 2004-12-07 2011-07-06 北川工業株式会社 透明導電フィルム及びその製造方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60222241A (ja) * 1984-04-19 1985-11-06 住友ベークライト株式会社 透明導電性フィルム
JPS62144943A (ja) * 1985-12-19 1987-06-29 住友ベークライト株式会社 反射防止能を有する透明導電性フイルム

Patent Citations (2)

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