JPH0641832U - 撹拌用シャフトのチャック装置 - Google Patents

撹拌用シャフトのチャック装置

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JPH0641832U
JPH0641832U JP8459292U JP8459292U JPH0641832U JP H0641832 U JPH0641832 U JP H0641832U JP 8459292 U JP8459292 U JP 8459292U JP 8459292 U JP8459292 U JP 8459292U JP H0641832 U JPH0641832 U JP H0641832U
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JP
Japan
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groove
stirring shaft
lock pin
chuck body
chuck
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Application number
JP8459292U
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English (en)
Inventor
一彦 馬場
知秀 中川
勇 森田
Original Assignee
富山産業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 チャック装置において、撹拌用シャフトをワ
ンタッチで取付け及び取外しができるようにする。 【構成】 撹拌用シャフト25をチャック本体15に嵌
入し、ばね部材22の付勢力に抗して押上げて、ロック
ピン26を第1溝15fの奥底に押し当てた後、軸回り
の一方向に捻り回し、ロックピン26を第2溝15の奥
底に押し当てて押上げをやめる。撹拌用シャフト25
は、ばね部材22で反嵌入方向に付勢され、ロックピン
26が第3溝15hの奥底に押し当たり、第3溝15h
で反嵌入方向に抜け止めされると同時に、円周方向の回
転が規制されて、撹拌用シャフト25がチャック本体1
5に取付けられる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、撹拌用シャフトをワンタッチで取付け及び取外しができるチャック 装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば錠剤の溶出試験器では、図4に示すように、多数個(関係法令で は6個)のフラスコ1に人口胃液を入れ、各フラスコ1を、人間の体温に相当す る温水槽2に浸ける。そして、各フラスコ1に溶出試験用錠剤3を入れ、モータ 4で回転される撹拌用シャフト5により、各フラスコ1内の人口胃液を50〜1 00rpm程度の回転速度で撹拌する。上記錠剤3が溶解すると、各フラスコ1 毎に人口胃液を別の試験官等に入れて、錠剤3の溶出状態等を分析する。なお、 図4の撹拌用シャフト5はパドル法であるが、回転バスケット法でも良い。
【0003】 上記各撹拌用シャフト5は、溶出試験毎に各チャック6から取外して洗浄した 後、各チャック6に取付け直す必要がある。上記各チャック6は、図5に示すよ うに、工作用ボール盤等に多用されている三ッ爪のチャック本体7を有し、該チ ャック本体7に撹拌用シャフト5を嵌入して、操作リング8を右向きに締め回す と取付けられ、左向きに緩め回すと取外せるようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記操作リング8の締め回し操作と緩め回し操作は、現場の分 析作業者が溶出試験毎にチャック6の個数だけ行う必要があるので、時間がかか るうえ、その労力も大きい。また、締め回しが弱いと試験中に撹拌用シャフト5 が自重でチャック6から抜け外れて落下し、試験が失敗となり、逆に、締め回し が強いと緩め回し操作が困難になる。さらに、締め回し操作と緩め回し操作は、 いずれも、一方の手で撹拌用シャフト5を握りながら、他方の手で回し操作しな ければならず、特に、緩め回し操作時に撹拌用シャフト5を一方の手で握るのを 忘れていると、撹拌用シャフト5が自重でチャック6から抜け外れて落下し、フ ラスコ1を破損することがある。
【0005】 そこで、本考案の目的は、撹拌用シャフトをワンタッチで取付け及び取外しが できるチャック装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は、撹拌用シャフトに側方へ突出するロッ クピンが固定される一方、上記撹拌用シャフトを嵌入するチャック本体に、上記 ロックピンを端部から嵌入方向にガイドする第1溝と、第1溝に連続して上記ロ ックピンを円周方向にガイドする第2溝と、第2溝に連続して上記ロックピンを 反嵌入方向にガイドする第3溝とを有するロック溝が形成されると共に、上記チ ャック本体に、上記撹拌用シャフトを反嵌入方向に付勢するばね部材が設けられ ていることを特徴としている。
【0007】
【作用】
本考案によれば、撹拌用シャフトをチャック本体に取付ける時には、一方の手 で握った撹拌用シャフトを、チャック本体に嵌入し、ばね部材の付勢力に抗して 押上げると、ロックピンがロック溝の第1溝に嵌入して嵌入方向にガイドされ、 ロックピンが第1溝の奥底に押し当たると、撹拌用シャフトを軸回りの一方向( 例えば右)に捻り回す。これにより、ロックピンがロック溝の第2溝に嵌入して 円周方向にガイドされる。ついで、ロックピンが第2溝の奥底に押し当たると、 撹拌用シャフトの押上げをやめる。これにより、撹拌用シャフトがばね部材で反 嵌入方向に付勢され、ロックピンがロック溝の第3溝に嵌入して反嵌入方向にガ イドされ、第3溝の奥底に押し当たる。上記ロックピンは、第3溝で反嵌入方向 に抜け止めされると同時に、円周方向の回転も規制される。したがって、撹拌用 シャフトは、チャック本体に抜け止め及び回り止めされて取付けられるようにな る。
【0008】 上記撹拌用シャフトをチャック本体から取外す時には、一方の手で握った撹拌 用シャフトを嵌入方向に押上げてロックピンを第3溝の前底に押し当て、ついで 、撹拌用シャフトを軸回りの他方向(例えば左)に捻り回して、ロックピンを第 2溝の前底に押し当て、その後、撹拌用シャフトの押上げをやめると、撹拌用シ ャフトがばね部材で反嵌入方向に付勢され、ロックピンが第1溝から抜け外れて 取外せるようになる。このように、撹拌用シャフトの押上げと捻り回しだけのワ ンタッチ操作のみで、チャック本体に取付け及び取外しができる。
【0009】
【実施例】
以下、本考案を図示の実施例により詳細に説明する。 なお、図4に示した従来技術と同一構成・作用の箇所は同一番号を付して詳細 な説明は省略する。
【0010】 図1に示すように、チャック11を取付けるベースプレート12に回転軸ブラ ケット13が固定され、該回転軸ブラケット13にベアリング14,14を介し て円筒状のチャック本体15が回転自在に、かつ軸方向に抜け止めされた状態で 支持されている。
【0011】 該チャック本体15は、上記回転軸ブラケット13から上下方向にそれぞれ突 出し、下端側の突出部の外周にはカバースリーブ16が嵌装されてねじ部17で 締結固定されている。また、上端側の外周には、モータ4のタイミングベルト1 8に噛合するプーリ19がセットビス等で固定され、上記モータ4により、タイ ミングベルト18とプーリ19を介してチャック本体15が回転されるようにな る。
【0012】 上記チャック本体15の中心穴15aは、下端開口15bが開放され、上端開 口15cからワッシャー21を介してコイルスプリング22が嵌入された後、ス プリング押えプラグ23をねじ部24で締結固定することにより閉塞される。上 記ワッシャー21は、コイルスプリング22で下方(反嵌入方向)に付勢された 状態で、上記中心穴15aのストッパー段部15dに当て止められる。
【0013】 撹拌用シャフト25は、上記チャック本体15の中心穴15aに下端開口15 bから嵌入され、上端部25aがワッシャー21に当接した後、コイルスプリン グ22の付勢力に抗してさらに押上げると、コイルスプリング22で反嵌入方向 に付勢されるようになる。
【0014】 上記撹拌用シャフト25には、上端部25aでワッシャー21を押上げた位置 (図1の位置)で、上記チャック本体15の中心穴15aの下端開口15bより も僅かに上方に位置して側方へ突出するロックピン26が固定されている。
【0015】 上記チャック本体15の中心穴15aの下端開口15bの付近には、上記撹拌 用シャフト25のロックピン26をガイドする略逆L字状のロック溝15eが形 成されている。該ロック溝15eは、図2に詳細に示すように、下端開口15b の端部から嵌入方向(図3の矢印a参照)に切込まれた第1溝15fと、第1溝 15fの奥底に連続して約45度で円周方向(右方向…図3の矢印b参照)に切 込まれた第2溝15gと、第2溝15gの奥底に連続して反嵌入方向(図3の矢 印c参照)に切込まれた第3溝15hとで構成されている。
【0016】 図3にロック溝15eを展開して示すように、第1溝15fは、上記ロックピ ン26を嵌入方向aにガイドするもので、ロックピン26の外径よりも広く形成 され、その入口部は、ロックピン26の嵌入を容易にするために、末広がり状に なっている。また、第2溝15gは、上記ロックピン26を円周方向bにガイド するもので、ロックピン26の外径よりも広く形成されている。さらに、第3溝 15hは、上記ロックピン26を反嵌入方向cにガイドするもので、ロックピン 26ががたつき無く嵌合するように形成されている。
【0017】 上記構成であれば、撹拌用シャフト25をチャック本体15に取付けるには、 作業者が一方の手で撹拌用シャフト25を握り、上端部25aをチャック本体1 5の下端開口15bから中心穴15aに嵌入してゆく。上記撹拌用シャフト25 の上端部25aがワッシャー21に当接した後、コイルスプリング22の付勢力 に抗して撹拌用シャフト25をさらに押上げると、ロックピン26が第1溝15 fに嵌入して、第1溝15fの奥底に押し当たる(図3のe参照)。
【0018】 ついで、撹拌用シャフト25を軸回りの右方向に捻り回すと、ロックピン26 が第2溝15gに嵌入して、第2溝15gの奥底に押し当たる(図3のf参照) 。
【0019】 その後、撹拌用シャフト25の押上げをやめると(撹拌用シャフト25の握り を緩める)、撹拌用シャフト25がコイルスプリング22で反嵌入方向に付勢さ れ、ロックピン26が第3溝15hに嵌入して、第3溝15hの奥底に押し当た る。そして、撹拌用シャフト25から手を離すと、撹拌用シャフト25は、第3 溝15hで反嵌入方向に抜け止めされる、同時に円周方向の回転も規制される。
【0020】 上記のように、撹拌用シャフト25は、ワンタッチ操作でチャック本体15に 抜け止め及び回り止めされて取付けることができる。なお、撹拌用シャフト25 は、コイルスプリング22で反嵌入方向に付勢されているので、第3溝15hを 嵌入方向に勝手に移動することがない。
【0021】 一方、撹拌用シャフト25をチャック本体15から取外すには、上記と同様に 、作業者が一方の手で撹拌用シャフト25を握り、撹拌用シャフト25をコイル スプリング22の付勢力に抗して嵌入方向に押上げてロックピン26を第3溝1 5hの前底に押し当て(図3のf参照)、ついで、撹拌用シャフト25を軸回り の左方向に捻り回して、ロックピン26を第2溝15gの前底に押し当て(図3 のe参照)、その後、撹拌用シャフト25の押上げをやめる(撹拌用シャフト2 5の握りを緩める)と、撹拌用シャフト25がコイルスプリング22で反嵌入方 向に付勢され、ロックピン26が第1溝15fから抜け外れ(図3のd参照)、 撹拌用シャフト25を中心穴15aから抜き取って取り外すことができる。この 取外しも、ワンタッチ操作で行うことができる。
【0022】 なお、上記撹拌用シャフト25は、錠剤の溶出試験器用として説明したが、食 品、塗料、ゴム等の撹拌用シャフト等にも本案が利用できることは言うまでもな い。
【0023】
【考案の効果】
以上の説明より明らかなように、本考案の撹拌用シャフトのチャック装置は、 撹拌用シャフトをチャック本体に取付け又は取外す時は、一方の手で握った撹拌 用シャフトを押上げながら捻り回して押上げをやめることにより、ロックピンが チャック本体のロック溝にロックされ、又はロック溝からアンロックされるから 、ワンタッチで取付け又は取外すことができる。
【0024】 したがって、撹拌用シャフトの取付け及び取外しが簡単に短時間で行えるよう になる。また、従来のような操作リングの締め回し操作や緩め回し操作は不要で あり、撹拌用シャフトのロックも確実であるから、試験中や取外し時に撹拌用シ ャフトが自重でチャックから抜け外れて落下することもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の撹拌用シャフトのチャック装置の断
面図
【図2】 (A)はチャック本体の要部拡大図、(B)
は(A)の底面図
【図3】 ロック溝の展開図
【図4】 溶出試験器の側面図
【図5】 従来のチャック装置の側面図
【符号の説明】
11…チャック、15…チャック本体、15a…中心
穴、15e…ロック溝、15f…第1溝、15g…第2
溝、15h…第3溝、22…コイルスプリング、25…
撹拌用シャフト、25a…上端部、26…ロックピン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撹拌用シャフトに側方へ突出するロック
    ピンが固定される一方、上記撹拌用シャフトを嵌入する
    チャック本体に、上記ロックピンを端部から嵌入方向に
    ガイドする第1溝と、第1溝に連続して上記ロックピン
    を円周方向にガイドする第2溝と、第2溝に連続して上
    記ロックピンを反嵌入方向にガイドする第3溝とを有す
    るロック溝が形成されると共に、上記チャック本体に、
    上記撹拌用シャフトを反嵌入方向に付勢するばね部材が
    設けられていることを特徴とする撹拌用シャフトのチャ
    ック装置。
JP8459292U 1992-11-12 1992-11-12 撹拌用シャフトのチャック装置 Pending JPH0641832U (ja)

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JPH0641832U true JPH0641832U (ja) 1994-06-03

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006284529A (ja) * 2005-04-05 2006-10-19 National Maritime Research Institute 船底防汚塗料の溶出試験装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006284529A (ja) * 2005-04-05 2006-10-19 National Maritime Research Institute 船底防汚塗料の溶出試験装置
JP4599580B2 (ja) * 2005-04-05 2010-12-15 独立行政法人海上技術安全研究所 船底防汚塗料の溶出試験装置

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