JPH064166Y2 - ボイラー満水検出装置 - Google Patents

ボイラー満水検出装置

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JPH064166Y2
JPH064166Y2 JP13496488U JP13496488U JPH064166Y2 JP H064166 Y2 JPH064166 Y2 JP H064166Y2 JP 13496488 U JP13496488 U JP 13496488U JP 13496488 U JP13496488 U JP 13496488U JP H064166 Y2 JPH064166 Y2 JP H064166Y2
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JP13496488U
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功 日野
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Miura Co Ltd
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Miura Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、ボイラーの休止中に給水バルブの閉め忘れ
などにより水が流入して、缶内が満水状態になったのを
検出するための装置に関するものである。
〔考案が解決しようとする課題〕
通常、ボイラー運転後、運転スイッチを切って停止状態
にしておくと放熱により缶内が冷却されて蒸気が水に変
化し、体積が減少した分だけ缶内圧力が低下するという
現象が起こる。ときには缶内の圧力が大気圧以下になる
こともあるが、このような状態になると給水バルブを閉
め忘れた場合、上記の缶内圧力の低下或いは給水タンク
の水頭圧などの影響により、水が缶内に流入して満水状
態になる。
そのような満水状態のまま再びボイラーの運転を開始す
ると、缶内の圧力が急激に上昇し許容限界圧力を越えて
安全弁が吹くという事態が生じる。そうなると安全装置
が働いてボイラーが一旦停止し、また安全弁から噴出し
た缶水が制御機器や周囲の付属機器にかかるという不具
合が起こる。
〔課題を解決するための手段〕
この考案は、上述の問題点に鑑み、給水バルブの閉め忘
れ等によりボイラーの休止中に缶内が満水状態になれ
ば、それを自動的に検出して警報を出すようにしたもの
で、具体的には、ボイラーに設けた水位検出器からの信
号により給水ポンプをON−OFF動作させる水位制御
装置において、前記ボイラーの休止中に、缶内の水位が
前記水位検出器の検出端以下であったものが時間の経過
とともに上昇し、前記水位検出器の検出端を越えたら、
満水検知信号を出力する満水検出部を設けたことを特徴
としている。
〔実施例〕
以下、この考案の好ましい実施例を図面に基づいて説明
する。
図中(1)はボイラーで、水位検出器(2)を備えている。こ
の水位検出器としてS棒とL棒の2本の電極棒を用いた
場合を例にとって説明するが、これらの電極棒を収容し
た水位制御筒(6)を、その上下端に接続した連絡管(7),
(7)により前記ボイラーに連通させてボイラーの側方に
設置している。前記水位検出器は電気的に水位制御装置
(4)に接続し、水位検出器からの信号により給水ポンプ
(3)をON−OFF動作させる。例えば、給水ポンプの
稼動により水位が上昇しS棒の検出端に到達すれば設定
時間t1後に給水ポンプを停止させ、蒸発により水位が下
降しS棒の検出端を切れば設定時間t2後に給水ポンプを
稼動させ、不測の事態により水位が異常低下しL棒を切
って設定時間t3後に所定の位置まで復帰しなければ缶体
過熱の危険有りとしてバーナ(8)の燃焼を停止させるよ
うに制御する。
(5)は満水検出部であり、ボイラー休止中の缶内水位の
変化を前記水位検出器からの信号により監視する。通
常、ボイラーの休止中は運転スイツチを切って電源をO
FFにするため、前記給水ポンプ、水位制御装置は作動
しないが、前記満水検出部だけは電源に接続して作動状
態にしておく。缶内の水位が前記水位検出器の検出端以
下であったものが時間の経過とともに上昇し水位検出器
の検出端を越えたら、満水検出信号を出力する。尚、
(9)は給水バルブ、(10)は逆止弁、(11)はブローバルブ
を示す。
次に作用について説明する。ボイラー休止信号により満
水検出部は作動状態になるが、通常、それまで運転して
いたボイラーを停止させた場合、給水ポンプを稼動させ
なければ自己蒸発により水位は低下して水位検出器の検
出端以下になる。そこで、時間の経過とともに水位が水
位検出器の検出端まで上昇したかどうかを検出すれば、
満水状態になったかどうかを検出することができる。ボ
イラー運転中は水位制御装置が作動状態にあり、水位が
設定レベル以下に下がると給水ポンプが稼動して水位が
S棒の検出端位置まで上昇する。よって、実施に際して
は、運転中の水位制御と区別するために、給水ポンプ不
作動状態を確認して或いは給水ポンプ不作動状態で一定
時間(例えば2時間)経過してから上記の水位上昇現象
が生じた場合に、満水検出信号を発するようにする。
前述したように、ボイラー休止中に給水バルブを閉め忘
れると缶内圧力の低下或いは給水タンクの水頭圧などの
影響により水が缶内に流入するけれども、流入した水に
より水位が上昇しS棒を越えたら満水検出信号を出力す
る(第2図参照)。ボイラーを再起動させる場合、満水
検出信号が出ていなければ燃焼スイツチONでそのまま
燃焼シーケンスに移行するが、満水検出信号が出ていれ
ば表示ランプ或いは音声等により警報を発し水抜きを指
示する。そして、所定のレベルまで水が抜かれなければ
燃焼スイツチをONしても燃焼シーケンスには移行しな
いようにしている。
例えば、水位がL棒の検出端以下にならなければ満水検
出信号を解除しないようにする(第3図参照)。ボイラ
ー管理者は水抜き指示警報に従いブローバルブを開いて
缶水を排出するが、缶水がL棒の検出端以下になれば水
抜き指示警報が止まり、ブローバルブを閉じて燃焼スイ
ツチをONすれば燃焼シーケンスへ移行する。上記の缶
水排出動作の際、水面がL棒検出端の上方から下方へ移
動するときL棒が正常であれば必ずL棒からの水位検出
信号に水有りから水無しの変化がみられる。よって、い
くら缶水を排出しても水無しの検出信号が得られなけれ
ばL棒が短絡していることが予想され、L棒が正常に動
作しているかどうかの確認もすることができる。尚、缶
水の排出動作はボイラー管理者が手動によってブローバ
ルブを開閉して行うようにしてもよいが、ブロー用電磁
弁を設けて満水検出信号により自動的に排出するように
してもよい。
〔考案の効果〕
この考案は、以上のような構成であり、ボイラーの休止
中に万が一給水バルブを閉め忘れても、缶内が満水状態
になったのを自動的に検出して警報を発するので、その
警報に従って缶水を排出すれば、従来生じていた満水状
態のままボイラーを再起動して缶内圧が急激に上昇し安
全弁が吹くという不具合がなくなる。また、ボイラーに
既存の水位検出器からの信号を利用しているので、簡単
な構成の満水検出装置とすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す系統図、第2図、第
3図はこの考案における制御の一例を示すフローチャー
トである。 (1)…ボイラー、(2)…水位検出器 (3)…給水ポンプ、(4)…水位制御装置 (5)…満水検出部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボイラー(1)に設けた水位検出器(2)からの
    信号により給水ポンプ(3)をON−OFF動作させる水
    位制御装置(4)において、前記ボイラーの休止中に、缶
    内の水位が前記水位検出器の検出端以下であったものが
    時間の経過とともに上昇し、前記水位検出器の検出端を
    越えたら、満水検出信号を出力する満水検出部(5)を設
    けたことを特徴とするボイラー満水検出装置。
JP13496488U 1988-10-14 1988-10-14 ボイラー満水検出装置 Expired - Lifetime JPH064166Y2 (ja)

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JPH0262207U JPH0262207U (ja) 1990-05-09
JPH064166Y2 true JPH064166Y2 (ja) 1994-02-02

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