JPH0641618Y2 - 合成樹脂製筒型エアクリーナのケーシング - Google Patents

合成樹脂製筒型エアクリーナのケーシング

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Publication number
JPH0641618Y2
JPH0641618Y2 JP1991042028U JP4202891U JPH0641618Y2 JP H0641618 Y2 JPH0641618 Y2 JP H0641618Y2 JP 1991042028 U JP1991042028 U JP 1991042028U JP 4202891 U JP4202891 U JP 4202891U JP H0641618 Y2 JPH0641618 Y2 JP H0641618Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
casing
cover
outlet
bent
air cleaner
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1991042028U
Other languages
English (en)
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JPH0585413U (ja
Inventor
直人 宇津木
真樹 山崎
Original Assignee
日本ドナルドソン株式会社
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Filing date
Publication date
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  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、合成樹脂製の筒型エア
クリーナに関し、更に詳細には、型成形によるケーシン
グの閉塞端壁中央に設ける空気出口が、L形に曲折する
構造のエアクリーナに関する。
【0002】 従来、合成樹脂製の筒型で、型成形によ
るケーシングと一体の閉塞端壁中央の空気出口が、端壁
を出た直後にL形に曲折する出口パイプの場合端壁と
の一体成形も可能であるが、空気入口方向が同一で出口
周方向が異なる要求に対しても有効に対応できるよう
にするため、出口パイプを別部品として切り離し、要求
の周方向に出口を向けて接着しているのが現状であっ
た。
【0003】 出口パイプを別部品として決められた周
方向に出口を向け接着すると、ケーシング端壁中央の出
口孔はエレメントの二次側にあるため、接着部よりダス
トが侵入するのを防止するのに完全な気密性が要求さ
れ、このため入念な接着の工数や、接着後の気密性チエ
ックによる工数等で、量産時における生産性が低下する
ことの外、車両搭載で稼動中に振動や温度の変化等によ
って接着部の気密性が損なわれる例もあり、多くの課題
を抱えていた。これらの課題解決策の一例として、ケー
シング端壁中央の出口孔と、L形になる出口パイプを一
体成形とした広幅のカバーとして、開口径をエレメント
の一次側まで拡大したケーシング端壁を覆い、決められ
た周方向に出口を向け接着することで、接着部の気密性
が不完全な場合でもエレメントの二次側へのダスト侵入
が防止できるというものがある。しかしながら、カバー
接着面が拡大することで接着工数がふえることや、気
密性は若干緩和されるとしても、接着状態を検査するた
め、漏えい基準を設定した一応の気密性チェックは必要
であることで、生産性の向上にはならないという課題は
残されていた。
【0004】 前述した課題解決策の一例としたケーシ
ング端壁の出口孔と、L形に曲折する出口パイプを一体
成形とした広幅のカバーとしたものに対し、更にその内
側にエレメント外周より若干大径で、エレメントが挿嵌
されたときその端部を囲む程度の高さを持った筒部を一
体成形として追加し、その先端外周方向に環状の抜け止
め用突起を設けるとともに、筒部つけ値近くまで切り込
んだスリットを全周等間隔に複数箇所設ける。また、ケ
ーシングの閉塞端壁側にはカバーの当接面に続く内周側
、カバーの筒部外周とはしまりばめになる径で、筒部
を嵌め込んだ際に環状突起に当接する長さに折り曲げ、
この折り曲げ周壁はケーシング側壁との二重筒を形成す
る。
【0005】 ケーシングの端壁部へカバーを挿嵌する
に際しては、筒部の環状突起外径はケーシングの折り曲
げ壁内周より大きいが、スリツトの作用で内周側へ縮め
られるため容易に挿嵌でき、挿嵌後は環状突起がケーシ
ングの折り曲げ周壁端部に掛かり抜け止めとなる。カバ
ーを挿嵌したケーシングへエレメントを収納し組付けら
れると、エレメント端板に接着されたガスケットが圧縮
され、その反発付勢によつて前記環状突起は前記周壁端
部へ強く押しつけられるのとともに、カバーの筒部がし
まりばめになっているため、振動等によるカバーの回動
は抑制されるが、人手による回動は自在のためL形出口
の周方向はエアクリーナ取付け後でも自由に決めること
ができるというものである。
【0006】
【実施例】以下に本考案の実施例に基づき、図面を参照
しながら詳細な説明をする。図1は本考案による合成樹
脂製筒型エアクリーナの部分破断図である。筒型ケーシ
ング1の側壁2に入口3があり、閉塞端壁4側を、図2
に示すL形出口7を一体成形としたカバー6で閉塞する
のに嵌め込み組付け式とするため、カバー6の内面側に
一体成形で、エレメント11の外周より若干大径とした
筒部8を備え、ガスケット12を含めたエレメント11
の端部を覆う程度の高さとして、その先端外周方向に抜
け止め用の環状突起9を設けるとともに、全周にわたり
等間隔で多数箇所に筒部8の高さ近くまで切り込んだス
リット10を、環状突起9を寸断する形で設けてある。
カバー6をケーシング1へ挿嵌後は、筒部8の環状突起
9が折り曲げ壁5の末端に掛かって抜け止めとなり、一
体となったケーシング1の開口端側よりエレメント11
を挿入し、これをラッチによりダストパン13を介し圧
着させることによって、ガスケット12が流入空気の一
次側と二次側とを隔絶するため、カバー6の挿嵌部より
ダストの侵入があった場合でも一次側に入ることで二次
側への影響はない。
【0007】
【考案の効果】ケーシングの閉塞端壁を、L形に曲折し
た出口と一体成形にしたカバーとして分離し、ケーシン
グに挿嵌後抜け止めにはなるが回動自在という環状突起
の作用によって、成形形状を変えることなく出口の周方
向が多様化される。ケーシングとカバーとの挿嵌部がエ
レメントの一次側にある構成としたため、接合部の接着
や溶着等が不要となり、従って気密性保持の必要がない
上挿嵌するのみでよいことになり、簡易化による工数低
減並びにコスト低減となる。以上は本考案の実施例に基
づいて説明したが、これに限定されることなく種々の変
化変形が可能であることはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による合成樹脂製筒型エアクリーナの部
分破断図である。
【図2】本考案によるL形出口を一体成形としたカバー
の一部破断斜視図である。
【符号の説明】
1 ケーシング 2 側壁 3 入口 4 閉塞端壁 5 折り曲げ壁 6 カバー 7 L形出口 8 筒部 9 環状突起 10 スリット 11 エレメント 12 ガスケット 13 ダストパン

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 型成形による合成樹脂製筒型の側壁に入
    口を有し、エレメント収納後の開口端をダストパン取付
    けにより密閉し、他端の閉塞端壁中央の出口がL形に曲
    折した構造のエアクリーナにおいて、ケーシングの閉塞
    端壁を出口と一体成形のカバーとして分離し、これを嵌
    め込み組付け式とするため、ケーシング外径より若干小
    径とした面を持つカバー内側に、一体成形でエレメント
    外周より若干大径で、エレメント端部を覆う程度の高さ
    を持った筒部を設け、その先端外周方向に抜け止め用の
    環状突起と、筒部つけ根近くまで切り込んだスリットを
    全周等間隔に複数箇所設け、カバー中央の出口孔は上面
    に出た後一体成形でL型に曲折するパイプ状出口を有し
    て成るカバーと、ケーシングの閉塞端壁側にカバーの接
    合面に続きカバー筒部外周と同径で、筒部を嵌め込んだ
    際に環状突起に当接する長さに折り曲げたことを特徴と
    する合成樹脂製筒型エアクリーナのケーシング。
JP1991042028U 1991-03-29 1991-03-29 合成樹脂製筒型エアクリーナのケーシング Expired - Lifetime JPH0641618Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0585413U JPH0585413U (ja) 1993-11-19
JPH0641618Y2 true JPH0641618Y2 (ja) 1994-11-02

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ID=12624715

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Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS503351U (ja) * 1973-05-07 1975-01-14
JPH0227760Y2 (ja) * 1984-12-27 1990-07-26
JPH0111972Y2 (ja) * 1985-09-09 1989-04-07
JPH0417803Y2 (ja) * 1987-07-21 1992-04-21

Also Published As

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JPH0585413U (ja) 1993-11-19

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