JPH0641543A - コークス炉水平ガス道の補修方法 - Google Patents

コークス炉水平ガス道の補修方法

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Publication number
JPH0641543A
JPH0641543A JP21657892A JP21657892A JPH0641543A JP H0641543 A JPH0641543 A JP H0641543A JP 21657892 A JP21657892 A JP 21657892A JP 21657892 A JP21657892 A JP 21657892A JP H0641543 A JPH0641543 A JP H0641543A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mortar
horizontal gas
tube
gas passage
injection hole
Prior art date
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Pending
Application number
JP21657892A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryoichi Sugawara
菅原  良一
Yukio Matsuoka
幸夫 松岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
Priority to JP21657892A priority Critical patent/JPH0641543A/ja
Publication of JPH0641543A publication Critical patent/JPH0641543A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、コークス炉の燃焼室へのガス供給
羽口等の水平ガス道を、簡便かつ確実に補修する補修方
法を提供する。 【構成】 水平ガス道1の内部に、水平ガス道の内径よ
りも小さい外径を有し、かつ管長方向にモルタル注入孔
3a…を穿孔したシリカチューブ2を挿入し、チューブ
先端部と基端部を密封した後、モルタル圧入機6からの
ホースをチューブ先端部のモルタル注入孔3aに装着し
てモルタルを圧入し、モルタルが次の注入孔3bに達す
れば前記ホースの先端を次の注入孔3bに装着して再び
モルタルを圧入し、この圧入を順次繰返して水平ガス道
1とシリカチューブ2間にモルタルを充填する。 【効果】 施工が容易なうえに、圧入したモルタルが亀
裂,目地切れの奥深くまで浸透し、これを完全に密着し
て損傷部位を封鎖する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コークス炉の燃焼室へ
のガス供給羽口等の水平ガス道の補修方法に関する。
【0002】
【従来の技術】今日製鉄用等に広く使用されるコークス
炉は、図2(a)にその概略構造を示すように、下方に
蓄熱室21が構築され、その上部に炭化室22と燃焼室
23が水平方向に交互に配列され、燃焼室23でのガス
の燃焼により、その燃焼熱で炭化室22内の装入炭を乾
留してコークスが製造される。
【0003】通常燃焼室23に供給される燃料ガスとし
て、BFGとCOGを混合したミックスガス(MG)
は、コークス炉の地下室より垂直に供給するアンダージ
ェット方式で、またCOG単味の富ガスは、図2(b)
に示すように、コークス炉炉側の一方向の集合管24よ
り分岐し、蓄熱室上部に設けた水平ガス道26に装着さ
れたガス供給羽口25によりガンタイプ方式で供給燃焼
され、各燃焼室23は所定温度に保たれる。
【0004】コークス炉は耐火物レンガの構築物であ
り、上記の水平ガス道26等も同様に耐火物レンガで構
築され、常に1000℃以上の高温に曝され、特に水平
ガス道26の入口付近は温度変化が大きく苛酷な条件に
曝されるので、図3に示すように経年変化や長時間の使
用でレンガの亀裂,目地切れ27が発生する。従って定
期的にこれを点検し、部分補修を行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来このような亀裂,
目地切れの補修には、目視により欠陥部を確認し、補修
はモルタル吹付け,ドライシール等で行われていた。し
かしこれらの補修方法では、補修部位によっては作業が
困難をきわめ、また補修効果も不十分であるという欠点
があった。
【0006】また補修材料についても、モルタル吹付け
については接着性,浸透性の不足が大きく、ドライシー
ルは浸透性はあるが損傷が大きくなった部位では効果が
ないという欠点があった。
【0007】本発明は上記問題点を解消し、補修作業も
容易であり、補修効果も充分な水平ガス道の補修方法を
提供する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、コークス炉の
補修を行う水平ガス道の内部所定位置に、水平ガス道の
内径よりも若干小さい外径を有し、かつ管長方向に一定
間隔でモルタル注入孔を穿孔したシリカチューブを挿入
し、該チューブの先端部と基端部の水平ガス道との隙間
は耐熱材で密封し、しかる後モルタル圧入機から延長し
たホースをチューブ先端部のモルタル注入孔に装着して
モルタルを圧入し、モルタルが次の注入孔に達すれば前
記ホースを次の注入孔に装着して引続きモルタルを圧入
し、この圧入を順次繰返して水平ガス道とシリカチュー
ブ間にモルタルを充填することを特徴とするコークス炉
水平ガス道の補修方法である。
【0009】
【作用】本発明は、水平ガス道の損傷部位を先ずシリカ
チューブで、さらにその間にモルタルを圧入することに
より、注入したモルタルはその圧力により損傷部位の亀
裂,目地切れの奥深くまで浸透密着して完全にこれを封
鎖し、さらにその上はモルタルとシリカチューブで包被
されているので、気密性はさらに完全になるとともに、
熱的,機械的外力に対しても損傷部位は充分に保護され
る。
【0010】挿入するシリカチューブの内径は、水平ガ
ス道に装着されるガス供給羽口管内径と同径か、または
若干大き目であれば、ガス流量に支障はない。
【0011】
【実施例】以下本発明の補修方法の一例を図面に基づい
て説明する。
【0012】図1(a)は補修方法を説明するガス供給
羽口付近の側断面図,図1(b)は水平ガス道に挿入す
るシリカチューブの断面図である。
【0013】先ずコークス炉の補修を行う水平ガス道1
内部の所定位置にシリカチューブ2を挿入する。シリカ
チューブ2は水平ガス道1の内径よりも若干小さい外径
を有し、かつ管長方向に一定間隔でモルタル注入孔3
a,3b…を穿孔しておく。シリカチューブ2先端部の
水平ガス道1との隙間は耐熱材,例えばセラミックファ
イバー4で密封し、また入口側の基端部は粘土モルタル
5で密封する。
【0014】次にモルタル圧入機6から延長したホース
7の先端を、先ずチューブ2先端側のモルタル注入孔3
aに装着し、水平ガス道1とシリカチューブ2との隙間
8にモルタルを圧入する。
【0015】注入孔3aから圧入したモルタルが次の注
入孔3bから吐出するのをみてモルタルの充填を確認す
れば、前記ホース7を次の注入孔3bに装着して再びモ
ルタルを圧入する。
【0016】引き続き注入孔3c…よりモルタル圧入
し、この圧入を順次繰返して水平ガス道1とシリカチュ
ーブ2との間にモルタルを充填する。
【0017】以上のようにしてモルタルを圧入すれば、
その圧力によりモルタルは水平ガス道1の損傷部位の亀
裂,目地切れ9の奥深くまで浸透し、これを密着して完
全にこれを封鎖する。
【0018】さらにその上は充填したモルタルとシリカ
チューブ2で包被されているので、損傷部位の気密性は
さらに完全になるとともに、熱的,機械的外力に対して
も損傷部位を保護する。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、補
修を行う水平ガス道内にシリカチューブを挿入し、この
隙間にモルタルを圧入するという補修方法であり、施工
も容易であり、また圧入したモルタルは損傷部位の亀
裂,目地切れの奥深くまで浸透し、これを密着して完全
に損傷部位を封鎖する。
【0020】さらに損傷部位はモルタルとシリカチュー
ブで包被されているので、気密性はさらに完全になると
ともに、熱的,機械的外力に対しても損傷部位は強固に
保護され、損傷部位の耐用寿命を高め得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の補修方法の一例を示し、図1(a)は
補修方法を説明するガス供給羽口付近の側断面図,図1
(b)は挿入するシリカチューブの断面図である。
【図2】コークス炉の構造を示し、図2(a)は全体の
概略構造を示す斜視図、図2(b)はガス供給羽口付近
の断面図である。
【図3】水平ガス道レンガの亀裂,目地切れを示す断面
図である。
【符号の説明】
1 水平ガス道 2 シリカチューブ 3a,3b… モルタル注入孔 4 セラミックファイバー 5 粘土モルタル 6 モルタル圧入機 7 ホース 8 隙間 9 亀裂,目地切れ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コークス炉の補修を行う水平ガス道の内
    部所定位置に、水平ガス道の内径よりも若干小さい外径
    を有し、かつ管長方向に一定間隔でモルタル注入孔を穿
    孔したシリカチューブを挿入し、該チューブの先端部と
    基端部の水平ガス道との隙間は耐熱材で密封し、しかる
    後モルタル圧入機から延長したホースをチューブ先端部
    のモルタル注入孔に装着してモルタルを圧入し、モルタ
    ルが次の注入孔に達すれば前記ホースを次の注入孔に装
    着して引続きモルタルを圧入し、この圧入を順次繰返し
    て水平ガス道とシリカチューブ間にモルタルを充填する
    ことを特徴とするコークス炉水平ガス道の補修方法。
JP21657892A 1992-07-23 1992-07-23 コークス炉水平ガス道の補修方法 Pending JPH0641543A (ja)

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JP21657892A JPH0641543A (ja) 1992-07-23 1992-07-23 コークス炉水平ガス道の補修方法

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JPH0641543A true JPH0641543A (ja) 1994-02-15

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ID=16690617

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JP21657892A Pending JPH0641543A (ja) 1992-07-23 1992-07-23 コークス炉水平ガス道の補修方法

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JP (1) JPH0641543A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104531175A (zh) * 2014-12-25 2015-04-22 山东钢铁股份有限公司 焦炉烘炉水平道砖缝密封装置及方法

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