JPH0641406B2 - 薬剤の送り出し装置 - Google Patents

薬剤の送り出し装置

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JPH0641406B2
JPH0641406B2 JP60019818A JP1981885A JPH0641406B2 JP H0641406 B2 JPH0641406 B2 JP H0641406B2 JP 60019818 A JP60019818 A JP 60019818A JP 1981885 A JP1981885 A JP 1981885A JP H0641406 B2 JPH0641406 B2 JP H0641406B2
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ruminant
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lumen
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コーテセ リチヤード
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明は新規な且つ有用な送り出し装置に関する。さら
に詳細に述べれば、本発明は、少なくとも一部を取り囲
む半透性の器壁、貯槽、すなわち熱に感応する有効薬剤
配合物を収容する中空の本体部材、膨張性の駆動部材、
および高比重部材から成る送り出し装置に関する。送り
出し装置を構成する部材は、反芻動物の使用環境へ長時
間に亘つて調節された速度で有効な薬剤を送り出すため
に一致して働く。本発明はまた送り出し装置の製造に使
用される複合積層構造と、並びに寄生虫の侵入に対処す
る方法に関する。
発明の背景 牛、羊、きりん、鹿、山羊、バイソンおよびらくだを含
む反芻動物は、医薬と栄養物の定期的投与に必要とする
重要な一群の動物を含んでいる。医薬と栄養物は種々の
病気の治療と軽減のため、およびより良い健康のために
投与される。反芻動物は複雑な3または4の区画のある
胃を有する。こぶ胃、すなわち最大の胃の区画は、医薬
と栄養物を受け入れてから、しわ胃と腸を含めて他の区
画の中へ通す重要な場所として役立つ。
現在、反芻動物は医薬と栄養物の投与を頻繁な時間間隔
で繰返すことによつて治療されている。この治療形式は
不便且つ不経済であり、良好な信頼し得る療法に適しな
い。その上、医薬と栄養物は反芻動物に大型丸剤の形で
口から投与されている。しかし、この治療形式も、繰返
し投薬する方法と同様に、また満足すべき療法ではな
い。すなわち、反芻動物は飲み込んだものを吹き戻し、
その食い戻しを噛み、そして従来の大型丸剤を投薬後速
やかにつばと共に吐き出す。
従つて、上記の見地から、反芻動物の治療に使用するた
め1回の投薬の後効果的に医薬と栄養物を長期間に亘つ
て投与する治療用送り出し装置が緊急に必要である。ま
たこぶ胃中に医薬と栄養物を調節された速度で長期に亘
つて放出する治療用送り出し装置であり、その装置が反
芻動物によつて容易に飲み込まれてから、吐き戻しまた
はその他の方法でこぶ胃から除去されることなしに長期
間こぶ胃の中に留まるような、そういう治療用送り出し
装置が緊急に必要である。
発明の目的 従つて、本発明の主要な目的は、従来の技術に対して知
られている緊急の必要を満す、反芻動物の治療に使用す
るための新規な且つ有用な治療用送り出し装置を提供す
ることである。
本発明の他の1つの目的は、医療と栄養物を長期間に亘
り調節された速度で送り出す、反芻動物に使用するため
の治療用送り出し装置を提供することである。
本発明の他の1つの目的は、長期間に亘り反芻動物のこ
ぶ胃の中に留まることのできる治療用送り出し装置を提
供することである。
本発明の他の1つの目的は、流体環境内にあつて自給自
足の、自動スタートでき且つ動力も自給でき、容易に製
造され、そして温血動物に有効な薬剤を投与するために
使える投薬装置の形に製作された治療用送り出し装置を
提供することである。
本発明のさらに他の1つの目的は、装置を低コストで製
造することを容易にして、それにより特に家畜の治療の
ために装置の有用性を増すカプセル内部配置から成る薬
剤送り出し装置を提供することである。
本発明のさらに他の1つの目的は、感熱性組成物、膨張
性部材および比重増加材を並列配置に含有するカプセル
内腔、カプセルを取り囲む外側の半透壁、および動物に
有効な薬剤を投与するための投薬通路から成る薬剤送り
出し装置を提供することである。
本発明のさらに他の1つの目的は、内腔の少なくとも一
部を取り囲む半透壁から成る薬剤送り出し装置であつ
て、その送り出し装置が有効な薬剤を含有する感熱性組
成物を、その組成物の融解して半固体などの流動体にな
る物理化学的作用と共に、膨張性部材が膨潤してその区
画に初めに占有していた区域における占有空間を増大さ
せることによつてその装置から移動させられることによ
つて、送り出す薬剤送り出し装置を提供することであ
る。
本発明の他の1つの目的は、薬剤送り出し装置をこぶ胃
の内に長期間に亘り保持するための高比重部材を含み、
その際送り出し装置が長期間の完全な薬剤服用量規制で
ある組成物を投与し、送り出し装置の使用が規制の初期
にのみ介入を必要とするような薬剤送り出し装置を提供
することである。
本発明のさらに他の1つの目的は、こぶ胃の使用環境か
ら投与される組成物中へ吸収される熱エネルギーの存在
でこぶ胃内で融解し、無害であり、それによつて哺乳動
物の組織の刺激と哺乳動物の蛋白組織との相互作用を実
質的に避ける。感熱性、親油性の薬剤学上許容できる担
体に含まれた有効な薬剤を送り出すことのできる薬剤送
り出し装置を提供することである。
本発明のさらに他の1つの目的は、少なくとも2種の成
分と少なくとも1種の薬剤とから形成される共融組成物
を含有する薬剤送り出し装置を提供することであり、そ
の共融組成物は温血動物の体温とおおよそ同じ融点を有
するもので、その温度において送り出し装置から与えら
れる。
本発明のさらに他の1つの目的は、不溶性乃至可溶性の
薬剤を含む感熱性の親水性または疎水性の組成物を収容
する、内部に配置されたカプセルから成る送り出し装置
を提供することであり、その感熱性組成物は反芻動物の
胃腸管内に存在するエネルギー入力に感応してその形を
変えて、送り出し装置からの送り出し作用によつて投薬
できるようになる。
本発明のさらに1つの他の目的は、反芻動物に薬剤を投
与するための1種の薬剤送り出し装置を提供することで
あり、その送り出し装置が熱可塑性組成物、膨張性成分
および高比重部材を含む内部カプセル本体から成り、前
記組成物は水性環境に不溶性の有効薬剤を含み且つ反芻
動物に投与可能な非水調剤用担体中に担持して送り出し
装置内に収容され得るものである。
本発明のその他の目的、特徴および利点は以下の明細書
の詳細な説明並びに図面および添付の特許請求の範囲か
ら、調剤技術関係の当業者には一層明らかになるであろ
う。
図面の詳細な説明 さて、図面に基いて本発明を詳細に説明する。
図に寸法通りに画かれていないが、本発明の種種の態様
を例示するために提供されるものである。
図面および明細書において、関係する図中の類似の部分
は同じ部分として認められる。明細書および図面の説明
並びにその態様において既に現われた用語は本開示の他
の所でさらに詳細に説明される。
さて図面を詳細に説明すると、これらの図面は有効な薬
剤を投与するための新しい且つ有用な治療用送り出し装
置の例であり、そしてこれらの例は限定するものと解さ
れてはならない。デイスペンサー(薬剤分与器)の1例
が第1図に描かれ、数字10によつて示されている。第
1図において、送り出し装置10は、第1図に見られな
い内腔を取り囲み且つ境界を定めている器壁12によつ
て形成される本体11から成る。治療用装置10は部分
的な穴として示される通路13を含み、これは装置10
から有効な薬剤を送り出すためのものである。
第2図は第1図の治療用装置10の断面図である。第2
図の治療用装置10は本体11、器壁12および通路1
3から成る。器壁12は内部カプセル壁14および内部
区画または内腔15を取り囲む。器壁12は本発明の好
ましい態様においては、外部の流体の通過に対し実質的
に透過性であり且つ有効な薬剤および装置10内に含ま
れるその他の成分の通過に対し実質的に不透過性である
半透壁を形成する組成物から形成されている。他の1つ
の態様において、半透壁12はカプセルの一部を囲み、
器壁の他の部分は別の組成から成ることがあり得る。器
壁12は無毒性であり且つその物理的および化学的に完
全な状態を維持する、すなわち投薬期間中に浸食される
ことがない。装置10は、好ましい態様において、内部
カプセル壁14を含み、この壁はその最終製品において
は一単位のカプセル本体部材として作られる。すなわ
ち、カプセル壁14は容易に部分に分割されない。さら
に第2図においてはカプセル壁14は内腔15を取り囲
む。内腔15は、有効な薬剤17(点で示される)を含
む熱に感応する感熱性の組成物16を収容している。内
腔15はさらに膨張性駆動部材18(以下、膨張性駆動部
材18、膨張性部材18、駆動部材18、膨張性の親水性層1
8、層18、膨張性の層18、膨張性層18、膨張層18、部材1
8及び膨張部材18はいずれも同義であるものとする)を
収容しており、この部材は感熱組成物16の接触表面1
9と層状に接触している。
感熱組成物16(以下感熱組成物、感熱性組成物、感熱性
層及び感熱層はいずれも同義であるものとする)および
膨張性部材18は共にカプセル壁14および内腔15の
内側の形に相当する形を有する。内腔15はまた、感熱
組成物16と接触する高比重部材20または比重増加材
を収容しており、この高比重部材20は内腔15中で膨
張性部材18から遠くに配置されている。通路13は装
置10から有効な薬剤17を送り出すために高比重部材
20を通つて伸びている。通路13は内腔15と装置1
0の外部との間を完全に連絡させるため外側の半透壁1
2と内側のカプセル壁14を通して伸びている。高比重
部材20は動物のこぶ胃の内に装置10を長期間保持す
るために送り出し装置10の重要な構成要素である。
第3図は本発明によつて提供される他の1つの製品を描
いている。第3図は第1図の投薬装置10の断面図であ
り、本体11、厚さの均一な外壁12、内壁14、内部
区画15、および通路13から成る。装置10はさらに
有効な薬剤17を含有する感熱性組成物16を含む。感
熱性組成物16はこの製品中では通路に直ちに隣接して
いる。区画15はまた感熱性組成物16と層配置に膨張
性駆動部材18を収容している。駆動部材18もまた高
比重部材20と層配置で隣接した位置にある。第3図中
で高比重部材20は通路13から遠い位置にある。
こぶ胃に保持される送り出し装置10は反芻動物への投
薬用装置10として種々の大きさと形に作ることができ
る。本発明の好ましい形の1つは筒形またはカプセル形
である。例えば羊に用いるためには、カプセル形をと
り、直径約0.5〜1インチ(1.3〜2.5cm)と長さ約0.5〜
2.5インチ(1.3〜6.6cm)のものであり得る。牛に使用
するためには、装置10は直径約0.5〜1.5インチ((1.
3〜3.8cm)と長さ約1〜3.5インチ(2.5〜8.9cm)を有
する。
第1,2および3図の治療用送り出し装置10が働いて
いる時には、熱力学および動力学的作用が総合的に結合
されることによって流体の使用環境へ有効な薬剤を送り
出す。すなわち、作用中、感熱組成物16はこぶ胃の温
度に感応してエネルギーを吸収し、融解して流体または
半ペースト状の送り出し可能な組成物を形成し、通路1
3を通つて薬剤17を送り出す。組成物16が融解する
と、同時外部の液が外側の半透壁12を通して膨張性の
親水性層18によつて浸透平衡への傾向で吸い込まれ
て、第4図および第5図に見られるように、連続的に層
18を膨張させ且つ膨潤させる。好ましい態様において
層18は、感熱組成物16と膨張性の層18の接触面2
1において互いに混合しない境界を完全に維持しながら
膨張する。層18の膨張と膨潤は層18の体積を増大さ
せ、同時に第4図および5図に見られるように、区画1
5中で層18が膨張して、それにより組成物16を通路
13を通して追い立てる。さらに作用中、液が装置内に
吸い込まれるに従い、内部壁14が壁厚の薄い、37℃
の体温で溶解する水溶性ゼラチンのカプセルの形になつ
ている態様においては、カプセルは軟化してから装置1
0に半透壁12を残して溶解する。溶解したゼラチンは
組成物16と混合し、またある場合には器壁12の内側
の表面を潤滑する。高比重部材20は送り出し装置10
をこぶ胃の内に保持して、それにより送り出し装置が長
期間(通常約1日〜約6か月、またはそれより長く)に
亘り調節された速度で有効な薬剤17を送り出すことを
可能にする。
第6図は送り出し装置10の断面図であり、装置10を
形成する部材のさらに異なる内部積層配置を描いてい
る。第6図において、装置10は通路13にすぐに隣接
する感熱性層16、通路13から遠く、また感熱性層1
6からも遠く配置された膨張性層18、および感熱性層
16と膨張性層18の間に配置された高比重層20から
成る。
第7図は送り出し装置10の断面図であり、既に認めら
れた内部構造を含んでいる。第7図において、送り出し
装置10は、厚さの変化する外側の半透壁12を備えて
いる。例示された態様においては、器壁12は通路13
に近い送り出し装置10の頂部から送り出し装置の底部
まで厚さが増加する。厚さの変る半透壁12を送り出し
装置10に備えることによつて、本発明は薬剤投与のプ
ログラムとパターンの多様性を与える。第7図の送り出
し装置10は第8図に描かれているように、作用し、そ
の際第8図の内壁14は部材16と18の上下方向の膨
張に伴つて器壁12の内側表面を潤滑する。
第9図は第2図の送り出し装置のために描かれた内部配
置に相当する積層構造の断面図である。第9図におい
て、3層の積層22は高比重層20、感熱層16および
膨張層18から成る。高比重層20は通路13を有し、
それを層16と連絡している。層16は有効な薬剤17
を含有している。
第10図は、第3図の装置10を製造するために使用さ
れた積層配置を描く三層板の断面図である。第10図に
おいて三層板22は、有効な薬剤17を含有する感熱層
16、それが積重ねられた膨張層18、およびさらに膨
張層18が積重ねられた高比重層20から成る。
第11図は積層板22の断面を描いている。積層板22
は、薬剤17を含有する感熱層16と膨張層18の間に
且つ接触して配置された高比重層20から成る第6図の
構造を例示するものである。
第1図から第8図までは、本発明によつて作ることので
きる種々の送り出し装置を例示しているが、これらの装
置は本発明を限定すると解さるべきではない。デスペン
サーは生物の使用環境へ有効な薬剤を送り出すためにそ
の他の形、大きさおよび形式をとることができるからで
ある。本送り出し装置は獣医診療所、農場、動物園、研
究所、放牧地、飼育用地およびその他の使用環境におい
て使用することができる。
発明の詳細な説明 本発明の実施によつて、送り出し装置10の内壁14を
カプセル部材として作れることが判つた。カプセル部材
は一般に筒形であり、一端に口があり、それから隔たつ
た端において閉じられて半球形またはドーム形の末端に
なつている。カプセル部材は、内部区画を取り囲み且つ
境界を定める器壁を有し、カプセルの外側と連絡をつけ
るためとカプセルに充填するための穴を備えた中空の胴
体として役立つ。ある態様においてカプセルは、心棒
(例えばステンレス鋼の心棒)をカプセル壁を形成する
物質の溶液を含む浴の中に浸漬して、心棒をその物質で
被覆することによつて製造される。次に、心棒を引き出
し、冷却し、空気流中で乾燥する。カプセルを心棒から
剥ぎとつてから、余分を切り捨てて内腔のあるカプセル
に仕上げる。
カプセルを作るために使用される材料は市販されている
材料で、その例に含まれるのはゼラチンで、15〜30
ミリポイズの粘度と150gまでのブルーム強度を有す
るゼラチン;ブルーム価が160〜250のゼラチン;
ゼラチン、グリセリン、水および二酸化チタンから成る
組成物;ゼラチン、エリスロシン、酸化鉄および二酸化
チタンから成る組成物;ゼラチン、グリセリン、ソルビ
トール、ソルビン酸カリウムおよび二酸化チタンから成
る組成物;ゼラチン、アラビアゴム、グリセリンおよび
水から成る組成物;水を通過させ且つカプセルに加工で
きる水溶性の重合体などが例に挙げられる。
半透壁12を形成するための代表的な材料に含まれるの
は半透性のホモポリマー、半透性のコポリマーなどであ
る。ある態様において典型的材料の例に含まれるのはセ
ルロースエステル類で、セルロースモノエステル、セル
ロースジエステル、セルローストリエステル、セルロー
スエーテル、セルロースエステルエーテル、それらの混
合物などである。これらのセルロース重合体はその無水
グルコース単位上に0以上3までの置換度(D.S.)を有
する。置換度とは無水グルコース単位に元から存在する
水酸基で、置換基によつて取り替えられているが、また
は他の基に変換されているものの平均数を意味する。無
水グルコース単位は部分的または完全に、例えばアシ
ル、アルカノイル、アロイル、アルキル、アルケニル、
アルコキシ、ハロゲン、カルボアルキル、アルキルカル
バメート、アルキルカルボネート、アルキルスルホネー
ト、アルキルスルフアメートなどの基、および同様な半
透性重合体を形成する基によつて置換され得る。
半透性材料に典型的な例に含まれるのは、セルロースア
シレート、セルロースジアシレート、セルローストリア
シレート、(例えば、セルロースアセテート、セルロー
スジアセテート、セルローストリアセテート、モノー、
ジ−およびトリーセルロースアルカニレート、モノー、
ジ−およびトリーアルケニレート、モノー、ジーおよび
トリーアロイレートなど)から成る群より選択される一
員である。代表例の重合体に含まれるのは、1.8〜2.3の
D.S.と32〜39.9%のアセチル含量のセルロースジアセ
テート;1〜2のD.S.と21〜35%のアセチル含量のセ
ルロースアセテート;2〜3のD.S.と34〜44.8%のア
セチル含量のセルローストリアセテートなどである。さ
らにより特定のセルロース重合体の例に含まれるのは、
1.8のD.S.と38.5%のプロピオニル含量のセルロースプ
ロピオネート;1.5〜7%のアセチル含量と39〜42
%のプロピオニル含量のセルロースアセテートプロピオ
ネート;2.5〜3%のアセチル含量、39.2〜45%の平
均プロピオニル含量および2.8〜5.4%のヒドロキシル含
量のセルロースアセテートプロピオネート;1.8のD.
S.、13〜15%のアセチル含量および34〜39%の
ブチリル含量のセルロースアセテートブチレート;2〜
29.5%のアセチル含量、17〜53%のブチリル含量お
よび0.5〜4.7%のヒドロキシル含量のセルロースアセテ
ートブチレート;2.9〜3のD.S′.を有するセルロース
アシレート、例えばセルローストリバレレート、セルロ
ーストリラウレート、セルローストリパルミテート、セ
ルローストリオクタノエート、およびセルローストリプ
ロピオネート;2.2〜2.6のD.S.を有するセルロースジエ
ステル、例えばセルロースジサクシネート、セルロース
ジパルミテート、セルロースジオクタノエート、セルロ
ースジカプリレート;セルロースプロピオネートモルホ
ルノブチレート;セルロースアセテートブチレート;セ
ルロースアセテートフタレート;およびその他同様のも
の;混合セルロースエステル、例えばセルロースアセテ
ートバレレート、セルロースアセテートサクシネート、
セルロースプロピオネートサクシネート、セルロースア
セテートオクタノエート、セルロースバレレートパルミ
テート、セルロースアセテートヘプタノエートなど。半
透性重合体は米国特許第4,077,407号において
公知であり、それらはエンサイクロペデイア オブ ポ
リマー サイエンス アンド テクノロジー(Encyclop
edia of Polymer Science and Technology)第3巻、第
325〜354頁、1964年、(インターサイエンス
パブリツシヤーズ インコーポレーテツド,ニユーヨ
ーク(Interscience Publisher,Inc.,New York)発行)
に記載の方法によつて製造することができる。
さらに加えて挙げられる半透性重合体の例は、セルロー
スセトアルデヒドジメチルセルロースアセテート;セル
ロースアセテートエチルカルバメート;セルロースアセ
テートメチルカルバメート;セルロースジメチルアミノ
アセテート;セルロースアセテートとヒドロキシプロピ
ルメチルセルロースから成るセルロース組成物;セルロ
ースアセテートとセルロースアセテートブチレートから
成る組成物;セルロースアセテートブチレートとヒドロ
キシプロピルメチルセルロースから成るセルロース組成
物;半透性ポリアミド;半透性ポリウレタン;半透性ポ
リスルフアン;半透性スルホン化ポリスチレン;米国特
許第3,173,876号、同第3,276,586
号、同第3,541,005号、同第3,541,00
6号、および同第3,546,142号に開示されたよ
うなポリアニオンとポリカチオンの共沈澱によつて形成
された架橋化された選択的半透性重合体;選択的半透性
シリコンゴム;米国特許第3,133,132号にロエ
ブとスリラジヤン(Loeb and Sourirajan)によつて開
示されたような半透性重合体;半透性ポリスチレン誘導
体、半透性ポリ(ナトリウムスチレンスルホネート);
半透性ポリ(ビニルベンジルトリメチル)アンモニウム
クロリド;半透性器壁を境にして静水圧または浸透圧の
差の気圧当りとして表現された流体透過率の10-1〜1
-7(cc.mil/cm2hr・atm)を示す半透性重合体。それら
の重合体は、米国特許第3,845,770号、同第
3,916,899号および同第4,160,020号、並びに
ジエイ.アール.(J.R.)スコツト、ダブリユー.ジエ
イ.(W.J.)ロツフ著ハンドブツク オブ コモン ポ
リマーズ(Handbook of Common Polymers)1971
(スコツト.ジエイ.アール.及びロフ,ダブリユー.
ジエイ.,シーアールシー プレス,クリーブランド,
オハイオ(Scott.J.R.and Roff,W.J.;CRC Press,Cleve
land,Ohio)発行)において当業者に公知である。
半透壁12はまた流量調節剤を含むことができる。流量
調節剤は、半透壁を通過する流束の流体透過率を調節す
る助けになる半透壁を形成する組成物に加えられる化合
物である。流量調節剤は流量増加剤または流量減少剤で
あり得る。液の流量を増すかまたは減ずるかによつて予
め流量調節剤を選択することができる。例えば水のよう
な流体の透過率を著しく増加させる調節剤はしばしば本
質的に親水性であるが、水のような流体に対して著しい
減少を生じるものは本質的に疎水性である。壁中に組み
込まれる調節剤の量は0.01%〜20%(重量)またはそ
れ以上である。流量を増加させる一態様における流量調
節剤の例には多価アルコール、ポリアルキレングリコー
ル、ポリアルキレンジオール、アルキレングリコールの
ポリエステルなどが含まれる。典型的流量増加剤に含ま
れるのはポリエチレングリコール300,400,60
0,1500,4000,6000など;低分子量のグ
リコール、例えばポリプロピレングリコール、ポリブチ
レングリコールおよびポリアミレングリコール;ポリア
ルキレンジオール、例えばポリ(1,3−プロパンジオー
ル)、ポリ(1,4−ブタンジオール)、ポリ(1,6−ヘキ
サンジオール)など;脂肪族ジオール、例えば1,3−ブ
チレングリコール、1,4−ペンタメチレングリコール、
1,4−ヘキサメチレングリコールなど;アルキレントリ
オール、例えばグリセリン、1,2,3−ブタントリオー
ル、1,2,4−ヘキサントリオール、1,3,6−ヘキサントリ
オールなど;エステル、例えばエチレングリコールジプ
ロピオネート、エチレングリコールブチレート、ブチレ
ングリコールジプロピオネート、グリセロールアセテー
トエステルなど、である。代表的流量減少剤に含まれる
のは、アルキル、アルコキシ、またはアルキルとアルコ
キシ基の両方によつて置換されたフタレート、例えばジ
エチルフタレート、ジメトキシエチルフタレート、ジメ
チルフタレート、および〔ジ(2−エチル−ヘキシル)
フタレート〕;アリールフタレート、例えばジフエニル
フタレート、およびブチルベンジンフタレート;不溶性
の塩、例えば硫酸カルシウム、硫酸バリウム、リン酸カ
ルシウムなど;不溶性酸化物、例えば酸化チタン;粉
状、粒状および同様の形状の重合体、例えばポリスチレ
ン、ポリメチルメタクリレート、ポリカーボネート、お
よびポリスルホン;エステル、例えば長鎖アルキル基に
よってエステル化されたクエン酸エステル;不活性且つ
本質的に水を透過しない充填材;セルロース基材の壁形
成材料と相容性の樹脂などである。
半透壁に柔軟性および伸長性を与えるため、また半透壁
を非脆性となし且つ引裂強さを与えるために、半透壁の
形成に使用できる他の材料に含まれるものは、フタレー
ト可塑剤、例えばジベンジルフタレート、ジヘキシルフ
タレート、ブチルオクチルフタレート、6〜11炭素の
直鎖フタレート、ジイソノニルフタレート、ジイソデシ
ルフタレートなどである。前記可塑剤は非フタレート、
例えばトリアセチン、ジオクチルアゼレート、エポシ化
タレート、トリイソオクチルトリメリテート、トリイソ
ノニルトリメリテート、スクロースアセテートイソブチ
レート、エポキシ化大豆油などを含む。壁中に組み込ま
れる可塑剤の量は0.01%〜20%(重量)またはそれ以
上である。
膨張層18はカプセル壁14と区画15の内側の形に相
当する形を有し、ヒドロゲル組成物から作られる。その
ヒドロゲル組成物は架橋化されてないかまたは選択的に
架橋化されており、また浸透性、例えば半透壁12を通
して外部の流体を吸い込む能力を有し、そして送り出し
装置10の外側の流体に対し半透壁12を横切る浸透圧
勾配を示す。膨潤性、膨張性の内層および栓を形成する
ために使用される材料は純重合体材料であり、水または
生物の流体と相互に作用する浸透剤と混合された重合体
材料は流体を吸収し、膨潤または膨張して平衡状態に達
する。その重合体は吸収した流体のかなりの部分を重合
体の分子構造中に保持する能力を示す。好ましい態様に
おける重合体は、非常に高度の膨潤または膨張をなすこ
とができるゲル重合体で、通常2〜50倍の体積増加を
示す。膨潤性、親水性の重合体はまたオスモポリマーと
しても知られているが、架橋化されないものまたは軽く
架橋化されたものであり得る。流体の存在で膨潤する能
力を有する重合体では架橋は共有結合またはイオン結合
であつてもよく、架橋化されると重合体は流体に不溶に
なるであろう。その重合体は植物、動物または合成から
産出されたものであり得る。本発明の目的に有用な重合
体材料に含まれるのは、分子量が5,000〜5,00
0,000のポリ(ヒドロキシアルキルメタクリレー
ト);分子量が10,000〜360,000のポリ
(ビニルピロリドン);アニオン性およびカチオン性の
ヒドロゲル;高分子電解質錯体;低アセテート残基を有
するポリ(ビニルアルコール);寒天とカルボキシメチ
ルセルロースの膨潤性混合物;僅かに架橋化された寒天
と混合されたメチルセルロースから成る膨潤性組成物;
無水マレイン酸とスチレン、エチレン、プロピレン、ま
たはイソブチレンとの共重合体を微細に分割した分散体
によつて製造された水により膨潤する共重合体;N−ビ
ニルラクタムの水により膨潤する重合体などである。
親水性、膨張性の駆動部材を形成するため有用な、その
他のゲル化性の流体を吸い込み且つ保持する重合体に含
まれるものは、分子量が30,000〜300,000の範囲
のペクチン;多糖類、例えば寒天、アラビアゴム、カラ
ヤゴム、トラガカントゴム、アルギンおよびグアー;カ
ルボポル(Carbopol)酸性カルボキシ重合体およびそ
の塩誘導体;ポリアクリルアミド;水により膨潤するイ
ンデン無水マレイン酸重合体;分子量が80,000〜
200,000のグツドライト(Goodrite)ポリアク
リル酸;分子量が100,000〜5,000,000
のポリオクス(Polyox)ポリエチレンオキシド重合
体;澱粉グラフト共重合体;原重量の約400倍の水吸
収力のあるアクアキープ(Aqua-keep)アクリレート
重合体;ポリグルカンのジエステル;架橋化ポリビニル
アルコールとポリ(N−ビニル−2−ピロリドン)の混
合物;プロラミンとして利用できるゼイン;分子量が
4,000〜100,000のポリ(エチレングリコー
ル)などである。好ましい一態様において、膨張性部材
は熱成形可能な重合体および重合体組成物から形成され
る。親水性を有する代表的な重合体は米国特許第3,865,
108号、同第4,002,173号、同第4,207,
893号、同第4,327,725号およびスコツトと
ロツフのハンドブツク オブ コモン ポリマーズ(Ha
ndbook of Common Polymers)(スコツト及びロフ,ク
リーブランド ラバー カンパニー,クリーブランド,
オハイオ(Scott and Roff;Cleveland Rubber Compan
y,Cleveland Ohio)発行)において公知である。
膨潤性重合体と均一または不均一に混合されて駆動部材
を形成することのできる浸透効果のある化合物は、膨潤
性重合体に吸い込まれる流体に可溶であり、外側の流体
に対して半通壁を横切る浸透圧勾配を示す、浸透効果の
ある溶質である。浸透効果のある化合物はまた浸透剤と
して知られている。本発明の目的に有用な浸透効果のあ
る浸透剤に含まれるのは硫酸マグネシウム、塩化マグネ
シウム、塩化ナトリウム、塩化リチウム、硫酸カリウ
ム、硫酸ナトリウム、マンニトール、尿素、ソルビトー
ル、イノシトール、サクロース、グルコースなどであ
る。本発明に適する浸透剤の浸透圧は気圧単位(ATM)
でゼロATMより大で、一般に8ATMから500ATMまで、
またはそれ以上になるであろう。
膨潤性、膨張性重合体はデイスペンサー10から有効な
薬剤を送り出すために駆動力源を提供することに加え
て、さらに浸透効果のある溶質に対する支持母体として
の機能をつとめる。浸透溶質は重合体と均一または不均
一の混合されて望みの膨張部材18を生成することがで
きる。本発明の好ましい態様における組成物は少なくと
も1種の重合体と少なくとも1種の浸透溶質とから成
る。一般に、組成物は20%〜90%(重量)の重合体
と80%〜10%(重量)の浸透溶質から成り、本発明
の好ましい組成物は35%〜75%(重量)の重合体と
65%〜25%(重量)の浸透溶質から成る。
感熱性組成物16はその中に均一または不均一に分散ま
たは溶解された薬剤17を含有しており、本発明の好ま
しい態様においては感熱性の親水性または疎水性材料か
ら形成される。その材料は21℃およびその前後2〜3
℃の範囲の室温において固体の性質を示し、且つまた好
ましい態様においては37℃およびその前後2〜3℃の
範囲の哺乳類に体温に近い融点を示すものである。本発
明は「融点」、「軟化点」、「流動点」、または「液化
する」という語句を使用することにより、夫々感熱性組
成物が融解する温度、熱により融解もしくは液化して送
り出し装置の器壁の通路から分配可能な形態に変化する
温度、または熱により固体から非固体に変化し、丸い断
面の通路を通して薬剤配合物が装置から押し出されて歯
みがき状のリボン状形態を呈する温度、溶解して投薬用
担体を形成し、デイスペンサー10から投与する薬剤1
7のために使用できる温度を示す。
本発明の目的に使用される「感熱性」という用語は、熱
に感応して軟化または投与可能になり、また冷却すると
再び固くなることのできる可塑性組成物を含む。その用
語はまたエネルギーの応用に反応して傾斜式に変化し得
る向熱性組成物も含む。これらはエネルギーの応用また
は撤去に対する反応において感熱性である。好ましい態
様において本発明の目的に使用される「感熱性」という
用語は、組成物薬剤担体が31℃までの温度では固体ま
たは固体類似の性質を示し、そして31℃から上の温
度、すなわち通常31℃〜45℃の範囲の温度で熱によ
り流体、半固体または粘稠になるという物理化学的性質
を表わす。感熱性担体は感熱性且つ好ましくは無水であ
り、高温度において融解、溶解、強制溶解、軟化、また
は液化をなす性質を有する。それによつてデイスペンサ
ー10が有効な薬剤17をその内に均一または不均一に
混合された感熱性担体を送り出すことを可能にする。感
熱性担体は親油性、親水性または疎水性であつてよい。
その担体の他の1つの重要な性質は貯蔵中および薬剤を
送り出す間にその内に含まれる薬剤の安定性を維持する
能力である。代表的な感熱性組成物とその融点は次の通
りである。すなわち、ココアバター32−34℃;ココ
アバター(2%密ろう添加)35−37℃;プロピレン
グリコールモノステアレートとジステアレート32−3
5℃;水素添加油、例えば水素添加植物油36−37.5
℃;80%水素添加植物油と20%ソルビタンモノパル
ミテート39−39.5%;80%水素添加油と20%ポリ
ソルベート60、36−37℃;77.5%水素添加植物
油、20%ソルビタントリオレートおよび2.5%密ろう
35−36℃;72.5%水素添加油、20%ソルビタント
リオレート、2.5%密ろうおよび5.0%蒸留水、37−3
8℃;8〜22個の炭素原子を有する酸で、飽和および
不飽和を含めての酸類、例えばパルミチン酸、ステアリ
ン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸およびアラ
キドン酸などのモノー、ジーおよびトリーグリセリド;
32℃以上の融点を有する脂肪酸のグリセリド、例えば
ココナツト油、オリーブ油などから得られる10〜18
個の炭素原子を有する植物油のモノグリセリド、ジグリ
セリドおよびトリグリセリド;部分的に水素添加された
綿実油35−39℃;硬化脂肪アルコールと脂肪33−
36℃;ヘキサジエノールと水和ラノリントリエタノー
ルアミングリセリルモノステアレート38℃;モノー、
ジー、およびトリーグリセリドの共融混合物35−39
℃;ウイテプゾル(Witepsol)#15、飽和植物性脂肪
酸のトリグリセリドとモノグリセリド33.5−35.5℃;水
酸基を含まないウイテプゾルH32 31−33℃;鹸
化価225−240と融点33.5−35.5℃を有するウイテ
プゾルW25;鹸化価220−230と融点37−39℃
を有するウイテプゾルE75;ポリアルキレングリコー
ル、例えばポリエチレングリコール1000、酸化エチ
レンの線状重合体、38−41℃;ポリエチレングリコ
ール1500、融点38−41℃;ポリエチレングリコ
ールモノステアレート39−42.5℃;33%ポリエチレ
ングリコール1500、47%ポリエチレングリコール60
00および20%蒸留水39−41℃;30%ポリエチ
レングリコール1500、40%ポリエチレングリコー
ル400および30%ポリエチレングリコール400、
33−38℃;11〜17個の炭素原子を有する飽和脂
肪酸のモノー、ジー、およびトリ−グリセリド、33−
35℃;1,2−ブチレンオキシドとエチレンオキシドの
ブロツク重合体;プロピレンオキシドとエチレンオキシ
ドのブロツク重合体;ポリオキシアルキレンとプロピレ
ングリコールのブロツク重合体などである。感熱性組成
物は20−32℃の温度において固体の組成物中に有効
な薬剤を貯蔵し、膨張性組成物の界面において混合しな
い境界を維持する手段であり、また32℃以上の温度、
好ましくは32−40℃の範囲において流動性組成物の
状態で薬剤を投与するための手段である。感熱性組成物
は生物の環境に投与されると容易に排泄、代謝、同化な
どを受けて有効な薬剤の効果的使用に役立つ。
送り出し装置10中に使用れる高比重部材20(比重増
加材20とも称する)は反芻動物のこぶ胃網襄中に装置
10を留め置くに十分なだけ比重が大きい。高比重部材
20は装置10を消化管中へ通過させて、そこから排泄
されるよりはむしろ長期間に亘つてこぶ胃中に留まらせ
る。装置10がこぶ胃中に留まっていると、有効な活性
薬剤17は装置10によつて反芻動物に対して調節され
た速度で長時間送り出される。一般に、高比重材20は
約0.8〜8、またはそれ以上の比重を有するが、本発明
の好ましい態様においては2.2,7.6の比重を示す密度を
有する。反芻動物牛と羊については、本発明の好ましい
高比重部材20は、結果として装置の比重が約3になる
よう比重を示す。高比重部材20を形成するために使用
される材料に含まれるのは鉄、アイアンシヨツト、酸化
鉄で被覆されたアイアンシヨツト、アイアンシヨツトの
マグネシウム合金、鋼鉄、ステンレス鋼、酸化銅、酸化
コバルトと鉄粉の混合物などである。送り出し装置10
中の高比重部材は異なる態様をとることができる。例え
ば、第2図に見られる高比重部材20は、比重7.6のス
テンレス鋼を材料として機械加工したかまたは鋳造した
単独の固体片である。その固体部材は装置10の内部の
形に相当する彎曲した形を有する。固体部材は軸に沿つ
て単位部材の全長を通過して伸びる穴を有する。他の1
つの態様においては、高比重部材20を複数の高比重の
小球が構成することもある。この後者の態様において、
小球は第3図の高比重部材20として使用される。
ここで使用される「有効な薬剤」という用語は、薬剤ま
たは薬物、栄養物、ビタミン、食品補足物、およびその
他の反芻動物に有益な薬剤を包含する。有効な薬剤は送
り出し装置に収容される感熱性材料に不溶性でも極く易
溶性でもよい。送り出し装置中の存在する薬剤の量は1
0ng〜40g、またはそれ以上であり得る。送り出しシ
ステムは種種の量の有効な薬剤を収容することができ
る。例えば、75ng,1mg,5mg,100mg,250m
g,750mg,1.5g,2g,5g,10g,15gなど
である。1匹の反芻動物に対して単一の送り出し装置が
投与されることがあるし、あるいは治療プログラムの間
に1つ以上の送り出し装置が1匹の反芻動物に投与され
ることもあり得る。
本発明の送り出し装置を使用して投与することのできる
有効な薬剤の代表例に次の薬剤が含まれる: 駆虫剤、例えばメベンダゾール、レバミソール、アルベ
ンダゾール、カムベンダゾール、フエンベンダゾール、
パルベンダゾール、オクスフエンダゾール、オキシベン
ダゾール、チアベンダゾール、チクロルホン、プラジク
アンテル、モランテルおよびピランテルなど; 抗寄生虫剤、例えばアベルメクチンとイベルメクチン
〔米国特許第4,199,569号および同第4,38
9,397号(両特許共メルク社に譲渡されている)お
よびサイエンス(Science)第221巻、第823〜8
28頁、1983年に開示されている。それらの文献
で、イベルメクチン抗寄生虫薬が動物に一般に起る寄生
虫の侵入(例えば回虫、肺虫など)の抑制を促進するた
めに役立つことが開示され、またイベルメクチンはウ
ジ、シラミ、ヒゼンダニのような昆虫の浸入の管理に役
立つと開示されている。〕; 抗菌剤、例えばクロルテトラサイクリン、オキシテトラ
サイクリン、テトラサイクリン、ストレプトマイシン、
ジヒドロストレプトマイシ、バシトラシン、エリスロマ
イシン、アムピシリン、ペニシリン、セフアロスポリン
など; サルフア剤、例えばスルフアメタジン、スルフアチアゾ
ールなど; 生長促進剤、例えばモネシン(Monesin)ナトリウム
およびエルフアゼパン(Elfazepam); ノミ駆除剤、例えばデハメタゾーンとフルメタゾーン; こぶ胃の発酵調節剤およびイロノホア (ironophores)例えばラサロシド、バージノマイシン
およびロンネル; 無機物および無機塩; 抗鼓脹症剤、例えばオルガノポリシロキサン;ホルモン
生長補助剤、例えばスチルベストロール; ビタミン類; 抗腸炎剤、例えばフラゾリドン; 栄養補助剤、例えばリジンモノヒドロクロリド、メチオ
ニン、炭酸マグネシウム; その他。
半透壁を形成する組成物はカプセルの外側表面に半透壁
を形成する組成物を成形、空気吹付け、浸漬またははけ
塗りによつて薄層に配置して加工することができる。そ
の他の半透壁の加工に使用し得る本発明の好ましい技法
は空気浮遊法およびパンコーテイング法である。空気浮
遊法は空気と半透壁形成組成物の流れの中に用意された
カプセルを吊して回転し、カプセル部材を半透壁が取り
囲んで被覆するまで加工することから成る。この方法を
別の半透壁形成組成物を用いて繰返して、半透性積層壁
を形成することができる。空気浮遊法は米国特許第2、
799,241号、ジヤーナル オブ アメリカン フ
アーマシユーテイカル アソシエーシヨン(J.Am.Phar
m.Assoc.),Vol.48,pp.451−459、197
9、および同誌Vol.49,pp.82−84、160に記
載されている。その他の標準的製造方法はモダンプラス
チツクス エンサイクロペデイア(Modern Plastics En
cyclopedia),Vol.46,pp.62−70、1969、
およびレミントン(Remington)著、フアーマシユーテ
イカル サイエンス(Pharmaceutical Sciences),第
14版、pp.1626−1678、1970(マツクパ
ブリツシング カンパニー,イーストン,ピーエー(Ma
ck Publishing Co.,Easton,PA)発行)に記載されてい
る。
半透壁を製造するために適当な溶媒の代表的例に含まれ
るのは、使用材料、カプセル壁、有効な薬剤、感熱性組
成物、膨張性部材、高比重部材および最終製品のデイス
ペンサーに不利な害を与えない不活性の無機および有機
の溶媒である。その溶媒は、水性溶媒、アルコール、ケ
トン、エステル、エーテル、脂肪族炭化水素、ハロゲン
化溶媒、環式脂肪族、芳香族、複素環式溶媒およびそれ
らの混合物から成る群より選択されるものを広く包含す
る。典型的溶媒に含まれるのはアセトン、ジアセトンア
ルコール、メタノール、エタノール、イソプロピルアル
コール、ブチルアルコール、メチルアセテート、エチル
アセテート、イソプロピルアセテート、n−ブチルアセ
テート、メチルイソブチルケトン、メチルプロピルケト
ン、n−ヘキサン、n−ヘプタン、エチレングリコール
モノエチルエーテル、エチレングリコールモノエチルア
セテート、メチレンジクロライド、エチレンジクロライ
ド、プロピレンジクロライド、四塩化炭素、ニトロエタ
ン、ニトロプロパン、テトラクロロエタン、エチルエー
テル、イソプロピルエーテル、シクロヘキサン、シクロ
オクタン、ベンゼン、トルエン、ナフサ、1,4−ジオ
キサン、テトラヒドロフラン、ジグライム、水、および
それらの混合物、例えばアセトンと水、アセトンとメタ
ノール、アセトンとエチルアルコール、メチレンジクロ
リドとメタノール、およびエチレンジクロリドとメタノ
ールである。一般に、本発明の目的のためには、半透壁
は感熱性組成物の融点より2〜3度低い温度で加工され
る。あるいは、半透壁を加工した後に熱可塑性組成物を
デイスペンサー中に充填することもできる。
ここにおいて使用されるしぼり出しオリフイスまたは通
路はデイスペンサーから有効な薬剤配合物を放出するた
めに適当な半透壁における手段および方法を含んでい
る。そのオリフイスは機械的またはレーザーによる穴ぐ
り、あるいは器壁中に設けた侵食される要素、例えばゼ
ラチンの栓、を侵食させることによつて形成することが
できる。通路を半透壁のみを通して、あるいは半透壁お
よびカプセル壁を通して穴ぐりすることができる。これ
らの態様において、通路が半透壁を通して穴ぐりされる
場合、使用環境において破裂、侵食または溶解によつて
カプセル壁中に通路が形成される。通路は少なくとも1
つの細孔を有する多孔性重合体組成物、または送り出し
装置の器壁の一部をなすに適当な少なくとも1つの微孔
を有する微孔質重合体組成物であり得る。若干のオリフ
イスおよびオリフイスの好ましい最大および最小の寸法
についての詳細な説明が米国特許第3,845,770
号および第3,916,899号に開示されている。
発明の実施例の説明 次の実施例は本発明の単なる例示であつて、これらの実
施例および他のそれらの相当物は本開示、図面および添
付の特許請求の範囲に照らして当業者には一層明らかで
あるように、けして本発明の範囲を限定するものと解釈
されるべきではない。
実施例1 イベルメクチンの調節された送り出しのためにデイスペ
ンサーの形に製作された送り出し装置は次のようにして
作られた。まず、193gのブトロニク(Butronic)
L−1ポリオール (コスメテイックス・アンド・トレイタリーズ、第97
巻、第61〜66頁、1982年に報告されているよう
に、1,2−ブチレンオキシドにエチレンオキシドを加
えて重合させることによつて生成したブロツク重合体
で、39℃の流動点において流動する重合体)を55℃
で融解させ、次に13.98gのイベルメクチンを高剪断超
音波混合機を使用してそれに添加する。生成した混合物
を55℃の真空炉中に置き、圧を水銀柱10mm以下に減
じる。イベルメクチン・ブトロニク組成物を真空中に薬
10分間留めて、閉じ込められた空気を除去する。次
に、4gの生成した熱可塑性薬剤配合物を1/2オンスの
ゼラチンカプセルに注入する。そのゼラチンカプセルに
は、33gのステンレス鋼の高比重部材で、それを貫通
する穴を有するものを予め装填してある。次に、2.1g
の塩化ナトリウムと4.9gのポリアクリル酸のナトリウ
ム塩〔カルボポル(Carbopol)934pの商品名で市販
されている〕から成る膨張性部材を圧縮して1個の錠剤
にする。その錠剤は18.2mm錠剤機と31/2トンの圧縮力
を使用して成形される。錠剤はカプセルの口の内側の形
に相当する仕上げの形を有する。錠剤部材はそれから、
薬剤ポリオール配合物に接触するまで、カプセルの開口
端に挿入される。次に、カプセルはパンコーター中で1.
8gの91%セルロースアセテートブチレートと9%ポ
リエチレングリコール400から成る速度調節用の器壁
材で被覆される。器壁材は、メチレンクロリド・メタノ
ール90:10容量/容量の溶媒中5%重量/重量の系
から被覆される。器壁材で被覆した送り出し装置を次に
30℃で24時間乾燥する。次に、その半透壁を通し、
高速度機械ドリルを使用して0.762mmの出口通路を穴ぐ
りして、その穴によつて通路を明ける。通路孔の設置は
感熱性薬剤組成物を送り出し装置から送り出すために感
熱性薬剤組成物との連絡を達成する。この例に従つて製
作されたデイペンサーは480時間に亘つて毎時0.5mg
の平均放出速度(ウシのこぶ胃の温度である40℃で測
定)を有する。
実施例2 実施例1述べられた方法に従い、前述の条件によつて送
り出し装置が作られるが、この実施例において異なる点
は、感熱性組成物が46.6gのイベルメクチンと200g
のポリエチレングリコール400ジステアレートから成
り、そして膨張−膨潤性組成物が分子量3,000,0
00のポリエチレンオキシド70%(重量)および塩化
ナトリウム30%(重量)から成る。
実施例3 デイスペンサー装置が次のようにして作られる。すなわ
ち、まずカプセルの胴体部分がその口を上に向けて垂直
に置かれ、高比重のステンレス鋼部材がカプセルの半球
形の端に挿入される。その高比重部材は機械加工され
て、その形がカプセルの内側の形に合致している。次
に、膨張−膨潤性組成物が高比重部材の頂部に装填され
る。その組成物は25%(重量)の塩化ナトリウムと7
5%(重量)の分子量200,000を有するポリエチ
レンオキシドから成る。膨張組成物の成分は商業用ブレ
ンダー中で加熱しながら20分間混合して均一の組成物
を生成する。加熱された組成物をカプセル中に注入し
て、カプセルの約3分の1を占める層を形成させる。次
に、35−37℃の融点を有する中性脂肪77%と52
℃の融点を有するパラフイン19.5%の共融混合物から成
る感熱性薬剤配合物を加熱してから、それに3.5%のレ
バミソールを加える。それから、加熱された混合物を約
40℃に冷却してから、膨張性の層と接触する関係にカ
プセル中へ注入し、カプセルを室温まで冷却させる。
次に、アセチル含量39.8%のセルロースアセテートの1
5%(重量)溶液をメチレンクロリド−メタノール溶媒
系中に調節する。その被覆材溶液にカプセルを15回浸
漬することによつて器壁が加工される。すなわち、最初
は5秒間の浸漬、次に2回の10秒間浸漬、それから1
回30秒間浸漬、その次から毎浸漬1分間を、夫々5分
間の乾燥期間を間に置いて行う。浸漬の後、送り出しデ
イスペンサーを室温、22.22℃で5日間乾燥する。この
方法は約2mmの厚さの半透壁を作る。通路がレーザード
リルによつて半通壁を通して通され、感熱性薬剤配合物
を長期間に亘つて調節された速度で放出するためにデイ
スペンサー外部と感熱性薬剤配合物とを連絡させる。
実施例4 温血の反芻動物の有効な薬剤を送り出すための投与装置
を次のようにして調製する。すなわち、まずカプセルの
内径と半球形の閉じられた端に相当する形と輪郭する型
を、0.12部のエチレングリコールジメタクリレートを含
有するエチレングリコールモノメタクリレートの30部
および含水エタノール中の重硫酸ナトリウム0.13%水溶
液の10部から成る膨張性組成物で満す。その組成物は
30℃において重合し、室温と平衡になつて20分後、
その固体層を型から取り出す。固体の膨張性層をそれか
らカプセルの口を通してカプセルの半球形の場合に挿入
する。次に、ステンレス鋼から成り、錠剤の形に機械加
工された高比重部材を膨張性層と積層して接触するよう
にカプセルの内側に置く。次に、カプセルの残部を、2.
5%のL−リジン塩酸塩、1.5%のDL−メチオニン、2
1%のグリセルゼラチン、75%のテオブロモ油、スエ
アリン酸、パルミチン酸およびラウリン酸のグリセラリ
ドからなる融解した組成物で満して、室温に冷却させる
と感熱性組成物を高比重部材と積層する位置に形成す
る。
次に、充填されたカプセルを、10%のポリエチレング
リコール400を含むセルロースアセテートから成る壁
材で囲んで被覆する。半透壁は鍋型ハイコーター(Hi-c
oater)中で加工される。器壁を形成するために使用さ
れる溶媒は本質的にメチレンクロリドとメタノールの9
5重量部対5重量部から成る。0.305mmの厚さのセルロ
ースアセテートブチレートの壁がカプセルの外表面に施
される。最後に、通路を半透壁を通してレーザードリル
で明け、感熱性栄養物を含有する組成物を使用環境に送
り出すために感熱性組成物と連絡させる。
実施例5 実施例1に述べた方法に従い且つ前記の条件と材料によ
つて送り出し装置が作られるが、本実施例において異な
る点は放出速度を調節するためのセルロースアセテート
ブチレートとポリエチレングリコール400の壁を変化
する厚さで装置に施した。速度調節壁の厚さは通路から
遠い端での0.762mmから高比重部材の隣りでの0.38mmま
でに変つた。添付の第12図は480時間の長期間に亘
つて40℃で装置から放出されたイベルメクチン駆虫薬
の量を描いており、また第13図は480時間に亘つて
40℃で放出されたイベルメクチンの累積量を描いてい
る。棒記号は測定時における放出速度の最小と最大の変
化を表わす。
実施例6 実施例1に述べた方法に従い且つ前記のすべての条件と
材料によつて送り出し装置が作られるが、本実施例にお
いて異なる点は半透壁が、50%のセルロースアセテー
トブチレート、45%のポリスルホン、およびアセチル
トリブチルシトレートとアセチルトリ−2−エチルヘキ
シルシトレートより成る群から選択されるシトロフレツ
クス(citroflex)クエン酸エステルの5%から成るこ
とである。
実施例7 実施例1に述べた方法に従い且つ前記のすべての条件に
よつて送り出し装置が作られるが、本実施例において異
なる点は半透壁が、80%のセルロースアセテートブチ
レートと20%のポリスルホン、または20%セルロー
スアセトテートブチレートと80%のポリスルホンから
成ることである。
本発明の一態様は、有効な薬剤を含有する感熱性組成物
を配合すること、並びに有効な薬剤の送り出し能力を増
加させるための本発明の装置を製作することにより有効
な薬剤の送り出し能力を増加させる方法に関する。本発
明の一態様はまた反芻動物のごぶ胃に調節された速度で
有効な薬剤を投薬するための方法に関し、その方法は次
の段階からなる。すなわち、 (A)こぶ胃の中へ以下の部材から成る投与装置を入れ
る: (1)流体の通過に対して透過性があり且つ有効な薬剤の
通過に対して実質的に不透過性である半透性組成物から
形成された外壁; (2)前記の外壁の取り囲む内腔、その中に有効薬剤配合
物の層が収容されている。有効薬剤配合物層は感熱性の
薬剤学上許容される担体中に治療プログラムを予め作成
するための投薬単位量を含んでいる。前記担体は体温に
おいて融解して、デイスペンサーから薬剤を輸送する媒
体である; (3)内腔中の膨張し得るヒドロゲルの層; (4)デイスペンサーをこぶ胃内に長期間に亘つて保持す
るための高比重部材の層;および (5)感熱性薬剤配合物と連絡する半透壁を通るオリフイ
ス; (B)半透壁の透過率と半透壁を横切る浸透圧勾配によつ
て決定される速度で半透壁を通して流体を吸い込み、膨
張性ヒドロゲル層を膨張および膨潤させる; (C)薬剤配合物を融解して、流動性配合物を形成する;
および (D)膨張性の層が融解する配合物に対して連続的に膨張
することにより、配合物が長期間に亘りこぶ胃へ調節さ
れた速度でオリフイスを通して治療上有効な量で投与さ
れるように、有効な薬剤配合物をその区画から送り出
す。
上記の明細書は本発明の好ましい態様から成るものであ
るから、発明の範囲から逸脱することなしに発明の原理
に従つて変化と変更がここになされ得ることが理解され
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は温血反芻動物に有効な薬剤を経口投与するため
に設計されて製造された送り出し装置の概観図である。 第2図は第1図の送り出し装置の2−2線に沿つて縦方
向に切り開いた断面図であり、まず外壁、内壁、感熱性
組成物、膨張性部材および高比重部材から成る送り出し
装置の構造を例示するためのものである。 第3図は第1図の2−2線に沿つて切り開いた断面図で
あり、第2図の態様と類似した他の1つの態様を例示す
るためのものである。 第4図は送り出し装置の断面図であり、送り出し装置の
内腔を取り囲む半透性の器壁が送り出しシステムのすべ
ての構成要素と連携して、長時間に亘り有効な薬剤を調
節して送り出すために作用する様を描写している。 第5図は1種の送り出し装置の断面図であり、第4図に
ついて述べたように、作用しているシステムを描写して
いる。 第6図は本発明によつて提供される1種の送り出し装置
の断面図であり、送り出し装置を構成する諸要素の異な
つた内部構造配置を描写している。 第7図は厚さの変化する外壁を備えた送り出し装置の断
面図である。 第8図は第7図の送り出し装置が作用して有効な薬剤を
長時間に亘り投与している様を描写している。 第9図は本発明により提供される積層の断面を示すもの
で、積層は高比重層、感熱層および膨張性層から成る。 第10図は本発明により提供される他の1つの積層の断
面を示すもので、積層は感熱層、膨張性層および高比重
層から成る。 第11図は本発明により提供される他の1つの積層の断
面を示すもので、積層は感熱層、高比重層および膨張層
から成る。 第12図は本発明によつて提供される装置により長期間
に亘り放出される有効な薬剤の量を示す。 第13図はある送り出し装置により長期間に放出された
有効な薬剤の累積量を示す。 9……送り出し装置の底 10……送り出し装置(デイスペンサー) 11……本体 12……器壁 13……通路 14……内部カプセル壁 15……内腔 16……感熱性組成物 17……有効な薬剤 18……膨張性部材 19……接触表面 20……高比重部材 21……接触界面 22……積層板

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】有効な薬剤配合物を反芻動物に送り出す装
    置であって、 (イ)流体の通過に対して透過性があり且つ有効な薬剤の
    通過に対して実質的に不透過性である半透性組成物から
    形成され、内腔を包囲し且つ境界を画定する器壁、 (ロ)送り出し装置を長時間に亘り反芻動物に保持するた
    め内腔中に存在する媒体で、少なくとも1.5の比重を有
    する媒体 (ハ)膨張して内腔中に占める容積を増加する内腔中に存
    在する媒体、 (ニ)少なくとも31℃の温度において融解する、内腔中に
    存在する感熱性有効薬剤配合物、および (ホ)長時間に亘り反芻動物に有効な薬剤を送り出すため
    に感熱配合物に通じる、送り出し装置中の通路、から成
    る上記の送り出し装置。
  2. 【請求項2】膨張して内腔中に占める容積を増加するた
    めの媒体が感熱配合物に隣接して存在する、特許請求の
    範囲第1項に記載の有効な薬剤配合物を送り出すための
    送り出し装置。
  3. 【請求項3】送り出し装置を反芻動物に保持するための
    媒体が、鉄、鋼鉄、鉄マグネシウム合金、およびコバル
    トと鉄の混合物より成る群から選択される部材から成
    る、特許請求の範囲第1項に記載の有効な薬剤配合物を
    送り出すための送り出し装置。
  4. 【請求項4】半透性組成物から形成される器壁が、セル
    ロースアシレート、セルロースジアシレートおよびセル
    ローストリアシレートより成る群から選択される部材か
    ら成る、特許請求の範囲第1項に記載の反芻動物に有効
    な薬剤配合物を送り出すための送り出し装置。
  5. 【請求項5】感熱性有効薬剤配合物が、メベンダゾー
    ル、レバミソール、プラジクワンテル、モランテル、ピ
    ランテル、アベルメクチン、イベルメクチン、セフアロ
    スポリン、スルフアメタジン、スルフアチアゾール、デ
    キサメタゾーンおよびフルメタゾーンより成る群から選
    択される有効な薬剤から成る、特許請求の範囲第1項に
    記載の有効な薬剤配合物を送り出すための送り出し装
    置。
  6. 【請求項6】膨張して内腔中に占める容積を増加するた
    めの媒体が、ヒドロゲル、ポリエチレンオキシド、ポル
    アクリルアミド、ポリヒドロキシアルキルアクリレー
    ト、ポリアクリル酸、およびポリサツカリドから本質的
    に成る、特許請求の範囲第1項に記載の有効な薬剤配合
    物を送り出すための送り出し装置。
  7. 【請求項7】膨張して大きさを増加する媒体が浸透作用
    のある溶質である、特許請求の範囲第6項に記載の反芻
    動物に有効な薬剤配合物を送り出すための送り出し装
    置。
  8. 【請求項8】送り出し装置がカプセルの内にある、特許
    請求の範囲第1項に記載の有効な薬剤を送り出すための
    送り出し装置。
  9. 【請求項9】感熱性配合物が、1,2-ブチレンオキシドと
    エチレンオキシドのブロック共重合体、プロピレングリ
    コールモノスチアレート、プロピレングリコールジステ
    アレート、脂肪酸のグリセリド、飽和植物性脂肪酸のト
    リグリセリド、ポリエチレングリコールモノステアレー
    トおよびカカオ脂と密ろうの混合物より成る群から選択
    される部材から成る、特許請求の範囲第1項に記載の反
    芻動物に有効な薬剤組成物を送り出すための送り出し装
    置。
  10. 【請求項10】半透性組成物から形成される器壁が、多
    価アルコール、ポリアルキレングリコール、ポリアルキ
    レンジオール、およびアルキレングリコールのポリエス
    テルより成る群から選択される流量調節剤を含む、特許
    請求の範囲第1項に記載の反芻動物に有効な薬剤配合物
    を送り出すための送り出し装置。
  11. 【請求項11】半透性組成物から形成される器壁が、ジ
    エチルフタレート、ジメトキシエチルフタレート、ジメ
    チルフタレート、ジフェニルフタレート、クエン酸エス
    テル、グリセロールアセテートエステル、およびブチル
    ベンジルフタレートより成る群から選択される流量調節
    剤を含む、特許請求の範囲第1項に記載の反芻動物に有
    効な薬剤配合物を送り出すための送り出し装置。
  12. 【請求項12】送り出し装置を長時間に亘り反芻動物に
    保持するため内腔中に存在する媒体で少なくとも1.5の
    比重を有する媒体が、通路に通じる穴を有する、特許請
    求の範囲第1項に記載の有効な薬剤配合物を送り出すた
    めの送り出し装置
  13. 【請求項13】送り出し装置を長時間に亘り反芻動物に
    保持するため内腔中に存在する媒体で少なくとも1.5の
    比重を有する媒体が、通路に通じる穴を有し、その媒体
    に感熱性有効薬剤配合物が隣接しており、そして有効な
    薬剤が前記の穴を通り、またそこから通路を通って装置
    から放出される、特許請求の範囲第1項に記載の有効な
    薬剤配合物を送り出すための送り出し装置。
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