JPH0641284B2 - 袋口等の結束器 - Google Patents

袋口等の結束器

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JPH0641284B2
JPH0641284B2 JP30939788A JP30939788A JPH0641284B2 JP H0641284 B2 JPH0641284 B2 JP H0641284B2 JP 30939788 A JP30939788 A JP 30939788A JP 30939788 A JP30939788 A JP 30939788A JP H0641284 B2 JPH0641284 B2 JP H0641284B2
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lever
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嘉秋 丹下
二三子 丹下
篤子 河村
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は袋口をビニタイ(登録商標)と称されている針
金入りの偏平プラスチック紐(以下、結束紐という)に
て捻り結束する如くした袋口等の結束器に関するもので
ある。
<従来の技術> 従来、菓子やパン等の商品を収容したビニール袋の袋口
の結束とかバラ線物を束ねる結束等を行なう結束器とし
ては、例えば特公昭56−28774号公報の袋口等の
結束器の構成の如くスタンドタイプで、被結束物となる
袋口等を機体に切込みしてなる袋口案内溝に挿入し、該
袋口等をその溝に沿って移動させ、この移動に伴ってス
ライダーを可動し、該スライダーに連動の結束手段にて
針金入りの結束紐で結束するものである。
<発明が解決しようとする課題> しかし、このような結束器では、その設置場所において
いちいち結束作業を行なわねばならず、面倒である。ま
た、この種のタイプでは、袋口案内溝に袋口を押し込み
可動させるため、袋口の押し込みが不十分であると結束
ミスを招き易く、誤動作が起こりやすく、作業性も悪い
ものであった。
本発明は上記実情に鑑み、全体の構成をピストル型のハ
ンディタイプとし、且つ被結束物を固定し結束器を押し
付けるようにしたことにより、該被結束物に無理な負荷
を与えない簡易の袋口等の結束器を提供することを目的
としたものである。
<課題を解決するための手段> 本発明は、レバーの引き寄せで回動する円弧状ラック
と、これに噛合の主駆動歯車よりなる駆動手段と、前記
主駆動歯車に連動する送り歯車にて握り部より本体先端
部へ滑動する逆台形枠駒を連続して形成した結束紐を導
く繰出しチェーンを設け、該繰出しチェーンには先端に
結束紐係止手段を、中途に可動カッターを取付け、且つ
本体先端に形成の被結束物用のU状案内溝に前記繰出し
チェーンの結束紐係止手段が巻き回動したときに位置す
る前記可動カッター上部に、前記主駆動歯車に一体の作
動カムで従動するテコ杆の先端に連接した刃体押圧手段
を臨ませ、また前記主駆動歯車に設けた間歇歯車に連動
する傘歯車で回転する紐捩り手段を、本体中央にあって
前記U状案内溝の奥端に配置してなるものである。
<作 用> 上記のような構成のため、適宜に絞った袋口に結束器の
先端のU状案内溝を宛がい、この状態で握り部に位置す
るレバーを握り寄せれば、該レバーは下端の枢着点を支
点として回動し、上部に形成したU字状屈曲部に形成し
た円弧状ラックの回動でピニオンとなる主駆動歯車が回
転し、該主駆動歯車の軸に一体とし間歇歯車に噛合の歯
車の軸の送り歯車が、握り部から先端に向け屈曲して敷
設した繰出しチェーンの逆台形枠駒の受溝に係合して前
方に送り、該繰出しチェーンの先端の結束紐係止手段に
先端を係止した結束紐を繰出すと共に、該繰出しチェー
ンが被結束物用のU状案内溝の上辺部を外ずれると、こ
の逆台形枠駒群は、順次その傾斜面が接触するようにな
り、全体として円弧状に屈曲して下辺部の走行溝内に臨
む。このとき、前記主駆動歯車の軸に一体とした作動カ
ムが回転して刃体押圧手段のテコ杆を押上げ、該テコ杆
の枢着点を支点として取付けた作動アーム先端の刃体押
片部が前方へ移動した繰出しチェーンの可動カッターの
刃体上面を押圧するため、該可動カッターは基端の枢着
点を支点として下方へ回動し、この刃体が固定刃に接
し、中間に介在される結束紐を切断する。この後、前記
間歇歯車に連動する歯車の軸と一体の傘歯車で紐捩り手
段を回転し、該紐捩り手段の先端に形成の捩りフック部
にて、所定長さに切断した結束紐の両端を引っ掛けて捩
り、予めU状案内溝に挿入セットされた結束紐で結束す
る。また、結束後にあっては、レバーの捩りを緩めれ
ば、送り歯車の軸部に装着した戻り作動用うず巻きバネ
の戻り弾発にて、該送り歯車を逆転させ、これに伴ない
繰出しチェーンを逆送りし、元の待機位置に戻す。
<実施例> 以下、本発明を実施例の図面に基づき説明すれば次の通
りである。
1は前端に袋口用のU状案内溝2を形成し、後端に鉤折
れの握り部3を設けたピストル型の結束器本体で、該結
束器本体1内には、握り部3からU状案内溝2の上辺部
に向けて滑動する結束紐繰出し用の側面が逆台形を呈す
る逆台形枠駒4を連続して形成した繰出しチェーン5を
一定長さ分敷設すると共に、該繰出しチェーン5の下面
中央に切欠した紐案内溝部4a位置に、針金入りの偏平プ
ラスチック紐となる結束紐Aの案内チューブ6を、該繰
出しチェーン5の待機位置端から握り部3端まで敷設す
る。7は握り部3の前縁下端に基端を枢着した全体とし
て逆L型を呈す駆動用レバーで、該レバー7の上端のU
字状屈曲部に形成した円弧状腕部7aの下端に有するラッ
ク8を、本体1の中央に設けた主駆動歯車9に噛合し、
該主駆動歯車9と一体の間歇歯車10で間歇回転する送り
歯車11の刃部11a を、前記繰出しチェーン5の逆台形枠
駒4の側壁中間に切欠した受溝4bに転動噛合する。この
場合、送り歯車11の軸11b 部にはうず巻きバネ12が装着
してなり、繰出し作動時にネジ巻きがなされ、逆転自在
構造としている。13は前記主駆動歯車9と一体とした
切断用作動カムで、該作動カム13は、本体1の上面に突
設した先端に刃体押片14を配し中央を支点aとした刃体
押圧手段となる基端のテコ杆15に当接するようにしてい
る。16は繰出しチェーン5の先端側部に設けた保持アー
ムで、該保持アーム16の先端にバネ17にて規制される紐
係止爪18と受爪18′とを設け結束紐係止手段としてな
る。19は前記間歇歯車10に噛合する紐捩り用歯車で、該
歯車19の軸に一体とした傘歯車20に、前記U状案内溝2
の奥端に水平配置した紐捩り手段21の軸部21a 端に有す
る傘歯車22が噛合する。23はU状案内溝2の下辺部の奥
部1aに刻設した逃がし溝で、該逃がし溝23に前記保持ア
ーム16の紐係止爪18の軸24が、前記繰出しチェーン5の
先端がU状案内溝2を交叉して下辺部に導びかれたとき
に嵌り込み、結束紐Aの先端を紐捩り手段21の捩りフッ
ク部25に近接せしめ係合し易くする。26は刃体押片14の
戻り用スプリング、27は寄せアーム、28は繰出しチェー
ン5の中途位置の側面に設けた可動カッターで、該可動
カッター28が所定位置に移動したとき、この刃部29上に
前記刃体押片14が回動して押圧し、該刃部29を降下させ
固定刃30との係合で結束紐Aを切断する。31は駆動用レ
バー7の握り位置前面に取付けたカバーである。次に、
この作用を説明すると、先ず結束紐Aを握り部3から先
端部に配設の案内チューブ6に挿通し、該結束紐Aの先
端を繰出しチェーン5の先端の保持アーム16の紐係止爪
18部に差込み係止しておくものである。
ここにおいて、例えば菓子、パン等を収容した袋口Bを
絞った状態としておいて、ここに結束器のU状案内溝2
を宛がう。この状態で握り部3位置のレバー7を握り絞
めて本体側に倒せば、この上端に屈曲形成された円弧状
ラック8の回動でピニオンとなる主駆動歯車9が回転
し、該主駆動歯車9に一体の間歇歯車10で送り歯車11を
回転する。このように、送り歯車11が回転すればこの歯
部11a の送りにて繰出しチェーン5が所定量移動する。
この繰出しチェーン5は先端にあって紐係止爪18にて結
束紐Aを係止していて、該繰出しチェーン5が上辺部の
案内路を外れた位置で、屈曲するようになり、各逆台形
枠駒4の傾斜端面が当接し全体として半円弧を呈し下辺
部の案内路に進入する。即ち、結束Aは繰出しチェーン
5が袋口BをセットしてなるU状案内溝2を回動交叉と
一緒に交叉し、この袋口Bに自動的に巻付き状態とな
る。この後、更に繰出しチェーン5が下辺部の奥方に移
動すれば、紐係止爪18の軸24が後方に延びる逃がし溝23
に案内され、結束紐Aを引っ張りながらその先端を紐捩
り手段21に平行となるように動くと共に、保持アーム16
の基端に設けた寄せアーム32がスプリング(図示せず)
に抗して立ち上がり、結束紐Aを捩りフック部25内に押
し込む(第6図参照)。
一方、このとき前記主駆動歯車9と一体となる作動カム
13が回動し刃体押圧手段のテコ杆15を従動せしめ、この
変位分だけ対称位置の円弧となる刃体押片14を回動し本
体1内に突入し、繰出しチェーン5の送りで移動した可
動カッター28の刃部29を押下げるため、該繰出しチェー
ン5の下面に敷設されてなる結束紐Aを下方の固定刃30
と共に切断する。この切断された結束紐A端は下方に連
動する寄せアーム27にて前記捩りフック部25内に押し込
む。従って、然る後に間歇歯車10の噛合する歯車19に一
体の傘歯車20、22 にて紐捩り手段21の軸部21a が回転
し、該軸部21a 端の捩りフック部25が回転して前記結束
紐Aの両端を係止絡みして捩るものとなり、これに伴い
袋口Bが結束されるものとなる。
このように、袋口結束が終了した後は、握り部3のレバ
ー7の握りを解けば、送り歯車11位置のうず巻きバネ12
の戻り弾発により該送り歯車11が逆回転するものとな
り、これにより前進した繰出しチェーン5は元の待機位
置に戻り、U状案内溝2は開口を呈するものとなる。ま
た、刃体押片14及び作動カム13は戻り用スプリング26に
て同様に待機位置に戻るものである。
<発明の効果> 上述のように本発明の袋口等の結束器は、握り部位置か
ら本体先端及び該本体先端のU状案内溝の上下辺位置ま
で案内される繰出しチェーンと、該繰出しチェーンに紐
係止手段と可動カッターを備え、且つ握り部には主駆動
歯車を回転させる握り型レバーを設け、中央には紐捩り
手段を配置したピストル型結束器構成としたことによ
り、結束作業をすべき箇所に持って行き、単に先端のU
状案内溝を袋口に宛がいレバーを握るだけで、結束紐の
定量繰出し、袋口への巻き付け、一定寸法の切断及び捩
りが順次連続的に行なわれ、極めて簡単、確実な結束作
業が出来るものである。また、この結束動作は、あくま
で袋口に対し結束器を宛がいレバーを握るだけのため、
袋口に無理な引張り等を与えることなく、きれいな袋口
結束となる。
更に、本発明は繰出しチェーンが側面形状が逆台形を呈
する枠駒の連続であるため、袋口への巻き付け動作にあ
って各枠駒は夫々傾斜端面が自然と当接する可撓性をも
ってなるので無理のない自動巻付けが可能となる等の効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すもので、第1図は側面図、
第2図は平面図、第3図は内部を示す側面図、第4図は
同平面図、第5図は同正面図、第6図は結束紐係止手段
の説明図、第7図は同巻付き状態の説明図、第8図は捩
り動作の説明図、第9図は逆台形枠駒の下方よりみた斜
面図である。 1……本体、2……U状案内溝 3……握り部、3……逆台形枠駒 5……繰出しチェーン、6……案内チューブ 7……駆動用レバー、8……ラック 9……主駆動歯車、10……間歇歯車 11……送り歯車、12……うず巻きバネ 13……作動カム、14……刃体押片 15……テコ杆、16……保持アーム 18……紐係止爪、19……歯車 20……傘歯車、21……紐捩り手段 22……傘歯車、23……逃し溝 25……捩りフック部、28……可動カッター 29……刃部、30……固定刃
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 丹下 嘉秋 愛知県名古屋市緑区有松町大字桶狭間字高 根39番第231番地 (72)発明者 丹下 二三子 愛知県名古屋市緑区有松町大字桶狭間字高 根39番第231番地 (72)発明者 河村 篤子 愛知県名古屋市緑区作の山町110番地 サ ンフラン楠404号 (56)参考文献 特開 昭56−84214(JP,A) 特開 昭62−146125(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レバーの引き寄せで回動する円弧状ラック
    とこれに噛合する主駆動歯車よりなる駆動手段と、前記
    主駆動歯車に連動する送り歯車で握り部より本体先端部
    へ滑動する逆台形枠駒を連続形成した結束紐を導く繰出
    しチェーンを設け、該繰出しチェーンには先端に結束紐
    係止手段を、中途に可動カッターを取付け、且つ本体先
    端に形成の被結束物用のU状案内溝に繰出しチェーンの
    結束紐係止手段が巻き回動したときに位置する前記可動
    カッター上部に、前記主駆動歯車に一体の作動カムで従
    動するテコ杆の先端に連設した刃体押圧手段を臨ませ、
    また、前記主駆動歯車に設けた間歇歯車に連動する傘歯
    車で回転する紐捩り手段を、本体中央にあって前記U状
    案内溝の奥端に配置してなることを特徴とした袋口等の
    結束器。
JP30939788A 1988-12-07 1988-12-07 袋口等の結束器 Expired - Lifetime JPH0641284B2 (ja)

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JPH02166019A JPH02166019A (ja) 1990-06-26
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH07112712A (ja) * 1992-06-30 1995-05-02 Yoshiaki Tange 結束機
CN110355308B (zh) * 2019-07-25 2021-08-31 山东铁信建设集团有限公司 一种建筑用钢筋扎丝机

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