JPH0641137A - フタロシアニン誘導体及びその製造方法並びにその中間体の製造方法 - Google Patents

フタロシアニン誘導体及びその製造方法並びにその中間体の製造方法

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JPH0641137A
JPH0641137A JP5043181A JP4318193A JPH0641137A JP H0641137 A JPH0641137 A JP H0641137A JP 5043181 A JP5043181 A JP 5043181A JP 4318193 A JP4318193 A JP 4318193A JP H0641137 A JPH0641137 A JP H0641137A
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JP
Japan
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formula
compound
group
general formula
phthalocyanine derivative
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JP5043181A
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English (en)
Inventor
Koji Fujiwara
浩次 藤原
Masaaki Kudo
正昭 工藤
Takayuki Akita
孝幸 秋田
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Nihon Nohyaku Co Ltd
Original Assignee
Nihon Nohyaku Co Ltd
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    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 フタロシアニン誘導体及びその製法を提供す
る。 【構成】 式(I)のフタロシアニン誘導体、式
(V)の芳香族ジクロライド類に、Pd・ホスフィン錯
体触媒の存在下にCO及び無機アンモニウム塩を反応さ
せて式(IV)のフタルイミド類とし、アンモニアを作用さ
せて式(III)の化合物とし、オキシ塩化 と反応させて
式(II)の化合物とし、塩基触媒の存在下金属酸化物又は
金属ハロゲン化物と反応させて式(I)〔但しCF
(R)で置き換へられている〕のフタロシアニン誘導
体を製造する方法、上記の式(IV)の化合物を製造する
方法。 (式中、Mは金属原子、その酸化物又はそのハロゲン化
物を示す。MがCu、Ge−Cl2 、Sn−Cl2 を示
す場合を除く。又Rは低級(ハロ)アルキル、低級(ハ
ロ)アルコキシ等であり、nは0〜4の整数である。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般式(I)
【化9】 (式中、Mは金属原子、その酸化物又はそのハロゲン化
物を示す。但し、MががCu、Ge−Cl2 、Sn−C
2 を示す場合を除く。)で表されるフタロシアニン誘
導体及び一般式(I) で表されるフタロシアニン誘導体を
包含する一般式(I')
【化10】 (式中、Rは同一又は異なっても良く、低級アルキル
基、低級ハロアルキル基、低級アルコキシ基、低級ハロ
アルコキシ基、低級アルキルチオ基又は低級ハロアルキ
ルチオ基を示し、nは0〜4の整数を示し、Mは水素原
子、金属原子、その酸化物又はそのハロゲン化物を示
す。)で表されるフタロシアニン誘導体の製造方法並び
にその中間体である一般式(IV)で表されるフタルイミド
類の製造方法に関するものである。一般式(I) 及び(I')
で表されるフタロシアニン誘導体は、顔料、染料の他、
有機光導電材料や光記憶材料等の機能性材料として有用
な化合物である。
【0002】
【従来の技術】フタロシアニン類は種々の誘導体類が知
られており、それらの製造方法も知られており、例えば
一般式(I) で表されるフタロシアニン誘導体の製造方法
としてはSYNTHETIC COMMUNICATI
ON 11(5),351(1981)に下記の製法が
記載されている。
【0003】
【化11】
【0004】
【化12】 (式中、DDQは2,3−ジクロロ−6,6−ジシアノ
−1,4−ベンゾキノンを示す。)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明者等は従来法で
は原料化合物が高価で取り扱い上の問題があり、工程数
も非常に長く、工業的な製造方法としては更に解決すべ
き課題を有しており、新規な製造法が望まれている現状
を鑑み、一般式(I')で表されるフタロシアニン誘導体の
新規な製造方法に関して鋭意研究を重ねた結果、本発明
の新規な製造方法を見出したものであり、更には本発明
の製造方法による一般式(I) で表されるフタロシアニン
誘導体が文献未記載の新規化合物であることを見出し本
発明を完成させたものであり、本発明による一般式(I)
で表されるフタロシアニン誘導体は顔料、染料及び機能
性材料として有用な化合物である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の一般式(I')で表
されるフタロシアニン誘導体は、例えば下記に示す製造
方法により製造することができる。
【0007】
【化13】 (式中、Rは同一又は異なっても良く、低級アルキル
基、低級ハロアルキル基、低級アルコキシ基、低級ハロ
アルコキシ基、低級アルキルチオ基又は低級ハロアルキ
ルチオ基を示し、nは0〜4の整数を示し、Mは水素原
子、金属原子、その酸化物又はそのハロゲン化物を示
す。)
【0008】一般式(V) で表される芳香族ジクロライド
類を、パラジウム化合物及びホスフィン化合物を触媒と
して不活性溶媒の存在下又は不存在下に一酸化炭素及び
無機アンモニウムと反応させて一般式(IV)で表されるフ
タルイミド類とし、該フタルイミド類を単離し又は単離
せずしてアンモニアと反応させ、一般式(III) で表され
る化合物とし、該化合物(III) を単離し又は単離せずし
てオキシ塩化リンと反応させることにより、一般式(II)
で表されるフタロニトリル類とし、該芳香族ニトリル類
を塩基触媒の存在下に金属酸化物又は金属ハロゲン化物
と反応させることにより一般式(I')で表されるフタロシ
アニン誘導体を製造することができる。
【0009】. 一般式(V) → 一般式(IV) 本反応で触媒として使用するパラジウム化合物はホスフ
ィン化合物と組み合わせて使用すれば良く、パラジウム
化合物としては、例えば金属パラジウム、パラジウムカ
−ボン、パラジウムアルミナ、塩化パラジウム、臭化パ
ラジウム、酢酸パラジウム、ジクロロビスシアノフェニ
ルパラジウム、ジクロロビストリフェニルパラジウム、
テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム等を使用
することができる。
【0010】パラジウム化合物と組み合わせて使用する
ホスフィン化合物としては、例えば1,1−ビス(ジメ
チルホスフィノ)メタン、1,1−ビス(ジエチルホス
フィノ)メタン、1,2−ビス(ジメチルホスフィノ)
エタン、1,2−ビス(ジエチルホスフィノ)エタン、
1,3−ビス(ジメチルホスフィノ)プロパン、1,4
−ビス(ジメチルホスフィノ)ブタン等のビス(ジアル
キルホスフィノ)アルカン類、1,1−ビス(ジフェニ
ルホスフィノ)メタン、1,2−ビス(ジフェニルホス
フィノ)エタン、1,3−ビス(ジフェニルホスフィ
ノ)プロパン、1,4−ビス(ジフェニルホスフィノ)
ブタン、1,5−ビス(ジフェニルホスフィノ)ペンタ
ン、1,6−ビス(ジフェニルホスフィノ)ヘキサン、
2,3−O−イソプロピリデン−2,3−ジヒドロキシ
−1,4−ビス(ジフェニルホスフィノ)ブタン、ビス
(ジフェニルホスフィノ)フェロセン、ビス(ジフェニ
ルホスフィノ)ビナフチル、1,2−ビス(ジフェニル
ホスフィノ)ベンゼン、メチルジベンゾホスホ−ル、エ
チルジベンゾホスホ−ル、プロピルジベンゾホスホ−
ル、ブチルジベンゾホスホ−ル、ペンチルジベンゾホス
ホ−ル、フェニルジベンゾホスホ−ル、1,1−ビス
(ジベンゾホスホリル)メタン、1,2−ビス(ジベン
ゾホスホリル)エタン、1,3−ビス(ジベンゾホスホ
リル)プロパン、1,4−ビス(ジベンゾホスホリル)
ブタン、1,5−ビス(ジベンゾホスホリル)ペンタン
等を例示することができるが、本発明はこれらに限定さ
れるものではない。
【0011】ホスフィン化合物の添加量はパラジウム化
合物に対して0.01〜10000倍モルの範囲から選
択して使用すれば良く、好ましくは0.1〜100倍モ
ルの範囲で使用すれば良い。本反応はパラジウム化合物
及びホスフィン化合物を組み合わせて使用すれば良く、
反応系にそれぞれ単独で使用しても良く、予め錯体の形
に調製して使用しても良い。パラジウム化合物及びホス
フィン化合物の添加量は特に限定されるものではない
が、一般式(V) で表される芳香族ジクロライド類1モル
に対して0.0001モル乃至0.5モルの範囲で使用
すれば良く、好ましくは0.001〜0.1モルの範囲
である。
【0012】本反応の無機アンモニウム塩としては炭酸
アンモニウム、炭酸水素アンモニウム等の無機アンモニ
ウム塩を使用することができるが、これらに限定される
ものではない。無機アンモニウム塩の使用量は一般式
(V) で表される芳香族ジクロライド類1モルに対して2
倍モル乃至5倍モルの範囲から選択すれば良く、好まし
くは2〜4倍モルの範囲から選択して使用すれば良い。
【0013】本反応は不活性溶媒の存在下又は不存在下
で行うことができ,使用できる不活性溶媒としては本反
応の進行を著しく阻害しない不活性溶媒であれば良く、
例えばヘキサン、ベンゼン、トルエン、ジエチルエ−テ
ル、テトラヒドロフラン、アセトニトリル、ジメチルホ
ルムアミド、ヘキサメチルホスホトリアミド、アセトン
等の不活性溶媒を例示することができる。
【0014】本反応は常圧〜加圧下に行われ、一酸化炭
素の圧力は1〜200気圧の範囲で適宜選択すれば良
く、好ましくは1〜50気圧の範囲である。本発明の反
応温度は通常100℃〜300℃の範囲から選択され、
好ましくは150℃〜250℃の範囲である。本反応で
用いられる反応容器としては、通常用いられるものであ
れば良く、加圧反応の場合には反応圧力に耐え得るもの
であれば良く、通常金属製又はガラス製の容器が用いら
れる。反応時間は反応剤の量及び反応温度等により一定
しないが、数分〜48時間の範囲から選択すれば良い。
反応終了後、常法により反応系から目的物を単離すれば
良く、単離せずに次の反応に供しても良い。
【0015】.一般式(IV) → 一般式(III) → 一
般式(II) → 一般式(I') 本反応で使用する金属、金属酸化物又は金属ハロゲン化
物としては、例えばCu、Sn、Fe、Ni、Ge、Z
n、Pb、Ti、V等の金属原子、その酸化物又はその
ハロゲン化物を使用することができる。本反応は、例え
ば『新実験化学講座 8−III, P1497〜(丸
善)』、SYNTHETIC COMMUNICATI
ON 11(5),351(1981)、Chen.l
ett.,(1980),1277、同(1983),3
13等に記載の方法により一般式(I')で表されるフタロ
シアニン誘導体を製造することができる。以下に本発明
の一般式(I) で表されるフタロシアニン誘導体の代表例
を第1表に示す。
【0016】
【表1】
【0017】
【表2】
【0018】
【実施例】以下に本発明の代表的な実施例を挙げるが、
本発明はこれらに限定されるものではない。 実施例1 4−トリフルオロメチルフタルイミドの製造 ハステロイ製オ−トクレ−ブ中に、3,4−ジクロロベ
ンゾトリフルオリド38.7g(0.18モル)、炭酸
水素アンモニウム44.1g(0.56モル)、塩化パ
ラジウム0.32g(0.0018モル)、1,4−ビ
ス(ジフェニルホスフィノ)ブタン3.84g(0.0
09モル)及びトルエン180mlを入れ、密閉した
後、一酸化炭素(5Kg/cm2 )で3回置換後、35
Kg/cm2 に充填し、200℃で3時間反応を行っ
た。反応終了後、反応系を冷却しガスを抜いた後に反応
液を濾過し、残渣を水200mlで洗浄し、酢酸エチル
300mlで抽出し、得られた抽出液を濃縮することに
より4−トリフルオロメチルフタルイミド25.4g
(収率65.6%)を得た。更に、反応濾液を濃縮し、
酢酸エチル−n−ヘキサンより再結晶することにより目
的物3.3g(収率8.4%)を得た。 物性 m.p.166−168℃1 H-NMR(DMSO-d6,ppm) 8.19(m,3H,Ar-H), 11.60(s,1H,
NH).
【0019】実施例2 4−トリフルオロメチルフタル
酸アミドの製造 4−トリフルオロメチルフタルイミド5.0g(23.
3ミリモル)と28%アンモニア水160mlを室温下
に12.5時間攪拌し反応を行った。反応終了後、反応
液を濾過して得られた結晶をエタノ−ル−水で再結晶す
ることにより目的物を淡黄色結晶として4.4g(収率
82.1%)得た。 物性 m.p.189℃(分解)1 H-NMR(DMSO-d6,ppm) 7.50(s,4H,NH), 7.84(m,3H,Ar-
H).
【0020】実施例3 4−トリフルオロメチルフタロ
ニトリルの製造 4−トリフルオロメチルフタル酸アミド4.6g(20
ミリモル)をピリジン43mlに溶解させ、5℃まで冷
却した。反応液にオキシ塩化リン7.4g(48ミリモ
ル)を徐々に滴下し、滴下終了後60℃で2時間反応を
行った。反応終了後、反応液を氷水中に注ぎ15分間攪
拌し、析出した結晶を濾過し、得られた結晶を120℃
/5mmHgで蒸留(昇華精製)することにより目的物
を白色結晶として2.9g(収率72.8%)得た。 物性 m.p.61℃1 H-NMR(CDCl3,ppm) 8.13(m,3H,Ar-H).
【0021】実施例4 テトラキス(トリフルオロメチ
ル)フタロシアニン錫の製造 4−トリフルオロメチルフタロニトリル0.98g(5
ミリモル)、塩化第一錫0.28g(1.5ミリモル)
及びDBU(1,8−ジアザビシクロ〔5.4.0〕ウ
ンデ−7−セン)0.76g(5ミリモル)をエチレン
グリコ−ルモノエチルエ−テル12.5ml中で還流下
に6時間反応を行った。反応終了後、反応液を冷却し、
水を加えて析出する結晶を濾過し、得られた粉末を3%
塩酸水溶液及び水で洗浄することにより目的物を結晶と
して1.13g(収率100%)得た。
【0022】実施例5 テトラキス(トリフルオロメチ
ル)フタロシアニン鉄の製造 実施例4の塩化第一錫に代えて塩化第一鉄0.19g
(1.5ミリモル)を使用し、実施例4と同様に反応さ
せることにより目的物を粉末として1.04g(収率9
9.1%)得た。
【0023】実施例6 テトラキス(トリフルオロメチ
ル)フタロシアニンニッケルの製造 実施例4の塩化第一錫に代えて臭化ニッケル0.33g
(1.5ミリモル)を使用し、エチレングリコ−ルモノ
エチルエ−テルに代えてエチレングリコ−ルモノメチル
エ−テル15mlを使用し、実施例4と同様に反応させ
ることにより目的物を粉末として0.91g(収率8
6.4%)得た。
【0024】実施例7 テトラキス(トリフルオロメチ
ル)フタロシアニン亜鉛の製造 実施例4の塩化第一錫に代えて塩化亜鉛0.17g
(1.5ミリモル)を使用し、エチレングリコ−ルモノ
エチルエ−テルに代えてエタノ−ル20mlを使用し、
同様に反応させることにより目的物を粉末として0.9
8g(収率92.5%)得た。
【0025】実施例8 テトラキス(トリフルオロメチ
ル)フタロシアニン鉛の製造 実施例4の塩化第一錫に代えて塩化鉛0.35g(1.
25ミリモル)を使用し、エチレングリコ−ルモノエチ
ルエ−テルに代えてn−ペンタノ−ル20mlを使用
し、実施例4と同様に反応させることにより目的物を粉
末として0.36g(収率28.7%)得た。
【0026】実施例9 オキソ−テトラキス(トリフル
オロメチル)フタロシアニンバナジウムの製造 4−トリフルオロメチルフタロニトリル1.96g(1
0ミリモル)及び五酸化バナジウム0.15g(0.8
3ミリモル)をエチレングリコ−ル4ml中で還流下に
6時間反応を行った。反応終了後、反応液を熱時濾過
し、温ジメチルホルムアミド及び温イソプロピルアルコ
−ルで洗浄することにより目的物を1.07g(収率7
5.4%)得た。
【0027】実施例10 オキソ−テトラキス(トリフ
ルオロメチル)フタロシアニンチタンの製造 4−トリフルオロメチルフタロニトリル2.49g(1
2.7ミリモル)及び三塩化チタン0.49g(3.1
7ミリモル)を1,2,4−トリクロロベンゼン12m
l中、アルゴン雰囲気下、200℃で6時間反応を行っ
た。反応終了後、反応液を濾過して得られた粉末をベン
ゼン及びエチルエ−テルで洗浄することにより目的物を
0.55g(収率19.2%)得た。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I) 【化1】 (式中、Mは金属原子、その酸化物又はそのハロゲン化
    物を示す。但し、MがCu、Ge−Cl2 、Sn−Cl
    2 を示す場合を除く。)で表されるフタロシアニン誘導
    体。
  2. 【請求項2】 MがSn、Fe、Ni、Zn、Pb、T
    i又はVである請求項第1項記載のフタロシアニン誘導
    体。
  3. 【請求項3】 一般式(V) 【化2】 (式中、Rは同一又は異なっても良く、低級アルキル
    基、低級ハロアルキル基、低級アルコキシ基、低級ハロ
    アルコキシ基、低級アルキルチオ基又は低級ハロアルキ
    ルチオ基を示し、nは0〜4の整数を示す。)で表され
    る芳香族ジクロライド類を、触媒としてパラジウム化合
    物及びホスフィン化合物の存在下に一酸化炭素及び無機
    アンモニウム塩と反応させ、一般式(IV) 【化3】 (式中、R及びnは前記に同じ。)で表されるフタルイ
    ミド類とし、該フタルイミド類を単離し又は単離せずし
    てアンモニアと反応させ、一般式(III) 【化4】 (式中、R及びnは前記に同じ。)で表される化合物と
    し、該化合物(III) を単離し又は単離せずしてオキシ塩
    化リンと反応させることにより、一般式(II) 【化5】 (式中、R及びnは前記に同じ。)で表されるフタロニ
    トリル類とし、該芳香族ニトリル類を塩基触媒の存在
    下、金属酸化物又は金属ハロゲン化物と反応させること
    を特徴とする一般式(I') 【化6】 (式中、Mは水素原子、金属原子、その酸化物又はその
    ハロゲン化物を示し、R及びnは前記に同じ。)で表さ
    れるフタロシアニン誘導体の製造方法。
  4. 【請求項4】 Rが低級ハロアルキル基であり、nが1
    である請求項第3項記載のフタロシアニン誘導体の製造
    方法。
  5. 【請求項5】 Rがトリフルオロメチル基である請求項
    第4項記載のフタロシアニン誘導体の製造方法。
  6. 【請求項6】 一般式(V) 【化7】 (式中、Rは同一又は異なっても良く、低級アルキル
    基、低級ハロアルキル基、低級アルコキシ基、低級ハロ
    アルコキシ基、低級アルキルチオ基又は低級ハロアルキ
    ルチオ基を示し、nは0〜4の整数を示す。)で表され
    る芳香族ジクロライド類を、触媒としてパラジウム化合
    物及びホスフィン化合物の存在下に一酸化炭素及び無機
    アンモニウム塩と反応させることを特徴とする一般式(I
    V) 【化8】 (式中、R及びnは前記に同じ。)で表されるフタルイ
    ミド類の製造方法。
  7. 【請求項7】 Rが低級ハロアルキル基であり、nが1
    である請求項第6項記載のフタルイミド類の製造方法。
  8. 【請求項8】 Rがトリフルオロメチル基である請求項
    第7項記載のフタルイミド類の製造方法。
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