JPH0641100B2 - 手入装置 - Google Patents

手入装置

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JPH0641100B2
JPH0641100B2 JP60028936A JP2893685A JPH0641100B2 JP H0641100 B2 JPH0641100 B2 JP H0641100B2 JP 60028936 A JP60028936 A JP 60028936A JP 2893685 A JP2893685 A JP 2893685A JP H0641100 B2 JPH0641100 B2 JP H0641100B2
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grinder
pipe
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force
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日出男 菊池
恭之 古川
裕 片山
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OSUTETSUKUSU KK
Nippon Steel Corp
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OSUTETSUKUSU KK
Sumitomo Metal Industries Ltd
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  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えば管に存在する内面疵,内面ビード不良
部又は塗装不良部等の手入部を研削除去(手入)する装
置に関し、更に詳述すれば手入作業に先立って管内に位
置せしめられ3次元的な位置の自動制御可能になしてあ
る手入用工具を、管外に配した操作部材を操作すること
によりバイラテラル方式のマスタースレーブ制御の下で
手入部に追随せしめ、この際に手入用工具の位置情報を
手入時における手入用工具の移動制御情報として用いる
こととして、能率の良い手入作業が行える手入装置を提
案するものである。
〔従来技術〕
一般に金属管はその製管後探傷検査を行い管内,外面の
有疵部分にマークを施し、次いでこのマーク位置につい
て手入を行うこととしている。
そして、管内面の手入は、従来、長尺棒の先端に手入用
グラインダを装着し、該長尺棒を管内に挿入して手探り
で行うものであった。
しかしながら、上述の様な手入は無駄が多く、また、精
度の良い手入が行えないという欠点があった。
そこで、近年上述の如き欠点を解消し、管内面疵の手入
(研削)を自動的に且つ能率よく正確に行える手入装置
の開発が進められている。第1図はその一例を示すもの
であるが、この例は後述する本発明を管内面手入装置と
して構成した場合の全体の模式と外観上同一である。こ
の装置は、有疵部分にペイントマークを施された管P内
に挿入された手入装置本体20と、管P外にあって手入装
置本体20に装備された手入用グラインダ20aの図示しな
い駆動制御回路に操作入力を与える3次元操作装置40
と、手入装置本体20に装備されたテレビカメラ(図示せ
ず)に電気的に連なるモニタテレビ30等で構成されてい
る。
操作装置40に備えられた操作軸40aは前後方向への移動
並びに左右及び上下方向への揺動が可能になされてお
り、操作軸40aのこれらの各方向への移動に追随して手
入装置本体20が管P内を軸長方向(以下X軸方向とい
い、前記操作軸40aの前後方向と対応している)に往復
移動し、また、手入用グラインダ20aが左右、上下方向
(以下同様にY軸,Z軸方向といい夫々操作軸40aの左
右,上下方向と対応している)に移動するように構成さ
れている。
従って、この装置を用いた管Pの内面疵の手入方法は、
作業者がモニタテレビ30に表示される疵位置に手入用グ
ラインダ20aを位置せしめるべく操作軸40aを前記各方向
に操作して両者を位置合せし、然る後に手入用グライン
ダ20aを回転せしめ、内面疵を研削除去せんとするもの
であり、疵取り手入が無駄なく正確に行えるという特徴
を有する。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上述の如き手入方法においては、作業者
は手入作業中、1基の手入装置の操作に常時専従しなけ
ればならず、この間他の作業を併せて行えず、また、こ
のような手入装置を同時に複数操作できず、この結果省
人化を充分に図れず、能率の良い手入作業が行えないと
いう難点があった。
この難点を解決するには自動化することが考えられる。
そして、この自動化の方法として、例えば予め手入位置
を手入装置本体20の駆動制御装置にキー入力しておき、
グラインダ20aを手入位置に沿って移動させるティーチ
ング・プレイバック方式が考えられるが、この方式はキ
ー入力が煩わしく、また、管内面疵が視認し難い種類の
場合には適用できないという欠点があった。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、入手
作業に先立って3次元的な位置の自動制御可能になして
ある手入用工具を、これに連繋してある3次元操作装置
を操作することによりバイラテラル方式のマスタースレ
ーブ制御の下で手入対象部材の手入部に追随させるよう
に移動せしめ、この際の位置情報を記憶し、記憶情報を
手入時における手入用工具の移動制御情報として用いる
こととし、手入作業中における作業者の3次元操作装置
への専従を不要とし、この結果省人化が図れ、能率の良
い手入作業を享受できる手入装置を提供することを目的
とする。
なお、ここに手入用グラインダ(手入用工具)の移動と
は、管内周面に常時接触する状態で管内面疵を囲繞する
ような移動のみならず管内面疵の周囲の適宜の点に順次
接触するような移動をも含む概念である。
本発明に係る手入装置は、手入対象部材の手入部を手入
すべく3次元的な位置の自動制御可能になしてある手入
用工具と、該手入用工具に連繋してある操作部材と、該
操作部材をマスター側とし、手入用工具をスレーブ側と
するバイラテラル方式の制御を行わせるマスタースレー
ブ制御回路と、手入作業に先立って、前記操作部材を操
作することにより前記手入部に追随せしめられる手入用
工具の位置情報を記憶する記憶装置と、手入作業時にお
いて、該記憶装置の記憶情報に基づき前記手入用工具を
前記手入部に自動的に追随せしめるべくその移動位置を
制御する位置制御回路と、手入作業時において、前記記
憶装置の記憶情報に基づき前記手入用工具を前記手入部
に自動的に追随せしめるべくその移動位置及びその前記
手入対象部材に対する押付力を制御する位置,力制御回
路と、前記マスタースレーブ制御回路と、位置制御回路
と、位置,力制御回路とを選択的に動作せしめる切換手
段とを具備することを特徴とする。
〔実施例〕
以下本発明をその実施例を示す図面に基づいて詳述す
る。第1図は本発明に係る手入装置を管内面疵の手入に
適用した実施例を示す全体斜視図、第2図は手入用グラ
インダ20aと3次元操作装置40との駆動制御系Cを示す
模式図である。
管Pは既に検査(探傷)工程を経ており、有疵部分には
ペイントマーク等が施された状態となっている。そし
て、このマーキング位置,疵の種類,疵深さ情報等は後
述する演算制御装置13に与えられるようになっている。
手入装置本体20と3次元操作装置とは途中に制御盤20b
を介在させて保護管20c内に配したケーブルにて連結さ
れており、手入装置本体20は管P内に挿入位置せしめら
れ、また、3次元操作装置40,モニタテレビ30及び制御
盤20bは管Pの外部に配置されている。
作業者は手入作業に先立って、手入装置本体20に備えた
手入用グラインダ20aを非回転状態で次に述べるような
操作により前記有疵部分に後述するような態様により追
随せしめる。そうすると、この間のグラインダ20aの位
置変化が手入装置本体20に備えたロータリエンコーダ10
(第2図ではX軸方向のもののみが現れている)にて検
出され、駆動制御系Cの演算制御装置13に与えられる。
演算制御装置13はロータリエンコーダ10出力に基づき後
述するような演算を実行することにより管内面疵の手入
範囲を算出し、これをメモリ18に蓄積する。而して、こ
のメモリ18内の蓄積データを用いることにより後で述べ
るように手入作業時にあって、グラインダ20aが疵を自
動的に手入することができるようになっている。
さて、作業者は手入装置本体20に備えられたテレビカメ
ラ(図示せず)にて撮像され、これに連結されたモニタ
テレビ30の画面上に表示される疵の位置にグラインダ20
aを非回転状態で位置せしめるべく操作軸40aをX,Y,
Z軸方向へ各操作する。
操作軸40aを上記3方向のいずれかに移動せしめると、
これに対応して本体20に備えた、グラインダ20aの姿勢
制御用の各モータMx,My,Mzに駆動制御系Cを介して所定
の速度指令信号が発せられ、グラインダ20aは疵の位置
に占位せしめられる。そして、更に後述するような疵の
形態,種類に応じて疵を囲繞するようにして管内周面に
常時接触する状態で移動せしめられ、また、疵の周囲の
適宜の複数の点に順次接触するように位置せしめられ
る。グラインダ20aのこの際の移動経路又は占位位置変
化はロータリエンコーダ10等により検出され演算制御装
置13に与えられ、演算制御装置13の所定の演算により手
入範囲情報としてメモリ18に蓄積される。
上述した如くグラインダ20aが移動した結果、管Pの内
周面に接触してその反力がグラインダ取付用のアーム20
dに作用すると、これによって生ずるX,Y,Z軸方向
の各歪量が手入装置本体20に備えた図示しない3個の歪
計にて夫々検出される。各歪計の検出信号は夫々操作軸
40aに連繋されたトルクモータMx′,My′,Mz′に与え
られる。而してトルクモータMx′,My′,Mz′は操作軸
40aを手動操作するとき、これに所定の抗力を与えるべ
く機能する。
即ち、操作軸40aとグラインダ20aとはマスター側である
操作軸40aの操作に際し、管Pからスレーブ側であるグ
ラインダ20aが受ける反力を力感覚として操作軸40aを通
じて感得し得る、力逆送形のバイラテラル方式のマスタ
ースレーブ制御を行いうるように構成されている。
次に第2図に基づき駆動制御系Cの詳細について説明す
る。
なお、グラインダ20aの姿勢制御を行う構成は3軸方向
とも同様であるので、以下X軸方向を代表して説明す
る。また、駆動制御系Cは後述するように上述のバイラ
テラル方式のマスタースレーブ制御モードの他、グライ
ンダ20aの管Pに対する位置決めを行う位置制御モード
及び該位置制御と併せてグラインダ20aの管P内周面に
対する押付力をも制御する、位置,力制御モードの3つ
の制御モードを選択的に行い得るようになっている。
さて、手入装置本体20を管P内に位置せしめた後、操作
軸40aをX軸方向に所要量操作すると、該操作軸40aに連
結したロータリエンコーダ1はこの操作量に応じた数だ
けのパルスAを発し、これを切換器3に与えるようにな
っている。このパルスAは、また、パルス/電圧変換器
2にて電圧信号に変換され、補償回路14に与えられるよ
うになっている。切換器3には演算制御装置13からスイ
ッチ切換信号が入力されるようになっており、このスイ
ッチ切換信号が入力された場合は、演算制御装置13から
の所定の駆動信号Bを偏差カウンタ4に与える。一方、
スイッチ切換信号が入力されない場合は、ロータリエン
コーダ1出力Aを偏差カウンタ4に与える。偏差カウン
タ4出力A(又はB)は位置可変ゲイン発生器5にて所
要量増幅されて加算器6に与えられる。位置可変ゲイン
発生器5の増幅量は、前述の各制御モードの選択を行わ
せる演算制御装置13からの位置ゲイン調整信号により、
各制御モードに応じて定められる。加算器6には、ま
た、力可変ゲイン発生器17にて所要量増幅された力偏差
検出信号ΔFが入力されるようになっている。力可変ゲ
イン発生器17の増幅量も同様に演算制御装置13からの力
ゲイン調整信号により定められる。
加算器6は両入力信号を補償回路7に与える。補償回路
7はこれを整形してサーボ増幅器8に出力する。サーボ
増幅器8は補償回路7出力を増幅し、モータMxに速度指
令信号として与え、アーム20d、つまりグラインダ20aを
X軸方向に所定の速度にて移動させる。モータMxにはロ
ータリエンコーダ10を連結してあり、ロータリエンコー
ダ10はモータMxの回転速度、つまりグラインダ20aのX
軸方向への移動速度に対応した、単位時間当たりの数の
パルスを発し、パルス/電圧変換器11に与える。パルス
/電圧変換器11はこの入力パルスを電圧信号に変換し、
サーボ増幅器8にフィードバック信号として与える。ロ
ータリエンコーダ10出力は、また、前記偏差カウンタ4
及び演算制御装置13に与えられる。偏差カウンタ4はロ
ータリエンコーダ1出力とロータリエンコーダ10出力と
の間の偏差、つまり操作軸40aの操作量とグラインダ20a
の移動量との間の制御偏差を解消するように作用し、グ
ラインダ20aを操作軸40aの動きに追随させる。
演算制御装置13はロータリエンコーダ10出力を読込み、
グラインダ20aの移動位置情報としてメモリ18内に一旦
格納する。
一方、前記補償回路14には、また、前述の歪計からグラ
インダ20aが移動中に管内周面から受けるX軸方向の反
力検出信号Fが与えられるようになっている。補償回路
14は両入力信号を整形してサーボ増幅器15に与える。サ
ーボ増幅器15は入力信号を所要量増幅し、これをトルク
モータMx′に与える。トルクモータMx′は操作軸40aに
抗力を与えるべく駆動する。
反力検出信号Fは、また、加算器12に与えられるように
なしてある。加算器12は反力検出信号Fと前記各モード
の選択に応じて演算制御装置13により設定入力される力
信号Fとの偏差ΔFを検出し、これを前記力可変ゲイ
ン発生器17に与える。
さて、駆動制御系Cの前述の各モードの選択は3次元操
作装置40に備えたスイッチ40b(第1図参照)を操作す
ることにより行えるようになっており、後述するような
教示方法,手入方法の内容に応じて所定のスイッチを入
力することにより前記3モードの内の何れかでの制御を
実行させ得るようになっている。
即ち、マスタースレーブ制御モード用のスイッチ40bが
選択された場合は、演算制御装置13は切換器3にスイッ
チ切換信号を発せず、ロータリエンコーダ1出力Aは切
換器3,偏差カウンタ4を介して位置可変ゲイン発生器
5に与えられる。位置可変ゲイン発生器5には、この場
合に演算制御装置13からその増幅量を最大限に迄増幅す
べきゲイン調整信号が発せられる。
また、力可変ゲイン発生器17には前記力偏差検出信号Δ
Fのレベルを減衰して零にすべき、つまりゲインを零に
すべきゲイン調整信号が与えられる。従って、マスター
スレーブ制御モードにあっては、加算器6出力はロータ
リエンコーダ1出力Aのみとなり、マスター側である操
作軸40aの操作によりスレーブ側であるグラインダ20aが
移動し、グラインダ20aに作用する反力が操作軸40aに抗
力として伝達され、マスター側とスレーブ側が一体とな
ったバイラテラル動作が行われることになる。
そして、位置制御モード用のスイッチ40bが選択された
場合は、演算制御装置13は切換器3にスイッチ切換信号
を発し、また、所定の駆動信号Bを偏差カウンタ4に与
える。この場合に、位置可変ゲイン発生器5に与えられ
るゲイン調整信号は、その増幅量を最大限とするもので
あり、また、力可変ゲイン発生器17に与えられるゲイン
調整信号はゲインを零とすべきものとなる。
従って、位置制御モードにあっては、演算制御装置13か
らの駆動信号Bによりグラインダ20aの位置制御を自動
的に行う構成となる。
また、位置,力制御モード選択用のスイッチ40bが選択
された場合は、演算制御装置13は同様にして駆動信号B
を偏差カウンタ4に与える。この場合に位置可変ゲイン
発生器5及び力可変ゲイン発生器17に与えられるゲイン
調整信号は夫々、入力信号をと適量増幅させるものとな
る。
従って、位置,力制御モードにあっては、演算制御装置
13からの駆動信号Bによりグラインダ20aの位置決め及
び該グラインダ20aのX軸方向における管内周面に対す
る押付力が制御される構成となる。
このように切換器3,位置可変ゲイン発生器5及び力可
変ゲイン発生器17を制御することにより、駆動制御系C
に上記3つの制御モードを選択的に行わせることができ
る。下記第1表にこの制御内容を一覧表にして示す。
このような駆動制御系Cの構成はY,Z軸についても同
様であるが、位置,力制御モードを選択する場合に、グ
ラインダ20aの押付力の制御方向は3軸方向とも行うこ
とは必ずしも必要でなく、後述の手入作業時においてグ
ラインダ20aの研削面(周面又は両側面)の移動方向
(研削方向)に応じて1軸方向のみ又は何れか2軸方向
について行うこととしてもよい。
なお、駆動制御系Cにおいて、切換器3をBに接続し位
置可変ゲイン発生器5出力を零にし、また、力可変ゲイ
ン発生器17出力を最大にする場合は、グラインダ20aの
管内周面に対する押付力のみを制御する、力制御モード
を行うことになる。
次に、このような手入装置を用いて手入れに先立つ管内
面疵の手入範囲を教示する方法について説明する。本発
明で行う教示方法は以下の2通りある。1つは上記マス
タースレーブ制御の下で作業者がモニタ装置30に表示さ
れる管内面疵の位置を監視しつつ、操作軸40aを操作し
てグラインダ20aを非回転状態で所定の教示開始位置に
位置せしめ、手入対象の疵の形態,種類に応じた手入範
囲を得るべくグラインダ20aを管内周面に常時接触する
状態で疵を囲繞するようにして移動せしめ、この間のグ
ラインダ20aの位置変化をロータリエンコーダ10等にて
検出して演算制御装置13に与え或いはグラインダ20aを
疵の周囲の適宜の複数の点に順次接触するように移動せ
しめ、各点でのロータリエンコーダ10等の出力を演算制
御装置13に与え、演算制御装置13の所定の演算により手
入範囲を算出し、これをメモリ18に蓄積する、いわば手
動教示方法とでも呼ぶべき教示方法である。
いま1つは、上記マスタースレーブ制御の下で,同様に
してグラインダ20aを管内周面の疵の周囲の適宜の複数
の点に順次接触する状態で位置せしめ、この位置変化に
相当するロータリエンコーダ10等の出力を位置データと
して得、次いで前述の位置,力制御モードにて上記各点
間を疵の形態,種類に応じて直線補間又は円弧補間すべ
くグラインダ20aを自動的に移動させ、この間のロータ
リーエンコーダ10等の出力を演算制御装置13に所定ピッ
チで読込ませることにより手入範囲を求め、これをメモ
リ18に蓄積する、いわば半自動教示方法とでも呼ぶべき
教示方法である。
〔手動教示方法〕
次に手動教示方法について第3,4図に基づき具体的に
説明する。第3図は管内面疵及びその教示パターンを示
す模式図、第4図は手動教示方法の手順を示すフローチ
ャートである。管内面疵としては第3図(a),(b)に示す
ように管径方向に延びる穴状のピット疵或いは第3図
(c),(d)に示すような線状の割れ疵又はかぶれ疵があ
る。
メモリ18には手入対象の管Pの軸長寸法,管径等の作業
情報及び前工程である検査工程により得られる疵の位
置,疵の深さ,疵の種類等の探傷データが、疵の種類毎
にその位置及びその深さを対応付けた形で前工程より自
動的に設定入力されるようになっている。
なお、探傷データは疵の種類に関係なく管端寄りに位置
する疵から順次その深さを対応付けた形でメモリ18に設
定入力することとしてもよく、また、入力方法として作
業者が1つ1つの疵毎にキー入力することとしてもよ
い。
作業者はマスタースレーブ制御モード用スイッチ40bを
オンし、次いで操作軸40aを操作することによりグライ
ンダ20aを管P内の所定の原点位置O〔例えば第3図(a)
に平面視で示すように管端の底部内周面位置〕に位置せ
しめる。グラインダ20aが原点位置Oに位置すると、所
定のスイッチ40bを操作してロータリエンコーダ10等の
出力を読込む、演算制御装置13内のカウンタ(図示せ
ず)を零にリセットさせる。つまり原点位置OはX−Y
−Z3次元直交座標軸上における座標原点となる。
次いでCRTディスプレイ19の画面上に描画される画像表
示パターン選択スイッチ40bをオンし、所定の表示パタ
ーンを選択する。表示パターンとしては、例えば第5図
(a)に示すように管Pをその軸心を対象にして上,下,
左,右に4分割した画像として表示するもの或いは第5
図(b)に示すように管P内周面を軸長方向に透視図法表
示するものがある。
そして、後述するように教示作業が進行すると、画面図
形内にメモリ18内に蓄積される教示点,手入範囲等が順
次重畳して表示されるようになっている。
次いで教示スタートスイッチ40bをオンして、マスター
スレーブ制御の下で、モニタ装置30を監視しつつグライ
ンダ20aを疵の位置に占位せしめる。なお、テレビカ
メラの撮像視野はグラインダ20aの移動域を充分カバー
できるようになっている。次いで、モニタ装置30の画像
により疵の種類を判断し、然る後教示パターン選択スイ
ッチ40bをオンし、疵の種類に応じた所定の教示パター
ンを選択する。
次に教示パターンについて説明する。疵の種類がピット
疵である場合は、例えば点教示スイッチ40bをオンし
て、点教示パターンを選択する。即ち、第3図(a)に示
すように管内周面のピット疵の周囲の4点Q,R,S,
Tにグラインダ20aを順次接触する状態で位置せしめ
る。そして、教示データ受入スイッチ40bをオンして、
この教示データ受入スイッチ40bがオフされる迄の間
にグラインダ20aが4点Q,R,S,Tに順次位置する
ときのロータリエンコーダ10等の出力を演算制御装置13
に読込ませる。そうすると、演算制御装置13はQ,R,
S,T4点の、原点位置Oを座標原点とするX−Y−Z
3次元直交座標軸上における座標値を算出する。この算
出データは手動教示が継続中はメモリ18に一旦格納され
る。次に演算制御装置13はメモリ18の格納データに基づ
き第3図(a)に破線で示すようにQ〜R,R〜S,S〜
T,T〜Q間を夫々結ぶ線分▲▼,▲▼,▲
▼,▲▼を演算する。そして、前述の手入作業情
報に基づき3次元直交座標軸上における線分▲▼,
▲▼,▲▼,▲▼を、第6図に示すような
管Pの円筒座標(X′,r,ψ)上における線分 (何れも図示せず)に変換する。そうすると、線分 で囲まれる領域が手入範囲となる。
演算制御装置13は線分 に関するデータをメモリ18に格納し、また、CRTディス
プレイ19の画像上に前述の如く管内面疵に重畳させて表
示する。
なお、ここにX′は管Pの管端面からの軸方向寸法、r
は半径方向寸法、またψは管Pの断面中心を通る鉛直軸
からの角度を示す。また、メモリ18に格納する教示デー
タとしては線分▲▼,▲▼,▲▼,▲
▼に替えて、4点Q,R,S,Tの位置データとしても
よく、また、線分▲▼,▲▼,▲▼,▲
▼上の複数の位置データとすることとしてもよい。
次に、作業者はCRTディスプレイ19の画像を監視するこ
とにより前記手入範囲が修正を要しないもの、つまりピ
ット疵が正しく手入範囲内にある場合は終了スイッチ40
bをオンして教示を終了する。一方、手入範囲の修正を
要する場合は、ライトペン,ジョイスティック等により
線分の画像修正を行うことにより教示データを修正し
、修正後のデータをメモリ18に格納する。なお、この
場合に必要に応じて上述の4点教示データに替えて後述
する閉曲線パターンに替えてもよい。
この教示データは後述する手入作業時において演算制御
装置13により以下の手順にて、ピット疵を手入し得るグ
ラインダ20aの移動制御情報(以下手入情報という)に
加工される。即ち、演算制御装置13はメモリ18に格納し
てある前述の探傷データより手入対象の疵の深さデータ
を、また、教示データより手入対象の疵の手入範囲デー
タを取出し、両データに基づき所定の演算を実行するこ
とにより、第7図に示す如き疵の手入のパターンを求
め、これを手入情報としてメモリ18に蓄積する。
第7図は第3図(a)に示すピット疵の疵手入パターンを
管Pの半径方向及び周方向における分布並びに半径方向
及び軸長方向における分布について具体的に示す模式図
である。
Δrは上述の位置,力制御モードの下で、グラインダ20
aの管内周面に対する押付力を所定の値に制御する場合
のグラインダ20aの1回の走査当たりの研削代であり、
また、位置制御モードの下で、グラインダ20aを複数回
走査させたときの研削代である。aは管内周面がΔrだ
け研削されるごとに減少する手入範囲の管軸方向におけ
る長さであり、またψはこれに対応して研削代がΔr
である場合に減少する管周方向における長さに相当する
管Pの中心角であり、ψは研削代が2Δrである場合
の中心角である。b,ψはこのように階段状にピット
疵を研削して行く場合の最終のΔrを研削する際に必要
な両方向における長さである。
これらの値は手入対象のピット疵の手入範囲,疵深さ,
グラインダ20aの半径,肉厚寸法等により適宜の値に定
められる。即ち、例えばa,b,ψ,ψ,ψを固
定し、Δrを適宜の値に定める(グラインダ20aの1回
の走査あたりの手入範囲について、例えば、管内周面上
を手入する場合は押付力を大きく、また、疵部を手入す
る場合は押付力を小さくする)ことにより当該ピット疵
の全面手入が行える疵手入パターンとしてもよく、ま
た、Δrを固定(手入範囲内の管内周面部,疵部の別な
く押付力を一定にする)し、手入範囲に応じてa,b,
ψ,ψ,ψを適宜の値に定めることとしてもよ
い。
次に閉曲線教示パターンについて説明する。閉曲線教示
スイッチ40bをオンし、第3図(b)に示すようにグライン
ダ20aを管内周面に常時接触する状態でピット疵を囲繞
するように閉曲線状に連続的に移動させ、ロータリエン
コーダ10等により検出される。グラインダ20aのこの移
動の間の位置変化データを演算制御装置13により所定の
ピッチで読込み、この読込みデータを手入範囲としてメ
モリ18に格納する。
〔半自動教示方法〕
次に半自動教示方法について第8図に示すフローチャー
トに基づき説明する。半自動教示方法には以下に述べる
ように疵の周囲の2点間を直線で結ぶ直線補間と、2点
間を円弧で結ぶ円弧補間とがある。
先ず、直線補間について説明する。作業者は上述したよ
うにマスタースレーブ制御の下で、手動教示にて第3図
(c)に示す如く割れ疵の周囲に4点Q,R,S,Tを位
置データとして演算制御装置13に読込まさせる。そうす
ると、演算制御装置13はQを次に述べる直線補完のため
の開始点、また、Rをその終点として特定し、また、同
様にRを開視点,Sを終点として、Sを開始点,Tを終
点として、Tを開始点,Qを終点として特定する。次に
作業者は直線補完スイッチ40bをオンする。そうする
と、演算制御装置13はQを開始点,Rを終点とする線分
▲▼を演算し、また、同様に線分▲▼,▲
▼,▲▼を演算する。次いで、作業者は位置制御モ
ード用スイッチ40bをオンする。そうすると、演算制御
装置13はQ〜R,R〜S,S〜T及びT〜Q間を直線補
間すべくグラインダ20aを線分▲▼,▲▼,▲
▼,▲▼に沿わせて自動的に移動せしめる。演
算制御装置13はこの移動の間のロータリエンコーダ10等
の出力を所定のピッチで読込み、この読込データに基づ
き手入範囲を算出し、このデータを円筒座標上のデータ
に変換してCRTディスプレイ19の画像上に表示させる。
作業者はこれを監視して割れ疵が手入範囲内に正しくあ
る場合は終了スイッチ40bをオンして教示を終了する。
この読込データはメモリ18に蓄積される。
次に円弧補間について説明する。作業者は同様にマスタ
ースレーブ制御の下で、第3図(d)に示すように疵外の
2点Q,Rを位置データとして演算制御装置13に与え、
次いで円弧補間スイッチ40bをオンして円弧補間を行
う。この円弧補完には次の2通りの方法がある。1つは
作業者がQ〜R間の疵外の1点Vを指定し、Q,V,R
3点を通り円弧Tを演算制御装置13に算出させ、また、
これを座標変換させてCRTディスプレイ19に表示させ、
ついでCRTディスプレイ19の画像を監視しつつジョイス
ティック又はライトペンにより円弧Tを修正し、然る後
位置制御モード用スイッチ40bをオンし、演算制御装置1
3によりグラインダ20aを円弧Tに沿わせるようにして移
動させ、この移動の間のロータリエンコーダ10等の出力
を所定ピッチで読込まさせる。次いで同様にして演算制
御装置13に第3図(d)に示すようにQ,R及びQ〜R間
の疵外の1点Wを通る円弧Uを算出させ、次いでグライ
ンダ20aを円弧Uに沿わせるようにして移動させ、この
移動の間のロータリエンコーダ10等の出力を読込まさせ
る。而して、円弧T,Uに関する読込データに基づき両
円弧T,Uで囲まれる領域を手入範囲として算出させる
方法である。いま一つは作業者がCRTディスプレイ19の
画面上に種々の円弧パターンを表示させ、この円弧パタ
ーンよりQ,R(円筒座標上における値)2点を通
り、わり疵を囲繞するような円弧T,Uを定め、以下同
様にしてグラインダ20aを自動的に移動させて手入範囲
を得る方法である。
両パターンの選択はパターン選択スイッチ40bを操作す
ることにより行える。そして、上述の手動教示方法と同
様にピット疵が正しく手入範囲内にあるか否かを判断
し、正しく手入範囲内にある場合は、読込データをメモ
リ18に蓄積する。
〔手入方法〕
次に手入方法について第9図に示すフローチャートに基
づき説明する。管P内の全ての疵の教示作業が終了する
と、作業者は上述した如く操作によりグラインダ20aを
管P内の原点位置Oに位置せしめる。次いで、スイッチ
40bを操作して上記3つの制御モードの内の1つを選択
させる。今、位置,力制御モード選択スイッチ40bがオ
ンされたものとすると、演算制御装置13から切換器3に
スイッチ切換信号が入力され、演算制御装置13〜切換器
3間が閉路されることになる。
次いで、演算制御装置13はメモリ18から上述のa,b,
Δr,ψ,ψ,ψを読出し、グラインダ20aを回
転させ、これを手入範囲内の任意の位置に占位せしめ、
この位置を手入開始位置に定める。この手入開始位置と
しては、例えば前述の4点教示方法に基づく場合は手入
範囲内の管Pの周長方向における一側端のQ点を選定す
ればよい。
そして、上述の如く設定した手入情報に合致させるよう
に、全手入範囲に亘ってグラインダ20aを所定の移動経
路、移動速度及び押付力にて移動させるべく偏差カウン
タ4に駆動信号Bを、また、位置可変ゲイン発生器5及
び力可変ゲイン発生器17に夫々所定のゲイン調整信号を
与え、自動手入を行う。なお、グラインダ20aの移動経
路としては、例えば第10図に示すように▲▼(又は
▲▼)に平行に往復移動させることとしてもよく、
また▲▼(又は▲▼)に平行に首振りを行わせ
ることとしてもよい。
また、上記自動手入作業中、手入開始時から手入終了時
迄位置,力制御モードにて手入を行う必要はなく、必要
に応じて他の制御モードに切換えることとしてもよい。
例えば、手入作業開始直後の管Pの内周面を研削する場
合はグラインダ20aの位置が高精度に、また、研削代が
一定量に制御される位置制御モードを選択し、その後位
置,力制御モードを選択することとすればよい。また、
グラインダ20aを位置制御モード又は位置,力制御モー
ドにて往復移動させる場合に、グラインダ20aがターニ
ング点に位置する際にマスタースレーブ制御モードを選
択し、手動にてグラインダ20aを次順の移動開始点に位
置せしめることにすればよい。
この制御モードの切換は予め作成した制御プログラムに
より自動的に行うこととしてもよい。
なお、上述の説明では管P内の全ての疵の教示作業が終
了した後に、手入作業を行うものとしたが、1つの疵の
教示作業が終了する都度、また、複数の疵の教示作業が
終了する都度、手入作業を行うこととしてもよいことは
勿論である。
〔作用〕
このように本発明は手入作業に先立って、手入情報、つ
まりグラインダ20aの手入時における移動制御情報の教
示を行うものであるので、手入作業時においてグライン
ダ20aの制御モードとして上述の位置制御モード又は位
置,力制御モードを選択し、教示データに基づきグライ
ンダ20aを手入位置に自動的に追随せしめて手入を行う
場合は、作業者の介在を要しない。従って、この自動手
入作業を行っている間、作業者は他の作業を行え、ま
た、このような手入作業を並列して行える。
〔他の実施例〕
なお、上述の実施例では本発明を管内面疵の手入に適用
した場合について説明したが、第11図に示すように溶接
管Pの内面ビードIBの不良位置を検出し、これを研削
除去する手入方法にも適用できる。
即ち、マスタースレーブ制御モードの下、グラインダ20
aを非回転状態で、その回転面を内面ビードIBの側面に
当接させて溶接管Pの軸長方向に移動せしめ、内面ビ
ードIBの曲りを感得し、また、図中斜線で示す曲り部B
eの位置を手入位置情報としてメモリ18に蓄積する。そ
して、この蓄積されたデータに基づきグラインダ20aを
回転状態で曲り部Beに位置せしめ、この部分を削り取
ることにより手入を行う。この削り取られた部分は再溶
接されることになる。
また、管内周面に施した塗装の不良部(所定の塗装厚み
がない部分)の位置を検出し、これを研削除去する手入
方法にも適用できる。
即ち、モニタ装置30を監視しつつ、上述の実施例と同様
マスタースレーブ制御モードの下、グラインダ20aを非
回転状態で同様の教示パターンにて不良部に位置せし
め、不良部の手入範囲を教示データとして得、この教示
データに基づき当該手入範囲を削り取り、然る後再塗装
を施す。
また、第12図に示すように曲面上に存在するバリの位置
を検出し、これを研削除去する手入方法にも適用でき
る。
即ち、マスタースレーブ制御モードの下、先ずグライン
ダ20aを非回転状態で、母材41上にてバリ42の延在方向
に首振らせ、母材41表面のこの方向における高さ位置情
報を得る。次に、グラインダ20aをバリ42上に乗せて、
その延設方向に移動させ、その移動経路及びその高さ位
置情報を得る。次にこれらの情報に基づきバリ42の延在
方向における研削代を求める。そして、前記移動経路情
報及び研削代を教示データとして蓄積し、然る後、この
蓄積されたデータに基づきグラインダ20aをX,Y軸方
向に位置制御モードにて、また、Z軸方向に前述の力制
御モードにてバリ42の延在方向に一定の押付力にて移動
せしめ、バリを研削除去する。
〔効果〕
以上の如く、本発明に係る手入装置にあっては操作部材
をマスター側とし、手入用工具をスレーブ側とするバイ
ラテラル方式の制御を行うマスタースレーブ制御回路
と、手入工具の位置制御回路と、手入工具の位置,押付
力を制御する位置,力制御回路と、これらを切替える切
替手段とを備えるから、手入工具の操作を手入対象部に
対して自動的に移動制御し得ることは勿論、手入対象の
手入の程度に応じて手入工具に位置,押付力の制御を行
うことで正確に、しかも自動的に所望の手入を施すこと
が可能となる優れた効果を奏するものである。
なお、上述の実施例ではバイラテラル方式として、力逆
送形のものとしたが、これに限らず従来知られている対
称形、即ちスレーブ側である手入用グラインダ20aの位
置変更量を操作軸40aにフィードバックする構成、或い
は力帰還形、即ちマスター側である操作軸の操作力を軽
減して操作性を高める構成等を適宜採用してよいことは
勿論である。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すものであり、第1図は本発
明を管内面疵の手入に適用した実施例を示す全体斜視
図、第2図は手入用グラインダと3次元操作装置との駆
動制御系を示す模式図、第3図は疵の種類及び教示パタ
ーンを示す模式図、第4図は手動教示方法の手順を示す
フローチャート、第5図はCRTディスプレイの表示画像
を示す斜視図,透視図、第6図は円筒座標を示す斜視
図、第7図は疵分布パターンを示す模式図、第8図は半
自動教示方法の手順を示すフローチャート、第9図は手
入方法の手順を示すフローチャート、第10図は手入用グ
ラインダの移動経路を示す模式図、第11図は管内面ビー
ドの曲りを示す平面図、第12図は曲面上に存在するバリ
を示す斜視図である。 13……演算制御装置、18……メモリ、20……手入装置本
体、20a……手入用グラインダ、40……3次元操作装
置、40a……操作軸、P……管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 片山 裕 和歌山県和歌山市湊1850番地 住友金属工 業株式会社和歌山製鉄所内 (56)参考文献 特開 昭59−30658(JP,A) 特開 昭59−187438(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】手入対象部材の手入部を手入すべく3次元
    的な位置の自動制御可能になしてある手入用工具と、 該手入用工具に連繋してある操作部材と、 該操作部材をマスター側とし、手入用工具をスレーブ側
    とするバイラテラル方式の制御を行わせるマスタースレ
    ーブ制御回路と、 手入作業に先立って、前記操作部材を操作することによ
    り前記手入部に追随せしめられる手入用工具の位置情報
    を記憶する記憶装置と、 手入作業時において、該記憶装置の記憶情報に基づき前
    記手入用工具を前記手入部に自動的に追随させるための
    移動位置を制御する位置制御回路と、 手入作業時において、前記記憶装置の記憶情報に基づき
    前記手入用工具を前記手入部に自動的に追随させるため
    の移動位置及び前記手入対象部材に対する押付力を制御
    する位置,力制御回路と、 前記マスタースレーブ制御回路と、位置制御回路と、位
    置,力制御回路とを選択的に動作せしめる切換手段と を具備することを特徴とする手入装置。
JP60028936A 1985-02-15 1985-02-15 手入装置 Expired - Lifetime JPH0641100B2 (ja)

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