JPH06410Y2 - 成形機のブローヘッド - Google Patents
成形機のブローヘッドInfo
- Publication number
- JPH06410Y2 JPH06410Y2 JP771289U JP771289U JPH06410Y2 JP H06410 Y2 JPH06410 Y2 JP H06410Y2 JP 771289 U JP771289 U JP 771289U JP 771289 U JP771289 U JP 771289U JP H06410 Y2 JPH06410 Y2 JP H06410Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blowing rod
- molding machine
- head
- blow head
- blow
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は成形機のブローヘッドに係り、特に二次成形機
において吹竿を着脱可能に支持すると共にブローエアー
の送入をリークすることなく確実に行うためのブローヘ
ッドに関する。
において吹竿を着脱可能に支持すると共にブローエアー
の送入をリークすることなく確実に行うためのブローヘ
ッドに関する。
[従来の技術] 従来からビーカ、フラスコ等の精密度が要求される理化
学実験用硝子器具については、熟練者の手作業による吹
竿成形により製造している。
学実験用硝子器具については、熟練者の手作業による吹
竿成形により製造している。
この手作業による吹竿成形においては、ガラス溶融炉か
ら巻取りまたはその他の方法で採取したガラスは、内面
が半球状のりん台によりガラス表面を必要な形状に整え
る一次成形が行われる。
ら巻取りまたはその他の方法で採取したガラスは、内面
が半球状のりん台によりガラス表面を必要な形状に整え
る一次成形が行われる。
この一次成形によって表面温度が低下したガラスは再加
熱されて焼き戻し作業が行われ、必要な温度に到達した
段階で炉外に持ち出しブローを入れながら最終の金型に
より二次成形が行われる。
熱されて焼き戻し作業が行われ、必要な温度に到達した
段階で炉外に持ち出しブローを入れながら最終の金型に
より二次成形が行われる。
[考案が解決しようとする課題] 上述した一次成形から二次成形に至る一連の作業を全て
手作業によって行っていたため、生産コストが高く、ま
た、作業者の高度な熟練度が要求される等の問題点があ
った。
手作業によって行っていたため、生産コストが高く、ま
た、作業者の高度な熟練度が要求される等の問題点があ
った。
本考案は上記の点に鑑みなされたもので、一次成形から
二次成形までの一連の作業を自動的に行う際に、吹竿が
二次成形機に移載された時に吹竿を着脱可能に支持する
と共にブローエアーの送入をリークすることなく確実に
行うことができる成形機のブローヘッドを提供すること
を目的とする。
二次成形までの一連の作業を自動的に行う際に、吹竿が
二次成形機に移載された時に吹竿を着脱可能に支持する
と共にブローエアーの送入をリークすることなく確実に
行うことができる成形機のブローヘッドを提供すること
を目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため、本考案に係る成形機のブロー
ヘッドは、成形機に昇降可能に設けられたハウジング
と、ハウジング内に支持され、吹竿にブローエアーを送
入するためのヘッド本体と、ヘッド本体に設けられ、吹
竿の上端部に係脱可能に係合する保持部材とを備えたこ
とを特徴とするものである。
ヘッドは、成形機に昇降可能に設けられたハウジング
と、ハウジング内に支持され、吹竿にブローエアーを送
入するためのヘッド本体と、ヘッド本体に設けられ、吹
竿の上端部に係脱可能に係合する保持部材とを備えたこ
とを特徴とするものである。
[作用] 本考案は、上記手段により、成形機に移載された吹竿の
外周面をセンタリング装置により保持すると共に、吹竿
の上端部に保持部材を係合させて保持し、この状態でヘ
ッド本体から吹竿内にブローエアーを送入することがで
きる。
外周面をセンタリング装置により保持すると共に、吹竿
の上端部に保持部材を係合させて保持し、この状態でヘ
ッド本体から吹竿内にブローエアーを送入することがで
きる。
[実施例] 以下、本考案に係る成形機のブローヘッドの実施例を第
1図乃至第5図を参照して説明する。
1図乃至第5図を参照して説明する。
第1図は成形機の全体構成図であり、成形機は下部に金
型2を、上部にブローヘッド3を有している。金型2は
2分割され、開閉自在に構成されており、シンリダ4に
より開閉されるようになっている。
型2を、上部にブローヘッド3を有している。金型2は
2分割され、開閉自在に構成されており、シンリダ4に
より開閉されるようになっている。
また、ブローヘッド3は昇降用シリンダ5により昇降可
能になっていると共に、作動杆6aを有した前後動用シリ
ンダ6により前後動可能になっている。
能になっていると共に、作動杆6aを有した前後動用シリ
ンダ6により前後動可能になっている。
前記金型2とブローヘッド3間において、吹竿7をセン
タリングすると共に回転駆動するためのセンタリング装
置8が配設されている。
タリングすると共に回転駆動するためのセンタリング装
置8が配設されている。
前記ブローヘッド3は、第2図および第3図にその詳細
図が示されるようにハウジング10を有し、このハウジン
グ10内にヘッド本体11が支持されている。
図が示されるようにハウジング10を有し、このハウジン
グ10内にヘッド本体11が支持されている。
すなわち、ハウジング10内には上下に複数のフリーベア
リング12が配設され、これらフリーベアリング12によ
り、ヘッド本体11より延設された支持プレート13が挾ま
れて、ヘッド本体11は、ハウジング10内を所定平面上を
移動可能に支持されている。また、ハウジング10の外周
面には所定間隔を置いて複数のジグシリンダ14が配設さ
れており、このジグシリンダの押圧力により支持プレー
ト13およびヘッド本体11が支持されるようになってい
る。
リング12が配設され、これらフリーベアリング12によ
り、ヘッド本体11より延設された支持プレート13が挾ま
れて、ヘッド本体11は、ハウジング10内を所定平面上を
移動可能に支持されている。また、ハウジング10の外周
面には所定間隔を置いて複数のジグシリンダ14が配設さ
れており、このジグシリンダの押圧力により支持プレー
ト13およびヘッド本体11が支持されるようになってい
る。
なお、ジグシリンダはその内部に押圧力を付与するため
のバネ等の付勢部材が介装されている。
のバネ等の付勢部材が介装されている。
一方、ヘッド本体11はベアリング16により回転可能に支
持された回転軸17を有し、この回転軸17の下端に、吹竿
7の上端部を保持する保持部材18が固定されている。
持された回転軸17を有し、この回転軸17の下端に、吹竿
7の上端部を保持する保持部材18が固定されている。
保持部材18は内面にテーパ面18aが形成されると共に、
シール用のラバー19が設けられている。
シール用のラバー19が設けられている。
一方、センタリング装置8は第4図および第5図に示さ
れるようにフレーム21に支持されたセンタリングガイド
ローラ22と、フレーム21に対して揺動可能に設けられた
センタリングローラ23とを備えている。
れるようにフレーム21に支持されたセンタリングガイド
ローラ22と、フレーム21に対して揺動可能に設けられた
センタリングローラ23とを備えている。
センタリングガイドローラ22はベルト24によりモータ25
に連結され、回転駆動されるようになっている。また、
センタリングローラ23はロータリアクチュエータ26によ
り90°揺動されるようになっている。
に連結され、回転駆動されるようになっている。また、
センタリングローラ23はロータリアクチュエータ26によ
り90°揺動されるようになっている。
また、センタリングガイドローラ22の上側と、センタリ
ングガイドローラ22とセンタリングローラ23を結ぶ線と
直交する位置に、吹竿7に設けられたフランジ7aが載置
される3つのフリーベアリング28、28が配設されてい
る。
ングガイドローラ22とセンタリングローラ23を結ぶ線と
直交する位置に、吹竿7に設けられたフランジ7aが載置
される3つのフリーベアリング28、28が配設されてい
る。
次に、前述のように構成された成形機のブローヘッドの
動作を説明する。
動作を説明する。
一次成形が行われて再加熱が終了したガラスは吹竿7に
保持された状態で成形機に移載される。
保持された状態で成形機に移載される。
この時、センタリングローラ23は開方向に90°揺動して
おり、吹竿7がセンタリング装置8に挿入された段階で
センタリングローラ23は閉方向に90°揺動する。
おり、吹竿7がセンタリング装置8に挿入された段階で
センタリングローラ23は閉方向に90°揺動する。
これにより、吹竿7はセンタリングガイドローラ22とセ
ンタリングローラ23とにより保持されると共にガラスは
金型2内に挿入される。
ンタリングローラ23とにより保持されると共にガラスは
金型2内に挿入される。
すると、昇降用シリンダ5が作動してブローヘッド3が
下降し、吹竿7の上端にヘッド本体11に設けられた保持
部材18が係合する。
下降し、吹竿7の上端にヘッド本体11に設けられた保持
部材18が係合する。
このブローヘッド3の下降時に保持部材18の中心と吹竿
7の中心が偏心している場合には、吹竿7の上端部と保
持部材18のテーパ面18aとが接触しつつ吹竿7が保持部
材18内に収納されていく。
7の中心が偏心している場合には、吹竿7の上端部と保
持部材18のテーパ面18aとが接触しつつ吹竿7が保持部
材18内に収納されていく。
この時、ヘッド本体11はハウジング10内で平面上を移動
自在に支持されているため、保持部材18は、保持部材18
内のラバー19が吹竿7の上端面に接触係合するまで、ジ
グシリンダ14の弾性に抗して両センタ位置の位置ずれ修
正動作がなされる。
自在に支持されているため、保持部材18は、保持部材18
内のラバー19が吹竿7の上端面に接触係合するまで、ジ
グシリンダ14の弾性に抗して両センタ位置の位置ずれ修
正動作がなされる。
保持部材18が吹竿7に完全に接触係合されると、ハウジ
ング10の外周面に設けられたジグシリンダ14が支持プレ
ート13を介してヘッド本体11をしっかりと保持し、結果
として吹竿7の上端部はヘッド本体11により保持され
る。
ング10の外周面に設けられたジグシリンダ14が支持プレ
ート13を介してヘッド本体11をしっかりと保持し、結果
として吹竿7の上端部はヘッド本体11により保持され
る。
つぎに、センタリングガイドローラ22が回転駆動されて
吹竿7が回転されると共に、ヘッド本体11および回転軸
17内に形成されたエアー導入路17aを介して吹竿7内に
ブローエアーの送入が行われ、二次成形が遂行される。
なお、回転軸17は吹竿7の回転と共に回転される。
吹竿7が回転されると共に、ヘッド本体11および回転軸
17内に形成されたエアー導入路17aを介して吹竿7内に
ブローエアーの送入が行われ、二次成形が遂行される。
なお、回転軸17は吹竿7の回転と共に回転される。
このように本実施例によれば、一次成形を経て二次成形
する際に、成形機に移載された吹竿を着脱可能に保持す
ることができると共に、この吹竿の保持時に吹竿とブロ
ーヘッドとの位置ずれ修正も行うことができる。
する際に、成形機に移載された吹竿を着脱可能に保持す
ることができると共に、この吹竿の保持時に吹竿とブロ
ーヘッドとの位置ずれ修正も行うことができる。
そして、成形時には、吹竿に回転を付与しつつ吹竿内に
ブローエアーの送入を行うことができる。
ブローエアーの送入を行うことができる。
[考案の効果] 以上、実施例の説明から明らかなように本考案によれ
ば、一次成形が終了し、二次成形機に移載された吹竿を
着脱可能に保持することができると共に、吹竿内にブロ
ーエアーの送入をリークさせることなく確実に行うこと
ができる。
ば、一次成形が終了し、二次成形機に移載された吹竿を
着脱可能に保持することができると共に、吹竿内にブロ
ーエアーの送入をリークさせることなく確実に行うこと
ができる。
また、本考案によれば、吹竿とブローヘッドとに若干の
センタ位置の位置ずれがあってもブローヘッドの位置ず
れを自動的に修正することができると共に、吹竿を回転
駆動することもできる。
センタ位置の位置ずれがあってもブローヘッドの位置ず
れを自動的に修正することができると共に、吹竿を回転
駆動することもできる。
第1図は本考案に係る成形機のブローヘッドを備えた成
形機の一部断面図、第2図は同ブローヘッドの断面図、
第3図は同ブローヘッドの平面図、第4図はセンタリン
グ装置の平面図、第5図は第4図のV−V線断面図であ
る。 3・・・ブローヘッド 7・・・吹竿 8・・・センタリング装置 10・・・ハウジング 11・・・ヘッド本体 18・・・保持部材 22・・・センタリングガイドローラ 23・・・センタリングローラ
形機の一部断面図、第2図は同ブローヘッドの断面図、
第3図は同ブローヘッドの平面図、第4図はセンタリン
グ装置の平面図、第5図は第4図のV−V線断面図であ
る。 3・・・ブローヘッド 7・・・吹竿 8・・・センタリング装置 10・・・ハウジング 11・・・ヘッド本体 18・・・保持部材 22・・・センタリングガイドローラ 23・・・センタリングローラ
Claims (2)
- 【請求項1】成形機に昇降可能に設けられたハウジング
と、ハウジング内に支持され吹竿にブローエアーを送入
するためのヘッド本体と、ヘッド本体に設けられ、吹竿
の上端部に係脱可能に係合する保持部材とを備えたこと
を特徴とする成形機のブローヘッド。 - 【請求項2】前記吹竿の外周面を保持すると共に吹竿を
回転させるためのセンタリング装置を備えたことを特徴
とする請求項(1)記載の成形機のブローヘッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP771289U JPH06410Y2 (ja) | 1989-01-27 | 1989-01-27 | 成形機のブローヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP771289U JPH06410Y2 (ja) | 1989-01-27 | 1989-01-27 | 成形機のブローヘッド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02102435U JPH02102435U (ja) | 1990-08-15 |
JPH06410Y2 true JPH06410Y2 (ja) | 1994-01-05 |
Family
ID=31212956
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP771289U Expired - Lifetime JPH06410Y2 (ja) | 1989-01-27 | 1989-01-27 | 成形機のブローヘッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06410Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-01-27 JP JP771289U patent/JPH06410Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02102435U (ja) | 1990-08-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
RU2324593C2 (ru) | Способ термоформования пластиковых топливных баков из сдвоенных листов и установка для его осуществления | |
NO135405B (ja) | ||
JPS61287715A (ja) | 射出延伸吹込成形機 | |
SE8307089L (sv) | Anordning for manovrering av formhalvor | |
JPH06410Y2 (ja) | 成形機のブローヘッド | |
KR101710783B1 (ko) | 립스틱성형물의 자동 삽입장치 | |
JPH0475852B2 (ja) | ||
CN211362260U (zh) | 一种注塑机的机械臂 | |
JPS61287716A (ja) | 射出吹込成形機 | |
US1995653A (en) | Safety device for glassware forming machines | |
JPH06305002A (ja) | 射出延伸ブロー成形機 | |
CN207828105U (zh) | 一种高硼硅玻璃壶自动化生产系统 | |
JP4322385B2 (ja) | 成形型開閉機構用整合ジグ | |
JP4440454B2 (ja) | I.s.マシーン | |
CN210945342U (zh) | 倒扣型玻璃盖板的成型设备 | |
JPH1170569A (ja) | 把手付き容器の成形装置及び成形方法 | |
CN212286306U (zh) | 一种镭雕边带测试装置 | |
CN218701176U (zh) | 一种吹瓶机用吹制校准机构 | |
CN113213163B (zh) | 一种自动化机械机构的取料装置 | |
CN220639052U (zh) | 一种具有定位功能的成型机 | |
CN217229397U (zh) | 一种封装产品翻转机构装置 | |
CN219216537U (zh) | 一种用于拉杆丝印装置的自动进料装置 | |
JPH06409Y2 (ja) | ハンドリング装置 | |
JP3638991B2 (ja) | 成形装置 | |
JP2024021629A (ja) | キャップ脱着装置 |