JPH064102Y2 - 攪拌装置用軸継手 - Google Patents

攪拌装置用軸継手

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JPH064102Y2
JPH064102Y2 JP1987095250U JP9525087U JPH064102Y2 JP H064102 Y2 JPH064102 Y2 JP H064102Y2 JP 1987095250 U JP1987095250 U JP 1987095250U JP 9525087 U JP9525087 U JP 9525087U JP H064102 Y2 JPH064102 Y2 JP H064102Y2
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shaft
side half
driving shaft
half body
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JP1987095250U
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永三 財津
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株式会社品川工業所
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は,餡練り機等の攪拌装置に用いられる軸継手に
関する。
(従来の技術) 餡練り機における攪拌装置の一例を第3図に示す。図に
おいて,61は,下端部に木製あるいはフッ素樹脂製の攪
拌羽根64が取付けられた攪拌軸であり,該攪拌軸61は,
モータ等の原動機63の動力が伝達される原動軸62とは,
軸継手70を用いて連結されている。攪拌羽根64は,餡の
原材料が投入される釜65の内周面を摺接するように配設
されている。該軸継手70は,第4図に示すように,原動
軸62の下端部に取付けられた原動軸側半体71と,攪拌軸
61の上端部に取付けられた攪拌軸側半体72とを有する。
原動軸側半体71は,下部に底面が開放された円錐台状の
係合凹部71aと,原動軸側半体71の周面に配設され,そ
の下端面から鉤状に切欠された係合溝部71bとを有す
る。他方,攪拌軸側半体72は,原動軸側半体71の係合凹
部71aに嵌合し得る円錐台状の係合凸部72aと,該係合凹
部72aの中程を略水平に貫通する係合ピン72bとを有す
る。
このような軸継手70は,次のようにして原動軸62と攪拌
軸61とを連結する。まず,攪拌軸側半体72における係合
凸部72aを原動軸側半体71の係合凹部71a内に嵌入させ
る。このとき,攪拌軸側半体72の係合ピン72bを原動軸
側半体71の係合溝部71b内に係合させておく。そして,
攪拌軸側半体72の係合凸部72aが原動軸側半体71の係合
凹部71a内に嵌合されると,係合ピン72bが鉤状の係合溝
部71bに沿うように攪拌軸側半体72が回動され,係合ピ
ン72bが係合溝部71bに沿って移動し,係合溝部71bの下
方へ延出する先端部に係止される。
(考案が解決しようとする問題点) このように,原動軸62と攪拌軸61を連結する軸継手70
は,原動軸側半体71における円錐台状の係合凹部71a内
に,攪拌軸側半体72における円錐台状の係合凸部72aが
嵌入されて,係合ピン72bが鉤状に切欠された係合溝部7
1bに係合される。係合ピン72bは,鉤状に屈曲する係合
溝部71b内に沿って移動するため,係合溝部71bの下方へ
屈曲した先端部においては,該先端部に係止すべく下方
へ移動する。このため,円錐台状となって原動軸側半体
71の係合凹部71aと,攪拌軸側72の係合凸部72aとはその
上面および周面間において若干の間隙が形成される。こ
のような状態で原動軸62が回転されると,軸継手70を介
して攪拌軸61も回転されるが,攪拌軸61は,軸継手70に
おける係合ピン72bにて原動軸側半体72に吊持された状
態になっているため,また,軸継手70において嵌合され
た半体同士が若干の間隙を有しているために,攪拌軸61
は,その回転軸に揺動する。攪拌軸61が揺動すると,そ
の下端に取付けられた攪拌羽根64は,釜65内周面と確実
に摺接せず,釜64内の原材料の一部が攪拌されないおそ
れがある。攪拌羽根64は釜65内周面に摺接するべく構成
されているが,釜64内周面との摺接により攪拌羽根64が
摩耗すれば,攪拌軸61の揺動範囲が広がり,釜65内の原
材料における攪拌されない部分がさらに増加するおそれ
もある。
本考案は,上記従来の問題を解決するものであり,その
目的は,原動軸に連結された攪拌軸を揺動させることな
く回転させ得る攪拌装置用軸継手を提供することにあ
る。
(問題点を解決するための手段) 本考案の攪拌装置用軸継手は,原動機により回転される
ように略鉛直に配設された原動軸と,下端部に攪拌羽根
が配設された攪拌軸とを連結する攪拌装置用軸継手であ
り,前記原動軸の下端部に配設されており,その下部に
底面が開放された円錐台状の係合凹部,および該係合凹
部の周面をその底面から鉤状に切欠した係合溝部を有す
る原動軸側半体と,棒状をなし,上端部が前記原動軸側
半体の上部における軸心部に抜け止め状に嵌入され,下
部が前記係合凹部内に延出するばね部材と,前記攪拌軸
の上端部に配設されており,前記係合凹部に嵌合し得る
円錐台状の係合凸部,該係合凸部を略水平に貫通して,
前記係合溝部に係止し得る係合ピン,および該係合凸部
の軸心部に略鉛直状に設けられ,前記ばね部材の下部が
嵌入し得る係合孔を有する攪拌軸側半体と,を具備して
おり,そのことにより上記目的が達成される。
(実施例) 以下に本考案を実施例について説明する。
本考案の攪拌装置用軸継手が使用される攪拌装置は,第
2図に示すように,支柱50の上側に支持されている。該
支柱50は,攪拌すべき原料が収容される釜51の側方に立
設されており,該支柱50の上部には,先端部が釜51の上
方に位置するように略水平に配設されたケーシング41の
基端部が取付けられている。該ケーシング41の先端に
は,原動軸21が略鉛直に垂下されており,該原動軸21の
下端部は,本考案の軸継手10を介して,攪拌軸31に連結
されている。該攪拌軸31の下端部には,原材料が収容さ
れた釜51の内周面に摺接する攪拌羽根32が配設されてい
る。
支柱50の上側に配設されたケーシング41内には,ベルト
伝動装置42が配設されている。該ベルト伝動装置42は原
動軸21に外嵌された従動プーリ42aと,ケーシング41内
の基端部に回転可能に配設された原動プーリ42bと,両
プーリ42aおよび42b間に巻き掛けられたベルト42cとを
有する。ケーシング41内の基端部に配設された原動プー
リ42bは,該ケーシング41の上面に配設されたモータ43
の出力軸に外嵌されている。従って,モータ43の回転が
ベルト伝動装置42を介して原動軸21に伝達され,該原動
軸21が回転される。そして,該原動軸21の回転が,本考
案の軸継手10を介して,攪拌軸31に伝達されて,該攪拌
軸31が回転される。
本考案の軸継手10は,第1図に示すように,原動軸21の
下端部に配設された原動軸側半体11と,攪拌軸の上端部
に配設された攪拌軸側半体12とを有する。
原動軸側半体11は,下部に円錐台状の係合凹部11aが形
成された円筒状をしている。該係合凹部11aは底面が開
放されており,上部が先細り状となっている。該原動軸
側半体11の周面には,一対の係合溝部11bが,軸対称の
二位置に底面から鉤状に切欠されている。各係合溝部11
bは,該原動軸側半体11の底面から上方へ略鉛直に延出
しており,その上端部にて,側方へ略直角に屈曲して,
外周面に沿って略水平に延出している。そしてその略水
平となって延出した部分の先端部にて下方へ略直角に屈
曲して,下方へ略鉛直に延出しており,下方へ略鉛直に
延出した該係合溝部11bの先端部は,原動軸側半体11の
底面には達しておらず,閉塞状態となっている。
原動軸側半体11には,その軸心に沿って,例えば直径2
mm〜8mmの棒鋼を用いたばね部材13が配設されている。
該ばね部材13はその上端部が,原動軸側半体11の上部に
嵌入しており,下部は円錐台状の係合凹部11内に延出し
ている。原動軸側半体11の上部内に嵌入した該ばね部材
13の上部には,原動軸側半体11の外周面から挿通された
ボルト14の先端が当接しており,該ばね部材13を抜け止
めしている。
攪拌軸側半体12は,原動軸側半体11の係合凹部11a内に
嵌入し得るように上側に配設された円錐台状の係合凸部
12aと,該係合凸部12aの下側に配設された基台部12c
と,該係合凸部12aの中程を略水平に貫通する係合ピン1
2bとを有する。係合凸部12aは円筒状の基台部12cの上面
に取付けられており,下側の基台部12cには,攪拌軸21
の上端部が内嵌されて固定されている。
該攪拌軸側半体12における係合凸部12aの軸心部には前
記ばね部材13の下部が嵌入し得る係合孔12eがその上面
から形成されている。該係合孔12eは,ばね部材13にお
ける原動軸側半体11の係合凸部11a内に延出した下部全
体が嵌入し得るように,係合凸部12aの内部をほぼ鉛直
に貫通している。
このような構成の軸継手10は,次のようにして原動軸21
と攪拌軸31とを連結する。まず,攪拌軸31の上端に取付
けられた攪拌軸側半体12の係合凸部12aを,原動軸21の
下端に取付けられた原動軸側半体11の係合凹部11aの軸
心と同軸になるように配設すると共に,攪拌軸側半体12
の係合ピン12bを原動軸側半体11の係合溝部11b内に係合
し得るように位置させる。このような状態で,攪拌軸側
半体12の係合凸部12aを原動軸側半体11の係合凹部11a内
に嵌入させる。これにより,原動軸側半体11に取付けら
れたばね部材13が攪拌軸側半体12における係合孔12e内
に嵌入すると共に,攪拌軸側半体12の係合ピン12bにお
ける各端部が原動軸側半体11の各係合溝部11b内にそれ
ぞれ係合される。そして,係合ピン12bが鉤状の該係合
溝部11bの略水平となった部分に沿って回動するよう
に,攪拌軸側半体11が回動され,係合ピン12bは,係合
溝部11bの下方へ延出した先端部内に係止される。
このような状態で,原動軸21が回転されると,軸継手10
を介して,原動軸21の回転が攪拌軸31に伝達され,該攪
拌軸31が回転される。攪拌軸31は,軸継手10における原
動軸側半体11の係合溝部11bに係合ピン12bが係止される
ことにより,原動軸21に対して,吊持された状態になっ
ているため,攪拌軸31は,その回転時に,揺動しようと
する。しかし,原動軸側半体11の軸心部および攪拌軸側
半体12の軸心部には1本のばね部材13の上部および下部
がそれぞれ嵌入されているため,攪拌軸31が原動軸21に
対して揺動しようとしても,該ばね部材13がその揺動を
阻止する。従って,攪拌軸31は,原動軸21とは同軸状態
で揺動することなく回転する。これにより,攪拌軸31の
下端に取付けられた攪拌羽根32は釜51内に収容された餡
の原材料を確実に攪拌する。
なお,上記実施例では,棒状のばね部材13の上端部を原
動軸側半体11にボルト14にて取付ける構成としたが,こ
のような構成に限定されず,ばね部材13の下端部を,攪
拌軸側半体12内に圧入して支持する構成としてもよい。
この場合は,ボルト14を使用しなくともばね部材13は攪
拌軸側半体12に支持される。
また,上記実施例では,ばね部材13として棒鋼を用いた
が複数本のピアノ線を用いてもよい。
(考案の効果) 本考案の攪拌装置用軸継手は,このように,原動軸側半
体と攪拌軸側半体との間に,それぞれの軸心部に上部お
よび下部が嵌入された棒状のばね部材が介装されている
ため,原動軸に吊持された状態の攪拌軸が,その回転時
に揺動するおそれがない。従って攪拌軸の下端に取付け
られた攪拌羽根は,その下方に配設された釜の内周面を
確実に摺接し,その釜内の原材料を確実に攪拌し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の攪拌装置用軸継手の一部破断斜視図,
第2図はその継手を用いた攪拌装置の要部を示す一部破
断立面図,第3図は従来の継手を用いた攪拌装置の要部
を示す一部破断立面図,第4図はその継手の一部破断斜
視図である。 10…継手,11…原動軸側半体,11a…係合凹部,11b…係
合溝部,12…攪拌軸側半体,12a…係合凸部,12b…係合
ピン,13…ばね部材,21…原動軸,31…攪拌軸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】原動機により回転されるように略鉛直に配
    設された原動軸と,下端部に攪拌羽根が配設された攪拌
    軸とを連結する攪拌装置用軸継手であり, 前記原動軸の下端部に配設されており,その下部に底面
    が開放された円錐台状の係合凹部,および該係合凹部の
    周面をその底面から鉤状に切欠した係合溝部を有する原
    動軸側半体と, 棒状をなし,上端部が前記原動軸側半体の上部における
    軸心部に抜け止め状に嵌入され,下部が前記係合凹部内
    に延出するばね部材と, 前記攪拌軸の上端部に配設されており,前記係合凹部に
    嵌合し得る円錐台状の係合凸部,該係合凸部を略水平に
    貫通して,前記係合溝部に係止し得る係合ピン,および
    該係合凸部の軸心部に略鉛直状に設けられ,前記ばね部
    材の下部が嵌入し得る係合孔を有する攪拌軸側半体と, を具備する攪拌装置用軸継手。
JP1987095250U 1987-06-19 1987-06-19 攪拌装置用軸継手 Expired - Lifetime JPH064102Y2 (ja)

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