JPH0640945Y2 - 酸素濃縮機の消音構造 - Google Patents
酸素濃縮機の消音構造Info
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- JPH0640945Y2 JPH0640945Y2 JP1986182845U JP18284586U JPH0640945Y2 JP H0640945 Y2 JPH0640945 Y2 JP H0640945Y2 JP 1986182845 U JP1986182845 U JP 1986182845U JP 18284586 U JP18284586 U JP 18284586U JP H0640945 Y2 JPH0640945 Y2 JP H0640945Y2
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Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は酸素濃縮機の消音構造に係り、特に酸素濃縮
機について改造や部品追加等を要することなく消音効果
を向上して排気騒音の低減を果し得る酸素濃縮機の消音
構造に関する。
機について改造や部品追加等を要することなく消音効果
を向上して排気騒音の低減を果し得る酸素濃縮機の消音
構造に関する。
[従来の技術] 排気騒音を発生する装置にあっては、排気騒音を低減す
るために、消音器を介して排気を外部に排出し、あるい
は装置全体を箱体により被包している。
るために、消音器を介して排気を外部に排出し、あるい
は装置全体を箱体により被包している。
例えば、第7図に示す如く、酸素濃縮機2は、箱状で内
部空間を有する基台8上に載置した圧縮機4を内箱10に
内装させて設けるとともにこの内箱10の上部材12上に気
体選択性透過体を内蔵する一対の生成筒6・6を設け、
この一対の生成筒6・6に交互に空気を圧送して酸素富
化空気を生成する。
部空間を有する基台8上に載置した圧縮機4を内箱10に
内装させて設けるとともにこの内箱10の上部材12上に気
体選択性透過体を内蔵する一対の生成筒6・6を設け、
この一対の生成筒6・6に交互に空気を圧送して酸素富
化空気を生成する。
即ち、圧縮器4から圧送される空気を例えば五方電磁弁
14により、先ず一の生成筒6に供給して酸素富化空気を
生成する一方、他の生成筒6から残留する排気である窒
素富化空気を放出させる。次いで、五方電磁弁14を切換
えて、前記一の生成筒6から残留する窒素富化空気を放
出させる一方、他の生成筒6に空気を供給して酸素富化
空気を生成する。生成された酸素富化空気は、バッファ
タンク16を介して使用に供される。五方電磁弁14の切換
えは、制御盤18により制御される。
14により、先ず一の生成筒6に供給して酸素富化空気を
生成する一方、他の生成筒6から残留する排気である窒
素富化空気を放出させる。次いで、五方電磁弁14を切換
えて、前記一の生成筒6から残留する窒素富化空気を放
出させる一方、他の生成筒6に空気を供給して酸素富化
空気を生成する。生成された酸素富化空気は、バッファ
タンク16を介して使用に供される。五方電磁弁14の切換
えは、制御盤18により制御される。
この酸素濃縮機2の内箱10の上部材12上には冷却ファン
20を設けてあり、冷却後の冷却風は内箱10の下側の部材
26に形成した冷却風放出口24から放出される。また、窒
素富化空気は、基台8内の消音器104を介して内箱10の
下側の部材26の排気放出口106から放出される。なお、
符号62は、酸素濃縮機2全体を被包する外箱である。
20を設けてあり、冷却後の冷却風は内箱10の下側の部材
26に形成した冷却風放出口24から放出される。また、窒
素富化空気は、基台8内の消音器104を介して内箱10の
下側の部材26の排気放出口106から放出される。なお、
符号62は、酸素濃縮機2全体を被包する外箱である。
[考案が解決しようとする問題点] このように、酸素濃縮装置2は、排気として放出される
窒素富化空気の排気騒音を低減するために基台8内に消
音器104を設けている。また、圧縮器4の運転音や排気
騒音の低減を図るために、機体全体を被包する外箱62を
設けている。
窒素富化空気の排気騒音を低減するために基台8内に消
音器104を設けている。また、圧縮器4の運転音や排気
騒音の低減を図るために、機体全体を被包する外箱62を
設けている。
しかしながら、窒素富化空気が限定されたスペースに設
けられた容量の小さい消音器104を経て排気放出口106か
ら直接放出されるだけなので、充分に排気の消音が果た
されず、また、消音効果を向上すべく大なる容積の消音
器を外箱62内に設けんとしても、収容スペースを確保し
得ないという不都合があり、改善が望まれていた。
けられた容量の小さい消音器104を経て排気放出口106か
ら直接放出されるだけなので、充分に排気の消音が果た
されず、また、消音効果を向上すべく大なる容積の消音
器を外箱62内に設けんとしても、収容スペースを確保し
得ないという不都合があり、改善が望まれていた。
[考案の目的] そこでこの考案の目的は、上述の不都合を除去すべく、
基台の上下の一方の板に生成筒からの排気を基台の内部
空間に導く導入口を形成し、基台の内部空間を複数の隔
壁によって区画して複数の膨張室を形成し、これら膨張
室を順次に連通する複数の連通機構を設け、膨張室から
の排気を内箱の上部材と外箱とによって形成された上部
空間に排出すべく基台の上下の一方に板に排出口を形成
するとともに内箱の上部材には開放口を形成し且つ排出
口と開放口とを連通する連結管を設け、冷却ファンの駆
動によって上部空間から送られる冷却風と共に排気を冷
却風放出口に導いて外部に放出させる放出路を基台に形
成することにより、酸素濃縮機について改善や部品追加
等を要することなく、消音効果を向上して排気騒音の低
減を果し、また、保守点検を容易とし得る酸素濃縮機の
消音構造を実現するにある。
基台の上下の一方の板に生成筒からの排気を基台の内部
空間に導く導入口を形成し、基台の内部空間を複数の隔
壁によって区画して複数の膨張室を形成し、これら膨張
室を順次に連通する複数の連通機構を設け、膨張室から
の排気を内箱の上部材と外箱とによって形成された上部
空間に排出すべく基台の上下の一方に板に排出口を形成
するとともに内箱の上部材には開放口を形成し且つ排出
口と開放口とを連通する連結管を設け、冷却ファンの駆
動によって上部空間から送られる冷却風と共に排気を冷
却風放出口に導いて外部に放出させる放出路を基台に形
成することにより、酸素濃縮機について改善や部品追加
等を要することなく、消音効果を向上して排気騒音の低
減を果し、また、保守点検を容易とし得る酸素濃縮機の
消音構造を実現するにある。
[問題点を解決するための手段] この目的を達成するためにこの考案は、箱状で内部空間
を有する基台上に載置した圧縮器を内箱に内装させて設
けるとともにこの内箱の上部材上に一対の生成筒と冷却
ファンとを設け、前記内箱の下部材には前記冷却ファン
からの冷却風を外部に放出する冷却風放出口を形成し、
前記内箱と前記一対の生成筒とを外箱によって被包した
酸素濃縮機の消音構造において、前記基台の上下の一方
の板に前記生成筒からの排気を前記基台の内部空間に導
く導入口を形成し、前記基台の内部空間を複数の隔壁に
よって区画して複数の膨張室を形成し、これら膨張室を
順次に連通する複数の連通機構を設け、前記膨張室から
の排気を前記内箱の上部材と前記外箱とによって形成さ
れた上部空間に排出すべく前記基台の上下の一方の板に
排出口を形成するとともに前記内箱の上部材には開放口
を形成し且つ前記排出口と前記開放口とを連通する連結
管を設け、前記冷却ファンの駆動によって前記上部空間
から送られる冷却風と共に排気を前記冷却風放出口に導
いて外部に放出させる放出路を前記基台に形成したこと
を特徴とする。
を有する基台上に載置した圧縮器を内箱に内装させて設
けるとともにこの内箱の上部材上に一対の生成筒と冷却
ファンとを設け、前記内箱の下部材には前記冷却ファン
からの冷却風を外部に放出する冷却風放出口を形成し、
前記内箱と前記一対の生成筒とを外箱によって被包した
酸素濃縮機の消音構造において、前記基台の上下の一方
の板に前記生成筒からの排気を前記基台の内部空間に導
く導入口を形成し、前記基台の内部空間を複数の隔壁に
よって区画して複数の膨張室を形成し、これら膨張室を
順次に連通する複数の連通機構を設け、前記膨張室から
の排気を前記内箱の上部材と前記外箱とによって形成さ
れた上部空間に排出すべく前記基台の上下の一方の板に
排出口を形成するとともに前記内箱の上部材には開放口
を形成し且つ前記排出口と前記開放口とを連通する連結
管を設け、前記冷却ファンの駆動によって前記上部空間
から送られる冷却風と共に排気を前記冷却風放出口に導
いて外部に放出させる放出路を前記基台に形成したこと
を特徴とする。
[作用] この考案の構成によれば、生成筒からの排気は、先ず、
導入口から基台の各膨張室に順次に導かれ、これら各膨
張室で圧力が低下することによって大部分が消音され、
そして、排出口と連結管と開放口とを経て外箱によって
形成された大なる空間の上部空間に至り、さらに、内箱
の内部空間でも消音されて冷却風放出口から外部に放出
される。これにより、酸素濃縮機で発生した騒音が基台
の内部空間と外箱による上部空間と内箱の内部空間等の
既存の付属空間によって複数段に効果的に低減され、し
かも、騒音源たる圧縮機が内箱と外箱とによって二重に
被包されるので、消音効果が大であり、よって、酸素濃
縮機について改造や部品追加等を要することなく、構成
を簡単にして排気騒音を低減することができる。更に、
基台に圧縮機が載置されるとともに内箱に一対の生成筒
と冷却ファンが載置されるので、圧縮機と生成筒等の機
器とを別々にユニット化し、保守点検を容易とすること
ができる。
導入口から基台の各膨張室に順次に導かれ、これら各膨
張室で圧力が低下することによって大部分が消音され、
そして、排出口と連結管と開放口とを経て外箱によって
形成された大なる空間の上部空間に至り、さらに、内箱
の内部空間でも消音されて冷却風放出口から外部に放出
される。これにより、酸素濃縮機で発生した騒音が基台
の内部空間と外箱による上部空間と内箱の内部空間等の
既存の付属空間によって複数段に効果的に低減され、し
かも、騒音源たる圧縮機が内箱と外箱とによって二重に
被包されるので、消音効果が大であり、よって、酸素濃
縮機について改造や部品追加等を要することなく、構成
を簡単にして排気騒音を低減することができる。更に、
基台に圧縮機が載置されるとともに内箱に一対の生成筒
と冷却ファンが載置されるので、圧縮機と生成筒等の機
器とを別々にユニット化し、保守点検を容易とすること
ができる。
[実施例] 以下図面に基づいてこの考案の実施例を詳細且つ具体的
に説明する。
に説明する。
第1〜5図は、この考案の実施例を示すものである。図
において、2は酸素濃縮機、4は圧縮機、6・6は生成
筒である。酸素濃縮機2は、箱状で内部空間を有する基
台8上に載置した圧縮器4を内箱10に内装させて設ける
とともに、この内箱10の上部材12上に気体選択性透過体
を内蔵する一対の生成筒6・6を設け、この一対の生成
筒6・6に交互に空気を圧送して酸素富化空気を生成す
るものである。
において、2は酸素濃縮機、4は圧縮機、6・6は生成
筒である。酸素濃縮機2は、箱状で内部空間を有する基
台8上に載置した圧縮器4を内箱10に内装させて設ける
とともに、この内箱10の上部材12上に気体選択性透過体
を内蔵する一対の生成筒6・6を設け、この一対の生成
筒6・6に交互に空気を圧送して酸素富化空気を生成す
るものである。
即ち、圧縮器4から圧送される空気を電磁弁、例えば五
方電磁弁14により、先ず一の生成筒6に供給して酸素富
化空気を生成する一方、他の生成筒6から残留する排気
である窒素富化空気を放出させる。次いで、五方電磁弁
14を切換えて、一の生成筒6から残留する窒素富化空気
を放出させる一方、他の生成筒6に空気を供給して酸素
富化空気を生成する。生成された酸素富化空気は、バッ
ファタンク16を介して使用に供される。五方電磁弁14の
切換えは、制御盤18により制御される。
方電磁弁14により、先ず一の生成筒6に供給して酸素富
化空気を生成する一方、他の生成筒6から残留する排気
である窒素富化空気を放出させる。次いで、五方電磁弁
14を切換えて、一の生成筒6から残留する窒素富化空気
を放出させる一方、他の生成筒6に空気を供給して酸素
富化空気を生成する。生成された酸素富化空気は、バッ
ファタンク16を介して使用に供される。五方電磁弁14の
切換えは、制御盤18により制御される。
また、酸素濃縮機2の内箱10の上部材12上には冷却ファ
ン20を設けてあり、冷却後の冷却風は内箱10の下部材22
に形成した冷却風放出口24から放出される。
ン20を設けてあり、冷却後の冷却風は内箱10の下部材22
に形成した冷却風放出口24から放出される。
排気として放出される窒素富化空気は、消音体としての
基台8に導かれる。
基台8に導かれる。
この基台8は、第3〜5図に示す如く、内箱10の下部材
22と略同一形状に形成した下板である底板26と、この底
板26の各端縁部位に立設した各側板28と、圧縮器4を載
置する上板30とにより内部空間を有して箱状に構成され
ている。この基台8の付属空間である内部空間には、第
1、第2隔壁32、34により仕切られて第1、第2、第3
膨張室36、38、40が区画形成されている。
22と略同一形状に形成した下板である底板26と、この底
板26の各端縁部位に立設した各側板28と、圧縮器4を載
置する上板30とにより内部空間を有して箱状に構成され
ている。この基台8の付属空間である内部空間には、第
1、第2隔壁32、34により仕切られて第1、第2、第3
膨張室36、38、40が区画形成されている。
また、第1膨張室36が位置する基台8の上下の一方の板
である上板30には、五方電磁弁14からの窒素富化空気で
ある排気を基台8の内部空間に導入する導入口42を形成
する。この導入口42には、第2膨張室38内に配設されて
連通機構を構成すべく第1消音器44に連結する第1吸入
管46が接続されている。第2膨張室38内には、第3膨張
室40内に配設されて同様に連通機構を構成すべく第2消
音器48に連結し第2膨張室38の窒素濃縮空気を第3膨張
室40に導く第2吸入管50が設けられている。第3膨張室
40には、第1膨張室36に配設されて同様に連通機構を構
成すべく第3消音器52に連結し第3膨張室40の窒素濃縮
空気を第1膨張室36に導く第3吸入管54が設けられてい
る。
である上板30には、五方電磁弁14からの窒素富化空気で
ある排気を基台8の内部空間に導入する導入口42を形成
する。この導入口42には、第2膨張室38内に配設されて
連通機構を構成すべく第1消音器44に連結する第1吸入
管46が接続されている。第2膨張室38内には、第3膨張
室40内に配設されて同様に連通機構を構成すべく第2消
音器48に連結し第2膨張室38の窒素濃縮空気を第3膨張
室40に導く第2吸入管50が設けられている。第3膨張室
40には、第1膨張室36に配設されて同様に連通機構を構
成すべく第3消音器52に連結し第3膨張室40の窒素濃縮
空気を第1膨張室36に導く第3吸入管54が設けられてい
る。
更に、この第1膨張室36が位置する基台8の上下の一方
の板である上板30には、第1膨張室36の窒素濃縮空気を
排出させる排出口56を形成する。この排出口56には連結
管58の一端側を接続するとともに、この連結管58の他端
側を内箱10の上部材12に開口した開放口60に接続する
(第2図参照)。酸素濃縮機2を内蔵した内箱10と該内
箱10の上部材12の生成筒6・6等の機器は、外箱62によ
って被包される。これにより、排気である窒素富化空気
は、基台8内の第2、第3、第1膨張室38、40、36を順
次経て、さらに、排気口6、連結管58、開放口60を経
て、内箱10の上部材12と外箱62間に形成された既存の付
属空間(上部空間)である防音空間64に至り、冷却ファ
ン20の駆動によって内箱10の内部空間と該冷却ファン20
が位置する基台8に形成した放出路66と内箱10の下部材
22に形成した冷却風放出口24とを経て消音され冷却風と
共に外部に放出される構成である。従って、外箱62は、
消音体としての機能を有するものである。なお、符号68
は圧縮器4の吸入空気の浄化を果す吸入フィルタ、70は
圧縮器4により生成された圧縮空気を冷却するクーラ、
72は圧力スイッチ、74は安全弁、76はフィルタである。
の板である上板30には、第1膨張室36の窒素濃縮空気を
排出させる排出口56を形成する。この排出口56には連結
管58の一端側を接続するとともに、この連結管58の他端
側を内箱10の上部材12に開口した開放口60に接続する
(第2図参照)。酸素濃縮機2を内蔵した内箱10と該内
箱10の上部材12の生成筒6・6等の機器は、外箱62によ
って被包される。これにより、排気である窒素富化空気
は、基台8内の第2、第3、第1膨張室38、40、36を順
次経て、さらに、排気口6、連結管58、開放口60を経
て、内箱10の上部材12と外箱62間に形成された既存の付
属空間(上部空間)である防音空間64に至り、冷却ファ
ン20の駆動によって内箱10の内部空間と該冷却ファン20
が位置する基台8に形成した放出路66と内箱10の下部材
22に形成した冷却風放出口24とを経て消音され冷却風と
共に外部に放出される構成である。従って、外箱62は、
消音体としての機能を有するものである。なお、符号68
は圧縮器4の吸入空気の浄化を果す吸入フィルタ、70は
圧縮器4により生成された圧縮空気を冷却するクーラ、
72は圧力スイッチ、74は安全弁、76はフィルタである。
次に、この第1実施例の作用を説明する。
酸素濃縮機2の使用に際し、先ず基台8の上板30上に載
置した圧縮器4等の機器を内箱10に収容し、この内箱10
の上部材12上に生成筒6・6等の機器を設け、そして外
箱62を上方から被包して設ける。このとき、冷却ファン
20と基台8の放出路66と下部材22の冷却風放出口24とを
重合させる。
置した圧縮器4等の機器を内箱10に収容し、この内箱10
の上部材12上に生成筒6・6等の機器を設け、そして外
箱62を上方から被包して設ける。このとき、冷却ファン
20と基台8の放出路66と下部材22の冷却風放出口24とを
重合させる。
そして、酸素濃縮機2を駆動することにより、生成筒6
・6から排気として排出される窒素富化空気は、導入口
42、第1吸入管46、第1消音器44を経て第2膨張室38に
至り、次に第1吸入管50、第2消音器48を経て第2膨張
室40に至り、そして第3吸入管54、第3消音器52を経て
第1膨張室36に至る。次に、第1膨張室36の窒素富化空
気は、排出口56、連結管58を経て開放口60から防音空間
64に放出され、更に冷却ファン20の駆動によって冷却風
と共に内箱10の内部空間、放出路66及び冷却風放出口24
を経て外部に排出される。
・6から排気として排出される窒素富化空気は、導入口
42、第1吸入管46、第1消音器44を経て第2膨張室38に
至り、次に第1吸入管50、第2消音器48を経て第2膨張
室40に至り、そして第3吸入管54、第3消音器52を経て
第1膨張室36に至る。次に、第1膨張室36の窒素富化空
気は、排出口56、連結管58を経て開放口60から防音空間
64に放出され、更に冷却ファン20の駆動によって冷却風
と共に内箱10の内部空間、放出路66及び冷却風放出口24
を経て外部に排出される。
この結果、酸素濃縮機2の駆動時に発生する排気である
窒素富化空気は、基台8の内部空間に設けた第2、第
3、第1膨張室38、40、36において急激に圧力が下がっ
て消音されるとともに、第2、第3、第1消音器48、5
2、44により消音され、しかも、大なる膨張空間である
防音空間64及び内箱10の内部空間で複数段に消音される
ことになる。
窒素富化空気は、基台8の内部空間に設けた第2、第
3、第1膨張室38、40、36において急激に圧力が下がっ
て消音されるとともに、第2、第3、第1消音器48、5
2、44により消音され、しかも、大なる膨張空間である
防音空間64及び内箱10の内部空間で複数段に消音される
ことになる。
この結果、生成筒6からの排気が基台8内の各膨張室3
6、38、40と防音空間64と内箱10の内部空間とを経て外
部に放出されるので、酸素濃縮機2について改造や他の
消音器等の部品を要することなく、複数段に排気騒音を
低減させ、排気である窒素富化空気の排気騒音を効果的
に低減させることができ、また、騒音源である圧縮機4
が内箱10と外箱62とによって二重に被包されているの
で、消音効果をさらに向上させ得る。
6、38、40と防音空間64と内箱10の内部空間とを経て外
部に放出されるので、酸素濃縮機2について改造や他の
消音器等の部品を要することなく、複数段に排気騒音を
低減させ、排気である窒素富化空気の排気騒音を効果的
に低減させることができ、また、騒音源である圧縮機4
が内箱10と外箱62とによって二重に被包されているの
で、消音効果をさらに向上させ得る。
また、冷却ファン20からの冷却風は放出路66から冷却風
放出口24を経て外部に排出されるので、熱の影響を受け
ることなく圧縮器4で生成された圧縮空気の冷却を効果
的に果すことができる。
放出口24を経て外部に排出されるので、熱の影響を受け
ることなく圧縮器4で生成された圧縮空気の冷却を効果
的に果すことができる。
更に、圧縮機4を基台10上に載置する一方、一対の生成
筒6・6及び冷却ファン20を内箱10に載置しているの
で、圧縮機4と生成筒6等の機器とを別々にユニット化
を果し、保守点検を容易にすることができる。
筒6・6及び冷却ファン20を内箱10に載置しているの
で、圧縮機4と生成筒6等の機器とを別々にユニット化
を果し、保守点検を容易にすることができる。
第6図は、この考案の第2実施例を示すものである。以
下の実施例においては、上述の第1実施例と同一機能を
果す箇所には同一符号を付して説明する。
下の実施例においては、上述の第1実施例と同一機能を
果す箇所には同一符号を付して説明する。
この第2実施形の特徴とするところは、以下の点にあ
る。即ち、箱状に形成された基台8の内部空間には、第
1、第2、第3隔壁82、84、86を並列に配設して第1、
第2、第3、第4膨張室88、90、92、94を区画形成する
とともに、第1膨張室88が位置する基台8の上下の一方
の板である上板30に設けた窒素富化空気を導入する導入
口42と第4膨張室94が位置する基台8の上下の一方の板
である底板26に設けた排出口56とを連通するように、第
1隔壁82の一端部82aと側板28間に連通機構として第1
連通路96を形成し、またこの第1連通路96に対向する側
板28側においては第2隔壁84の他端部84bと側板28間に
連通機構として第2連通路98を形成し、更に第1連通路
96と同じ側板28側において第3隔壁86の一端部86aと側
板28間に連通機構として第3連通路100を形成する。つ
まり、排気騒音の消音効果を向上させるために、第1、
第2、第3、第4膨張室88、90、92、94をジクザク状に
連通する構成である。
る。即ち、箱状に形成された基台8の内部空間には、第
1、第2、第3隔壁82、84、86を並列に配設して第1、
第2、第3、第4膨張室88、90、92、94を区画形成する
とともに、第1膨張室88が位置する基台8の上下の一方
の板である上板30に設けた窒素富化空気を導入する導入
口42と第4膨張室94が位置する基台8の上下の一方の板
である底板26に設けた排出口56とを連通するように、第
1隔壁82の一端部82aと側板28間に連通機構として第1
連通路96を形成し、またこの第1連通路96に対向する側
板28側においては第2隔壁84の他端部84bと側板28間に
連通機構として第2連通路98を形成し、更に第1連通路
96と同じ側板28側において第3隔壁86の一端部86aと側
板28間に連通機構として第3連通路100を形成する。つ
まり、排気騒音の消音効果を向上させるために、第1、
第2、第3、第4膨張室88、90、92、94をジクザク状に
連通する構成である。
この第2実施例の如く構成すれば、窒素富化空気が基台
8に形成した第1、第2、第3、第4膨張室88、90、9
2、94を順次ジグザグ状に流動することにより、消音効
果を向上することができ、消音器等の部品を別途に設け
る必要がなく、構成を簡単にし、コンパクトで、廉価と
し得る。
8に形成した第1、第2、第3、第4膨張室88、90、9
2、94を順次ジグザグ状に流動することにより、消音効
果を向上することができ、消音器等の部品を別途に設け
る必要がなく、構成を簡単にし、コンパクトで、廉価と
し得る。
[考案の効果] 以上詳細な説明から明らかなようにこの考案によれば、
基台の上下の一方の板に生成筒からの排気を基台の内部
空間に導く導入口を形成し、基台の内部空間を複数の隔
壁によって区画して複数の膨張室を形成し、これら膨張
室を順次に連通する複数の連通機構を設け、膨張室から
の排気を内箱の上部材と外箱とによって形成された上部
空間に排出すべく基台の上下の一方の板に排出口を形成
するとともに内箱の上部材には開放口を形成し且つ排出
口と開放口とを連通する連結管を設け、冷却ファンの駆
動によって上部空間から送られる冷却風と共に排気を冷
却風放出口に導いて外部に放出させる放出路を基台に形
成したことにより、生成筒からの排気を基台内の各膨張
室と外箱の上部空間と内箱の内部空間とを経て外部に放
出させるので、酸素濃縮機について改造や他の消音器等
の部品を要することなく、排気である窒素富化空気の排
気騒音を簡単な構成で複数段に効果的に低減させること
ができ、また、騒音源である圧縮機を内箱と外箱とによ
って二重に被包させるので、消音効果をさらに向上し得
る。また、冷却ファンからの冷却風を放出路から冷却風
放出口を経て外部に排出させるので、熱の影響を受ける
ことなく圧縮器で生成された圧縮空気の冷却を効果的に
果すことができる。更に、圧縮機を基台上に載置する一
方、一対の生成筒及び冷却ファンを内箱に載置している
ので、圧縮機と生成筒等の機器とを別々にユニット化
し、保守点検を容易とし得る。
基台の上下の一方の板に生成筒からの排気を基台の内部
空間に導く導入口を形成し、基台の内部空間を複数の隔
壁によって区画して複数の膨張室を形成し、これら膨張
室を順次に連通する複数の連通機構を設け、膨張室から
の排気を内箱の上部材と外箱とによって形成された上部
空間に排出すべく基台の上下の一方の板に排出口を形成
するとともに内箱の上部材には開放口を形成し且つ排出
口と開放口とを連通する連結管を設け、冷却ファンの駆
動によって上部空間から送られる冷却風と共に排気を冷
却風放出口に導いて外部に放出させる放出路を基台に形
成したことにより、生成筒からの排気を基台内の各膨張
室と外箱の上部空間と内箱の内部空間とを経て外部に放
出させるので、酸素濃縮機について改造や他の消音器等
の部品を要することなく、排気である窒素富化空気の排
気騒音を簡単な構成で複数段に効果的に低減させること
ができ、また、騒音源である圧縮機を内箱と外箱とによ
って二重に被包させるので、消音効果をさらに向上し得
る。また、冷却ファンからの冷却風を放出路から冷却風
放出口を経て外部に排出させるので、熱の影響を受ける
ことなく圧縮器で生成された圧縮空気の冷却を効果的に
果すことができる。更に、圧縮機を基台上に載置する一
方、一対の生成筒及び冷却ファンを内箱に載置している
ので、圧縮機と生成筒等の機器とを別々にユニット化
し、保守点検を容易とし得る。
第1〜5図はこの考案の第1実施例を示し、第1図は酸
素濃縮機を外箱によって被包した状態の斜視図、第2図
は酸素濃縮機の組立て状態の斜視図、第3図は基台の平
面図、第4図は第3図のIV-IV線による基台の断面図、
第5図は第3図のV−V線による基台の断面図である。 第6図はこの考案の第2実施例を示し、基台の斜視図で
ある。 第7図は従来の酸素濃縮機を外箱によって被包した状態
の斜視図である。 図において、2は酸素濃縮機、4は圧縮器、6・6は生
成筒、8は基台、10は内箱、16はバッファタンク、18は
制御盤、20は冷却ファン、24は冷却風放出口、36は第1
膨張室、38は第2膨張室、40は第3膨張室、44は第1消
音器、48は第2消音器、52は第3消音器、56は排出口、
58は連結管、60は開放口、62は外箱、64は防音空間、そ
して66は放出路である。
素濃縮機を外箱によって被包した状態の斜視図、第2図
は酸素濃縮機の組立て状態の斜視図、第3図は基台の平
面図、第4図は第3図のIV-IV線による基台の断面図、
第5図は第3図のV−V線による基台の断面図である。 第6図はこの考案の第2実施例を示し、基台の斜視図で
ある。 第7図は従来の酸素濃縮機を外箱によって被包した状態
の斜視図である。 図において、2は酸素濃縮機、4は圧縮器、6・6は生
成筒、8は基台、10は内箱、16はバッファタンク、18は
制御盤、20は冷却ファン、24は冷却風放出口、36は第1
膨張室、38は第2膨張室、40は第3膨張室、44は第1消
音器、48は第2消音器、52は第3消音器、56は排出口、
58は連結管、60は開放口、62は外箱、64は防音空間、そ
して66は放出路である。
Claims (1)
- 【請求項1】箱状で内部空間を有する基台上に載置した
圧縮器を内箱に内装させて設けるとともにこの内箱の上
部材上に一対の生成筒と冷却ファンとを設け、前記内箱
の下部材には前記冷却ファンからの冷却風を外部に放出
する冷却風放出口を形成し、前記内箱と前記一対の生成
筒とを外箱によって被包した酸素濃縮機の消音構造にお
いて、前記基台の上下の一方の板に前記生成筒からの排
気を前記基台の内部空間に導く導入口を形成し、前記基
台の内部空間を複数の隔壁によって区画して複数の膨張
室を形成し、これら膨張室を順次に連通する複数の連通
機構を設け、前記膨張室からの排気を前記内箱の上部材
と前記外箱とによって形成された上部空間に排出すべく
前記基台の上下の一方の板に排出口を形成するとともに
前記内箱の上部材には開放口を形成し且つ前記排出口と
前記開放口とを連通する連結管を設け、前記冷却ファン
の駆動によって前記上部空間から送られる冷却風と共に
排気を前記冷却風放出口に導いて外部に放出させる放出
路を前記基台に形成したことを特徴とする酸素濃縮機の
消音構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986182845U JPH0640945Y2 (ja) | 1986-11-29 | 1986-11-29 | 酸素濃縮機の消音構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986182845U JPH0640945Y2 (ja) | 1986-11-29 | 1986-11-29 | 酸素濃縮機の消音構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6390082U JPS6390082U (ja) | 1988-06-11 |
JPH0640945Y2 true JPH0640945Y2 (ja) | 1994-10-26 |
Family
ID=31129024
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986182845U Expired - Lifetime JPH0640945Y2 (ja) | 1986-11-29 | 1986-11-29 | 酸素濃縮機の消音構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0640945Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3112040B2 (ja) * | 1992-01-06 | 2000-11-27 | 株式会社日立製作所 | ポンプ装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS49114506U (ja) * | 1973-01-27 | 1974-10-01 |
-
1986
- 1986-11-29 JP JP1986182845U patent/JPH0640945Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6390082U (ja) | 1988-06-11 |
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