JPH064093U - ビーズ装飾織物 - Google Patents
ビーズ装飾織物Info
- Publication number
- JPH064093U JPH064093U JP4288792U JP4288792U JPH064093U JP H064093 U JPH064093 U JP H064093U JP 4288792 U JP4288792 U JP 4288792U JP 4288792 U JP4288792 U JP 4288792U JP H064093 U JPH064093 U JP H064093U
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- JP
- Japan
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- bead
- beads
- weft
- warp
- warp yarns
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】縦・横・斜め方向の柔軟性が増し、シルクタッ
チの風合いのあるビーズ装飾織物を提供することにあ
る。 【構成】平行に配置された複数本の縦糸11と、これら
縦糸11に挿通された多数の縦ビーズ13と、前記縦糸
11と直交する方向に複数本配置されるとともに縦糸1
1を挟んで上下に配置された横糸12と、これら横糸1
2に挿通された多数の横ビーズ14とからなり、前記横
糸12に挿通された横ビーズ14相互間で前記縦糸11
と横糸12とを交差させ、横ビーズ14と直角に前記縦
糸11に挿通された縦ビーズ13を介在させ、横ビーズ
列間15に縦ビーズ13を交互に配置したシート状のビ
ーズ装飾織物にある。
チの風合いのあるビーズ装飾織物を提供することにあ
る。 【構成】平行に配置された複数本の縦糸11と、これら
縦糸11に挿通された多数の縦ビーズ13と、前記縦糸
11と直交する方向に複数本配置されるとともに縦糸1
1を挟んで上下に配置された横糸12と、これら横糸1
2に挿通された多数の横ビーズ14とからなり、前記横
糸12に挿通された横ビーズ14相互間で前記縦糸11
と横糸12とを交差させ、横ビーズ14と直角に前記縦
糸11に挿通された縦ビーズ13を介在させ、横ビーズ
列間15に縦ビーズ13を交互に配置したシート状のビ
ーズ装飾織物にある。
Description
【0001】
この考案は、例えば、装飾小物入れ、アクセサリー等を制作するためのビー ズ装飾織物に関する。
【0002】
ビーズは、例えばガラス材料からなるパイプに着色し、これを加熱処理する ことにより焼き付けた着色パイプあるいはガラス素材のままのパイプを所定の長 さに切断した短管であり、光沢があるとともに輝きがある。
【0003】 したがって、異なる色の多数のビーズを組み合わせて糸に通したり、同色の多 数のビーズを糸に通してビーズ列とし、このビーズ列によってブローチ、イヤリ ング等のアクセサリーを制作したり、また複数のビーズ列からなるビーズ織物と し、このビーズ織物によって小物入れ、財布を制作したり、美術品を制作するこ とが知られている。
【0004】 このように多数のビーズを用いて制作したビーズ織物は、個々のビーズに光沢 および輝きがあるため、光線を受けたときに反射してきらびやかな色彩と模様に なることから装飾品として普及している。
【0005】 ところで、従来のビーズ装飾織物は、図6〜図8に示すように制作されている 。すなわち、1は平行に配置された複数本の縦糸であり、これら縦糸1相互間の 間隔はビーズ2の長さと同一もしくはそれより僅かに広く、水平状態に張設され ている。3は前記縦糸1と直交する横糸であり、この横糸3には複数のビーズ2 が挿通され、ビーズ列4が形成されている。
【0006】 そして、ビーズ装飾織物を制作する場合、まずビーズ列4を、張設された縦糸 1の下側に位置し、その横糸3を縦糸1と直交させ、各ビーズ2を縦糸1の相互 間に対向するように位置決めする。次に、ビーズ列4を2点鎖線で示すように上 方(矢印a方向)へ移動すると、各ビーズ2が縦糸1相互間に介在されるととも に、ビーズ2の上半分が縦糸1より上部に位置し、横糸3が縦糸1の下部に位置 する。
【0007】 次に、横糸3を右方向(矢印b方向)に引き、その先端部を折り返して左方向 (矢印c方向)に導き、再び前記ビーズ2に通し、その横糸3を縦糸1の上部に 位置すると、横糸3は縦糸1を上下方向から挟んだ状態で交差する。
【0008】 このような手順を繰り返して縦糸1に対してビーズ列4を密接状態に順次平行 に織り込むことにより、全てのビーズ2が横列に並んだシート状のビーズ装飾織 物5が形成され、このビーズ装飾織物5は柔軟性を有するため、折り畳んで重ね 合わせ、その側縁部相互を別の糸によって連結することにより、小物入れ、財布 等の袋物を制作することができる。
【0009】
ところが、前述したように構成されたビーズ装飾織物は、横糸3だけをビー ズ2を通してビーズ列4とし、このビーズ列4を縦糸1に織り込んでいるため、 全てのビーズ2が横列に並んだシート状のビーズ装飾織物5である。
【0010】 したがって、縦糸1を折る方向に折り畳む場合は容易であるが、横糸3を折る 方向に折り畳もうとした場合、ビーズ2の端面相互が密接しているため、風合い がなく、またビーズ2相互が干渉し合って折り畳むことは困難である。つまり、 シート状のビーズ装飾織物5の柔軟性に方向性があり、したがって、シート状の ビーズ装飾織物5によって装飾品を制作しようとしても折り畳む方向が規制され 、好みの形状の装飾品を制作することができない。
【0011】 この考案は、前記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、 シート状のビーズ装飾織物が柔軟性に富んで折り畳む方向がいずれの方向であっ ても容易に折り畳むことができるため好みの形状の装飾品を制作することができ 、また、ビーズが縦・横に並び、好みの柄模様を制作することができ、さらにシ ルクタッチの風合いのあるビーズ装飾織物を提供することにある。
【0012】
この考案は、前述した目的を達成するために、平行に配置された複数本の縦 糸と、これら縦糸に挿通された多数の縦ビーズと、前記縦糸と直交する方向に複 数本配置されるとともに縦糸を挟んで上下に配置された横糸と、これら横糸に挿 通された多数の横ビーズとからなり、前記横糸に挿通された横ビーズ相互間で前 記縦糸と横糸とを交差させ、横ビーズと直角に前記縦糸に挿通された縦ビーズを 介在させ、横ビーズ列間に縦ビーズを交互に配置したことにある。
【0013】 縦糸に通した縦ビーズと横糸に通した横ビーズ列とが交互に配置されて縦糸と 横糸とが織り込まれることから、ビーズ相互の接触抵抗が小さくなり、縦・横・ 斜め方向の柔軟性が増し、また、個々のビーズに光沢があるとともに輝きがある ため、光線を受けたときに反射してきらびやかな色彩と模様になる。
【0014】
以下、この考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
【0015】 図1〜図3はビーズ装飾織物を示すもので、11は平行に配置された複数本の 縦糸であり、伸縮性の少ない、例えばポリエステル糸、60番手を使用しており 、水平状態に張設されている。12は横糸であり、縦糸11と同様にポリエステ ル糸、60番手を使用している。
【0016】 前記縦糸11には多数の縦ビーズ13が挿通され、横糸12には多数の横ビー ズ14が挿通され、横ビーズ列15が形成されている。縦ビーズ13および横ビ ーズ14は、同一サイズであり、例えばガラス材料からなるパイプに着色し、こ れを加熱処理することにより焼き付けた着色パイプあるいはガラス素材のままの パイプを所定の長さに切断した短管であり、光沢および輝きを有している。
【0017】 前記縦糸11相互間の間隔は横ビーズ14の長さと同一もしくはそれより僅か に広く保たれているとともに、横ビーズ列15は縦糸11の配置幅に等しく、横 糸12は縦糸11の配置幅の少なくとも2倍の長さを有している。
【0018】 そして、ビーズ装飾織物を制作する場合、まず1番目横ビーズ列15aを、張 設された縦糸11の前端側(図において上側)で、縦糸11の下部に位置し、そ の横糸12を縦糸11と直交させ、各横ビーズ14を縦糸11の相互間に対向す るように位置決めする。次に、従来と同様な手順で横ビーズ列15を上方へ移動 すると、各横ビーズ14が縦糸11相互間に介在されるとともに、横ビーズ14 の上半分が縦糸11より上部に位置し、横糸12が縦糸11の下部に位置する。
【0019】 次に、横糸14を右方向に引き、その先端部を折り返して左方向に導き、再び 前記横ビーズ14に通し、その横糸12を縦糸11の上部に位置すると、横糸1 2は縦糸11を上下方向から挟んだ状態で交差し、1番目横ビーズ列15aが形 成される。
【0020】 次に、縦糸11に挿通された縦ビーズ13のうち、1番目縦ビーズ13aを前 記1番目横ビーズ列15aに押し付けると、横ビーズ14に対して縦ビーズ13 が直角となり、横ビーズ14の側面に縦ビーズ13の端面が当接する。
【0021】 次に、2番目横ビーズ列15bを前述同様に、張設された縦糸群16の下側に 位置し、その横糸12を縦糸11と直交させ、各横ビーズ14を縦糸11の相互 間で、しかも縦糸11に挿通された1番目縦ビーズ13aと2番目縦ビーズ13 bとの間に対向するように位置決めする。
【0022】 次に、横糸14を右方向に引き、その先端部を折り返して左方向に導き、再び 前記横ビーズ14に通し、その横糸12を縦糸11の上部に位置すると、横糸1 2は縦糸11を上下方向から挟んだ状態で交差し、2番目横ビーズ列15bが形 成される。
【0023】 この2番目横ビーズ列15bを1番目縦ビーズ13aに押し付けると、横ビー ズ14の側面が1番目縦ビーズ13aの端面に当接し、1番目横ビーズ列15a と2番目横ビーズ列15bとの間に1番目縦ビーズ13aが介在された状態とな る。
【0024】 このような手順を繰り返して横ビーズ列15相互間に縦ビーズ13を介在させ ることにより、縦ビーズ13と横ビーズ14とが交互にしかも直角向きに配置さ れた状態で、縦糸11と横糸12とが織り込まれ、シート状のビーズ装飾織物1 6が制作される。
【0025】 このように制作されたシート状のビーズ装飾織物16は、縦ビーズ13と横ビ ーズ14とが交互にしかも直角向きに配置されているため、ビーズ相互の接触抵 抗が小さくなり、縦・横・斜め方向の柔軟性が増し、また、個々のビーズに光沢 があるとともに輝きがあるため、光線を受けたときに反射してきらびやかな色彩 と模様になる。
【0026】 したがって、シート状のビーズ装飾織物16は柔軟性に富んでいるため、折り 畳んで重ね合わせ、その側縁部相互を別の糸によって連結することにより、図4 に示すような、小物入れ、財布等の袋物17やブローチ、イヤリング等のアクセ サリーを制作することができる。
【0027】 図5はビーズ装飾織物の変形例を示す。平行に配置された複数本の縦糸18に 対し、横糸19に挿通した短軸ビーズ20と長軸ビーズ(竹ビーズ)21との横 ビーズ列22とを組み合わせたシート状のビーズ装飾織物23であり、縦糸18 と横糸19とは前記実施例と同一の手順で織り込まれるため、織り込み手順につ いては説明を省略する。
【0028】 このように横糸19に挿通した短軸ビーズ20と長軸ビーズ(竹ビーズ)21 との横ビーズ列22を使用し、さらに長軸ビーズ(竹ビーズ)21の長さを適宜 選択することにより、従来の同一サイズのビーズによって制作したビーズ装飾織 物に比較して種々異なる好みの柄模様を制作することができる。
【0029】
以上説明したように、この考案によれば、縦糸に通した縦ビーズと横糸に通 した横ビーズ列とが交互に配置されて縦糸と横糸とが織り込まれることから、ビ ーズ相互の接触抵抗が小さくなり、縦・横・斜め方向の柔軟性が増し、シルクタ ッチの風合いのあるビーズ装飾織物を提供することができる。
【0030】 さらに、シルクタッチの風合いに加え、個々のビーズに光沢があるとともに輝 きがあるため、光線を受けたときに反射してきらびやかな色彩と模様になり、折 り畳む方向がいずれの方向であっても容易に折り畳むことができるため好みの形 状の装飾品を制作することができ、また、ビーズが縦・横に並び、好みの柄模様 を制作することができるという効果がある。
【図1】この考案の一実施例のビーズ装飾織物の正面
図、平面図および側面図。
図、平面図および側面図。
【図2】同実施例の縦ビーズと横ビーズの関係を拡大し
て示す斜視図。
て示す斜視図。
【図3】同実施例の縦ビーズと横ビーズの関係を拡大し
て示す正面図、平面図および側面図。
て示す正面図、平面図および側面図。
【図4】同実施例のビーズ装飾織物によって制作された
袋物の斜視図。
袋物の斜視図。
【図5】同実施例の変形例を示すビーズ装飾織物の平面
図。
図。
【図6】従来のビーズ装飾織物の平面図および側面図。
【図7】同じく従来の縦ビーズと横ビーズの関係を拡大
して示す正面図。
して示す正面図。
【図8】同じく従来の縦糸と横糸との関係を拡大して示
す平面図。
す平面図。
11…縦糸、12…横糸、13…縦ビーズ、14…横ビ
ーズ、15…横ビーズ列。
ーズ、15…横ビーズ列。
Claims (1)
- 【請求項1】 平行に配置された複数本の縦糸と、これ
ら縦糸に挿通された多数の縦ビーズと、前記縦糸と直交
する方向に複数本配置されるとともに縦糸を挟んで上下
に配置された横糸と、これら横糸に挿通された多数の横
ビーズとからなり、前記横糸に挿通された横ビーズ相互
間で前記縦糸と横糸とを交差させ、横ビーズと直角に前
記縦糸に挿通された縦ビーズを介在させ、横ビーズ列間
に縦ビーズを交互に配置したことを特徴とするビーズ装
飾織物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4288792U JPH064093U (ja) | 1992-06-22 | 1992-06-22 | ビーズ装飾織物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4288792U JPH064093U (ja) | 1992-06-22 | 1992-06-22 | ビーズ装飾織物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH064093U true JPH064093U (ja) | 1994-01-18 |
Family
ID=12648549
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4288792U Pending JPH064093U (ja) | 1992-06-22 | 1992-06-22 | ビーズ装飾織物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH064093U (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6032737A (ja) * | 1983-07-29 | 1985-02-19 | Toray Ind Inc | P−キシリレングリコ−ルの製造法 |
-
1992
- 1992-06-22 JP JP4288792U patent/JPH064093U/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6032737A (ja) * | 1983-07-29 | 1985-02-19 | Toray Ind Inc | P−キシリレングリコ−ルの製造法 |
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